JPH09110436A - 成形型の成形面の浄化方法及び浄化装置 - Google Patents

成形型の成形面の浄化方法及び浄化装置

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JPH09110436A
JPH09110436A JP27123195A JP27123195A JPH09110436A JP H09110436 A JPH09110436 A JP H09110436A JP 27123195 A JP27123195 A JP 27123195A JP 27123195 A JP27123195 A JP 27123195A JP H09110436 A JPH09110436 A JP H09110436A
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JP
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molding
foreign matter
mold
molding surface
nozzle
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JP27123195A
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English (en)
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Norihiro Yamada
典弘 山田
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Olympus Optical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/005Pressing under special atmospheres, e.g. inert, reactive, vacuum, clean
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/66Means for providing special atmospheres, e.g. reduced pressure, inert gas, reducing gas, clean room

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 押圧成形後に成形型の成形面に付着している
異物を除去して、成形面を浄化する。 【解決手段】 加熱軟化したガラス素材を押圧成形する
成形型の成形面に付着した異物を除去する成形型の成形
面の浄化するのに際して、ガラス素材を押圧し光学素子
を成形する工程の後に、成形面近傍に設けた噴出ノズル
から非酸化性ガスを噴出して異物を拡散させ、その後、
拡散した異物を成形面近傍に設けた吸引ノズルにより吸
引する。異物の成形面への再付着がなく、成形面を浄化
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱軟化したガラ
ス素材の押圧成形に使用した成形型の成形面を清浄にす
る浄化方法及び浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス素材を加熱軟化し、一対の上下型
で押圧成形する光学素子の製造方法とには、大別して以
下に述べる2つの方法がある。
【0003】図9はこの内の第1の方法としての無胴型
成形を示し、上型110と、下型120とが成形室13
0内に対向するように配置されている。ガラス素材15
0は吸着手段を有する搬送装置140により図示されて
いない加熱炉内部へ移動し、所定の温度まで加熱軟化さ
れる。その後、加熱軟化されたガラス素材150は同図
(B)で示すように、搬送装置140により成形室13
0内に移動し、それぞれ所定の温度に加熱された上型1
10と下型120とにより押圧される。引き続いて、上
型110と下型120とを押圧成形した光学素子160
からそれぞれ離型し、搬送装置140が光学素子160
を成形室130から排出する。
【0004】図10は第2の方法としての胴型成形を示
し、特開平3−177317号公報に記載されている。
この方法に用いる上型110と下型120は同図(A)
に示すように、中空円筒状で、且つその長さ方向の一部
に開口部171を有する胴型170内に挿入されてい
る。
【0005】ガラス素材150の導入時には、上型11
0は図示を省略したシリンダより上方へと引き上げられ
ており、これにより、上型110が胴型170内の上方
位置へ移動している。この状態では、胴型170の開口
部171が上型110及び下型120により形成された
空間180と連通している。そして同図(B)に示すよ
うに、吸着手段を備えた搬送装置140により、胴型1
70の開口部171からガラス素材150が上下型11
0、120間の空間180内に導入される。
【0006】押圧成形時には同図(C)に示すように、
図示を省略したシリンダにより上型110が下方へ移動
して、上型110が胴型170の開口部171を塞ぎ、
空間180が閉塞される。更に上型110が下方へ押圧
されることにより、光学素子160が形成される。この
後、上型110が上昇して、胴型170の開口部171
と空間180とが再び連通し、成形された光学素子16
0を搬送装置140が排出する。
【0007】以上のような光学素子の成形のいずれにお
いても、上型110及び下型120の成形面を浄化する
必要がある。図11は特公平4−80857号公報に記
載された無胴型成形に対する浄化構造を示し、同図にお
いて、210は成形槽であり、図9における成形室13
0に対応する。この成形槽210の側面には同図(A)
に示すように、噴出ノズル200が挿入されると共に、
この噴出ノズル200と対向する側面には供給孔220
が設けられている。また成形槽210における上型11
0の挿入部分には、流通孔230が形成されている。
【0008】噴出ノズル200は上型110の成形面1
11及び下型120の成形面121に付着した異物を除
去するため、非酸化性ガスをこれらの成形面111、1
21に噴出するものであり、このため噴出ノズル200
はこれらの成形面111、121の近傍に配置されてい
る。一方、供給孔220は成形槽210内に非酸化性ガ
スを導入して、成形槽210内を非酸化性雰囲気とする
ものである。流通孔230はこれらの非酸化性ガスを成
形槽210外部に放出する。
【0009】上記構造では非酸化性雰囲気内で、図11
(B)で示すように、ガラス素材150が上型110及
び下型120の間に導入され、同図(C)で示すよう
に、上型110及び下型120によりガラス素材を押圧
して光学素子160を成形する。この光学素子160の
搬出後に、同図(D)で示すように、上型110の成形
面111及び下型120の成形面121に対して、噴出
ノズル200から非酸化性ガスを噴出して、成形面11
1及び121に付着した異物240を吹き飛ばして除去
する。この吹き飛ばされた異物240は成形槽210の
流通孔230から外部に放出される。
【0010】図12は上述した浄化構造を図10の胴型
成形に適用した場合を示し、噴出ノズル200、供給孔
210及び流通孔230を有した成形槽210が成形室
130内に設置されている。この場合、成形槽210は
胴型170を挟むように気密的に配置されるものであ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
の構造の成形型の浄化構造においては、流通孔230が
成形面111及び121から離れた位置にあるため、噴
出ノズル200により吹き飛ばされた異物240はその
全てが流通孔230から外部へ放出されることなく、こ
れにより成形面111及び121に残留または再付着す
る問題がある。
【0012】同様に、図12で示す浄化構造において
も、供給孔220から流通孔230へのガス流が胴型1
70によって遮られるため、噴出ノズル200により吹
き飛ばされた異物を完全に成形槽210の外部へ放出す
ることができず、成形面111及び121に残留または
再付着する問題を有している。
【0013】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、成形型の成形面近傍に設けられ
た噴出ノズルから噴出された非酸化性ガスにより拡散さ
れた異物の成形面への残留及び再付着を防止することが
可能な浄化方法及び浄化装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の浄化方法は、加熱軟化したガラス素材を押圧成形す
る成形型の成形面に付着した異物を除去する成形型の成
形面の浄化方法であり、ガラス素材を押圧し光学素子を
成形する工程の後に、成形型の成形面近傍に設けた噴出
ノズルから非酸化性ガスを噴出して異物を拡散させ、そ
の後、拡散した異物を成形型の成形面近傍に設けられた
吸引ノズルにより吸引することを特徴とする。
【0015】本発明の浄化装置は、加熱軟化したガラス
素材を押圧して光学素子を成形する成形型と、この成形
型の成形面近傍に配置され、非酸化性ガスを噴出して成
形面に付着した異物を除去する噴出ノズルと、上記成形
型の成形面近傍に設けられ、噴出ノズルからの非酸化性
ガスの噴出により成形面から拡散された異物を吸引する
吸引ノズルと、を備えていることを特徴とする。
【0016】この装置においては、ガラス素材を成形型
に移動させる搬送装置に設けられたガラス素材の吸着手
段が異物を吸引する吸引ノズルを兼ねることができる。
【0017】以上の構成において、成形型で加熱軟化し
たガラス素材を押圧して光学素子を成形した後、成形型
の成形面近傍に設けられた噴出ノズルから非酸化性ガス
を噴出する。この噴出された非酸化性ガスにより成形面
から異物が拡散し、この拡散した異物を成形型の成形面
近傍に設けた吸引ノズルで吸引するため、異物の成形型
の成形面への残留及び再付着することを防止することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)図1は本発明を無胴型成形に適用した
断面図、図2(A)〜(E)は図1のa−a線における
作動を示す断面図である。なお、図1は成形型の押圧方
向を水平に切断した横断面を示す。これらの図におい
て、成形室25内部には、成形面1aを有する上型1及
び成形面2aを有する下型2が対向するように配置され
ている。29は図示を省略したシリンダによって成形室
25内に進退する搬送装置であり、この搬送装置29は
その先端の下部の吸着孔(図示省略)から空気を5リッ
トル/min吸引し、この吸引によって成形前のガラス
素材10及び成形した光学素子30を吸着する。
【0019】成形室25内部の一側面には、上型1の成
形面1a及び下型2の成形面2aに向けてヘリウム、ア
ルゴン、窒素等の非酸化性ガスを噴出する噴出ノズル2
0が設けられている。また、この噴出ノズル20が配置
された成形室25の対向面には、上型1の成形面1a及
び下型2の成形面2a近傍の空気を吸引する吸引ノズル
11が設けられている。
【0020】これらのノズル20及び11において、ノ
ズル20a及びノズル11aは上型1の成形面1aに対
向し、ノズル20b及び11bは下型2の成形面2bに
対向し、これにより各ノズルは対向する成形面に対して
非酸化性ガスを噴出又は空気を吸引する。
【0021】上記構成において図2(B)に示すよう
に、搬送装置29が図示されていない加熱炉により所定
の温度に加熱されたガラス素材10を噴出ノズル20及
び吸引ノズル11と直交する方向から搬送し、下型2の
成形面2a上に載置する。その後、搬送装置29が退出
し、図示を省略したシリンダにより上型1を下型2側に
向けて降下させると、図2(C)に示すように、上型1
の成形面1aと下型2の成形面2aがガラス素材10を
押圧する。この押圧によって所定形状の光学素子30が
成形される。そして光学素子30が硬化するまで、この
押圧状態を保ち、その後、上型1を上方へ引き上げて離
型を行い、光学素子30を搬送装置29により取り出
す。
【0022】光学素子30の成形後は、図2(D)に示
すように異物19が成形面1a及び2aに付着した状態
となる。この状態に対して、ノズル20a及び20bの
それぞれから20リットル/minの流量の非酸化性ガ
スを2秒間噴出させる。これにより、成形面1aに付着
した異物19が主としてノズル20aからの噴出ガスに
より吹き飛ばされ、成形面2aに付着した異物19が主
としてノズル20bからの噴出ガスにより吹き飛ばされ
る。
【0023】さらに、ノズル20a及び20bからの非
酸化性ガス噴出直後に、図2(E)に示すように、ノズ
ル11a及び11bのそれぞれから17リットル/mi
nの流量の吸引を2秒間行う。これにより成形面1aに
残留または再付着した異物19が主としてノズル11a
から吸引され、成形面2aに残留または再付着した異物
19が主としてノズル11bから吸引される。かかる吸
引ノズル11からの吸引完了後、上述と同様に成形動作
を行うことによって、成形面1a及び2aがそれぞれ清
浄化された上型1及び下型2で次回の成形動作を行うこ
とができる。
【0024】このように成形型1及び2で成形した光学
素子30を離型後、これらの型1、2の成形面1a及び
2aに付着した異物19を吹き飛ばすと共に、吸引ノズ
ル11から異物19を吸引するので、異物19が成形面
に残留または再付着することがなく、異物19によって
成形面1a及び2aに化学変化を起こしたり、成形した
光学素子に不良が発生することを確実に防止できる。
【0025】(実施の形態2)図3は本発明を胴型成形
に適用した場合における成形型の押圧方向に対して水平
に切断した横断面図、図4(A)〜(E)は作動を示す
図3のb−b線断面図である。これらの図において、成
形室25内部に配置された上型1及び下型2は中空円筒
状の胴型3内にに収容されている。胴型3は中間部分に
開口部3aが設けられており、上型1が上方へ引き上げ
られているときは、上型1及び下型2で形成される空間
9と開口部3aとが連通する(図4(A)参照)。この
状態では図4(B)で示すように、開口部3aを通じて
搬送装置21が型1、2の間の空間9へガラス素材10
を導入する。
【0026】搬送装置21の先端部には図示されていな
い吸着孔があり、この吸着孔から空気を5リットル/m
in吸引することで、吸着孔にガラス素材10及び成形
した光学素子30を吸着することができる。また、この
搬送装置21は図示されていないシリンダ及び回転スリ
ーブにより回転することが可能で、搬送装置21の先端
部の回転円周は胴型3の開口部3aを通過するように設
計されている。噴出ノズル20及び吸引ノズル11はそ
れぞれのノズル口を胴型3の開口部3aへ向けている。
この噴出ノズル20及び吸引ノズル11は胴型3を挟ん
だ反対側に対向状態で配置されている。なお、吸引ノズ
ル11は図示されていないシリンダにより前後方向すな
わち図3及び図4(E)の矢印方向に移動可能となって
いる。
【0027】この装置において図4(B)で示すよう
に、上型1が図示されていないシリンダにより上方へ引
き上げられた状態では、上型1及び下型2とで形成され
る空間9と胴型3の開口部3aとが連通する。この連通
状態で図示されていない加熱炉により所定の温度に加熱
されたガラス素材10を搬送装置21が下型2の成形面
2a上に載置する。図4(C)はガラス素材の押圧成形
を示し、この押圧成形時には、上型1が下方へ移動し、
これにより、上型1が胴型3の開口部3aを塞ぐと共
に、空間9が閉塞され、更に上型1が下方へ押圧される
ことにより光学素子30が成形される。その後、図4
(D)に示すように上型1が上昇して、胴型3の開口部
3aと空間9が再び連通し、これにより吸着孔を備えた
搬送装置21により光学素子を排出する。
【0028】このような光学素子30の成形後は、図4
(D)に示すように異物19が成形面1a及び2aに付
着した状態となる。この状態に対して、ノズル20a及
び20bから20リットル/minの流量の非酸化性ガ
スを2秒間噴出させる。これにより、成形面1aに付着
した異物19が主としてノズル20aからの噴出ガスに
より吹き飛ばされ、成形面2aに付着した異物19が主
としてノズル20bからの噴出ガスにより吹き飛ばされ
る。
【0029】そして、噴出ノズル20のノズル20a及
び20bからの非酸化性ガスの噴出直後に、図4(E)
に示すように吸引ノズル11を図示されていないシリン
ダにより型方向に前進させ、ノズル11a及び11bの
それぞれから17リットル/minの流量の吸引を2秒
間行う。これによって、成形面1aに残留または再付着
した異物19が主としてノズル11aから吸引され、成
形面2aに残留または再付着した異物19が主としてノ
ズル11bから吸引される。従って、型の成形面から異
物を確実に除去することができる。
【0030】(実施の形態3)図5は無胴型成形に適用
した場合の型の押圧方向に対して水平方向に切断した断
面図、図6(A)〜(E)は作動を示す図5のc−c線
断面図である。これらの図において、成形室25内には
噴出ノズル20と搬送装置31との対向位置に設けられ
ている。搬送装置31は図示されていないシリンダによ
り噴出ノズル20と対向する方向から、すなわち図5の
矢印方向から成形室25の内外へ進退可能となってい
る。この搬送装置31の先端部には図6に示すように、
吸着孔31a及び31bが上下位置に形成されている。
さらに、これらの吸着孔31a及び31bはそれぞれパ
イプ32a及び32bを介して図示されていない減圧手
段に接続されており、吸着孔31a及び31bからの吸
引量は0〜25リットル/minの範囲で連続的に変化
させることが可能となっている。
【0031】この構造の装置は図6(B)に示すよう
に、搬送装置31の先端部の下側に設けられた吸着孔3
1bが5リットル/minの流量で吸引し、これにより
加熱されたガラス素材10を吸着する。そして、搬送装
置31はこのガラス素材10を下型2の成形面2a上に
載置する。しかる後に、上型1が図示していないシリン
ダにより下型2側に下降し、これにより図6(C)に示
すように、上型1の成形面1aと下型2の成形面2aと
で押圧して所定形状の光学素子30を成形する。そして
光学素子30が硬化するまでこの状態を保ち、この硬化
後、上型1を上方へ引き上げて離型を行い、光学素子3
0を搬送装置31により取り出す。
【0032】光学素子30の成形後は図6(D)に示す
ように、異物19が成形面1a及び2aに付着した状態
となる。この状態に対して、ノズル20a及び20bの
それぞれから20リットル/minの流量の非酸化性ガ
スを2秒間噴出させる。これにより成形面1aに付着し
た異物19が主としてノズル20aからの噴出ガスによ
り吹き飛ばされ、成形面2aに付着した異物19が主と
してノズル20bからの噴出ガスにより吹き飛ばされ
る。
【0033】これらのノズル20a及び20bからの非
酸化性ガスの噴出直後に、図6(E)に示すようにガラ
ス素材10を吸着していない状態の搬送装置31を再び
成形室25内に導入して、吸着孔31a及び31bをそ
れぞれの成形面1a及び2aに対向させる。そして吸着
孔31a及び31bのそれぞれから17リットル/mi
nの流量で2秒間吸引する。これによって成形面1aに
残留または再付着した異物19が主として吸着孔31a
から吸引され、成形面2aに残留または再付着した異物
19が主として吸着孔31bから吸引される。従って、
型1、2の成形面を浄化することができる。
【0034】以上のような形態では、吸着孔31a及び
31bは成形面1a及び2aにそれぞれ対向しているの
で残留または再付着した異物19を吸引し易い。また、
吸引ノズルを設ける必要がないので、構造が簡単とな
る。
【0035】(実施の形態4)図7は胴型成形に適用し
た場合における上下型の押圧方向に対して水平方向に切
断した横断面図、図8(A)〜(E)は作動を示す図7
のd−d線断面図である。これらの図において、成形室
25内部に設けられた上型1と下型2は中空円筒状の胴
型3に収容されている。胴型3は中間部分に開口部3a
が設けられており、上型1が図示されていないシリンダ
により上方へ引き上げられているときは、上型1及び下
型2とで成形される空間9と胴型3の開口部3aとが連
通する。この状態で、胴型3の開口部3aから搬送装置
28により空間9内へガラス素材10が導入される。
【0036】搬送装置28は図8(B)で示すように、
吸着孔28a、28bが先端部の上下位置に形成されて
いると共に、各吸着孔28a,28bはパイプ29a、
29bを介して減圧手段(図示省略)に接続されてい
る。さらに、搬送装置28は図示されていないシリンダ
及び回転スリーブにより回転することが可能で、搬送装
置28の先端部の回転円周は胴型3の開口部3aを通過
するように設計されている。なお、噴出ノズル20のノ
ズル口は図8に示すように、胴型3の開口部3aに進入
している。その他の構成は実施の形態3と同様となって
いる。
【0037】この構造の装置において、図8(B)で示
すように上型1が図示されていないシリンダにより上方
へ引き上げられた状態では、上型1及び下型2とで形成
される空間9と胴型3の開口部3aとが連通している。
この状態で、搬送装置28の先端部の下側の吸着孔28
bが5リットル/minの流量で吸引し、この吸引によ
って加熱されたガラス素材10を吸着する。そして、搬
送装置28はこのガラス素材10を下型2の成形面2a
上に載置する。
【0038】押圧成形時には、図8(C)に示されるよ
うにシリンダにより上型1が下方へ移動し、この移動で
上型1が胴型3の開口部3a及び空間9を閉塞し、更に
上型1が下方へ押圧されることにより光学素子30が形
成される。しかる後に、上型1が上昇し、胴型3の開口
部3aと空間9が再び連通する。そして搬送装置28が
光学素子30を排出する。
【0039】かかる光学素子30の成形後は図8(D)
で示すように、異物19が成形面1a、2aに付着した
状態となる。この状態に対して、ノズル20a、20b
が20リットル/minの流量の非酸化性ガスを2秒間
噴出する。これにより成形面1aに付着した異物19が
主としてノズル20aからの噴出ガスにより吹き飛ばさ
れ、成形面2aに付着した異物19が主としてノズル2
0bからの噴出ガスにより吹き飛ばされる。
【0040】このノズル20a、20bからの非酸化性
ガスの噴出直後に、図8(E)に示すように、搬送装置
28が図示を省略したシリンダの駆動によって胴型3の
開口部3a内に進入する。そして、搬送装置28の各吸
引孔28a、28bが17リットル/minの吸引量で
2秒間吸引する。これにより成形面1aに残留又は再付
着した異物19が主として吸引孔28aから吸引され、
成形面2bに残留又は再付着した異物19が主として吸
引孔28bから吸引される。これにより成形型1、2の
各成形面1a、を浄化することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、成形型の
成形面に付着した異物を噴出ノズルにより吹き飛ばした
後、異物を吸引するので、異物を確実に除去することが
でき、異物に起因した成形面の化学変化や、成形した光
学素子に不良が発生するがなくなる。
【0042】また、本発明はガラス素材を搬送する搬送
装置を異物の吸引手段として併用することで、構造が簡
単となり、その制御も簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の横断面図である。
【図2】(A)〜(E)は実施の形態1の作動を示す図
1のa−a線断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2の横断面図である。
【図4】(A)〜(E)は実施の形態2の作動を示す図
3のb−b線断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3の横断面図である。
【図6】(A)〜(E)は実施の形態3の作動を示す図
5のc−c線断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4の横断面図である。
【図8】(A)〜(E)は実施の形態4の作動を示す図
7のd−d線断面図である。
【図9】(A)〜(C)は無胴型成形を示す断面図であ
る。
【図10】(A)〜(C)は胴型成形を示す断面図であ
る。
【図11】(A)〜(D)は無胴型成形における従来の
浄化構造を示す断面図である。
【図12】胴型成形における従来の浄化構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 11 吸引ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱軟化したガラス素材を押圧成形する
    成形型の成形面に付着した異物を除去する成形型の成形
    面の浄化方法において、 前記ガラス素材を押圧し光学素子を成形する工程の後
    に、前記成形面近傍に設けた噴出ノズルから非酸化性ガ
    スを噴出して異物を拡散させ、その後、拡散した異物を
    前記成形面近傍に設けた吸引ノズルにより吸引すること
    を特徴とする成形型の成形面の浄化方法。
  2. 【請求項2】 加熱軟化したガラス素材を押圧して光学
    素子を成形する成形型と、この成形型の成形面近傍に配
    置され、非酸化性ガスを噴出して成形面に付着した異物
    を除去する噴出ノズルと、前記成形型の成形面近傍に設
    けられ、噴出ノズルからの非酸化性ガスの噴出により成
    形面から拡散された異物を吸引する吸引ノズルと、を備
    えていることを特徴とする成形型の成形面の浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、ガラス素
    材を成形型に移動させる搬送装置に設けられたガラス素
    材の吸着手段が、前記異物を吸引する吸引ノズルを兼ね
    ることを特徴とする成形型の成形面の浄化装置。
JP27123195A 1995-10-19 1995-10-19 成形型の成形面の浄化方法及び浄化装置 Pending JPH09110436A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008297157A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Olympus Corp 光学素子の製造方法とその装置

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JP2008297157A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Olympus Corp 光学素子の製造方法とその装置

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