JP2002046308A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2002046308A
JP2002046308A JP2000232835A JP2000232835A JP2002046308A JP 2002046308 A JP2002046308 A JP 2002046308A JP 2000232835 A JP2000232835 A JP 2000232835A JP 2000232835 A JP2000232835 A JP 2000232835A JP 2002046308 A JP2002046308 A JP 2002046308A
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roller
auxiliary
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JP2000232835A
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English (en)
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Junichi Yoshikawa
淳一 吉川
Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
Koichi Tanno
幸一 丹野
Masaya Shinmachi
昌也 新町
Takashi Kasahara
隆史 笠原
Fumihiro Gotou
史博 後藤
Ken Aoi
謙 青井
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作が簡単で、外観上も不快感のない、高品
位で印字領域を拡大した出力結果が得られる記録装置を
提供すること。 【課題を解決するための手段】 記録媒体1に記録を行
なう記録ヘッド5を有する記録装置21において、あらか
じめ弱粘着材が片面側に塗布された補助シート31と、記
録開始前に前記記録媒体に前記補助シート31を貼り付け
る補助シート貼付機構29と、を有することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体に記録を
行なう記録手段と、記録媒体を搬送する搬送手段と、を
有する記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置について図8を用いて説
明する。図8は一般的なインクジェットプリンタの説明
図である。
【0003】記録媒体101は矢印102の方向に、図示しな
い給送部から1枚ずつ分離・給送され、記録時にシート
搬送を行うフィードローラ103とピンチローラ104にて挟
み込まれ、さらに下流に搬送されて行く。ピンチローラ
104はバネ等の弾性体でフィードローラ103に圧接されて
いる。
【0004】その下流側には記録媒体搬送方向に交差す
る方向に往復運動をする記録ヘッド105が配されてい
て、インク滴を噴射するノズル部106から記録位置にお
いて記録媒体101を保持するプラテン107に向けてインク
滴を噴射して記録媒体101に記録する。
【0005】その下流側には排出ローラ108及び拍車ロ
ーラ109が配されていて、排出ローラ108と拍車ローラ10
9に挟まれて記録した後の部分の記録媒体101を矢印112
の方向に排出していく。
【0006】記録媒体101を下流に搬送する場合、基準
送りを司るのはフィードローラ103であり、排出ローラ1
08は記録媒体101のたるみ等を排除すべく張力を印加す
る等の補助的役割を担う。ここで、記録後の記録媒体10
1はインクによってまだ完全に乾燥していないため、そ
の画像を乱さないようにすべく、拍車ローラ109の先端
は細い突起状に形成されており、その記録媒体101に対
する保持力はフィードローラ103の保持力に対して小さ
い。また、排出ローラ108は、記録媒体101に対し、たる
まないように張力をかけるため、排出ローラ108の周速
はフィードローラ103より若干速くするようにするのが
普通である。
【0007】このとき、フィードローラ103からの回転
力は伝達ローラ110等の伝達機構を介して排出ローラ108
に伝達されるが、伝達ローラ110は矢印111方向に弱弾性
体で付勢して外周の摩擦力にて伝達させる等の機構にし
て、ここの部分でフィードローラ103と排出ローラ108の
周速差を滑りにより吸収して、適度な張力を発生させつ
つ、記録媒体101への過度のストレスや記録媒体101の破
れを防止するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の機構に
よると、記録媒体101の搬送方向上流側の端部へ記録す
る場合、記録媒体101の搬送方向の上流側の端部がフィ
ードローラ103とピンチローラ104による保持から抜けた
後の範囲においては、正確に記録媒体を搬送することが
できないおそれがある。
【0009】すなわち、フィードローラ103とピンチロ
ーラ104による保持から抜けた後、記録媒体101の搬送を
司るのは排出ローラ108であるが、上記のように、排出
ローラ108は、基準送りを司るフィードローラ103よりも
周速を若干速めたり、記録媒体101に対する保持力を弱
めたりしているため、正確に記録媒体101を搬送するこ
とができないおそれがある。少なくともピンチローラ10
4と記録ヘッド105のノズル部106の搬送方向上流部との
距離Xが、正確に記録媒体101を搬送することができな
いおそれが生じる範囲に相当する。
【0010】近年、写真画質の記録用途に対するニーズ
が高まってきており、高品位の画像を広範囲に記録する
必要性が高まっているが、先述した距離Xの存在のため
にそれを満足することが困難な状況にある。
【0011】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、操作が簡単で、外観上も不快感のな
い、高品位で印字領域を拡大した出力結果が得られる記
録装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、記録媒体に記録を行な
う記録手段を有する記録装置において、あらかじめ弱粘
着材が片面側に塗布された補助シートと、記録開始前に
前記記録媒体に前記補助シートを貼り付ける貼付手段
と、を有することを特徴とする。
【0013】記録媒体の基準送りを司る搬送手段を有
し、前記補助シートは、前記基準送りを司る搬送手段が
前記記録手段よりも搬送方向上流側に位置するときは、
記録媒体の搬送方向上流側の端部に貼り付けられ、基準
送りを司る搬送手段が前記記録手段よりも搬送方向下流
側に位置するときは、記録媒体の搬送方向下流側の端部
に貼り付けられることを特徴とする。
【0014】上記目的を達成するための本発明に係る代
表的な構成は、記録媒体に記録を行なう記録手段を有す
る記録装置において、あらかじめ弱粘着材が片面側に塗
布された補助シートと、記録開始前に前記記録媒体に前
記補助シートを貼り付ける貼付手段と、を有することを
特徴とする。
【0015】上記構成にあっては、補助シートが記録媒
体に貼り付けられることにより、記録中は常に、基準送
りの搬送手段により搬送されるため、記録媒体端部の記
録品位を向上させることができる。また、補助シートに
塗布されるのは弱粘着材のため、記録媒体には粘着材が
残らず、使用上も簡単で外観上も不快感のない出力結果
が高品位に得られる記録装置を提供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図1乃至
図7を用いて、本発明を適用した記録装置の第1実施形
態について具体的に説明する。
【0017】以下の説明の順序としては、まず記録装置
の全体構成について説明し、次に記録品位を高めるため
の補助シート31を貼り付ける補助シート貼付機構29の構
成及び動作について説明する。さらに、記録媒体1に前
記補助シート31を貼り付けた状態及びその状態での記録
の様子について説明をし、最後に本発明の制御ブロック
図について説明をする。
【0018】まず、図1及び図2を用いて、記録装置の
全体構成を説明する。
【0019】図1は本発明の記録装置の概略構成を表す
断面図である。また、図2は本発明の記録部の概略構成
を表す断面図である。
【0020】記録装置21の下部には記録媒体1を積載収
納してある給送カセット22が配されていて、その積載さ
れた記録媒体1の搬送方向上流側に、記録品位を高める
ための補助シートを貼り付ける、補助シート貼付機構29
が具備されている。
【0021】補助シート貼付機構29は積載された記録媒
体1の残量の変化に対応できるよう、また貼付動作上の
必要性から(後述)、補助シート貼付機構29がリンク30
にて昇降するようになっている。ここで、補助シート貼
付機構29の昇降動作は図示しない駆動手段にて行われ
る。
【0022】積載された記録媒体1の束の最上部の1枚
に補助シート貼付機構29にて補助シート(後述)を貼り
付け、その後給送ローラ23、分離爪24等の公知の手段に
て1枚ずつ分離・給送されてUターンローラ25に給送さ
れ、さらにUターンパス26を通過して上方の記録部27に
給送されていく。
【0023】図2に示すように、記録部27は、記録媒体
1に記録を行なう記録手段としての記録ヘッド5と、記
録ヘッド5よりも記録媒体1の搬送方向上流側に位置
し、記録媒体1を搬送する第1搬送手段15と、記録ヘッ
ド5よりも記録媒体1の搬送方向下流側に位置し、記録
媒体1を搬送する第2搬送手段16を有する。
【0024】第1搬送手段15は、矢印2の方向に記録時
にシート搬送を行うフィードローラ3とピンチローラ4
を有し、第2搬送手段16は、排出トレイ28に記録媒体1
を排出する排出ローラ8と拍車ローラ9を有する。ここ
で、拍車ローラ9とは記録媒体1に対する接触面積が小
さく、インク吐出によってインク像が記録された記録媒
体1の記録面側に接触しても、該インク像を乱すことが
ない回転体をいう。
【0025】記録部27において、まず記録媒体1は、フ
ィードローラ3とピンチローラ4にて挟み込まれ、記録
位置へと搬送される。ここで、ピンチローラ4はバネ等
の弾性体でフィードローラ3に圧接される。
【0026】次に、記録位置へと搬送された記録媒体1
には、プラテン7に保持されつつ、録媒体1の搬送方向
と交差する方向に往復運動をしながら記録を行なう記録
ヘッド5のノズル部6からインク滴が噴射され、画像が
形成される。
【0027】このようにして画像が形成された記録媒体
1は、排出ローラ8及び拍車ローラ9にて挟み込まれ、
矢印12の方向に排出され、排出トレイ28に積載されて一
連の記録の動作を終える。
【0028】記録後に記録媒体1を記録位置から搬送方
向下流に搬送する場合、基準送りを司る搬送手段は第1
搬送手段15であり、第2搬送手段16は記録媒体1のたる
み等を排除すべく張力を印加する等の補助的役割を担
う。ここで、第2搬送手段16中の拍車ローラ9の先端は
細い突起状に形成されており、拍車ローラ9の記録媒体
1に対する保持力はフィードローラ3の保持力に対して
小さい。
【0029】また、第2搬送手段16中の排出ローラ8
は、記録媒体1に対し、たるまないように張力をかける
ため、排出ローラ8の周速はフィードローラ3よりも若
干速くするようにするのが普通である。
【0030】このとき、フィードローラ3からの回転力
は伝達ローラ10等の伝達機構を介して排出ローラ8に伝
達されるが、伝達ローラ10は矢印11方向に、弾性力の弱
い弾性体で付勢して外周の摩擦力にて伝達させる等の機
構にする。そして、この部分でフィードローラ3と排出
ローラ8の周速差を滑りにより吸収し、適度な張力を発
生させつつ、記録媒体1への過度のストレスや記録媒体
1の破れを防止するようになっている。
【0031】次に、図3及び図4を用いて補助シートを
貼り付ける貼付手段としての補助シート貼付機構29の構
成及び動作について説明する。
【0032】図3及び図4は本発明の補助シート貼付機
構29の動作説明図である。
【0033】図3に示すように、補助シート貼付機構29
は、補助シート31を、内部に装填可能な構成となってい
る。
【0034】補助シート31には、弱粘着材が補助シート
31の一部位31aの下方片面にあらかじめ塗布されてお
り、補助シート31を複数枚、弱粘着材にて積層して貼り
合わせた形にしたものを束にしてある。即ち、補助シー
ト31の束は、いわゆる糊付き付箋紙の糊面を下にして載
置した形態になっている。ここで弱粘着材とは、補助シ
ート31の貼付及び剥離を容易にするために適当な粘着力
をもち、かつ記録媒体1から補助シート31を剥離させた
ときに、粘着材が記録媒体に残らない程度の粘着力を有
するものとする。
【0035】補助シート31の束の上方には補助シート押
さえ32が押さえレバー33にて支持されていて、上下方向
に昇降動作するように駆動される。補助シート31の束は
その残量に応じて厚みが変化するので、補助シート押さ
え32及びレバー33は、その厚み変動に追従するようにな
っており、また適切な圧力で押さえられるように圧力発
生手段も有している。
【0036】一方、図3に示すように、分離ローラ34は
ゴム等の摩擦係数の高い材質で形成してあり、軸35にて
回転軸支されている。また分離ローラ34は、分離ローラ
レバー36によって、補助シート31に対して当接し圧力を
付勢する状態の圧接位置と、補助シート31に対して離れ
た状態の離間位置とにそれぞれ移動できるようになって
いる。この機構も補助シート押さえ32と同様に補助シー
ト31の束の厚み変動に追従するようになっており、ま
た、適切な圧力で押さえられるように圧力発生手段も有
している。
【0037】補助シート押さえ32の昇降動作、分離ロー
ラ34の回転駆動動作、分離ローラレバー36の上下動作の
駆動機構は図示しないギア、カム等の機構とモーター、
ソレノイド等、公知の機構の組み合わせにて構成できる
ので、ここでは省略する。
【0038】図3(a)の状態が記録動作前の待機状態
であり、補助シート貼付機構29が記録媒体1と離れてい
て、分離ローラ34と補助シート押さえ32が共に補助シー
ト31に対しても離れた状態にある。
【0039】次に、図3(b)のように補助シート貼付
機構29が記録媒体1に圧接されて、かつ補助シート押さ
え32が補助シート31に圧接した状態に移行する。
【0040】この状態により、補助シート31は記録媒体
1の最上部の1枚に補助シート押さえ32にて発生された
圧力によって押さえつけられる形になり、その下面に塗
布された粘着材により、補助シート31が記録媒体1に張
り付くことになる。さらに、分離ローラ34も補助シート
31に圧接した状態に移行する。
【0041】このとき、補助シート貼付機構29は、補助
シート31の一部にのみ塗布されている弱粘着材14(図6
参照)を、記録媒体1と補助シート31とが重なった部分
にのみ存在するように貼り付ける。これにより、記録媒
体1の搬送をする際、弱粘着材14が装置内に貼り付き、
記録媒体1の搬送を阻害することがない。
【0042】そして、図3(c)のように、分離ローラ
34は矢印37の方向に回動を開始する。ここで、分離ロー
ラ34が補助シート31と接触する部分の補助シート31には
粘着材が無いので、分離ローラ34の回転動作によって、
補助シート31は一枚ずつめくられ、分離ローラ34の上部
に持って行かれるようになる。
【0043】ところで、分離前の補助シート31を挟んだ
分離ローラ34の対向する部位には、摩擦係数の高い材質
で形成されている分離シート38が配されていて、最下部
の1枚においてはこの分離シート38と補助シート31との
摩擦力の作用により、めくられることなくそのままの平
面状態を保つ。
【0044】この状態を示したものが図3(d)であ
り、補助シート31の束の最下部の補助シート31bが1枚
残っている状態を示している。この後、補助シート押さ
え32を、補助シート31に対して離間した状態に移行させ
るべく上昇させた状態が同様に示されている。
【0045】次に図4を用いて、分離爪39の作用を説明
する。
【0046】図4(a)に示すように、分離爪39は、分
離リンクレバー40、41と共に、補助シート貼付機構29に
対して軸支されており、また、図3に記載した分離ロー
ラ34や補助シート押さえ32の機構と干渉しない位置に配
されている。分離リンクレバー40も分離ローラ34等と同
様に図示しない公知の駆動手段にて駆動されるようにな
っている。
【0047】最下部の補助シート31b以外の補助シート
31は、既に分離ローラ34によって分離ローラ34の上部に
持ち上げられているので、分離ローラ34と同じ位置にあ
る分離爪39の上部に同様に補助シート31が持ち上げられ
ている。
【0048】この状態から分離リンクレバー40、41を駆
動して、図4(b)に示すように、分離爪39を左方に移
動させることによって、補助シート31の一部位31aにて
粘着材で接合してある最下部の補助シート31bとその他
の補助シート31を分離させることができる。
【0049】その後、図4(c)に示すように、図1に
示した給送ローラ23を駆動開始することで、記録媒体1
の最上部の1枚と補助シートの最下部の1枚が張り付い
たまま、矢印42の方向に引き出されて、記録部27に給送
されて記録されていくことになる。
【0050】次に、図2、図5、図6を用いて記録媒体
1に前記補助シート31を貼り付けた状態、及びその状態
での記録の様子についての説明をする。
【0051】図5は記録媒体1に補助シート31が貼り付
けられた状態を示す斜視図であり、図6は記録媒体1に
補助シート31が貼り付けられた状態を示す断面図であ
る。
【0052】記録媒体1の記録面は図中の上面であり、
この反対面側、即ち非記録面側に補助シート31が弱粘着
材14により貼り付いている。
【0053】図6は図5の断面を表した図である。補助
シート31は、補助シート31上面の弱粘着材14にて記録媒
体1に貼り合わされた形を表している。
【0054】このように記録媒体1と補助シート31は、
一体となって記録部27に給送される。
【0055】図2では記録媒体1の搬送方向の上流側の
端部に記録する状態を示しており、ノズル部6に対向す
る地点に記録媒体1の搬送方向の上流側の端部が位置し
ている。
【0056】この時、記録媒体1の搬送方向の上流側の
端部はフィードローラ3からははずれているが、補助シ
ート31がフィードローラ3の位置に残っているため、記
録媒体1及び補助シート31は、記録中には常に、第1搬
送手段15及び第2搬送手段16により搬送される。これに
よって基準送りを司るフィードローラ3の回転による正
確な回転制御が記録媒体1に伝達されて、正確な記録結
果が得られることになる。
【0057】補助シート31の弱粘着材14は剥離しやすい
粘着力にする必要があるが、剥離しやすい粘着力であっ
ても、せん断力は十分な強度が得られるため、記録媒体
1及び補助シート31との搬送方向の粘着力は十分得ら
れ、機能上問題なく搬送が実現できる。
【0058】記録後は上述したように、排出トレイ28に
排出されて積載されるので、使用者の手によって貼り付
けられた補助シート31を剥離させることによって、元の
記録媒体1の形にする事ができ、一連の記録のための過
程を終えることになる。
【0059】ここで補助シート31は記録媒体1に貼り付
けられて記録され、その後排出されてしまうので、消耗
品である。使用者によって必要時にはその束の形態で補
助シート貼付機構29内部に補充できるようになってい
る。
【0060】次に、本発明の制御ブロック図について説
明をする。図7に本発明の制御ブロック図に示す。
【0061】パソコン等の外部ホストより入力された記
録情報51がポート52を介してCPU53に入力されると、
ROM54にあらかじめ組み込まれているプログラムに則
り、RAM55上への記録データの展開や、各種アクチュ
エイターを動作させる発令を行う。指令はポート52を介
してドライバー回路56に出され、そこに接続されている
記録ヘッド57,各種アクチュエイター/センサー58に伝
達され、それぞれを駆動するようになっている。
【0062】(他の実施形態)上述した実施形態では、
搬送手段が記録手段の上流と下流の双方に存在する実施
例を用いて説明したが、上流側にのみ搬送手段を配し
て、下流側には搬送手段を具備しない実施形態にも適用
する事が可能である。すなわち、この場合の従来技術
は、上流側の搬送手段から記録媒体がはずれた後の下端
領域への記録は不可能な系であるが、本発明の補助シー
トを貼り付けることによって、記録媒体の下端一杯まで
搬送し続けることが可能になるので、下端領域への記録
が可能になり、記録領域を広げることができる。
【0063】さらに、上述した実施形態では、基準送り
を司る搬送手段が記録手段よりも搬送方向上流側に位置
し、補助シートを記録媒体の搬送方向の上流側の端部に
貼り付ける記録装置を示したが、基準送りを司る搬送手
段が記録手段よりも搬送方向下流側に位置する場合に
は、補助シートを記録媒体の搬送方向の下流側の端部に
貼り付ける構成にすることによって、記録装置は同様の
効果が期待できる。
【0064】また、先述した実施形態では補助シートを
貼り付ける例を説明してきたが、本発明の実施形態で補
助シートを貼り付けないで記録することが可能なことは
自明であり、補助シートを貼り付ける場合と貼り付けな
い場合を、ホストからの指示により切り替えることが可
能であり、例えば記録媒体1の搬送方向の上流側の端部
の余白を狭くする必要のない通常記録時には補助シート
を貼り付けないようにして無駄に補助シートを使用する
ことを避けるようにすることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録開始前に補助シートが記録媒体に貼り付けられるこ
とにより、記録中は常に基準送りローラにて記録媒体が
搬送されるため、記録媒体端部の記録品位を向上させる
ことができる。また、補助シートに塗布されるのは弱粘
着材のため、記録媒体には粘着材が残らず、使用上も簡
単で外観上も不快感のない出力結果が高品位に得られる
記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の概略構成を表す断面図であ
る。
【図2】本発明の記録部の概略構成を表す断面図であ
る。
【図3】本発明の補助シート貼付機構の動作説明図であ
る。
【図4】本発明の補助シート貼付機構の動作説明図であ
る。
【図5】記録媒体に補助シートが貼り付けられた状態を
示す斜視図である。
【図6】記録媒体に補助シートが貼り付けられた状態を
示す断面図である。
【図7】本発明の制御ブロック図である。
【図8】一般的なインクジェットプリンタの説明図であ
る。
【符号の説明】
X …距離 1 …記録媒体 3 …フィードローラ 4 …ピンチローラ 5 …記録ヘッド 6 …ノズル部 7 …プラテン 8 …排出ローラ 9 …拍車ローラ 10 …伝達ローラ 14 …弱粘着材 21 …記録装置 22 …給送カセット 23 …給送ローラ 24 …分離爪 25 …Uターンローラ 26 …Uターンパス 27 …記録部 28 …排出トレイ 29 …補助シート貼付機構 30 …リンク 31 …補助シート 31a …一部位 31b …最下部の補助シート 32 …補助シート押さえ 33 …レバー 34 …分離ローラ 35 …軸 36 …分離ローラレバー 38 …分離シート 40 …分離リンクレバー 41 …分離リンクレバー 51 …記録情報 52 …ポート 53 …CPU 54 …ROM 55 …RAM 56 …ドライバー回路 57 …記録ヘッド 58 …各種アクチュエイター/センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丹野 幸一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 新町 昌也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 笠原 隆史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 史博 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 青井 謙 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C059 AA01 AA11 AA16 AA76 3F101 LA01 LB03 LB12 3F108 GA01 GB01 HA02 HA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録を行なう記録手段を有す
    る記録装置において、 あらかじめ弱粘着材が片面側に塗布された補助シート
    と、 記録開始前に前記記録媒体に前記補助シートを貼り付け
    る貼付手段と、 を有することを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記補助シートは、前記記録媒体の非記
    録面側に貼り付けられることを特徴とする請求項1記載
    の記録装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体の基準送りを司る搬送手段を有
    し、前記補助シートは、前記基準送りを司る搬送手段が
    前記記録手段よりも搬送方向上流側に位置するときは、
    記録媒体の搬送方向上流側の端部に貼り付けられ、基準
    送りを司る搬送手段が前記記録手段よりも搬送方向下流
    側に位置するときは、記録媒体の搬送方向下流側の端部
    に貼り付けられることを特徴とする請求項1又は2記載
    の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記貼付手段は、前記補助シートを装填
    可能な構成にしたことを特徴とする請求項1乃至3記載
    の記録装置。
  5. 【請求項5】 前記貼付手段は、一部にのみ粘着材が塗
    布されている前記補助シートを、前記弱粘着材を前記記
    録媒体に重なった部分にのみ存在するように貼り付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至4記載の記録装置。
JP2000232835A 2000-08-01 2000-08-01 記録装置 Pending JP2002046308A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8038241B2 (en) 2007-03-30 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording device
JP2015199574A (ja) * 2014-04-08 2015-11-12 キヤノン株式会社 カットシート搬送補助具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8038241B2 (en) 2007-03-30 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording device
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