JPH09105519A - 液体燃料気化式燃焼器 - Google Patents

液体燃料気化式燃焼器

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JPH09105519A
JPH09105519A JP22485996A JP22485996A JPH09105519A JP H09105519 A JPH09105519 A JP H09105519A JP 22485996 A JP22485996 A JP 22485996A JP 22485996 A JP22485996 A JP 22485996A JP H09105519 A JPH09105519 A JP H09105519A
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JP
Japan
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switch
combustor
heater
burner
vaporizer
Prior art date
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Pending
Application number
JP22485996A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Mori
慶一 森
Hirohisa Imai
博久 今井
Katsuhiko Yamamoto
克彦 山本
Katsuzo Konakawa
勝蔵 粉川
Yasushi Hirata
康 平田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09105519A publication Critical patent/JPH09105519A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は灯油を気化させて燃焼させる気化式
燃焼器の気化器の制御に関するもので、運転スイッチの
オンすることにより短時間で燃焼開始可能となり、すぐ
に暖かくする。 【解決手段】 気化器3とバーナ4を含む燃焼器11
と、燃焼を制御するとともに気化器3の温度を検出する
気化温度センサ5の信号によりヒータ2への通電を制御
する気化温度制御部15及び燃焼器11の運転/停止を
指示する運転スイッチ16を含むコントローラ13を有
し、気化温度制御部15は、運転スイッチ16により運
転停止時にもヒータ2を駆動制御するウォーミング回路
部17を有するとともに、コントローラ13にはウォー
ミング回路部17の動作を選択する選択スイッチ18
と、燃焼器11が運転停止時でウォーミング回路部17
が動作中にはこれを報知する表示器19を有する構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灯油などの液体燃
料を気化させて燃焼させる気化式燃焼器に於いて、特に
気化器の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気化式燃焼器は、石油フ
ァンヒータなどの様に室内暖房器に多く使用され、たと
えば図3に示す様に燃料ポンプ1により送られる液体燃
料を、ヒータ2により加熱される気化器3で気化されバ
ーナ4で燃焼する構成である。ここで気化器3は気化温
度センサ5により、温度を検知しヒータ制御機能6によ
り一定温度に制御される。また、燃料ポンプ1は室温制
御機能7により制御され、室内の温度を一定に制御す
る。この方式の欠点は、バーナを燃焼させるときに気化
器を予熱する必要があり、すぐに燃焼をスタートできな
いことにある。
【0003】そこで特開昭60−256723号公報の
ような構成が提案されている。これは、図3で燃料ポン
プ1を室温制御機能7によりオンオフ制御し、バーナが
燃焼中には、ヒータ制御機能6により気化器の温度が予
熱完了温度8になるように制御し、バーナが燃焼してい
ないときには、気化器が待機温度9になるように切替え
機能10を設けたものである。この構成により、バーナ
が燃焼していないときにも気化器が待機温度を保ってい
るため、次にバーナが燃焼開始したときに予熱完了温度
になるまでの時間が短縮される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな構成では、室温制御機能7によりバーナが消火状態
から燃焼状態になったときには、短期間で燃焼を開始可
能であるが、燃焼器を最初に点火するときには、従来と
同様の予熱時間が必要になる。暖房器を使用していて本
当に即暖性を必要とするときは、運転スイッチを入れた
最初の時であり、図3に示す構成ではこの時には何等効
果がない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本発明の液体燃料気化式燃焼器は、ヒータ
の通電により液体燃料を気化させる気化器と、気化燃料
を燃焼するバーナを含む燃焼器と、バーナの燃焼を制御
するとともに気化器の温度を検出する気化温度センサの
信号によりヒータへの通電を制御する気化温度制御部及
び燃焼器の運転/停止を指示する運転スイッチを含むコ
ントローラを有し、気化温度制御部には、運転スイッチ
により燃焼器の運転停止時にもヒータを駆動制御するウ
ォーミング回路部を有するとともに、コントローラには
ウォーミング回路部の動作を選択する選択スイッチと、
燃焼器が運転停止時でウォーミング回路部が動作中には
これを報知する表示器を有する構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、ヒータの通電により液
体燃料を気化させる気化器と、気化燃料を燃焼するバー
ナを含む燃焼器と、前記バーナの燃焼を制御するととも
に前記気化器の温度を検出する気化温度センサの信号に
より前記ヒータへの通電を制御する気化温度制御部及び
燃焼器の運転/停止を指示する運転スイッチを含むコン
トローラを有し、前記気化温度制御部には、前記運転ス
イッチにより運転停止時にもヒータを駆動制御するウォ
ーミング回路部を有するとともに、前記コントローラに
はウォーミング回路部の動作を選択する選択スイッチ
と、前記燃焼器が運転停止時でウォーミング回路部が動
作中にはこれを報知する表示器を有する構成により、選
択スイッチをオフの時は従来の燃焼器として使用可能と
し、選択スイッチをオンにする事により、燃焼器の運転
スイッチがオフのときにもウォーミング回路部が働き、
気化器が予熱すると同時にウォーミング回路が動作中で
ある事を表示器で報知し、次に運転スイッチをオンして
燃焼器を動作させると短時間でバーナが燃焼開始し、特
に暖房器や湯沸器に応用することにより、すぐに部屋が
温まる。或はすぐにお湯が使えるようになる。
【0007】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (実施例1)図1は本発明液体燃料気化式燃焼器11の
実施例の構成図を示す。図1は暖房器の例で、図3と同
一動作をする部品は同じ番号をつける。燃料タンク(図
示せず)にたくわえられた液体燃料は燃料パイプ12を
通して燃料ポンプ1により気化器3に供給される。気化
器3はヒータ2により加熱されて、燃料を気化する。気
化された燃料は燃焼に必要な空気と混合され、点火器
(図示せず)により点火されてバーナ4で燃焼する。
【0008】燃料ポンプ1及び気化ヒータ2はコントロ
ーラ13により駆動制御されている。燃料ポンプ1は、
燃焼制御部14により部屋の温度が一定になるように燃
料供給量を制御している。一方ヒータ2は、気化温度セ
ンサ5により検出した気化器3の温度が予め設定された
温度に維持するように、気化温度制御部15により制御
される。
【0009】16は燃焼器11の運転を指示する運転ス
イッチで、運転スイッチ16をオンにすれば燃焼器11
が動作し、バーナが燃焼を開始する。ここで、運転スイ
ッチ16をオフしたときにウォーミング回路17が動作
し、気化温度制御部15のみは動作し続ける構成として
いる。この時に気化器3の温度設定を、バーナが燃焼し
ているときよりも低い温度に切替える構成であってもよ
い。
【0010】18は、ウォーミング回路17の動作の有
無を選択する選択スイッチで、使用者が消費電力を節約
したい場合に選択スイッチ18をオフすることにより、
従来の燃焼器と同じ使用が出来る。使用者が速暖を希望
する場合には、選択スイッチ18をオンにすることによ
り運転スイッチ16がオフのときにでもウォーミング回
路が動作して、気化器3を保温しているため次に運転ス
イッチをオンにしたときにすぐにバーナが着火可能とな
る。
【0011】選択スイッチ18がオンになっているとき
には、表示器19により報知し、使用者に注意を促す。
【0012】図2に本発明の主要部の具体回路図を示
す。図1と同一部品は同じ符号を付ける。20は直流電
源回路で、燃焼制御部14、ウォーミング回路部17、
気化温度制御部15等に電源を供給する。燃焼制御部1
4は、運転スイッチ16がオン(a接点)に接続された
時に、図1のバーナ4を燃焼させるために燃料ポンプ1
を駆動制御する。同時に気化温度制御部15に気化器3
の温度設定信号cを出力する。
【0013】気化温度制御部15は、燃焼制御部14か
らの設定温度信号cと、気化温度センサ5の信号dを比
較器21で比較しトランジスタ22へ信号を出力する。
ここで比較器21は、一般周知の演算増幅器(OPアン
プ)を使用している。今、気化温度センサ5の温度が設
定温度より低い時には、電位c<dとなり出力電位eが
ハイとなる。これによりトランジスタ22がオンし、リ
レー23を駆動する。リレー23の接点24は、気化器
3の気化ヒータ2と直列に電源20に接続されていて、
リレー23がオンになると接点24が導通してヒータ2
へ電力を供給する。気化温度センサの温度が、上昇して
設定温度よりも高くなれば、トランジスタ22がオフ
し、これによりヒータ2への通電を停止する。ヒータの
制御は、これ以外に無段階にパワー制御する構成であっ
てもよい。
【0014】以上の動作は、従来の燃焼器の動作と同じ
であり、ここで運転スイッチ16をオフすると、燃焼制
御部14がバーナの燃焼を停止する。この時に気化温度
設定値cはハイ(電源の+電位と同等)となるように設
計されている。同時に運転スイッチ16の接点もbに切
替わり、選択スイッチ18がオンになっていれば、気化
器の温度設定値がウォーミング回路部17の抵抗25、
26により分圧された値fとなり、以後気化温度制御部
15はこの温度と気化温度センサ5の温度を比較して、
ヒータを駆動制御する。ダイオード27、28は、OR
回路を構成していて運転スイッチ16のオン、オフに応
じて気化器の設定温度をcとfに切替える。
【0015】運転スイッチ16がオフの時であっても、
選択スイッチ18がオフの時には電位fがハイを維持さ
れるため、気化温度センサ5の温度がいくら低下しても
電位d>fになることがなく、ヒータ2に通電される事
はない。つまり、選択スイッチ18がオフの時には従来
の燃焼器と全く同じ動作になる。
【0016】表示器19は、ここでは発光ダイオード
(LED)を使用し、運転スイッチ16がオフでしかも
選択スイッチ18がオンの時に点灯する。これは選択ス
イッチ18により、ウォーミング回路部17が動作しヒ
ータ2に通電が継続されている事を報知する。表示器1
9は運転スイッチ16がオン(a側)に切り替えて燃焼
器の運転を開始すると電源の供給を絶たれて消灯する。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液体燃料
気化式燃焼器によれば、次のような効果を有する。
【0018】(1)運転スイッチをオフにして燃焼器が
動作していないときにも、ウォーミング回路部により気
化器ヒータが予熱されているために、スイッチをオン後
に素早くバーナに点火され、点火待ち時間がほとんどな
くなり、特に暖房器に応用した時にすぐに暖かくなるた
めに非常に便利で使い勝手が向上する。
【0019】(2)気化器からの熱伝導によりバーナを
常に予熱しているために、着火がスムーズで着火音が小
さく、また着火時の一酸化炭素(Co)の発生が少な
い。
【0020】(3)燃焼器の雰囲気温度が0℃以下の低
い時でも気化器の温度が一定であるために、着火しやす
く着火遅れによる未燃ガスの流出がない。同様に点火器
のパワーも少なくてすむ。
【0021】(4)着火時に、気化器が一定温度以上に
保たれているために気化器の温度むらが少なく局所的な
低温域がなくなる。このために着火時の気化がスムーズ
になり、気化器内にタールの生成がなく、安定な燃焼が
行える。
【0022】(5)ウォーミング回路17の動作の有無
を選択する選択スイッチを設けた構成のため、仕様者が
消費電力を節約したい場合に選択スイッチをオフするこ
とにより従来の燃焼器と同じ使用が出来、速暖を希望す
る時に選択スイッチをオンする事によりウォーミング回
路部が動作する。これにより使用者の希望に応じて速暖
/省エネの任意の燃焼が選択できる。
【0023】(6)ウォーミング回路部の動作を報知す
る表示器を設けて、選択スイッチによりウォーミング回
路部が動作し燃焼器の運転停止中でもヒータに通電が継
続されている事を報知する構成とする事により、気化ヒ
ータに通電され電力消費していることおよび内部で高温
に維持されていることを報知し、使用者に安心感を与え
安全性を向上する上に、長時間燃焼器を使用しない時
や、運転スイッチオンから燃焼開始までの時間短縮が必
要ない時などに、使用者が無駄な電力消費を防ぐ事がで
きる。
【0024】またこの表示器は燃焼器の運転中には消灯
する構成のため、使用者に煩雑さや誤解を与えず通常の
燃焼器として安心して使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における液体燃料気化式燃焼
器の制御動作を説明するブロック図
【図2】同コントローラの主要部の回路図
【図3】従来例を説明する燃焼器のブロック図
【符号の説明】
2 ヒータ 3 気化器 4 バーナ 5 気化温度センサ 11 燃焼器 13 コントローラ 15 気化温度制御部 16 運転スイッチ 17 ウォーミング回路部 18 選択スイッチ 19 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 粉川 勝蔵 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 平田 康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヒータの通電により液体燃料を気化させる
    気化器と、気化燃料を燃焼するバーナを含む燃焼器と、
    前記バーナの燃焼を制御するとともに前記気化器の温度
    を検出する気化温度センサの信号により前記ヒータへの
    通電を制御する気化温度制御部及び燃焼器の運転/停止
    を指示する運転スイッチを含むコントローラを有し、前
    記気化温度制御部には、前記運転スイッチにより運転停
    止時にもヒータを駆動制御するウォーミング回路部を有
    するとともに、前記コントローラにはウォーミング回路
    部の動作を選択する選択スイッチと、前記燃焼器が運転
    停止時でウォーミング回路部が動作中にはこれを報知す
    る表示器を有する構成とした液体燃料気化式燃焼器。
JP22485996A 1996-08-27 1996-08-27 液体燃料気化式燃焼器 Pending JPH09105519A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246124A (ja) * 1985-08-22 1987-02-28 Dainichi Kogyo Kk 液体燃料燃焼装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246124A (ja) * 1985-08-22 1987-02-28 Dainichi Kogyo Kk 液体燃料燃焼装置

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