JPH09110409A - 有機塩素化合物吸着用活性炭 - Google Patents

有機塩素化合物吸着用活性炭

Info

Publication number
JPH09110409A
JPH09110409A JP7296251A JP29625195A JPH09110409A JP H09110409 A JPH09110409 A JP H09110409A JP 7296251 A JP7296251 A JP 7296251A JP 29625195 A JP29625195 A JP 29625195A JP H09110409 A JPH09110409 A JP H09110409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
pore volume
pores
pore
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7296251A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3628399B2 (ja
Inventor
Satoshi Ibaraki
敏 茨木
Mutsumi Takauchi
睦美 高内
Chiaki Marumo
千郷 丸茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP29625195A priority Critical patent/JP3628399B2/ja
Publication of JPH09110409A publication Critical patent/JPH09110409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628399B2 publication Critical patent/JP3628399B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は様々な成分が共存する水溶液中で効率
よく低沸点有機塩素化合物を吸着する活性炭を提供する
ことを目的とし、さらに別の目的としては、浄水器等に
活性炭を充填した際の充填密度が高く、機械的強度も高
い活性炭を提供することにある。 【解決手段】フェノ−ル樹脂粉末の炭化、賦活粒子が結
合してなる粒状炭素成形化合物で、その比表面積が60
0〜1250m2 /g、細孔直径0.01〜10μmの
細孔容積が0.1〜1.0cc/g、細孔直径100Å
以下の細孔容積が0.20〜0.80cc/gであり、
かつ細孔直径100Å以下の細孔容積に占める細孔直径
6〜8Å以下の細孔容積の割合が65vol%以上、粒
子嵩密度が0.1〜1.1g/cc、充填密度が0.3
0〜0.70g/ccであることを特徴とする低沸点有
機塩素化合物用活性炭。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】水中に存在する低沸点有機塩
素化合物を除去するのに優れた、浄水器等の水処理分野
に於いて使用される活性炭に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から水道水中に存在する種々の有害
物質、特に有機塩素化合物を除去する方法として活性炭
が注目されていた。しかし水道中の有機塩素化合物は分
子量が小さく、濃度が希薄である為に、充分にこれらを
除去できる優れた吸着性を有する活性炭を得ることがで
きなかった。
【0003】しかし最近、低賦活度で比較的比表面積の
小さい活性炭がこれら化合物に対し相対的に高い吸着性
を示すことが知られ、例えば特開平6−106161号
公報に開示される、ヤシ殻または木材の炭化物、及び石
炭等を原料とした低賦活度活性炭を有機塩素化合物除去
に利用できる旨が開示されている。しかしこれらの活性
炭に於いても細孔径分布の厳密な制御は不十分であり、
低沸点有機塩素化合物の効率的除去が困難なのが現状で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記の課
題を解決すべく鋭意研究した結果、本発明を完成したも
のであって、本発明の目的は様々な成分が共存する水溶
液中で効率よく低沸点有機塩素化合物を吸着する活性炭
を提供すること並びに、浄水器等に活性炭を充填した際
の充填密度が高く、機械的強度も高い活性炭を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、フェノー
ル樹脂粉末の炭化、賦活粒子が結合してなる粒状炭素成
形化合物で、その比表面積が600〜1250m2
g、細孔直径0.01〜10μmの細孔容積が0.1〜
1.0cc/g、細孔直径100Å以下の細孔容積が
0.20〜0.80cc/gであり、かつ細孔直径10
0Å以下の細孔容積に占める細孔直径6〜8Å以下の細
孔容積の割合が65vol%以上、粒子嵩密度が0.4
〜1.1g/cc、充填密度が0.30〜0.70g/
ccであることを特徴とする低沸点有機塩素化合物吸着
用活性炭によって達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について説明する。上述した本発明の炭素系吸着剤は、
比表面積が600〜1250m2 /g、細孔直径0.0
1〜10μmの細孔容積が0.1〜1.0cc/g、細
孔直径100Å以下の細孔容積が0.20〜0.80c
c/gであり、かつ細孔直径100Å以下の細孔容積に
占める細孔直径6〜8Å以下の細孔容積の割合が65v
ol%以上、粒子嵩密度が0.4〜1.1g/cc、充
填密度が0.30〜0.70g/ccであることを特徴
とする。
【0007】該吸着剤の比表面積は600〜1250m
2 /g、好ましくは700〜1100m2 /g、最も好
ましくは800〜1000m2 /gである。比表面積が
600m2 /gより小さい場合では、低沸点有機塩素化
合物の吸着サイトの量が少なすぎて吸着容量が低く好ま
しくない。また、比表面積が1250m2 /g以上では
低沸点有機塩素化合物の吸着に有効に働くと考えられる
6〜8Åの細孔の割合が小さくなり好ましくない。
【0008】該吸着剤の細孔直径0.01〜10μmの
細孔容積は0.1〜1.0cc/g、好ましくは0.2
〜0.8cc/g、最も好ましくは0.3〜0.7cc
/gである。この範囲の細孔容積が0.1cc/gより
小さいと低沸点有機塩素化合物の細孔内の拡散速度が遅
くなり、吸着能力が低下し好ましくない。また、この細
孔直径0.01〜10μmの細孔容積が1.0cc/g
より大きいと粒子嵩密度及び粒子の機械的強度が小さく
なり好ましくない。
【0009】また、該吸着剤は、細孔直径100Å以下
の全細孔容積が0.20〜0.80cc/g、細孔直径
6〜8Åの細孔容積はその全細孔容積の65vol%以
上である。細孔直径100Å以下の全細孔容積は、好ま
しくは0.30〜0.70cc/g、最も好ましくは
0.30〜0.60cc/gである。この細孔直径10
0Å以下の全細孔容積が小さすぎると細孔直径6〜8Å
の細孔容積も低下するので低沸点有機塩素化合物の吸着
容量が低下し、また全細孔容積が大きすぎると細孔直径
6〜8Åの範囲の細孔の割合が減少して好ましくない。
【0010】また、細孔直径6〜8Å以下の細孔容積は
細孔直径100Å以下の全細孔容積の65vol%以
上、好ましくは70vol%以上、最も好ましくは75
vol%以上である。低沸点有機塩素化合物吸着で、実
際に有効に作用するのは細孔直径6〜8Åの細孔と考え
られるのでこの細孔容積が細孔直径100Å以下の全細
孔容積の65vol%より小さくなると低沸点有機塩素
化合物の吸着容量が低下し、活性炭の破過、分解が進行
しやすくなり好ましくない。
【0011】また、該吸着剤の粒子嵩密度は0.4〜
1.2g/cc、好ましくは0.5〜1.0g/cc、
最も好ましくは0.6〜0.8g/ccである。粒子嵩
密度が小さすぎると充填した際の吸着塔体積当たりの吸
着能力が低下し好ましくない。また、大きすぎると吸着
剤の細孔の連通性が低下し吸着能力の低下を来すので好
ましくない。
【0012】また、該吸着剤を吸着塔等に充填した際の
充填密度は0.3〜0.7g/cc、好ましくは0.4
〜0.6g/ccである。充填密度が小さすぎると充填
した際の吸着塔体積当たりの吸着能力が低下し好ましく
ない。また、大きすぎると通液時の圧力損失の上昇等を
引き起こすので好ましくない。本発明の吸着剤のペレッ
ト形状は円柱状、球状等の他、円筒状やその他の異形断
面のものを用いることができる。
【0013】以下に本発明の吸着剤の製造方法を詳述す
る。一般に、フェノール樹脂は大別するとレゾール樹脂
とノボラック樹脂およびその他の特殊フェノール樹脂や
変性品等に分けられるが、本発明に用いられるフェノー
ル樹脂粉末は特に限定するものではないが、例えば、特
公昭62−30210号公報、特公昭62ー30212
号公報等に開示された粒状ないし粉末状の特殊フェノー
ル樹脂を用いることができる。その製造法の概要は以下
の如くである。
【0014】室温下、15〜22重量%の塩酸と7〜1
5重量%のホルムアルデヒドとからなる混合水溶液を攪
拌しながら、フェノールまたはフェノールと尿素、メラ
ミン、アニリン等の含窒素化合物とからなる混合物を該
混合水溶液に対して15分の1以下の割合で加え、反応
系内に白濁が生成する前に攪拌を停止し静置する。静置
している間に反応系内にはピンク色の粒状フェノール樹
脂が生成・沈降する。次に反応系全体を再度攪拌しなが
ら40〜90℃の温度にまで加熱・昇温して反応を完了
せしめた後水洗し、引き続きアンモニア水溶液で中和処
理後、水洗、脱水、乾燥する。こうして得られた粒状フ
ェノール樹脂は、その殆どが粒径0.1〜150μmの
一次粒子、またはその二次凝集物からなる。
【0015】このフェノール樹脂はレゾール樹脂、ノボ
ラック樹脂と性状を異にする特殊フェノール樹脂粉末で
あり、本発明の活性炭を製造するのに用いられるフェノ
ール樹脂粉末として好適に用いることができる。また、
このフェノール樹脂は、実質的に無水のメタノール50
0ml中で加熱還流した場合に、下記式 S={(W0 −W1 )/W0 }×100 ここで、W0 :使用した該樹脂の重量(g) W1 :加熱還流後に残存した該樹脂の重量(g) S :該樹脂のメタノール溶解度(重量%) で表されるメタノール溶解度を反応性を表す指標として
用いることができる。即ち、メタノール溶解度の大きい
ものは反応性も高くなる。本発明では、通常メタノール
溶解度が70重量%以下、好ましくは30重量以下%、
最も好ましくは10重量%以下のフェノール樹脂粉末を
用いる。
【0016】その理由は、該メタノール溶解度が70重
量%以上では、熱融着性が高く、炭化途中の加熱過程に
おいて、熱融解のために、フェノール樹脂粒子間の連通
空隙が埋められてしまい、炭化物の気孔の連通性が低下
し吸着能力の低下を来すことになるからである。充分な
吸着能力を有する炭素系吸着剤を得るには、上述の範囲
のメタノール溶解度を有するフェノール樹脂粉末を用い
るとよい。
【0017】また、本発明の活性炭を製造するのに用い
る他のフェノール樹脂粉末を製造する方法としては、フ
ェノール類とアルデヒドを少なくとも含窒素化合物の存
在下で反応させて得られる縮合物に親水性高分子化合物
を添加し反応させる方法(特公昭53−12958号公
報)、フェノールとホルムアルデヒドを塩基性水溶液中
で反応させて得られるプレポリマーを保護コロイドと混
合し、酸性下で不活性固形ビーズ状に凝固させる方法
(特公昭51−13491号公報)等がある。その他に
も例えば、特開昭61−51019号公報、特開昭61
−127719号公報、特開昭61−258819号公
報、特開昭62−272260号公報、特開昭62−1
748号公報等に記載の方法により製造したフェノール
樹脂粉末を用いることもできる。
【0018】レゾール樹脂は、通常、例えば水酸化ナト
リウム、アンモニア又は有機アミンの如き塩基性触媒の
存在下でフェノール対ホルムアルデヒドのモル比が1:
1〜2の如きホルムアルデヒド過剰の条件下で反応する
ことによって製造される。かくして得られるレゾール樹
脂は、比較的多量の遊離メチロール基を有するフェノー
ルの1〜3量体が主成分をなし、反応性が大きい。
【0019】また、ノボラック樹脂は、通常、例えばシ
ュウ酸の如き酸触媒の存在下でフェノール対ホルムアル
デヒドのモル比が1:0.7〜0.9となるようなフェ
ノール過剰の条件下で反応させることによって製造され
る。かかる方法で得られるノボラック樹脂は、フェノー
ルが主としてメチレン基によって結合された3〜5量体
が主成分をなし、遊離メチロール基を殆ど含有せず、従
ってそれ自体では自己架橋性を有せず、熱可塑性を有す
る。そこでノボラック樹脂は、例えばヘキサメチレンテ
トラミンの如き、それ自体ホルムアルデヒド発生剤であ
ると共に有機塩基触媒発生剤でもある架橋剤を加える
か、あるいは、例えば固体酸触媒とパラホルムアルデヒ
ド等を混合し、加熱下で反応させることによって硬化物
を得ることができる。
【0020】これらのレゾール樹脂、ノボラック樹脂等
は一度硬化された後、粉砕することにより本発明の原料
樹脂粉末として用いることができる。本発明の活性炭を
製造するのに用いるフェノール樹脂粉末の粒径は通常
0.1〜150μm、好ましくは0.5〜50μm、最
も好ましくは1〜20μmである。フェノール樹脂粉末
の粒径が0.1μmより小さいと、他成分との混合時に
おいて、飛散が生じるなどにより作業性が低下して好ま
しくない。また150μmより大きくなると、他成分と
の混合時における均一性確保が困難になること、及び賦
活後に十分な比表面積が得にくくなること等により好ま
しくない。本発明の活性炭を製造するのに用いられると
ころのバインダーとしては、特にその種類を限定するも
のではないが、液状熱硬化性樹脂やポリビニルアルコー
ル(PVA)、コールタール、ピッチ、クレオソート油
などが好ましく用いられる。
【0021】液状熱硬化性樹脂としては、液状レゾール
樹脂、液状メラミン樹脂、またはこれらの変性樹脂など
が挙げられる。液状レゾール樹脂は、先述したように塩
基性触媒の存在下でフェノールを過剰のアルデヒドと反
応させることによって製造され、比較的多量の遊離メチ
ロール基を有するフェノールの1〜3量体が主成分を成
す。
【0022】液状メラミン樹脂はいわゆる熱硬化性樹脂
であり、加熱により化学反応が促進され親水性の初期重
合物の形態、ないしは、やや縮合の進んだ疎水性縮合物
の状態を経て最終的には不溶不融の硬化物になる。
【0023】液状メラミン樹脂は、メラミンにアルデヒ
ド、通常はホルムアルデヒドを付加させて製造される。
また、種々のアルコールが同時に使用されることもあ
る。メラミン樹脂の生成は、先ずメラミンにホルムアル
デヒドがメチロール基として付加し、ついでメチロール
基が他の分子のアミノ基やイミノ基との間で脱水縮合し
てメチレン基となる反応や、メチロール基同士で脱水縮
合してジメチレンエーテル結合となる反応、あるいはメ
チロール基とアルコールとの間で脱水してエーテル化す
る反応により進行する。
【0024】液状メラミン樹脂は、水溶性樹脂と油溶性
樹脂とに分けることができ、一般に水溶性樹脂はアルコ
ールとしてメタノールを使用して製造される。一方油溶
性樹脂は、ブチル化メラミン樹脂ともいわれ、通常アル
コールとしてブタノールを使用する。本発明の活性炭を
製造するのに用いられるバインダーとして使用される液
状メラミン樹脂は、水溶性、油溶性いずれでもよく、既
知の方法にて製造されたものでよい。
【0025】本発明の活性炭を製造するのに用いられる
ポリビニルアルコールは、好ましくは重合度100〜5
000、けん化度70%以上のものであり、カルボキシ
ル基等で一部変性されたものも好適に用いられる。
【0026】コールタールは石炭の乾留によって得られ
る炭化水素を主とした化合物の混合体であり、少量の水
分と微量の灰分を含んでいる。これら組成の割合や物理
化学的な性質は原料石炭の種類、乾留炉の型式、乾留条
件等により差があるが、現在既知の成分としては、40
0種以上の成分があり、このうち最も多いのが、ベンゼ
ン、トルエン、アントラセン等の中性成分であり、次い
で、ピリジン、アニリン、キノリン等の塩基性成分、更
にフェノール、クレゾール、ナフトール、アントラノー
ル等の酸性成分、ベンゾフラン、ジフェニレンオキシ
ド、p−メトキシベンジフェノン等の含酸素成分、ベン
ゾチオフェン、ジフェニレンスルフィド、ナフトチオフ
ェン等の含硫黄成分である。本発明で用いるコールター
ルは、上記成分等に於いて特に制限されるものではない
が、縮合環芳香族化合物が多いものの方がより適してい
る。
【0027】ピッチは、化学的には主に縮合環芳香族化
合物の混合物であり、粘性があり、通常、室温では固体
に近い形、あるいは固形物の形をとっている。原料によ
って分類すれば、石炭系ピッチ、石油系ピッチ、また木
材乾留時に得られるピッチやオイルサンド、オイルシュ
ール等から得られるピッチ等多種多様のものがある。石
炭系ピッチは、石炭の乾留によって生じたコールタール
の蒸留によって油分を留出させて、残留物として得られ
るもので、沸点約350℃以上の多くの高沸点物質や遊
離炭素の混合物である。石油系ピッチは、原油の減圧蒸
留残渣油、原油の熱分解残渣、ガソリン製造を目的とし
た流動接触分解装置からの分解残渣油等の石油重質油を
熱処理することによって、熱分解ガス及び留出油等の分
解生成物と共に熱重縮合した成分として得られる。
【0028】また、ピッチは軟らかさまたは硬さの程度
によって、軟ピッチ、中ピッチ、硬ピッチの3種類に区
分される。通常、軟化点(環球法)により、約70℃以
下が軟ピッチ、約75℃〜85℃が中ピッチ、約85℃
以上が硬ピッチと区分されている。本発明の活性炭を製
造するのに用いられるピッチは、石炭系ピッチ、石油系
ピッチ等いずれのピッチでもよく、軟化点等の諸特性も
特に制限するものではない。
【0029】クレオソート油は、コールタールの各分留
油から成分を分離回収した残油を規格に応じて調合して
製造される。JIS規格によれば、比重、水分含有率、
蒸留試験結果等により1号〜3号に区分されている。ク
レオソート油は、通常化学的には、主に縮合環芳香族化
合物の数十種類以上の混合物であり、主な成分は、ナフ
タリン、アントラセン、フェナントレン、ピレン、ビフ
ェニル、フルオレン、クレゾール、1メチルナフタリ
ン、2メチルナフタリン、ジメチルフルオレンや、これ
らの化合物の各種誘導体等であり、沸点が200℃以上
の化合物が大部分を占める。
【0030】本発明の活性炭を製造するのに用いられる
クレオソート油は、JIS規格による1,2,3号いず
れでもよく、特に制限するものではない。
【0031】本発明の活性炭を製造するに於いては、上
記フェノール樹脂粉末とバインダー成分を混合した後造
粒することによって粒状成形物を得るが、本発明に規定
するバインダーの含有量は、フェノール樹脂粉末100
重量部に対し5〜90重量部である。
【0032】バインダーの含有量は、好ましくは10〜
60重量部、最も好ましくは20〜40重量部である。
バインダーの含有量が5重量部より少ないと造粒時の作
業性が低下してダイスよりの押出しが困難になり、造粒
物の形状が不揃いで強度が低く、粉が発生しやすくなる
等の問題が生じる。また、90重量部より多くなると、
やはり造粒時の作業性が低下するとともに炭化賦活後の
ペレット内の細孔の連通性が低下し、吸着剤としての性
能が悪くなり好ましくない。
【0033】このフェノール樹脂粉末とバインダー成分
の混合は、室温あるいは加熱下で、リボンミキサー、V
型ミキサー、コーンミキサー、ニーダー等の市販の混合
攪拌機で行えばよい。バインダー成分として、コールタ
ールまたはピッチを用いる場合にはその作業性を考慮
し、十分に流動性が生じる温度まで加熱しながら混合す
る。また、作業性改善のため、適量の水あるいはメタノ
ール、アセトン等の有機溶媒を加えてもよい。クレオソ
ート油の場合には、通常室温において液状であり、室温
下でも、混合の作業性は良好である。
【0034】本発明の活性炭を製造するに於いては、上
記フェノール樹脂とバインダー成分の他に、他の添加成
分を加えることを何ら制限するものでなく、例えば、澱
粉、結晶性セルロース粉末、メチルセルロース、水、溶
媒等を適量加えることができる。また、少量のコーク
ス、ヤシ殻炭等を添加することも何ら制限されるもので
はない。
【0035】更に本発明の活性炭を製造するに於いて
は、その特性を損なわない範囲で混合および造粒時の作
業性の向上のため、例えばエチレングリコール、ポリオ
キシエチレン、アルキルエーテル、ポリオキシエチレン
脂肪酸エステル、ポリカルボン酸アンモニウム塩等の界
面活性剤、ポリビニルアルコールの架橋剤、押出造粒用
の可塑剤等を少量加えることができる。
【0036】本発明の活性炭を製造するに於いては、上
記の如く混合装置により均一に混合された後、次いで粒
状物に成形される。粒状物への成形は、例えば単軸ある
いは二軸の湿式押出造粒機、バスケットリューザーの如
き竪型造粒機、半乾式ディスクペレッター等により行う
ことができる。この成形は通常室温で行われるが、場合
によっては加熱下で実施してもよい。こうして得られた
造粒物を通常50〜400℃程度の温度範囲で乾燥処理
を行って、本発明の粒状成形物を得る。
【0037】粒状成形物の形状は、通常、円柱状あるい
は球状ペレットであり、炭化賦活後のペレット形状が所
定の形状となるよう造粒時に調整する。
【0038】本発明の活性炭を製造するには、上述の如
くして得られた粒状成形物、またはそれを非酸化性雰囲
気下500〜900℃で熱処理した炭化物を、700〜
1100℃の温度範囲で炭化物を基準とした重量減少率
が5〜40%となる範囲で賦活処理を行うことにより目
的の吸着剤を得る。
【0039】本発明の活性炭を製造するにおいて、賦活
処理を行う前の粒状成形物の炭化は、電気炉、外熱式ガ
ス炉などの熱処理装置を用いて非酸化性雰囲気下500
〜900℃で行われる。この場合の非酸化性雰囲気と
は、例えば、窒素、アルゴン、ヘリウム等の雰囲気であ
る。また、この炭化温度は通常500〜900℃である
が、好ましくは550〜850℃、最も好ましくは60
0〜800℃である。炭化温度が900℃より高いと次
の賦活処理工程での賦活速度が遅くなり、賦活を効率的
に進めることができなくなるので好ましくない。また炭
化温度が500℃以下の場合には温度が低過ぎて炭化が
あまり進まず好ましくない。
【0040】本発明の活性炭を製造するには、上記粒状
成形物、またはそれを非酸化性雰囲気下500〜900
℃で熱処理した炭化物の賦活処理の温度領域は700〜
1100℃、好ましくは800〜1000℃、最も好ま
しくは850〜950℃である。賦活処理の温度が11
00℃より高い場合には、細孔容積が熱収縮により減少
してしまったり、活性炭表面が酸化し低沸点有機塩素化
合物に対する吸着力が低下してしまうため好ましくな
い。また600℃より低い場合には賦活が十分に行われ
ず、吸着能力が低く好ましくない。
【0041】また、本発明の活性炭を製造するにおいて
は、賦活処理には、酸素、二酸化炭素、水蒸気もしくは
これらの二種類以上の混合ガス、あるいはこれらのガス
を含んだ窒素、アルゴン、ヘリウム等の雰囲気ガス、メ
タン、プロパン、ブタン等の燃焼排ガスなどを用いるこ
とができ、炭化物を基準とした重量減少率が5〜40%
となる範囲で賦活を行う。重量減少率が5%より小さい
場合には細孔の発達が不十分であり、細孔容積が小さす
ぎて十分な性能を確保できず好ましくない。また、重量
減少率が40%より大きい場合には低沸点有機塩素化合
物の吸着に有効に働く6〜8Åの細孔の割合が小さくな
り、また粒子嵩密度が小さくなり、吸着剤を充填した
際、有効に作用する吸着サイトの単位体積当たりの量が
減少して好ましくない。
【0042】本発明の吸着剤はこれを低沸点有機塩素化
合物、及びその他の成分を含有する水溶液に接触させる
ことにより低沸点有機塩素化合物を効率的に除去するこ
とができる。その接触の方法は回分式、または該活性炭
をカラム等に充填した連続流通方式等一般の活性炭によ
る水処理分野で行われる方法により行うことができる。
本発明の活性炭による吸着の対象となる低沸点有機塩素
化合物とはトリハロメタン類(トリクロロメタン、ブロ
モジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、トリブロモ
メタン)、トリクロロエタン、トリクロロエチレン等水
道水中、工場排水中等において極微量に検出される物質
である。
【0043】本発明の活性炭の特性を評価する方法は、
低沸点有機塩素化合物としてはトリハロメタンに対する
吸着性能を測定し、それ以外の物質としては、遊離塩
素、メチレンブルー等、ごく一般的に活性炭の吸着性能
を評価する方法により行うことができる。
【0044】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが、本発明はこの実施例により限定されるもので
はない。 (実施例1)フェノール樹脂粉末(鐘紡株式会社製、ベ
ルパール(「ベルパール」は鐘紡株式会社所有の登録商
標である。)R800:平均粒子径20μm)100重
量部に対し、バインダーとしてメラミン樹脂水溶液(住
友化学工業株式会社製、スミテックスレジンM−3、固
形分濃度80重量%)、重合度1700、けん化度99
%のポリビニルアルコール( 以下PVAと略す。)およ
びコールタール(JIS規格、K2439−1979、
精製2号)を、そして添加物として馬鈴薯澱粉、界面活
性剤(花王株式会社製、レオドールSP−L10)およ
び水を所定量計量した。
【0045】上記原料のうちまず、フェノール樹脂粉末
と馬鈴薯澱粉をニーダーで15分間乾式混合した。一
方、上記ポリビニルアルコールを温水で15重量%の水
溶液となるように溶解し、このポリビニルアルコール水
溶液とメラミン樹脂水溶液、コールタール、界面活性剤
および水をニーダーに加えて更に15分間混合した。こ
の混合組成物を2軸押出造粒機(不二パウダル株式会社
製、ペレッタダブルEXDF−100型)で押出し、外
径が約1.0mmのバインダー含有量の異なるペレット
状成形体の造粒を行った。各原料成分の組成比を表1に
示す。
【0046】
【表1】
【0047】こうして得た試料について、内径70mm
φの円筒型電気炉を用いて窒素雰囲気下、昇温速度50
℃/Hで650℃まで昇温し1時間保持して炭化させ
た。次いでこの炭化物20gを異なる条件で水蒸気賦活
して、5つの試料を得た。すなわち、試料1は750
℃、1.5時間、試料2は900℃、1.5時間、試料
3は950℃、1.5時間、試料4は1000℃,1.
5時間、試料5は1000℃,2.0時間、水蒸気を含
んだ窒素ガス(賦活ガス組成モル比:N2 /H2 O=1
/1流量1.5Nl/min)を用いて賦活処理を行っ
た。得られた炭化賦活品の賦活条件および特性値を表2
に示す。またこれら活性炭の吸着特性を表3に示す。
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】尚、各評価における測定方法は以下の通り
である。 (低沸点有機塩素化合物吸着性能測定法)トリハロメタ
ン(tTHM) 類であるCHCl3 、CHBrCl3
CHBr2 Cl3 、CHBr3 のそれぞれが400、2
00、800、4000(ppb) の水溶液40(m
l) に活性炭添加量を変化して加え25(℃) 、1時間
振とうした後、ECDガスクロを用いたヘッドスペース
法で溶液中の残留濃度、吸着量を求め吸着等温線を作成
し、残留総トリハロメタン濃度1000(ppb)に於
ける吸着量を求め吸着性能とした。
【0051】(メチレンブルー吸着性能測定方法)活性
炭試験方法(JISK1474)に従って測定を行う。
すなわち試料にメチレンブルー溶液を加え、吸着させた
後ろ過し、ろ液の吸光度を測定し残留濃度からメチレン
ブルー吸着量を求め、吸着等温線を作成し、その吸着等
温線からメチレンブルーの残留濃度0.24(mg/
l) の時の吸着量を求めてメチレンブルー吸着性能とす
る。
【0052】(ペレット強度測定法)炭化賦活品ペレッ
トの強度は木屋式硬度計にて測定した。強度測定で評価
する引張強度は、ペレットが破砕時の荷重値とペレット
直径、ペレット長より、次式で計算した。 引張強度:σ[:g/cm2 ]=2P/πdl P:荷重[kg]、d:ペレット直径[cm]、l:ペ
レット長[cm]
【0053】(活性炭の比表面積の測定法)被測定活性
炭0.1g程度を正確に秤量した後、高精度全自動ガス
吸着装置BELS0RP28(日本ベル株式会社製)の
専用セルに入れ、該装置を用いて窒素を吸着させB.
E.T法により求めた。
【0054】(細孔容積の測定法)本発明の吸着剤の細
孔容積の測定は、細孔直径0.01〜10μmの範囲に
ついてはポロシメーターによる水銀圧入法(島津製作所
製、ポアサイザー9310)により測定し、細孔直径1
00Å以下の細孔容積は全自動ガス吸着測定装置(日本
ベル株式会社製、ベルソープ28)で窒素吸着測定を行
った。具体的には、細孔直径20〜100Åの範囲の細
孔容積は77Kに於ける窒素ガスの吸着等温線をD−H
解析することにより求め、細孔直径20Å以下の細孔容
積は77Kに於ける窒素ガスの吸着等温線のt−plo
tからMP法を用いて解析することにより求めた。
【0055】試料1〜3はいずれの特性値も本発明の規
定する範囲内であり、トリハロメタン吸着性能も良好で
あり、メチレンブルー吸着性能は比較的低くなってい
る。試料4,5は比表面積、100Å以下の細孔容積、
6〜8Åの割合が本発明の規定する範囲内に入っていな
いが、トリハロメタン吸着性能が低下しており、逆にメ
チレンブルー吸着性能が高くなっている。
【0056】
【発明の効果】本発明の活性炭は上記の如き物性上の特
徴を有し、工場排水中及び水道水中の高濃度から低濃度
に至るまでの低沸点有機塩素化合物吸着用活性炭として
用いることができる。特に水道水中の極微量含まれる低
沸点有機塩素化合物を除去する浄水器内には好適に用い
られ大きな効果を発揮することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フェノール樹脂粉末の炭化、賦活粒子が
    結合してなる粒状炭素成形物で、その比表面積が600
    〜1250m2 /g、細孔直径0.01〜10μmの細
    孔容積が0.1〜1.0cc/g、細孔直径100Å以
    下の細孔容積が0.20〜0.80cc/gであり、か
    つ細孔直径100Å以下の細孔容積に占める細孔直径6
    〜8Åの細孔容積の割合が65vol%以上、粒子嵩密
    度が0.4〜1.1g/cc、充填密度が0.30〜
    0.70g/ccであることを特徴とする低沸点有機塩
    素化合物吸着用活性炭。
JP29625195A 1995-10-18 1995-10-18 有機塩素化合物吸着用活性炭 Expired - Fee Related JP3628399B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29625195A JP3628399B2 (ja) 1995-10-18 1995-10-18 有機塩素化合物吸着用活性炭

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29625195A JP3628399B2 (ja) 1995-10-18 1995-10-18 有機塩素化合物吸着用活性炭

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09110409A true JPH09110409A (ja) 1997-04-28
JP3628399B2 JP3628399B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=17831156

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29625195A Expired - Fee Related JP3628399B2 (ja) 1995-10-18 1995-10-18 有機塩素化合物吸着用活性炭

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628399B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999041010A1 (fr) * 1998-02-17 1999-08-19 Kanebo, Limited Carbone active pour adsorption et stockage d'un compose gazeux
WO2000009257A1 (fr) * 1998-02-17 2000-02-24 Takachiho Chemical Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de stockage et d'alimentation de compose gazeux
US6309446B1 (en) 1997-02-17 2001-10-30 Kanebo, Ltd. Activated carbon for adsorptive storage of gaseous compound
JP3273796B2 (ja) * 1998-01-23 2002-04-15 三浦工業株式会社 塩素化有機化合物の採取器
JP2002137911A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 活性炭の製造方法及びそれにより得られた活性炭並びに活性炭を備えた浄水器
JP2004244311A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Samsung Electronics Co Ltd 炭素分子体及びその製造方法
WO2005115611A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Teikoku Medix Co., Ltd. 吸着剤およびその製造法
JP2006247527A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kansai Coke & Chem Co Ltd 吸着剤
JP2007131461A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Jfe Chemical Corp 活性炭の製造方法
JP2009530109A (ja) * 2006-03-22 2009-08-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 濾材
JP2009274040A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 無機多孔質体、無機多孔質体の再生方法及び無機多孔質体の製造方法
US7682442B2 (en) * 2003-01-22 2010-03-23 Futamura Kagaku Kabushiki Kaisha Medical adsorbent and process for production of the same
JP2011084454A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Chan Sieh Enterprises Co Ltd 球形活性炭及びその製造方法
JP2012527397A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 ユーティー−バッテル・エルエルシー メソ多孔性炭素材料
JP2013017930A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Kyuchaku Gijutsu Kogyo Kk 吸着剤を利用した水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化voc回収方法におけるvoc回収率の向上方法
WO2015152391A1 (ja) * 2014-04-03 2015-10-08 関西熱化学株式会社 浄水器用活性炭
WO2020195116A1 (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社Lixil 活性炭及び浄水カートリッジ
CN113874320A (zh) * 2019-04-16 2021-12-31 二村化学株式会社 活性炭吸附剂的制造方法

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6309446B1 (en) 1997-02-17 2001-10-30 Kanebo, Ltd. Activated carbon for adsorptive storage of gaseous compound
JP3273796B2 (ja) * 1998-01-23 2002-04-15 三浦工業株式会社 塩素化有機化合物の採取器
JP3592636B2 (ja) * 1998-02-17 2004-11-24 カネボウ株式会社 気体化合物吸着貯蔵用活性炭
WO2000009257A1 (fr) * 1998-02-17 2000-02-24 Takachiho Chemical Industrial Co., Ltd. Procede et dispositif de stockage et d'alimentation de compose gazeux
WO1999041010A1 (fr) * 1998-02-17 1999-08-19 Kanebo, Limited Carbone active pour adsorption et stockage d'un compose gazeux
JP2002137911A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 活性炭の製造方法及びそれにより得られた活性炭並びに活性炭を備えた浄水器
US7682442B2 (en) * 2003-01-22 2010-03-23 Futamura Kagaku Kabushiki Kaisha Medical adsorbent and process for production of the same
JP2004244311A (ja) * 2003-02-13 2004-09-02 Samsung Electronics Co Ltd 炭素分子体及びその製造方法
US7718570B2 (en) 2003-02-13 2010-05-18 Samsung Sdi Co., Ltd. Carbon molecular sieve and method for manufacturing the same
JP4585773B2 (ja) * 2003-02-13 2010-11-24 三星エスディアイ株式会社 炭素分子体及びその製造方法
WO2005115611A1 (ja) * 2004-05-31 2005-12-08 Teikoku Medix Co., Ltd. 吸着剤およびその製造法
JP2006247527A (ja) * 2005-03-10 2006-09-21 Kansai Coke & Chem Co Ltd 吸着剤
JP2007131461A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Jfe Chemical Corp 活性炭の製造方法
JP2009530109A (ja) * 2006-03-22 2009-08-27 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 濾材
JP2009274040A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Tokyo Metropolitan Industrial Technology Research Institute 無機多孔質体、無機多孔質体の再生方法及び無機多孔質体の製造方法
JP2014208593A (ja) * 2009-05-20 2014-11-06 ユーティー−バッテル・エルエルシー メソ多孔性炭素材料
JP2012527397A (ja) * 2009-05-20 2012-11-08 ユーティー−バッテル・エルエルシー メソ多孔性炭素材料
JP2011084454A (ja) * 2009-10-15 2011-04-28 Chan Sieh Enterprises Co Ltd 球形活性炭及びその製造方法
JP2013017930A (ja) * 2011-07-08 2013-01-31 Kyuchaku Gijutsu Kogyo Kk 吸着剤を利用した水分除去、冷熱の回収を行う、低温液化voc回収方法におけるvoc回収率の向上方法
WO2015152391A1 (ja) * 2014-04-03 2015-10-08 関西熱化学株式会社 浄水器用活性炭
KR20160142275A (ko) 2014-04-03 2016-12-12 간사이네쯔카가꾸가부시끼가이샤 정수기용 활성탄
WO2020195116A1 (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社Lixil 活性炭及び浄水カートリッジ
JP2020157242A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社Lixil 活性炭及び浄水カートリッジ
CN113874320A (zh) * 2019-04-16 2021-12-31 二村化学株式会社 活性炭吸附剂的制造方法
CN113874320B (zh) * 2019-04-16 2023-12-19 二村化学株式会社 活性炭吸附剂的制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3628399B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3628399B2 (ja) 有機塩素化合物吸着用活性炭
US5726118A (en) Activated carbon for separation of fluids by adsorption and method for its preparation
JP5905953B2 (ja) コンクリート中で煙道ガス水銀を封鎖するための組成物および方法
US4933314A (en) Molecular sieving carbon
JP4277065B2 (ja) 成形活性炭
US8927457B2 (en) Process for producing spherical activated carbon
US7850942B2 (en) Porous carbons
CN1048418C (zh) 可流化的硫吸收剂和流化吸收方法
US6787029B2 (en) Material for chromatography
JP6062916B2 (ja) コンクリートにおいて燃料排ガス水銀を封鎖する組成物および方法
US20120172216A1 (en) High-performance adsorbents based on activated carbon having high meso- and macropososity
JP2005501790A5 (ja)
CA2248218A1 (en) Porous carbon stock material and method of manufacturing same
JP2007331986A (ja) 活性炭
JPH05285379A (ja) 分子ふるい炭素の製造法
EP4182071A1 (en) Sorbents having high volumetric iodine and molasses values for removal of pfas from fluids and methods of making and using the same
EP3047906B1 (en) Method for producing solid acid by molding with a resin binder
JPH08224439A (ja) Nox 除去用吸着剤およびその除去方法
JP2510183B2 (ja) 分子ふるい炭素の製造法
JPH04280810A (ja) 分子ふるい炭素の製造法
JPH07187635A (ja) 分子ふるい炭素の製造法
JPS6313708B2 (ja)
JPS6252116A (ja) 成型活性炭の製造方法
JP3205938B2 (ja) 液体クロマトグラフィー用充填剤およびその製造方法
Lee et al. Preparation of spherical phenol‐formaldehyde beads from phenol‐liquefied wood and the characteristics of carbonized materials

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040628

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071217

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees