JP2004136765A - 車輪ロック装置 - Google Patents

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Takao Sugimoto
杉本 尚旺
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YOSHIMASU SEISAKUSHO KK
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Abstract

【課題】故障が少なく、耐久性に富み、電力消費が少なく、ランニングコストの低いかついたずらに強くしかも誤作動のない安定した管理を可能とする車輪ロック装置の提供。
【解決手段】梃動自在なロックレバー1,2の先端部1a,2a同志を閉方向に付勢する撥条体14,15とロックレバー1,2間の車輪収容部A1,B1に進退自在な車輪受控杆10の前進位置でロックレバー1,2先部間に控介在して先端部1a,2aの閉方向梃動を阻止する一方、先端部1a,2aの閉接ロック状態を検出するスイッチ16のONで作動したソレノイド17へ退入動するプランジャ18と、直動/円弧動変換機構20を介してプランジャ18の突出時にロックレバー1,2後端内側に当接ロックし、ロックレバー1,2の先端部1a,2a同志の開方向梃動を阻止するとともに退入時当接ロックを解除するベルクランク25,26を含む特徴的構成手段の採用。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自転車やオートバイ等の二輪車用の駐輪場等に設置して、自転車等の盗難やいたずらによる破壊及び無断駐輪を防止するのに供される車輪ロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種、従来の車輪ロック装置として図11に示す特開2001−328576号公報に記載の発明が存在するが、基端部を軸支しかつ中間部に亙り介張した弾性体aにより閉方向に付勢した左右一対のロックアームb,c先端にピン軸d,eにて回転自在に取り付けたローラf,g自体が回転し、使用時ソレノイドhを作動してストッパ片iを左右一対のロックアームb,c後端間に割り込ませてロックアームb,c先端の開方向への開動を阻止して前輪進入路Rに侵入した車輪αをロックする構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の発明では、ローラf,g自体が回転するため、車輪αの出し入れ時の衝撃が細いピン軸d,eに作用し、繰り返し衝激により軸破断や折れ曲がりや撓みを生じ易く交換の保守コストが掛かる。
【0004】
又、使用時にソレノイドhを作動してロックするため、使用時間中電流を流しっぱなしとなり消費電力が嵩んでランニングコストが掛かり、ロックアームb,c自体が薄いため、車輪の出入れ方向のズレや左右傾斜のブレやいたずら等によって上下に強制振動を余儀なくされ、この繰り返し振動により機械的強度疲労を惹起して折れ曲がりや捩れが発生し、早期に使用不能となる。
【0005】
さらに、致命的なことは、いたずらによって車輪当接板jが押し込まれるとリミットスイッチkの誤検知ONによりソレノイドhを誤作動し、ストッパ片iを図中矢印位置に吸引して左右ロックアームb,cの開方向への開動を阻止するために、車輪αを外から車輪侵入路Rに侵入収容させず空状態なのに使用状態となり、正常使用可能とするにはいちいち電源を切って原状に戻す煩わしい弊害を有する。
【0006】
ここにおいて、本発明の解決すべき主要な目的は、次の通りである。
即ち、本発明の第1の目的は、故障の少ない、耐久性に富み、安価に製作可能な車輪ロック装置を提供せんとするものである。
【0007】
本発明の第2の目的は、電力消費の少ないランニングコストを低減し得る車輪ロック装置を提供せんとするものである。
【0008】
本発明の第3の目的は、いたずらに強く、誤作動のない安定した管理を可能とする車輪ロック装置を提供せんとするものである。
【0009】
本発明のその他の目的は、明細書、図面、特に特許請求の範囲の各請求項の記載から自ずと明らかとなろう。
【0010】
【発明を解決するための手段】
本発明は、前記課題の解決に当り、梃動自在に軸支した左右一対のロックレバーの円形先端部同志を閉方向に付勢する撥条体と、当該ロックレバー前半部間に挟在する車輪収容部に進退自在に配設した車輪受控杆の最前進位置で前記ロックレバー先部間に控介在して前記先端部同志の閉方向梃動を阻止する一方、当該先端部同志の閉ロック状態を検出するスイッチのONで作動するソレノイドへ突出習性の付勢に抗して退入動するプランジャと、直動/円弧動変換機構を介してそれぞれ当該プランジャの最突出時に前記ロックレバー後端内側に当接ロックし、当該ロックレバー先端部同志の閉方向梃動を阻止するとともに前記退入時当接ロックを解除するベルクランクとを含む、特徴的構成手段を講じる。
【0011】
更に、具体的詳細に述べると、当該課題の解決では、本発明が次に列挙する上位概念から下位概念に亙る新規な特徴的構成手段を採用することにより、前記目的を達成するように為される。
【0012】
即ち、本発明の第1の特徴は、中間部を梃動自在に軸支する左右一対のロックレバーと、当該ロックレバー円形先端部同志を閉方向に常時付勢する撥条体と、当該ロックレバー前半部間に挟在する車輪収容部に進退自在に配設しかつ常時進出習性の付勢に抗して二輪車の前輪の進入押圧で後退するとともに前進位置で前記ロックレバー先部間に控介在して当該ロックレバー円形先端部同志の閉方向梃動を阻止する車輪受控杆と、当該ロックレバー円形先端部同志の閉接を検知するスイッチと、当該スイッチのONで作動するソレノイドへ退入動しかつ不作動時常時進出習性を付勢されたプランジャと、当該プランジャ先端に設けた直動/円弧動変換機構両側の縦溝ガイドにそれぞれ取り付け当該プランジャの最前進位置で円弧動倒伏姿勢の作用先端部が前記ロックレバーの後端内側係止面に当接して当該ロックレバー円形先端部の開方向梃動を阻止しかつ当該プランジャの最後退位置で円弧動擺起姿勢の作用先端部が前記ロックレバーの後端内側係止面との当接ロックを解除して当該ロックレバー円形先端部の開方向梃動を許容するベルクランクと、を有してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0013】
本発明の第2の特徴は、上記本発明の第1の特徴における前記ロックレバー円形先端部が、円形縁の内側に沿って突設された円筒体の外周に回転リングを空転自在に嵌設するとともに、当該円筒体から当該回転リングの抜出しを抑える回転リング抜止上蓋を止着してある、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0014】
本発明の第3の特徴は、上記本発明の第1又は第2の特徴における前記回転リングが、塩化ビニールを代表例とする合成樹脂製である、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0015】
本発明の第4の特徴は、上記本発明の第1、第2又は第3の特徴における前記直動/円弧動変換機構が、前記プランジャの先端に直交取付けたスライドブロックの両端に突出しかつ左右並立するガイド壁のそれぞれガイド溝を貫通したスライドロッド端に前記縦溝ガイドをそれぞれ取付けてなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0016】
本発明の第5の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記ソレノイドが、前記スイッチのONで設定時間電流を導通するタイマーと接続してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0017】
本発明の第6の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前記ベルクランクが、後端を梃動自在に軸支するとともに中間曲部に突出した連結力ピンを前記直動/円弧動変換機構の前記縦溝ガイドに滑動自在に遊嵌連結してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0018】
本発明の第7の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3、第4、第5又は第6の特徴における前記左右一対のロックレバーが、前記車輪受控杆の最前進位置手前の内側部位に当該車輪受控杆の両端を係止するストッパ段部を形成してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0019】
本発明の第8の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6又は第7の特徴における前記スイッチが、前記左右一対のロックレバーの片方の後半部外側近傍に配置してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0020】
本発明の第9の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7又は第8の特徴における前記車輪受控杆が、奥内底部に弾発習性を付勢する撥条体を装填しかつ前記直動/円弧動変換機構の直前に相互軸心を一致して配置したシリンダに進退自在に挿入するピストンロッドの突出先端を背面中央に固着してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0021】
本発明の第10の特徴は、上記本発明の第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9の特徴における前記左右一対のロックレバー、前記撥条体、前記車輪受控杆、前記直動/円弧動変換機構、前記ベルクランクが、底函内に直列する前記プランジャ及び前記ソレノイドを通る中心軸線に対し左右対称配置で設置するとともに、前側中央に凹設した前記車輪収容部を前半部で中に挟んだ前記左右一対のロックレバーの円形先端部の一部を当該車輪収容部の前半部両側からかつ前記車輪受控杆を後半部後側中央からそれぞれ進退自在に突設してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0022】
本発明の第11の特徴は、上記本発明の第10の特徴における前記底函が、前側中央に前記車輪収容部を対応形成し、前記左右一対のロックレバーの前半部中間に相当する部位に当該ロックレバーの上下動を阻止するロックレバー抑え突部を突設した被函を被嵌してなる、車輪ロック装置の構成採用にある。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。
図1は不使用空待機状態の本実施形態例を示す車輪ロック装置の被函を取り除いた一部破断平面図、図2は図1中II−II線視断面図、図3は使用ロック状態の本実施形態例を示す車輪ロック装置の被函を取り除いた一部破断平面図、図4は図3中IV−IV線視断面図、図5は被函の縮小平面図、図6は同・正面図、図7は図5中 VII−VII 線視断面図、図8は図5中VIII−VIII線視断面図、図9は左ロックレバーの平面図、図10は図9中IX−IX線視断面図である。
【0024】
図中、A,Bは対応形状をなし、本装置例を内設する底函と底函に被嵌する被函、1,2は左右一対のロックレバー、1a,2aは円形先端部、1b,2bはストッパ段部、1c,2cは軸孔、1d,2dは円形先端部1a,2a外周縁に沿って突設した円筒体、1e,2eは後端内側係止面、1f,2fは撥条止孔、1g,2gは雌螺子孔、3,4は塩化ビニール等の合成樹脂製回転リング、5,6は雌螺子孔1g,2gに雄螺子下端を螺合するボルト5a,6aを中央に突設した回転リング抜止上蓋である。
【0025】
A1は正面中央に凹設した車輪収容部、A2a,A2bは撥条止め、A3a,A3bは車輪収容部A1の左右壁A1a,A1bに欠設した円形先端部突出用凹欠、A4a,A4bはガイド溝孔である。
【0026】
B1は正面中央に凹設した車輪収容部、B2a,B2bは左右ロックレバー1,2前半部中間に相当する対応部所に突設したロックレバー抑え突部、B3a,B3bは車輪収納部B1の左右壁B1a,B1bに欠設し円形先端部突出用凹欠A3a,A3bと対応合致する円形先端部突出用凹欠、B4a,B4bはガイド溝孔A4a,A4bと対応合致するガイド凹溝,B5は車輪収容部B1の奥壁B1cに欠設したシリンダ挿入溝である。
【0027】
7は底函Aの中心軸線O上の内底A5に設置したブラケット8の前後に亙り貫通設定され先端を車輪収容部A1の奥壁A1cを貫通したシリンダ、9はシリンダ7の内奥に装填されたバックアップ圧縮コイル撥条、10はシリンダ7に出没自在に内挿したピストン11先端に中央を固着され、両端10a,10bを対応合致したガイド溝孔A4a,A4b及びガイド凹溝B4a,B4b内をスライド自在に挿入され、空待機時の最前進位置で控介在した両端10a,10bをストッパ段部1b,2bに係止する車輪受控杆である。
【0028】
12,13は左右ロックレバー1,2を梃動自在に軸孔1c,2cに梃動自在嵌通支承する支点軸、14,15は左右ロックレバー1,2の撥条止孔1f,2fと底函Aの撥条止めA2a,A2bとに亙り両端を止めた引張りコイル撥条、16はロックレバー1の後半部外側縁近傍に臨ませて左右ロックレバー1,2の円形先端部1a,2a相互が閉接触した時後半部外側縁との当接を感知してON信号を発信するリミットスイッチのスイッチである。なお、スイッチ16は近接スイッチを採用可能である。
【0029】
17は底函Aの中心軸線O上に設置されたソレノイド、18はソレノイド17に出没動自在に内挿されスイッチ16のON信号を受け、設定時間例えば約3分程度電流を導通するタイマー(図示せず)と接続するソレノイド17の作動によりソレノイド17内に吸引退入するプランジャ、19は鍔部18aとソレノイド17間のプランジャ18に捲装介在して常時プランジャ18に突出習性を付勢する圧縮コイル撥条、20はプランジャ18先端に直交取付けた直動/円弧動変換機構である。
【0030】
直動/円弧動変換機構20は、ソレノイド17前端に直結し中心軸線O上の内底A5に配置したガイドブラケット21の左右ガイド壁21a,21bに両端22a,22bを滑走自在としかつシリンダ7と直列臨ませたプランジャ18の先端に直交取付けたスライドブロック22と、スライドブロック22の両端22a,22bに突出し左右ガイド壁21a,21bの前端左右両側に欠設したガイド横溝22c,22dを滑動自在に貫通するスライド部突出端に固着したガイド縦溝23,24とを有する。
【0031】
25,26は、後端をガイドブラケット22の左右ガイド壁22a,22b前寄り左右両側下部に突設した支点軸27,28に回転自在に後端を軸支し、中間曲部25a,26aに突出した連結力ピン29,30を直動/円弧動変換機構20の両側ガイド縦溝23,24に遊嵌連結して、プランジャ18の最前進位置で円弧倒伏した作用先端部25b,26bがロックレバー1,2の後端内側係止面1e,2e間に入り込み当接ロックしてロックレバー1,2の円形先端部1a,2aの開方向梃動を阻止しかつプランジャ18の最後退位置で円弧擺起した作用先端部25b(26b)がロックレバー1,2の後端内側係止面1e,2eとの当接ロックを解除してロックレバー1,2円形先端部1a,2aの開方向梃動を許容するベルクランクである。
なお、図中()内は対称右側対応部材や部分等を表す。
【0032】
本装置例の仕様は、前記の具体的態様を呈するので以下の動作を実現する。
まず、図1の不使用空待機状態において、自転車等(図示せず)の前輪αを、引張りコイル撥条14,15の引張り弾性力に抗して少許開き気味のロックレバー1,2の円形先端部1a,2a間に回転リング3,4を回転させながら割り込み押し込んでロックレバー1,2の円形先端部1a,2a相互を引離す開方向に梃動する。
【0033】
車輪収容部A1に進入を開始した前輪αは車輪受控杆10に当接してバックアップ圧縮コイル撥条9(図3参照)の弾発力に抗して車輪受控杆10をさらに押込んで、図3に示すよう完全に前輪αが車輪収容部A1に収納されると引張りコイル撥条14,15の弾性復元力が作用して円形先端部1a,2aを完全に閉接しロックレバー1の後半部外側縁がスイッチ16に当接しON信号を発信してタイマー(図示せず)の設定時間約3分程度ソレノイド17を作動せしめプランジャ18を吸引退入せしめる。
【0034】
プランジャ18と一体的にスライドブロック22及びガイド縦溝23,24をも後退せしめるので支点軸27,28を中心として連結力ピン29,30もガイド縦溝23,24の後退に伴って後退する結果、円弧動したベルクランク25,26の倒伏作用先端25b,26bは満開したロックレバー1,2の後端内側係止面1e,2eと係止ロックすることによりロックレバー1,2の梃動を阻止し円形先端部1a,2aを閉鎖ロックして自転車等の駐輪を保持する。
【0035】
次に、ソレノイド17のタイマーによる設定時間経過後に電流を切って不作動とすれば、圧縮コイル撥条19の弾発復元力が作用してプランジャ18を進出動せしめれば、スライドブロック22とガイド縦溝23,24をも一体的に進出し、支点軸27,28を中心として連結力ピン29,30もガイド縦溝23,24の前進に伴って前進する結果、円弧動したベルクランク25,26の擺起作用先端25b,26bはロックレバー1,2の後端内側係止面1e,2eとの係止ロックを解除し、ロックレバー1,2の梃動を許容し得る状態となる。
【0036】
その間、この様な状態下で、前輪αを引張りコイル撥条14,15の引張り弾性力に抗して回転リング3,4間に強引に割り込み、車輪収容部A1から引出せば、バックアップ圧縮コイル撥条9の弾性復元力によりこれに当接進退した車輪受控杆10は図1に示すように前進してストッパ段部1b,2bを通り過ぎ、前輪αが回転させる回転リング3,4から完全に引出される。
【0037】
これと同時に、引張りコイル撥条14,15の作用で円形先端部1a,2a同志が閉方向に再び接近するが途中でストッパ段部1b,2bに両端10a,10bを係止した車輪受控杆10が突張り棒状に控介在しそれ以上閉接近が阻止され回転リング5,6相互間が少許開き気味に原状復帰し不使用空待機状態となる。このように、自転車等前輪保持ロックによる駐輪に当って以上の一貫した使用及び不使用の連続した一サイクルを繰り返すことになる。
【0038】
以上、本発明の代表的実施形態例について説明したが、本発明は必ずしも当該実施形態例だけに限定されるものではない。本発明の目的を達成し、後述する効果を有する範囲内において適宜変更して実施することができるものである。
【0039】
【発明の効果】
かくして、本発明は、回転リングに加わる衝撃外力を支承する円筒体で受ける為頑丈であり、又、不使用空待機状態ではいたずらによって車輪受控杆がストッパ段部に両端を係止されている為押込んでも引込むことはなく、ロックレバーも無闇に作動しないのでスイッチとロックレバーが不本意、不用意に接触又は近接せず、誤作動を生じない。
【0040】
しかも、ソレノイドは、ロックレバーの使用ロック状態を解除する時だけタイマーの設定時間のみ電流を流すので不使用空状態時及び使用時も電力消費が殆んどなく省エネでランニングコストを低減する。
【0041】
又、装置を薄型コンパクトに安価に提供する為、ロックレバーを薄くする必要があり、ロックレバーの円形先端部をいたずら、前輪出し入れ時に上下に強引に振って剪断力を付加すると容易に折曲し、使用不能となる弊害を解決する為、本発明装置を内蔵した底函に被函を被嵌合着すると被函に突設したロックレバー抑え突部がロックレバー前半部中間位置に臨み上下動を抑制する為、容易には折曲することはなく耐久性に富み、構成も簡単にして保守点検整備も容易である等優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】不使用空待機状態の本発明の実施の形態例を示す車輪ロック装置の被函を取り除いた一部破断平面図である。
【図2】図1中II−II線視断面図である。
【図3】使用ロック状態の本発明の実施の形態例を示す車輪ロック装置の被蓋を取り除いた一部破断平面図である。
【図4】図3中IV−IV線視断面図である。
【図5】被函の縮小平面図である。
【図6】同上・正面図である。
【図7】図5中 VII−VII 線視断面図である。
【図8】図5中VIII−VIII線視断面図である。
【図9】左ロックレバーの平面図である。
【図10】図9中IX−IX線視断面図である。
【図11】従来例の機構説明図である。
【符号の説明】
A…底函
A1,B1…車輪収容部
A1a,A1b,B1a,B1b…左右壁
A2a,A2b…撥条止め
A3a,A3b,B3a,B3b…円形先端部突出用凹欠
A4a,A4b…ガイド溝孔
A5…内底
B…被函
B2a,B2b…ロックレバー抑止突部
B4a,B4b…ガイド凹溝
B5…シリンダ挿入溝
1,2…ロックレバー
1a,2a…円形先端部
1b,2b…ストッパ段部
1c,2c…軸孔
1d,2d…円筒体
1e,2e…後端内側係止面
1f,2f…撥条止孔
1g,2g…雌螺子孔
3,4…回転リング
5,6…回転リング抜止上蓋
5a,6a…ボルト
7…シリンダ
8…ブラケット
9…バックアップコイル撥条
10…車輪受控杆
10a,10b…両端
11…ピストン
12,13…支点軸
14,15…引張りコイル撥条
16…スイッチ
17…ソレノイド
18…プランジャ
18a…鍔部
19…圧縮コイル撥条
20…直動/円弧動変換機構
21…ガイドブラケット
21a,21b…左右ガイド壁
22…スライドブロック
22a,22b…両端
22c,22d…ガイド横溝
23,24…ガイド縦溝
25,26…ベルクランク
25a,26a…中間曲部
25b,26b…作用先端部
27,28…支点軸
29,30…連結力ピン
O…中心軸線
α…前輪

Claims (11)

  1. 中間部を梃動自在に軸支する左右一対のロックレバーと、
    当該ロックレバー円形先端部同志を閉方向に常時付勢する撥条体と、
    当該ロックレバー前半部間に挟在する車輪収容部に進退自在に配設しかつ常時進出習性の付勢に抗して二輪車の前輪の進入押圧で後退するとともに前進位置で前記ロックレバー先部間に控介在して当該ロックレバー円形先端部同志の閉方向梃動を阻止する車輪受控杆と、
    当該ロックレバー円形先端部同志の閉接を検知するスイッチと、
    当該スイッチのONで作動するソレノイドへ退入動しかつ不作動時常時進出習性を付勢されたプランジャと、
    当該プランジャ先端に設けた直動/円弧動変換機構両側の縦溝ガイドにそれぞれ取り付け、当該プランジャの最前進位置で円弧動倒伏姿勢の作用先端部が前記ロックレバーの後端内側係止面に当接して当該ロックレバー円形先端部の開方向梃動を阻止しかつ当該プランジャの最後退位置で円弧動擺起姿勢の作用先端部が前記ロックレバーの後端内側係止面との当接ロックを解除して当該ロックレバー円形先端部の開方向梃動を許容するベルクランクと、
    を有する、
    ことを特徴とする車輪ロック装置。
  2. 前記ロックレバー円形先端部は、
    円形縁の内側に沿って突設された円筒体の外周に回転リングを空転自在に嵌設するとともに、当該円筒体から当該回転リングの抜出しを抑える回転リング抜止上蓋を止着してある、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輪ロック装置。
  3. 前記回転リングは、
    塩化ビニールを代表例とする合成樹脂製である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車輪ロック装置。
  4. 前記直動/円弧動変換機構は、
    前記プランジャの先端に直交取付けたスライドブロックの両端に突出しかつ左右並立するガイド壁のそれぞれガイド溝を貫通したスライドロッド端に前記縦溝ガイドをそれぞれ取付ける、
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の車輪ロック装置。
  5. 前記ソレノイドは、
    前記スイッチのONで設定時間電流を導通するタイマーと接続する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の車輪ロック装置。
  6. 前記ベルクランクは、
    後端を梃動自在に軸支するとともに中間曲部に突出した連結力ピンを前記直動/円弧動変換機構の前記縦溝ガイドに滑動自在に遊嵌連結する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4又は5に記載の車輪ロック装置。
  7. 前記左右一対のロックレバーは、
    前記車輪受控杆の最前進位置手前の内側部位に当該車輪受控杆の両端を係止するストッパ段部を形成する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6に記載の車輪ロック装置。
  8. 前記スイッチは、
    前記左右一対のロックレバーの片方の後半部外側近傍に配置してなる、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7に記載の車輪ロック装置。
  9. 前記車輪受控杆は、
    奥内底部に弾発習性を付勢する撥条体を装填しかつ前記直動/円弧動変換機構の直前に相互軸心を一致して配置したシリンダに進退自在に挿入するピストンロッドの突出先端を背面中央に固着する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8に記載の車輪ロック装置。
  10. 前記左右一対のロックレバー、前記撥条体、前記車輪受控杆、前記直動/円弧動変換機構、前記ベルクランクは、
    底函内に直列する前記プランジャ及び前記ソレノイドを通る中心軸線に対し左右対称配置で設置するとともに、前側中央に凹設した前記車輪収容部を前半部で中に挟んだ前記左右一対のロックレバーの円形先端部の一部を当該車輪収容部の前半部両側からかつ前記車輪受控杆を後半部後側中央からそれぞれ進退自在に突設する、
    ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9に記載の車輪ロック装置。
  11. 前記底函は、
    前側中央に前記車輪収容部を対応形成し、前記左右一対のロックレバーの前半部中間に相当する部位に当該ロックレバーの上下動を阻止するロックレバー抑え突部を突設した被函を被嵌する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の車輪ロック装置。
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