JPH09104200A - 転写シート、転写装置、及び転写方法 - Google Patents

転写シート、転写装置、及び転写方法

Info

Publication number
JPH09104200A
JPH09104200A JP7263043A JP26304395A JPH09104200A JP H09104200 A JPH09104200 A JP H09104200A JP 7263043 A JP7263043 A JP 7263043A JP 26304395 A JP26304395 A JP 26304395A JP H09104200 A JPH09104200 A JP H09104200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer
sheet
recording
receiving layer
ink receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7263043A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Asakura
修 朝倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7263043A priority Critical patent/JPH09104200A/ja
Publication of JPH09104200A publication Critical patent/JPH09104200A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)
  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の被記録媒体を不要とし、同一の記録装
置にて各種被記録媒体に記録が行えるようにする。 【解決手段】 基材シート(2)上に、インク受容層
(3)及び感圧接着剤層(4)を順次有することを特徴
とする転写シート、及び、この転写シートを被記録シー
ト等に押圧することにより、インク受容層(2)を転写
する転写装置並びに転写方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばインクジェ
ットプリンタや熱転写プリンタ等の記録に際して用いら
れるインクを受容し、高品位かつ高耐久性の記録が得ら
れる様なインク受容層を転写する転写シートに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばインクジェットプリンタ・
熱転写プリンタ等の記録装置は、パーソナルコンピュー
タ等の性能の向上と共に高密度化、高精細化、カラー
化、等高度な記録が要求されてきている。また記録でき
る情報も多種に渡ってきており、記録が行われる被記録
媒体も従来の上質紙のみでなく、OHP用のポリエステ
ルシート、名刺やカード用の厚紙、プリペイドカードや
クレジットカード等のプラスチックシート等、各種の媒
体への記録が要求されてきている。
【0003】これら各種の媒体に高品位かつ高耐久性の
記録を行うために、従来は被記録媒体に合わせた記録方
式や記録用インクを用いるか、被記録媒体の表面に記録
方式に合った表面処理を施して用いていた。例えば金属
シートに記録を行う場合には、揮発性溶剤インク又はホ
ットメルトインクを用いたインクジェット記録装置を用
い、また例えばポリエステルシートに記録を行う場合に
は、昇華性染料インクによる熱転写記録装置を用いるな
どしていた。すなわち、従来は、被記録媒体に合わせて
記録方式が選択されていた。また例えば、OHP用シー
トの具体例としては、水性インクを受容できる受容層を
塗布したポリエステルシートから成るインクジェットプ
リンタ用のシートが販売されており、一方、ワックス系
インクが安定して転写されるよう表面処理されたポリエ
ステルシートから成る熱転写プリンタ用シートも用いら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく、各種記
録方式と記録用インクと被記録媒体との間には適性や相
性があり、特定の記録装置では記録できる媒体が制限さ
れたり、専用の被記録媒体を用意しなければならなかっ
た。また各種の被記録媒体に記録をする場合、その被記
録媒体ごとに各種の記録方式の記録装置を用意しておく
必要があった。
【0005】本発明は、この様な問題に鑑みなされたも
のであり、ある記録方式では従来は高品位な記録が難し
いとされていた被記録媒体に対して、その記録方式で高
品位、高耐久性、高信頼性の記録を可能とし、その結
果、専用の被記録媒体を不要とし、同一の記録装置にて
各種被記録媒体に記録が行えるようにした転写シート、
転写装置、及び、転写方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の本発明により達成できる。
【0007】インク受容層上に感圧接着剤層を有するこ
とを特徴とする転写シート。
【0008】基材シート上に、インク受容層及び感圧接
着剤層を順次有することを特徴とする転写シート。
【0009】上記本発明の転写シートを被転写媒体に対
し押圧する手段を備え、前記転写シートを前記被転写媒
体に対し押圧することにより、前記インク受容層を前記
被転写媒体上に転写することを特徴とする転写装置。
【0010】上記本発明の転写シートを被転写媒体に対
し押圧することにより、前記インク受容層を前記被転写
媒体上に転写することを特徴とする転写方法。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の転写シートにおいて、例
えば、インクジェット記録装置用には液体インクを受容
できるインク受容層、昇華転写記録装置用には昇華染料
インクを受容できるインク受容層等、記録方式に適した
インク受容層を、感圧接着剤層と共に基材シートに重畳
塗布した転写シートを用いて被記録シート状にインク受
容層を転写形成することにより、従来記録が全くできな
かったり高品位の記録ができなかった被記録媒体に対す
る高品位な記録が可能となる。
【0012】以下、図面を参照して本発明の転写シート
の好適な態様を説明する。
【0013】図1は、本発明のインク受容層を被転写媒
体に転写するための転写シートの構成を例示する模式的
断面図である。この図に示す転写シート1は、被記録媒
体にインク受容層3を転写できる様に、基材シート2上
にインク受容層3を塗布形成し、更にこのインク受容層
3上に感圧接着剤層4を重畳塗布形成したものである。
【0014】基材シート2としては、例えば、ポリエス
テルシート、ポリカーボネイトシート等の合成樹脂シー
ト、またはグラシン紙、パラフィン紙、コンデンサ紙等
の加工紙シートなど、薄くすることができて破断強度が
高くまたインク受容層と適度な親和力を有するシートが
適している。
【0015】インク受容層3は、記録へッドから記録デ
ータに応じて与えられたインクを迅速かつ確実に捕捉
し、にじみが無く鮮明であり、耐水性、擦過性等の堅牢
性の高い、またカラー記録に対しては鮮やかに発色する
特性を有するものが望ましい。すなわち、インクジェッ
ト記録方式または昇華熱転写記録方式などに用いられて
いるインク受容層用の各成分を、本発明においても使用
できる。インクジェット記録方式とは、液体インクを吐
出ノズルから記録データに応じて被記録媒体に吐出して
記録を行う方式である。また、昇華熱転写記録方式と
は、耐熱性ベースフィルム上に昇華性色素とバインダー
等からなる昇華性インク層を塗布したインクシートを被
記録媒体に重ね合わせ、背面よりサーマルヘッドを用い
て記録データに応じて加熱を行うことで被記録媒体に昇
華転写を行う方式である。
【0016】インクジェット記録方式に適したインク受
容層3の主成分としては、特開昭55−51583号公
報、特開平4−223190号公報等に記載があるよう
に、合成シリカ、カオリン、炭酸カルシウム、水酸化ア
ルミニウム等のほか酸化アルミニウム、酸化チタン等を
使用し、バインダーとしてはポリビニルアルコール、酢
酸ビニル、アクリル樹脂、ラテックス、カゼイン、でん
ぷん等を使用できる。一方、昇華熱転写記録方式は、例
えば特開昭62−87386号公報等に記載の昇華性イ
ンクシートをサーマルヘッドにて加熱して記録を行う方
式である。この昇華染料の受容層としては、一般にポリ
エステルシートをラミネートした被記録媒体が使用され
ている。本発明においても、昇華熱転写記録方式に適し
たインク受容層3の主成分として、ポリエステル樹脂、
合成シリカ、酸化アルミニウム等をビニル系バインダー
を使用して、前記基材シート上に塗布形成するのが好ま
しい。また、インク受容層それ自体に支持機能があれ
ば、基材シートを用いなくてもよい。
【0017】感圧接着剤層4は、インク受容層3に重畳
塗布された接着剤層であり、アクリルエマルジョン型、
ウレタンエマルジョン型等の接着剤の接着力を適度な接
着強度に調整し所定以上の圧力がかかった場合に強い接
着力が発生するものが望ましい。
【0018】また、インク受容層を転写する被転写媒体
(記録シート等)としては、化粧パネルや表示パネル等
に用いられる金属シートやプラスチックシート、プリペ
イドカードやクレジットカード等に用いられるプラスチ
ックシート、瓶や缶等の容器やCD等のラベルに用いる
ラベル用のビニールシート、カラーの発色性能が不十分
な名刺用紙やハガキ用紙等、種々の媒体を幅広い範囲に
わたり採用できる。
【0019】転写シート1を被転写媒体(記録シート
等)に対し押圧することにより、インク受容層3を転写
できる。すなわち、ここで転写されるのは、インク受容
層3上に感圧接着剤層4を有して成る転写式インク受容
層積層体である。この転写を良好に行う為には、転写シ
ート1は、所定の圧力以上で記録シート5に押圧された
時に、感圧接着剤層と被転写媒体の間の剥離力(接着
力)が、インク受容層と基材シートの間の剥離力よりも
大きくなる様に設定することが望ましい。また、インク
受容層3と感圧接着剤層4の間の剥離力も、インク受容
層3と基材シート2の間の剥離力よりも大きく設定する
ことが望ましい。なお、この関係を満足させるには、用
いる材料を適宜選択するとも重要である。
【0020】図1に示した転写シート1においては、基
材シート2上にインク受容層3、接着剤層4の2層を重
畳塗布しているが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、基材シート2とインク受容層3の間に剥離強度を調
整する目的でパラフィン等からなる剥離層を設けたり、
インク受容層の表面に光沢性を与えたり、マット面化し
たり、または着色層を設ける等3層以上の層を塗布形成
することも可能である。
【0021】次に、本発明の転写シートを用いて、イン
ク受容層を転写する方法の好適な実施形態について説明
する。
【0022】図2は、本発明の転写シート1を用いて、
インク受容層を転写する状態を例示する模式図である。
図2において、6は、転写シート1を記録シート5の幅
よりもやや狭い幅(記録シート幅−2L)のテープ状に
仕立て、感圧接着剤層が外向きとなるようにリールに巻
いた供給リールである。転写シート1は、プラテンロー
ラ8を経由して巻取りリール7に巻取られるようにセッ
トしてあり、プラテンローラ8に対向して圧着ローラ9
が設けられている。
【0023】非転写媒体である記録シート5は図面右方
向より矢印D方向に送られ、プラテンローラ8と圧着ロ
ーラ9の対向位置に挿入された後、記録シート5先端が
前記対向位置(ニップ位置)を所定の長さLだけ過ぎた
時に圧着ローラ9を矢印A方向に移動して、記録シート
5を転写シート1に押圧する。この状態で圧着ローラ9
を矢印B方向に回動するとプラテンローラ8と圧着ロー
ラ9の作用にて記録シート5に対し転写シート1の感圧
接着剤層が押圧されて、転写シートが記録シート5に接
着されて行く。
【0024】この圧着ローラ9の回転に伴い、記録シー
ト5及び転写シート1は矢印D方向に進み、プラテンロ
ーラ8も矢印C方向に従動回転する。プラテンローラ8
の回動に連動して、巻取りリール7は矢印E方向に回動
し転写シート1に張力を与えながら巻き取る。供給リー
ル6の軸には摩擦力が与えられており、圧着ローラ9の
回転に伴い供給リール6が矢印F方向に回動し転写シー
ト1に後方張力が作用するよう配慮されている。
【0025】図に示す如く転写シート1はインク受容層
と接着剤層を記録シート5上に残して、基材シートのみ
が巻取りリール7に巻取られて行く。ここで転写シート
1は、所定の圧力以上で記録シート5に押圧された時
に、接着剤層と記録シート5間の剥離力(接着力)がイ
ンク受容層と基材シート間の剥離力よりも大きくなり、
圧着ローラ9は前記所定以上の圧力で押圧されている。
また、インク受容層と接着剤層の剥離力も、インク受容
層3と基材シート2間の剥離力よりも大きく設定されて
いる。
【0026】以上の様に、圧着ローラ9の回動に伴いイ
ンク受容層3が接着剤層4の作用により記録シート5に
転写されて行く。そして、記録シート5の後端(不図
示)より所定の長さLまで転写したところで圧着ローラ
9の押圧を解除して転写を終了する。本例においては先
端及び後端のLの寸法は約0.1mmないし10mmが
設定されている。このLは、記録シート5の端部までイ
ンク受容層3を転写せず、周囲に転写しない範囲(非転
写部)を設けることにより、記録シート5のエッジ部か
ら転写後のインク受容層の剥離が誘発されることを防い
でいる。
【0027】次に、本発明の転写装置の好適な実施形態
を説明する。
【0028】図3は、本発明のインク受容層の転写装置
の一例を示す模式図である。図3の装置は、記録シート
5を積載する給紙カセット15を備え、押圧バネ17に
て図上方向に押圧力を与えられている圧板16上に記録
シート5を積載するようになっている。給紙カセット1
5の上方には、パルスモータである給紙モータ19にて
矢印G方向に回動される給紙ローラ18が設けられてお
り、圧板16上に積載された記録シート5が押圧バネ1
7の作用で押圧されている。
【0029】転写の開始に伴い給紙モータ19が回動さ
れ、給紙ローラ18の矢印G方向の回転により給紙カセ
ット15上に積載されている記録シート5の最上位の1
枚のみが、給紙カセット15の図中左端上部の斜面によ
り分離されて矢印D方向に送られる。分離された記録シ
ート5の先端がセンサー20に対向する位置まで来た時
点で、図示していない制御装置が記録シート先端を検知
する。本例では、センサー20として、反射型のフォト
センサーを使用しているが、例えば、透過型のフォトセ
ンサー、機械式のマイクロスイッチ等種々の方式のセン
サーが使用可能である。
【0030】前記制御装置が記録シート5の先端を検知
してから、記録シート5はプラテンローラ8と圧着ロー
ラ9の対向位置まで送られ、図2を用いて述べた如く記
録シート5先端を更にLだけ送ったところで、制御装置
によりソレノイド14に通電が行われ、圧着ローラ9を
矢印A方向に移動して転写シート1と記録シート5とを
圧着する。
【0031】この圧着ローラ9は、図示の如くレバー軸
12にて回動可能に軸支されている圧着レバー10の一
端に回動可能に軸支され、歯車列11を介して圧着モー
タ13にて矢印B方向に回動される。圧着レバー10の
他端にはソレノイド14が接続されており、ソレノイド
14に通電が行われると圧着レバー10が矢印H方向に
回動され圧着ローラ9が矢印A方向に移動して、転写シ
ート1と記録シート5とが圧着される。この装置におい
ては、センサー20から圧着位置までは20mmに、ま
たLは3mmに設定している。前記制御装置が記録シー
ト5の先端を検知してから記録シート5を23mm送っ
た時点でソレノイド14に通電を行ない、かつ給紙モー
タ19を停止する。
【0032】次に、ソレノイド14に通電が行われ圧着
ローラ9がプラテンローラ8に圧着されると圧着モータ
13が矢印B方向に回動され、記録シート5を矢印D方
向に送りながら転写シート1のインク受容層が記録シー
ト5に転写される。この際、給紙ローラ18及び給紙モ
ータ19は記録シート5の後端が給紙ローラ18から抜
けるまでは前記記録シート5に連れ回りする。また、記
録シート5の送りに伴いプラテンローラ8は矢印C方向
に回動し、プラテンローラ8と巻取りリール7間に掛け
られた伝達ベルト23により巻取りリール7が回動され
て転写後の転写シートを巻取る。ここで巻取りリール7
は、伝達ベルト23により摩擦クラッチ(クラッチ1)
21を介して転写シート1を転写速度よりも速く巻取る
ことが可能なように構成されており、摩擦クラッチ21
の作用により転写シート1に張力を与えながら巻取るこ
とが可能な様になっており、この張力によりインク受容
層3は転写シート1の基材シート2から剥離されて転写
が行われる。更に、供給リール6の軸部にも摩擦クラッ
チ(クラッチ2)22が設けてあり、矢印F方向に回動
する際に転写シート1に後方張力を与えて、しわ等の発
生を防いでいる。
【0033】記録シート5へのインク受容層の転写が進
み、記録シート5の後端がセンサ20を通過すると、制
御装置は記録シート5の後端を検知し、更に20mm−
3mm=17mmだけ転写を続行し、記録シート5の後
端よりL(3mm)だけ転写しない部分を残してソレノ
イド14への通電を停止し、圧着ローラ9のプラテンロ
ーラ8への圧着を解除する。
【0034】圧着ローラ9の圧着が解除されると、記録
シート5は自重で図示していないスタッカ上に積載され
て1枚の転写が終了する。この際、供給リール6には適
度の後方張力が与えられているため、転写終了後の記録
シート5に引きずられて転写シート1が引き出されてく
ることはない。
【0035】圧着ローラ9としては、JIS硬度30度
ないし90度(Aスケール)のネオプレンまたはクロロ
プレンゴム等のゴムローラ及びウレタンローラ等が望ま
しい。硬度が低過ぎる場合にはしわが発生しやすく、反
対に硬度が高過ぎる場合には圧着力が不均一になり、安
定したインク受容層の転写ができなくなる傾向にある。
本例においては硬度75度のクロロプレンローラを使用
している。また、本例においては、プラテンローラ8は
ステンレススチールローラを使用しているが、圧着ロー
ラ9をステンレス製としプラテンローラ8をゴム製とし
てもよく、また部品精度が必要となるが圧着ローラ9並
びにプラテンローラ8共に金属ローラ製を用いることも
可能である。
【0036】図3に示す装置では、転写後の記録シート
5は自重で排出されるようになっているが排出専用の送
りローラを設けてもよい。この装置では、給紙カセット
15の左端からプラテンローラ8の転写位置までは30
mmに設定されいる。ここで記録シート5のサイズが決
まっており、更に非転写部寸法Lを3mm以上に設定す
る場合には転写位置精度を高く維持する必要が無いの
で、センサ20を廃止し給紙開始からの給紙モータ19
の送り量のみで制御することも可能である。この場合、
転写開始時に給紙モータ19により記録シート5を33
mm相当送った時点でソレノイド14に通電をして圧着
ローラ9を圧着し、その後(記録シートサイズ−6m
m)だけ圧着モータを回動して転写を行った後、ソレノ
イドへの通電を停止して転写を完了すればよい。
【0037】また、記録シートサイズ及び非転写部寸法
が決まっている場合には、専用の転写装置を使用するこ
とも可能である。図4は、本発明のインク受容層の転写
装置の他の一例として、その様な専用の転写装置を示す
模式図である。図4に示す装置は、図3に示す様な給紙
モータ19は用いず、圧着モータ13により半月形状の
給紙ローラ25、圧着ローラ9、及びカム24を駆動す
る。給紙ローラ25、圧着ローラ9、及びカム24の回
動速度の関係は、以下の通りである。
【0038】1枚の記録シート5にインク受容層を転写
する際に給紙ローラ25及びカム24が1回転回動し、
給紙ローラ25の円弧部の周速と圧着ローラ9の周速が
同一であるように構成されている。この給紙ローラ25
は、回転方向が矢印Gとなるように図示していない歯車
手段で圧着モータ13にて駆動される。
【0039】図4において、給紙ローラ25及びカム2
4は転写開始時の位置を示しており、圧着モータ13が
矢印B方向に回動され給紙ローラ25の円弧部が最上部
の記録シート5と接触すると、最上部の記録シート5が
1枚のみ矢印D方向に搬送されて行く。この際カム24
は圧着レバー10に接触しておらず、圧着ローラ9はプ
ラテン8に対して押圧されていない。
【0040】圧着モータ13が更に回動し、記録シート
5の先端が圧着ローラ9とプラテンローラ8が対向して
いる位置を約3mm(L)過ぎた時、カム24が圧着レ
バー10を矢印H方向に回動させ圧着ローラ9が矢印A
方向に移動して記録シート5と転写シート1が圧着され
てインク受容層の転写が開始される。
【0041】記録シート5への転写が進み記録シート5
の後端が給紙ローラ25の位置に来る以前に給紙ローラ
25の弦部が記録シート5と対向する位置まで回動して
2枚目の記録シート5を搬送しないよう設定されてい
る。更に記録シート5への転写が進み、記録シート5の
後端より3mmまで転写されたところでカム24が圧着
レバー10より離れ圧着ローラ9の圧着が解除されて転
写が終了する。この時点で、カム24に設けられた図示
していないセンサが作動し、転写装置が転写開始位置に
戻ったことが検知されて圧着モータ13が停止される。
2枚以後は同様に転写が行われるが、圧着モータ13の
代わりにクランク状のハンドルを設け手動にて回動駆動
力を与えてもよい。
【0042】以上例示した各装置によりインク受容層を
転写した記録シートに、インクジェット記録または昇華
転写記録などを行うことにより、高品位な印字や画像形
成が可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクジェット記録装置用には液体インクを受容できる
インク受容層、昇華転写記録装置用には昇華染料インク
を受容できるインク受容層等、記録方式に適したインク
受容層を圧力接着剤層と共に基材シートに重畳塗布した
転写シートを用いて被記録シート状にインク受容層を転
写形成することにより、従来記録が全くできなかったり
高品位の記録ができなかった被記録シートへの高品位、
高耐久性かつ高信頼性の記録が可能となる。
【0044】また、この転写シートを用い被転写媒体の
端部より所定の範囲には前記インク受容層を転写しない
非転写部を設けることにより、不用意に剥離が起こらな
い堅牢なインク受容層を被記録シート上に形成すること
も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の転写シートの構成を例示する模式的断
面図である。
【図2】本発明の転写シートを用いて、インク受容層を
転写する状態を例示する模式図である。
【図3】本発明のインク受容層の転写装置の一例を示す
模式図である。
【図4】本発明のインク受容層の転写装置の他の一例を
示す模式図である。
【符号の説明】
1 転写シート 2 基材シート 3 インク受容層 4 感圧接着剤層 5 記録シート 6 供給リール 7 巻取りリール 8 プラテンローラ 9 圧着ローラ 10 圧着レバー 11 歯車列 12 レバー軸 13 圧着モータ 14 ソレノイド 15 給紙カセット 16 圧板 17 押圧バネ 18 給紙ローラ 19 給紙モータ 20 センサー 21 クラッチ1 22 クラッチ2 23 伝達ベルト 24 カム 25 給紙ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク受容層上に感圧接着剤層を有する
    ことを特徴とする転写シート。
  2. 【請求項2】 基材シート上に、インク受容層及び感圧
    接着剤層を順次有する請求項1記載の転写シート。
  3. 【請求項3】 前記基材シートと前記インク受容層の間
    の剥離力が、前記インク受容層と前記感圧接着剤層の間
    の剥離力よりも小さい請求項2記載の転写シート。
  4. 【請求項4】 前記感圧接着剤層と被転写媒体の間の剥
    離力が前記インク受容層と前記基材シートの間の剥離力
    よりも大きい請求項2記載の転写シート。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4記載の転写シートを被転
    写媒体に対し押圧する手段を備え、前記転写シートを前
    記被転写媒体に対し押圧することにより、前記インク受
    容層を前記被転写媒体上に転写することを特徴とする転
    写装置。
  6. 【請求項6】 前記被転写媒体の端部より所定の範囲に
    は前記インク受容層を転写しない請求項5記載の転写装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4記載の転写シートを被転
    写媒体に対し押圧することにより、前記インク受容層を
    前記被転写媒体上に転写することを特徴とする転写方
    法。
  8. 【請求項8】 前記被転写媒体の端部より所定の範囲に
    は前記インク受容層を転写しない請求項7記載の転写方
    法。
JP7263043A 1995-10-11 1995-10-11 転写シート、転写装置、及び転写方法 Pending JPH09104200A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7263043A JPH09104200A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 転写シート、転写装置、及び転写方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7263043A JPH09104200A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 転写シート、転写装置、及び転写方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09104200A true JPH09104200A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17384077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7263043A Pending JPH09104200A (ja) 1995-10-11 1995-10-11 転写シート、転写装置、及び転写方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09104200A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165447A (ja) * 1997-08-26 1999-03-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 情報表示面形成用フィルム及びその使用方法
JP2002321442A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Dainippon Ink & Chem Inc インクジェット用受容層転写シート
JP2018171860A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 トッパン・フォームズ株式会社 インクジェット用記録シート

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1165447A (ja) * 1997-08-26 1999-03-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 情報表示面形成用フィルム及びその使用方法
JP2002321442A (ja) * 2001-04-25 2002-11-05 Dainippon Ink & Chem Inc インクジェット用受容層転写シート
JP2018171860A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 トッパン・フォームズ株式会社 インクジェット用記録シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003316265A (ja) 感熱性粘着シートの搬送および切断方法並びに感熱性粘着シート用プリンタ
JPS59171658A (ja) 記録方法
JPH09104200A (ja) 転写シート、転写装置、及び転写方法
JP3387194B2 (ja) 保護膜形成装置及び保護膜形成方法
JPS6089375A (ja) 熱転写記録方式におけるサ−マルヘツド押圧方法
JP6787994B2 (ja) ラベル搬送装置、ラベル発行装置、及びラベル搬送方法
JP2003312084A (ja) ラミネート方法およびその装置
JP2002046308A (ja) 記録装置
JPH0464971B2 (ja)
JP3875609B2 (ja) 積層型記録媒体
JP2001310597A (ja) 画像形成方法および画像形成装置
JP3613480B2 (ja) ラベルプリンタ
JP3875610B2 (ja) 積層型記録媒体
JP3304758B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
KR100218520B1 (ko) 승화형 프린터에서 양면 프린팅 방법
JPH08156356A (ja) プリンタ
JP2005125520A (ja) 熱転写シート及び印刷装置
JP3572884B2 (ja) 転写画像形成装置
JPH101651A (ja) 被印字貼着シート及びこれの製造方法、並びにテーププリンタ用テープ、テープカセット及びテーププリンタ
JP2005225168A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JPH1191197A (ja) 電子写真方式通帳印字/発行装置及びその通帳
JPH09300829A (ja) 受像体保持用台紙
JP4277511B2 (ja) 転写装置および転写方法
JP2001088396A (ja) 熱転写記録装置
JP2007038682A (ja) 積層型記録媒体