JPH09109768A - 車両の搬送台車格納装置 - Google Patents
車両の搬送台車格納装置Info
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- JPH09109768A JPH09109768A JP27433795A JP27433795A JPH09109768A JP H09109768 A JPH09109768 A JP H09109768A JP 27433795 A JP27433795 A JP 27433795A JP 27433795 A JP27433795 A JP 27433795A JP H09109768 A JPH09109768 A JP H09109768A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 搬送台車格納装置の小型化及びコストの低廉
化を図るとともに、搬送台車の地上への落下防止を図
る。 【解決手段】 荷箱1後端にテールゲート6を下端側を
支点として開閉自在にかつ荷箱1の床面と地上面側との
間で昇降自在に設ける。上記テールゲート6の閉時に該
テールゲート6の荷箱1内に面する表面6a側に、その
表面に沿ってボンベ搬送台車を立て掛けて保持する保持
部21を設ける。保持部21は、台車本体11の左右一
対のハンドル16と各々係合する左右二つの係合凹部2
2と、台車本体11に設けた突起部が差し込まれる少な
くとも一つの差込穴24とからなる。
化を図るとともに、搬送台車の地上への落下防止を図
る。 【解決手段】 荷箱1後端にテールゲート6を下端側を
支点として開閉自在にかつ荷箱1の床面と地上面側との
間で昇降自在に設ける。上記テールゲート6の閉時に該
テールゲート6の荷箱1内に面する表面6a側に、その
表面に沿ってボンベ搬送台車を立て掛けて保持する保持
部21を設ける。保持部21は、台車本体11の左右一
対のハンドル16と各々係合する左右二つの係合凹部2
2と、台車本体11に設けた突起部が差し込まれる少な
くとも一つの差込穴24とからなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボンベ等の荷物を
搬送する搬送台車を格納するための車両の搬送台車格納
装置に関し、特に、荷箱後端にテールゲートを有する貨
物自動車に適用するものである。
搬送する搬送台車を格納するための車両の搬送台車格納
装置に関し、特に、荷箱後端にテールゲートを有する貨
物自動車に適用するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、LPG(液化石油ガス)ボンベ
等のボンベを販売元から各購入者宅に配送する場合に
は、先ず、荷台に複数のボンベを積載したボンベ運搬車
で各購入者宅に回り、配送先にてボンベ運搬車からボン
ベを必要個数(通常は1個)降ろす。そして、そのボン
ベをボンベ搬送台車に乗せて各購入者宅のボンベ配置場
所にまで送り届けるようにしている。
等のボンベを販売元から各購入者宅に配送する場合に
は、先ず、荷台に複数のボンベを積載したボンベ運搬車
で各購入者宅に回り、配送先にてボンベ運搬車からボン
ベを必要個数(通常は1個)降ろす。そして、そのボン
ベをボンベ搬送台車に乗せて各購入者宅のボンベ配置場
所にまで送り届けるようにしている。
【0003】ところで、ボンベ運搬車等の貨物自動車に
おいては、荷台の床面が地上面からかなり高い位置にあ
り、またボンベ等の重量物を積み降ろしする必要がある
ことから、荷箱後端にテールゲート装置を設けることが
ある。この装置は、基本的には、例えば特公昭63−5
7254号公報に開示されるように、荷箱後端の左右両
側に設けられた一対の支柱と、該各支柱に沿って昇降可
能に設けられた一対のスライダと、該両スライダに下端
部の左右両側が各々軸支されたテールゲートとを備え、
上記テールゲートが荷箱後端で略鉛直に立って荷箱後端
を閉鎖する閉じ状態と車体後方に略水平に延びる開き状
態との間で回動するとともにスライダと一体に荷箱の床
面と地上面側との間で昇降するようになっている。
おいては、荷台の床面が地上面からかなり高い位置にあ
り、またボンベ等の重量物を積み降ろしする必要がある
ことから、荷箱後端にテールゲート装置を設けることが
ある。この装置は、基本的には、例えば特公昭63−5
7254号公報に開示されるように、荷箱後端の左右両
側に設けられた一対の支柱と、該各支柱に沿って昇降可
能に設けられた一対のスライダと、該両スライダに下端
部の左右両側が各々軸支されたテールゲートとを備え、
上記テールゲートが荷箱後端で略鉛直に立って荷箱後端
を閉鎖する閉じ状態と車体後方に略水平に延びる開き状
態との間で回動するとともにスライダと一体に荷箱の床
面と地上面側との間で昇降するようになっている。
【0004】一方、上記ボンベ搬送台車は、基本的に
は、例えば実開昭55−32294号公報に開示される
ように、一端にボンベの底面を支持する支持片を、他端
に左右一対のハンドルをそれぞれ有する台車本体と、該
台車本体の支持片側端部の裏面側に設けられた車輪とを
備えている。そして、ボンベ搬送台車は、通常、ボンベ
運搬車の荷台上にボンベと共に乗せて運んでいるが、こ
の場合、荷台上でのボンベの積載総数がその分少なくな
る。また、配送先毎にその荷台に対しボンベ搬送台車を
積み降ろしすることは非常に面倒なものであった。その
ため、ボンベ運搬車の荷台以外の個所にボンベ搬送台車
を搭載したいという要請がある。
は、例えば実開昭55−32294号公報に開示される
ように、一端にボンベの底面を支持する支持片を、他端
に左右一対のハンドルをそれぞれ有する台車本体と、該
台車本体の支持片側端部の裏面側に設けられた車輪とを
備えている。そして、ボンベ搬送台車は、通常、ボンベ
運搬車の荷台上にボンベと共に乗せて運んでいるが、こ
の場合、荷台上でのボンベの積載総数がその分少なくな
る。また、配送先毎にその荷台に対しボンベ搬送台車を
積み降ろしすることは非常に面倒なものであった。その
ため、ボンベ運搬車の荷台以外の個所にボンベ搬送台車
を搭載したいという要請がある。
【0005】そして、このような要請に答えるものとし
ては、例えば特開平6−262975号公報に開示され
る車両用床下格納装置が知られている。この床下格納装
置は、車両のフレームに各々軸支された前側及び後側リ
ンクアームと、該両リンクアームに前部及び後部が各々
支持され、少なくとも後面の一部が開放された箱状の格
納部と、上記前側若しくは後側リンクアーム又は格納部
を駆動する油圧シリンダ等の駆動部とにより構成されて
いる。
ては、例えば特開平6−262975号公報に開示され
る車両用床下格納装置が知られている。この床下格納装
置は、車両のフレームに各々軸支された前側及び後側リ
ンクアームと、該両リンクアームに前部及び後部が各々
支持され、少なくとも後面の一部が開放された箱状の格
納部と、上記前側若しくは後側リンクアーム又は格納部
を駆動する油圧シリンダ等の駆動部とにより構成されて
いる。
【0006】また、他の格納装置として、荷箱の床下や
側壁外面側にフック部材等からなる保持部を設け、該保
持部で搬送台車を床下や側壁外面側に沿わせた状態で保
持するようにした簡易なものも知られている。
側壁外面側にフック部材等からなる保持部を設け、該保
持部で搬送台車を床下や側壁外面側に沿わせた状態で保
持するようにした簡易なものも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前者の床下
格納装置では、前側及び後側リンクアームで支持された
格納部全体を駆動部により駆動(揺動)させているた
め、装置全体が大型化するという欠点がある。また、油
圧シリンダ等の駆動部と共に、油圧配管等の付属部品を
多く必要とし、コストが高くつくという欠点もある。
格納装置では、前側及び後側リンクアームで支持された
格納部全体を駆動部により駆動(揺動)させているた
め、装置全体が大型化するという欠点がある。また、油
圧シリンダ等の駆動部と共に、油圧配管等の付属部品を
多く必要とし、コストが高くつくという欠点もある。
【0008】一方、後者の簡易型格納装置では、搬送台
車が荷箱の外側に保持されているため、保持部による保
持状態が不十分であったときなどに搬送台車が地上に落
下する虞がある。
車が荷箱の外側に保持されているため、保持部による保
持状態が不十分であったときなどに搬送台車が地上に落
下する虞がある。
【0009】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、特に荷箱後端にテー
ルゲートを有する車両において、該テールゲートを利用
して搬送台車を簡易に格納できるようにして、小型化及
びコストの低廉化を図るとともに、搬送台車の地上への
落下防止を図り得る車両の搬送台車格納装置を提供する
ものである。
であり、その目的とするところは、特に荷箱後端にテー
ルゲートを有する車両において、該テールゲートを利用
して搬送台車を簡易に格納できるようにして、小型化及
びコストの低廉化を図るとともに、搬送台車の地上への
落下防止を図り得る車両の搬送台車格納装置を提供する
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明は、荷箱後端にテールゲートが
下端側を支点として開閉自在にかつ荷箱の床面と地上面
側との間で昇降自在に設けられた車両において、上記テ
ールゲートの閉時に該テールゲートの荷箱内に面する表
面側に、その表面に沿って搬送台車を立て掛けて保持す
る保持部を設ける構成とする。
に、請求項1に係る発明は、荷箱後端にテールゲートが
下端側を支点として開閉自在にかつ荷箱の床面と地上面
側との間で昇降自在に設けられた車両において、上記テ
ールゲートの閉時に該テールゲートの荷箱内に面する表
面側に、その表面に沿って搬送台車を立て掛けて保持す
る保持部を設ける構成とする。
【0011】これにより、テールゲートの閉時つまり車
両の通常走行時には搬送台車がテールゲートの荷箱内に
面する表面側つまり荷箱内側に保持部により保持されて
いるため、保持部による保持状態が不十分でそれが外れ
たときでも搬送台車は荷箱内に倒れることになり、地上
に落下することはない。また、上記テールゲートの荷箱
内に面する表面側は、該テールゲートを開き状態にしか
つ地上面側にまで下降したときに上向き面となるので、
この表面側に対する搬送台車の取付け及び取外しを容易
に行うことができる。しかも、装置の構成は、既存のテ
ールゲートを利用し、その荷箱内に面する表面側に保持
部を設けるだけの簡単なものであるので、装置の小型化
及びコストの低廉化が図られることになる。
両の通常走行時には搬送台車がテールゲートの荷箱内に
面する表面側つまり荷箱内側に保持部により保持されて
いるため、保持部による保持状態が不十分でそれが外れ
たときでも搬送台車は荷箱内に倒れることになり、地上
に落下することはない。また、上記テールゲートの荷箱
内に面する表面側は、該テールゲートを開き状態にしか
つ地上面側にまで下降したときに上向き面となるので、
この表面側に対する搬送台車の取付け及び取外しを容易
に行うことができる。しかも、装置の構成は、既存のテ
ールゲートを利用し、その荷箱内に面する表面側に保持
部を設けるだけの簡単なものであるので、装置の小型化
及びコストの低廉化が図られることになる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1記載の車
両の搬送台車格納装置を、LPGボンベ等のボンベを搬
送する搬送台車を格納する場合に適用したものである。
すなわち、上記搬送台車は、一端にボンベの底面を支持
する支持片を、他端に左右一対のハンドルをそれぞれ有
する台車本体と、該台車本体の支持片側端部の裏面側に
設けられた車輪とを備えてなる。また、上記保持部は、
上記台車本体の左右一対のハンドルと各々係合する左右
二つの係合凹部と、台車本体に設けた突起部が差し込ま
れる少なくとも一つの差込穴とからなる。この保持部で
は、搬送台車が一対のハンドルと突起部の少なくとも三
箇所で係合して保持されるので、その保持を確実に行う
ことができる。
両の搬送台車格納装置を、LPGボンベ等のボンベを搬
送する搬送台車を格納する場合に適用したものである。
すなわち、上記搬送台車は、一端にボンベの底面を支持
する支持片を、他端に左右一対のハンドルをそれぞれ有
する台車本体と、該台車本体の支持片側端部の裏面側に
設けられた車輪とを備えてなる。また、上記保持部は、
上記台車本体の左右一対のハンドルと各々係合する左右
二つの係合凹部と、台車本体に設けた突起部が差し込ま
れる少なくとも一つの差込穴とからなる。この保持部で
は、搬送台車が一対のハンドルと突起部の少なくとも三
箇所で係合して保持されるので、その保持を確実に行う
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0014】図1〜図4は本発明の一実施形態に係る搬
送台車格納装置を備えたボンベ運搬車の荷箱後部を示
す。格納装置は、LPGボンベを搬送するボンベ搬送台
車Aを格納するものであって、ボンベ運搬車の荷箱後部
に装備されたテールゲート装置Bを利用する構成になっ
ている。
送台車格納装置を備えたボンベ運搬車の荷箱後部を示
す。格納装置は、LPGボンベを搬送するボンベ搬送台
車Aを格納するものであって、ボンベ運搬車の荷箱後部
に装備されたテールゲート装置Bを利用する構成になっ
ている。
【0015】上記テールゲート装置B、荷箱1の後端の
左右両側に荷箱1の下方から上方に跨がって延設された
左右一対の支柱2,2と、該各支柱2に沿って昇降可能
に設けられた一対のスライダ3,3と、該両スライダ
3,3に下端部の左右両側が各々ブラケット4及び支軸
5を介して軸支されたテールゲート6とを備えている。
上記支柱2は、箱型断面形状のもので、その後壁面に長
手方向つまり上下方向に延びるスリット7が形成されて
いる。上記スライダ3はその大部分が対応する支柱2内
に位置し、一部がスリット7を通して外部に突出してい
る。そして、一対のスライダ3,3は、図示していない
が、支柱2内等に設けられた油圧シリンダや滑車機構等
からなる駆動部によって互いに同期して支柱2,2に沿
って昇降するようになっている。また、上記テールゲー
ト6は、荷箱1の後端で略鉛直に立って荷箱1の後端を
閉鎖する閉じ状態(図1及び図2に示す状態)と車体後
方に略水平に延びる開き状態との間で下端側の支軸5を
中心として回動するとともに、上記スライダ3と一体に
荷箱1の床面と地上面側(図3及び図4に示す位置)と
の間で昇降するようになっている。尚、テールゲート6
は、閉じ状態では左右一対のロック部材8,8により左
右の支柱2,2に固定されるようになっている。また、
テールゲート6の閉時に該テールゲート6の荷箱1内に
面する表面(つまり内側表面)6aは、平面部6bと該
平面部6bからテールゲート6の外側表面側に傾斜する
傾斜面部6cとからなる。
左右両側に荷箱1の下方から上方に跨がって延設された
左右一対の支柱2,2と、該各支柱2に沿って昇降可能
に設けられた一対のスライダ3,3と、該両スライダ
3,3に下端部の左右両側が各々ブラケット4及び支軸
5を介して軸支されたテールゲート6とを備えている。
上記支柱2は、箱型断面形状のもので、その後壁面に長
手方向つまり上下方向に延びるスリット7が形成されて
いる。上記スライダ3はその大部分が対応する支柱2内
に位置し、一部がスリット7を通して外部に突出してい
る。そして、一対のスライダ3,3は、図示していない
が、支柱2内等に設けられた油圧シリンダや滑車機構等
からなる駆動部によって互いに同期して支柱2,2に沿
って昇降するようになっている。また、上記テールゲー
ト6は、荷箱1の後端で略鉛直に立って荷箱1の後端を
閉鎖する閉じ状態(図1及び図2に示す状態)と車体後
方に略水平に延びる開き状態との間で下端側の支軸5を
中心として回動するとともに、上記スライダ3と一体に
荷箱1の床面と地上面側(図3及び図4に示す位置)と
の間で昇降するようになっている。尚、テールゲート6
は、閉じ状態では左右一対のロック部材8,8により左
右の支柱2,2に固定されるようになっている。また、
テールゲート6の閉時に該テールゲート6の荷箱1内に
面する表面(つまり内側表面)6aは、平面部6bと該
平面部6bからテールゲート6の外側表面側に傾斜する
傾斜面部6cとからなる。
【0016】一方、上記ボンベ搬送台車Aは、LPGボ
ンベを水平状態又は傾斜状態で載置する台車本体11を
備えており、該台車本体11は、2本の金属パイプ1
2,12を各々円弧状に湾曲した3つの金属プレート1
3,13,13で溶接により固着して構成されている。
上記台車本体11の一端には該台車本体11上に載置さ
れたLPGボンベの底面を支持する支持片14が設けら
れている一方、台車本体11の他端部には、各金属パイ
プ12を裏面側(つまりLPGボンベを載置する側と反
対側)に折り曲げかつその先端にグリップ部材15を装
着することで左右一対のハンドル16,16が設けられ
ている。また、台車本体11の支持片14側端部の裏面
側には左右一対の車輪17,17が設けられ、該両車輪
17,17は、それぞれ台車本体11の対応する金属パ
イプ12,12よりも外側に配置されているとともに、
車軸18及びブラケット19を介して上記金属パイプ1
2に回転自在に支持されている。
ンベを水平状態又は傾斜状態で載置する台車本体11を
備えており、該台車本体11は、2本の金属パイプ1
2,12を各々円弧状に湾曲した3つの金属プレート1
3,13,13で溶接により固着して構成されている。
上記台車本体11の一端には該台車本体11上に載置さ
れたLPGボンベの底面を支持する支持片14が設けら
れている一方、台車本体11の他端部には、各金属パイ
プ12を裏面側(つまりLPGボンベを載置する側と反
対側)に折り曲げかつその先端にグリップ部材15を装
着することで左右一対のハンドル16,16が設けられ
ている。また、台車本体11の支持片14側端部の裏面
側には左右一対の車輪17,17が設けられ、該両車輪
17,17は、それぞれ台車本体11の対応する金属パ
イプ12,12よりも外側に配置されているとともに、
車軸18及びブラケット19を介して上記金属パイプ1
2に回転自在に支持されている。
【0017】そして、上記テールゲート6の閉時に該テ
ールゲート6の荷箱1内に面する表面6a側には、その
表面6aに沿ってボンベ搬送台車Aを立て掛けて保持す
る保持部21が設けられており、該保持部21は、上記
台車本体11の左右一対のハンドル16,16(グリッ
プ部材15)と各々係合する左右二つの係合凹部22,
22と、台車本体11の中間の金属プレート13に取付
けた突起部としてのU字状部材23の一片23aが差し
込まれる一つの差込穴24とからなる。上記各係合凹部
22は、図5及び図6に詳示するように、テールゲート
6の表面6aの平面部6bに矩形穴25を開口し、該矩
形穴25の裏面側に凹部を有する凹部材26の上縁をフ
ランジ接合することで形成されている。上記矩形穴25
のハンドル16差込方向奥側の縁部25aは、凹部材2
6の開口側に突出していて凹部材26内に差し込まれた
ハンドル16が抜けるのを防止するストッパとしての機
能を発揮するようになっている。
ールゲート6の荷箱1内に面する表面6a側には、その
表面6aに沿ってボンベ搬送台車Aを立て掛けて保持す
る保持部21が設けられており、該保持部21は、上記
台車本体11の左右一対のハンドル16,16(グリッ
プ部材15)と各々係合する左右二つの係合凹部22,
22と、台車本体11の中間の金属プレート13に取付
けた突起部としてのU字状部材23の一片23aが差し
込まれる一つの差込穴24とからなる。上記各係合凹部
22は、図5及び図6に詳示するように、テールゲート
6の表面6aの平面部6bに矩形穴25を開口し、該矩
形穴25の裏面側に凹部を有する凹部材26の上縁をフ
ランジ接合することで形成されている。上記矩形穴25
のハンドル16差込方向奥側の縁部25aは、凹部材2
6の開口側に突出していて凹部材26内に差し込まれた
ハンドル16が抜けるのを防止するストッパとしての機
能を発揮するようになっている。
【0018】また、上記差込穴24は、図7に詳示する
ように、テールゲート6の表面6aの傾斜面部6cの平
面部6b側部位に横長にスリット状に形成されている。
テールゲート表面6aの平面部6bには、該差込穴24
に近い位置にピン挿通穴27(図3参照)が設けられて
いる。そして、台車本体11側のU字状部材23の一片
23aを差込穴24に差し込んだ後、ピン28を上記U
字状部材23のテールゲート6外側に位置する片23b
の小孔23c、上記ピン挿通穴27及びU字状部材23
の差込穴24内に位置する片23aの小孔23cに挿通
することでU字状部材23の差込穴24からの抜けを防
止するようになっている。
ように、テールゲート6の表面6aの傾斜面部6cの平
面部6b側部位に横長にスリット状に形成されている。
テールゲート表面6aの平面部6bには、該差込穴24
に近い位置にピン挿通穴27(図3参照)が設けられて
いる。そして、台車本体11側のU字状部材23の一片
23aを差込穴24に差し込んだ後、ピン28を上記U
字状部材23のテールゲート6外側に位置する片23b
の小孔23c、上記ピン挿通穴27及びU字状部材23
の差込穴24内に位置する片23aの小孔23cに挿通
することでU字状部材23の差込穴24からの抜けを防
止するようになっている。
【0019】次に、上記実施形態の作用・効果について
説明するに、ボンベ運搬車においてボンベ搬送台車Aを
格納する場合には、先ず、テールゲート装置Bにおい
て、テールゲート6を開き状態にするとともに地上面側
にまで下降させる(図3に示す状態)。そして、この状
態において、ボンベ搬送台車Aの台車本体11のハンド
ル16側を前側にしてボンベ搬送台車Aを運搬車の後方
から上記テールゲート6に寄せ、台車本体11の左右の
ハンドル16,16をそれぞれテールゲート表面6aの
係合凹部22内に差し込むととともに、台車本体11の
中間の金属プレート13に取付けたU字状部材23の一
片23aをテールゲート表面6aの差込穴24に差し込
む(図4に示す状態)。
説明するに、ボンベ運搬車においてボンベ搬送台車Aを
格納する場合には、先ず、テールゲート装置Bにおい
て、テールゲート6を開き状態にするとともに地上面側
にまで下降させる(図3に示す状態)。そして、この状
態において、ボンベ搬送台車Aの台車本体11のハンド
ル16側を前側にしてボンベ搬送台車Aを運搬車の後方
から上記テールゲート6に寄せ、台車本体11の左右の
ハンドル16,16をそれぞれテールゲート表面6aの
係合凹部22内に差し込むととともに、台車本体11の
中間の金属プレート13に取付けたU字状部材23の一
片23aをテールゲート表面6aの差込穴24に差し込
む(図4に示す状態)。
【0020】続いて、上記U字状部材23のテールゲー
ト6外側に位置する片23bの小孔23c、テールゲー
ト表面6a(平面部6b)のピン挿通穴27及びU字状
部材23の差込穴24内に位置する片23aの小孔23
cにピン28を挿通する。しかる後、テールゲート装置
Bにおいて、テールゲート6を荷箱1の床面位置にまで
上昇させるとともに荷箱1後端を閉鎖する閉じ状態にま
で回動させる(図1及び図2に示す状態)。以上によっ
て、ボンベ搬送台車Aの格納作業が終了する。
ト6外側に位置する片23bの小孔23c、テールゲー
ト表面6a(平面部6b)のピン挿通穴27及びU字状
部材23の差込穴24内に位置する片23aの小孔23
cにピン28を挿通する。しかる後、テールゲート装置
Bにおいて、テールゲート6を荷箱1の床面位置にまで
上昇させるとともに荷箱1後端を閉鎖する閉じ状態にま
で回動させる(図1及び図2に示す状態)。以上によっ
て、ボンベ搬送台車Aの格納作業が終了する。
【0021】尚、上述の如く格納されたボンベ搬送台車
Aの取出しは、ボンベ搬送台車Aの格納とは逆の作業手
順によって行われる。
Aの取出しは、ボンベ搬送台車Aの格納とは逆の作業手
順によって行われる。
【0022】このように、ボンベ搬送台車Aの収納又は
取出しにおいては、作業者は単に開き状態でかつ地上面
側にまで下降したテールゲート6の表面6aに対し、保
持部21(係合凹部22及び差込穴24)によりボンベ
搬送台車Aを取付け又は取外すだけであり、またその取
付け又は取外しも容易に行うことができるので、作業容
易性等を高めることができる。
取出しにおいては、作業者は単に開き状態でかつ地上面
側にまで下降したテールゲート6の表面6aに対し、保
持部21(係合凹部22及び差込穴24)によりボンベ
搬送台車Aを取付け又は取外すだけであり、またその取
付け又は取外しも容易に行うことができるので、作業容
易性等を高めることができる。
【0023】また、ボンベ搬送台車Aの格納状態では、
ボンベ搬送台車Aが保持されたテールゲート6の表面6
aは荷箱1内に面し、ボンベ搬送台車Aも荷箱1内に位
置しているので、ボンベ搬送台車Aの保持が外れたとき
でも搬送台車Aは荷箱内に倒れることになり、地上に落
下することはない。その上、上記ボンベ搬送台車Aは、
台車本体11の左右のハンドル16,16が係合凹部2
2,22に、台車本体11の中間の金属プレート13が
U字状部材23を介して差込穴24にそれぞれ係合し、
3箇所で保持されているので、保持状態の外れひいては
地上への落下を確実に防止することができる。
ボンベ搬送台車Aが保持されたテールゲート6の表面6
aは荷箱1内に面し、ボンベ搬送台車Aも荷箱1内に位
置しているので、ボンベ搬送台車Aの保持が外れたとき
でも搬送台車Aは荷箱内に倒れることになり、地上に落
下することはない。その上、上記ボンベ搬送台車Aは、
台車本体11の左右のハンドル16,16が係合凹部2
2,22に、台車本体11の中間の金属プレート13が
U字状部材23を介して差込穴24にそれぞれ係合し、
3箇所で保持されているので、保持状態の外れひいては
地上への落下を確実に防止することができる。
【0024】さらに、搬送台車格納装置の構成は、既存
のテールゲート装置Bを利用し、そのテールゲート6の
荷箱1内に面する表面6a側に保持部21を設けるだけ
の簡単なものであるので、装置の小型化及びコストの低
廉化を図ることができる。
のテールゲート装置Bを利用し、そのテールゲート6の
荷箱1内に面する表面6a側に保持部21を設けるだけ
の簡単なものであるので、装置の小型化及びコストの低
廉化を図ることができる。
【0025】尚、本発明は上記実施形態に限定されるも
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態のテールゲート装置Bでは、荷箱
1後端の左右両側に一対の支柱2,2を設けるととも
に、該両支柱2,2に沿ってスライダ3,3を昇降可能
に設け、該スライダ3,3にテールゲート6の下端部の
左右両側を軸支して、テールゲート6が荷箱1の後端を
閉鎖する閉じ状態と車体後方に略水平に延びる開き状態
との間で回動自在につまり開閉自在にかつ荷箱1の床面
と地上面側との間で昇降自在に設けられた場合について
述べたが、本発明は、テールゲート6の下端部の左右両
側をそれぞれリンクを介して荷箱1の後端に連結して、
該テールゲート6の回動だけでテールゲート6が開閉自
在にかつ荷箱1の床面と地上面側との間で昇降自在に設
けられたテールゲート装置を備える車両にも同様に適用
することができるのは勿論である。
のではなく、その他種々の形態を包含するものである。
例えば、上記実施形態のテールゲート装置Bでは、荷箱
1後端の左右両側に一対の支柱2,2を設けるととも
に、該両支柱2,2に沿ってスライダ3,3を昇降可能
に設け、該スライダ3,3にテールゲート6の下端部の
左右両側を軸支して、テールゲート6が荷箱1の後端を
閉鎖する閉じ状態と車体後方に略水平に延びる開き状態
との間で回動自在につまり開閉自在にかつ荷箱1の床面
と地上面側との間で昇降自在に設けられた場合について
述べたが、本発明は、テールゲート6の下端部の左右両
側をそれぞれリンクを介して荷箱1の後端に連結して、
該テールゲート6の回動だけでテールゲート6が開閉自
在にかつ荷箱1の床面と地上面側との間で昇降自在に設
けられたテールゲート装置を備える車両にも同様に適用
することができるのは勿論である。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明における車両の搬送
台車格納装置によれば、車両の通常走行時には搬送台車
がテールゲートの荷箱内に面する表面側に保持部により
保持されているため、保持部による保持状態が外れたと
きでも搬送台車が荷箱内に倒れることになり、地上への
落下を防止することができる。しかも、搬送台車の取付
け及び取外しを容易に行うことができ、作業性の向上を
図ることができるとともに、装置の小型化及びコストの
低廉化を図ることができる。
台車格納装置によれば、車両の通常走行時には搬送台車
がテールゲートの荷箱内に面する表面側に保持部により
保持されているため、保持部による保持状態が外れたと
きでも搬送台車が荷箱内に倒れることになり、地上への
落下を防止することができる。しかも、搬送台車の取付
け及び取外しを容易に行うことができ、作業性の向上を
図ることができるとともに、装置の小型化及びコストの
低廉化を図ることができる。
【0027】特に、請求項2に係る発明では、ボンベ搬
送台車を格納するものに適用した場合に、搬送台車が一
対のハンドルと突起部の少なくとも三箇所で係合して保
持されるので、その保持を確実に行うことができる。
送台車を格納するものに適用した場合に、搬送台車が一
対のハンドルと突起部の少なくとも三箇所で係合して保
持されるので、その保持を確実に行うことができる。
【図1】本発明の実施形態に係る搬送台車格納装置を備
えたボンベ運搬車の荷箱後部の背面図である。
えたボンベ運搬車の荷箱後部の背面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】テールゲートを開きかつ地上面側に下降した状
態の斜視図である。
態の斜視図である。
【図4】上記テールゲート上に搬送台車を保持させる作
業状態を示す側面図である。
業状態を示す側面図である。
【図5】図3のE部分の拡大図である。
【図6】図5のF−F線における断面図である。
【図7】図2のG部分の拡大図である。
A ボンベ搬送台車 B テールゲート装置 1 荷箱 6 テールゲート 6a 表面 11 台車本体 14 支持片 16 ハンドル 17 車輪 21 保持部 22 係合凹部 23 U字状部材(突起部) 24 差込穴
Claims (2)
- 【請求項1】 荷箱後端にテールゲートが下端側を支点
として開閉自在にかつ荷箱の床面と地上面側との間で昇
降自在に設けられた車両において、 上記テールゲートの閉時に該テールゲートの荷箱内に面
する表面側にはその表面に沿って搬送台車を立て掛けて
保持する保持部が設けられていることを特徴とする車両
の搬送台車格納装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の車両の搬送台車格納装置
において、 上記搬送台車は、LPGボンベ等のボンベを搬送するも
ので、一端にボンベの底面を支持する支持片を、他端に
左右一対のハンドルをそれぞれ有する台車本体と、該台
車本体の支持片側端部の裏面側に設けられた車輪とを備
えてなり、 上記保持部は、上記台車本体の左右一対のハンドルと各
々係合する左右二つの係合凹部と、台車本体に設けた突
起部が差し込まれる少なくとも一つの差込穴とからなる
ことを特徴とする車両の搬送台車格納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27433795A JPH09109768A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 車両の搬送台車格納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27433795A JPH09109768A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 車両の搬送台車格納装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09109768A true JPH09109768A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17540260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27433795A Withdrawn JPH09109768A (ja) | 1995-10-23 | 1995-10-23 | 車両の搬送台車格納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09109768A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100836320B1 (ko) * | 2006-12-13 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 트럭의 테일 게이트 승하강 장치 |
JP2009262810A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Murata Unso:Kk | 荷受台昇降装置および荷受台昇降装置を用いた積荷の積卸し方法 |
-
1995
- 1995-10-23 JP JP27433795A patent/JPH09109768A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100836320B1 (ko) * | 2006-12-13 | 2008-06-09 | 현대자동차주식회사 | 트럭의 테일 게이트 승하강 장치 |
JP2009262810A (ja) * | 2008-04-25 | 2009-11-12 | Murata Unso:Kk | 荷受台昇降装置および荷受台昇降装置を用いた積荷の積卸し方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030107 |