JP2590983Y2 - 移動式足場用脚輪のブレーキ装置 - Google Patents

移動式足場用脚輪のブレーキ装置

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JP2590983Y2
JP2590983Y2 JP1993067836U JP6783693U JP2590983Y2 JP 2590983 Y2 JP2590983 Y2 JP 2590983Y2 JP 1993067836 U JP1993067836 U JP 1993067836U JP 6783693 U JP6783693 U JP 6783693U JP 2590983 Y2 JP2590983 Y2 JP 2590983Y2
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JP
Japan
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brake
wheel
plate
caster
bracket
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康夫 大西
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Arai Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、建築現場等で使用され
る移動式足場用脚輪のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場などで使用される足場では、そ
れを移動可能としたい場合、足場パイプの下端に移動式
足場用脚輪を取付けて使用する場合がある。
【0003】この移動式足場用脚輪は、基本的には、縦
軸の下端にキャスターを取付けた構造であるが、足場位
置が定まった際に、キャスターの車輪をロックするため
にロック機構が設けられている。
【0004】このロック機構は、例えば、実公昭63−
34032号公報に記載されるように、ロック板をキャ
スターの基部から下方の車輪に向けて垂下して固定し、
ロック板の先端が車輪の外周部に当接可能とする。そし
て、車輪を支持するフォークの上部に、ブラケットを介
して作動杆を回動可能に取付け、作動杆の回動によりそ
の先端でロック板を押すことにより、ロック板の先端を
車輪に押し付けて車輪をロックする構造である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この種の移動
式足場用脚輪のブレーキ装置におけるロック板の先端部
(車輪の外周部に当接する部分)は、従来、平坦か或は
単に凸部が設けられただけであるため、通常の荷重でロ
ック板を押し付けたのでは、ロックがかかりにくい場合
がった。特に、近年、耐久性の点などから硬質ウレタン
ゴム製の車輪が使用される場合があるが、硬質ウレタン
ゴムは、通常のゴム製車輪に比べ、表面が滑りやく、強
い弾性力を有するため、ロック板の先端や凸部が車輪に
食い込みにくく、ロック板と車輪との間に滑りが生じ、
制動力が弱くなる問題があった。
【0006】本考案は、上記の課題を解決するためにな
されたもので、より強力な制動力が得られる移動式足場
用脚輪のブレーキ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このために、本考案の移
動式足場用脚輪のブレーキ装置は、足場パイプに挿入可
能な縦軸の下端にキャスターの円形取付板が固定されて
なる移動式足場用脚輪のブレーキ装置において、キャス
ターの車輪を支持するフォークにブラケットが取付けら
れ、ブレーキ板がその両側の切欠をブラケットに係合さ
せてに配設され、ブラケットに支持された水平軸に、ブ
レーキカムがブレーキ板を車輪側に押付け可能に配設さ
れ、ブレーキ板の上部にはブレーキ操作時に円形取付板
の外周に当接する円弧部が設けられ、ブレーキ板の下部
内側にはブレーキ操作時に車輪に押し付けられる楔形突
起がその鋭角部を車輪の反正回転方向に向けて設けられ
て構成される。
【0008】
【作用・効果】このような構成のブレーキ装置では、ブ
レーキをかける場合、ブレーキカムを回動させてそれを
ブレーキ板に押し付け、ブレーキ板を車輪側に押し付け
る。この操作によって、ブレーキ板上部の円弧部がキャ
スターの円形取付板に強く押し付けられ、キャスターの
旋回軸がロックされ、ブレーキ板の下部内側の楔形突起
が車輪の外周部に強く押し付けられ、車輪にブレーキが
かかる。
【0009】このとき、ブレーキ板の下部内側に楔形突
起がその鋭角部を車輪の反正回転方向に向けて設けられ
ているため、車輪がその正方向に回転しようとする際、
その外周部に楔形突起が良好に食い込み、強力にブレー
キがかかる。特に、車輪の外周部が弾性力の強い硬質ウ
レタンゴム製であっても、楔形突起の鋭角部が容易に車
輪外周部に食い込み、強力に制動力をきかせることがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0011】図1は移動式足場用脚輪の正面図を示し、
図2はその右側面図を示している。1は外周におねじ1
aを形成した縦軸であり、縦軸1の左右側面に縦溝1b
が形成され、足場パイプが縦軸1に嵌合される際、キー
をその縦溝1bに挿入して回り止めとする。また、縦軸
1にはハンドル付きのめねじ環2が螺合され、めねじ環
2の回転により脚輪の突出し長を調整する。
【0012】縦軸1の下端には、キャスター3上部の円
形取付板4が固定される。キャスター3は、円形取付板
4の中央に旋回軸を固定し、円形取付板4の下側に鋼球
を介して上ワン5を回転自在に配設し、上ワン5の下側
に、車輪6を回転自在に軸支するフォーク7を固定して
構成される。また、フォーク7の上部内側は、鋼球を介
して下ワンにより支持され、車輪6はその外周が硬質ウ
レタンゴムなどから形成される。
【0013】フォーク7の後部両側にはブラケット8が
固定され、両側のブラケット8には、ブレーキ板11が
その両側を係合して縦に支持される。また、ブレーキ板
11の外側には、両側のブラケット8を結ぶように水平
軸9が支持され、水平軸9にブレーキカム10が回転可
能に軸支される。ブレーキカム10にはロッド10aが
突設される。
【0014】ブレーキ板11は、図3〜図5に示すよう
に、側面視で略弓形にプレス成形され、中央部に補強用
の凸部12が形成され、両側部に、ブラケット8が係合
する矩形の切欠13が形成される。また、ブレーキ板1
1の上部には円弧部14が設けられ、円弧部14の内側
に複数の縦溝が形成される。この円弧部14は制動時
に、キャスター上部の円形取付板4の外周面に当接さ
れ、旋回をロックする。
【0015】さらに、ブレーキ板11の下部内側には、
楔形突起15がその鋭角部を上にして設けられる。この
楔形突起15は、ブレーキ板11の外側からその一部を
内側に向けて突き出すように、プレス加工により形成さ
れる。
【0016】このような構成のブレーキ板11は、その
両側の切欠13を、両側のブラケット8に係合させるよ
うにして縦に取付けられ、図2に示す非ブレーキ状態で
は、上部の円弧部14はキャスター上部の円形取付板4
の周囲に軽く接触し、下部の楔形突起部15は車輪6に
軽く接触し、ブレーキカム10の一部がブレーキ板中央
の凸部12の両側に接触している。
【0017】なお、キャスター3の旋回軸は縦軸1と同
軸上にあり、図2において、車輪6の車軸位置がその旋
回軸より左に偏位しているため、縦軸1に移動力が作用
した場合、キャスターの移動方向は、通常、図2の右方
向となる。したがって、キャスター3の車輪の正回転方
向は、図2の時計方向(矢印方向)になり、ブレーキ板
11の楔形突起15の鋭角部は反正回転方向に向くこと
になる。
【0018】このように構成された移動式足場用脚輪
は、足場パイプの下部に、その縦軸1をパイプ内に挿入
するようにして取付けられる。また、この取付け状態に
おいて、パイプの下端がめねじ環2上に当接するため、
めねじ環2を回転させてその位置を上下させることによ
り、脚輪の突出し長を調整することができる。
【0019】この移動式足場用脚輪は、通常状態におい
て、足場に例えば図2の左側から右方向の力が印加され
た場合、図の右方向に移動可能であり、移動する際、車
輪6は図2の時計方向に回転する。
【0020】ブレーキをかける場合、ブレーキカム10
のロッド10aを下に押し下げ、ブレーキカム10を回
転させ、その一部でブレーキ板11を車輪6側に押し付
ける。すると、ブレーキ板11上部の円弧部14が円形
取付板4の外周部に押し付けられて旋回をロックし、ブ
レーキ板11の下端内側の楔形突起15が車輪の外周部
に食い込み、車輪6をロックさせる。
【0021】このとき、ブレーキ板11の下部内側に楔
形突起15がその鋭角部を上に向けて配設されているた
め、車輪6が通常回転する正方向(図2の時計方向)に
回転する際、その外周部に楔形突起15が良好に食い込
み、強力にブレーキがかかる。車輪6の外周部が、特に
弾性力の強い硬質ウレタンゴム製であっても、楔形突起
15の鋭角部が容易に車輪外周部に食い込み、強力に制
動力をきかせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す移動式足場用脚輪の正
面図である。
【図2】同脚輪の右側面図である。
【図3】ブレーキ板11の右側面図である。
【図4】ブレーキ板11の平面図である。
【図5】ブレーキ板11の正面図である。
【符号の説明】
1−縦軸、3−キャスター、4−円形取付板、6−車
輪、7−フォーク、8−ブラケット、ブレーキカム、1
1−ブレーキ板、14−円弧部、15−楔形突起。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 足場パイプに挿入可能な縦軸の下端にキ
    ャスターの円形取付板が固定されてなる移動式足場用脚
    輪のブレーキ装置において、 該キャスターの車輪を支持するフォークにブラケットが
    取付けられ、該ブレーキ板がその両側の切欠を該ブラケ
    ットに係合させて縦に配設され、該ブラケットに支持さ
    れた水平軸に、ブレーキカムが該ブレーキ板を車輪側に
    押付け可能に配設され、該ブレーキ板の上部にはブレー
    キ操作時に前記円形取付板の外周に当接する円弧部が設
    けられ、該ブレーキ板の下部内側にはブレーキ操作時に
    該車輪に押し付けられる楔形突起がその鋭角部を該車輪
    の反正回転方向に向けて設けられていることを特徴とす
    る移動式足場用脚輪のブレーキ装置。
JP1993067836U 1993-12-20 1993-12-20 移動式足場用脚輪のブレーキ装置 Expired - Lifetime JP2590983Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5653662B2 (ja) * 2010-06-24 2015-01-14 ジー・オー・ピー株式会社 移動式足場装置
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JP6707784B2 (ja) * 2016-06-22 2020-06-10 ゴールドキャスター株式会社 キャスター

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