JPH09104361A - カウルサイド部の組付方法 - Google Patents
カウルサイド部の組付方法Info
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- JPH09104361A JPH09104361A JP24837296A JP24837296A JPH09104361A JP H09104361 A JPH09104361 A JP H09104361A JP 24837296 A JP24837296 A JP 24837296A JP 24837296 A JP24837296 A JP 24837296A JP H09104361 A JPH09104361 A JP H09104361A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 フードヒンジの組付精度を向上させる。
【解決手段】 カウルトツプサイドが車幅方向にカウル
トツプサイド12とカウルトツプサイドアウタアツパ1
6とに分割され、サイド12は、カウルインナ10とで
カウルアツシ14を構成し、アツパ16は、サイドメン
バ20に溶着され、サイメンアツシ32の構成部材とさ
れる。アツパ16の段部22の底部22Aにはフードヒ
ンジ24が固着される。サイメンアツシ32にフエンダ
ー及びドアが夫々組付られ、フエンダー及びドアに対す
るフードヒンジ24の組付位置がサイメンアツシ32と
カウルアツシ14との結合誤差等に影響されない。
トツプサイド12とカウルトツプサイドアウタアツパ1
6とに分割され、サイド12は、カウルインナ10とで
カウルアツシ14を構成し、アツパ16は、サイドメン
バ20に溶着され、サイメンアツシ32の構成部材とさ
れる。アツパ16の段部22の底部22Aにはフードヒ
ンジ24が固着される。サイメンアツシ32にフエンダ
ー及びドアが夫々組付られ、フエンダー及びドアに対す
るフードヒンジ24の組付位置がサイメンアツシ32と
カウルアツシ14との結合誤差等に影響されない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両のカウル
サイド部構造に関する。
サイド部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のカウルサイド部構造として
は、実開昭60−105272号公報に開示されたもの
が知られている。
は、実開昭60−105272号公報に開示されたもの
が知られている。
【0003】図4に示される如く、このカウルサイド部
構造においては、カウルトツプサイド70はカウルサイ
ドアツパパネル72とホイールエプロンリインフオース
メント74とで構成されている。また、このカウルトツ
プサイド70はカウルインナ76の上面の車幅方向外側
端部に溶着され、図5に示される如く、カウルアツシ7
8を構成している。
構造においては、カウルトツプサイド70はカウルサイ
ドアツパパネル72とホイールエプロンリインフオース
メント74とで構成されている。また、このカウルトツ
プサイド70はカウルインナ76の上面の車幅方向外側
端部に溶着され、図5に示される如く、カウルアツシ7
8を構成している。
【0004】しかしながら、このカウルサイド部構造に
おいては、図4及び図5に示される如く、サイメンアツ
シ82の車両上下方向上側に結合されるカウルアツシ7
8を構成するカウルトツプサイド70のカウルサイドア
ツパパネル72にフードヒンジ80が固着されている。
従って、カウルアツシ78をサイメンアツシ82の一部
を構成するサイドメンバ84に結合する場合の結合誤差
等により、図6の符号Aで示されるカウルアツシ78に
フードヒンジ80を介して組付けられるフード86と、
サイメンアツシ82に組付けられるフエンダー88及び
ドア90との隣接部において、フエンダー88及びドア
90に対する、フード86の組付精度、即ちフードヒン
ジ80の組付精度を確保し難いという不具合があった。
おいては、図4及び図5に示される如く、サイメンアツ
シ82の車両上下方向上側に結合されるカウルアツシ7
8を構成するカウルトツプサイド70のカウルサイドア
ツパパネル72にフードヒンジ80が固着されている。
従って、カウルアツシ78をサイメンアツシ82の一部
を構成するサイドメンバ84に結合する場合の結合誤差
等により、図6の符号Aで示されるカウルアツシ78に
フードヒンジ80を介して組付けられるフード86と、
サイメンアツシ82に組付けられるフエンダー88及び
ドア90との隣接部において、フエンダー88及びドア
90に対する、フード86の組付精度、即ちフードヒン
ジ80の組付精度を確保し難いという不具合があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、フードヒンジの組付精度を向上することができる
カウルサイド部構造を提供することが目的である。
慮し、フードヒンジの組付精度を向上することができる
カウルサイド部構造を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、カウルトツプ
サイドの車幅方向内側部を構成するカウルトツプサイド
インナと、カウルトツプサイドの車幅方向外側部を構成
すると共にフロントピラー部及びサイドメンバ部に固着
されたカウルトツプサイドアウタと、カウルインナの車
幅方向外側端部を構成し車幅方向内側端部が前記カウル
トツプサイドアウタより車幅方向内側へ延設されると共
に前記カウルトツプサイドアウタの車両上下方向下側に
予め固着されサイメンアツシの一部を構成する第1のカ
ウルインナ形成部材と、この第1のカウルインナ形成部
材と結合しカウルインナを構成すると共に前記カウルト
ツプサイドインナの車両上下方向下側に予め固着されカ
ウルアツシの一部を構成する第2のカウルインナ形成部
材と、前記カウルトツプサイドアウタに設けられたフー
ドヒンジ取付部と、を備えたことを特徴としている。
サイドの車幅方向内側部を構成するカウルトツプサイド
インナと、カウルトツプサイドの車幅方向外側部を構成
すると共にフロントピラー部及びサイドメンバ部に固着
されたカウルトツプサイドアウタと、カウルインナの車
幅方向外側端部を構成し車幅方向内側端部が前記カウル
トツプサイドアウタより車幅方向内側へ延設されると共
に前記カウルトツプサイドアウタの車両上下方向下側に
予め固着されサイメンアツシの一部を構成する第1のカ
ウルインナ形成部材と、この第1のカウルインナ形成部
材と結合しカウルインナを構成すると共に前記カウルト
ツプサイドインナの車両上下方向下側に予め固着されカ
ウルアツシの一部を構成する第2のカウルインナ形成部
材と、前記カウルトツプサイドアウタに設けられたフー
ドヒンジ取付部と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成の本発明では、カウルトツプサイドが
車幅方向にカウルトツプサイドインナとカウルトツプサ
イドアウタとに分割され、カウルトツプサイドアウタは
フロントピラー部及びサイドメンバ部に固着され、サイ
メンアツシの構成部材とされており、このカウルトツプ
サイドアウタにフードヒンジ取付部が設けられている。
車幅方向にカウルトツプサイドインナとカウルトツプサ
イドアウタとに分割され、カウルトツプサイドアウタは
フロントピラー部及びサイドメンバ部に固着され、サイ
メンアツシの構成部材とされており、このカウルトツプ
サイドアウタにフードヒンジ取付部が設けられている。
【0008】従って、フードヒンジとフエンダー及びド
アが夫々サイメンアツシに組付けられる。このためフエ
ンダー及びドアに対するフードヒンジの組付位置がサイ
メンアツシとカウルアツシとの結合誤差等に影響され
ず、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組付精
度を向上することができる。
アが夫々サイメンアツシに組付けられる。このためフエ
ンダー及びドアに対するフードヒンジの組付位置がサイ
メンアツシとカウルアツシとの結合誤差等に影響され
ず、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組付精
度を向上することができる。
【0009】また、カウルインナの車幅方向外側端部が
車幅方向に第1のカウルインナ形成部材と第2のカウル
インナ形成部材とに分割されており、第1のカウルイン
ナ形成部材は、カウルトツプサイドアウタの車両上下方
向下側に予め固着されサイメンアツシの一部を構成し、
その車幅方向内側端部がカウルトツプサイドアウタより
車幅方向内側へ延設されている。
車幅方向に第1のカウルインナ形成部材と第2のカウル
インナ形成部材とに分割されており、第1のカウルイン
ナ形成部材は、カウルトツプサイドアウタの車両上下方
向下側に予め固着されサイメンアツシの一部を構成し、
その車幅方向内側端部がカウルトツプサイドアウタより
車幅方向内側へ延設されている。
【0010】従って、サイメンアツシにカウルアツシを
車両上下方向上側から載置し、カウルトツプサイドアウ
タ及び第1のカウルインナ形成部材にカウルトツプサイ
ドインナ及び第2のカウルインナ形成部材を夫々固着す
ることにより、サイメンアツシにカウルアツシを結合す
ることができる。
車両上下方向上側から載置し、カウルトツプサイドアウ
タ及び第1のカウルインナ形成部材にカウルトツプサイ
ドインナ及び第2のカウルインナ形成部材を夫々固着す
ることにより、サイメンアツシにカウルアツシを結合す
ることができる。
【0011】
【実施例】本発明に係るカウルサイド部構造の一実施例
を図1〜図3に従って説明する。
を図1〜図3に従って説明する。
【0012】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車両内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
印INは車両内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0013】図1に示される如く、カウルインナの車幅
方向内側部を形成する第2のカウルインナ形成部材とし
のカウルインナ10は、長尺状とされ長手方向を車幅方
向に沿って配置されている。このカウルインナ10を車
幅方向から見た断面形状は、開口部を車両上下方向上側
へ向けた略コ字状とされている。
方向内側部を形成する第2のカウルインナ形成部材とし
のカウルインナ10は、長尺状とされ長手方向を車幅方
向に沿って配置されている。このカウルインナ10を車
幅方向から見た断面形状は、開口部を車両上下方向上側
へ向けた略コ字状とされている。
【0014】図2に示される如く、カウルインナ10の
水平部10Aの車幅方向外側端部は車両上下方向下側へ
屈曲されており、フランジ10Bとされている。
水平部10Aの車幅方向外側端部は車両上下方向下側へ
屈曲されており、フランジ10Bとされている。
【0015】図1に示される如く、カウルインナ10の
車幅方向外側部には、カウルトツプサイドの車幅方向内
側部を形成するカウルトツプサイドインナとしてのカウ
ルトツプサイド12が配置されている。
車幅方向外側部には、カウルトツプサイドの車幅方向内
側部を形成するカウルトツプサイドインナとしてのカウ
ルトツプサイド12が配置されている。
【0016】図2に示される如く、カウルトツプサイド
12の立壁部12Aの車両上下方向下側端部は車幅方向
内側へ屈曲され、フランジ12Bとされており、カウル
インナ10の水平部10Aに車両上下方向上側から溶着
されている。またカウルトツプサイド12の立壁部12
Aの車両上下方向上側端部は車幅方向外側へ屈曲され、
水平部12Cとされている。
12の立壁部12Aの車両上下方向下側端部は車幅方向
内側へ屈曲され、フランジ12Bとされており、カウル
インナ10の水平部10Aに車両上下方向上側から溶着
されている。またカウルトツプサイド12の立壁部12
Aの車両上下方向上側端部は車幅方向外側へ屈曲され、
水平部12Cとされている。
【0017】従って、カウルトツプサイド12はカウル
インナ10とともに、カウルアツシ14を構成してい
る。
インナ10とともに、カウルアツシ14を構成してい
る。
【0018】図1に示される如く、カウルトツプサイド
の車幅方向外側を構成するカウルトツプサイドアウタと
してのカウルサイドアウタアツパ16は、車両前後方向
後端上部16Aがサイドメンバ20のフロントピラー部
20Dに車幅方向外側及び車両上下方向上側から溶着さ
れている。
の車幅方向外側を構成するカウルトツプサイドアウタと
してのカウルサイドアウタアツパ16は、車両前後方向
後端上部16Aがサイドメンバ20のフロントピラー部
20Dに車幅方向外側及び車両上下方向上側から溶着さ
れている。
【0019】図2に示される如く、カウルサイドアウタ
アツパ16の立壁部16Bの上端後部には車幅方向内側
へ向けて、フードヒンジ取付部としての段部22が形成
されている。この段部22の底部22Aは略水平とされ
ており、この底部22Aにはフードヒンジ24がボルト
26とナツト28とで固着されている。また、段部22
の立壁部22Bの上端部は車幅方向内側へ屈曲され、カ
ウルサイドアウタアツパ16の水平部16Cとされてお
り、この水平部16Cの車幅方向内側端部16Dには、
カウルトツプサイド12の水平部12Cの車幅方向外側
端部12Dが車両上下方向上側から溶着されるようにな
っている。
アツパ16の立壁部16Bの上端後部には車幅方向内側
へ向けて、フードヒンジ取付部としての段部22が形成
されている。この段部22の底部22Aは略水平とされ
ており、この底部22Aにはフードヒンジ24がボルト
26とナツト28とで固着されている。また、段部22
の立壁部22Bの上端部は車幅方向内側へ屈曲され、カ
ウルサイドアウタアツパ16の水平部16Cとされてお
り、この水平部16Cの車幅方向内側端部16Dには、
カウルトツプサイド12の水平部12Cの車幅方向外側
端部12Dが車両上下方向上側から溶着されるようにな
っている。
【0020】カウルサイドアウタアツパ16の立壁部1
6Bの略車両上下方向中央部の車幅方向内側には、カウ
ルインナの車幅方向外側端部を構成する第1のカウルイ
ンナ形成部材としての、エクステンシヨンフロントピラ
ーアウタ30が配置されている。このエクステンシヨン
フロントピラーアウタ30の水平部30Aの車幅方向外
側端部は車両上下方向下側へ屈曲されフランジ30Bと
されており、このフランジ30Bはカウルサイドアウタ
アツパ16の立壁部16Bに車幅方向内側から溶着され
ている。
6Bの略車両上下方向中央部の車幅方向内側には、カウ
ルインナの車幅方向外側端部を構成する第1のカウルイ
ンナ形成部材としての、エクステンシヨンフロントピラ
ーアウタ30が配置されている。このエクステンシヨン
フロントピラーアウタ30の水平部30Aの車幅方向外
側端部は車両上下方向下側へ屈曲されフランジ30Bと
されており、このフランジ30Bはカウルサイドアウタ
アツパ16の立壁部16Bに車幅方向内側から溶着され
ている。
【0021】エクステンシヨンフロントピラーアウタ3
0の水平部30Aの車幅方向内側端部には、車両上下方
向上側へ向けて段部31が形成されている。段部31の
水平部31Bには、カウルインナ10の水平部10Aが
車幅方向外側端部が車両上下方向上側から溶着されるよ
うになっている。
0の水平部30Aの車幅方向内側端部には、車両上下方
向上側へ向けて段部31が形成されている。段部31の
水平部31Bには、カウルインナ10の水平部10Aが
車幅方向外側端部が車両上下方向上側から溶着されるよ
うになっている。
【0022】図2に示される如く、カウルサイドアウタ
アツパ16の立壁部16Bの下端部16Eは、サイドメ
ンバ20の立壁部20Aに車幅方向外側から溶着されい
る。サイドメンバ20の立壁部20Aの上部は車幅方向
内側上方に屈曲されており、傾斜部20Bとされてい
る。この傾斜部20Bの上端部は車幅方向外側へ略水平
に屈曲され水平部20Cとされている。
アツパ16の立壁部16Bの下端部16Eは、サイドメ
ンバ20の立壁部20Aに車幅方向外側から溶着されい
る。サイドメンバ20の立壁部20Aの上部は車幅方向
内側上方に屈曲されており、傾斜部20Bとされてい
る。この傾斜部20Bの上端部は車幅方向外側へ略水平
に屈曲され水平部20Cとされている。
【0023】サイドメンバ20の水平部20Cの車幅方
向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部34が
形成されている。また段部34の水平部34Bはエクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平
部31Bに、車両上下方向下側から溶着されている。
向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部34が
形成されている。また段部34の水平部34Bはエクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平
部31Bに、車両上下方向下側から溶着されている。
【0024】段部34の水平部34Bの車幅方向内側端
部には、車両上下方向上側へ向けて段部36が形成され
ており、この段部36の水平部36Aの上面は、エクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平
部31Bの上面と面一とされている。
部には、車両上下方向上側へ向けて段部36が形成され
ており、この段部36の水平部36Aの上面は、エクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平
部31Bの上面と面一とされている。
【0025】従って、段部36の水平部36Aと段部3
1の水平部31Bとが、カウルインナ10の水平部10
Aに車両上下方向下側から溶着さるようになっている。
また、カウルサイドアウタアツパ16、サイドメンバ2
0及びエクステンシヨンフロントピラーアウタ30はサ
イメンアツシ32を構成している。
1の水平部31Bとが、カウルインナ10の水平部10
Aに車両上下方向下側から溶着さるようになっている。
また、カウルサイドアウタアツパ16、サイドメンバ2
0及びエクステンシヨンフロントピラーアウタ30はサ
イメンアツシ32を構成している。
【0026】次に、本実施例の作用に付いて説明する。
上記構成の本実施例では、カウルトツプサイドが車幅方
向にカウルトツプサイド12とカウルトツプサイドアウ
タアツパ16とに分割され、カウルトツプサイドアウタ
アツパ16は、サイドメンバ20に溶着され、サイメン
アツシ32の構成部材とされており、このカウルトツプ
サイドアウタアツパ16の段部22の底部22Aにフー
ドヒンジ24が固着されている。
上記構成の本実施例では、カウルトツプサイドが車幅方
向にカウルトツプサイド12とカウルトツプサイドアウ
タアツパ16とに分割され、カウルトツプサイドアウタ
アツパ16は、サイドメンバ20に溶着され、サイメン
アツシ32の構成部材とされており、このカウルトツプ
サイドアウタアツパ16の段部22の底部22Aにフー
ドヒンジ24が固着されている。
【0027】従って、フードヒンジ24とフエンダー8
8(図6参照)及びドア90(図6参照)が夫々サイメ
ンアツシ32に組付られる。このため、フエンダー88
及びドア90に対するフードヒンジ24の組付位置がサ
イメンアツシ32とカウルアツシ14との結合誤差等に
影響されず、フエンダー88及びドア90に対するフー
ドヒンジ24の組付精度を向上することができる。
8(図6参照)及びドア90(図6参照)が夫々サイメ
ンアツシ32に組付られる。このため、フエンダー88
及びドア90に対するフードヒンジ24の組付位置がサ
イメンアツシ32とカウルアツシ14との結合誤差等に
影響されず、フエンダー88及びドア90に対するフー
ドヒンジ24の組付精度を向上することができる。
【0028】また、カウルインナの車幅方向外側端部が
カウルインナ10とエクステンシヨンフロントピラーア
ウタ30とに分割されており、エクステンシヨンフロン
トピラーアウタ30はカウルトツプサイドアウタアツパ
16に予め溶着され、その車幅方向内側端部に形成され
た段部31がカウルトツプサイドアウタアツパ16より
車幅方向内側へ延設されている。
カウルインナ10とエクステンシヨンフロントピラーア
ウタ30とに分割されており、エクステンシヨンフロン
トピラーアウタ30はカウルトツプサイドアウタアツパ
16に予め溶着され、その車幅方向内側端部に形成され
た段部31がカウルトツプサイドアウタアツパ16より
車幅方向内側へ延設されている。
【0029】従って、サイメンアツシ32にカウルアツ
シ14を車両上下方向上側から載置し、エクステンシヨ
ンフロントピラーアウタ30の段部31の水平部31B
及びカウルサイドアウタアツパ16の車幅方向内側端部
16Dに、カウルインナ10の水平部10Aの車幅方向
外側端部及びカウルトツプサイド12の車幅方向外側端
部12Dを夫々溶着することにより、サイメンアツシ3
2にカウルアツシ14を結合することができる。
シ14を車両上下方向上側から載置し、エクステンシヨ
ンフロントピラーアウタ30の段部31の水平部31B
及びカウルサイドアウタアツパ16の車幅方向内側端部
16Dに、カウルインナ10の水平部10Aの車幅方向
外側端部及びカウルトツプサイド12の車幅方向外側端
部12Dを夫々溶着することにより、サイメンアツシ3
2にカウルアツシ14を結合することができる。
【0030】また、本実施例においては、図3に示され
る如く、カウルサイドアウタアツパ16をサイドメンバ
20及びエクステンシヨンフロントピラーアウタ30に
溶着する場合に、サイドアウタアツパ16に位置決め治
具38、40を車幅方向内側からカウルサイドアウタア
ツパ16に近づけ、カウルサイドアウタアツパ16の段
部22の底部22Aを車両上下方向から固定できる。こ
のため、カウルサイドアウタアツパ16をサイドメンバ
20に溶着する際の溶着ガンの圧力による衝撃等によっ
て、カウルサイドアウタアツパ16の組付位置が不安定
となることを防止できる。
る如く、カウルサイドアウタアツパ16をサイドメンバ
20及びエクステンシヨンフロントピラーアウタ30に
溶着する場合に、サイドアウタアツパ16に位置決め治
具38、40を車幅方向内側からカウルサイドアウタア
ツパ16に近づけ、カウルサイドアウタアツパ16の段
部22の底部22Aを車両上下方向から固定できる。こ
のため、カウルサイドアウタアツパ16をサイドメンバ
20に溶着する際の溶着ガンの圧力による衝撃等によっ
て、カウルサイドアウタアツパ16の組付位置が不安定
となることを防止できる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、フードヒ
ンジの組付精度を向上することができるという優れた効
果を有する。
ンジの組付精度を向上することができるという優れた効
果を有する。
【図1】本発明に係るカウルサイド部構造のカウルアツ
シとサイメンアツシとを結合する前の状態を示す車両左
側斜め前方から見た斜視図である。
シとサイメンアツシとを結合する前の状態を示す車両左
側斜め前方から見た斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2に対応する位置決め治具の組付位置を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】従来のカウルサイド部構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】フードとフエンダー及びドアとの位置関係を示
す車両前方外側から見た斜視図である。
す車両前方外側から見た斜視図である。
10 カウルインナ 12 カウルトツプサイド 14 カウルアツシ 16 カウルサイドアウタアツパ 20 サイドメンバ 22 段部 22A 底部 30 エクステンシヨンフロントピラーアウタ 32 サイメンアツシ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カウルサイド部の組付方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は自動車等の車両のカウル
サイド部の組付方法に関する。
サイド部の組付方法に関する。
【従来の技術】従来、車両のカウルサイド部構造として
は、実開昭60−105272号公報に開示されたもの
が知られている。図4に示される如く、このカウルサイ
ド部構造においては、カウルトップサイド70はカウル
サイドアッパパネル72とホイールエプロンリインフオ
ースメント74とで構成されている。また、このカウル
トップサイド70はカウルインナ76の上面の車幅方向
外側端部に溶着され、図5に示される如く、カウルアッ
シ78を構成している。
は、実開昭60−105272号公報に開示されたもの
が知られている。図4に示される如く、このカウルサイ
ド部構造においては、カウルトップサイド70はカウル
サイドアッパパネル72とホイールエプロンリインフオ
ースメント74とで構成されている。また、このカウル
トップサイド70はカウルインナ76の上面の車幅方向
外側端部に溶着され、図5に示される如く、カウルアッ
シ78を構成している。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このカ
ウルサイド部構造においては、図4及び図5に示される
如く、サイメンアッシ82の車両上下方向上側に結合さ
れるカウルアッシ78を構成するカウルトップサイド7
0のカウルサイドアッパパネル72にフードヒンジ80
が固着されている。従って、カウルアッシ78をサイメ
ンアッシ82の一部を構成するサイドメンバ84に結合
する場合の結合誤差等により、カウルアッシ78にフー
ドヒンジ80を介して組付けられるフード86と、サイ
メンアッシ82に組付けられるフエンダー88及びドア
90との隣接部(図6の符号Aで示される部位)におい
て、フエンダー88及びドア90に対する、フード86
の組付精度、即ち、フードヒンジ80の組付精度を確保
し難いという不具合があった。本発明は上記事実を考慮
し、フードヒンジの組付精度を向上することができるカ
ウルサイド部の組付方法を提供することが目的である。
ウルサイド部構造においては、図4及び図5に示される
如く、サイメンアッシ82の車両上下方向上側に結合さ
れるカウルアッシ78を構成するカウルトップサイド7
0のカウルサイドアッパパネル72にフードヒンジ80
が固着されている。従って、カウルアッシ78をサイメ
ンアッシ82の一部を構成するサイドメンバ84に結合
する場合の結合誤差等により、カウルアッシ78にフー
ドヒンジ80を介して組付けられるフード86と、サイ
メンアッシ82に組付けられるフエンダー88及びドア
90との隣接部(図6の符号Aで示される部位)におい
て、フエンダー88及びドア90に対する、フード86
の組付精度、即ち、フードヒンジ80の組付精度を確保
し難いという不具合があった。本発明は上記事実を考慮
し、フードヒンジの組付精度を向上することができるカ
ウルサイド部の組付方法を提供することが目的である。
【課題を解決するための手段】本発明は、カウルサイド
部の上部外側を構成するカウルサイドアウタアッパと、
カウルサイド部の上部内側を構成するカウルトップサイ
ドと、を有するカウルサイド部の組付方法であって、フ
ードヒンジ取付部が設けられた前記カウルサイドアウタ
アッパをフロントピラー部とサイドメンバ部に固着し、
サイメンアッシを形成する工程と、前記カウルトップサ
イドとカウルインナでカウルアッシを形成する工程と、
前記サイメンアッシと前記カウルアッシを結合してカウ
ルサイド部を形成する工程と、フェンダ部とドア部を前
記サイメンアッシに組付ける工程と、を有することを特
徴としている。
部の上部外側を構成するカウルサイドアウタアッパと、
カウルサイド部の上部内側を構成するカウルトップサイ
ドと、を有するカウルサイド部の組付方法であって、フ
ードヒンジ取付部が設けられた前記カウルサイドアウタ
アッパをフロントピラー部とサイドメンバ部に固着し、
サイメンアッシを形成する工程と、前記カウルトップサ
イドとカウルインナでカウルアッシを形成する工程と、
前記サイメンアッシと前記カウルアッシを結合してカウ
ルサイド部を形成する工程と、フェンダ部とドア部を前
記サイメンアッシに組付ける工程と、を有することを特
徴としている。
【作用】上記構成の本発明では、フードヒンジとフエン
ダー及びドアが夫々サイメンアッシに組付けられるた
め、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組付位
置がサイメンアッシとカウルアッシとの結合誤差に影響
されず、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組
付精度を向上することができる。
ダー及びドアが夫々サイメンアッシに組付けられるた
め、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組付位
置がサイメンアッシとカウルアッシとの結合誤差に影響
されず、フエンダー及びドアに対するフードヒンジの組
付精度を向上することができる。
【実施例】本発明の一実施例を図1〜図3に従って説明
する。なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印IN
は車両内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。図
1に示される如く、カウルインナ10は、長尺状とされ
長手方向を車幅方向に沿って配置されている。このカウ
ルインナ10を車幅方向から見た断面形状は、開口部を
車両上下方向上側へ向けた略コ字状とされている。図2
に示される如く、カウルインナ10の水平部10Aの車
幅方向外側端部は車両上下方向下側へ屈曲されており、
フランジ10Bとされている。図1に示される如く、カ
ウルインナ10の車幅方向外側部には、カウルサイド部
の上部内側を構成するカウルトップサイド12が配置さ
れている。図2に示される如く、カウルトップサイド1
2の立壁部12Aの車両上下方向下側端部は車幅方向内
側へ屈曲され、フランジ12Bとされており、カウルイ
ンナ10の水平部10Aに車両上下方向上側から溶着さ
れている。またカウルトップサイド12の立壁部12A
の車両上下方向上側端部は車幅方向外側へ屈曲され、水
平部12Cとされている。従って、カウルトップサイド
12はカウルインナ10とともに、カウルアッシ14を
構成している。図1に示される如く、カウルサイド部の
上部外側を構成するカウルサイドアウタアッパ16は、
車両前後方向後端上部16Aがサイドメンバ20のフロ
ントピラー部20Dに車幅方向外側及び車両上下方向上
側から溶着されている。図2に示される如く、カウルサ
イドアウタアッパ16の立壁部16Bの上端後部には車
幅方向内側へ向けて、フードヒンジ取付部としての段部
22が形成されている。この段部22の底部22Aは略
水平とされており、この底部22Aにはフードヒンジ2
4がボルト26とナット28とで固着されている。ま
た、段部22の立壁部22Bの上端部は車幅方向内側へ
屈曲され、カウルサイドアウタアッパ16の水平部16
Cとされており、この水平部16Cの車幅方向内側端部
16Dには、カウルトップサイド12の水平部12Cの
車幅方向外側端部12Dが車両上下方向上側から溶着さ
れるようになっている。カウルサイドアウタアッパ16
の立壁部16Bの略車両上下方向中央部の車幅方向内側
には、カウルインナ10の車幅方向外側端部に接合され
るエクステンシヨンフロントピラーアウタ30が配置さ
れている。このエクステンシヨンフロントピラーアウタ
30の水平部30Aの車幅方向外側端部は車両上下方向
下側へ屈曲されフランジ30Bとされており、このフラ
ンジ30Bはカウルサイドアウタアッパ16の立壁部1
6Bに車幅方向内側から溶着されている。エクステンシ
ヨンフロントピラーアウタ30の水平部30Aの車幅方
向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部31が
形成されている。段部31の水平部31Bには、カウル
インナ10の水平部10Aが車幅方向外側端部が車両上
下方向上側から溶着されるようになっている。図2に示
される如く、カウルサイドアウタアッパ16の立壁部1
6Bの下端部16Eは、サイドメンバ20の立壁部20
Aに車幅方向外側から溶着されいる。サイドメンバ20
の立壁部20Aの上部は車幅方向内側上方に屈曲されて
おり、傾斜部20Bとされている。この傾斜部20Bの
上端部は車幅方向外側へ略水平に屈曲され水平部20C
とされている。サイドメンバ20の水平部20Cの車幅
方向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部34
が形成されている。また段部34の水平部34Bはエク
ステンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水
平部31Bに、車両上下方向下側から溶着されている。
段部34の水平部34Bの車幅方向内側端部には、車両
上下方向上側へ向けて段部36が形成されており、この
段部36の水平部36Aの上面は、エクステンシヨンフ
ロントピラーアウタ30の段部31の水平部31Bの上
面と面一とされている。従って、段部36の水平部36
Aと段部31の水平部31Bとが、カウルインナ10の
水平部10Aに車両上下方向下側から溶着さるようにな
っている。また、カウルサイドアウタアッパ16、サイ
ドメンバ20及びエクステンシヨンフロントピラーアウ
タ30はサイメンアッシ32を構成している。次に、本
実施例の作用に付いて説明する。上記構成の本実施例で
は、カウルサイド部が車幅方向にカウルトップサイド1
2とカウルサイドアウタアッパ16とに分割され、カウ
ルサイドアウタアッパ16は、サイドメンバ20に溶着
され、サイメンアッシ32の構成部材とされており、こ
のカウルサイドアウタアッパ16の段部22の底部22
Aにフードヒンジ24が固着されている。従って、フー
ドヒンジ24とフエンダー88(図6参照)及びドア9
0(図6参照)が夫々サイメンアッシ32に組付られ
る。このため、フエンダー88及びドア90に対するフ
ードヒンジ24の組付位置がサイメンアッシ32とカウ
ルアッシ14との結合誤差等に影響されず、フエンダー
88及びドア90に対するフードヒンジ24の組付精度
を向上することができる。また、カウルインナ10の車
幅方向外側端部にエクステンシヨンフロントピラーアウ
タ30が接合されており、エクステンシヨンフロントピ
ラーアウタ30はカウルサイドアウタアッパ16に予め
溶着され、その車幅方向内側端部に形成された段部31
がカウルサイドアウタアッパ16より車幅方向内側へ延
設されている。従って、サイメンアッシ32にカウルア
ッシ14を車両上下方向上側から載置し、エクステンシ
ヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平部31
B及びカウルサイドアウタアッパ16の車幅方向内側端
部16Dに、カウルインナ10の水平部10Aの車幅方
向外側端部及びカウルトップサイド12の車幅方向外側
端部12Dを夫々溶着することにより、サイメンアッシ
32にカウルアッシ14を結合することができる。ま
た、本実施例においては、図3に示される如く、カウル
サイドアウタアッパ16をサイドメンバ20及びエクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30に溶着する場合
に、位置決め治具38、40を車幅方向内側からカウル
サイドアウタアッパ16に近づけ、カウルサイドアウタ
アッパ16の段部22の底部22Aを車両上下方向から
固定できる。このため、カウルサイドアウタアッパ16
をサイドメンバ20に溶着する際の溶着ガンの圧力によ
る衝撃等によって、カウルサイドアウタアッパ16の組
付位置が不安定となることを防止できる。
する。なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印IN
は車両内側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。図
1に示される如く、カウルインナ10は、長尺状とされ
長手方向を車幅方向に沿って配置されている。このカウ
ルインナ10を車幅方向から見た断面形状は、開口部を
車両上下方向上側へ向けた略コ字状とされている。図2
に示される如く、カウルインナ10の水平部10Aの車
幅方向外側端部は車両上下方向下側へ屈曲されており、
フランジ10Bとされている。図1に示される如く、カ
ウルインナ10の車幅方向外側部には、カウルサイド部
の上部内側を構成するカウルトップサイド12が配置さ
れている。図2に示される如く、カウルトップサイド1
2の立壁部12Aの車両上下方向下側端部は車幅方向内
側へ屈曲され、フランジ12Bとされており、カウルイ
ンナ10の水平部10Aに車両上下方向上側から溶着さ
れている。またカウルトップサイド12の立壁部12A
の車両上下方向上側端部は車幅方向外側へ屈曲され、水
平部12Cとされている。従って、カウルトップサイド
12はカウルインナ10とともに、カウルアッシ14を
構成している。図1に示される如く、カウルサイド部の
上部外側を構成するカウルサイドアウタアッパ16は、
車両前後方向後端上部16Aがサイドメンバ20のフロ
ントピラー部20Dに車幅方向外側及び車両上下方向上
側から溶着されている。図2に示される如く、カウルサ
イドアウタアッパ16の立壁部16Bの上端後部には車
幅方向内側へ向けて、フードヒンジ取付部としての段部
22が形成されている。この段部22の底部22Aは略
水平とされており、この底部22Aにはフードヒンジ2
4がボルト26とナット28とで固着されている。ま
た、段部22の立壁部22Bの上端部は車幅方向内側へ
屈曲され、カウルサイドアウタアッパ16の水平部16
Cとされており、この水平部16Cの車幅方向内側端部
16Dには、カウルトップサイド12の水平部12Cの
車幅方向外側端部12Dが車両上下方向上側から溶着さ
れるようになっている。カウルサイドアウタアッパ16
の立壁部16Bの略車両上下方向中央部の車幅方向内側
には、カウルインナ10の車幅方向外側端部に接合され
るエクステンシヨンフロントピラーアウタ30が配置さ
れている。このエクステンシヨンフロントピラーアウタ
30の水平部30Aの車幅方向外側端部は車両上下方向
下側へ屈曲されフランジ30Bとされており、このフラ
ンジ30Bはカウルサイドアウタアッパ16の立壁部1
6Bに車幅方向内側から溶着されている。エクステンシ
ヨンフロントピラーアウタ30の水平部30Aの車幅方
向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部31が
形成されている。段部31の水平部31Bには、カウル
インナ10の水平部10Aが車幅方向外側端部が車両上
下方向上側から溶着されるようになっている。図2に示
される如く、カウルサイドアウタアッパ16の立壁部1
6Bの下端部16Eは、サイドメンバ20の立壁部20
Aに車幅方向外側から溶着されいる。サイドメンバ20
の立壁部20Aの上部は車幅方向内側上方に屈曲されて
おり、傾斜部20Bとされている。この傾斜部20Bの
上端部は車幅方向外側へ略水平に屈曲され水平部20C
とされている。サイドメンバ20の水平部20Cの車幅
方向内側端部には、車両上下方向上側へ向けて段部34
が形成されている。また段部34の水平部34Bはエク
ステンシヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水
平部31Bに、車両上下方向下側から溶着されている。
段部34の水平部34Bの車幅方向内側端部には、車両
上下方向上側へ向けて段部36が形成されており、この
段部36の水平部36Aの上面は、エクステンシヨンフ
ロントピラーアウタ30の段部31の水平部31Bの上
面と面一とされている。従って、段部36の水平部36
Aと段部31の水平部31Bとが、カウルインナ10の
水平部10Aに車両上下方向下側から溶着さるようにな
っている。また、カウルサイドアウタアッパ16、サイ
ドメンバ20及びエクステンシヨンフロントピラーアウ
タ30はサイメンアッシ32を構成している。次に、本
実施例の作用に付いて説明する。上記構成の本実施例で
は、カウルサイド部が車幅方向にカウルトップサイド1
2とカウルサイドアウタアッパ16とに分割され、カウ
ルサイドアウタアッパ16は、サイドメンバ20に溶着
され、サイメンアッシ32の構成部材とされており、こ
のカウルサイドアウタアッパ16の段部22の底部22
Aにフードヒンジ24が固着されている。従って、フー
ドヒンジ24とフエンダー88(図6参照)及びドア9
0(図6参照)が夫々サイメンアッシ32に組付られ
る。このため、フエンダー88及びドア90に対するフ
ードヒンジ24の組付位置がサイメンアッシ32とカウ
ルアッシ14との結合誤差等に影響されず、フエンダー
88及びドア90に対するフードヒンジ24の組付精度
を向上することができる。また、カウルインナ10の車
幅方向外側端部にエクステンシヨンフロントピラーアウ
タ30が接合されており、エクステンシヨンフロントピ
ラーアウタ30はカウルサイドアウタアッパ16に予め
溶着され、その車幅方向内側端部に形成された段部31
がカウルサイドアウタアッパ16より車幅方向内側へ延
設されている。従って、サイメンアッシ32にカウルア
ッシ14を車両上下方向上側から載置し、エクステンシ
ヨンフロントピラーアウタ30の段部31の水平部31
B及びカウルサイドアウタアッパ16の車幅方向内側端
部16Dに、カウルインナ10の水平部10Aの車幅方
向外側端部及びカウルトップサイド12の車幅方向外側
端部12Dを夫々溶着することにより、サイメンアッシ
32にカウルアッシ14を結合することができる。ま
た、本実施例においては、図3に示される如く、カウル
サイドアウタアッパ16をサイドメンバ20及びエクス
テンシヨンフロントピラーアウタ30に溶着する場合
に、位置決め治具38、40を車幅方向内側からカウル
サイドアウタアッパ16に近づけ、カウルサイドアウタ
アッパ16の段部22の底部22Aを車両上下方向から
固定できる。このため、カウルサイドアウタアッパ16
をサイドメンバ20に溶着する際の溶着ガンの圧力によ
る衝撃等によって、カウルサイドアウタアッパ16の組
付位置が不安定となることを防止できる。
【発明の効果】本発明は、カウルサイド部の上部外側を
構成するカウルサイドアウタアッパと、カウルサイド部
の上部内側を構成するカウルトップサイドと、を有する
カウルサイド部の組付方法であって、フードヒンジ取付
部が設けられたカウルサイドアウタアッパをフロントピ
ラー部とサイドメンバ部に固着し、サイメンアッシを形
成する工程と、カウルトップサイドとカウルインナでカ
ウルアッシを形成する工程と、サイメンアッシとカウル
アッシを結合してカウルサイド部を形成する工程と、フ
ェンダ部とドア部をサイメンアッシに組付ける工程と、
を有するため、フードヒンジの組付精度を向上すること
ができるという優れた効果を有する。
構成するカウルサイドアウタアッパと、カウルサイド部
の上部内側を構成するカウルトップサイドと、を有する
カウルサイド部の組付方法であって、フードヒンジ取付
部が設けられたカウルサイドアウタアッパをフロントピ
ラー部とサイドメンバ部に固着し、サイメンアッシを形
成する工程と、カウルトップサイドとカウルインナでカ
ウルアッシを形成する工程と、サイメンアッシとカウル
アッシを結合してカウルサイド部を形成する工程と、フ
ェンダ部とドア部をサイメンアッシに組付ける工程と、
を有するため、フードヒンジの組付精度を向上すること
ができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るカウルサイド部の組付
方法においてカウルアッシとサイメンアッシとを結合す
る前の状態を示す車両左側斜め前方から見た斜視図であ
る。
方法においてカウルアッシとサイメンアッシとを結合す
る前の状態を示す車両左側斜め前方から見た斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図2に対応する位置決め治具の組付位置を示す
断面図である。
断面図である。
【図4】従来のカウルサイド部構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】フードとフエンダー及びドアとの位置関係を示
す車両前方外側から見た斜視図である。
す車両前方外側から見た斜視図である。
【符号の説明】 10 カウルインナ 12 カウルトップサイド 14 カウルアッシ 16 カウルサイドアウタアッパ 20 サイドメンバ 22 段部(フードヒンジ取付部) 22A 底部 30 エクステンシヨンフロントピラーアウタ 32 サイメンアッシ
Claims (1)
- 【請求項1】 カウルトツプサイドの車幅方向内側部を
構成するカウルトツプサイドインナと、 カウルトツプサイドの車幅方向外側部を構成すると共に
フロントピラー部及びサイドメンバ部に固着されたカウ
ルトツプサイドアウタと、 カウルインナの車幅方向外側端部を構成し車幅方向内側
端部が前記カウルトツプサイドアウタより車幅方向内側
へ延設されると共に前記カウルトツプサイドアウタの車
両上下方向下側に予め固着されサイメンアツシの一部を
構成する第1のカウルインナ形成部材と、 この第1のカウルインナ形成部材と結合しカウルインナ
を構成すると共に前記カウルトツプサイドインナの車両
上下方向下側に予め固着されカウルアツシの一部を構成
する第2のカウルインナ形成部材と、 前記カウルトツプサイドアウタに設けられたフードヒン
ジ取付部と、 を備えたことを特徴とするカウルサイド部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24837296A JPH09104361A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | カウルサイド部の組付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24837296A JPH09104361A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | カウルサイド部の組付方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09104361A true JPH09104361A (ja) | 1997-04-22 |
Family
ID=17177127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24837296A Pending JPH09104361A (ja) | 1996-09-19 | 1996-09-19 | カウルサイド部の組付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09104361A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8726466B2 (en) * | 2012-07-30 | 2014-05-20 | Hyundai Motor Company | Hood hinge apparatus for vehicle |
JP2015523255A (ja) * | 2012-02-13 | 2015-08-13 | ルノー エス.ア.エス. | 3要素ウォーターボックスを有する自動車両用設備 |
CN108177696A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-19 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种a柱接头结构 |
-
1996
- 1996-09-19 JP JP24837296A patent/JPH09104361A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015523255A (ja) * | 2012-02-13 | 2015-08-13 | ルノー エス.ア.エス. | 3要素ウォーターボックスを有する自動車両用設備 |
US8726466B2 (en) * | 2012-07-30 | 2014-05-20 | Hyundai Motor Company | Hood hinge apparatus for vehicle |
CN108177696A (zh) * | 2018-01-29 | 2018-06-19 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种a柱接头结构 |
CN108177696B (zh) * | 2018-01-29 | 2023-07-25 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种a柱接头结构 |
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