JPH09106385A - データ転送制御回路 - Google Patents

データ転送制御回路

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JPH09106385A
JPH09106385A JP26439995A JP26439995A JPH09106385A JP H09106385 A JPH09106385 A JP H09106385A JP 26439995 A JP26439995 A JP 26439995A JP 26439995 A JP26439995 A JP 26439995A JP H09106385 A JPH09106385 A JP H09106385A
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external
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latch
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JP26439995A
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Katsutoshi Uehara
克利 上原
Eiki Kamata
栄樹 釜田
Motohisa Ito
元久 伊藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロセッサの内部動作周波数と外部動作周波
数との一致、不一致に係わらず、スループットを低下さ
せることなく、データの転送を制御する。 【解決手段】 ソフトウェアまたはハードウェアにより
設定可能なラッチL6を備え、前記ラッチL6の値によ
り内部データ線B1、B2と、外部データ線C1、C2
との間のデータ転送のモードが制御される。プロセッサ
の内部動作周波数と外部動作周波数とが一致している場
合、外部データ線C1がプロセッサに対する入力用とし
て、外部データ線C2がプロセッサからのデータ出力用
として使用される。また、外部動作周波数が内部動作周
波数の半分の場合、外部データ線C1、C2は、データ
転送方向を双方向として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ転送制御回
路に係り、特に、プロセッサと複数の情報処理装置との
間で、バス制御装置を介してデータ転送を行うために使
用して好適なデータ転送制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセッサとその他の情報処理
装置とにより構成されるデータ処理システムは、バス制
御装置が介在して相互間がバスにより接続されて構成さ
れており、プロセッサと他の情報処理装置とは、バス制
御装置を介して相互にデータの転送を行っている。
【0003】以下、この種のシステム及びデータ転送制
御回路の従来技術を図面により説明する。
【0004】図4は従来技術によるこの種のシステムの
構成例を示すブロック図、図5はプロセッサ内に設けら
れるデータ転送制御回路の構成例を示す図、図6はデー
タ転送の動作を説明するタイムチャートである。図4、
図5において、40、41はプロセッサ、42はバス制
御装置、43は主記憶装置(MS)、45、46は入出
力装置(I/O)、L1〜L5、L7、L8、L10、
L11はラッチ、S2はセレクタ、G1、G2はトライ
ステートバッファ、G5は排他的論理和ゲートである。
【0005】図4に示す従来技術によるシステムの例
は、マルチプロセッサシステムの例であり、複数のプロ
セッサ40、41と、バス制御装置42と、主記憶装置
43と、複数の入出力装置45、46とにより構成され
る。そして、複数のプロセッサ40、41とバス制御装
置42との間は、双方向の外部データ線C1、C2によ
り接続されると共に、各プロセッサに対するデータが有
効か否かを指示する信号線3、3’、4、4’により接
続されている。また、バス制御装置42と、主記憶装置
43、入出力装置45、46との間は、共通バス47を
介して接続されている。なお、外部データ線C1、C2
は、所定のビット幅、例えば、1バイト8ビット幅を持
つ複数のデータ線により構成され、図5における太線の
部分は、全て、外部データ線C1、C2と同一のビット
幅を持つように構成されている。
【0006】プロセッサ40、41内には、双方向の外
部データ線C1、C2、バス制御装置を介して入出力装
置等との間でデータの送受信を行うためのデータ転送制
御回路が設けられている。このデータ転送制御回路は、
図5に示すように、ラッチL1〜L5、L7、L8、L
10、L11、セレクタS2、トライステートバッファ
G1、G2、排他的論理和G5を備えて構成され、内部
データ線B1、B2、と双方向の外部データ線C1、C
2との間でデータの転送を行っている。また、図示デー
タ転送制御回路は、バス制御装置42との間に、外部デ
ータが有効であるか否かを指示する信号線3、4を備え
ている。
【0007】次に、前述のように構成されるデータ転送
制御回路のデータ転送時の動作を、図5に示す回路と図
6に示すタイムチャートを参照して具体的に説明する。
なお、以下の説明では、プロセッサ内部の動作周波数
は、外部装置としてのバス制御装置42の動作周波数の
2倍であるとしている。図6の上部に示す数値は、プロ
セッサ内の動作サイクル値を示している。
【0008】まず、プロセッサ内部からそのデータ線B
1に内部動作サイクル毎に送られてくるデータを外部デ
ータ線C1、C2に転送する動作を説明する。プロセッ
サ内部の動作周波数は、プロセッサ外部の周波数の2倍
となっているとしているので、ラッチL2〜L7、L1
0、L11は倍周期のクロックによりデータ値がセット
される。
【0009】図6において、第1サイクルで内部データ
線B1にあるデータ1は、第2サイクルでラッチL1に
セットされ、第3サイクルでラッチL2にセットされ、
第4サイクルまで保持される。第2サイクルで内部デー
タ線B1にあるデータ2は、第3サイクルでラッチL3
にセットされ、第4サイクルまで保持される。データ
1、2に対する出力イネーブル信号が、第3、第4サイ
クルに“1”とされ、この結果、トライステートバッフ
ァG1は、ラッチL2の値、すなわち、データ1の値を
第3、4サイクルの期間に外部データ線C2に出力す
る。また、トライステートバッファG2は、ラッチL3
の値、すなわち、データ2の値を第3、4サイクルの期
間に外部データ線C1に出力する。
【0010】また、データ1、2が有効であることを示
す内部データ有効信号2が第1、第2サイクルに“1”
とされるので、これがラッチL11にセットされ、デー
タ1、2が外部データ線C1、C2に出力される第3、
4サイクルの期間に、外部データ有効信号線4上の信号
が“1”とされ、バス制御装置42に転送データが有効
であることを示す。
【0011】前述と同様に、第3、4サイクルに内部デ
ータ線B1にあるデータ3、4は、第5、第6サイクル
の期間に、外部データ線C2にデータ3が、外部データ
線C1にデータ4が出力される。データ3、4が有効で
あることを示す内部データ有効信号2が第3、第4サイ
クルに“1”となるので、外部データ有効信号線4上の
信号が第5、第6サイクルの期間に“1”とされる。
【0012】次に、外部データ線C1、C2に送られて
くるデータをプロセッサ内部のデータ線B2に、内部動
作サイクル毎に取り込む動作を説明する。
【0013】図6において、いま、第9、第10サイク
ルにおいて、外部データ線C2にデータ5、外部データ
線C1にデータ6が送られてきて、これらのデータをプ
ロセッサ内部の内部データ線B2に転送するものとす
る。この場合、外部データ線C2、C1上のデータ5、
データ6は、ラッチL4、L5にセットされ、これらの
データは、第11、12サイクルの期間保持される。
【0014】ところで、ラッチL4、L5に保持されて
いるデータを内部データ線B2に出力するセレクタS2
の制御回路は、リセット付きのラッチL7とラッチL8
と排他的論理和ゲートG5により構成され、ラッチL7
に初期値“0”をセットすることにより、リセット後、
図6に示すように、内部動作サイクルの倍周期でその出
力を“0”と“1”とに交互に反転させる。この結果、
セレクタS2は、ラッチL4、L5をプロセッサの内部
動作サイクルに従って交互に選択するので、第11サイ
クルにデータ5を、第12サイクルにデータ6を内部デ
ータ線B2に出力することができる。
【0015】また、データ5、6が有効であることを示
す外部データ有効信号線3が、第9、第10サイクルに
“1”とされ、これがラッチL10にセットされるの
で、データ5、6が内部データ線B2に出力される第1
1、12サイクルの期間に、内部データ有効信号線1上
の出力が“1”とされ、プロセッサ側にそのデータが有
効であることを示す。
【0016】前述と同様に、第11、第12サイクルに
外部データ線C2、C1に送られてくるデータ7、8
は、第13サイクルにデータ7が、第14サイクルにデ
ータ8が内部データ線B2に出力され、また、第13、
第14サイクルに内部データ有効信号線1上の出力が
“1”とされる。
【0017】前述した従来技術は、外部データ線C1、
C2を双方向のデータ線として使用することにより、プ
ロセッサ内部の動作周波数がプロセッサ外部の動作周波
数と差がある場合にも、前述のようなデータ転送制御回
路を備えることにより、プロセッサ内部のデータ転送ピ
ッチとプロセッサ外部のデータ転送ピッチとを一致させ
て、データ転送のスループットを低下させないようにす
ることができるものである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
プロセッサ内部の動作周波数とプロセッサ外部の動作周
波数、すなわち、バス制御装置の動作周波数とに差があ
る場合におけるプロセッサ内部のデータ転送制御回路に
関するものである。このようなプロセッサ内部に設けら
れるデータ転送制御回路は、プロセッサ内部の動作周波
数とプロセッサ外部の動作周波数とに合わせて設計され
る必要があり、システムの設計時に決定されてプロセッ
サ内に組み込まれるものである。
【0019】従って、システム性能の向上のために、プ
ロセッサ内部の動作周波数とプロセッサ外部の動作周波
数とを等しくしたシステムを構成しようとする場合、デ
ータ転送を入力、出力共に毎サイクル行うことをが可能
なデータ転送制御回路を有する別のプロセッサを用意し
てシステムを構成しなければならない。また、一旦、外
部装置であるバス制御装置等の動作周波数がプロセッサ
の動作周波数より低いシステムを構築した後、システム
の性能向上のために、バス制御装置等の外部装置の動作
周波数をプロセッサの動作周波数と同一にしようとする
場合、バス制御装置の変更だけでなく、プロセッサのデ
ータ転送制御回路をも変更しなければならないことにな
る。
【0020】すなわち、前述で説明した従来技術による
データ転送制御回路は、プロセッサ内部の動作周波数に
対して外部の動作周波数が半分である場合の単機能の回
路であり、システムの性能向上のために外部の動作周波
数をプロセッサ内部の動作周波数と同一としようとする
と、入出力するデータに衝突を生じ、同一サイクルにデ
ータの入力と出力とを同時に行うことができず、このよ
うな場合に使用することができないという問題点を有し
ている。
【0021】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、プロセッサ内部の動作周波数とプロセッサ外部
の動作周波数とが同一の場合にも、また、プロセッサ外
部のの動作周波数がプロセッサ内部の動作周波数より低
い場合にも、データのスループットを低下させることな
く、データの転送を制御することのできるデータ転送制
御回路を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、2組の外部データ線を介して行われるデータの転送
を制御するデータ転送制御回路において、前記外部デー
タ線に送出するデータを保持するラッチと、前記外部デ
ータ線から受信したデータを保持するラッチと、外部デ
ータ線の状態を保持するモードラッチと、該モードラッ
チの値により、データの送出を行うときの外部データ線
を選択するセレクタと、データの受信を行うときの外部
データ線を選択するセレクタとを備え、前記モードラッ
チの値により、前記2組の外部データ線の一方をデータ
送出用、他方をデータ受信用として使用するか、前記2
組の外部データ線の両者を双方向のデータ転送用として
使用するかを切り替えることにより達成される。
【0023】本発明は、前述の構成をプロセッサ内に使
用することにより、少ないハードウェアの追加により、
スループットを低下させることなく、プロセッサの内部
動作周波数と外部動作周波数との一致、不一致に係わら
ず、同一の回路によりデータの転送を制御することがで
き、外部データ線のデータ転送方式毎にプロセッサを開
発する必要をなくすことができる。
【0024】また、前記モードラッチの設定を、ハード
ウェアまたはソフトウェアにより行うことができるの
で、命令の実行によりプロセッサの外部データ線の状態
を保持するモードラッチのセットを行うことができない
場合でも、外部端子を1ピン増やすことによりモードラ
ッチのセットを行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるデータ転送制
御回路の一実施形態を図面ににより詳細に説明する。
【0026】図1は本発明の一実施形態によるデータ転
送制御回路の構成例を示す図、図2はその動作を説明す
るタイムチャートである。図1において、L6はラッ
チ、S1はセレクタ、G3は論理和ゲート、G4、G6
は論理積ゲートであり、他の符号は図5の場合と同一で
ある。
【0027】本発明が適用されるシステムは、プロセッ
サと他の装置との間でデータの授受を行うものであれば
どのようなものでもよく、例えば、図4により説明した
構成を備えたシステムであってよい。以下に説明する本
発明の実施形態は、図4に示すシステムにおけるプロセ
ッサとバス制御装置との間でデータ転送を行うものとし
て説明する。
【0028】図1に示す本発明の一実施形態におけるデ
ータ転送制御回路は、プロセッサ内部に設けられるもの
であり、モードセット信号により、従来技術による場合
と同様に、プロセッサ内部の動作周波数に対して外部の
動作周波数がプロセッサ内部の動作周波数の半分である
場合の動作モードと、外部の動作周波数とプロセッサ内
部の動作周波数とを同一とした場合の動作モードとに切
り替え可能としたものである。
【0029】この図1に示す本発明の一実施形態におけ
るデータ転送制御回路は、図5により説明した従来技術
の回路に対して、モード切り替え用のモードラッチL6
と、このラッチ6の信号により制御されるゲートG3、
G4、G6、及び、セレクタS1とが設けられて構成さ
れる。そして、プロセッサ内部の動作周波数に対して外
部の動作周波数がプロセッサ内部の動作周波数の半分で
ある動作モードの場合、外部データ線C1、C2が双方
向に使用され(双方向モード)、外部の動作周波数とプ
ロセッサ内部の動作周波数とを同一とした動作モードの
場合、外部データ線C1がプロセッサに対する入力用と
して、また、外部データ線C2がプロセッサからのデー
タ出力用として使用される(単方向モード)。
【0030】次に、前述したような構成を備える本発明
一実施形態のデータ転送制御回路の動作を、外部データ
線C1、C2を双方向として使用する双方向モードの場
合について説明する。
【0031】このモードの場合、プロセッサの内部動作
周波数は、外部動作周波数の2倍に設定されているもの
とする。そして、モードラッチL6は、双方向モード、
または、単方向モードを示す状態がモードセット信号と
して与えられて保持している。すなわち、モードラッチ
L6の値が“0”ならば単方向モードであることを示
し、“1”ならば双方向モードであることを示す。命令
の実行により、モードセット信号が、モードラッチL6
を“0”または“1”にセット可能である。以下に説明
する例では、双方向モードであるとしているので、モー
ドラッチL6は、“1”を保持している。
【0032】そして、モードラッチL6が“1”を保持
していることにより、トライステートバッファG1、G
2には、出力イネーブル信号がゲートG3、G4を介し
て与えられることになり、セレクタS1には、ラッチL
2側を選択する状態に保持され、また、セレクタS2に
は、図4により説明したと同様に、リセット付きのラッ
チL7とラッチL8と排他的論理和ゲートG5により構
成される制御回路から、内部動作サイクルの倍周期でそ
の出力が“0”と“1”とに交互に反転される信号が印
加される。
【0033】この結果、図1に示す本発明の一実施形態
によるデータ転送制御回路は、図4に示す従来技術の場
合と全く同一の回路構成として働くようにされ、データ
転送の制御は、図4の場合と同様に、図6に示すタイム
チャートに従って行われる。
【0034】すなわち、第1サイクルで内部データ線B
1にあるデータ1は、第2サイクルでラッチL1にセッ
トされ、第3サイクルでラッチL2にセットされ、第4
サイクルまで保持される。第2サイクルで内部データ線
B1にあるデータ2は、第3サイクルでラッチL3にセ
ットされ、第4サイクルまで保持される。セレクタS1
は、モードラッチL6が“1”なので、常にラッチL2
を常に選択しており、また、データ1、2に対する出力
イネーブル信号が、第3、第4サイクルに“1”とされ
る。この出力イネーブル信号とモードラッチL6の反転
した値“0”との論理和をとるゲートG3の出力が
“1”となるので、トライステートバッファG1は、ラ
ッチL2の値、すなわち、データ1の値を第3、4サイ
クルの期間に外部データ線C2に出力する。また、トラ
イステートバッファG2は、出力イネーブル信号とモー
ドラッチL6との論理積をとるゲートG4の出力が
“1”となるので、ラッチL3の値、すなわち、データ
2の値を第3、4サイクルの期間に外部データ線C1に
出力する。
【0035】また、データ1、2が有効であることを示
す内部データ有効信号2が第1、第2サイクルに“1”
とされるので、これがラッチL11にセットされ、デー
タ1、2が外部データ線C1、C2に出力される第3、
4サイクルの期間に、外部データ有効信号線4上の信号
が“1”とされ、バス制御装置に転送データが有効であ
ることを示す。
【0036】前述と同様に、第3、4サイクルに内部デ
ータ線B1にあるデータ3、4は、第5、第6サイクル
の期間に、外部データ線C2にデータ3が、外部データ
線C1にデータ4が出力される。データ3、4が有効で
あることを示す内部データ有効信号2が第3、第4サイ
クルに“1”となるので、外部データ有効信号線4上の
信号が第5、第6サイクルの期間に“1”とされる。
【0037】また、第9、第10サイクルにおいて、外
部データ線C1にデータ6、C2にデータ5が送られて
きたものとする。この場合、外部データ線C2、C1上
のデータ5、データ6は、ラッチL4、L5にセットさ
れ、これらのデータは、第11、12サイクルの期間保
持される。
【0038】ラッチL4、L5に保持されているデータ
を内部データ線B2に出力するセレクタS2は、その制
御回路により、従来技術の場合に説明したように、ラッ
チL4、L5をプロセッサの内部動作サイクルに従って
交互に選択するので、第11サイクルにデータ5を、第
12サイクルにデータ6を内部データ線B2に出力する
ことができる。
【0039】また、データ5、6が有効であることを示
す外部データ有効信号線3が、第9、第10サイクルに
“1”とされ、これがラッチL10にセットされるの
で、データ5、6が内部データ線B2に出力される第1
1、12サイクルの期間に、内部データ有効信号線1上
の出力が“1”とされ、プロセッサ側にそのデータが有
効であることを示す。
【0040】前述と同様に、第11、第12サイクルに
外部データ線C2、C1に送られてくるデータ7、8
は、第13サイクルにデータ7が、第14サイクルにデ
ータ8が内部データ線B2に出力され、また、第13、
第14サイクルに内部データ有効信号線1上の出力が
“1”とされる。
【0041】前述したように、本発明の一実施形態によ
れば、従来技術の場合と同様に、プロセッサ内部の動作
周波数とプロセッサ外部の動作周波数が相違する場合に
も、外部データ線C1、C2を双方向のデータ線として
使用することにより、プロセッサ内部のデータ転送ピッ
チとプロセッサ外部のデータ転送ピッチとを一致させ
て、データ転送のスループットを低下させないようにす
ることができる。
【0042】次に、本発明の一実施形態によるデータ転
送制御回路の外部データ線を単方向モードとして使用す
るときの動作を図2を参照して説明する。このとき、プ
ロセッサ内部の動作周波数は、外部動作周波数と等し
く、モードラッチL6は単方向モードを示す値“0”を
保持しており、命令の実行によりセットされる。
【0043】第1サイクルに内部データ線B1にあるデ
ータ1は、第2サイクルにラッチL1にセットされる。
セレクタS1は、モードラッチL6が“0”とされてい
るので、常にラッチL1の出力を選択している。また、
出力イネーブル信号とモードラッチL6の値を反転した
信号との論理和を行うゲートG3の出力が“1”となる
ので、トライステートバッファG1は常にラッチL1の
値を外部データ線C2に出力する。すなわち、第2サイ
クルにデータ1が外部データ線C2に出力されることに
なる。同様に、第2サイクルに内部データ線B1にある
データ2が、第3サイクルに外部データ線C2に出力さ
れる。
【0044】このとき、データ1、2が有効であること
を示す内部データ有効信号線2の信号が第1、2サイク
ルに“1”となるので、これがラッチL11にセットさ
れ、データ1、2が外部データ線C2に出力されるのと
同一の第2、3サイクルの期間に、外部データ有効信号
線4が“1”となり、バス制御装置42に転送データが
有効であることを示す。
【0045】前述の外部データ線C2へのデータの出力
中、トライステートバッファG2は、論理和ゲートG4
の出力が常に“0”となっているので、イネーブルとな
ることはない。
【0046】また、第5、第6サイクルにおいて、外部
データ線C1にデータ3、データ4が送られてきたもの
とする。この場合、第5サイクルにおいて、外部データ
線C1にあるデータ3は、第6サイクルにおいてラッチ
L5にセットされる。セレクタS2は、論理和ゲートG
6の出力が常に“0”とされているので、ラッチL5を
常に選択することになり、第6サイクルにおいてデータ
3が内部データ線B2に出力される。同様に、第6サイ
クルにおいて外部データ線C1にあるデータ4は、第7
サイクルに内部データ線B2へ出力される。
【0047】データ3、4が有効であることを示す外部
データ有効信号線3上の信号が第5、6サイクルに
“1”となるので、これがラッチL10にセットされ、
データ3、データ4が内部データ線B2に出力されるの
と同一の第6、7サイクルの期間に、内部データ有効信
号線1上の信号が“1”とされ、プロセッサ側にそのデ
ータが有効であることを示す。
【0048】前述したように、本発明の一実施形態によ
れば、プロセッサ内部の動作周波数とプロセッサ外部の
動作周波数が一致する場合にも、外部データ線C2をプ
ロセッサからのデータ出力用に、また、外部データ線C
1をプロセッサへのデータ入力用に使用することによ
り、外部データ線のデータのスループットと、内部デー
タ線のデータのスループットとを等しくて、データ転送
のスループットを低下させないようにすることができ
る。
【0049】本発明の一実施形態によれば、双方向モー
ド、単方向モードでのデータ転送の両方を満足させるこ
とができるので、システムの設計時、変更時にも、デー
タ転送制御回路の変更を行う必要をなくすことができ
る。
【0050】図3は本発明の他の実施形態によるデータ
転送制御回路を示す図であり、図の符号は図1の場合と
同一である。
【0051】この実施形態は、モードラッチL6のセッ
トをプロセッサの外部端子から行うようにしたものであ
り、外部端子を“0”に設定したとき外部データ線を単
方向とし、外部端子を“1”に設定したとき外部データ
線を双方向として使用して、図1に示す回路と全く同一
の動作を行わせることができるものである。
【0052】前述した本発明の実施形態は、プロセッサ
とバス制御装置との間のデータ線の制御を行うものとし
て説明したが、本発明は、マルチプロセッサ構成を持つ
情報処理装置等における双方向のプロセッサ間通信のた
めのデータ線の制御に用いることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
ないハードウェアの追加により、スループットを低下さ
せることなく、プロセッサの内部動作周波数と外部動作
周波数との一致、不一致に係わらず、同一の回路により
データの転送を制御することができる。
【0054】本発明は、これにより、プロセッサと接続
関係にある他の情報処理装置との動作周波数の差、デー
タ転送の方式を考慮した適切なモードを設定することに
より、データ転送制御回路の内部回路を変えることな
く、このような回路を備える1つのプロセッサを異なっ
たデータ制御方式のシステムに使用することが可能とな
り、開発コストの低減、開発期間の短縮を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるデータ転送制御回路
の構成例を示す図である。
【図2】図1におけるデータ転送動作を説明するタイム
チャートである。
【図3】本発明の他の実施形態によるデータ転送制御回
路の構成例を示す図である。
【図4】従来技術によるシステムの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図5】プロセッサ内に設けられる従来技術によるデー
タ転送制御回路の構成例を示す図である。
【図6】図5におけるデータ転送の動作を説明するタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
L1〜L8、L10、L11 ラッチ B1、B2 内部データ線 C1、C2 外部データ線 S1、S2 セレクタ G1、G2 トライステートバッファ G3 論理和ゲート G4、G6 論理積ゲート G5 排他的論理和ゲート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2組の外部データ線を介して行われるデ
    ータの転送を制御するデータ転送制御回路において、前
    記外部データ線に送出するデータを保持するラッチと、
    前記外部データ線から受信したデータを保持するラッチ
    と、外部データ線の状態を保持するモードラッチと、該
    モードラッチの値により、データの送出を行うときの外
    部データ線を選択するセレクタと、データの受信を行う
    ときの外部データ線を選択するセレクタとを備え、前記
    モードラッチの値により、前記2組の外部データ線の一
    方をデータ送出用、他方をデータ受信用として使用する
    か、前記2組の外部データ線の両者を双方向のデータ転
    送用として使用するかが切り替えられることを特徴とす
    るデータ転送制御回路。
  2. 【請求項2】 前記2組の外部データ線は、プロセッサ
    と他の装置との間でデータの転送を行うデータ線であ
    り、前記2組の外部データ線の一方をデータ送出用、他
    方をデータ受信用として使用する場合、前記プロセッサ
    内部のデータ転送速度と外部のデータ転送速度とが等し
    く、前記2組の外部データ線の両者を双方向のデータ転
    送用として使用する場合、前記プロセッサ内部のデータ
    転送速度が、外部のデータ転送速度の2倍であることを
    特徴とする請求項1記載のデータ転送制御回路。
  3. 【請求項3】 前記モードラッチの設定は、ハードウェ
    アまたはソフトウェアにより行われること特徴とする請
    求項1または2記載のデータ転送制御回路。
JP26439995A 1995-10-12 1995-10-12 データ転送制御回路 Pending JPH09106385A (ja)

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