JPH09109769A - 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車 - Google Patents

車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車

Info

Publication number
JPH09109769A
JPH09109769A JP27520295A JP27520295A JPH09109769A JP H09109769 A JPH09109769 A JP H09109769A JP 27520295 A JP27520295 A JP 27520295A JP 27520295 A JP27520295 A JP 27520295A JP H09109769 A JPH09109769 A JP H09109769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
vehicle
mounting frame
storage
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27520295A
Other languages
English (en)
Inventor
孝 ▲はま▼野
Takashi Hamano
Tsugio Sakakura
次男 坂倉
Kunio Yamashiro
邦夫 山城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP27520295A priority Critical patent/JPH09109769A/ja
Publication of JPH09109769A publication Critical patent/JPH09109769A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構成で車両の荷台床下にボンベ
搬送台車等の荷物を容易にかつ安全に収納できるように
し、装置の小型化及びコストの低廉化を図る。 【解決手段】 車両の荷台1床下にボンベ搬送台車B等
の荷物を収納する床下収納装置Aである。荷物を収納す
る収納本体11は、車両のフレーム3に固定された前部
収納部12と、該前部収納部の後端に前端が開閉可能に
ヒンジ結合された後部収納部13とからなる。後部収納
部の後端部に、該後部収納部を閉じ状態で車両に固定す
るためのロック機構を設ける。後部収納部13に、ボン
ベ搬送台車Bの車輪57の一部が嵌り込んで係止される
開口部を設ける。後部収納部の後壁を構成する後壁部材
23は、車体後部の左右に各々取付けられたバンパ部材
間にこれらと略面一に位置して後部バンパの一部を構成
する。前部収納部と後部収納部との間に後部収納部を閉
じ方向に回動付勢するガスステー41を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンベ搬送台車等
の荷物を車両の荷台床下に収納する床下収納装置及びそ
の装置の収納に適したボンベ搬送台車に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、LPG(液化石油ガス)ボンベ
等のボンベを販売元から各購入者宅に配送する場合に
は、先ず、荷台に複数のボンベを積載したボンベ運搬車
で各購入者宅に回り、配送先にてボンベ運搬車からボン
ベを必要個数(通常は1個)降ろす。そして、そのボン
ベをボンベ搬送台車に乗せて各購入者宅のボンベ配置場
所にまで送り届けるようにしている。ボンベ搬送台車
は、通常、ボンベ運搬車の荷台上にボンベと共に乗せて
運んでいるが、この場合、荷台上でのボンベの積載総数
がその分少なくなる。また、ボンベ運搬車の荷台は、地
上高が比較的高くなっているため、配送先毎にその荷台
に対しボンベ搬送台車を積み降ろしすることは非常に面
倒なものであった。そのため、ボンベ運搬車の荷台以外
の個所にボンベ搬送台車を搭載したいという要請があ
る。
【0003】一方、このような要請に答えるものとして
は、例えば特開平6−262975号公報に開示される
車両用床下収納装置が知られている。この床下収納装置
は、車両のフレームに各々軸支された前側及び後側リン
クアームと、該両リンクアームに前部及び後部が各々支
持され、少なくとも後面の一部が開放された箱状の収納
部と、上記前側若しくは後側リンクアーム又は収納部を
駆動する油圧シリンダ等の駆動部とにより構成されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
床下収納装置では、前側及び後側リンクアームで支持さ
れた収納部全体を駆動部により駆動(揺動)させている
ため、装置全体が大型化するという欠点がある。また、
油圧シリンダ等の駆動部と共に、油圧配管等の付属部品
を多く必要とし、コストが高くつくという欠点もある。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その第1の目的とするところは、比較的簡単な構
成でもって車両の荷台床下にボンベ搬送台車等の荷物を
容易にかつ安全に収納できるようにし、小型化及びコス
トの低廉化を図り得る床下収納装置を提供するものであ
る。
【0006】また、本発明の第2の目的は、上記床下収
納装置にボンベ搬送台車を収納する場合、床下収納装置
の小型化を図るためにボンベ搬送台車自体をも小型化す
る必要があること、また1台のボンベ搬送台車を大きさ
の異なる2種類以上のボンベに兼用したいという要求が
あることに鑑み、これらを満たすことができるボンベ搬
送台車を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に係る発明は、車両の荷台床下にボ
ンベ搬送台車等の荷物を収納する床下収納装置におい
て、上記荷物を収納する収納本体を、車両のフレームに
固定された前部収納部と、該前部収納部の後端に前端が
開閉可能にヒンジ結合された後部収納部とで構成する。
また、上記後部収納部の後端部に、該後部収納部を閉じ
状態で車両に固定するためのロック機構を設ける構成と
する。
【0008】これにより、車両の荷台床下に配置される
収納本体が前部収納部と後部収納部とに分割され、後部
収納部のみを作業者が開閉操作するだけでボンベ搬送台
車等の荷物を容易に収納本体内に収納したり収納本体内
から取り出したりすることができる。しかも、油圧シリ
ンダ等の駆動部が不要であり、また付属部品も少なくて
済むので、装置の小型化及びコストの低廉化を図ること
ができる。さらに、収納本体に荷物を収納して後部収納
部を閉じた状態では、該後部収納部はロック機構によっ
て車両に固定されるので、後部収納部が開いて荷物が落
下することはない。
【0009】請求項2に係る発明は、請求項1記載の車
両の床下収納装置を、特にボンベ搬送台車の収納用とし
て適用した場合を示す。すなわち、車両がボンベ運搬車
で、収納する荷物がボンベ搬送台車である。また、上記
後部収納部に、ボンベ搬送台車の車輪の一部が嵌り込ん
で係止される開口部を設ける構成とする。ボンベ搬送台
車を収納本体に収納した状態では、ボンベ搬送台車の車
輪の一部が後部収納部の開口部に嵌り込んで係止される
ので、車両の走行中にボンベ搬送台車が収納本体内で動
くことはなく、落下防止がより確実に図られることにな
る。
【0010】請求項3に係る発明は、請求項1又は2記
載の車両の床下収納装置のより具体的な形態を示す。す
なわち、上記後部収納部は、閉じ状態で車体前後方向に
略水平に延びる水平面部と該水平面部の後端から後方上
向きに傾斜する傾斜面部とを有する板状部材と、該板状
部材の傾斜面部の後端に固定され収納部の後壁を構成す
る後壁部材とからなる。また、上記後壁部材は、車体後
部の左右に各々取付けられたバンパ部材間にこれらと略
面一に位置して後部バンパの一部を構成するようになっ
ており、上記ロック機構は、該後壁部材と左右のバンパ
部材とを切離し可能に連結する構成とする。この場合、
収納本体の後部収納部が後部バンパと同じ高さ位置に位
置し、その地上高が高くなっているので、収納本体と路
面とが接触することはない。また、後部収納部の収納位
置が高くなるとともに、その開度を大きくすることがで
きるので、収納本体に対する荷物の収納及び取出作業が
より容易なものとなる。
【0011】請求項4に係る発明は、請求項1〜3のい
ずれか一つに記載の車両の床下収納装置において、さら
に上記前部収納部と後部収納部との間に、後部収納部を
閉じ方向に回動付勢する付勢部材を設ける構成とする。
これにより、荷物の収納時に後部収納部を閉じ方向に回
動させるための操作力が上記付勢部材の付勢力分軽減さ
れることになり、操作性が向上する。また、ロック機構
を操作して後部収納部を開く際に該後部収納部が上記付
勢部材の付勢力により自重に抗して支えられて緩やかに
開くことになり、後部収納部が地上面に接触することが
防止される。
【0012】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5に係る発明は、少なくとも大小2種類のボンベ
を搬送するためのボンベ搬送台車で、不使用時に請求項
2記載の車両の床下収納装置に収納されるものとして、
ボンベを水平状態又は傾斜状態で載置する載置枠と、該
載置枠の一端に設けられ、載置枠上に載置されたボンベ
の底面を支持する支持片と、上記載置枠の他端に設けら
れたハンドルと、上記載置枠の支持片側端部の裏面側に
設けられた車輪とを備える。そして、上記載置枠の支持
片からハンドルまでの長さを小型ボンベの高さ寸法より
も大きく大型ボンベの高さ寸法よりも小さく設定すると
ともに、載置枠の内径を大型ボンベの直径と略同一に設
定する。また、上記支持片を、載置枠一端の左右両側に
互いに向き合う方向に突出して一対設け、その先端が載
置枠上に載置された小型ボンベの底面内側にまで延びて
小型ボンベをも支持するようにする。
【0013】これにより、ボンベ搬送台車の全長とな
る、載置枠の支持片からハンドルまでの長さが大型ボン
ベの高さ寸法よりも小さく、ボンベ搬送台車の小型・軽
量化が図られる。また、載置枠の内径が大型ボンベの直
径と略同一に設定され、かつ該載置枠一端の左右両側に
設けた一対の支持片の先端が、大型ボンベだけでなく、
載置枠上に載置された小型ボンベの底面内側にまで延び
て小型ボンベをも支持するようになっているので、1台
のボンベ搬送台車を大小2種類のボンベの搬送に共用す
ることができる。
【0014】請求項6に係る発明は、請求項5記載のボ
ンベ搬送台車において、上記一対の支持片の各先端を、
台車の側方から見て載置枠上に載置された大型ボンベの
中心線よりも載置枠の表面側前方に突出させる構成とす
る。これにより、ボンベ搬送台車で例えば大型ボンベを
搬送するに当り、支持片を接地して載置枠を立て掛け、
上記支持片上に大型ボンベを乗せて載置枠を傾けたとき
に該大型ボンベを支持片上に支持した状態のまま載置枠
側に確実に傾けることができる。従って、小型ボンベの
搬送だけでなく、大型ボンベの搬送をも容易にかつ転倒
することなく安定的に行うことができる。
【0015】請求項7に係る発明は、請求項6記載のボ
ンベ搬送台車において、支持片を接地して載置枠を立て
掛けたとき支持片と共に車輪も接地して載置枠を支持す
る構成とする。これにより、支持片を接地して載置枠を
立て掛け、支持片上にボンベを乗せるときは車輪も接地
して載置枠を支持するので、ボンベの支持片上への積込
みひいてはボンベの搬送作業がより容易なものになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0017】図1及び図2は本発明の一実施形態に係る
床下収納装置を備えたボンベ運搬車の荷台後部を示し、
床下収納装置Aは、ボンベ運搬車の荷台床下にボンベ搬
送台車Bを収納するものである。
【0018】すなわち、図1及び図2において、1はボ
ンベ運搬車の荷台、2L及び2Rは該荷台1の下方に車
幅方向に互いに所定距離を隔てて平行な状態で車体前後
方向に延びて配置された左右一対のフレームであり、該
各フレーム2L,2Rは、矩形閉断面構造の上部フレー
ム3と、該上部フレーム3の下面に接合され、内向きに
開口する断面コ字状の下部フレーム4とからなる。一対
のフレーム2L,2Rの下部フレーム4,4同士は、前
向きに開口する断面コ字状のクロスメンバ5によって連
結されている。6L及び6Rは上記フレーム2L,2R
の車幅方向外側に配置された左右一対の1軸2輪の後輪
である。そして、上記一対のフレーム2L,2R間の後
輪6L,6Rより車体後方位置に床下収納装置Aが装備
されている。
【0019】上記床下収納装置Aは、荷物としてのボン
ベ搬送台車Bを収納する収納本体11を備えており、該
収納本体11は前部収納部12と後部収納部13とに分
割されている。上記前部収納部12は板状部材からなる
もので、フレーム2L,2Rの上部フレーム3と下部フ
レーム4との接合面の高さ位置で車体前後方向に延びる
水平面部14と、該水平面部14の後端から後方下向き
に傾斜する傾斜面部15とを有している。上記水平面部
14の後端部は、上記クロスメンバ5の上側フランジ部
上に載置して支持されている一方、水平面部14の前端
部の左右両側縁にはそれぞれ前部ステー16の下端が固
定され、該各前部ステー16の上部は上部フレーム3の
内側側面に取付けられている。また、図3に拡大詳示す
るように、上記傾斜面部15の後端部(下端部)には連
結板17が接合されており、該連結板17の車幅方向の
長さは傾斜面部15及び水平面部14の車幅方向の長さ
よりも大きく設定されている。そして、連結板17の左
右両側縁には、鉛直方向に延びるアングル材からなる後
部ステー18の下端部が固定され、該各後部ステー18
の上端部は上部フレーム3の外側側面に取付けられてい
る。
【0020】上記後部収納部13は、図3に詳示するよ
うに、その前端が上記前部収納部12の傾斜面部15の
後端(詳しくは傾斜面部15に接合された連結板17)
にヒンジ部材21を介して連結されて開閉可能に設けら
れている。該後部収納部13は、閉じ状態で車体前後方
向に略水平に延びる水平面部22aと該水平面部22a
の後端から後方上向きに傾斜する傾斜面部22bとを有
する板状部材22と、該板状部材22の傾斜面部22b
の後端に固定され後部収納部13ひいては収納本体11
の後壁を構成する後壁部材23とからなる。上記板状部
材22の水平面部22aの左右両側縁には、それぞれそ
の側縁部を上方に折り曲げてなるカラー部22cが形成
されているとともに、水平面部22aの央部には、ボン
ベ搬送台車Bの後述する左右の車輪57の一部が各々嵌
り込んで係止される一対の開口部24が設けられてい
る。上記各開口部24の前後両縁部には、図3及び図4
に詳示するように、アングル材の解放側を下向きにして
なる係止部材25が設けられていて、ボンベ搬送台車B
の車輪57が開口部24に嵌り込み易くかつ抜け難くな
るようにしている。尚、ヒンジ部材21の一片は、上記
係止部材25の前側傾斜面に接合されている。
【0021】また、上記後壁部材23は、後部収納部1
3の閉じ状態で荷台1後端の左右に各々取付けられた左
右のバンパ部材26L,26R間にこれらと略面一に位
置して後部バンパの一部を構成するようになっており、
後壁部材23及びバンパ部材26L,26Rは、前向き
に開口する断面コ字状の同一寸法・形状の部材からな
る。後壁部材23には、後部収納部13の閉じ状態で該
後部収納部13を車体側に固定するためのロック機構3
0が設けられている。該ロック機構30は、図5〜図7
にも示すように、後壁部材23の車幅方向中央部のウエ
ブ23a外面側(つまり後面側)に回動可能に設けられ
たハンドル31と、上記ウエブ23aの内面側にハンド
ル31と一体的に回動するように設けられた回転円板3
2と、一端が該回転円板32に連結され、他端が後壁部
材23の端部からバンパ部材26L,26R側にまで延
びる左右一対の棒状のゲートロック33,33とを有す
る。一方、バンパ部材26L,26Rの後壁部材23側
端部には、それぞれ上記ゲートロック33が嵌合可能な
小孔34を有するストッパプレート35が固定されてい
る。そして、図示の如くハンドル31が垂下した状態の
ときには各ゲートロック33が後壁部材23の端部から
バンパ部材26L(又は26R)側に突出して上記スト
ッパプレート35の小孔34内に嵌合することで後壁部
材23と左右のバンパ部材26L,26Rとを連結する
一方、ハンドル31を水平な状態にまで略90度回動さ
せると各ゲートロック33が後壁部材23の端部内にま
で引っ込んで後壁部材23と左右のバンパ部材26L,
26Rとの連結が解除されるようになっている。尚、図
6中、36はゲートロック33を支持するために後壁部
材23の端部に設けられたリブである。
【0022】さらに、上記前部収納部12と後部収納部
13との間には後部収納部13を閉じ方向に回動付勢す
る付勢部材としてのガスステー41が設けられ、該ガス
ステー41の一端は前部収納部12の水平面部14に接
合されたブラケット42に、他端は後部収納部13の板
状部材22の水平面部22aに接合されたブラケット4
3にそれぞれ連結されている。尚、ガスステー41は、
図示していないが、後部収納部13に対し左右等しく付
勢力を付与するために左右一対設けられている。ガスス
テー41は別名ガスダンパー、ガススプリング等とも呼
ばれるもので、シリンダ内にガスとオイルとが封入され
てなる。また、後部収納部13を閉じ方向に回動付勢す
る付勢部材としては、ガスステー41の代りに、トーシ
ョンバーやばね等を用いてもよい。
【0023】一方、上記ボンベ搬送台車Bの構成は、図
8〜図10に詳細に示している。該ボンベ搬送台車B
は、大小2種類のLPGボンベ、つまり50kgの大型
ボンベD1 と20kgの小型ボンベD2 とを共用して搬
送するためのものである。
【0024】すなわち、ボンベ搬送台車Bは、上記大小
2種類のLPGボンベD1 ,D2 の一つを水平状態又は
傾斜状態で載置する載置枠51を備えており、該載置枠
51は、2本の金属パイプ52,52を各々円弧状に湾
曲した複数(図では3つ)の金属プレート53,53,
53で溶接により固着して構成されている。上記載置枠
51の一端には該載置枠51上に載置されたLPGボン
ベD1 ,D2 の底面を支持する支持片54が設けられて
いる一方、載置枠51の他端部には、各金属パイプ52
を裏面側(つまりLPGボンベD1 ,D2 を載置する側
と反対側)に折り曲げかつその先端にグリップ部材55
を装着することでハンドル56が設けられている。
【0025】また、上記載置枠51の支持片54側端部
の裏面側には左右一対の車輪57,57が設けられ、該
両車輪57,57は、それぞれ載置枠51の対応する金
属パイプ52,52よりも外側に配置されているととも
に、車軸58及び左右一対のブラケット59,59を介
して上記両金属パイプ52,52に回転自在に支持され
ている。上記車輪57の取付位置は、支持片54を接地
して載置枠51を略鉛直に立て掛けたとき支持片54と
共に車輪57も接地して載置枠51を支持する位置に設
定されている。
【0026】上記載置枠51の支持片54からハンドル
56(グリップ部材55)までの長さは小型のLPGボ
ンベD2 の高さ寸法よりも大きく大型のLPGボンベD
1 の高さ寸法よりも小さく設定されているとともに、載
置枠51の内径(つまり金属プレート53の湾曲半径の
2倍の値)は大型のLPGボンベD1 の直径と略同一に
設定されている。また、上記支持片54は、載置枠51
の各金属パイプ52側から互いに向き合う方向に突出し
て一対設けられ、その先端が載置枠51上に載置された
小型のLPGボンベD2 の底面内側にまで延びて大型の
LPGボンベD1 だけでなく小型のLPGボンベD2 を
も支持するようになっている。さらに、一対の支持片5
4,54の各先端は、台車Bの側方から見て載置枠51
上に載置された大型のLPGボンベD1 の中心線L1 よ
りも載置枠の表面側前方に突出している。
【0027】次に、上記実施形態の作用・効果について
説明するに、ボンベ運搬車の床下収納装置Aでボンベ搬
送台車Bを収納するときには、先ず、後部バンパの一部
を構成する後部収納部13の後壁部材23に設けたロッ
ク機構30のハンドル31を垂下した状態から略90度
回動させて、ロック機構30による後壁部材23と左右
のバンパ部材26L,26Rとの連結を解除すると、後
部収納部13がその自重により前部収納部12とのヒン
ジ点(ヒンジ部材21の軸心)を中心として路面寄りに
回動して開く(図1に仮想線で示す状態)。その際、ガ
スステー41の付勢力が後部収納部13の開き方向と反
対方向に作用して後部収納部13が緩やかに開くことに
なり、後部収納部13の地上面との接触が防止される。
【0028】そして、この状態において、ボンベ搬送台
車Bの載置枠51のハンドル56側を前側にしてボンベ
搬送台車Bを運搬車の後方から収納本体11に寄せ、載
置枠51のハンドル56側を前部収納部12上に、載置
枠51の支持片54側を後部収納部13上にそれぞれ載
せる。その際、ボンベ搬送台車Bの各車輪57の一部
を、後部収納部13の板状部材22の水平面部22aに
設けた開口部24に嵌め込んで係止する。
【0029】しかる後、上記後部収納部13の後部側を
持ち上げて、その後壁部材23が車体側のバンパ部材2
6L,26Rと同じ高さ位置になるまで後部収納部13
を閉じ方向に回動させる。その際、ガスステー41の付
勢力が後部収納部13の閉じ方向に作用して後部収納部
13の回動操作がアシストされる。そして、上記後壁部
材23とバンパ部材26L,26Rとが同じ高さ位置に
位置する状態において、上記ロック機構30のハンドル
31を垂下状態に戻して該ロック機構30により後壁部
材23と左右のバンパ部材26L,26Rとを連結し、
後部収納部13を閉じ状態で車体に固定する。以上によ
って、ボンベ搬送台車Bの収納作業が終了する。
【0030】尚、床下収納装置Aに収納されたボンベ搬
送台車Bの取出しは、ボンベ搬送台車Bの収納と略同じ
作業手順によって行われる。
【0031】このように、ボンベ搬送台車Bの収納又は
取出しにおいては、後壁部材23と左右のバンパ部材2
6L,26Rとの連結及びその解除のためのロック機構
30のハンドル31の回動操作と共に、収納本体11の
うち後部収納部13のみを作業者が開閉操作するだけで
ボンベ搬送台車Bの収納又は取出しを容易にすることが
できる。また、後部収納部13の閉じ状態のときその後
壁部材23は車体側の左右のバンパ部材26L,26R
間でこれらと同じ高さ位置に位置し、後部収納部13ひ
いては収納本体11の地上高がその分高くなっているの
で、収納本体11と路面との接触を防止することができ
る。さらに、後部収納部13の収納位置が高くなるとと
もに、その開度を大きくすることができるので、収納本
体11に対するボンベ搬送台車Bの収納及び取出作業を
より容易にすることができる。
【0032】しかも、油圧シリンダ等の駆動部が不要で
あり、また付属部品も少なくて済むので、床下収納装置
Aの小型化及びコストの低廉化を図ることができる。
【0033】さらに、ボンベ搬送台車Bを収納本体11
に収納して後部収納部13を閉じた状態では、該後部収
納部13はロック機構30によって車両に固定されてい
るので、後部収納部13が開いてボンベ搬送台車Bが落
下することはない。また、ボンベ搬送台車Bの各車輪5
7の一部がそれぞれ後部収納部13の水平面部22aの
開口部24に嵌り込んで係止されているので、車両の走
行中にボンベ搬送台車Bが収納本体11内で動くことは
なく、落下防止をより確実に図ることができる。
【0034】その上、上記実施形態の場合、前部収納部
12と後部収納部13との間に後部収納部13を閉じ方
向に回動付勢するガスステー41を設けることにより、
後部収納部13の開時に該後部収納部13の地上面との
接触を防止することができるとともに、後部収納部13
の閉時に該後部収納部13の回動操作力を軽減すること
ができ、操作容易性を高めることができる。
【0035】一方、上記ボンベ搬送台車Bの全長とな
る、載置枠51の支持片54からハンドル56までの長
さは大型のLPGボンベD1 の高さ寸法よりも小さく、
ボンベ搬送台車Bを小型・軽量化することができるの
で、床下収納装置Aの小型化に寄与することができる。
しかも、載置枠51の内径が大型のLPGボンベD1 の
直径と略同一に設定され、かつ該載置枠51一端の左右
両側に設けた一対の支持片54,54の先端が、大型の
LPGボンベD1 だけでなく、載置枠51上に載置され
た小型のLPGボンベD2 の底面内側にまで延びて小型
のLPGボンベD2をも支持できるようになっているの
で、1台のボンベ搬送台車Bを大小2種類のLPGボン
ベD1 ,D2 を搬送するのに共用することができ、使い
勝手性を高めることができる。
【0036】また、上記一対の支持片54,54の各先
端は、台車Bの側方から見て載置枠51上に載置された
大型のLPGボンベD1 の中心線L1 よりも載置枠51
の表面側前方に突出しているため、ボンベ搬送台車Bで
大型のLPGボンベD1 を搬送するに当り、支持片54
を接地して載置枠51を略鉛直に立て掛け、上記支持片
54上に大型のLPGボンベD1 を乗せて載置枠51を
傾けたときに大型のLPGボンベD1 を支持片54上に
支持した状態のまま載置枠51側に確実に傾けることが
できる。従って、小型のLPGボンベD2 の搬送だけで
なく、大型のLPGボンベD1 の搬送をも容易にかつ転
倒することなく安定的に行うことができる。
【0037】さらに、支持片54を接地して載置枠51
を略鉛直に立て掛けたときには、支持片54と共に左右
の車輪57,57も接地して載置枠51を支持するの
で、LPGボンベD1 ,D2 の支持片54上への積込み
ひいてはLPGボンベD1 ,D2 の搬送作業をより容易
にすることができる。
【0038】尚、上記実施形態では、本発明に係る車両
の床下収納装置を、ボンベ運搬車においてボンベ搬送台
車Bを収納する場合について説明したが、これに限ら
ず、その他種々の荷物を車両の荷台床下に収納する場合
にも同様に適用することができるのは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上の如く、請求項1〜3に係る発明に
おける車両の床下収納装置によれば、荷台床下に配置さ
れる収納本体が前部収納部と後部収納部とに分割され、
後部収納部のみを作業者が開閉操作するだけで荷物の収
納及び取出作業を容易に行うことができる。しかも、油
圧シリンダ等の駆動部が不要で付属部品も少なくて済む
ので、装置の小型化及びコストの低廉化を図ることがで
きるとともに、収納した荷物の落下を確実に防止するこ
とができる。
【0040】特に、請求項2に係る発明では、床下収納
装置をボンベ搬送台車の収容用として適用した場合に、
後部収納部に、ボンベ搬送台車の車輪の一部が嵌り込ん
で係止される開口部を設けることにより、車両の走行中
にボンベ搬送台車が収納本体内で動くのを防止すること
ができ、ボンベ搬送台車の落下防止をより確実に図るこ
とができる。
【0041】また、請求項3に係る発明では、収納本体
の後部収納部が後部バンパと同じ高さ位置に位置し、そ
の地上高が高くなっているので、収納本体と路面との接
触を防止できるとともに、後部収納部の開度を大きくし
て荷物の収納及び取出作業の容易化をより図ることがで
きる。
【0042】さらに、請求項4に係る発明では、後部収
納部を閉じ方向に回動付勢する付勢手段を設けることに
より、後部収納部の開時に該後部収納部の地上面との接
触を防止することができるとともに、後部収納部の閉時
に該後部収納部の回動操作力を軽減することができ、操
作容易性の向上をより図ることができる。
【0043】一方、請求項5〜7に係る発明のボンベ搬
送台車によれば、台車の全長を大型ボンベの高さ寸法よ
りも小さくして、ボンベ搬送台車の小型・軽量化を図る
ことができるとともに、大小2種類のボンベを搬送する
のに共用することができ、ボンベ運搬車の床下収納装置
に収納するのに適するものである。
【0044】特に、請求項6に係る発明では、支持片の
先端が、台車の側方から見て載置枠上に載置された大型
ボンベの中心線よりも載置枠の表面側前方に突出し、該
支持片上に大型ボンベを乗せて載置枠を傾けたときにも
該ボンベを載置枠側に確実に傾けることができるので、
小型ボンベの搬送だけでなく、大型ボンベの搬送をも容
易にかつ転倒することなく安定的に行うことができ、そ
の作業性の向上を図ることができる。
【0045】また、請求項7に係る発明では、支持片を
接地して載置枠を立て掛けたとき支持片と共に車輪も接
地して載置枠を支持することにより、ボンベの支持片上
への積込みひいてはボンベの搬送作業をより容易にする
ことができ、その作業性の向上を一層図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る床下収納装置を備えた
ボンベ運搬車の荷台後部の側面図である。
【図2】同じくボンベ運搬車の荷台後部の背面図であ
る。
【図3】図1のE部分の拡大図である。
【図4】図1のF部分の拡大図である。
【図5】図2のG−G線における拡大断面図である。
【図6】図2のH部分の一部を切開した拡大図である。
【図7】図6のI−I線に沿って見た矢視図である。
【図8】ボンベ搬送台車の正面図である。
【図9】同側面図である。
【図10】同底面図である。
【符号の説明】
A 床下収納装置 B ボンベ搬送台車 D1 大型のLPGボンベ D2 小型のLPGボンベ 1 荷台 11 収納本体 12 前部収納部 13 後部収納部 22 板状部材 22a 水平面部 22b 傾斜面部 23 後壁部材 24 開口部 26L,26R バンパ部材 30 ロック機構 41 ガスステー(付勢手段) 51 載置枠 54 支持片 56 ハンドル 57 車輪

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷台床下にボンベ搬送台車等の荷
    物を収納する床下収納装置において、 上記荷物を収納する収納本体は、車両のフレームに固定
    された前部収納部と、該前部収納部の後端に前端が開閉
    可能にヒンジ結合された後部収納部とからなり、 上記後部収納部の後端部には、該後部収納部を閉じ状態
    で車両に固定するためのロック機構が設けられているこ
    とを特徴とする車両の床下収納装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両の床下収納装置にお
    いて、 車両がボンベ運搬車で、収納する荷物がボンベ搬送台車
    であり、 上記後部収納部にはボンベ搬送台車の車輪の一部が嵌り
    込んで係止される開口部が設けられていることを特徴と
    する車両の床下収納装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両の床下収納装
    置において、 上記後部収納部は、閉じ状態で車体前後方向に略水平に
    延びる水平面部と該水平面部の後端から後方上向きに傾
    斜する傾斜面部とを有する板状部材と、該板状部材の傾
    斜面部の後端に固定され収納部の後壁を構成する後壁部
    材とからなり、 上記後壁部材は、車体後部の左右に各々取付けられたバ
    ンパ部材間にこれらと略面一に位置して後部バンパの一
    部を構成するようになっており、 上記ロック機構は、該後壁部材と左右のバンパ部材とを
    切離し可能に連結するものであることを特徴とする車両
    の床下収納装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の車
    両の床下収納装置において、 上記前部収納部と後部収納部との間には後部収納部を閉
    じ方向に回動付勢する付勢部材が設けられていることを
    特徴とする車両の床下収納装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも大小2種類のボンベを搬送す
    るためのボンベ搬送台車で、不使用時に請求項2記載の
    車両の床下収納装置に収納されるものであって、 ボンベを水平状態又は傾斜状態で載置する載置枠と、 該載置枠の一端に設けられ、載置枠上に載置されたボン
    ベの底面を支持する支持片と、 上記載置枠の他端に設けられたハンドルと、 上記載置枠の支持片側端部の裏面側に設けられた車輪と
    を備えており、 上記載置枠の支持片からハンドルまでの長さは小型ボン
    ベの高さ寸法よりも大きく大型ボンベの高さ寸法よりも
    小さく設定されているとともに、載置枠の内径は大型ボ
    ンベの直径と略同一に設定されており、 上記支持片は、載置枠一端の左右両側に互いに向き合う
    方向に突出して一対設けられ、その先端が載置枠上に載
    置された小型ボンベの底面内側にまで延びて小型ボンベ
    をも支持するようになっていることを特徴とするボンベ
    搬送台車。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のボンベ搬送台車におい
    て、 上記一対の支持片の各先端は、台車の側方から見て載置
    枠上に載置された大型ボンベの中心線よりも載置枠の表
    面側前方に突出していることを特徴とするボンベ搬送台
    車。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のボンベ搬送台車におい
    て、 支持片を接地して載置枠を立て掛けたとき支持片と共に
    車輪も接地して載置枠を支持するようになっていること
    を特徴とするボンベ搬送台車。
JP27520295A 1995-10-24 1995-10-24 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車 Withdrawn JPH09109769A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27520295A JPH09109769A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27520295A JPH09109769A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09109769A true JPH09109769A (ja) 1997-04-28

Family

ID=17552116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27520295A Withdrawn JPH09109769A (ja) 1995-10-24 1995-10-24 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09109769A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4204793A (en) Device for handling containers
US20070154276A1 (en) Portable beverage cooler retention device for vehicles with tailgates
JP2008143458A (ja) 折り畳み式リヤカー
JPH09109769A (ja) 車両の床下収納装置及びボンベ搬送台車
US6174022B1 (en) Elongated cargo opening in cargo van side wall
US7044528B2 (en) Wheeled cargo container
JP7142909B2 (ja) 回動支持構造および重量物運搬用支持台
JP4832231B2 (ja) 伸縮可能なコンテナシャシ
JP3892174B2 (ja) 貨物コンテナ
JP4969195B2 (ja) 搭載式車両運搬車
JP6763734B2 (ja) 貨物自動車
US6733085B1 (en) Transfer trailer systems and methods for dump trucks
JPH09109768A (ja) 車両の搬送台車格納装置
JP3665300B2 (ja) コンテナ荷役装置を備えた軽自動車
JPH08282389A (ja) 自動車用キャリア装置
JP7412216B2 (ja) コンテナ用重量測定装置
JP4397366B2 (ja) コンテナシャシ
JP2000142415A (ja) 台 車
JP4190824B2 (ja) 空荷箱の搭載方法
JP3038031B2 (ja) キャッチャー付き運搬車の格納方法
JP3275596B2 (ja) トラック
JP4041578B2 (ja) コンテナシャ−シ用渡し板
JP3008254B2 (ja) 穀類容器の取扱い装置
JPH08154478A (ja) 穀類容器の取扱い装置
JP2003285683A (ja) コンテナ荷役車輌におけるコンテナ凍結防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107