JP2003327225A - ラベルプリンタ - Google Patents

ラベルプリンタ

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JP2003327225A
JP2003327225A JP2002136251A JP2002136251A JP2003327225A JP 2003327225 A JP2003327225 A JP 2003327225A JP 2002136251 A JP2002136251 A JP 2002136251A JP 2002136251 A JP2002136251 A JP 2002136251A JP 2003327225 A JP2003327225 A JP 2003327225A
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JP2002136251A
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English (en)
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Hiroaki Hosomi
浩昭 細見
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベル発行後、剥離紙がゴミとならず、ラベ
ル発行の控えやレシート等の記録紙の状態で発行できる
ラベルプリンタを提供する。 【解決手段】 ラベル21に印刷するサーマルヘッド3
1と、該印刷後にラベル21が剥がされた後の剥離紙2
2に印刷するインクジェットヘッド34と、該印刷後の
剥離紙22をカットするオートカッタ35により構成さ
れ、剥離紙は記録紙として利用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的な剥離紙付
きラベルを印刷媒体に用いるラベルプリンタに関し、特
に、従来、産業廃棄物として廃棄されていた剥離紙を有
効活用するラベルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物流ラベルや食品ラベル等、
粘着ラベルが広く使われている。粘着ラベルは剥離紙と
呼ばれる台紙に所定のサイズのラベルが、ある間隔で、
連続して仮着されており、印字後のラベルは、各種物品
に貼り付けられる。使用されるラベルプリンタの一般的
な構造は特開2001−130111号公報等に紹介さ
れている。剥離紙上のラベルに印字ヘッドで印字後、ラ
ベルのみを剥離紙から剥がしてラベル出口に排出し、剥
離紙は回収部に回収される。
【0003】ラベル使用後に残る剥離紙は、通常、シリ
コーン等の離型剤が塗付されている為、普通紙のような
リサイクルが困難であり、その殆どが産業廃棄物として
廃棄されている。
【0004】そこで、このような無駄を排除し、ゴミを
削減したいという市場要望があり、剥離紙自体が無い台
紙無しラベルプリンタが提案されている。既に、ライナ
ーレスラベルプリンタとか、ノンセパラベルプリンタと
いった名称で商品化がされている。そのような台紙無し
ラベルプリンタ以外にも、特開2001−125487
号公報では、このゴミ問題に対するひとつの解決策を提
案している。これは、剥離紙に、ラベルと同様の感熱発
色層を設けることにより、サーマルヘッドで、ラベル
と、剥離紙の両方に印字し、剥離紙を有効利用するとい
うものである。この提案は、単に、ゴミ削減のみではな
く、1台のラベルプリンタから、ラベルと粘着剤が付い
ていない印字紙の両方を排出できるという点で、有用で
ある。この考え方は、ラベルと発行後の控え、ラベルと
レシート等の各種アプリケーションへの展開が可能な点
に特徴がある。また、記録媒体を改造するものであり、
ハードウェアは従来のプリンタが使えるという点も特徴
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開2
001−125487号公報の提案には、以下の3つの
課題がある。
【0006】課題の1として、剥離紙に感熱発色層を設
ける為、感熱発色層の薬品費用、コーティング費用等に
より、剥離紙の材料コストが大幅にアップしてしまう。
また、通常の剥離紙付きラベルの製造では、剥離紙側に
液体の粘着剤を塗付して高速で送りながら高温乾燥させ
てラベル製造する場合が多いが、剥離紙に発色層があ
り、従来の製造方法では、剥離紙が変色してしまうの
で、温度を下げ、製造ラインの速度を落さなければなら
ない場合もある。これでは、製造コストがアップしてし
まう。消耗品のコスト、即ち、ランニングコストのアッ
プはラベルを大量に使うような現場では、大きな課題で
ある。機器のコスト、即ち、イニシャルコストが多少ア
ップしても、ランニングコストを下げようという市場傾
向に逆行する。
【0007】課題の2として、提案された方法は、サー
マルプリンタにのみ限定される技術であり、インクジェ
ットやトナー方式等、サーマル以外の印字方式を採用す
るプリンタには、適用することができない。また、たと
え、サーマルプリンタであっても、専用のラベル紙を使
わなければならないので、一般的な市販のラベル紙は使
えない。よって、ラベルの入手にも苦労することにな
る。
【0008】更に、課題の3として、印字品質、信頼性
の課題である。サーマル印字では、ヘッド発熱体と記録
媒体との接触位置、接触圧が重要であり、適切な設定か
ら外れると、印字薄になったり、ヘッド発熱体位置への
カスの付着が起こったりする課題がある。カスの付着と
は、感熱紙の発色層が溶融し凝固する時、紙側への定着
が不十分で、溶融物の一部がヘッド発熱体側にこびりつ
いてしまう現象である。ところが、提案された方法で
は、ラベル印字する場合と剥離紙印字する場合には、記
録媒体の厚みが異なるので、両方に最適な印字を行うこ
とは困難である為、カスの付着や印字薄になりやすい。
また、シリコーン等の離型剤を介してのサーマル印字で
は、ヘッドの印加エネルギが剥離紙の感熱層へ伝わり難
く、その為に、剥離紙への印字は印字薄になるという場
合もある。この印字薄を防止する為に、ヘッドへの投入
エネルギを上げると、サーマルヘッドへのストレスが上
り、信頼性を損ねることにもなる。
【0009】このように、従来技術は、剥離紙自体に印
字するという着想は画期的ではあるが、多くの課題があ
る。
【0010】そこで、本発明は、前述した各種課題を全
て解決し、一般的で安価なラベル紙を使うことが可能で
あり、サーマルプリンタ以外のプリンタにも適用でき、
印字品質、信頼性の優れたラベルプリンタを提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為
に、本発明によれば、ラベルに印刷するラベル印刷デー
タと剥離紙に印刷する剥離紙印刷データを各々形成する
制御手段と、ラベルに印刷するラベル印刷手段と、剥離
紙に印刷する剥離紙印刷手段とを備え、更に、請求項1
に記載のように、溶剤系インクを用いて粘着剤離型面に
印刷するインクジェット方式の剥離紙印刷手段を備える
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載のように、剥離紙を部
分的に加熱して粘着剤離型面に印刷する熱光線照射方式
の剥離紙印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0013】更に、請求項3記載のように、ラベル印刷
手段と剥離紙印刷手段は同一であることを特徴とする。
【0014】更に、請求項4及び8記載のように、剥離
紙への印刷後、該剥離紙を選択的に切断する切断手段を
有することを特徴とする。
【0015】更に、請求項5記載のように、ラベルを剥
離紙から剥がして排出する剥離手段を有し、該剥離紙手
段によりラベルが剥離された後、剥離紙印刷手段によ
り、印刷が行われることを特徴とする。
【0016】更に、請求項6記載のように、剥離紙の粘
着剤離型面の反対側に印刷する剥離紙印刷手段を備える
ことを特徴とする。
【0017】更に、請求項7記載のように、剥離紙への
印刷面の視認方向を2枚の鏡により略180度反転させ
ることを特徴とする。
【0018】更に、請求項9記載のように、ラベル印刷
手段を有するプリンタ本体と、プリンタ本体とは別体
で、剥離紙に印刷する剥離紙印刷手段を有する剥離紙印
刷ユニットとを備え、剥離紙印刷ユニットはプリンタ本
体と着脱自在に構成されていることを特徴とする。
【0019】
【作用】本発明によれば、剥離紙印刷手段により、剥離
紙への印刷が可能になる。更に、詳細に説明すると、請
求項1記載の構成では、溶剤系のインクを用いることに
より、剥離紙の表面の離型剤に抗して印刷が可能にな
る。
【0020】また、請求項2記載の構成では、熱光線を
用いることにより、剥離紙の表面の離型剤に抗して印刷
が可能になる。
【0021】更に、請求項3記載の構成では、ラベル、
剥離紙を同一の印刷ヘッドで印刷可能になる。
【0022】更に、請求項4及び8記載の構成では、剥
離紙のカットが可能になる。
【0023】更に、請求項5記載の構成では、ラベルは
剥離紙から自動的に剥離される。
【0024】更に、請求項6記載の構成では、ラベル面
側と反対側の剥離紙面への印刷となる為、剥離紙表面の
離型剤の影響を受けない。
【0025】更に、請求項7記載の構成では、ラベル面
と反対側に印刷された印刷面を、ラベル面側と同じ方向
から目視することができる。
【0026】更に、請求項9記載の構成では、剥離紙印
刷の要否に応じて、適時、必要な構成にプリンタを変更
することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、貼付図面に従って、本発明
に係るラベルプリンタの好ましい実施の形態について説
明する。なお、本発明においては、ラベルへの印刷をラ
ベル印刷、剥離紙への印刷を剥離紙印刷と表記する。
【0028】図1から図3は、本発明の第1の実施例を
示す。
【0029】図1はラベルプリンタ10の要部構成を示
す概略構成図である。剥離紙付きのラベルロール紙20
は、供給部13に設置されている。ラベルロール紙は一
般的な感熱ラベルであり、ラベル貼付け面側に、離型剤
としてシリコーンコーティングされた剥離紙22に所定
サイズの感熱のラベル21が一定の間隔Cを空けて仮着
されている。正逆両方向に回転可能なプラテン30とプ
ラテン30に対向する位置に配置されるサーマルヘッド
31によりラベル紙20は挟持され、プラテン30が矢
印A方向に回転することで、ラベル送りがなされる。
【0030】印刷データを受信したラベルプリンタ10
は、図示しない制御手段により、ラベル21に印刷する
ラベル印刷データと剥離紙22に印刷する剥離紙印刷デ
ータを各々形成する。なお、これら印刷データは、テキ
ストのデータに限らず、グラフィックスデータやバーコ
ードデータ等の画像データをも含む。
【0031】ラベル21の位置は一対の位置センサ36
により、間隔Cの位置を検出し、そこから、サーマルヘ
ッド31までの距離をカウントし、ラベル21がサーマ
ルヘッド31の位置に到達すると、ラベル印刷データの
印刷が行われる(ラベル印刷手段)。印刷後のラベル2
1は、更に送られ、ラベル排出口11から排出される。
ラベル排出口11近傍には、剥離部材(剥離手段)32
により、剥離紙22を屈曲させることにより、ラベルを
1枚ずつ剥離紙から剥がして排出する。
【0032】ラベル21が剥がされた後の剥離紙22
は、排出ローラ33に導かれ、剥離紙排出口12からプ
リンタの外に排出される。この途中に、剥離紙印刷デー
タを剥離紙22に印刷するインクジェットヘッド34が
配置されている(剥離紙印刷手段)。インクジェットヘ
ッド34に用いられるインクは水性インクの場合、剥離
紙表面のシリコーンコーティングにはじかれて、印刷で
きない為、油性の溶剤系インクを用いる。剥離紙22へ
の印刷がなされる場合には、印刷された剥離紙22は所
定の位置でオートカッタ(切断手段)35によりカット
される。剥離紙印刷データがなく剥離紙22への印刷が
されない場合、即ち、剥離紙を記録紙として利用しない
場合には、オートカッタ35は動作せず、剥離紙は長い
ウエブの状態で排出され、ゴミとして処分される。この
ように、オートカッタ35は、剥離紙印刷データの有無
により、剥離紙を選択的に切断する。
【0033】図2は、プリンタ10の外観斜視図であ
る。ラベル排出口11からは印刷済みのラベル21が排
出され、ラベル排出口11の後方に配置された剥離紙排
出口12からは印刷済みの剥離紙22が排出される。図
示しないオペレータがラベル21の印刷結果を視認する
位置で、剥離紙22の印刷結果も視認できる。これは、
剥離紙22のラベル粘着面側に印刷がなされる為であ
る。もし、剥離紙印刷がラベル粘着面とは反対の面に印
刷されると、剥離紙排出口12から排出される剥離紙2
2は裏側に印刷されることになり、視認性が多少悪くな
るが、本構成では、視認性に優れている。また、プリン
タ内部にラベルを自動的に剥がす剥離部材32があるの
で、剥離紙への印刷の際に、オペレータが都度ラベルを
剥がしてから、印刷する必要も無い。
【0034】粘着面側に印刷できるのは、撥水性のある
シリコーンコーティングに抗して印刷可能な印刷方式
を、剥離紙印刷手段として用いている為であり、その一
例が、実施例で説明したように、溶剤系インクジェット
方式である。この方法以外にも、剥離紙の表面を部分的
に焦がして印刷する方法もある。例えば、米国MARK
EN社(ニューハンプシャー州)製造の「SAMRTL
ASE(登録商標)」と呼ばれるレーザービームを使っ
た印刷方法等が考えられる。
【0035】以上に説明したように、第1の実施例は、
ラベル印刷手段として、サーマル印刷方式、剥離紙印刷
手段として、インクジェットやレーザービーム方式を用
いるものであり、ラベル印刷手段と剥離紙印刷手段は別
手段になっている。これは、各種プリンタをシリーズ化
してラインアップする場合に有効である。
【0036】次に第1の実施例において、剥離紙印刷手
段が別ユニットで構成される場合の例を、図3を用いて
説明する。ラベル印刷の為の必要最小限の要素で構成さ
れるプリンタユニット1に、剥離紙印刷ユニット2を装
着することにより、図1で示したとおりのラベル印刷と
剥離紙印刷の両方が可能なラベルプリンタ10を構成す
ることができる。
【0037】剥離紙印刷ユニット2には、剥離部材3
2、排出ローラ33、インクジェットヘッド34、オー
トカッタ35が内蔵されており、剥離紙22を案内する
紙経路36も形成されている。剥離紙印刷が必要無い顧
客には、安価なプリンタユニット1を購入してもらい、
必要に応じて、オプションとして、剥離紙印刷ユニット
2を装着する。なお、この図3の構成は、後述の各実施
例においても適用できる。
【0038】次に、図4、図5を用いて、第2の実施例
を説明する。
【0039】図4はラベルプリンタ13がラベル印刷を
行った後、そのラベルを排出している状態を示してい
る。ラベル紙40は、普通紙のラベル41と剥離紙42
により構成されている。ラベル紙40は印刷部の前後に
配置された送りローラ51、52により矢印D方向に送
られる。印刷部は、レーザービームヘッド53とプラテ
ン54が配置されている。レーザービームヘッド53か
ら照射されるレーザー光線により、ラベル印刷データの
文字形状にラベル41の表面を焦がすことで印刷がなさ
れる(ラベル印刷手段)。印刷された後のラベル紙40
は剥離部材55で屈曲されて、ラベル41が剥がされ
て、ラベル受け部56に仮貼りされていく。
【0040】ラベル41が完全に剥離紙42から剥がさ
れ、ラベル受け部56に貼り付けられると、送りローラ
51、52は逆回転を始め、ラベル紙40は矢印E方向
に送られる。この状態を示したのが図5である。レーザ
ービームヘッド53はラベル41の無い剥離紙42に向
いている。この状態から、レーザービームヘッド53は
ラベル印刷の場合と同様に、矢印D方向にラベル紙40
を送りながら、剥離紙印刷データを剥離紙42に印刷す
る(剥離紙印刷手段)。
【0041】なお、上記ラベル印刷データおよび剥離紙
印刷データは、第1の実施同様、図示しない制御手段に
より各々形成される。
【0042】このように、第2の実施例では、ラベル4
1、剥離紙42の両方に印刷可能な同一の印刷手段を用
いて、1つの印刷ヘッドで、両方の紙に印刷している点
が特徴である。第2の実施例では、ラベル印刷と剥離紙
印刷で別ヘッドを用いる方式に比べて、プリンタのコス
トダウンや小型化が容易になる。但し、第2の実施例で
は、剥離紙への印刷が必須の為、印刷手段が限定され
る。
【0043】次に、図6から図8を用いて、第3の実施
例を説明する。第1、第2の実施例は共に、剥離紙への
印刷はラベル粘着面側に印刷しているが、第3の実施例
では、剥離紙への印刷は、ラベル粘着面側の裏面へ印刷
する点が特徴である。
【0044】図6はプリンタ要部の概略構成図である。
まず、ラベル印刷データおよび剥離紙印刷データが、前
述の実施同様、図示しない制御手段により各々形成され
る。ラベル紙60は、ラベル61と剥離紙62により構
成されている。ラベル紙60は送りローラ72の回転に
より送られ、印刷ヘッド71によりラベル印刷データが
ラベル61に印刷される(ラベル印刷手段)。印刷ヘッ
ド71はラベルへの印刷のみを担当するので、任意の方
式を選択できる。図はサーマル方式のイラストを示して
いるが、サーマル方式に限定するものではなく、感熱ラ
ベルを使用せず、更に安価で、保存性の良い普通紙ラベ
ルを用いて、インクジェット印刷しても良いし、その他
の方式でも良い。
【0045】印刷ヘッド73はラベル紙60の裏面側に
配置されており、剥離紙62のラベル粘着面側の裏面に
剥離紙印刷データを印刷できる構成になっている(剥離
紙印刷手段)。ラベル粘着面の裏面には離型剤は塗付さ
れておらず、離型剤に抗する印刷方式を選択する必要な
く、印刷方式の選択肢が広がる。溶剤系インクより安価
で、環境にも優しい水性のインクを用いるインクジェッ
ト方式でも印刷可能になる。
【0046】また、図6では、ロール紙供給側から、ラ
ベル印刷手段、剥離紙印刷手段の順序で構成されている
が、この順序に限定されるものでは無く、剥離紙62へ
の印刷はラベル面とは裏側の面に印刷する為、ラベル印
刷する以前に予め、剥離紙印刷をしておくことも可能で
ある。
【0047】ラベル印刷と剥離紙印刷がなされたラベル
紙60は、紙排出口75から排出され、所定のラベル毎
に、オートカッタ(切断手段)74によりカットされ
る。なお、剥離紙印刷データがない場合は、剥離紙印刷
およびオートカッタ74による剥離紙のカットは行われ
ない。このように、オートカッタ74は、剥離紙印刷デ
ータの有無により、剥離紙を選択的に切断する。
【0048】排出されたラベル紙60はラベル側にラベ
ル印刷、裏側に剥離紙印刷がされている為、剥離紙への
印刷データを直接見ようとすると、ラベルをひっくり返
さなければならない。そこで、剥離紙印刷データを視認
する為の、視認手段76が、排出されたラベル61の背
面に配置される。
【0049】剥離紙への印刷データの視認手段76の構
造を矢印F方向からの矢視図である図7を用いて説明す
る。剥離紙62の裏面には、鏡77が略45度の角度で
設置されており、鏡78は鏡77と略90度の角度で設
置されている。これらの2枚の鏡により、剥離紙62に
印刷された印刷データは、視認方向が略180度反転す
ることになる。図8ではプリンタの外観図を示してお
り、図示しないオペレータは、ラベル61の印刷データ
を直接目視する。一方、裏面の剥離紙印刷データについ
ては、鏡78に写った像として、目視することになる。
このように、第3の実施例では、剥離紙62の裏面への
印刷となるが、視認方向を反転する手段を設ければ、ラ
ベル61を、排出される都度毎回裏返して、剥離紙印刷
データを確認する必要が無い。
【0050】プリンタから印刷されたラベルが排出され
ると、すぐに、オペレータは目視で、ラベル61、剥離
紙62の両方に印刷されていることを確認できる。そし
て、ラベル61を剥がして、対象物に貼り付け、印刷さ
れた剥離紙62をラベル発送控えや、レシート等として
取り扱うことができる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、従来
ゴミとして処分されていた剥離紙にも印刷を行うこと
で、レシートや、ラベル発行控え、インボイス等に利用
することができるようになり、ゴミの発生を抑え、省資
源に貢献できる。更に本発明のラベルプリンタを使うこ
とで、1台のプリンタで、粘着ラベルと、粘着剤の無い
印刷用紙の両方を適時発行することができ、新しいビジ
ネス形態を提案することが可能になる。更に、本発明の
ラベルプリンタを使う為に、あえて、特別なロール紙を
製造する必要がなく、従来から使用されている一般的な
ラベルロール紙を使用することができる。
【0052】以下請求項毎の個別効果を更に詳細に説明
していく。まず、請求項1記載のように、溶剤系インク
を用いるインクジェット方式を用いて、剥離紙への印刷
を行う為、剥離紙の面に塗付されたシリコーン等の離型
剤に抗して印刷することができる。また、請求項2記載
のように、熱光線照射方式の印刷手段によっても、剥離
紙への印刷が可能になる。
【0053】更に、請求項3記載のように、ラベル印刷
手段と剥離紙印刷手段を同一にすることで、プリンタの
コストダウン、小型化が可能になる。
【0054】更に、請求項4及び請求項8記載のよう
に、印刷された剥離紙部分を選択的にカットすること
で、剥離紙の中でも発行物とゴミとを区別することがで
きる。
【0055】更に、請求項5記載のように、ラベルの剥
離手段を設ければ、オペレータが毎回ラベルを剥がすこ
とをせずに、剥離紙への印刷が可能になる。
【0056】更に、請求項6記載のように、剥離紙のラ
ベル面と反対側に印刷することにより、シリコーン等の
離型剤の影響を受けないので、印刷方式の選択肢が広が
る。
【0057】更に、請求項7記載のように、視認方向を
反転させることで、剥離紙裏側の印刷も、すぐに確認す
ることができ、裏側印刷であっても、作業効率の低下を
起さない。
【0058】更に、請求項9記載のように、剥離紙への
印刷手段を別ユニット化することにより、各種プリンタ
への改造が容易になり、商品ラインアップを豊富にする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に係るラベルプリンタの要部概略
構成図である。
【図2】第1の実施例に係るラベルプリンタの外観斜視
図である。
【図3】第1の実施例に係るラベルプリンタの分解構成
図である。
【図4】第2の実施例に係るラベルプリンタの要部概略
構成図(その1)である。
【図5】第2の実施例に係るラベルプリンタの要部概略
構成図(その2)である。
【図6】第3の実施例に係るラベルプリンタの要部概略
構成図である。
【図7】第3の実施例に係るラベルプリンタの視認手段
部分の概略構成図である。
【図8】第3の実施例に係るラベルプリンタの外観斜視
図である。
【符号の説明】
1 プリンタユニット 2 剥離紙印刷ユニット 10 ラベルプリンタ 11 ラベル排出口 12 剥離紙排出口 20 ラベルロール紙 21 ラベル 22 剥離紙 30 プラテン 31 サーマルヘッド 32 剥離部材 34 インクジェットヘッド 35 オートカッタ 36 位置センサ 51 送りローラ 52 送りローラ 53 レーザービームヘッド 71 印刷ヘッド 76 視認手段 77 鏡 78 鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C055 KK00 KK04 KK06 2C056 EA19 EA30 HA29 KD10 2C058 AB17 AC06 AC07 AE04 AE14 AF06 AF51 LA03 LB09 LB17 LB35 LC11 3E095 AA20 BA03 BA09 CA02 DA03 DA22 DA52 DA62 DA76 EA02 EA09 EA13 EA22 EA24 FA23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録面の反対側に粘着剤層を有するラベ
    ルが粘着剤離型面を有する剥離紙に仮着されてなる剥離
    紙付きラベル記録媒体を用いるラベルプリンタであっ
    て、 前記ラベルに印刷するラベル印刷データと前記剥離紙に
    印刷する剥離紙印刷データを各々形成する制御手段と、
    前記ラベルの前記記録面に印刷するラベル印刷手段と、
    溶剤系インクを用いて前記剥離紙の前記粘着剤離型面に
    印刷するインクジェット方式の剥離紙印刷手段とを備え
    ることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 記録面の反対側に粘着剤層を有するラベ
    ルが粘着剤離型面を有する剥離紙に仮着されてなる剥離
    紙付きラベル記録媒体を用いるラベルプリンタであっ
    て、 前記ラベルに印刷するラベル印刷データと前記剥離紙に
    印刷する剥離紙印刷データを各々形成する制御手段と、
    前記ラベルの前記記録面に印刷するラベル印刷手段と、
    前記剥離紙を部分的に加熱して前記粘着剤離型面に印刷
    する熱光線照射方式の剥離紙印刷手段とを備えることを
    特徴とするラベルプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ラベル印刷手段と前記剥離紙印刷手
    段は同一であることを特徴とする請求項1または2記載
    のラベルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記剥離紙への印刷後、該剥離紙を選択
    的に切断する切断手段を有することを特徴とする請求項
    1乃至3の何れかに記載のラベルプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記ラベルを前記剥離紙から剥がして排
    出する剥離手段を有し、該剥離手段により前記ラベルが
    剥離された後、前記剥離紙印刷手段により、印刷が行わ
    れることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    ラベルプリンタ。
  6. 【請求項6】 記録面の反対側に粘着剤層を有するラベ
    ルが粘着剤離型面を有する剥離紙に仮着されてなる剥離
    紙付きラベル記録媒体を用いるラベルプリンタであっ
    て、 前記ラベルに印刷するラベル印刷データと前記剥離紙に
    印刷する剥離紙印刷データを各々形成する制御手段と、
    前記ラベルの前記記録面に印刷するラベル印刷手段と、
    前記粘着剤離型面の反対側に印刷する剥離紙印刷手段と
    を備えることを特徴とするラベルプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記剥離紙への印刷面の視認方向を2枚
    の鏡により略180度反転させることを特徴とする請求
    項6記載のラベルプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記剥離紙への印刷後、該剥離紙を選択
    的に切断する切断手段を有することを特徴とする請求項
    6または7記載のラベルプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記ラベルの前記記録面に印刷するラベ
    ル印刷手段を有するプリンタ本体と、該プリンタ本体と
    は別体で、前記剥離紙に印刷する剥離紙印刷手段を有す
    る剥離紙印刷ユニットとを備え、前記剥離紙印刷ユニッ
    トは前記プリンタ本体と着脱自在に構成されていること
    を特徴とする請求項1、2、6の何れかに記載のラベル
    プリンタ。
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