JPH09109605A - 双輪キャスター - Google Patents

双輪キャスター

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JPH09109605A
JPH09109605A JP29373395A JP29373395A JPH09109605A JP H09109605 A JPH09109605 A JP H09109605A JP 29373395 A JP29373395 A JP 29373395A JP 29373395 A JP29373395 A JP 29373395A JP H09109605 A JPH09109605 A JP H09109605A
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braking
caster
rod
twin
braking rod
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Hitoshi Ishihara
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TOKAI KIYASUTAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な構成で、ロック性能を向上させる。 【解決手段】キャスター本体31には、進行方向後方側
の切欠き溝部36に穿設された貫通孔37内に、下端に
接地片40が取り付けられ操作部45を後方側に揺動可
能に突出させた制動ロッド38をばね39により上方に
弾撥付勢して昇降自在に嵌挿し、切欠き溝部36内に制
動レバー41を軸支させ先端カム面43、44を制動ロ
ッド38の上面に当接させている。竪軸35の下端35
Bには、多数の凹溝51が形成された旋回止めワッシャ
50が取り付けられる。制動ロッド38には、旋回止め
ストッパ53が接地片40に埋設されて取り付けられ、
係合爪57を上記凹溝51に係脱可能に旋回止めワッシ
ャ50の上方に位置させている。制動レバー41の操作
により接地片40とともに旋回止めストッパ53を上下
動させ、係合爪57を接地片40の接地位置で凹溝51
に係止させ、双輪キャスター30をロックさせるように
なっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はキャスターに係
り、特に、キャスターの走行と旋回を停止させる制動機
構を備えた双輪キャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】走行と旋回を停止させる制動機構を備え
た双輪キャスターは、本出願人によりすでに提案されて
いる(実公平7−33921号)。この双輪キャスター
は、図17に示すように、両側車輪3、3を支持する車
軸4と、この車軸4を支承する旋回主体(キャスター本
体)2と、この旋回主体2に車軸4から進行方向前方側
に偏心した位置において縦方向に回動自在に貫通支承し
た竪軸1とからなっている。この旋回主体2の進行方向
後方側には、切欠き溝部5が凹入して形成され、この切
欠き溝部5の底面には、貫通孔7が縦方向に貫通して形
成される。この貫通孔7内には、制動用昇降杆(制動ロ
ッド)6が挿通される。制動用昇降杆6は、頭部底面と
貫通孔7の中間段部との間に張設されたばね8により上
方に付勢され、下端には、ゴム等の弾性材からなる接地
片(制動部)9がカバー10を介して取り付けられる。
切欠き溝部5の両側壁間には、制動レバー11がピン1
2により揺動可能に枢支されており、この制動レバー1
1の先端カム面を制動用昇降杆6の頭部上面に係合させ
ている。これら制動用昇降杆6、ばね8、接地片9およ
び制動レバー11により制動機構20が構成される。
【0003】この制動レバー11は、図17に示す非制
動位置では、制動レバー11の先端カム面のうち低位側
部が切欠き溝部5の底面に沿って横倒し状態で、下方か
らばね8により付勢される制動用昇降杆6の頂面により
当接保持される。そして、カバー10が筒部13の下面
に当接され接地片9は床面より上方に保持される。制動
時には、この制動レバー11をピン12に対して図17
の反時計方向に回動させ起立させると、制動レバー11
の先端カム面のうち角部が制動用昇降杆6の頂面を押圧
して制動用昇降杆6をばね8に抗して下方に押し下げ、
制動レバー11の先端カム面のうち高位側の先端面が制
動用昇降杆6の頂面に当接すると、面接触により制動用
昇降杆6は下方位置で保持される。この下方位置で、制
動用昇降杆6の下端に設けられた接地片9が、床面に圧
接され、キャスターの車輪止めと旋回止めがなされる。
また、制動を解除する際には、制動レバー11を足等で
踏み下げれば、制動用昇降杆6はばね8により上方に付
勢され、図17に示す非作動位置に復帰するようになっ
ている。このように、上記従来の双輪キャスターでは、
接地片9を床面に圧接させて車輪止めと旋回止めとを行
うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の双輪キャス
ターでは、制動レバー11の操作により、接地片9を床
面に圧接させて車輪止めと旋回止めとを行うようにして
いるが、この接地片9は、キャスターの進行方向後方側
で床面に圧接されるので、竪軸1から離れた位置で接地
される。このため、家具等に取り付けられる竪軸1に進
行方向に対して左右の力が加わると、竪軸1はキャスタ
ー本体2に対して旋回フリーとなっているので、キャス
ター本体2は接地片9を中心に回動しようとする。これ
に対して、接地片9と床面との摩擦力が大きければ大き
いほど制動力を大きく保つことができるが、制動力を増
大させるには、接地片9の摩擦抵抗と接地面積および接
地片9の圧接力を大きくしなければならない。しかしな
がら、キャスター自体のコンパクト化を図るため、この
ような制動機構20を車軸4より進行方向後方側に設け
る以上、接地片9の接地面積およびばね8の弾撥力には
限界があり、制動時に、家具等に力が加わると、キャス
ターが旋回することがあり、完全にキャスターの旋回を
止めることができないという問題があった。
【0005】本発明は上記欠点を除くためになされたも
ので、簡素な構成で、車輪止めと旋回止めとを確実に行
うことができる双輪キャスターを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る双輪キャス
ターは、車軸を介して両側車輪が回転可能に支持された
キャスター本体と、このキャスター本体の車軸から偏位
した部位に回動自在に支承された竪軸と、キャスター本
体の車軸に対して竪軸と反対側上部を切り欠いた溝部底
面に穿設された貫通孔内に挿通された制動ロッドと、こ
の制動ロッドを上方に弾撥付勢するばねと、上記制動ロ
ッドの下端に取り付けられた制動部と、上記制動ロッド
の上面に先端カム面が当接されて上記切欠き溝部内に揺
動可能に軸支され操作部を外側に突出させた制動レバー
とを備え、上記操作部の操作により制動ロッドを上下動
させ制動部を下方の接地位置に押圧保持する双輪キャス
ターにおいて、キャスター本体から下方に突出する竪軸
下部に取り付けられ、周方向に沿って係合部が形成され
た係合手段と、上記制動部と一体的に昇降し、制動部の
接地位置で上記係合部に係合するロック部が形成された
ロック手段とを設け、上記操作部の操作によりキャスタ
ーの走行と旋回とを停止させるようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施例により本
発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る双輪キ
ャスターを示す縦断面図、図2は図1の双輪キャスター
の制動時の状態を示す縦断面図、図3は図2の双輪キャ
スターの要部を示す底面図、図4ないし図7はそれぞれ
図1の双輪キャスターのキャスター本体を示す一部破断
背面図、縦断面図、平面図および側面図、図8は図7の
キャスター本体のVIII-VIII 線に沿った横断面図、図9
は竪軸の底面図、図10および図11はそれぞれ制動レ
バーの側面図および一部破断背面図、図12は制動ロッ
ドの底面図、図13は旋回止めワッシャを示す平面図、
図14ないし図16はそれぞれ制動部に旋回止めストッ
パを挿入した状態を示す平面図、背面図および縦断面図
である。双輪キャスター30は、図1に示すように、キ
ャスター本体31と、このキャスター本体31に車軸3
2を介して回転自在に支持された双輪の車輪33と、キ
ャスター本体31の車軸32から進行方向前方側に偏心
した位置において縦方向に貫通して形成された取付け孔
34内に回動自在に嵌合された竪軸35とを備えてい
る。この竪軸35の上部には図示しない家具等の被取付
体側に螺合されるねじ部35Cが形成される。竪軸35
は、下部の小径部35Aが取付け孔34から下方に突出
され、この小径部35Aの突出端35Bが、図9に示す
ように、断面非円形(本実施例では円形を平行に切り欠
いた形状)に形成されている。
【0008】キャスター本体31の進行方向後方側(車
軸32に対して竪軸35の反対側)上部には、図4およ
び図5に示すように、切欠き溝部36が凹入して形成さ
れる。この切欠き溝部36の底面36Aには、貫通孔3
7が縦方向に貫通して形成される。貫通孔37は、図5
および図6に示すように、断面正方形のばね収容孔部3
7Aと、このばね収容孔部37Aの底面37Bに穿設さ
れた円孔部37Cとからなっている。この貫通孔37内
には、図1および図2に示すように、制動ロッド38が
挿通される。制動ロッド38は、断面正方形の頭部38
Aとロッド本体38Bとから構成され、ロッド本体38
Bが円孔部37C内に嵌挿されて頭部38Aがばね収容
孔部37A内に収容されるようになっている。制動ロッ
ド38は、頭部38A底面と貫通孔37の中間段部(す
なわち底面)37Bとの間に張設されたばね39により
上方に付勢され、下端には、ゴム等の弾性材からなる接
地片(制動部)40が取り付けられる。切欠き溝部36
の両側壁36C、36D間には、制動レバー41が収容
されピン42により揺動可能に枢支される。この制動レ
バー41は、図1および図2に示すように、先端カム面
43、44が制動ロッド38の頭部38A上面に係合さ
れるとともに、低位側カム面43の反対側に弧状に形成
された操作部45が切欠き溝部36の進行方向後方側に
突出されるようになっている。
【0009】ところで、竪軸35の突出端35Bには、
図1および図2に示すように、係合手段としての旋回止
めワッシャ50が嵌装されてカシメ付けられる。旋回止
めワッシャ50は、図3および図13に示すように、外
周に径方向に凹陥した凹溝51が等間隔に多数刻設され
る。そして、この旋回止めワッシャ50と制動ロッド3
8側との間には、図1および図2に示すように、ロック
手段としての旋回止めストッパ53が設けられる。この
旋回止めストッパ53は、金属製の板ばね、プラスチッ
ク等、弾性を有する材料からなり、図14ないし図16
に示すように、一端に形成された取付部54が接地片4
0に埋設される。旋回止めストッパ53は、埋設された
状態で、非円形(本実施例では円形を平行に切り欠いた
形状)の孔54Aが、接地片40の取付孔40A内に配
されるようになっている。旋回止めストッパ53は取付
部54が接地片40に埋設された状態で、取付部54の
他の孔54Bに接地片40の一部が嵌り込み、接地片4
0に係止される(図16参照)ようになっている。接地
片40に埋設された旋回止めストッパ53は、非円形孔
54Aが制動ロッド38の下端に嵌挿されてカシメ付け
られる。
【0010】旋回止めストッパ53は、この取付部54
から上方に折曲されたアーム56と、アーム56の先端
に形成された係合爪57とを備えて構成される。アーム
56は可撓性を有し先端が上下方向に弾性変位可能にな
っており、両側には係合爪57の近傍に突部55、55
が形成される。アーム56は、キャスター本体31の下
部に形成された壁部60、60の内側に配され、壁部6
0、60の内壁面にアーム56の両側突部55、55が
接触可能になっている。このため、アーム56に左右方
向(図3の上下方向)の力が加わると、突部55、55
のうち一方が壁部60、60の内壁面に当接するように
なっている。係合爪57は、旋回止めワッシャ50の凹
溝51に嵌入可能に形成される。本実施例では、断面ほ
ぼC字状に形成され隣接する2つの凹溝51に同時に嵌
入するようになっている。
【0011】そして、旋回止めストッパ53は、図1に
示すように、接地片40が床面から上方の非制動位置に
あるとき、係合爪57が旋回止めワッシャ50の上方に
保持され、接地片40が降下して床面に接する下方の制
動位置にあるとき、係合爪57が凹溝51、51に嵌入
されるようになっている。接地片40の降下時、係合爪
57が凹溝51、51からずれて嵌らない場合でも、ア
ーム56が撓んで係合爪57が旋回止めワッシャ50の
上面に圧接されるようになっているので、キャスター本
体31と竪軸35とを相対的にわずかに旋回させるだけ
で、係合爪57は旋回止めワッシャ50の上面を滑り近
くの凹溝51、51に自動的に嵌り込むようになってい
る。
【0012】次に、上記構成に係る双輪キャスターの動
作について説明する。キャスター30は、非制動状態、
すなわち、フリー走行およびフリー旋回状態では、図1
に示すように、進行方向後方側に突出された操作部45
の上側を押圧して制動レバー41を揺動させているの
で、低位側カム面43が制動ロッド38の頭部38A上
面に係合された状態となっている。このとき、制動ロッ
ド38はばね39により上方に付勢されるとともに頭部
38A上面が低位側カム面43と面接触されることによ
り、制動レバー41は低位側カム面43を下側に向けた
状態で保持され、接地片40は円孔37C外側の筒状部
61の下面に当って床面から上方位置で保持される。そ
して、旋回止めストッパ53は接地片40とともに上方
位置で保持されるので、係合爪57が旋回止めワッシャ
50の上方に保持され、車輪33はフリー走行可能に、
キャスター本体31は旋回自在になっている。
【0013】次に、走行および旋回とも制動状態とする
には、図2に示すように、操作部45の下側を押圧して
起立させ、制動レバー41を下方の揺動位置に変位させ
高位側カム面44を制動ロッド38の頭部38A上面に
係合させる。制動ロッド38はばね39に抗して下方に
押し下げられ、接地片40は床面に圧接され車輪33は
回転不能となり制動状態に保たれる。このとき、制動レ
バー41の高位側カム面44は、接地片40の下面を車
輪33の接地面より下方に(図2の符号L参照)押し下
げるようになっており、この接地面との差Lが床面への
圧接力に相当し、摩擦抵抗を増大させている。そして、
接地片40の降下時、旋回止めストッパ53もアーム5
6が壁部60、60間を下方に降下され、旋回止めワッ
シャ50上の係合爪57が凹溝51、51に嵌入され
て、旋回がロックされる。このとき、係合爪57が凹溝
51、51に嵌らず、旋回止めワッシャ50の上面に当
たっていても、アーム56が撓んで係合爪57が旋回止
めワッシャ50の上面に圧接されるようになっているの
で、キャスター本体31と竪軸35とを相対的にわずか
に旋回させるだけで、係合爪57は旋回止めワッシャ5
0の上面を滑り近くの凹溝51、51に自動的に嵌り込
むようになっている。さらに、双輪キャスター30がロ
ック状態のとき、たとえ、被取付体側に横方向の負荷が
かかり、竪軸35とキャスター本体31とに相対的に旋
回力が加えられても、両者は凹溝51、51と係合爪5
7との近傍に設けられた突部55、55を経由して力を
伝えるように構成しているので、旋回止めストッパ53
のアーム56に負担がかかることがない。
【0014】車輪33の制動およびキャスター本体31
の旋回ロックを再び解除するには、操作部45の上側を
押圧して横倒し状態とし制動レバー41を上方の復帰位
置に戻すと、制動ロッド38がばね39により上方に復
帰して接地片40が床面から離れるとともに、係合爪5
7が凹溝51、51から離脱して上方位置に復帰する。
このように、上記構成に係る双輪キャスターでは、制動
時、接地片50を床面に圧接させるとともに竪軸35も
同時にロックするようにしているので、双輪キャスター
のロックを確実に行うことができる。また、操作部45
のワンタッチ操作により、車輪止めと旋回止めとを同時
に行うとともに、同時にこれらロックを解除することが
できる。しかも、旋回ロック性能が向上することによ
り、接地片40に制動ロッド38の軸を中心とする回動
力がかかりにくくなるので、接地片40の制動性能も向
上する。また、旋回止めストッパ53は、制動ロッド3
8側の取付部54と、竪軸35側に係合する係合爪57
との間を弾性変形可能なアーム56により構成している
ので、双輪キャスター30の制動時、係合爪57が一度
で凹溝51、51に嵌り込まなくても、被取付体側に力
が加わりキャスター本体31が旋回されると、旋回止め
ワッシャ50と係合爪57とが相対的に回転して、自動
的にロックされるので、ロックを確実に行うことができ
る。
【0015】なお、上記実施例では、旋回止めワッシャ
50の凹溝51を図13に示すように径方向に凹陥した
形状としているが、これに限られるものではなく、係合
爪が上方から嵌り込む構成であれば良いことは言うまで
もない。また、双輪キャスター30は、非制動時、低位
側カム面43と頭部38A上面とを面接触させるととも
に、接地片40を円孔37C外側の筒状部61の下面に
当てるように制動ロッド38の長さを設定しているが、
これに限られるものではなく、低位側カム面43と頭部
38A上面とを面接触させるだけで、接地片40を円孔
37C外側の筒状部61の下面に当てないようにしても
よい。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、車軸
を介して両側車輪が回転可能に支持されたキャスター本
体と、このキャスター本体の車軸から偏位した部位に回
動自在に支承された竪軸と、キャスター本体の車軸に対
して竪軸と反対側上部を切り欠いた溝部底面に穿設され
た貫通孔内に挿通された制動ロッドと、この制動ロッド
を上方に弾撥付勢するばねと、上記制動ロッドの下端に
取り付けられた制動部と、上記制動ロッドの上面に先端
カム面が当接されて上記切欠き溝部内に揺動可能に軸支
され操作部を外側に突出させた制動レバーとを備え、上
記操作部の操作により制動ロッドを上下動させ制動部を
下方の接地位置に押圧保持する双輪キャスターにおい
て、キャスター本体から下方に突出する竪軸下部に取り
付けられ、周方向に沿って係合部が形成された係合手段
と、上記制動部と一体的に昇降し、制動部の接地位置で
上記係合部に係合するロック部が形成されたロック手段
とを設け、上記操作部の操作によりキャスターの走行と
旋回とを停止させるようにしたことにより、簡素な構成
で、ワンタッチの操作により車輪止めと旋回止めとを確
実に行うことができ、しかも、制動性能および旋回ロッ
ク性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る双輪キャスターを示す
縦断面図である。
【図2】図1の双輪キャスターの制動時の状態を示す縦
断面図である。
【図3】図2の双輪キャスターの要部を示す底面図であ
る。
【図4】図1の双輪キャスターのキャスター本体を示す
一部破断背面図である。
【図5】図1の双輪キャスターのキャスター本体を示す
縦断面図である。
【図6】図1の双輪キャスターのキャスター本体を示す
平面図である。
【図7】図1の双輪キャスターのキャスター本体を示す
側面図である。
【図8】図7のキャスター本体のVIII-VIII 線に沿った
横断面図である。
【図9】竪軸の底面図である。
【図10】制動レバーの側面図である。
【図11】制動レバーの一部破断背面図である。
【図12】制動ロッドの底面図である。
【図13】旋回止めワッシャを示す平面図である。
【図14】制動部に旋回止めストッパを挿入した状態を
示す平面図である。
【図15】制動部に旋回止めストッパを挿入した状態を
示す背面図である。
【図16】制動部に旋回止めストッパを挿入した状態を
示す縦断面図である。
【図17】従来の双輪キャスターを示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
30 双輪キャスター 31 キャスター本体 32 車軸 33、33 車輪 35 竪軸 35B 竪軸下部 38 制動ロッド 39 ばね 40 接地片(制動部) 41 制動レバー 45 操作部 51 凹溝(凹部) 50 旋回止めワッシャ(係合手段) 53 旋回止めストッパ(ロック手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車軸を介して両側車輪が回転可能に支持
    されたキャスター本体と、このキャスター本体の車軸か
    ら偏位した部位に回動自在に支承された竪軸と、キャス
    ター本体の車軸に対して竪軸と反対側上部を切り欠いた
    溝部底面に穿設された貫通孔内に挿通された制動ロッド
    と、この制動ロッドを上方に弾撥付勢するばねと、上記
    制動ロッドの下端に取り付けられた制動部と、上記制動
    ロッドの上面に先端カム面が当接されて上記切欠き溝部
    内に揺動可能に軸支され操作部を外側に突出させた制動
    レバーとを備え、上記操作部の操作により制動ロッドを
    上下動させ制動部を下方の接地位置に押圧保持する双輪
    キャスターにおいて、キャスター本体から下方に突出す
    る竪軸下部に取り付けられ、周方向に沿って係合部が形
    成された係合手段と、上記制動部と一体的に昇降し、制
    動部の接地位置で上記係合部に係合するロック部が形成
    されたロック手段とを設け、上記操作部の操作によりキ
    ャスターの走行と旋回とを停止させることを特徴とする
    双輪キャスター。
  2. 【請求項2】 車軸を介して両側車輪が回転可能に支持
    されたキャスター本体と、このキャスター本体の車軸か
    ら偏位した部位に回動自在に支承された竪軸と、キャス
    ター本体の車軸に対して竪軸と反対側上部を切り欠いた
    溝部底面に穿設された貫通孔内に挿通された制動ロッド
    と、この制動ロッドを上方に弾撥付勢するばねと、上記
    制動ロッドの下端に取り付けられた制動部と、上記制動
    ロッドの上面に先端カム面が当接されて上記切欠き溝部
    内に揺動可能に軸支され操作部を外側に突出させた制動
    レバーとを備え、上記操作部の操作により制動ロッドを
    上下動させ制動部を下方の接地位置に押圧保持する双輪
    キャスターにおいて、キャスター本体から下方に突出す
    る竪軸下部に取り付けられ、外周に凹部が等間隔に複数
    刻設された旋回止めワッシャと、一端が制動部に取り付
    けられ他端に上記凹部に係合可能な係合爪が形成された
    旋回止めストッパとを備え、操作部の操作により制動ロ
    ッドの上下動に応じて上記旋回止めストッパを制動部と
    ともに上下動させ、上記係合爪を制動部の接地位置で上
    記凹部に係合させキャスターの走行と旋回とを停止させ
    ることを特徴とする双輪キャスター。
  3. 【請求項3】 旋回止めストッパは一端が上記制動部に
    埋設されて制動ロッドに取り付けられる取付部と、この
    取付部から上下に弾性変位可能に上方に折曲されるアー
    ムと、このアーム先端に形成された係合爪とから構成さ
    れるとともに、キャスター本体には上記アームを収容す
    る壁部が形成されることを特徴とする請求項2に記載の
    双輪キャスター。
  4. 【請求項4】 旋回止めストッパはアームの両側に壁部
    に当接可能な突部を有することを特徴とする請求項3に
    記載の双輪キャスター。
  5. 【請求項5】 係合爪は複数の凹部に同時に係合可能な
    形状を有することを特徴とする請求項2ないし4に記載
    の双輪キャスター。
  6. 【請求項6】 凹部は旋回止めワッシャの外周縁から径
    方向に凹陥して形成された凹溝から構成されることを特
    徴とする請求項5に記載の双輪キャスター。
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