JP2009220543A - プリンタ及び印字方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は上記の問題点を解決するものであり、印字面の裏面に接着剤が露出した状態で印字後の印字テープが排出されるプリンタにおいて、装置外に排出される印字テープが捩れて露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルを極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できるプリンタを提供する。
【解決手段】印字テープのテープ幅、テープの材質や構成に基づく剛性、テープの残量に基づいて印字可能な最大テープ長Aが設定され(S1)、入力されたデータの印字に必要なテープ長Lが最大テープ長A以下であるか判断され(S4)、入力されたデータの印字に必要なテープ長Lが最大テープ長Aを超える場合には、そのデータの入力を無効として入力を禁止し(S5)、あるいはそのようなデータの印字を禁止する(S12)。
【選択図】 図8

Description

本発明は、印字テープに印字を行い、印字されたテープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタ及びそのプリンタの印字方法に関する。
従来、印字テープに印字を行い、印字された印字テープを切断してラベルを作成するプリンタが広く普及している。このプリンタで使用する印字テープは、印字が行われる印字テープ層の裏面に接着剤が塗布され、その接着剤の塗布面に剥離テープ層が貼着されて、接着剤の塗布面が露出しないように保護されている。そして、作成されたラベルを使用する際には、ラベルの剥離テープ層を剥離し接着剤を露出させて所望の対象物にラベルを貼り付けることになる。
一方、印字テープに印字を行うとともに、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタとして、特許文献1に記載されるものがある。このプリンタでは、接着剤が露出した状態で印字テープが排出されるため、上記従来の他のプリンタのようにラベルを使用する際に剥離テープ層を剥がす手間を省くことができて便利である。
特開平6−312545号公報
上記特許文献1に示すプリンタは、印字されて装置本体外に排出される印字テープの裏面に接着剤が露出されているため、装置本体外に取り出される印字テープが捩れて裏面の接着剤が当該印字済の印字テープの印字面に接着することがあり、その取扱に困ることがある。特に、印字テープの長さが長くなる程に印字テープが捩れ易くなり、そのようなトラブルが発生する虞が増大し、接着した部分を引き剥がすときにラベルを傷めたりして折角作成したラベルが無駄になってしまう等の問題が生じる虞がある。
本発明は上記の問題点を解決するものであり、印字面の裏面に接着剤が露出した状態で印字後の印字テープが排出されるプリンタにおいて、装置外に排出される印字テープが捩れて露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルを極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できるプリンタを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するテープ幅検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、前記演算手段により求められたテープ長が、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ幅検出手段により検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するテープ種類検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、前記演算手段により求められたテープ長が、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ種類検出手段により検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するテープ残量検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、前記演算手段により求められたテープ長が、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ残量検出手段により検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するテープ幅検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ幅検出手段により検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するテープ種類検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ種類検出手段により検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項6の発明はロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するテープ残量検出手段と、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、 直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ残量検出手段により検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記制御手段は、前記入力手段からのデータの入力を禁止することを特徴とする。
請求項8の発明は、前記制御手段は、前記入力手段からのデータの入力に対して警告を行うことを特徴とする。
請求項9の発明は、前記制御手段は、前記入力手段から入力されたデータの印字を禁止することを特徴とする。
請求項10の発明は、前記制御手段は、前記入力手段から入力されたデータの印字に対して警告を発生することを特徴とする。
請求項11の発明は、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、前記求められたテープ長が、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップを備えることを特徴とする。
請求項12の発明は、剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、前記求められたテープ長が、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップを備えることを特徴とする。
請求項13の発明は、ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、前記求められたテープ長が、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップを備えることを特徴とする。
請求項14の発明は、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップとを備えることを特徴とする。
請求項15の発明は、剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップを備えることを特徴とする。
請求項16の発明は、ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するステップと、前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出し、そのテープ幅に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きなテープ長の印字を制限するように構成したため、出来上がった印字物の印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できる。すなわち、印字されて装置本体外に排出される印字テープは、テープ幅が小さいものはテープ幅の大きなものに比べてより捩れが生じやすく、その取扱いが難しい。そこで、テープ幅に応じて安全に取り扱うことができるテープ長を印字可能な最大テープ長として設定し、その長さを超えるテープ印字を制限することにより、テープ幅の大小に関わらず印字テープの印字物が自身の接着剤で接着することにより毀損する等のトラブルを防止することができる。
また、請求項2の発明によれば、剛性の異なる複数種類の印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープの種類を検出し、その印字テープの剛性に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きなテープ長の印字が制限されるため、出来上がった印字物の印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルを極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できる。すなわち、印字されて装置本体外に排出される印字テープは、テープの剛性が小さいものは剛性の大きなものに比べてより捩れが生じやすく、その取扱いが難しい。そこで、テープの剛性に応じて安全に取り扱うことができるテープ長を印字可能な最大テープ長として設定し、その長さを超える長さのテープ印字を制限することにより、テープの剛性の大小に関わらず、印字テープの印字物が自身の接着剤で接着することによりその印字物を毀損する等のトラブルを防止することができる。
また、請求項3の発明によれば、ロール状に巻回された印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープの残量を検出し、その残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きなテープ長の印字を制限するように構成したため、出来上がった印字物の印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できる。すなわち、ロール状に巻回されて装置本体に装填される印字テープは、ロール状に巻かれて保持されているために巻癖を有しており、その巻癖はテープ残量が大でロールの巻径が大の場合には比較的小さく、テープ残量が小でロールの巻径が小の場合には比較的大きい。この巻癖が大きいと排出された印字テープはより捩れが生じやすく、その取扱いが難しい。そこで、テープ残量に応じて安全に取り扱うことができるテープ長を印字可能な最大テープ長として設定し、その長さを超えるテープ印字を制限することにより、テープ残量の大小に関わらず印字テープの印字物が自身の接着剤で接着することにより毀損する等のトラブルを防止することができる。
請求項4の発明によれば、テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するとともに、印字テープを切断する切断手段が直近に動作されてからの印字テープの搬送量を算出し、入力されたデータに必要なテープ長に算出したテープ搬送量を加えた長さが、そのテープ幅に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きい場合、データの印字を制限するように構成したため、装置本体外に排出される印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くすることができる。
また、請求項5の発明によれば、剛性の異なる複数種類の印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープの種類を検出するとともに、印字テープを切断する切断手段が直近に動作されてからの印字テープの搬送量を算出し、入力されたデータに必要なテープ長に算出したテープ搬送量を加えた長さが、その印字テープの剛性に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きい場合、データの印字を制限するように構成したため、装置本体外に排出される印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くすることができる。
また、請求項6の発明によれば、ロール状に巻回された印字テープに印字を行う場合に、装置本体に装填された印字テープの残量を検出するとともに、印字テープを切断する切断手段が直近に動作されてからの印字テープの搬送量を算出し、入力されたデータに必要なテープ長に算出したテープ搬送量を加えた長さが、その残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長より大きい場合、データの印字を制限するように構成したため、装置本体外に排出される印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係るプリンタを前部から見た外観を示す斜視図であり、図2はそのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図である。図1及び図2に図示するように、プリンタ10の装置本体11は第1の筐体部12と第2の筐体部13が側面視L型の形状をなしている。このプリンタ10はその装置本体11が携帯可能なサイズに形成されており、第1の筐体部12を片手で保持し他の片手で印字データの入力やその編集、あるいは印字出力など、ラベルを作成のための一連の操作をすることができるようになっている。
第1の筐体部12の外側面の正面にはキー入力部14と表示部15が設けられている。また、第1の筐体部12の内部にはプリンタ装置に必要な種々の制御を行う電子回路やプリンタ装置の動作電源となる電池電源が収納されようになっている。また、第2の筐体部13はカバー16を備え、その内部にプリンタ機構が設けられるとともに、印字のための消耗品が収容可能になっている。
キー入力部14は、プリンタ装置の電源の入切を行う電源キー、印字データとして任意の文字データを入力する文字入力キー、印字開始を指示する印字キー、表示部15の表示画面上でカーソルを移動操作するカーソルキー、印字モードの設定や各種設定処理を行う種々の制御キーなどを備えている。また、表示部15は液晶表示装置であり、キー入力部14から入力された文字データを表示するとともに、各種設定処理のための選択メニュー画面の表示を行い、その他、種々の処理に関する必要なメッセージなどの表示を行い。また、表示部15には、作成されるラベルの長さや印字モードの状態などの各種の情報も表示されるようになっている。
図3はプリンタのカバーを開放した状態及びそのプリンタに装着されるテープカセットの斜視図を示している。また図4はプリンタのカバーを開放してテープカセットを装着した状態を示している。図3及び図4に図示するように、テープカセット40の内部にはテープ供給リール41に巻装されたテープ部材50が保持されるとともに、リボン供給リール42に巻装されリボン巻取りリール43に巻き取られるインクリボン53が保持されている。
テープ部材50は、テープ供給リール41からカセット外に繰出されてプリンタ10の印字ヘッド22が配置されるヘッド配置部44を通りテープ送りされるようになっている。テープ部材50は印字が行われる印字テープ51を備え、その印字テープ51の印字面の裏側に接着剤が塗布され、その接着剤の塗布面を保護するべく印字テープ51と剥離可能にして剥離テープ52が貼着されている。
また、テープカセット40の外側面の複数の隅部にはテープカセット40がプリンタ10に装着されたときにプリンタ10に設けた支持構造によって所定位置に支持される被支持部45が設けられる。そして、被支持部45の1個には、テープカセット40に収容されるテープ部材50のテープ幅を表しプリンタ10によって検出されるテープ幅識別部46が設けられ、また、被支持部45の他の1個には、テープカセット40に収容されるテープ部材50の材質等の種類を表しプリンタ10によって検出されるテープ種類識別部47が設けられている。この識別部46、47に対応してプリンタ10に設けられる検出手段は、例えば、複数個の電気スイッチで構成され、その複数個の電気スイッチのオン・オフの状態の組合せによってテープカセット40に収容されるテープ部材の幅や種類の検出が行われるようになっている。そのため、各テープカセット40に設ける識別部46、47は、プリンタ10の検出手段による情報の検出が可能なように、テープ部材の幅や材質に応じて所定の形状に形成されて前記複数個の電気スイッチを所定の組合せでオン・オフ動作させるようにしている。
前記テープカセット40は複数種類が用意されており、そのいずれかのテープカセットを選択してプリンタ10に装填して使用するようになっている。まず、テープ幅が、9mm、12mm、18mmの幅の異なる3種類が用意されている。テープカセット40に設けられる前記テープ幅識別部46は、これら3種類のテープ幅を識別するためのものである。また、その各テープ幅に対応して印字テープ51の構成の異なる、標準テープ、メタリック系テープ、デザイン系テープの3種類用意されている。標準テープの印字テープ51は、透明PETの基材と印刷インク層と接着剤層が積層されてなり、その厚さは約50μmとなっている。メタリック系テープの印字テープ51は、透明PETの基材とアルミ蒸着層と接着剤層が積層されてなり、その厚さは約40μmとなっている。また、デザイン系テープの印字テープ51は、透明PETのオーバーコート層と印刷インク層と白PETの基材と接着剤層が積層されてなり、その厚さが約60μmの層厚となっている。これらのテープでは、同じテープ幅であるなら、メタリック系テープ、標準テープ、デザイン系テープの順で印字テープ51の剛性が大きくなっている。テープカセット40に設けられる前記テープ種類識別部47は、これら3種類の剛性の異なる印字テープ51を識別するためのものである。
また、プリンタ10の第2の筐体部13の内部にはテープカセット40を装着するためのカセット収容部20が形成されている。このカセット収容部20は、第2の筐体部13の底部に回動自在にヒンジ17で結合されたカバー16によって開閉可能にカバーされており、カバー16を開放してカセット収容部20にテープカセット40を装着し、テープカセット40の装着後にカバー16を閉止するようになっている。
カセット収容部20には、テープ部材50に印字を行うための印字機構が設けられている。すなわち、カセット収容部20の底部から立設してテープ部材50を搬送するためのプラテンローラ21が設けられ、そのプラテンローラ21に対向して印字ヘッド(サーマルヘッド)22が設けられている。前記プラテンローラ21は不図示のモータ駆動源によって回転駆動され、印字時に前記サーマルヘッド22との間にテープ部材50を挟んでテープ部材50を下流側に向けて搬送する。また、前記サーマルヘッド22はテープ部材50の搬送方向と直交するテープ部材50の幅方向に発熱素子が1列に配置されており、テープ部材50の長さ方向に印字を行う。このサーマルヘッド22は、不図示のヘッド移動機構によりプラテンローラ21に対して接離可能に設けられている。このヘッド移動機構はカバー16の開閉の動きに連動し、カバー16が閉止状態では、サーマルヘッド22はプラテンローラ21に圧接し、カバー16が開放されるとサーマルヘッド22はプラテンローラ21から開離するようになっている。
また、カセット収容部20の内部には、テープカセット40のリボン巻取リール43に係合してリボン巻取リール43をリボン巻取り方向に回転させ、印字に使用したインクリボン53をテープカセット40内に巻き取るリボン巻取軸23が設けられている。このリボン巻取軸23もモータ駆動源によりプラテンローラ21とともに回転駆動される。
サーマルヘッド22がプラテンローラ21に当接してテープ部材50の印字テープ51に対して印字が行われる印字位置からテープ搬送方向の下流側にはテープ部材50の印字テープ51から剥離テープ52を剥離するための剥離部25が設けられている。この剥離部25は、テープ部材50の印字テープ51とは反対側の剥離テープ52に対面して配置されており、テープ部材50の剥離テープ52のみを鋭角で反転して搬送することにより、印字テープ51と剥離テープ52を分離するものである。また、プラテンローラ21を挟んでサーマルヘッド22による印字位置と反対側にプラテンローラ21に対向してピンチローラ24が設けられ、印字時にプラテンローラ21とピンチローラ24の間で剥離部25によって剥離された剥離テープ52を挟んで装置本体11外に搬送するようにしている。なお、カバー16の開閉の動きに連動して、ピンチローラ24がプラテンローラ21に対して接離するように構成されている。
また、剥離部25の下流側には、装置本体11外に通じる印字テープ排出口26が形成されており、サーマルヘッド22と剥離部25との間にテープ部材50の印字テープ51を切断するためのカッタ27が設けられ、剥離テープ52が剥離された印字テープ51を切断可能になっている。カッタ27は固定刃を備え、その固定刃に印字テープ51を押し当てて切断するものであるが、この構造に限らず、固定刃と可動刃とを備えて操作レバーの操作により可動刃を固定刃に向けて移動させて切断を行う手動式カッタやモータの駆動により可動刃を固定刃に向けて移動させて切断を行う自動式のカッタであってもよい。また、所定の制御のためにカッタ27が動作したことを検出する場合には、カッタ27の近傍にスイッチやセンサ等を設けることもできる。
また、第2の筐体部13において、前記印字テープ排出口26が設けられた側面とは異なる他の側面には印字テープ51から剥離された剥離テープ52が装置本体11の外部に排出される剥離テープ排出口28が設けられている。さらに、カセット収容部20には、テープカセット40に設けた被支持部45と係合してテープカセット40をカセット収容部20内の所定位置に支持する支持部29が設けられている。また、テープカセット40に設けられたテープ幅識別部46に対応してテープ幅検出手段としての複数個の電気スイッチからなるテープ幅検出スイッチ30、及びテープカセット40に設けられたテープ種類識別部47に対応してテープ種類検出手段としての複数個の電気スイッチからなるテープ種類検出スイッチ31が設けられている。また、図示しないが、カバー16の開閉を検出するカバー開閉検出スイッチも設けられている。
図5はこのプリンタの電子回路の構成のブロック図を示している。同図に示すように、このプリンタの電子回路には、CPUからなる制御部60が備えられる。制御部60は、キー入力部14からのキー操作信号に応じてROM61に予め記憶されている装置制御プログラムを起動させ、RAM62をワークメモリとして回路各部の動作を制御するもので、この制御部60には、前記キー入力部14、ROM61、RAM62が接続される他、表示用の文字フォントを格納する表示用フォントROM63、印字用の文字フォントを格納する印字用フォントROM64、サーマルヘッド22を印字データに応じて発熱駆動する駆動回路65、プラテンローラ21及びリボン巻取軸23を駆動するためのステップモータからなる搬送モータ66の駆動回路67が接続され、また入力されたテキストの文字データなどを表示するための表示部15が接続される。また、テープ幅検出スイッチ30、テープ種類検出スイッチ31、カバー開閉検出スイッチ32、テープ残量検出センサ33、34等が接続される。また、電池電源35を備え、その電池電源の電圧を前記各回路部の動作電圧に調整して各部に供給する電源回路36を備えている。
前記ROM61には、キー入力部14から入力された文字を印字するためのプログラムが記憶されている。また、図6及び図7に示すような、テープ幅やテープの種類やテープの残量に応じて印字可能な最大テープ長を定める情報を記憶した最大テープ長情報のメモリ領域61aが設けられる。図6は、テープ幅とテープの種類に応じて印字可能な最大テープ長を定めるデータであり、テープ幅が大きいほど印字可能なテープ長は長くなり、テープの種類(剥離テープ52を除く印字テープ51の種類)がより剛性が大きいほど印字可能なテープ長が長くなっている。すなわち、このプリンタでは、印字後に接着剤が裏面に露出した状態で印字テープ51が装置外に排出されるため、印字テープ51が捩れたりすると、その印字物は不用意に自身の接着剤によって接着されて使用できなくなる虞がある。そこで、印字テープが捩れることによるトラブルの発生を防ぐような適切な最も長いテープ長を印字可能な最大テープ長を設定するものである。図7は、テープ幅とテープの残量に応じて印字可能な最大テープ長を定めたデータである。この図7は標準テープに関するデータであるが、他の種類のテープについても同様のデータが保持される。テープ残量が少なくなると、ロール状に巻回されてテープカセット40に収容されている印字テープ51は巻癖が強くなり、装置外に排出されたときに捩れ易い。そこで、テープの残量に応じて印字可能な最大テープ長を設定するものである。図6及び図7に定める最大テープ長は実験により適切な値が決められる。本プリンタでは、図6及び図7のデータを使用して印字処理を行う。
また、前記RAM62には、キー入力された文字データを記憶する入力データメモリ、印字パターンデータが記憶される印字データメモリ、表示部15に表示されるパターンデータが記憶される表示データメモリの各領域が確保され、印字処理などに必要なデータを一時的に記憶するレジスタa―dやカウンタなどが設けられている。
次に、プリンタ10の印字動作について説明する。プリンタ10のカバー16を開放してカセット収容部20にテープカセット40を装填する。このテープカセット40を装填する時には、予めテープ部材50の先端部において、印字テープ51と剥離テープ52を分離した状態とし、テープカセット40から外部に繰り出されたテープ部材50をサーマルヘッド22とプラテンローラ21の間に配置するとともに、テープ部材50から剥離した剥離テープ52をプラテンローラ21とピンチローラ24の間に挿入する。その状態でカバー16を閉じることにより、テープ部材50がサーマルヘッド22とプラテンローラ21の間に配置され、テープ部材50の先端部の剥離テープ52がプラテンローラ21とピンチローラ24の間に挟まれる。
印字開始の指示操作により印字が開始されると、テープ部材50とインクリボン53とがテープカセット40から引き出され、重ね合わせた状態でプラテンローラ21とサーマルヘッド22の間に挟まれて共に搬送され、サーマルヘッド22が発熱駆動されてインクリボン53のインクが印字テープ51に熱転写されて印字が行われる。また、剥離部25によって剥離テープ52が剥離され、剥離テープ52が剥離された印字テープ51の印字済部分が接着剤が露出した状態でテープ基材排出口26から装置本体11の外部に排出される。また、印字テープ51から剥離された剥離テープ52は剥離テープ排出口28から装置本体11の外部に排出される。
印字が終了すると、プラテンローラ21によるテープ部材50、印字テープ51及び剥離テープ52の搬送は停止され、印字テープ排出口26から装置本体11の外部に排出された印字テープ51の印字部分の先端を摘んでカッタ27に押し当て印字テープ51の印字部分を切断する。これにより、剥離テープ52のないラベルを作成することができ、ラベルを作成した後、直ちに対象物に貼り付けることができる。
次に、図8及び図9に基づいて、プリンタの印字処理について説明する。図8及び図9はプリンタの印字処理を示すフローチャートである。まず、図8において、まず、電源スイッチが投入されると、印字可能な最大テープ長の設定がされる(ステップS1)。この最大テープ長の設定処理は、図9に示している。図9では、テープ幅検出スイッチ30のスイッチの状態を読出してカセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ幅を検出し(ステップS1A)、テープ種類検出スイッチ31の状態を読出してカセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープの種類を検出し(ステップS1B)、その得られたテープ幅情報及びテープ種類情報に基づいて、ROM61のメモリ領域61aに記憶された図6に示す印字可能な最大テープ長のデータから該当する最大テープ長のデータAを読出し、その最大テープ長のデータAをRAM62に設定して(ステップS1C)、図8にリターンする。
次に、図8のステップS2に移行し、印字するデータの入力が行われる(ステップS2)。次に、データの入力に応じて印字に必要なテープ長Lの演算が行われる(ステップS3)。印字に必要なテープ長Lは、入力される文字数、設定されている文字サイズ、文字間隔、文字列の前後に設ける余白等に基づいて演算により求められ、このテープ長Lの演算はステップS2で文字が1文字ずつ入力される毎に行われる。次に、印字に必要なテープ長Lが設定した最大テープ長A以下であるか否かが判断され(ステップS4)、テープ長Lが最大テープ長Aを超える場合には(ステップS4のNO)、その入力されたデータの印字を行わないように制限するために、エラー報知が行われ(ステップS5)、ステップS2のデータの入力ステップに戻る。データの印字を行うためには、あふれたデータを削除する等してテープ長Lを短くする必要がある。すなわち、印字に必要なテープ長Lが設定した最大テープ長Aを超える場合には、データの入力を無効とし入力を禁止する。
一方、印字に必要なテープ長Lが設定した最大テープ長A以下である場合(ステップS4のYES)、次にデータの入力の終了が判断され(ステップS6)、データの入力の終了でなければ(ステップS6のNO)、ステップS2に戻りステップS2からS6の処理を繰り返す。データの入力の終了が判断され(ステップS6YES)、次に印字開始の指示を受けると(ステップS7)、装置の電源の投入から印字開始の指示までの間にプリンタ10のカバー16が開放されたか否かが判断される(ステップS8)。カバー16の開放操作があったことが判断されると(ステップS8のYES)、データ入力後にテープカセット40が交換された可能性があるため、再度、図9に示す最大テープ長Aの設定を繰り返して行う(ステップS9)。そして、最大テープ長Aの再設定の後、入力されているデータに基づいて、再度印字に必要なテープ長Lが演算され(ステップS10)、そのテープ長Lが再度設定された最大テープ長A以下であるか否かが判断され(ステップS11)、テープ長Lが最大テープ長Aを超える場合には(ステップS11のNO)、その入力されたデータの印字を行わないように制限するために、エラー報知が行われ(ステップS12)、印字を行うことなく処理を終了する。すなわち、印字に必要なテープ長Lが設定した最大テープ長Aを超える場合には、データの印字を禁止する。なお、制御部60は装置の電源が投入されている間、カバー開閉検出スイッチ32の状態を監視しており、カバー16が開閉されることによるスイッチ32の状態の変化を記憶している。
また、印字に必要なテープ長Lが設定した最大テープ長A以下である場合(ステップS11のYES)、及びステップS8においてプリンタ10のカバー16の開閉が無いと判断された場合(ステップS8のNO)、印字テープへの印字が実行される(ステップS13)。この印字では、最大テープ長A以下の印字が行われることになる。なお、ステップS8のプリンタカバー16の開閉操作の判断を行うか行わないかに関わらず、ステップS7の印字開始の指示の後にステップS1又はS9と同内容の手順で最大テープ長の再設定を行うようにしてもよい。
図10は、テープカセット40の内部に収容されるテープ部材の残量を検出する構成を説明するものである。図中33,34はテープ残量検出センサであり、反射型の光学センサで構成している。テープカセット40には、テープ部材50(印字テープ51)がテープ供給リール41にロール状に巻回されて収容される位置に対応して、そのロール径方向に窓48が設けられ、その窓48に臨んで所定間隔をおいて2個のセンサ33,34が設けられている。第1センサ33はテープ部材51の最大巻径(テープカセットの使用初期状態)の約2/3の位置に設置され、第2センサ34はテープ部材の最大巻径の約1/3の位置に設置されている。図11は第1センサ33と第2センサ34の動作と印字テープ51の巻癖との関係の説明図である。図11に図示のように、センサの検出位置にテープが存在すればセンサ出力はONとなり、テープが存在しなければOFFとなる。テープ部材の消耗によりロールの巻径が小さくなりテープの残量が小さくなればなる程、そのとき作成されるラベルの巻癖は大きくなる。
このように構成したテープ残量検出センサ33、34を用いて、図12に示す印字可能な最大テープ長の設定処理を行うことができる。すなわち、図12において、テープ幅検出スイッチ30の状態を読出してカセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ幅を検出し(ステップS1a)、テープ残量検出センサ33,34の状態を読出ししてカセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ残量を検出し(ステップS1b)、その得られたテープ幅情報及びテープ残量情報に基づいて、ROM61のメモリ領域61aに記憶された図7に示す最大テープ長のデータから該当する最大テープ長Aのデータを読出しRAM62に設定して(ステップS1c)、図8にリターンする。以下、前述の説明のように、設定した最大テープ長に基づいて、図8の印字処理を行う。
また、図13は他の実施形態に係る最大テープ長の設定処理のフローチャートである。この処理では、RAM62に設けられたレジスタa―dを使用し、印字テープ51のテープ幅とテープ種類とテープ残量とに応じて最大テープ長を演算により求めるようにしている。まず、ステップS101においてカセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ幅を検出するべく、テープ幅検出スイッチ30の状態が読み出されてテープ幅情報が9mmであるか否か判断される(ステップS102)。9mmであると判断されると、レジスタaに75の値が記憶される(ステップS103)。9mm幅ではないと判断されると、12mm幅であるか否か判断される(ステップS104)。12mm幅であると判断されると、レジスタaに100の値が記憶される(ステップS105)。12mm幅ではないと判断されると、レジスタaに18mm幅テープに対応する150の値が記憶される(ステップS106)。前記75mm、100mm及び150mmの値は夫々9mm幅、12mm幅及び18mm幅のテープ部材50(印字テープ51)の印字可能な最大テープ長の基準値を示すものである。
次に、カセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ種類を検出するべく、テープ種類検出スイッチ31の状態が読み出され(ステップS107)、そのテープ種類情報が標準テープであるか否かが判断される(ステップS108)。標準テープであると判断されると、レジスタbに係数1が記憶される(ステップS109)。ステップS108で標準テープではないと判断された場合、メタリック系テープであるか否かが判断される(ステップS110)。メタリック系テープであると判断されると、レジスタbに係数0.8が記憶される(ステップS111)。ステップS110でメタリック系テープではないと判断されると、レジスタbにデザイン系テープに対応する係数1.2が記憶される(ステップS113)。前記各係数は夫々テープの剛性に対応して定められるものであり、標準テープの剛性を基準としてその係数を1とし、標準テープに比較して剛性の小さいメタリック系テープの係数を0.8とし、標準テープより剛性の大きいデザイン系テープの係数を1.2としている。
次に、カセット収容部20に装填されるテープカセット40のテープ残量を検出するべく、テープ残量センサ33,34の状態が読み出される(ステップS113)。第1センサ33と第2センサが共にON状態であるテープ残量大か否かが判断され(ステップS114)、テープ残量が大と判断されると(ステップS114のYES)、レジスタcに係数1が記憶される(ステップS115)。また、第1センサ33がOFFで第2センサ34がON状態のテープ残量が中程度であるか否かが判断され(ステップS116)、テープ残量が中程度であると判断されると(ステップS116のYES)、レジスタcに係数0.9が記憶される(ステップS117)。ステップS116でNOと判断されると、テープ残量小の場合の係数0.8がレジスタcに記憶される(ステップS118)。このテープ残量に対応する係数は、テープ残量が大の場合を基準1とし、テープ残量が少なくなる程係数の値が小さくなる。
しかして、レジスタa、b、cに記憶された数値を掛け合わせて印字可能な最大テープ長Aが演算により求められ(ステップS119)、そのAの値がレジスタdに設定される(ステップS120)。この図13によって求められた最大テープ長は、テープ幅が小さい程、またテープの剛性が小さい程、またテープ残量が少ない程、より小さな長さとなる。図13のステップS120の設定が終了すると、前述の図8のステップS2にリターンし、以下、図8のステップS2以降の印字処理が行なわれる。
以上説明したように、本実施の形態のプリンタによれば、印字テープのテープ幅、テープの剛性、テープの残量に応じて印字可能な最大テープ長を設定し、その印字可能な最大テープ長より大きなテープ長の印字を制限するように構成したものであり、印字面の裏面に接着剤が露出した状態で印字後の印字テープが排出されるプリンタにおいて、出来上がった印字物の印字テープ長が所定の長さより長いために印字テープが捩れて裏面に露出する接着剤が印字物自身に接着してそれを損なってしまう等のトラブルの発生を極力無くし、安全な取扱いができる印字物を作成できる。
上記実施の形態では、印字テープ51への1つのデータの印字が終了すればカッタ27によって印字テープ51の印字済部分を切断して1枚のラベルを形成することを想定しているが、必ずしもそのような使用だけとは限らない。前回の印字済部分の切断を行わないままに次のデータの印字を続けて行うような場合もある。このような場合、今回のデータの印字に必要なテープ長Lがテープの種類等に応じて定められる最大テープ長Aより小さくとも、前回あるいは前回と前々回等、今回までの印字に使われたテープ長Bが取り除かれることなく装置本体外に残留していると、今回の印字が終了した時点では、A+Bの長さの印字テープ51が装置本体外に排出されることになり、その合計の長さが最大テープ長Aを超えるような場合に問題が生じる虞がある。
そこで、カッタ27が動作したことを検出可能なスイッチやセンサを設け、このセンサ等によりカッタ27の動作されたことを検出するとともに、カッタ27の切断動作以後の印字テープ51の搬送量を把握し、直近のカッタ動作以降のテープ搬送量を今回のデータ印字に必要とするテープ長に加えた長さが定められた印字可能なテープ長を超えるか否かを判断し、超える場合には、データの印字を行なわせない所定の処理を行うようにする。例えば、テープ搬送量を算出するためには、図8において、直近にカッタ27が動作した以降のテープ搬送量をステップS13の印字中にステッピングモータで構成する搬送モータ66のステップ数から算出することができ、あるいはステップS3のように印字するデータに基づいて求めることができる。そして、直近にカッタが動作された以降のテープ搬送量を算出するには、カッタに対応して設けるセンサ等の出力に基づいて、カッタ動作以降のテープ搬送量を積算し保持しておいてそれを利用する。また、図8のステップS4及びS11では、今回のデータの印字に必要なテープ長Lがテープの種類等に応じて定められる最大テープ長A以下であるか否か判断に代えて、今回のデータの印字に必要なテープ長Lに直近のカッタの動作以降のテープ搬送量を加えた長さが最大テープ長A以下であるか否かの判断を行えばよい。
本発明の実施形態に係るプリンタを前部から見た外観を示す斜視図。 そのプリンタを後部から見た外観を示す斜視図。 そのプリンタのカバーを開放した状態及びそのプリンタに装着されるテープカセットの斜視図。 そのプリンタのカバーを開放してテープカセットを装着した状態の正面図。 そのプリンタの電子回路の構成を示すブロック図。 そのプリンタの電子回路のROMに記憶されるデータの説明図。 そのプリンタの電子回路のROMに記憶されるデータの説明図。 そのプリンタの印字処理を示すフローチャート。 そのプリンタの印字処理を示すフローチャート。 そのプリンタのテープ残量検知センサの配置説明図。 そのテープ残量検知センサの動作説明図。 そのプリンタの印字処理を示すフローチャート。 そのプリンタの印字処理を示すフローチャート。
符号の説明
10…プリンタ 11…装置本体 14…キー入力部 15…表示部 16…カバー
20…カセット装填部 21…プラテンローラ 22…印字ヘッド(サーマルヘッド)
24…ピンチローラ 25…剥離部 26…印字テープ排出口 27…カッタ
30…テープ幅検出スイッチ 31…テープ種類検出スイッチ
33、34…テープ残量検出センサ 40…テープカセット 46…テープ幅識別部
47…テープ種類識別部 50…テープ部材 51…印字テープ 52…剥離テープ

Claims (16)

  1. テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するテープ幅検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長が、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ幅検出手段により検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  2. 剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するテープ種類検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長が、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ種類検出手段により検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  3. ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するテープ残量検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長が、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ残量検出手段により検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  4. テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するテープ幅検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ幅検出手段により検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  5. 剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するテープ種類検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ種類検出手段により検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  6. ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタにおいて、
    前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するテープ残量検出手段と、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求める演算手段と、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するテープ搬送量算出手段と、
    前記演算手段により求められたテープ長に前記テープ搬送量算出手段により算出されたテープ搬送量を加えた長さが、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記テープ残量検出手段により検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力手段から入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタ。
  7. 前記制御手段は、前記入力手段からのデータの入力を禁止することを特徴とする請求項1ないし6記載のプリンタ。
  8. 前記制御手段は、前記入力手段からのデータの入力に対して警告を行うことを特徴とする請求項1ないし6記載のプリンタ。
  9. 前記制御手段は、前記入力手段から入力されたデータの印字を禁止することを特徴とする請求項1ないし6記載のプリンタ。
  10. 前記制御手段は、前記入力手段から入力されたデータの印字に対して警告を発生することを特徴とする請求項1ないし6記載のプリンタ。
  11. テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    前記求められたテープ長が、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
  12. 剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    前記求められたテープ長が、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
  13. ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    前記求められたテープ長が、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
  14. テープ幅の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープのテープ幅を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、
    前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なるテープ幅の印字テープに対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出されたテープ幅の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
  15. 剛性の異なる複数種類の印字テープに印字可能であり、装置本体に装填された前記複数種類の印字テープのうちの1つの印字テープを搬送しつつ印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープの種類を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、
    前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、前記複数種類の異なる剛性の印字テープに対応して定められた印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された種類の印字テープに対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
  16. ロール状に巻回されて装置本体に装填された印字テープに印字を行い、印字された印字テープを裏面に塗布された接着剤が露出した状態で装置本体外に排出するように構成するとともに、印字された印字テープを切断するための切断手段を備えてなるプリンタによって行う印字方法であって、
    前記装置本体に装填された印字テープの残量を検出するステップと、
    前記装置本体に装填された印字テープに印字するデータを入力するステップと、
    前記入力手段から入力されたデータの印字に必要なテープ長を求めるステップと、
    直近に前記切断手段が動作されてからの印字テープの搬送量を算出するステップと、
    前記求められたテープ長に前記算出されたテープ搬送量を加えた長さが、印字テープの残量に対応して定められる印字可能な最大テープ長のうち、前記検出された残量に対応する印字可能な最大テープ長より大きい場合、前記入力されたデータの印字を制限するための所定の処理を行うステップと、
    を備えることを特徴とする印字方法。
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