JP2006315104A - シート処理装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 処理シートに一切の加工を施す必要なく、ロール状に巻回された処理シートの終端を検出することができるシート処理装置およびプログラムを提供することをその課題とする。
【解決手段】 ロール状に巻回された処理シートTの繰出部36に転接し、処理シートTを繰出しながら送る送り手段35と、送り手段35の下流側に位置して処理シートTを切断するフルカット手段53と、フルカット手段53の下流側に位置し、送り手段35の駆動に同期して処理シートTの有無を検出する検出手段132と、を備えたものである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロール状に巻回された処理シートを繰出して送りながら、該処理シートを所定の長さで切断するシート処理装置およびプログラムに関するものである。
従来、ロール状に巻回された状態でカートリッジに繰出し自在に収容された処理テープに、入力された情報を印刷してラベルを作成するラベル作成装置が知られている。この種のラベル作成装置では、テープ送り経路に臨んで上流側から、テープ送りを行うプラテンローラ、処理テープを所定の長さで切断するカッタ、処理テープが排出される排出口、が配設されており、送り手段によって処理テープを繰出しつつ送りながら印刷処理等が行われる。
上記のラベル作成装置において、予め処理テープのテープ終端部近傍に光反射率の高い金属テープが貼り付けられ、装置側の光センサがこの金属テープの反射光を検出することによってテープ終端を検出し、テープ終端を検出した場合には各動作を停止し、印刷データをリセットするといった制御が行われている(例えば特許文献1参照)。従って、ユーザが再度テープを補充し、必要に応じて再度情報を入力し、印刷処理を再実行させるといった煩雑な操作を行う手間を省くことができる。
特開平07−214828号公報
このような従来のラベル作成装置では、テープ終端を検出するために何らかの加工を予め処理テープ終端部近傍に施す必要があるが、上述の処理テープは、記録シートと剥離シートを重ね合わせた原反シートをロール状に巻回しておき、これをスライスして所定幅の原材テープを形成した後、この原材テープを繰出しながらテープコアに巻き付けて、所定の長さで切断して形成されている。従って、テープコアへの巻き始め端部近傍、すなわちカートリッジ内の処理テープの終端部近傍に何らかの加工を施すことは、処理テープ製造過程において手間となり製造コストの増大を招いてしまう。
上記の問題に鑑み、本発明は処理シートに一切の加工を施す必要なく、ロール状に巻回された処理シートの終端を検出することができるシート処理装置およびプログラムを提供することをその課題とする。
本発明のシート処理装置は、ロール状に巻回された処理シートの繰出部に転接し、処理シートを繰出しながら送る送り手段と、送り手段のシート送り方向下流側に位置し、処理シートを切断するフルカット手段と、フルカット手段のシート送り方向下流側に位置し、送り手段の駆動に同期して処理シートの有無を検出する検出手段と、を備えたことを特徴とする。
この場合、送り手段は、処理シートの先端がフルカット手段の位置にある状態から当該処理シートの送りを開始し、検出手段は、送り手段がフルカット手段から検出手段までの距離に相当する送り量分駆動したところで、処理シートの有無を検出する第1の検出を実行することが好ましい。
これらの構成によれば、検出手段が第1の検出において処理シート「有」を検出することによって、処理シートの送りが正常であることを確認することができ、処理シート「無」を検出することによって、処理シートの送りが異常であることを確認することができる。このシートの送り異常は、送り手段がシート送りを行っているが処理シート先端が検出手段の位置に達していないといった、いわゆるジャミングの他、処理シート終端が送り手段を通過し空送りとなっている場合がある。すなわち、上記の検出手段により、ジャミングとシートエンドとの双方を検出することが可能である。従って、処理シートには一切加工を施す必要がなく、シートエンドを検出できるので処理シートの製造コストを低減させることができる。また、同一の検出手段によりジャミングとシートエンドとの双方を検出するので効率的である。
また、この場合、検出手段による第1の検出において処理シート「無」を検出した場合、その旨を報知する報知手段を、さらに備えることが好ましい。
この構成によれば、処理シートのシートエンドを含めた処理シートの送り異常のときに、その旨を報知することによって、ユーザに対して処理シートの状態確認と的確な対応策を促すことができる。
また、この場合、検出手段は、フルカット手段による切断処理の後、処理シートの有無を検出する第2の検出をさらに実行することが好ましい。
この構成によれば、検出手段が第2の検出において処理シート「無」を検出することによって、フルカット手段による切断処理の後、処理シートが正常に排出されたことを確認することができ、検出手段が第2の検出において処理シート「有」を検出することによって、フルカット手段による切断処理の後、何らかの理由によって処理シートが排出されていないことを検出することができる。そして、検出手段が上述の第1の検出および第2の検出を実行する、すなわち1の検出手段が複数種の検出を実行するので、省スペース化が図れるとともにさらなる省コストが実現できる。なお、「何らかの理由」とは、フルカット手段に異物が付着する等の不具合により完全に切断処理が行われなかった場合や、シート排出口をふさぐように物が置かれている場合等が考えられる。
また、この場合、報知手段は、検出手段による第2の検出において処理シート「有」を検出した場合、さらにその旨を報知することが好ましい。
この構成によれば、処理シートが正常に排出されなかったときに、その旨を報知することによって、ユーザに対して処理シートの状態確認と的確な対応策を促すことができる。
また、これらの場合、処理シートは、シートカートリッジに繰出し自在に収容されており、シートカートリッジを着脱自在に装着するカートリッジ装着部をさらに備え、送り手段は、シートカートリッジのシート繰出し口より上流側に配設されていることが好ましい。
この構成によれば、処理シートが正常に送られていない場合、シートカートリッジを装置から取り外すことで、容易に装置に残された処理シートを取り除くことが可能となる。
また、これらの場合、処理シートに印刷を行う印刷手段、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、処理シートに画像や文字等の印刷を行う印刷装置において、上述の検出手段により、処理シートの終端検出や送り異常検出、排紙確認を実行することが可能となる。
さらに、これらの場合、処理シートは、記録シートと当該記録シートの裏面に貼着した剥離シートとから成り、フルカット手段のシート送り方向下流側、且つ検出手段の上流側に位置し、記録シートを切断するハーフカット手段と、ハーフカット手段のシート送り方向下流側、且つ検出手段の上流側に位置し、処理シートを排紙させる排紙手段と、をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、ハーフカット手段および排紙手段を備えることにより、フルカット手段からシート排出口までの送り経路が長くなり、且つこれら各手段は処理シートの送り異常の原因となる場合もある。従って、このような場合に上記の検出を実行することは非常に有効である。
本発明のプログラムは、上記のいずれかに記載のシート処理装置における各手段としてコンピュータを機能させることを特徴とする。
この構成によれば、処理シートに一切の加工を施す必要なく、ロール状に巻回された処理シートの終端を検出するためのプログラムを提供することができる。
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態に係るシート処理装置等をテープ処理装置に適用した場合について説明する。このテープ処理装置は、印刷部を有し、この印刷部において、記録テープとその裏面に貼着された剥離テープから成る処理テープに印刷を行い、その印刷済み部分をカットしてテープ片(ラベル)を得るものである。
図1は開蓋状態のテープ処理装置の外観斜視図である。同図に示すように、テープ処理装置1は、処理テープTに対して印刷を行う装置本体2と、処理テープTおよびインクリボンRを収容し、装置本体2に着脱自在に装着されるテープカートリッジCとを備えている。
装置本体2は装置ケース3により外殻が形成され、装置ケース3の前半部上面には、操作部110(図3参照)を構成するキーボード4が配設されている。装置ケース3の後半部上面の左部には、テープカートリッジCを着脱自在に装着することができるカートリッジ装着部20が窪入形成されている。
カートリッジ装着部20には、これを開閉する開閉蓋8が設けられており、開閉蓋8には、これを閉止した状態でテープカートリッジCの装着/非装着を視認するための覗き窓10が形成されている。また、装置ケース3の後半部上面の右部にはキーボード4からの入力結果等を表示する長方形のディスプレイ9が形成されている。
装置ケース3の左側部には、カートリッジ装着部20と外部を連通するテープ排出口11が形成され、このテープ排出口11に臨んで装置ケース3には、テープカートリッジCから繰り出された処理テープTを切断するためのカッタユニット50が内蔵されている。そしてカッタユニット50により処理テープTの印刷済み部分が切断されることで、テープ排出口11から印刷後の処理テープTのテープ片Ta(図示省略)が排出される。
一方、装置ケース3の右側部には、電源供給のための電源供給口とパーソナルコンピュータ等の外部装置と接続するための接続口(いずれも図示省略)が形成されている。また、両図では省略したが、装置ケース3の内部には、テープ処理装置1を統括制御する制御部100(図3参照)を構成する回路基板が搭載されている。
カートリッジ装着部20には、発熱素子を有しヘッドカバー24に覆われた印刷ヘッド22と、テープカートリッジCの処理テープTおよびインクリボンRを送るためのプラテン駆動軸23および巻取り駆動軸25が突設され、また、カートリッジ装着部20の裏側(内部)には、プラテン駆動軸23および巻取り駆動軸25を駆動する印刷送りモータ121(図3参照)やギア列等(図示省略)が内蔵されている。テープカートリッジCを上記のカートリッジ装着部20に装着すると、テープカートリッジCの貫通開口34に印刷ヘッド22が差し込まれるとともに、プラテンローラ35およびリボン巻取りリール32にプラテン駆動軸23および巻取り駆動軸25がそれぞれ係合する。また、処理テープTの繰出し端部は、テープカートリッジCからわずかに突出しており、その先端は装着した状態でカッタユニット50(フルカット機構53;図2参照)に臨んでいる。そして、開閉蓋8を閉塞すると、これに連動して、印刷ヘッド22が、上記の貫通開口34の部分で処理テープTおよびインクリボンRを挟み込んでプラテンローラ35に当接し、印刷待機状態となる。
そして、印刷が指令されると、プラテンローラ35およびリボン巻取りリール32を駆動して処理テープTおよびインクリボンRを送りながら、上記のキーボード4等から入力された文字等の入力データに基づいて、印刷ヘッド22により印刷が行われる。印刷後、処理テープTのみがテープカートリッジCのテープ繰出口36を介してテープ排出口11から装置外部に排出され、インクリボンRは貫通開口34の壁面を周回してリボン巻取りリール32に巻き取られるようになっている。なお、カートリッジ装着部20の隅部には、複数のマイクロスイッチで構成され、処理テープTの種別を識別するためのテープ種別検出センサ131(図3参照)が設けられている。
処理テープTは、裏面に粘着材層が設けられた樹脂(例えばポリエチレンテレフタレート)製の記録テープSrと、この粘着剤層により貼付された上質紙製や樹脂製の剥離テープSpとから構成されており、記録テープSrの印刷面には、熱転写によるインクの乗りが良好になるように加工されている。そして、処理テープTは、記録テープSrを外側にし、かつ剥離テープSpを内側にして、テープリール37にロール状に巻回されてカートリッジケース33内に収容されている。また、テープカートリッジCに収容されている処理テープTは幅別および色別の複数種類のものが用意されている。カートリッジケース33の裏面には、小さな複数の被検出孔(図示省略)が形成されており、上記のテープ種別検出センサ131によってこの複数の被検出孔が識別され、処理テープTの種別を識別するようになっている。
プラテンローラ35により送り出された印刷済みの処理テープTは、印刷済み部分を切断するカッタユニット50に送られる。ここで、カッタユニット50廻りについて説明する。図2はカッタユニット50廻りの外観斜視図である。同図に示すように、カッタユニット50は、カートリッジ装着部20とテープ排出口11との間に配設されており、処理テープTの記録テープSrおよび剥離Spテープの両方をハサミ形式で切断するフルカット機構53と、フルカット機構53に対してテープ送り方向下流側に配設され、処理テープTの記録テープSrのみをストッパ付のハサミ形式で切断するハーフカット機構54と、ハーフカット機構54に対してテープ送り方向下流側に配設され、フルカット機構53の駆動に同期回転して切断されたテープ片Taを強制的に排出する排出機構45と、を備えている。
さらに、排出機構45に対してテープ送り方向下流側には、処理テープTの有無を検出するテープ有無検出センサ132が配設されている。テープ有無検出センサ132は、発光素子132a(発光ダイオード)および受光素子132b(フォトトランジスタ)が組み込まれたフォトインタラプタで構成されており、所定のタイミングで処理テープTの有無を検出する。すなわち、テープ有無検出センサ132は省電力とすべく常時OFFとなっていて、検出を行うタイミングでON(作動)されるようになっている(詳細は後述する)。
次に、図3を参照して、テープ処理装置1の制御系の構成について説明する。テープ処理装置1は、キーボード4およびディスプレイ9を有し、ユーザによる文字情報の入力や各種情報の表示等のユーザインタフェースをつかさどる操作部110と、テープカートリッジC、印刷ヘッド22および印刷送りモータ121を有し、処理テープTおよびインクリボンRを送りながら処理テープT上に入力された文字情報に基づいて生成した印刷データを印刷する印刷部120と、フルカット機構53・ハーフカット機構54およびこれらをそれぞれ駆動するフルカッタモータ51およびハーフカッタモータ52を有し、印刷済みの処理テープTにフルカットおよびハーフカットを行うカッタユニット50と、テープ種別検出センサ131およびテープ有無検出センサ132等の各種センサを有し、各種検出を行う検出部130と、ディスプレドライバ141、ヘッドドライバ142、印刷送りモータドライバ143、カッタモータドライバ144、を有し、各部を駆動する駆動部140と、各部と接続され、テープ処理装置1全体を制御する制御部100とにより構成されている。なお、排出機構45(図2参照)は、フルカッタモータ51により駆動する。
制御部100は、CPU101、ROM102、RAM103および入出力制御装置(IOC:Input Output Controller)104を備え、互いに内部バス105により接続されている。そして、CPU101はROM102内の制御プログラムにしたがって、IOC104を介してテープ処理装置1内の各部から各種信号・データを入力する。また、入力した各種信号・データに基づいて、RAM103内の各種データを処理し、IOC104を介してテープ処理装置1内の各部に各種信号データを出力し、これにより印刷処理の制御等を行う。
ここで、テープ処理装置1による印刷処理および印刷処理に伴って(印刷送りモータ121の駆動に同期して)行われる、テープ有無検出センサ132による処理テープTの検出について説明する。印刷処理は、ユーザによって任意の情報がキーボード4等を介して入力された後、ユーザによる所定のキー操作(印刷指令)をトリガとして開始される。図4および図5のフローチャートに示すように、ユーザが所定のキー操作を行い印刷の指示を行うと、この指示を受けテープ処理装置1は、印刷送りモータ121の駆動を開始し印刷処理を開始する(S01)。そして、印刷送りモータ121がフルカット機構53からテープ有無検出センサ132までの距離となるセンサ−カッタ間距離に相当する送り量分駆動したとき(S02:Yes)、テープ処理装置1(CPU101)は、テープ有無検出センサ132を作動(ON)し、処理テープTの有無を検出する(S03;第1の検出)。なお、センサ−カッタ間距離に相当する送り量は、印刷送りモータ121がステッピングモータである場合には、そのステップ数、DCモータである場合にはこれに設けたエンコーダのパルス数に換算され、実行される。
処理テープTの検出(S03)において、処理テープ「有」を検出した場合(S04:Yes)、すなわち、処理テープTがテープ有無検出センサ132の位置に達している場合には、テープ送りに異常がないと判断し、印刷処理をそのまま続行する(S05)。一方、処理テープTの検出(S03)において、処理テープ「無」を検出した場合(S04:No)、すなわち、処理テープTがテープ有無検出センサ132の位置に達していない場合には、テープエンドを含めテープ送りに異常ありと判断し、ユーザに処理テープTの確認を促すため、ディスプレイ9にその旨のメッセージ表示を行い(S06)、処理を中断する。
また、続行した印刷処理が終了し(S07)、ハーフカット機構54によるハーフカット処理およびフルカット機構53によるフルカット処理を含めた切断処理が順に行われ、さらにフルカット処理に同期して排紙機構45による排紙処理が実行された後(S08)、排紙処理の終了をテープ処理装置1(CPU101)が確認すると、テープ処理装置1(CPU101)は、再びテープ有無検出センサ132を作動(ON)し、処理テープTの有無を検出する(S09;第2の検出)。この処理テープTの検出(S09)において、処理テープ「無」を検出した場合(S10:Yes)、テープ有無検出センサ132の位置に処理テープTが存在しないことから、切断されたテープ片が正常にテープ排出口11から排出されたと判断し、印刷処理を完了する(S11)。
一方、処理テープTの検出(S09)において、処理テープ「有」を検出した場合(S10:No)、テープ有無検出センサ132の位置に処理テープTが存在していることから、何らかの原因により処理テープが排紙機構45近辺に残っている、すなわち排紙処理が正常に実行されていないと判断し、ユーザに処理テープTの確認を促すため、ディスプレイ9にその旨のメッセージ表示を行う(S12)。なお、上記のメッセージ表示(S06およびS12に該当)に代えて、インジケータやLEDによって表示を行ってもよい。また、検出結果「無」の場合のメッセージ表示(S06に該当)では、「テープが正常に送られていません」といった趣旨のメッセージとし、検出結果「有」の場合のメッセージ表示(S12に該当)では、「テープが正常に排出されていません」といった趣旨のメッセージを表示してもよい。これにより、より詳細な情報をユーザに報知することが可能となる。
また、1回目のテープ有無検出(S03に該当)における、テープ有無検出センサ132を作動させるタイミングの設定については、例えば印刷送りモータ121が、フルカット機構53からテープ有無検出センサ132までの距離となるセンサ−カッタ間距離に相当する送り量分駆動するステップ数を算出し、印刷送りモータ121のステップ数が算出した所定のステップ数に達する直前でテープ有無検出センサ132を作動(ON)させればよい。
このように、本実施形態に係るテープ処理装置1は、カッタユニット50(フルカット機構53・ハーフカット機構54)および排紙機構45の送り方向下流側に処理テープTの有無を検出するテープ有無検出センサ132を設け、印刷送りモータ121が上記のセンサ−カッタ間距離に相当する送り量分駆動したときに処理テープTの検出を実行するので、この検出において処理テープT「無」を検出することにより処理テープTの送りが異常であることを検出できる。このテープ送り異常は、プラテンローラ35がテープ送りを行っているが処理テープ先端がテープ有無検出センサ132の位置に達していないといった、いわゆるジャミングの他、処理テープ終端がプラテンローラ35を通過し空送りとなっている場合がある。すなわち、この検出によりジャミングとテープエンドとの双方を検出することが可能である。従って、処理テープには一切の加工を施す必要がなく、テープエンドを検出できるので処理テープの製造コストを低減させることができる。また、同一の検出センサによりジャミングとテープエンドとの双方を検出できるのでより効率的である。
なお、処理テープTの終端がテープコアに接着されている場合には、処理テープTの終端がプラテンローラ35を通過することはないが、処理テープTが残り僅かな状態になると、処理テープTの終端がテープコアに接着されていることによりプラテンローラ35が回転しているにも拘らず処理テープTの送りが行われなくなる。従って、処理テープTの終端がテープコアに接着されている場合であっても、1回目のテープ有無検出(S03に該当)において処理テープT「無」を検出することにより、処理テープTのテープエンドを検出することができる。
さらに、排紙機構45による排紙処理の終了を確認したときにも処理テープTの検出を実行するので、フルカット機構53に異物が付着する等の不具合により完全に切断処理が行われなかった場合や、テープ排出口11をふさぐように物が置かれている等の原因により生じる可能性がある、排紙処理後のテープ詰まりを検出することが可能となる。また、これらの検出を同一のセンサで実行する、すなわち1のセンサにおいて複数種の検出を行うことができるので、省スペース化が図れ、装置の小型化を実現できるとともに、センサを設置するためのコストをも低減させることが可能である。
なお、1回目のテープ有無検出(図4;S03に該当)において処理テープ「無」を検出した場合、ディスプレイ9にメッセージ表示を行った後、ユーザの所定のキー操作をトリガとしてプラテンローラ35によるテープ送りを再開し、再度テープ検出を実行する構成でもよい。さらにこの場合、このテープ検出において処理テープT「有」を検出するまで、印刷処理および切断処理を禁止し、ユーザへのメッセージ表示を継続することが好ましい。
また、2回目のテープ有無検出(図5;S09に該当)において処理テープ「有」を検出した場合にも、ユーザの所定のキー操作をトリガとして再度テープ検出を実行し、テープ検出において処理テープT「有」を検出している間は、新規処理の開始を禁止してもよい。
また、本実施形態で説明したハーフカット機構54や排紙機構45を省略した構成にも本発明を適用可能であることは言うまでもない。さらに、処理テープTに印刷を行うテープ処理装置に限らず、処理テープに対して切り抜き処理を行う切り抜き装置や、点字打刻を行う点字打刻装置にも本発明を適用可能である。また、処理対象物としてテープに限らず例えばロール紙のような紙媒体であってもよい。
さらに、上記の例に示した、テープ処理装置1の各部(各機能)をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記憶媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリースティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク等を利用することができる。
また、上述した実施例によらず、テープ処理装置1の装置構成や処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。
開蓋状態のテープ処理装置の外観斜視図である。 カッタユニット廻りの外観斜視図である。 テープ処理装置の制御系のブロック図である。 印刷およびテープ検出のタイミングを示すフローチャートである。 印刷およびテープ検出のタイミングを示すフローチャートである。
符号の説明
1…テープ処理装置 11・・・テープ排出口 20…カートリッジ装着部
35…プラテンローラ 36・・・テープ繰出口 50…カッタユニット
53…フルカット機構 54・・・ハーフカット機構 45…排出機構
132…テープ有無検出センサ C・・・テープカートリッジ T…処理テープ

Claims (9)

  1. ロール状に巻回された処理シートの繰出部に転接し、前記処理シートを繰出しながら送る送り手段と、
    前記送り手段のシート送り方向下流側に位置し、前記処理シートを切断するフルカット手段と、
    前記フルカット手段のシート送り方向下流側に位置し、前記送り手段の駆動に同期して前記処理シートの有無を検出する検出手段と、を備えたことを特徴とするシート処理装置。
  2. 前記送り手段は、前記処理シートの先端が前記フルカット手段の位置にある状態から当該処理シートの送りを開始し、
    前記検出手段は、前記送り手段が前記フルカット手段から前記検出手段までの距離に相当する送り量分駆動したところで、前記処理シートの有無を検出する第1の検出を実行することを特徴とする請求項1に記載のシート処理装置。
  3. 前記検出手段による第1の検出において前記処理シート「無」を検出した場合、
    その旨を報知する報知手段を、さらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のシート処理装置。
  4. 前記検出手段は、前記フルカット手段による切断処理の後、前記処理シートの有無を検出する第2の検出をさらに実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のシート処理装置。
  5. 前記報知手段は、前記検出手段による第2の検出において前記処理シート「有」を検出した場合、さらにその旨を報知することを特徴とする請求項4に記載のシート処理装置。
  6. 前記処理シートは、シートカートリッジに繰出し自在に収容されており、
    前記シートカートリッジを着脱自在に装着するカートリッジ装着部をさらに備え、
    前記送り手段は、前記シートカートリッジのシート繰出し口より上流側に配設されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のシート処理装置。
  7. 前記処理シートに印刷を行う印刷手段、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のシート処理装置。
  8. 前記処理シートは、記録シートと当該記録シートの裏面に貼着した剥離シートとから構成され、
    前記フルカット手段のシート送り方向下流側、且つ前記検出手段の上流側に位置し、前記記録シートを切断するハーフカット手段と、
    前記ハーフカット手段のシート送り方向下流側、且つ前記検出手段の上流側に位置し、前記処理シートを排紙させる排紙手段と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のシート処理装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のシート処理装置における各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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