JPH09103048A - 整流子電動機 - Google Patents

整流子電動機

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Publication number
JPH09103048A
JPH09103048A JP28668695A JP28668695A JPH09103048A JP H09103048 A JPH09103048 A JP H09103048A JP 28668695 A JP28668695 A JP 28668695A JP 28668695 A JP28668695 A JP 28668695A JP H09103048 A JPH09103048 A JP H09103048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
boss
cooling fan
piece
centrifugal force
Prior art date
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Pending
Application number
JP28668695A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohiro Kishigami
知博 岸上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Engineering Works Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Engineering Works Co Ltd filed Critical Shibaura Engineering Works Co Ltd
Priority to JP28668695A priority Critical patent/JPH09103048A/ja
Publication of JPH09103048A publication Critical patent/JPH09103048A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】冷却フアンのボス部にクラッチ機構を設け、あ
る回転でクラッチが外れるようにすることにより、無負
荷時の騒音を小さくすることを目的としてする。 【構成】冷却フアンのボス部にベアリング、弾性体など
を用い、クラッチ機構を設け回転子が所定の回転に達し
たときにクラッチが切れるようにした。この様な構成の
整流子電動機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】整流子電動機の内部を冷却する冷
却フアンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】整流子電動機には、電動機内を冷却する
ために冷却フアンが配設されているのが一般的である。
この冷却フアンはアーマチュア(回転子)の軸(シャフ
ト)に圧入などで固定されており、アーマチュアの回転
と同一回転数で回転している。
【0003】従って、この冷却フアンは整流子電動機の
特性により、無負荷の状態では回転数が上がり、負荷が
加わると回転数が低下する。無負荷時は数万回転と回転
数が大きいために、冷却フアンの風切音で騒音が大きい
のが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これまでの整流子電動
機は無負荷時に高速で回転しているため、冷却フアンの
風切音による騒音が大きいという問題があった。本発明
はこの様な事情を鑑みてなされたものであり、冷却フア
ンのボス部にクラッチ機構を設けることにより、無負荷
時の騒音が小さくなる整流子電動機を提供することを課
題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】冷却フアンのボス部にク
ラッチ機構を設け、回転子が所定の回転に達したときに
クラッチが切れるように構成することにより、無負荷時
に冷却フアンの回転が減速する。その結果、冷却フアン
の風切音による騒音がなくなり、無負荷時における電動
機の騒音が小さくなり課題を解決している。
【0006】
【作用】整流子電動機のスイッチを入れることにより電
動機内のアーマチュア(回転子)が回転を始める。この
アーマチュアの回転により、アーマチュアの軸に固定し
ている冷却フアンのクラッチ機構部の内側ボスが一緒に
回転する。そして、クラッチの働きをするクラッチピー
スは弾性体の弾性力により軸心方向に押圧されているの
で内側ボスの外周部に設けてある凹部bにはまり込んで
いる。従って、クラッチが入りの状態になっているの
で、外側ボス及びこの外側ボスに嵌入されている冷却フ
アンが内側ボスと一緒に回転する。
【0007】無負荷の状態では、回転が高速になるに従
い、クラッチピースに遠心力が作用し外径方向に力が加
わる。この力でクラッチピースは弾性体を押圧し、弾性
体の変形にともないクラッチピースが外径方向に移動す
る。このクラッチピースの移動によりクラッチが外れ、
外側ボス5とスチールボール6との接触だけになり、外
側ボス及び冷却フアンの回転が減速する。
【0008】次に、この軸に負荷を加えることにより、
アーマチュアの回転が減速する。この減速により、クラ
ッチピースに働く遠心力が弱まり、弾性体がクラッチピ
ースを押圧する力が上回る。従って、このピースの先端
部が内側ボスの外周に設けられている溝にはまり込み、
クラッチ連結の状態になり外側ボス及び冷却フアンが内
側ボスと一緒に回転をはじめる。この冷却フアンの回転
により、電動機内で空気の移動がおこり、排気口より電
動機内の加温された空気が排出され、そして、吸入口か
らは外気が電動機内に流入し、この循環により内部が冷
却される。
【0009】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は本発明のクラッチ機構の縦断面図で
あり、図2は本発明の整流子電動機の要部の概略図であ
り、図3は本発明のクラッチ機構の横断面図(A−A断
面)であり、図4は本発明のクラッチ機構の横断面図
(B−B断面)である。
【0010】図1において、クラッチ機構1はクラッチ
ピース2、弾性体3、内側ボス4、外側ボス5、スチー
ルボール6などの部品から構成されており、この外側ボ
ス5に等配に設けられた複数の凹部a11には、弾性体
3とクラッチピース2が装着されている。また、内側ボ
ス4の外周部には外側ボス5の凹部a11と同一等配で
同数の凹部b12が設けられている。さらに、この内側
ボス4の外周部には、球状凹部13が凹部b12と同一
等配で同数設けられており、この球状凹部13のそれぞ
れにスチールボール6が配設されている。
【0011】図2において、アーマチュア8の軸10は
軸受で支持されており、そして、この軸10にはクラッ
チ機構1を備えた冷却フアン7が嵌入されている。な
お、負荷側の軸端部には、平歯車やベベルギヤなどを用
いた減速機構を設け、減速をして使用するのが一般的で
ある。
【0012】図3において、内側ボス4には、球状凹部
13が凹部b12と同数設けられており、その凹部13
にスチールボール6が配設されている。そして、スチー
ルボール6に接触するように外側ボス5が備えられてい
る。なお、スチールボール6の代替品としてローラーボ
ールを使用してもよい。但し、その時の凹部13はロー
ラーボールにあった形状にしなければならない。
【0013】図4において、外側ボス5の複数の凹部a
11には、この凹部a11と同数の弾性体3とクラッチ
ピース2が装着されている。また、外側ボス5の一方の
側面には当テ板14がネジなどで取付けられている。
【0014】この様な構成において、整流子電動機のス
イッチを入れることにより電動機内のアーマチュア(回
転子)8が回転を始める。この回転により、クラッチ機
構1の構成品の1つである内側ボス4が一緒に回転す
る。始動時は回転数が小さく、そのために、クラッチピ
ース2に加わる遠心力が小さい。そして、このピース2
は弾性体3の弾性力により軸心方向に押圧されており、
弾性力が遠心力を上回っているので、このクラッチピー
ス2は内側ボス4の外周部に設けてある凹部b12には
まり込んでいる。従って、クラッチが連結の状態になっ
ており、外側ボス5及びこのボス5に嵌入されている冷
却フアン7が内側ボス4と共に回転する。
【0015】このまま無負荷の状態で回転を継続すると
回転数が増加し、クラッチピース2に加わる遠心力がし
だいに大きくなる。この結果、弾性力よりも遠心力が上
回るようになり、この遠心力でクラッチピース2が弾性
体3を押圧しすることにより、このピース2が外径方向
に移動する。
【0016】クラッチの働きをしているこのクラッチピ
ース2が外径方向に移動することにより、内側ボス4と
外側ボス5とを連結しているものが無くなり、外側ボス
5及び冷却フアン7の回転が減速する。この結果、無負
荷時の冷却フアン7の風切り音が無くなり、整流子電動
機の騒音が大幅に低下する。
【0017】次に、この軸10に負荷を加えることによ
り、アーマチュア8の回転数が減少する。このアーマチ
ュア8の減速により、クラッチピース2に作用している
遠心力が弱まり、かつ、クラッチピース2は弾性体に押
圧されているので、クラッチピース2は軸芯方向へ移動
する。これにより、このピース2の先端部が内側ボス5
の外周に設けられている溝にはまり込み、クラッチが連
結された状態になり、外側ボス5及び冷却フアン7が内
側ボス4と共に回転する。なお、弾性体3の弾性強度と
クラッチピース2の寸法を調整することにより、クラッ
チ入り、切り、の切替えと回転数の関係を調整すること
ができる。
【0018】弾性体は板バネ、コイルバネのほか、ゴ
ム、ウレタンゴム、樹脂、などの材料を使用したものが
考えられる。また、クラッチピース2の材質として金
属、樹脂、セラミックなどが考えられる。
【0019】この様に、無負荷時の高速回転においてク
ラッチが切れ、冷却フアン7が空転する。その結果、風
切り音による騒音がなくなり、整流子電動機の騒音が大
幅に低下する。また、軸10に負荷がかかっている時
は、冷却フアン7が回転しているので、電動機内で空気
の移動がおこり、電動機内で加温された空気が排気口よ
り排出され、これにともない外部より新たな空気が電動
機内に流入し内部が冷却される。
【0020】なお、この様な構造の冷却フアンはフアン
付の整流子電動機ならどれにでも適用できる。一例をあ
げると、電動工具(ディスクグラインダや電気ドリル
等)などに使用することも考えられる。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本願発明の整流子電動機は
冷却フアンにクラッチ機構を設け、無負荷時の高速回転
においてこのフアンを空転させることにより、冷却フア
ンの回転による風切音(騒音)がなくなり、整流子電動
機全体の騒音を大幅に小さくすることができる。現在、
消費者または客先より各種電動機に対し静音化の要求が
高まってきており、この効果は大である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクラッチ機構の縦断面図
【図2】本発明の整流子電動機の要部の概略図
【図3】本発明のクラッチ機構の横断面図(A−A断
面)
【図4】本発明のクラッチ機構の横断面図(B−B断
面)
【符号の説明】
1・・・・・・・クラッチ機構 2・・・・・・・クラッチピース 3・・・・・・・弾性体 4・・・・・・・内側ボス 5・・・・・・・外側ボス 6・・・・・・・スチールボール 7・・・・・・・冷却フアン 8・・・・・・・アーマチュア 9・・・・・・・軸受 11・・・・・・・凹部a 12・・・・・・・凹部b 13・・・・・・・球状凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機内に冷却フアンを配設した整流子電
    動機において、前記冷却フアンのボス部にクラッチ機構
    を設け、前記電動機内の回転子が所定の回転に達したと
    きにクラッチが切れることを特徴とした整流子電動機。
JP28668695A 1995-10-05 1995-10-05 整流子電動機 Pending JPH09103048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28668695A JPH09103048A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 整流子電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28668695A JPH09103048A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 整流子電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09103048A true JPH09103048A (ja) 1997-04-15

Family

ID=17707668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28668695A Pending JPH09103048A (ja) 1995-10-05 1995-10-05 整流子電動機

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JP (1) JPH09103048A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007053858A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Nsk Ltd 回転電機装置
WO2007129817A1 (en) * 2006-05-04 2007-11-15 Smec Co., Ltd. Device for motor which compensates for torque due to gravity
KR100801799B1 (ko) * 2006-05-04 2008-02-11 최형식 모터의 중력보상기
JP2013211987A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Toyota Industries Corp 回転電機
CN114244006A (zh) * 2021-12-22 2022-03-25 揭阳市嘉达电机科技有限公司 一种改进型减震降噪的大扭矩微电机

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