JPH09105949A - 液晶注入方法 - Google Patents

液晶注入方法

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JPH09105949A
JPH09105949A JP29055595A JP29055595A JPH09105949A JP H09105949 A JPH09105949 A JP H09105949A JP 29055595 A JP29055595 A JP 29055595A JP 29055595 A JP29055595 A JP 29055595A JP H09105949 A JPH09105949 A JP H09105949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal cell
transparent substrates
film substrates
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP29055595A
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English (en)
Inventor
Shiro Ozaki
史郎 尾崎
Yuji Negishi
祐司 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶の注入時間を短縮することができるよう
にすることである。 【解決手段】 真空槽21内において、液晶セル41内
に液晶47を液晶セル41内外の圧力差を利用して注入
するとき、液晶セル41の2枚のフィルム基板42、4
3の表面を2つの吸引プレート29、30にそれぞれ吸
引させることにより、両フィルム基板42、43間の間
隔を均一に保持する。したがって、液晶セル41内に液
晶47を注入する際の液晶セル41内外の圧力差によっ
てフィルム基板42、43が内側に向かって凹まないよ
うにすることができ、変形したフィルム基板42、43
が元の状態に戻るための時間が不要となり、液晶47の
注入時間を短縮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は液晶注入方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、一般に、相対向する面
にそれぞれ透明電極が形成された2枚の透明基板をシー
ル材を介して貼り合わせ、シール材の内側における両透
明基板間に液晶を封入した構造となっている。
【0003】ところで、このような液晶表示装置の製造
に際して液晶を注入する場合には、一例として図2に示
すように、まず、2枚の透明基板1、2をスペーサ3を
介在させた状態でシール材4を介して貼り合わせてなる
もの、つまり液晶が封入されていない液晶セル5を用意
する。この場合、液晶セル5の下端部におけるシール材
4の中央部には液晶注入口6が形成されている。そし
て、液晶セル5を真空槽7内に配置された液晶皿8の上
方に配置し、次いで真空槽7に一端部を接続された配管
9に電磁弁10を介して接続された真空ポンプ11の駆
動により真空槽7内を真空状態にすることにより、液晶
注入口6を介して液晶セル5内、つまりシール材4の内
側における両透明基板1、2間を真空状態とする。次
に、液晶皿8を上昇させて液晶セル5の下端部を液晶皿
8内の液晶12中に浸し、次いで電磁弁10を閉じた
後、配管13に電磁弁14を介して接続された窒素ガス
供給源15からの窒素ガスを真空槽7内に入れて真空槽
7内を大気圧とすることにより、液晶セル5内外の圧力
差や毛細管現象を利用して、液晶皿8内の液晶12を液
晶注入口6を介して液晶セル5内に注入する。次いで、
液晶セル5を真空槽7から取り出し、次いで液晶注入口
6を封止材(図示せず)で封止している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
このような液晶注入方法では、透明基板1、2がフィル
ム基板などのように可撓性を有するものからなっている
場合、真空槽7内が真空状態から大気圧となるとき、液
晶セル5内外の圧力差により、透明基板1、2が内側に
向かって凹むことがある。このような場合、透明基板
1、2は、液晶セル5内に液晶12がほぼ注入された
後、それ自身の復元力によって液晶セル5内に液晶12
を吸い込みながら元の状態に戻るので、復元力がフィル
ム基板のように弱いと元の状態に戻るのに時間が掛か
る。したがって、液晶セル5内に完全に液晶12を注入
するためには、液晶セル5を液晶12中に浸した状態で
大気圧で長時間放置する必要があり、液晶12の注入に
時間が掛かるという問題があった。この発明の課題は、
液晶の注入時間を短縮することができるようにすること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、真空槽内に
おいて、2枚の透明基板が貼り合わされてなる液晶セル
内に液晶を注入するとき、基板間隔保持手段により前記
両透明基板間の間隔を均一に保持するものである。
【0006】この発明によれば、液晶セル内に液晶を注
入するとき、基板間隔保持手段により液晶セルの両透明
基板間の間隔を均一に保持するので、透明基板が内側に
向かって凹まないようにすることができ、変形した透明
基板が元の状態に戻るための時間が不要となり、液晶の
注入時間を短縮することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1を参照して、この発明
の一実施形態を説明するに、まずこの実施形態で用いら
れる液晶注入装置について説明する。この液晶注入装置
は真空槽21を備えている。真空槽21の上部には第1
の配管22の一端部が接続されている。第1の配管22
の他端部は第1の電磁弁23を介して窒素ガス供給源2
4に接続されている。真空槽21の右側部には第2の配
管25の一端部が接続されている。第2の配管25の他
端部は第2の電磁弁26を介して真空ポンプ27に接続
されている。真空槽21内の所定の個所には液晶皿28
が昇降手段(図示せず)の駆動により上下動自在に設け
られている。真空槽21内の液晶皿28の上方には、2
つの吸引プレート(基板間隔保持手段)29、30が対
向した状態で接離可能に配置されている。両吸引プレー
ト29、30はゴム部材などからなり、内部が中空に形
成され、両吸引プレート29、30の相対向する面には
それぞれ複数の吸引孔31、32が設けられている。各
吸引プレート29、30の上部には第3の配管33およ
び第4の配管34の各一端部がそれぞれ接続されてい
る。第3の配管33の他端部は第4の配管34に接続さ
れ、第4の配管34の他端部は第3の電磁弁35を介し
て真空ポンプ27に接続されている。
【0008】次に、この液晶注入装置を用いて液晶セル
内に液晶を注入する方法について説明する。まず、液晶
セル41を用意する。この液晶セル41は、2枚の透明
なフィルム基板42、43をスペーサ44を介在させた
状態でシール材45を介して貼り合わせた構造となって
いる。この場合、液晶セル41の下端部におけるシール
材45の中央部には液晶注入口46が形成されている。
次に、この液晶セル41を真空槽21内の両吸引プレー
ト29、30間に挾持させ、この後図示しない扉を閉じ
て真空槽21内を密閉状態とする。この場合、液晶皿2
8は下限位置に位置し、液晶皿28内には所定量の液晶
47が収容されている。また、この状態では、第1〜第
3の電磁弁23、26、35はすべて閉じている。
【0009】次に、第3の電磁弁35を開けて真空ポン
プ27の駆動により両吸引プレート29、30内を負圧
とし、各吸引プレート29、30に吸引孔31、32を
介して対応するフィルム基板42、43をそれぞれ吸引
させることにより、両フィルム基板42、43間の間隔
を均一に保持する。次に、第2の電磁弁26を開けて真
空槽21内を真空状態(0.01〜0.1Torr)と
することにより、液晶注入口46を介して液晶セル41
内、つまりシール材45の内側における両フィルム基板
42、43間を真空状態とし、この後第2の電磁弁26
を閉じる。次に、昇降手段の駆動により、液晶皿28を
上限位置に上昇させて液晶セル41の下端部を液晶皿2
8内の液晶47中に浸らせる。次に、第1の電磁弁23
を開けて窒素ガス供給源24から窒素ガスを真空槽21
内に入れて真空槽21内を大気圧とすることにより、液
晶セル41内外の圧力差や毛細管現象を利用して、液晶
皿28内の液晶47を液晶注入口46を介して液晶セル
41内に注入し、この後第1の電磁弁23を閉じる。次
に、昇降手段の駆動により液晶皿28を下限位置に下降
させる。
【0010】次に、第3の電磁弁35を閉じ、吸引プレ
ート29、30内を大気圧にして吸引プレート29、3
0によるフィルム基板42、43の吸引を停止し、真空
槽21の扉を開き、真空槽21内の両吸引プレート2
9、30間を離して液晶セル41を取り出す。次に、両
フィルム基板42、43間を図示しない加圧手段で加圧
して余分に注入された液晶47を液晶注入口46から排
出させ、次いで液晶注入口46を図示しない封止材で封
止する。この場合、液晶セル41内に余分に注入された
液晶47は排出されるので、吸引プレート29、30に
よるフィルム基板42、43の吸引で、液晶セル41内
に余分に液晶47が注入されても問題がない。かくし
て、液晶47が封入された液晶セル41が得られる。
【0011】このように、この液晶注入方法では、液晶
セル41内に液晶47を注入するとき、液晶セル41の
両フィルム基板42、43を両吸引プレート29、30
に吸引させることにより、両フィルム基板42、43間
の間隔を均一に保持するので、フィルム基板42、43
が内側に向かって凹まないようにすることができ、変形
したフィルム基板42、43が元の状態に戻るための時
間が不要となり、液晶47の注入時間を短縮することが
できる。
【0012】なお、上記実施形態では、吸引プレート2
9、30によるフィルム基板42、43の吸引を真空槽
21内を真空状態にする前に行なったが、これに限ら
ず、少なくとも液晶セル41内に液晶47を注入すると
きまでに行なえばよい。また、上記実施形態では、基板
間隔保持手段である2つの吸引プレート29、30が2
枚のフィルム基板42、43をそれぞれ外側から吸引す
ることにより両フィルム基板42、43間の間隔を均一
に保持したが、これに限らず、基板間隔保持手段が2枚
のフィルム基板42、43の表面に両面接着テープを介
して粘着することにより両フィルム基板42、43間の
間隔を均一に保持するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、液晶セル内に液晶を注入するとき、基板間隔保持手
段により液晶セルの両透明基板間の間隔を均一に保持す
るので、透明基板が内側に向かって凹まないようにする
ことができ、変形した透明基板が元の状態に戻るための
時間が不要となり、液晶の注入時間を短縮することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態における液晶注入方法で
用いられる液晶注入装置の概略構成を示す断面図。
【図2】従来の液晶注入装置の概略構成を示す断面図。
【符号の説明】
21 真空槽 27 真空ポンプ 28 液晶皿 29、30 吸引プレート(基板間隔保持手段) 31、32 吸引孔 33、34 配管 41 液晶セル 46 液晶注入口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空槽内において、2枚の透明基板が貼
    り合わされてなる液晶セル内に液晶を注入するとき、基
    板間隔保持手段により前記両透明基板間の間隔を均一に
    保持することを特徴とする液晶注入方法。
  2. 【請求項2】 前記基板間隔保持手段は、前記2枚の透
    明基板をそれぞれ外側から吸引することにより前記両透
    明基板間の間隔を均一に保持することを特徴とする請求
    項1記載の液晶注入方法。
  3. 【請求項3】 前記基板間隔保持手段は、前記2枚の透
    明基板の表面にそれぞれ粘着することにより前記両透明
    基板間の間隔を均一に保持することを特徴とする請求項
    1記載の液晶注入方法。
JP29055595A 1995-10-13 1995-10-13 液晶注入方法 Pending JPH09105949A (ja)

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