JP2680485B2 - ブレーキ付電動機 - Google Patents

ブレーキ付電動機

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JP2680485B2
JP2680485B2 JP3121008A JP12100891A JP2680485B2 JP 2680485 B2 JP2680485 B2 JP 2680485B2 JP 3121008 A JP3121008 A JP 3121008A JP 12100891 A JP12100891 A JP 12100891A JP 2680485 B2 JP2680485 B2 JP 2680485B2
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JP
Japan
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iron core
movable iron
braking surface
electric motor
brake
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JP3121008A
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米治 池北
敏雄 本庄
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁ブレーキが設け
られているブレーキ付電動機に関し、特にその電磁ブレ
ーキ装置の可動鉄心支持の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は例えば実公昭62−4735号公
報に示されたものと同様の従来の電動機用の電磁ブレー
キ装置を示す断面図である。図において、1は電動機本
体の回転子軸、2は軸受3を介して回転子軸1を回転自
在に支承している固定鉄心であり、この固定鉄心2は、
回転子軸1を囲繞する円筒状のボス2a、ボス2aにか
しめられたケース2b、及び電動機本体への取付のため
にボス2aにかしめられたブラケット2cからなってい
る。4はボス2aの外周のケース2b内に固定され、固
定鉄心2を付勢する円筒状の励磁コイルであり、この励
磁コイル4及び固定鉄心2により電磁石部5が構成され
ている。
【0003】6は固定鉄心2の軸方向端部に対向して軸
方向に往復動可能に設けられている可動鉄心であり、こ
の可動鉄心6は、ボス2aに挿入された一対のピン7に
よりその回転が阻止されている。8は回転子軸1に軸方
向摺動自在に貫通され、回転子軸1と一体に回転する電
動機本体冷却用の冷却ファン、9は冷却ファンの可動鉄
心6と対向する面に接着され、制動面9aを有している
ブレーキ板(制動部材)、10はボス2aの内周部に設け
られ、可動鉄心6をブレーキ板9側に付勢している付勢
手段としてのばねである。
【0004】次に、動作について説明する。電動機本体
の操作スイッチを閉成すると、電動機本体の固定子巻線
(図示せず)及び励磁コイル4が励磁され、固定鉄心2
が付勢される。固定鉄心2が付勢されると、可動鉄心6
がばね10に逆らって固定鉄心2側に吸引される。これに
より、可動鉄心6は、ピン7に案内されて摺動し、ブレ
ーキ板9の制動面9aから開離する。このため、ブレー
キ板9に対する制動力が解除され、回転子軸1は急速に
回転を開始する。この結果、回転子軸1に結合された負
荷、或は回転子軸1に連結された減速装置の出力軸に結
合・連結された負荷などが駆動されることになる。
【0005】また、電動機本体の操作スイッチを開成す
ると、固定鉄心2が消勢され、ばね10の弾性力によって
可動鉄心6が制動面9aに押し付けられる。このとき発
生する制動トルクによって、回転子軸1,冷却ファン8
及びブレーキ板9を有する被制動回転体の回転が停止
し、上記の負荷も停止することになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の電磁ブレーキ装置においては、可動鉄心6の回
転を阻止するために、一対のピン7を使用しているの
で、材料費が高価になり、また固定鉄心2にピン7を打
ち込んだり、可動鉄心6に一対の孔を設けたりする必要
があるため、製造に手間がかかり、全体が高価になって
しまうという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、部品点数を少
なくするとともに製造を簡単にし、これにより全体を安
価にすることができるブレーキ付電動機を得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るブレーキ
付電動機は、制動面外周よりも径方向外側でかつ電磁石
部の励磁コイルよりも径方向外側、可動鉄心の一部に
凹凸係合する係合部をブラケットに形成したものであ
る。
【0009】
【作用】この発明においては、ブラケットに形成された
係合部を可動鉄心の一部に凹凸係合させることにより、
別部品を用いることなく可動鉄心の回転を阻止する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の一実施例によるブレーキ付電動機
電磁ブレーキ装置の断面図、図2は図1の要部の正面
図であり、図3と同一又は相当部分には同一符号を付
し、その説明を省略する。
【0011】図において、2dはボス2aにかしめられ
ている電動機本体への取付用のブラケットであり、この
ブラケット2dの外径部には、L字形に折り曲げられて
軸方向に延び、可動鉄心6の外径部に係合する板状の係
合部2eが一体形成されている。この係合部2eが可動
鉄心6の一部に凹凸係合することにより、可動鉄心6の
回転が阻止されている。また、この実施例の固定鉄心2
は、ボス2a,ケース2b及びブラケット2dにより構
成されており、この固定鉄心2と励磁コイル4とにより
電磁石部5が構成されている。
【0012】上記のような電磁ブレーキ装置は、従来例
と同様に、ばね10の弾性力により可動鉄心6を制動面9
aに押し付けて、回転子軸1の回転を停止させる。ま
た、電磁石部5の吸引力により、可動鉄心6を制動面9
aから開離させて、制動力を解除する。
【0013】このとき、この実施例の電磁ブレーキ装置
では、電磁石部5のブラケット2dに一体形成された係
合部2eにより、可動鉄心6の回転を阻止しているの
で、従来例のピン7のような別部品を使用する必要がな
い。また、係合部2eは、鋼板一体曲げ部材であるた
め、製造も容易である。
【0014】また、従来例のものよりも、径方向外側で
可動鉄心6の回転止めを行っているので、停止精度が向
上している。つまり、従来の可動鉄心6とピン7との間
に加工上生じる隙間と、この実施例の可動鉄心6と係合
部2eとの間に加工上生じる隙間とが同じであるとする
と、可動鉄心6の回転方向へのガタは実施例のものの方
が小さくなり、従って停止精度が向上する。さらに、係
合部2eを制動面9a外周よりも径方向外側に配置した
ので、制動面9a全体を可動鉄心6に均等に接触させる
ことができ、不連続な接触により制動面9aの寿命が短
くなるのが防止される。さらにまた、係合部2eを板状
としたので、ピン形状のものに比べて、装置外径を小さ
くすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブレー
キ付電動機は、可動鉄心の一部をブラケットと凹凸係合
させるようにしたので、従来のように可動鉄心の回り止
めピン等を設ける必要がなく、従って部品点数を少なく
するとともに組立を簡単にすることができ、これにより
全体を安価にすることができる。また、制動面外周より
も径方向外側でかつ電磁石部の励磁コイルよりも径方向
外側で凹凸係合するようにしたので、停止精度を向上さ
せることができるとともに、ブラケットに作用する力を
低減でき、ブラケットの軽量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるブレーキ付電動機
電磁ブレーキ装置の断面図である。
【図2】 図1の要部の正面図である。
【図3】 従来の電磁ブレーキ装置の一例の断面図であ
る。
【符号の説明】1 回転子軸、2 固定鉄心、2d ブラケット、2e
係合部、4 励磁コイル、5 電磁石部、6 可動鉄
心、9 ブレーキ板(制動部材)、9a 制動面、10
ばね(付勢手段)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転子軸を有する電動機本体と、 制動面を有し上記回転子軸と一体に回転する制動部材
    と、 前記制動面に対向して設けられ、軸方向に往復動するこ
    とにより前記制動面に接離する可動鉄心と、 この可動鉄心を前記制動面側に付勢する付勢手段と、 前記可動鉄心に対向している固定鉄心、この固定鉄心を
    励磁する励磁コイル、及び前記固定鉄心及び前記励磁コ
    イルを電動機本体に取り付けるためのブラケットを有し
    ており、前記付勢手段に逆らって前記可動鉄心を前記制
    動面から開離させる電磁石部とを備えているブレーキ付
    電動機において、 前記ブラケットには、前記制動面外周よりも径方向外側
    でかつ前記励磁コイルよりも径方向外側で前記可動鉄心
    の一部と凹凸係合して前記可動鉄心の回転を阻止する係
    合部が形成されていることを特徴とするブレーキ付電動
JP3121008A 1991-05-27 1991-05-27 ブレーキ付電動機 Expired - Lifetime JP2680485B2 (ja)

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JP3121008A JP2680485B2 (ja) 1991-05-27 1991-05-27 ブレーキ付電動機

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Publication Number Publication Date
JPH04347019A JPH04347019A (ja) 1992-12-02
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53123039A (en) * 1977-04-01 1978-10-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Detection circuit for signal voltage
JPH0211933A (ja) * 1988-06-29 1990-01-17 Hitachi Ltd 電磁ブレーキ

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JPH04347019A (ja) 1992-12-02

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