JPH0899992A - 17−デオキシコルチコステロイド−21−〔o〕−カルボン酸エステル、その製造方法およびそれを含有する医薬 - Google Patents
17−デオキシコルチコステロイド−21−〔o〕−カルボン酸エステル、その製造方法およびそれを含有する医薬Info
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Abstract
化されていないかまたは21−エステル基にアリールま
たはヘテロアリール基を担持していない従来の類似の1
7−デオキシコルチコイド類よりも優れた抗炎症作用を
有しかつ全身性作用の副作用が少ない極めて強力な局所
抗炎症剤を提供する。 【解決手段】 式I 〔式中、AはCHOHおよびCHCl、CH2、C=O
または9(11)二重結合であり、Yは水素、フッ素ま
たは塩素であり、Zは水素、フッ素またはメチルであ
り、R(1)はアリールまたはヘテロアリールであり、
R(2)は水素またはメチルである〕で表される17−
デオキシコルチコイド−21−カルボン酸エステルの提
供する。これらの化合物は式II (式中R(4)はOHである)の化合物を式III
Description
であるか、またはCH2、C=Oもしくは9(11)二
重結合であり、Yは水素、フッ素または塩素であり、Z
は水素、フッ素またはメチルであり、R(1)は場合に
より置換されているかまたは縮合されているアリールも
しくはヘテロアリールであり、〔(C1〜C4)−アルキ
ル〕は飽和であるか、また炭素数2個からは1回不飽和
であるか、また炭素数3個からは1回以上不飽和である
かまたは環状であり、さらに別のアルキル基により枝分
かれしており、ヘテロ原子O、SまたはNにより挿入ま
たは置換されており、1、2の位置は飽和であるかまた
は不飽和(1、2二重結合)であり、R(2)は水素ま
たはα−メチルもしくはβ−メチルである〕で表される
17−デオキシコルチコイド−21−カルボン酸エステ
ルに関する。
し、AがCHOH(β配置)であり、YがFであり、Z
が水素であり、R(2)がα−メチルである17−デオ
キシコルチコイド−21−カルボン酸エステルが好まし
い。
関する。それは下記のとおりである。 a) 式II
を有する)の化合物を a1) 式III R(5)−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1) III 〔式中〔(C1〜C4)−アルキル〕およびR(1)は前
述の定義を有し、そしてR(5)はCl、Br、−O
〔−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1)〕、
−OC(O)CF3または別の活性酸基である〕の活性
カルボン酸好ましくはハロゲン化物または無水物または
アゾリドと反応させるか、もしくは a2) 式III(式中R(5)はOHであり、その他の
置換基は式IIIに記載の定義を有する)のカルボン酸そ
れ自体と水除去試薬(DCCI等)の存在下で反応させ
るか、または b) 式II
ステル基またはスルホン酸アルキルエステル基であり、
その他の置換基は式Iに記載の定義を有する)の化合物
を式III R(5)−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1) III 〔式中R(5)は−〔O-Me+〕であり、その他の置換
基は式IIIに記載の定義を有し、Me+はアルカリ金属塩
またはトリアルキルアンモニウム塩の陽イオンであるの
が好ましい〕のカルボン酸の塩好ましくはK塩、Na塩
またはトリアルキルアンモニウム塩と反応させることか
らなる。
合が単結合または不飽和結合であることを示す。
ール基にはフェニル、ナフチル、ビフェニリル、フェニ
ルオキシ、フェニルチオ、ベンゾイル、チエニル、フリ
ル、チアゾリル、ピロリル、イミダゾリル、ピリジル、
インドリル、キサントンオキシおよびフラボニルがあ
る。これらのアリールおよびヘテロアリール基は置換さ
れていないか、または(C1〜C12)−アルキル(飽和
または不飽和)、F、Cl、Br、I、(C1〜C8)−
アルコキシ(飽和または不飽和;2個の隣接基はまたメ
チレンジオキシ基を形成することもできる)、NO2、
(C1〜C4)−アルキルチオ、フェノキシ、ベンゾイ
ル、NR(6)R(7)(ここでR(6)およびR
(7)は同一または相異なっていて、水素、(C1〜
C4)−アルキル、(C1〜C4)−アシル、t−ブチル
オキシカルボニルまたは(CH2)−CH2Clである)
からなる群より選択される1〜3個の置換基で置換され
ている。さらに、アリールおよびヘテロアリール基上の
各置換基における芳香族環は置換されていないかまたは
(C1〜C4)−アルキル、(C1〜C4)−アルコキシ、
F、Cl、BrおよびIからなる群より選択される1〜
3個の置換基で置換されていてもよい。原則として、出
発化合物として必要とされる式II〔R(4)=OH〕で
表される遊離21−ヒドロキシル基含有の17−デオキ
システロイドは文献で知られている。
O2−アリールまたは−OSO2−アルキルである17−
デオキシステロイドは米国特許第4377575号(H
OE78/F 082)明細書に記載のものと類似の方
法で製造される。ここで適当な例として挙げられる17
−デオキシコルチコステロイドは次のとおりである。 コルチコステロン(11β,21−ジヒドロキシプレグ
ン−4−オン−3,20−ジオン)デオキシコルチコス
テロン(11−デオキシコルチコステロン) 16α−メチル−1(2)−デヒドロコルチコステロン 6α−フルオロ−16α−メチル−1(2)−デヒドロ
コルチコステロン(=フルオコルトロン) 9α−フルオロ−16α−メチル−1(2)−デヒドロ
コルチコステロン(=デオキシメタソン) ジフルコルトロン クロコルトロン 16α−メチル−1(2),9(11)−ジ−デヒドロコ
ルチコステロン 6α,9α−ジフルオロコルチコステロン 9α−フルオロコルチコステロン 6α−メチルコルチコステロン 6α−フルオロコルチコステロン 11α−ヒドロキシ−1(2)−デヒドロ−11−デオキ
シコルチコステロン 6α,16α−ジメチルコルチコステロン 11−デヒドロオキシメタソン。
がOHである式IIIのカルボン酸並びにそれらの活性誘
導体例えばR(5)がCl、BrまたはIであるハロゲ
ン化物またはそれらの無水物、またはR(5)がイミダ
ゾリドまたはトリアゾリドであるそれらのアゾリド、ま
たはそれらの塩〔R(5)は(Me+O-)−好ましくは
(K+O-)−または(Na+O-)−である〕は原則とし
て知られているか、または所望により一般的な製法で製
造される。本発明により使用されるR(5)がOHであ
る式IIIのカルボン酸の例は下記のとおりである。
ルボン酸またはそれらの活性誘導体は適切な出発化合物
の例である(そこでのアリールおよび/またはヘテロア
リール基は置換基R(1)に対応する)。
−メチルフェニル酢酸;4−tert−ブチルフェニル酢
酸;2−クロロ−または3−クロロ−または4−クロロ
フェニル酢酸;2,6−ジクロロ−または3,4−ジクロ
ロフェニル酢酸;2−フルオロ−または3−フルオロ−
または4−フルオロフェニル酢酸;2,6−ジフルオロ
フェニル酢酸;2−ニトロ−または3−ニトロ−または
4−ニトロフェニル酢酸;2,4−ジニトロフェニル酢
酸;2−メトキシ−または3−メトキシ−または4−メ
トキシフェニル酢酸;4−ベンジルオキシフェニル酢
酸;3−クロロ−4−メトキシフェニル酢酸;3−ブロ
モ−4−メトキシフェニル酢酸;3−ニトロ−4−メト
キシフェニル酢酸;3,4−ジメトキシフェニル酢酸;
2,3,4−トリメトキシフェニル酢酸;3,4−メチレ
ンジオキシフェニル酢酸;3,4−ジエトキシフェニル
酢酸;4−ビフェニル酢酸;3−フェノキシフェニル酢
酸;2−アセトアミノ−または3−アセトアミノ−また
は4−アセトアミノフェニル酢酸;3−(N)−BOC
−アミノフェニル酢酸;4−ホルミルアミノフェニル酢
酸;4−N,N−ジメチルアミノフェニル酢酸;4−ベ
ンジルオキシフェニル酢酸;4−(2−メトキシベンジ
ルオキシ)フェニル酢酸;4−(4−フルオロベンジル
オキシ)フェニル酢酸;2−(チアゾール−4−イル)
酢酸;2−(チアゾール−4−イル)−2−メトキシイ
ミノ酢酸;3−フェニルプロピオン酸;D,L−2−フ
ェニルプロピオン酸;3−〔4−メチルフェニル〕プロ
ピオン酸;3−〔4−クロロ−または4−フルオロ−ま
たは4−メトキシフェニル〕プロピオン酸;(S)−
(+)−2−フェニルプロピオン酸;(R)−(−)−
2−フェニルプロピオン酸;4−フェニル酪酸;フェノ
キシ酢酸および誘導体(フェニル部分における各置換
基);シス−または(好ましくは)トランス−ケイ皮
酸;2−、3−または4−メトキシケイ皮酸;4−エト
キシケイ皮酸;3,4−ジメトキシケイ皮酸;3,4,5
−トリメトキシケイ皮酸;4−フルオロケイ皮酸;3−
または4−クロロケイ皮酸;3−ブロモケイ皮酸;2−
または3−ニトロケイ皮酸;4−シアノケイ皮酸;4−
イソプロピルケイ皮酸;4−tert−ブチルケイ皮酸;2
−または4−トリフルオロメチルケイ皮酸;D,L−ま
たは(S)または(R)−2−(4−イソブチルフェニ
ル)プロピオン酸(Ibuprofen);4−(イソブチルフェ
ニル)−酢酸(Ibufenac);フェニルメルカプト酢酸;
フェニルプロピオン酸;2−メチル−3−(4−テトラ
デシルオキシフェニル)−2−プロペン酸(MTP
A);3−(4−クロチルオキシフェニル)プロピオン
酸;4−ドデシルベンゾイル酢酸(DBAA);ベンゾ
イルアクリル酸;クロラムブシル;3,4,5−トリメト
キシベンゾイルアクリル酸;2−(4−(チアゾール−
2−イル)フェニル)プロピオン酸;2−(キサントン
オキシ)酢酸;2−フェニルシクロプロパンカルボン酸
(トランス);3−(フェニルメルカプト)アクリル
酸;(4−フェニル)酪酸;2−チエニル酢酸;3−チ
エニル酢酸;1−または2−フリル酢酸;2−、3−ま
たは4−ピリジル酢酸;2−メルカプトメチルニコチン
酸;3−(2−または3−フリル)アクリル酸;3−
(2−チエニル)アクリル酸;3−(3−チエニル)ア
クリル酸;3−(4−または2−ピリジル)アクリル
酸;3−(2−チエニル)プロピオン酸;3−(2−フ
リル)プロピオン酸;3−(4−イミダゾリル)アクリ
ル酸;(N−メチルピロール−2−イル)酢酸;
ル)−2−または−3−インドリル酢酸;3−(3−イ
ンドリル)プロピオン酸;3−または2−インドリルア
クリル酸(また(N−メチル)も);(2−メチル−3
−インドリル)酢酸;3,4−(メチレンジオキシ)フ
ェニル酢酸;3,4−(メチレンジオキシ)ケイ皮酸;
インドール−3−酢酸;(5−メトキシインドール−3
−イル)酢酸;ナフチル−1−または−2−酢酸;フラ
ボン−8−酢酸;5,6−ジメチルキサントン−4−酢
酸(L. L. Thomsen et al. :Cancer Chemother, Pharm
acol. 31, 151 ff.(1992)はこれから製造されたコルチ
コイド21−カルボン酸エステルもまた前記クロラムブ
シルと同様に抗腫瘍発生作用をも有することを示してい
る)。
の酸基においてアリールまたはヘテロアリール基を担持
しており、それはハロゲン、アルキル、アルコキシ、ア
シル、チオアルキル、チオアシル、ニトロ、アミノ、ア
ミノアルキル、アミド、シアノ、オキシアシル、オキシ
アリール等で場合により置換されているかまたは場合に
より縮合されている。これらのアリールおよびヘテロア
リール基は本発明の必須成分である。
の17−デオキシコルチコイド−21−カルボン酸エス
テル(=21−アリールエステルまたは21−ヘテロア
リールエステル型)は特に、抗炎症作用の局所/全身の
比率に関して、21−酸残基のいずれものアリールまた
はヘテロアリール基を担持しない構造的に類似のコルチ
コイド21−カルボン酸エステルおよび/またはエステ
ル化されていない遊離21−ヒドロキシ基を有する17
−デオキシコルチコイド類の場合よりも明らかに優れた
効果特性をしばしば発揮する。
方法における個々の反応の実施について詳細に説明す
る。
酸エステルを製造するには、式IV R(5)−OC−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1) IV (式中R(5)はCl、Br、I、
Iに記載の定義を有する)のカルボン酸ハロゲン化物も
しくはカルボン酸アゾリドまたは式V O{−OC−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1)}2 V (式中R(1)および(C1〜C4)−アルキルは式III
に記載の定義を有する)のカルボン酸無水物を使用する
のが好ましい。双方の場合、それらの基となっている前
述したカルボン酸好ましくはカルボニルクロリド、カル
ボン酸無水物、カルボン酸イミダゾリドおよびカルボン
酸トリアゾリドを使用することができる。
のためにカルボン酸中のカルボキシル基を活性化するそ
の他の基例えば−O−CO−CF3、またはホスホン酸
もしくはホスフィン酸の無水物(例えばプロピルホスホ
ン酸無水物)または無水ポリリン酸(PPA)から製造
されうる活性カルボン酸からなっていてもよい。
の21−アルコール基を用いて有機カルボン酸の温和な
エステル化をもたらすことのできるさらに別のリン試薬
は、参照文献のSynth. Commun. 13, 471 ff(1988)およ
びSynth. Commun. 14, 515 ff(1984)に引用または記載
されている。
物を使用するエステル化を実施するには、ステロイド成
分を不活性溶媒例えばエーテル例えばジオキサン、テト
ラヒドロフランまたはジグライム中に、または場合によ
りハロゲン化された炭化水素例えばベンゼン、トルエ
ン、シクロヘキサン、メチレンクロリドまたはクロロホ
ルム中に、またはアセトン中に、またはこれら溶媒の混
合物中に溶解する。反応中に製造されるハロゲン化水素
酸を除去するために、1〜1000モル当量の第3級塩
基例えばピリジン、キノリン、トリエチルアミン、ジメ
チルアニリン、ジメチルアミノピリジン等を加える。し
かしまた、無機塩基例えば炭酸水素ナトリウムまたは炭
酸カルシウムを酸の除去用に使用することもできる。次
いで、場合により前記溶媒の1種中に溶解した1〜20
0モル当量好ましくは1〜3モル当量の前記アシル化剤
の1種を、−40℃ないし使用溶媒の沸点までの温度好
ましくは0℃〜25℃で滴加する。引き続き反応混合物
を−40℃ないし使用溶媒の沸点までの温度好ましくは
0℃〜25℃で1〜120時間放置する。
する場合には、溶媒を加えないことが時には有利であ
る。原則として、場合により過剰に使用されうる酸無水
物に有機塩基好ましくはピリジンを加えるだけで十分で
ある。
記型のカルボン酸誘導体の場合には、とりわけフェニル
アセチルクロリドまたは無水物並びにヘテロアリールア
セチルクロリドおよび無水物を使用する場合には、もし
遊離21−ヒドロキシル基を塩素化炭化水素例えば好ま
しくはジクロロメタン中で1〜4モル当量の前記クロリ
ドまたは無水物と−10℃〜+6℃(最高20℃)にお
いて反応させ次いで1〜4モル当量のピリジン塩好まし
くはジメチルアミノピリジンと反応させるならば、製造
上極めて有利でありしかも反応の選択性に関しても極め
て有利である。
度で得られるが、無視しうる量の副生成物特に11−ア
シル化生成物を伴う(各反応の過程はTLCでモニター
する)。すなわち、これらの反応は21−ヒドロキシル
基の変換に関して非常に位置選択的である。
には、無水ジオキサンまたはテトラヒドロフランを反応
混合物に加えるのがしばしば有利である。例えばベンゾ
イルクロリドの場合には、ジオキサン/ピリジンの比は
約1:1であるのが有利である。さらに、反応を促進す
るために反応混合物は、特に立体障害されたかまたは反
応性のより少ないカルボニルクロリドまたはカルボン酸
無水物の場合にはしばしば約60℃に加熱される(反応
の過程はTLCでモニターする)。
ィー(TLC)を用いて特性化されうる。ここでこれら
の反応生成物は約0.6〜0.8のRf値を有する。原則
として、これらの反応生成物はMS=m/z=・・・(M
+H+)(原則として、FABスペクトル)を用いる質
量スペクトルにより特性化される。各場合には、単一同
位体モル質量が記録される。各場合にはM+H+が集め
られた。IRスペクトル、1H−NMRスペクトルおよ
びUVスペクトルもまた特性化のために採用することが
できる。
それに塩化ナトリウムおよび炭酸水素ナトリウムを適切
な場合には加えた。それとともに反応生成物は、頻繁に
はある一定時間放置した後にのみ一般に結晶性形態で沈
殿する。油状またはワックス状の反応生成物を適当な抽
出剤を用いて振盪下で抽出し次いで蒸発させることによ
り濃縮する。必要により、反応生成物は分画されうるか
または再結晶もしくはクロマトグラフィーにより精製さ
れうる。この反応生成物を溶解しないかまたはできるだ
け少なく溶解するかのいずれかである有機溶媒例えばジ
エチルエーテルまたはシクロヘキサンまたはこれらの成
分の混合物中での激しい蒸解もまた、この反応生成物の
それ以上の精製のためにしばしば有用である。
ステル化をワン−ポット反応として実施するのが好都合
である。この場合にはアリール酢酸またはヘテロアリー
ル酢酸例えば式III〔R(5)はOHである〕の別のカ
ルボン酸を無水ピリジン中に溶解し、次いで好ましくは
等モル量のN,N−カルボニルジイミダゾールまたはN,
N−カルボニル〔1H−1,2,4−トリアゾール〕を0
℃〜20℃で加えて、対応する酸アゾリドを得る。約等
モル量の式II〔R(5)=OH〕のコルチコイド17−
アルキルカルボネートおよび触媒量の塩基好ましくは水
素化ナトリウムまたはナトリウムイミダゾリドを加えた
後に、その混合物をピリジン中で0℃〜40℃好ましく
は20℃において撹拌し次いで慣用法で後処理する。し
かし、無水テトラヒドロフラン中で等モル量のN,N′
−カルボニルアゾリドおよびカルボン酸を用いてあらか
じめ製造され次いで単離されたカルボン酸アゾリドを、
溶媒例えばピリジン、ジメチルホルムアミドまたはテト
ラヒドロフラン中に溶解したステロイドに加え、その後
前述のように操作することもできる〔さらにChem. Ber.
95, pp. 1284 ff. (1962)参照〕。
物を用いてエステル化する場合には、無水ピリジン中の
等モル量のカルボン酸およびコルチコイド21−アルコ
ールをメチレンクロリド中の50%プロパンリン酸無水
物に20℃〜60℃において加え、その間さらにまた酸
捕獲剤として4−ジメチルアミノピリジンを加え、次い
で後処理を通常のように実施する(氷水中に注ぎ、酢酸
エチルで抽出し、5%KHSO4で洗浄し、留去し次い
で結晶化する)のが好ましい。また無水ポリリン酸(P
PA)をホスホン酸無水物の代わりに用いることもでき
る。
ン酸に適用可能なさらに別のエステル化法は、水除去例
えばカルボジイミド好ましくはN,N′−ジシクロヘキ
シルカルボジイミド(DCCI)を用いての式IIの17
−デオキシコルチコイドの直接反応である。ある場合に
は、DCCIの代わりに“モレキュラーシーブ”を水除
去剤として使用することもできる。
塩酸、ジフェニルリン酸またはp−トルエンスルホン酸
またはそれらのピリジニウム塩、または有機塩基例えば
ジメチルアミノピリジン(=ハロゲン化溶媒例えばメチ
レンクロリドまたはジメチルホルムアミド中において特
に有利である)、特に感受性であるかそうでなければか
ろうじて反応するかのいずれかであるカルボン酸例えば
インドリル酢酸、ピロールカルボン酸、アリール酢酸お
よびヘテロアリール酢酸型等の場合に極めて有利である
ようなものを加えることによって触媒的に促進されるか
または最適化されうる。ここで、対応する酸ハロゲン化
物でエステル化する場合には時々見られるのに、使用す
る17−デオキシコルチコイド類中の第2の11−ヒド
ロキシル基が実際には原則として同時にエステル化され
ないということは意外である。
ム塩の触媒量を、無水ピリジン中に溶解した1モル当量
の17−デオキシコルチコイド−21−アルコール〔式
II、R(4)はOHである〕および1〜4モル当量好ま
しくは2当量の式III〔R(5)はOHである〕のカル
ボン酸の溶液に加え、次いで約20分後に1〜4モル当
量好ましくは1〜2当量のジシクロヘキシルカルボジイ
ミドを加える。次いでこの混合物を、TLCにより調べ
られる試料が出発カルボン酸がなくなったことおよび式
Iを有する所望の17−デオキシコルチコイド−21−
カルボン酸エステルのみが存在することを指摘するまで
0℃〜50℃好ましくは20℃で撹拌する。生成するジ
シクロヘキシル尿素を濾去し、濾液を好都合には水中に
注ぎ、次いでこれを濾過し(結晶生成の場合には)、ま
たは傾瀉し(油状またはワックス状沈殿の場合には)、
水洗し(適切ならば、抽出剤特にジクロロメタンを用い
て抽出を行うことも可能である)、乾燥しそして通常の
ように再結晶する。あるいはまた、必要により、反応生
成物は好ましくはシリカゲルでの慣用のクロマトグラフ
ィーにより精製される。ある場合にはピリジンの代わり
に他の不活性溶媒例えばテトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、メチレンクロリドまたはジエチルホルムアミドを、
好都合には第3級塩基例えばピリジンまたは4−ジメチ
ルアミノピリジンの添加とともに使用することもでき
る。モレキュラーシーブを水除去剤として使用する場合
にはこれら後者の溶媒が好ましい。
テロアリール酢酸でエステル化するには以下の方法が有
用であることが分かった。1当量のカルボン酸を無水ジ
クロロメタン中に0℃において溶解し、1当量のDCC
I、0.2当量の4−N,N′−ジメチルアミノピリジン
および、無水ジクロロメタン中の1当量の17−デオキ
シコルチコステロイド−21−アルコールを順次加え、
その混合物を20℃で18〜48時間撹拌する。慣用の
後処理の後に式Iの所望エステルが純粋な形態で得られ
る。モレキュラーシーブをDCCIの代わりに使用する
こともできる。
ヒドロフラン中における21−デオキシコルチコイド−
21−〔tert−ブチルジメチルシリル−(O)−エーテ
ル〕に1モル当量のカルボン酸および無水トリフルオロ
酢酸を加え、20℃で約1〜6時間撹拌後に慣用の後処
理を行う。
コルチコイド−21−アルコール(遊離型)をまた無水
トリフルオロ酢酸と直接反応させて所望の21−カルボ
ン酸エステルを得ることもできる(=カルボン酸および
トリフルオロ酢酸から混合無水物を生成し、次いでその
無水物が21−アルコールと反応して21−エステルが
得られる)。
ド類を得るさらに別の有利な方法は、17−デオキシコ
ルチコイド−21−ハライド好ましくは21−ヨージド
もしくは21−ブロミドまたは21−スルホネート好ま
しくは21−p−クロロベンゼンスルホン酸エステルも
しくは21−メタンスルホン酸エステルを不活性有機溶
媒例えばジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミ
ド、2−ブタノン、アセトンまたはアセトニトリル中で
前述のカルボン酸の金属塩好ましくはアルカリ金属塩ま
たはトリアルキルアンモニウム塩と20℃ないし使用溶
媒の沸点好ましくは約50℃において1〜16時間好ま
しくは1〜10時間加熱し次いで慣用の後処理後に好ま
しくは水中に注ぎ、沈殿を濾過するかまたは傾瀉しそし
て慣用の精製を行った後に単離することからなる。
合物Iは、11−位のヒドロキシルが適切ならば、慣用
法によりケト基に酸化されうるような化合物である。こ
の酸化は酸媒体および不活性有機溶媒中で三酸化クロム
を使用して実施するのが好ましい。コルチコイド部分に
存在する9(11)二重結合は適切ならば、通常の知ら
れた方法でハロゲン化水素酸または塩素を加えることに
よって11β−ヒドロキシル、9α−ハライド基(9α
F、Cl)または11β,9α−ジクロロ基を有する本
発明の対応する17−デオキシコルチコイド−21−エ
ステルに変換されうる。
を有する。それらは特に非常に強い局部および局所用抗
炎症作用を有し、ある種のものは意外なことに、局所対
全身の抗炎症作用の極めて良好な比率を示す。その比率
は標準薬理試験から分かるように(薬理試験部分参
照)、21−エステル基例えば21−アルキル基を有す
る21−エステル基のようにいずれものアリールまたは
ヘテロアリール基を担持していない構造的に類似のコル
チコイド21−エステル類および/またはエステル化さ
れていない、すなわち遊離の21−ヒドロキシル基を有
する類似の17−デオキシコルチコイド類の各比率より
も顕著に優れていることが多い。従って、炎症性皮膚病
を治療しかつ式Iの化合物を含有する剤もまた本発明の
主題である。
の動物の治療において懸濁液、軟膏、クリーム、スプレ
ー等の形態で多種の原因の炎症性皮膚病の治療用に使用
することができる。ここで、局所対全身の抗炎症作用の
極めて好ましい比率のために、高投与量割合での長期に
わたる治療の場合でさえ、この方法での生成物は実際に
はわずかな全身性副作用を示すだけにすぎないというこ
とは、局部および局所用治療形態に特に有利であると強
調することができる。外用治療の場合には、軟膏、クリ
ーム、懸濁液等が0.01〜2重量%の濃度で使用され
る。特に、この方法での生成物は遊離の21−ヒドロキ
シル基および/またはエステル部分に本発明化合物に見
いだされるようなアリールまたはヘテロアリール部分を
欠く21−エステル基を有する対応する製剤の場合より
も時には明らかに優れている薬理試験での局所/全身抗
炎症性作用のスプリット(比率)を示す。さらに、この
方法での生成物はまた前記の類似製剤よりも遥に強力な
局所抗炎症性作用を示す。この他に、本発明の17−デ
オキシコルチコイド−21−エステルはしばしば前記の
類似コルチコイド誘導体よりも遥に低い萎縮性皮膚形成
作用を有することができ、これは皮膚治療処置でのそれ
らの使用にとってのさらに別の利点である。
皮酸エステル特に芳香族部分の4−位がメトキシ、メチ
レンジオキシまたはエトキシで置換されたものおよび1
7−デオキシコルチコイド−21−〔4−(ジメチルア
ミノ)ベンゾエート〕は、それらの抗炎症性作用によっ
て太陽光線特にUV−BおよびUV−A放射に対するさ
らに別の日焼け止め作用を有することができる。
活性でありかつ皮膚が十分に許容しうる種々の抗生物質
例えばゲンタマイシン、ネオマイシン、エリスロマイシ
ンまたはテトラサイクリン型またはフシジン酸型等の抗
生物質と一緒にそれ自体知られた手法で製剤中に組み入
れることができる。この生成物および局所的に活性な抗
生物質とのこのような組み合わせは主要な細菌性の、ま
たは細菌的に重複感染された、炎症性皮膚病を治療する
のに使用することができる。
例えば下記の薬理活性の例から明らかなように、デオキ
シメタソンの場合と比較して顕著に減少した全身作用を
有しながら強力な局所抗炎症性作用を示した。
おける、表皮適用による局所抗炎症作用 Evans, D. P. et al., Br. J. Pharmacol 43, 403(197
1)に記載の手法を使用した。マウスにおいて4−エトキ
シメチレン−2−フェニル−2−オキサゾリン(オキサ
ゾロン)は、コルチコステロイドにより阻害されうる遅
延型のアレルギー性炎症を生起させる。使用する実験動
物は体重25gの雄性NMRIマウスであり、それらを
それぞれ10匹の動物からなる各群に分ける。アセトン
中に溶解したオキサゾロンの2%溶液0.1mlをそれら
動物の腹部の毛を剃った皮膚に適用することによりそれ
ら動物を感作した。この感作から第9日目に、右耳の耳
介の内側にオキサゾロン/アセトンの2%溶液10μl
を適用することによりアレルギー性炎症が誘発された
(対照群)。処置群では前記溶液は供試製剤を含有し
た。溶液適用の24時間後に各動物をCO2で殺害し
た。8mm寸法の環状試料が処置した右耳の耳介および未
処置の左耳の耳介のそれぞれから取り出した。それらの
試料を直ちに計量し、そして右耳介の重量と左耳介の重
量との差が炎症の程度の測定値を示す。mgで表示される
この炎症性浮腫膨潤を対照群での100%に相当するも
のとした。各製剤の炎症阻害効果は対照と比較した阻害
%として示されている。
価から0.05mg/mlでの50%阻害値すなわち効果を
示す値が得られる。 2a.カラゲーニン誘発のラット足浮腫試験における皮
下投与による全身性活性についての試験 この手法はWinter, C. A. et al., Proc. Soc. exp. Bi
ol. (N. Y.), 111, 544,(1962)に記載されている。群サ
イズN=5からなる約200g体重の雄性スプラグ−ダ
ウレイに物質(0.2ml/100g体重、ゴマ油中に溶
解)を皮下投与した。対照にはゴマ油だけを投与した。
15分後にカラゲーニンの0.5%溶液0.1mlを左後足
に注射した。これ以前および3時間後および6時間後に
足の容量を測定し(ml)、膨潤の増加を予備値と比較す
ることによって確かめた。値は平均値および標準偏差
(x±s)である。統計学上の有意性はDunnettテスト
を使用して評価した。
(*=p<0.05)を与えるが、化合物Iはそうでは
ない。1kg当たり0.3mgが投与された後でさえ、化合
物Iは依然として実際上は効果がないが、一方デオキシ
メタソンはほとんど完全に炎症を阻害する。
における糖生成 約140g体重の雄性スプラグ−ダウレイに副腎摘出術
を施した。それらに0.9%塩化ナトリウム溶液を飲料
水として与えた。48時間後にそれら動物の飼料を24
時間与えなかった。実験の日に(副腎摘出術後の3日目
および飢餓の1日目)実験用製剤を皮下投与した(ゴマ
油中2ml/kg、対照はこのビヒクルを摂取するだけであ
る)。6時間後に動物を断頭し、肝臓1gをそれぞれに
除去した。飼料を0.6M過塩素酸5ml中に取り入れ
た。均質化および遠心分離の後に、上澄み液中でグルコ
ースを測定した。沈殿(グリコーゲン)をアミログルコ
シダーゼで酵素的に加水分解し、さらに得られた加水分
解物中でグルコースを測定した(ヘキソキナーゼ試験キ
ット、Boehringer Mannheim社製)。得られた結果は次
のとおりである。
生成作用を有していないが、デオキシメタソンは既に
0.1mg/kgで投与した場合にこの望ましくない作用を
示す(*=p<0.05、Dunnettのテスト)ことを証明
している。化合物Iは1mg/kgで投与した場合にこの作
用を示すだけであり、従って化合物Iの利点は3〜10
の力価で与えられうる。全体として、薬理試験例1〜2
bは化合物Iがデオキシメタソンの場合と同様の強度を
有する局所作用を保持する一方、その望ましくない全身
性作用は顕著に低減することを証明している。
用される。融点はTottoli装置(Buechi社製)またはReic
hert社(Austria)製の7841型のKofler熱ベンチ上で
測定され、補正はされていない。IRスペクトル(KB
r中)はPerkin-Elmer 521等級分光測定器を使用し
てプロットされている。特性を有するバンドだけは各場
合に記載されている。UVスペクトルはBeckmann DK
1A分光測定器を使用して(メタノール中)プロットさ
れている。質量分光測定器(MS)はMS9装置(AE
I社製)を使用して主に実施された。MSスペクトル
(分子量ピーク)は主としてMS=m/z=・・・(M+
H+)(純粋な同位体を使用して測定)で与えられてい
る。すなわち単一同位体モル量が各場合に記録された。
FAB−MSスペクトルが原則として測定された。
製)は薄層クロマトグラフィー(TLC)用に使用され
た。特記しない限り、メチレンクロリド:メタノール=
19:1が溶離剤として使用された(溶出距離7cm)。
展開は各場合に2回実施した。スポットはUVランプを
使用して254nmで検出されたか、または10%硫酸メ
タノール溶液で噴霧するかまたは100℃で加熱するか
のいずれかによって視覚化された。Rf値はあらゆる場
合に単に相対的である。粒径0.063〜0.2mmの15
シリカゲル60(Merck)はカラムクロマトグラフィー
のために使用された。
合、反応混合物に無水ジオキサンを加えるのが有利であ
ることが多い。例えばベンゾイルクロリドの場合にはジ
オキサン/ピリジンの比率は約1:1であり、そして反
応促進のためには反応混合物は、特に立体障害されたか
または反応性のより小さいカルボニルクロリドまたはカ
ルボン酸無水物の場合には、約60℃に加熱されること
が多い(TLCを用いて反応の過程をモニターする)。
反応生成物は薄層クロマトグラフィー(TLC)により
特性化されうる。ここで、反応生成物は約0.65〜0.
75のRF値を有する。原則として、反応生成物はMS
=m/z=・・・(M+H+)(原則としてFABスペク
トル)を使用する質量スペクトルにより特性化され、単
一同位体モル量が各場合に記録される。M+H+値は各
場合とも端数を切り上げた。IR、1H−NMRおよび
UVスペクトルもまた特性化のために採用されうる。
ト a) 無水ピリジン20ml中に溶解したデオキシメタソ
ン3g(〜0.008モル)の溶液に、無水ジオキサン
10ml中に溶解した3−フェニルプロピオニルクロリド
1.8g(〜0.0011モル)の溶液を0℃で撹拌しな
がら滴加する。0℃で5〜6時間撹拌後に(TLCによ
り所望反応生成物の生成完了が指示される)、混合物を
半飽和の塩化ナトリウム水溶液500ml中に注ぎ、沈殿
(油状またはワックス状)をひだ付きフィルターにより
単離し、この沈殿をメチレンクロリド(または酢酸エチ
ル)中に溶解し、その溶液を水洗し、硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を真空中で留去し、生成物をジエチルエー
テルまたはジイソプロピルエーテルまたは石油エーテル
で結晶化し、濾去し次いで適切な場合にはエタノール/
ジエチルエーテル(適切な場合には、ジイソプロピルエ
ーテルまたは石油エーテルを加える)から再結晶する。
前記標記化合物3.9g(96.0%)が得られる。m.
p.161℃。 MS:m/z=509(M+H+) TLC:RF≒0.6
を有する反応生成物は、実施例1a)において3−フェ
ニルプロピオニルクロリドの代わりに3−フェニルプロ
ピオン酸無水物3.1gを使用し、反応、後処理および
精製を実施例1a)に記載のと同一の方法で実施するこ
とにより得られる。
ジン10ml中に溶解したデオキシメタソン3g(0.0
08モル)の溶液に、3−フェニルプロピオニルクロリ
ド1.8gを0℃で撹拌しながら滴加する。混合物を室
温(21℃)で20時間撹拌しながら放置し、次いで薄
層クロマトグラフィーが依然として出発物質を検出する
ならばさらに数時間(約5時間)40〜50℃で加熱
し、次にそのまま放置して冷却させ、半飽和の塩化ナト
リウム水溶液60ml中に注ぎ、水性相を沈殿した油状物
またはワックス状物(結晶が完全に沈殿する場合にはこ
れらを濾去する)から傾瀉し、その沈殿をメチレンクロ
リド中に取り入れ、有機相を水洗し、例えば硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、溶媒を留去する。残留物をジエチルエー
テルまたはジイソプロピルエーテルの添加とともにエタ
ノール、メチレンクロリド(溶解)から再結晶して前記
標記化合物3.2gを得る。m.p.158〜160℃。
TLC(溶離剤:CH2Cl2:CH3OH=19:1)
において、この化合物およびまた前記沈殿はまだRF≒
0.6での主要スポットの他に副次的スポットを示す。
最終精製(TLC)のために、メチレンクロリド/メタ
ノール=998:2を使用してシリカゲルでのクロマト
グラフィー〔粒径0.063〜0.2000mm(Merck A
G)、20×3cmカラム〕を遂行する(50mlフラクシ
ョン)。その後のTLCで約0.6のRF値を有すること
が検出される各フラクションを合する。溶離剤を留去し
た後に、m. p. 160℃を有する結晶性標記化合物2.
0g(最良の複製混合物2.8g中の)がジエチルエー
テルおよび/またはエタノール、メチレンクロリドおよ
びジエチルエーテル(またはジイソプロピルエーテル)
からの結晶化により得られる。 MS:m/z=509(M+H+) TLC:RF≒0.6(SC=0.4)(SC=出発化合
物) この油状またはワックス状の前記油性沈殿もまた、乾燥
後にm/z=509(M+H+)のMSデータを示す。
ン3gを3−フェニルプロピオニルクロリドの代わりに
フェノキシアセチルクロリド1.8gと反応させ、生成
物を後処理し次いで単離して、標記化合物が純粋な結晶
形態(あるいはまた無定形形態)で得られる。前記標記
化合物3.82gが得られる。m. p. 147℃。 MS:m/z=511(M+H+) TLC:RF≒0.7
メタソン3gを3−フェニルプロピオニルクロリドの代
わりにフェニルアセチルクロリド1.75gと反応さ
せ、生成物を後処理し次いで単離して、標記化合物が純
粋な結晶形態(結晶化された;あるいはまた無定形形
態)で得られる。前記標記化合物2.7gが得られる。
m. p. 151〜153℃。 MS:m/z=495(M+H+) TLC:RF≒0.7
オキシメタソン6.3gおよびフェニル酢酸8.65g
(P2O5で約50〜60℃において真空中で5時間乾燥
させた)の溶液に、無水ピリジン4ml中における濃硫酸
250mgの新しく調製した混合物(硫酸ピリジニウムの
懸濁液)を20℃で撹拌しながら加える。混合物を15
分間撹拌した後にN,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド5.1gを加える。生成したN,N′−ジシクロヘ
キシル尿素の結晶性沈殿が最初の透明溶液から直ちに沈
殿する。TLCがそれ以上の出発化合物を検出すること
ができなくなり、そして代わりにRF≒0.7で反応生成
物を検出することができるまで混合物を撹拌する(原則
として16時間の反応時間だが、より長い反応時間例え
ば週末にわたる放置および撹拌は反応結果に何ら悪い影
響を及ぼさない)。この後に、酢酸または無水酢酸2.
2mlを加え、混合物を20℃でさらに1時間次いで厳し
い氷点下(約−15℃)で24〜48時間放置する。沈
殿したN,N′−ジシクロヘキシル尿素を濾去し、ピリ
ジンで洗浄し、それを約−15℃に冷却し、次いで濾液
を半飽和の塩化ナトリウム水溶液約500ml中で撹拌
し、エタノール約5mlを加え、次いで油状の結晶性沈殿
を濾去し、数回水洗しそしてメチレンクロリド約100
ml中に取り入れる。この溶液を硫酸ナトリウムで乾燥し
た後に溶媒を留去し、残留物をジエチルエーテルの添加
により結晶化する。デオキシメタソン21−フェニルア
セテートがm. p. 132〜145℃で得られ、それはte
rt−ブタノール/ジエチルエーテルから再結晶すること
ができる。m.p.156℃(収量4.0g) MS:m/z=495(M+H+) TLC:RF≒0.7(SCのRF≒0.4)
に別の反応混合物が製造される。しかし酸性触媒の濃硫
酸は省かれる。実施例3b)に記載のより長い約5時間
の反応時間の後にTLC試料は出発化合物がもはや存在
しないことを示す。実施例3b)に記載のと類似の後処
理および精製の後に、実施例3b)に記載のと同一の特
性を有するデオキシメタソン21−フェニルアセテート
が得られる。標記化合物はまた、溶媒としてピリジンの
代わりに無水ジメチルホルムアミドを使用する場合には
同一データで得られる。
に別の反応混合物が製造される。しかし硫酸の代わりに
p−トルエンスルホン酸250mgを加える。実施例3
b)に記載のと類似の後処理および精製の後に、実施例
3b)に記載のと同一の特性を有するデオキシメタソン
21−フェニルアセテートが得られる。
テル 無水ピリジン15ml中に溶解したデオキシメタソン1.
92gおよび3−インドール酢酸(乾燥された)3.1
gの溶液に硫酸ピリジニウム〔実施例2b)により、無
水ピリジン2.5ml中における濃硫酸56mgからなる〕
を20℃で撹拌しながら加える。混合物を30分間撹拌
した(20℃)後にN,N′−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド1.55gを加える。混合物を20℃で48時
間撹拌した後に質量スペクトルはm/z=534.2(M
+H+)を示し、もはや出発ステロイドのm/z=377
(M+H+)を示さない。実施例3b)に記載のと類似
の処理および後処理をさらに行った後にワックス状にな
る油性沈殿が、混合物を半飽和の塩化ナトリウム水溶液
約500ml中に注いだ後に得られる。このワックスを傾
瀉するかまたは濾去し、水洗しそしてデシケーター中で
P2O5により真空乾燥する。石油エーテルで粉砕後に標
記化合物1.35gが無定形生成物として得られる。 MS(ワックスまたは無定形物質の):m/z=534
(M+H+)TLC≒0.75(主要スポット=主要スポ
ット+少量の弱い副次的スポット)。最終精製のため
に、メチレンクロリド/メタノール=99.5:0.5を
使用してシリカゲルでのクロマトグラフィー(カラム:
直径=5cm:h=20cm)を遂行する。RF≒0.75を
有する得られた溶離物フラクションをプールし、溶媒を
蒸留により除去する。残留物をジエチルエーテルから結
晶化する。標記化合物1.0gが得られ、それは−16
0℃のm.p.およびワックス状または無定形標記化合物
と同一のMSおよびTLCデータを有する。 MS:m/z=534(M+H+) TLC:RF≒0.75
の溶液に、無水ジオキサン20ml中に溶解したシンナモ
イルクロリド3.5gの溶液を0℃で撹拌しながら滴加
する。混合物を0℃で5時間撹拌後に(TLCにより所
望反応生成物の生成完了が指示される)、それを半飽和
の塩化ナトリウム水溶液1リットル中に注ぎ、沈殿(ワ
ックス)をひだ付きフィルターにより単離し、メチレン
クロリド(または酢酸エチル)中に取り入れ、この溶液
を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を真空中で留
去し、生成物をジエチルエーテルまたはジイソプロピル
エーテルまたは石油エーテルで結晶化し、濾去し次いで
適切な場合にはエタノール/ジエチルエーテル(適切な
場合には、ジイソプロピルエーテルまたは石油エーテル
を加える)から再結晶する。前記標記化合物7.5gが
得られる。m.p.161℃。 MS:m/z=507(M+H+) TLC:RF≒0.7
におけるコルチコステロン580mgを無水ジオキサン2
ml中でシンナモイルクロリド350mgと反応させる。混
合物を0℃で5時間撹拌後にそれを後処理し(半飽和の
塩化ナトリウム溶液100ml中に注ぐ等)、生成物を結
晶化により調製(単離)する。前記標記化合物660mg
が得られる。m.p.154〜157℃。 MS:m/z=477(M+H+) TLC:RF≒0.7
ル コルチコステロンの代わりに11−デオキシコルチコス
テロン570mgを実施例6に記載のと同一の方法で反応
させ次いで混合物を後処理し、生成物を単離する。前記
標記化合物520mgが得られる。m.p.140〜143
℃。 MS:m/z=461(M+H+) TLC:RF≒0.75
におけるフルオコルトロン600mgを無水ジオキサン2
ml中のシンナモイルクロリド350mgと反応させ(0℃
で5時間)、次いで混合物を後処理し(半飽和の塩化ナ
トリウム溶液100ml中に注ぐ等)、生成物を結晶形態
で単離する。前記標記化合物720mgが得られる。m.
p.154〜159℃。 MS:m/z=507(M+H+) TLC:RF≒0.8
代わりにジフルコルトロン610mgを反応させ、混合物
を後処理し、生成物を単離する。前記標記化合物(m.
p.120〜128℃;無定形)560mgがジイソプロ
ピルエーテル(粉砕)から得られる。 MS:m/z=525(M+H+) TLC:RF≒0.8
代わりにクロコルトロン620mgを反応させ、次いで混
合物を後処理し、生成物を単離する。前記標記化合物
(無定形)590mgがジイソプロピルエーテル(粉砕)
から得られる。 MS:m/z=542(M+H+) TLC:RF≒0.8
ル 実施例8に記載のと同一の方法で、フルオコルトロンの
代わりに9α−フルオロコルチコステロン600mgを反
応させ、次いで混合物を後処理し、生成物を単離する。
前記標記化合物630mgがn−ヘキサン(粉砕)から無
定形形態で得られる。 MS:m/z=495(M+H+) TLC:RF≒0.8
テル 無水ピリジン40ml中に溶解したデオキシメタソン6g
の溶液に、無水ジオキサン20ml中に溶解した4−メト
キシシンナモイルクロリド4.2gの溶液を0℃で撹拌
しながら滴加する。混合物を0℃で5時間撹拌後に(T
LCにより所望反応生成物の生成完了が指示される)、
それを半飽和の塩化ナトリウム水溶液1リットル中に注
ぎ、沈殿(ワックス)をひだ付きフィルターにより単離
し、この沈殿をメチレンクロリド(または酢酸エチル)
中に溶解し、この溶液を水洗し、硫酸ナトリウムで乾燥
し、溶媒を真空中で留去し、生成物をジエチルエーテル
またはジイソプロピルエーテルまたは石油エーテルで結
晶化し、濾去し次いで適切な場合にはエタノール/ジエ
チルエーテル(適切な場合には、ジイソプロピルエーテ
ルまたは石油エーテルを加える)から再結晶する。前記
標記化合物9.4gが得られる。m.p.185℃。さら
に別の反応混合物において反応生成物はm.p.194℃
を有した。 MS:m/z=537(M+H+) TLC:RF≒0.75
テル 実施例12に記載のと同一の方法で、無水ピリジン4ml
中におけるコルチコステロン580mgを無水ジオキサン
2ml中の4−メトキシシンナモイルクロリド420mgと
反応させ、0℃で5時間撹拌した後に混合物を後処理し
(半飽和の塩化ナトリウム溶液100ml中に注ぐ等)、
生成物を結晶化により調製(単離)する。前記標記化合
物620mgが得られる。m.p.〜160℃。 MS:m/z=507(M+H+) TLC:RF≒0.7
酸)エステル 実施例12に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
の代わりにデオキシコルチコステロン570mgを反応さ
せ、混合物を後処理し、生成物を単離する。前記標記化
合物500mgが得られる。m.p.153℃。 MS:m/z=491(M+H+) TLC:RF=0.75
ステル 実施例15に記載のと同一の方法で、無水ピリジン4ml
中におけるフルオコルトロン600mgを無水ジオキサン
2ml中の4−メトキシシンナモイルクロリド420mgと
反応させ(0℃で5時間)、混合物を後処理し(半飽和
の塩化ナトリウム溶液100ml中に注ぐ等)、生成物を
結晶形態で単離する。前記標記化合物690mgが得られ
る。m.p.164〜176℃(前には150℃、焼結し
つつある無定形から)。 MS:m/z=537(M+H+) TLC:RF≒0.75
テル 実施例15に記載のと同一の方法で、フルオコルトロン
の代わりにジフルコルトロン610mgを反応させ、次い
で混合物を後処理し、生成物を単離する。前記標記化合
物(無定形)590mgがジイソプロピルエーテル(粉
砕)から得られる。 MS:m/z=555(M+H+) TLC:RF≒0.8
ル 実施例15に記載のと同一の方法で、フルオコルトロン
の代わりにクロコルトロン620mgを反応させ、次いで
混合物を後処理し、生成物を単離する。前記標記化合物
(無定形)620mgがジイソプロピルエーテル(粉砕)
から得られる。 MS:m/z=572(M+H+) TLC:RF≒0.8
ケイ皮酸)エステル 実施例15に記載のと同一の方法で、フルオコルトロン
の代わりに9α−フルオロコルチコステロン600mgを
反応させ、次いで混合物を後処理し、生成物を単離す
る。前記標記化合物(無定形)680mgがジイソプロピ
ルエーテル(粉砕)から得られる。 MS:m/z=525(M+H+) TLC:RF≒0.8
テル 無水メチレンクロリド60ml中に溶解したデオキシメタ
ソン3.0gおよび4−フェニルケイ皮酸2.3gの溶液
に、4−ジメチルアミノピリジン96mgおよびジシクロ
ヘキシルカルボジイミド2.0gを0℃で撹拌しながら
加える。最初は透明である反応溶液がまもなく濁るよう
になる。混合物を室温で約6時間撹拌した後にTLC試
料は出発化合物がもはや存在しないことを指摘する。次
いで混合物を+4℃で2日間および−15℃(厳しい氷
点下)で2日間貯蔵し、その後沈殿したN,N′−ジシ
クロヘキシル尿素を濾去し、−15℃に冷却されている
ピリジンで洗浄し次いで有機溶媒を真空中で留去する。
残留物を沸騰ジエチルエーテルから結晶化しついで適切
な場合にはエタノール/ジエチルエーテルから再結晶す
る。前記標記化合物4.1gが得られる。m.p.142
℃。 MS:m/z=583(583.3)−(M+H+) TLC:RF≒0.75
ジオキシ)ケイ皮酸エステル 実施例19に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
3gを4−フェニルケイ皮酸の代わりにトランス−3,
4−メチレンジオキシケイ皮酸2.0gと反応させ、混
合物を後処理し、生成物を単離しそして純粋な形態で得
る。前記標記化合物1.9gが得られる。m.p.147
〜151℃。 MS:m/z=551(M+H+) TLC:RF≒0.7
シ)ケイ皮酸エステル 実施例19に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
3gを4−フェニルケイ皮酸の代わりにトランス−3,
4−ジメトキシケイ皮酸2.0gと反応させ、混合物を
後処理し、生成物を単離しそして純粋な形態で得る。前
記標記化合物2.4gが得られる。m.p.139〜14
4℃。 MS:m/z=567(M+H+) TLC:RF≒0.75 実施例21においてトランス−3,4−ジメトキシケイ
皮酸2.0gの代わりに1当量のトランス−2,3−ジメ
トキシケイ皮酸またはトランス−2,4−ジメトキシケ
イ皮酸またはトランス−2,5−ジメトキシケイ皮酸ま
たはトランス−3,5−ジメトキシケイ皮酸を反応で用
いる場合には、類似の反応実施、後処理および単離の後
に対応するデオキシメタソン21−トランス−2,3−
(またはそれぞれに2,4−または2,5−または3,5
−)ジメトキシケイ皮酸エステルが得られる。これら全
てはMS:m/z=567(M+H+)を有する。
ル 実施例19に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
3gを4−フェニルケイ皮酸の代わりにp−メチルケイ
皮酸1.9gと反応させ、次いで混合物を後処理し、生
成物を単離しそして純粋な形態で得る。前記標記化合物
2.1gが得られる。m.p.171℃。 MS:m/z=521(M+H+) TLC:RF≒0.7
わりにα−メチルケイ皮酸(=C6H5CH=C(C
H3)CO2H)1.9gを用いる場合には、類似の反応
実施、後処理および単離の後に異性体のデオキシメタソ
ン21−(α−メチルケイ皮酸)エステル(ジエチルエ
ーテルで沈殿させた後における無定形の結晶性群)が得
られる。 MS:m/z=521(M+H+) TLC:RF≒0.75 実施例22においてα−メチルケイ皮酸の代わりに1当
量(1.9g)のβ−メチルケイ皮酸(例えばトランス
−メチルケイ皮酸)を用いる場合には、デオキシメタソ
ン21−(β−メチルケイ皮酸)エステルが得られる。
3gを4−フェニルケイ皮酸の代わりにフェニルプロピ
オン酸1.9gと反応させ(反応時間:24時間)、混
合物を後処理し、生成物を単離する。前記標記化合物が
徐々に結晶性形態で晶出するが、それは得られた暗色の
油状物(2.2g)から最終的には数日後にかろうじて
精製されうるだけである。油状/結晶性粗生成物につい
ての測定値: MS:m/z=505(M+H+) TLC:RF≒0.8
タジエン酸)エステル 実施例19に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
3gを4−フェニルケイ皮酸の代わりに5−フェニル−
2,4−ペンタジエン酸(=シンナミリデン酢酸)1.6
gと反応させ、その後混合物を後処理し、その物質を単
離しそして純粋な形態で調製する。前記標記化合物3.
1gが得られる。m.p.140〜146℃(不明瞭)。 MS:m/z=533(M+H+) TLC:RF≒0.75
ス(2−クロロエチル)アミノ)フェニル)ブチレート 無水ピリジン50ml中に溶解したデオキシメタソン8.
0gおよび4−(4−(N,N)−(ビス(2−クロロ
エチル)アミノ)フェニル)酪酸(=クロラムブシル)
7.2gの溶液に硫酸ピリジニウム〔実施例2b)に従
って製造され、無水ピリジン10ml中における濃硫酸3
00mgからなる〕を20℃で撹拌しながら加える。混合
物を20℃で20分間撹拌した後に、N,N′−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド5.77gを加える。次いで
混合物を20℃で48時間撹拌した後に氷酢酸2mlを加
え、この混合物を厳しい氷点下(−15℃)で48時間
放置する。沈殿したN,N′−ジシクロヘキシル尿素
(6.1g)を濾去し、濾液に半飽和の塩化ナトリウム
水溶液約300mlを加え、油状物を分離させる。油状物
をひだ付きフィルターで濾去し、水400mlで処理し、
その後それは48時間以内にワックスになる。このワッ
クスを濾去し、水洗しそして最終時には真空デシケータ
ー中で乾燥する。それを還流下で沸騰イソプロパノール
中に溶解し、この溶液をそのまま20℃に冷却させると
直ちに厚い結晶群が沈殿する。この群を濾去し、0℃に
冷却したイソプロパノールで洗浄する。乾燥して前記標
記化合物6.2gが得られる。m.p.142〜145℃
(別の反応混合物はm.p.160〜168℃を与える。
その製造は明らかに二重または多重融点を有する(多形
状))。 MS:m/z=662(M+H+) TLC:RF≒0.8
酸エステル〕 無水ピリジン3ml中に溶解したデオキシメタソン500
mg(1.3ミリモル)の溶液に、無水ジオキサン2ml中
に溶解した3−フリルアクリロイルクロリド254mg
(1.6ミリモル)の溶液を0℃で撹拌しながら滴加す
る。混合物を0℃で4時間撹拌し次いで冷蔵庫中で+4
℃において62時間(=週末にわたり)放置した後に
〔TLCにより所望反応生成物の生成完了が指示され
る;RF≒0.8(デオキシメタソンは≒0.6を有す
る)〕、分離した沈殿(ピリジニウム塩酸塩)を+4℃
で濾去する。得られた濾液中に含有される溶媒を大部分
高真空下で留去する。得られる残留物をジエチルエーテ
ルで粉砕し、得られる結晶群を濾去し、ジエチルエーテ
ルで数回洗浄する。所望により、得られる結晶群をエタ
ノール/ジエチルエーテル(適切な場合には、完全溶解
のためにジクロロメタンを加える)から再結晶すること
ができる。前記標記化合物580mgが得られる。m.p.
216℃。 MS:m/z=497(M+H+) TLC:RF≒0.8 異性体化合物のデオキシメタソン21−〔3−(2−チ
エニル)アクリル酸エステル〕およびデオキシメタソン
21−〔3−(2−フリル)アクリル酸エステル〕の合
成は、それぞれ(4−フェニルケイ皮酸の代わりに)遊
離酸試薬2−チエニルアクリル酸および2−フリルアク
リル酸から進行し、反応を実施例19に従って実施する
ことにより達成するのが好都合である。
ル酸エステル〕 実施例27に記載のと同一の方法で、デオキシメタソン
0.5gをその実施例27で使用される酸クロリドの代
わりに3−チエニル−アクリロイルクロリド2.75mg
と反応させ、その混合物を類似の手法で後処理し、生成
物を結晶化により純粋な形態で調製する。前記標記化合
物580mgがジエチルエーテルから得られる。m.p.2
19℃。 MS:m/z=513(M+H+) TLC:RF≒0.8 以下の表1および2に記載の例(ここでR(1)′は2
1 CH2O基上の全側鎖である)は前記実施例と類似で
ある。各合成生成物を特性化するのに各場合において評
価されうる(油状物もしくはワックスとしてまたは無定
形もしくは結晶化された形態として)のは質量スペクト
ルから得られる分子量ピーク(m/z=・・・(M+
H+))だけであった。それらの合成生成物には原則と
して、結晶化(再結晶)またはクロマトグラフィーによ
るいずれかの精製は適用されなかった。
Claims (6)
- 【請求項1】 式I 【化1】 〔式中、 Aは任意の立体配置のCHOHおよびCHClである
か、またはCH2、C=Oもしくは9(11)二重結合
であり、 Yは水素、フッ素または塩素であり、 Zは水素、フッ素またはメチルであり、 R(1)は場合により置換されているかまたは縮合され
ているアリールもしくはヘテロアリールであり、 〔(C1〜C4)−アルキル〕は飽和であるか、また炭素
数2個からは1回不飽和であるか、また炭素数3個から
は1回以上不飽和であるかまたは環状であり、さらに別
のアルキル基により枝分かれしており、ヘテロ原子O、
SまたはNにより挿入または置換されており、 1、2の位置は飽和であるかまたは不飽和(1、2二重
結合)であり、 R(2)は水素またはα−メチルもしくはβ−メチルで
ある〕で表される17−デオキシコルチコイド−21−
カルボン酸エステル。 - 【請求項2】 式中、 R(1)は請求項1記載の定義を有し、 AはCHOH(β配置)であり、 YはFであり、 Zは水素であり、 R(2)はα−メチルである、請求項1記載の17−デ
オキシコルチコステロイド−21−カルボン酸エステ
ル。 - 【請求項3】 a) 式II 【化2】 (式中R(4)はOHであり、残りの置換基は前述の定義
を有する)の化合物を a1) 式III R(5)−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1) III 〔式中〔(C1〜C4)−アルキル〕およびR(1)は前
述の定義を有し、そしてR(5)はCl、Br、−O
〔−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1)〕、
−OC(O)CF3または別の活性酸基である〕の活性
カルボン酸好ましくはハロゲン化物または無水物または
アゾリドと反応させるか、もしくは a2) 式III(式中R(5)はOHであり、その他の
置換基は式IIIに記載の定義を有する)のカルボン酸そ
れ自体と水除去試薬(DCCI等)の存在下で反応させ
るか、または b) 式II 【化3】 (式中R(4)はBr、Iまたはスルホン酸アリールエ
ステル基またはスルホン酸アルキルエステル基であり、
その他の置換基は式Iに記載の定義を有する)の化合物
を式III R(5)−CO−〔(C1〜C4)−アルキル〕−R(1) III 〔式中R(5)は−〔O-Me+〕であり、その他の置換
基は式IIIに記載の定義を有し、Me+はアルカリ金属塩
またはトリアルキルアンモニウム塩の陽イオンであるの
が好ましい〕のカルボン酸の塩好ましくはK塩、Na塩
またはトリアルキルアンモニウム塩と反応させる。こと
からなる請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1記載の化合物の有効量を含有す
る医薬。 - 【請求項5】 製薬的に慣用の添加剤と合して請求項1
記載の化合物の有効量を皮膚の患部に適用する、皮膚病
の治療方法。 - 【請求項6】 皮膚病の治療用医薬を製造するための請
求項1記載の化合物の使用。
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