JPH09300829A - 受像体保持用台紙 - Google Patents

受像体保持用台紙

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JPH09300829A
JPH09300829A JP8139569A JP13956996A JPH09300829A JP H09300829 A JPH09300829 A JP H09300829A JP 8139569 A JP8139569 A JP 8139569A JP 13956996 A JP13956996 A JP 13956996A JP H09300829 A JPH09300829 A JP H09300829A
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JP
Japan
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mount
card
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JP8139569A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Watanabe
哲夫 渡辺
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来構造の印字ヘッドと受像体クリップ部を
備えた既存の受像体印字装置に特別の改良を加えること
なく、該印字装置によりハードカードのみならずソフト
カード(厚さ約0.2mm、縦57.5mm、横85m
mのカード)にも座屈してジャムの恐れがなく印字が可
能で、かつ、印字ヘッドから受像体のクリップ部迄の領
域に所望の画像や文字を印字余白なく印字できる印字用
台紙の提供。 【解決手段】 基材19と該基材の少なくとも受像体が
貼着される個所に、受像体の貼着と剥離が可能な接着剤
層18を有することを特徴とする受像体保持用台紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、従来の受像体の印字装置に使用
した場合に、印字部(印字ヘッド)から受像体のグリッ
プ部(受像体を保持するローラや押え部材のニップ部迄
の受像体の非印字領域を最少にすることができる受像体
保持用台紙、特にカード保持用台紙に関する。
【0002】
【従来技術】グリップローラを用いた往復印字走査装置
では、図1に示すように、クリップローラ1のニップ部
と印字ヘッド4の記録部5迄の距離Lが非印字領域とな
ってしまう。前記非印字領域を最少にするために、図2
のように印字ヘッド4の前後に2つのグリップローラ1
3,15を設けて、交互又は同時のタイミングで受像紙
を移動させる方式もあるが、最初の移動時(後側グリッ
プローラ15で印字されて、前側グリップローラ13に
噛み合う迄)は、受像体に剛性がないと座屈してジャム
になる恐れがある。したがって、前記駆動方式により印
字できる受像体、例えばカードとしては座屈してジャム
になる恐れのないハードカード、すなわち厚さが約0.
8mm程度以上のプラスチックカード、例えば社員証や
銀行のキャッシュカード等の用途に限られる。また、前
記駆動方式の印字装置に使用される印字ヘッドは、受像
紙の移動においてドライバー部がじゃまにならない様な
端面型ヘッドを採用しているが、この端面型ヘッドは特
殊ヘッドの部類に属するため、該ヘッドを使用すること
によりコストアップはまぬがれず、さらに前記2つのグ
リップローラ13,15で印字が行なわれる区間でも、
互いのローラの周速を完全に一致させるのはむづかし
く、簡易な周速の制御機構ではジター等の現象を発生さ
せてしまうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来構造の印字ヘッドと受像体クリップ部を備えた既存
の受像体印字装置に特別の改良を加えることなく、該印
字装置によりハードカードのみならずソフトカード(厚
さ約0.2mm、縦57.5mm、横85mmのカー
ド)にも座屈してジャムの恐れがなく印字が可能で、か
つ、印字ヘッドから受像体のクリップ部迄の領域に所望
の画像や文字を印字余白なく印字できる印字用台紙の提
供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は印字ヘッドと受
像体のクリップ部を備えた従来構造の印字装置、例えば
図1または図2に示すような印字装置により受像体に印
字する場合に、基材および基材の少なくとも受像体が貼
着される個所に、受像体の貼着と剥離が可能な接着剤
層、好ましくは複数回の受像体の貼着と剥離が可能な接
着剤層を有することを特徴とする受像体保持用台紙を使
用することにより、前記課題を解決することができた。
前記受像体保持用台紙としては、印字走査方向の受像体
保持用台紙端面と前記台紙に貼着された受像体の台紙端
面側の端面との距離が、印字ヘッドとグリップ部迄の距
離以上に設定されているものが好ましい。なお、本発明
で印字とは、文字、数字、記号および画像等を受像体に
形成することを指し、また受像体とは主にソフトカード
またはハードカード等のカードを対象とするが、これら
カード類に限らず、単葉紙等の薬葉紙のようなものも使
用することができる。以下、本発明の構成を図面に基づ
き具体的に説明する。
【0005】図3は、印字用カードを図6〜図8に示す
ような本発明の受像体印字用台紙に貼着し、図1の印字
装置により印字する態様を示すものである。前記態様に
おいて、図1の印字装置に代えて、図2の印字装置も使
用することができる。図4に示すものは、図3のA部分
の拡大図であり、受像体保持用台紙に受像体を貼着した
ものの断面図である。図5に示すものは、図1の印字装
置において、印字ヘッドを印字ヘッドのドライバー25
が受像体保持用台紙36の直動領域から逃げた位置にあ
る印字ヘッドにつけ替えた印字装置である。前記のよう
なヘッドを使用することにより、厚さが0.8mm程度
のいわゆるハードカードへの印字も可能となる。図6に
示すものは、本発明の受像体保持用台紙の1例の断面構
成を示すものである。19は受像体保持用台紙の基材、
18は受像体を貼着および剥離可能な接着剤層、27は
前記接着剤層18を保護する保護フィルムである。前記
基材19としては、通常約0.2〜0.3mmの厚みの
合成紙、合成樹脂フィルムが挙げられる。接着剤層18
を構成する接着剤としては、受像体の貼着および剥離を
繰り返して行うことができるものであれば特にその種類
は制限されないが、感圧接着剤、例えばゴム系感圧接着
剤(天然ゴム、SBR、再生ゴム)、アクリル系感圧接
着剤、ゴム系、アクリル系又はシリコン系粘着剤と微小
ビーズ玉を混在させた接着剤(例えば、3M社製Pos
t−it、商品名)、あるいは合成ゴム系接着剤(例え
ば、3M社製スプレーのり55、商品名)等が挙げられ
る。前記接着剤層18上面には、該接着剤層18を保護
し、印字時に接着剤層18から剥離可能な保護フィルム
27が設けられている。該保護フィルム27としては、
表面紙むけがしなく、接着剤層18を保護し、かつ印字
時に接着剤層18から剥離可能なものであれば、どのよ
うなものであっても良い。
【0006】図7に示すものは接着剤層18を有する受
像体保持用台紙基材19にカードをはめ込むことが可能
な形状の凹部と該凹部にはまり込む形で接着剤層を設
け、該接着剤層に保護フィルムを貼着したものである。
前記のような凹部を設けることにより、ライン枠を設け
たり、そのライン枠の印刷色を異ならせることにより、
カードの貼着個所あるいはその方向を示したり、また、
印字時に何らかの外力が加わった場合でも貼着したカー
ドの移動を防止することができる。前記凹部の深さは、
図8で示すように、該凹部にカード29をはめ込んだ場
合に、該カード29の上面が台紙上面よりわずかに高く
なるような大きさが好ましい。ただし、カードの上面と
台紙上面との間に余りに大きな段差が発生すると、グリ
ップローラ通過時のニップ部における負荷変動が、カー
ド走査速度に変動を与える結果、その部分に印字の乱れ
を発生してしまうので、前記段差量は0.1〜0.2m
m程度が好ましい。図8に示すものは、図7の保護フィ
ルムを貼着した受像体保持用台紙より保護フィルムを剥
離し、印字すべきカードを貼着した受像体保持用台紙で
ある。この図8に示した印字すべきカード29を貼着し
た受像体保持用台紙の別の態様として、保護フィルムを
用いることなく、保護フィルムの代りに印字すべきカー
ドを初めから受像体保持用台紙に貼着したもの、あるい
はカードの裏面および受像体保持用台紙の表面に加熱に
よって接着性が発生する樹脂層がコーティングされたカ
ードと受像体保持用台紙を樹脂層を介して対向させた後
に、融着が開始する温度迄加熱しながら昇温させ、一定
の接着力が発生した状態で、印字を行い、印字完了後に
カードを剥がして使用するもの等がある。本発明の受像
体保持用台紙に貼着した受像体を印字する場合に、受像
体および台紙表面に印字に使用されるインクシートに適
合した受像層を形成するのが好ましい。すなわち、印字
方式には、通常の1タイム転写方式、あるいはインクシ
ートと受像体との相対的速度差を発生させながら行なう
マルチ昇華転写方式が考えられるが、それに応じたコー
ティングを受像体に施こす。台紙の表面部分にも、カー
ドと同じ材質のコーティングをしないと、例えばサーマ
ルヘッドでカードへ記録する時は、カード巾を包括し、
台紙部にもヘッドを当接させて印字を行なうため印字し
てからの剥離工程での負荷変動が発生したり、マルチ転
写時には滑り動作が適正に得られない等の問題が発生す
るからである。
【0007】本発明の印字が往復走査方式によって行わ
れる場合には、受像体保持用台紙の長さは、自由に設定
できる。従って台紙の長手方向に間隔をもって何枚かの
カードを配置すれば、一回の操作で複数枚のカードの印
字が可能となる。図9は複数枚のカードすなわち印字カ
ード1〜3を受像体保持用台紙36に貼着して配置した
ものを示す図である。前記のように、複数枚のカードが
受像体保持用台紙に配置したものを用いる場合に、問題
になるのは、カードが配置されるべき個所にあるか否か
を機械に判別させなければならない。そうでないと、カ
ードがない部分でも印字を行なってしまい、ヘッドの空
印字あるいは接着剤の付着などの問題を起こしてしま
う。この判別検出法として、2つの形態を図10および
図11に示す。図10は、接着部領域の一部に小さな透
過穴31を設け、これを透過型センサー(発光素子33
と受光素子32の組合せ)によって検出し、カードの有
/無を認識させる。印字の品質に影響を与えないように
接着部領域の隅の方に配置する。図11に示すものは、
接着部領域29の一部に、光吸収材塗布部(光吸収セン
サーマーク)(図示せず)又は、光反射材塗布部(反射
センサーマーク)35を設け、これを反射型センサー3
4によって検出させる様にするもので、いずれも、カー
ド29が存在する時には、センサー光をカットする事に
なり、カードの有りを認識する事が出来る。図12に示
すものは、受像体保持用台紙36及び印字カード1〜3
は、プリンターに対して正しくセットされたか、すなわ
ち表と裏面が間違って挿入されていないかを、フォトセ
ンサーによって検出しチェックする機能および各々のカ
ードに印刷する時、各回の印字位置を検出する機能(色
ずりの時は、繰り返して、同位置での往復走査を行う)
37〜39と使用されるインクシート種類を照合する機
能40、41を有するものである。なお、本発明では、
現在流通しているカードで、厚さ0.18mm程度のテ
レカ等プリペイドカードをソフトカードと呼び、厚さ
0.68mm程度のIDカード等をハードカードと称し
ている。
【0008】
【効果】従来の印字装置の構成を実質的に変更すること
なく、従来の印字装置では不可能であった受像体への印
字を非印字領域なく印字することができた。また、ハー
ドカードだけでなく、ソフトカードへの印字にも対応で
き、特に余白が存在しては具合の悪い薄紙へのプリント
(カット紙形態のもの)も可能とする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の印字装置を示す図である。
【図2】従来の印字装置を示す図である。
【図3】図1の装置に受像体保持用台紙を貼着した受像
体をセットした図である。
【図4】図3のA部分の拡大図である。
【図5】図1の印字装置の印字ヘッドをつけ替えた装置
を示す図である。
【図6】本発明の受像体保持用台紙の1例の断面図であ
る。
【図7】カードをはめ込むことが可能な凹部を設けた本
発明の受像体保持用台紙の断面図である。
【図8】図7の台紙の保護フィルムを剥がし、印字すべ
きカードを貼着した本発明の受像体保持用台紙の断面図
である。
【図9】本発明の受像体保持用台紙に複数枚のカードを
貼着したものの平面図である。
【図10】接着部領域の一部に透過穴を設けた本発明の
受像体(カード)保持用台紙の断面図である。
【図11】接着部領域の一部に反射型センサーを設けた
本発明の受像体(カード)保持用台紙の断面図である。
【図12】インクシート種類を照合する機能および印刷
をする時の書き出し位置を保証する機能を有する本発明
の受像体(カード)保持用台紙の平面図である。
【符号の説明】
1 グリップローラ 2 ピンチローラ 3 用紙走査モータ 4 サーマルヘッド 5 記録部 6 ドライバー搭載部 7 プラテンローラ 8 ヘッド圧接・解除アーム 9 カム 10 モータ 11 記録位置検出センサー 12 受像体 13 前側グリップローラ 14 前ローラ駆動モータ 15 後側グリップローラ 16 後ローラ駆動モータ 17 受像体 18 受像体を貼着および剥離可能な接着剤層 19 受像体保持用台紙基材 20 セラミック基台 21 アルミ基台 22 ヒータ 23 コネクタ 24 P.C.B 25 ドライバー 26 ボンデイングワイヤー 27 保護フィルム 28 接着剤層 29 印字すべきカード 30 僅かの段差 31 透過穴 32 受光素子 33 発光素子 A 受像体保持用台紙に貼着した受像体 34 反射センサー 35 反射センサーマーク 36 受像体保持用台紙 37 印字カード1の記録先頭位置検出マーク 38 印字カード2の記録先頭位置検出マーク 39 印字カード3の記録先頭位置検出マーク 40 インクシート種類を照合するための検出マーク
(カード保持用台紙の表面に設置) 41 インクシート種類を照合するための検出マーク
(カード保持用台紙の裏面に設置)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と該基材の少なくとも受像体が貼着
    される個所に、受像体の貼着と剥離が可能な接着剤層を
    有することを特徴とする受像体保持用台紙。
  2. 【請求項2】 印字走査方向の受像体保持用台紙端面と
    前記台紙に貼着された受像体の台紙端面側の端面との距
    離が、印字ヘッドと受像体のグリップ部迄の距離以上に
    設定されている請求項1記載の受像体保持用台紙。
  3. 【請求項3】 接着剤層を保護し、印字時に剥離可能な
    保護紙を接着剤層上面に有する請求項1または2記載の
    受像体保持用台紙。
  4. 【請求項4】 受像体が1枚以上のソフトカードまたは
    ハードカードである請求項1,2または3記載の受像体
    保持用台紙。
  5. 【請求項5】 カードが貼着される個所が、カードをは
    め込むことが可能な形状の凹部であり、該凹部の深さ
    が、該凹部にカードをはめ込んだ場合に、該カードの上
    面が台紙上面より同じか、あるいは高いものである請求
    項4記載の受像体保持用台紙。
  6. 【請求項6】 受像体を貼着した請求項1,2,4また
    は5記載の受像体保持用台紙。
  7. 【請求項7】 受像体および台紙表面に印字に使用され
    るインクシートに適合した受像層が形成されている請求
    項6記載の受像体保持用台紙。
  8. 【請求項8】 台紙の表面および/または裏面に、記録
    先頭位置検出マークを有する請求項1,2,3,4,
    5,6または7記載の受像体保持用台紙。
  9. 【請求項9】 台紙の表面および/または裏面に、イン
    クシート種類を照合するための検出マークを有する請求
    項1,2,3,4,5,6,7または8記載の受像体保
    持用台紙。
JP8139569A 1996-05-09 1996-05-09 受像体保持用台紙 Pending JPH09300829A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100418784C (zh) * 2002-07-25 2008-09-17 佳能精技股份有限公司 打印机
JP2018130941A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 キヤノン株式会社 トレイ及びインクジェット記録装置
CN114599436A (zh) * 2019-11-08 2022-06-07 索尼互动娱乐股份有限公司 控制系统、片材以及玩具系统

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040113