JPH089969Y2 - 画像入力装置 - Google Patents

画像入力装置

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JPH089969Y2
JPH089969Y2 JP1990055128U JP5512890U JPH089969Y2 JP H089969 Y2 JPH089969 Y2 JP H089969Y2 JP 1990055128 U JP1990055128 U JP 1990055128U JP 5512890 U JP5512890 U JP 5512890U JP H089969 Y2 JPH089969 Y2 JP H089969Y2
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栄 横内
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、原稿等の読取り対象面の画像を読取ってコ
ンピュータ等の処理装置に入力する画像入力装置に関す
るものである。
[従来の技術] 従来、この種の画像入力装置として、ハンディ型と据
置型のものが知られている。
ハンディ型の画像入力装置は、主操作方向の1ライン
分の画像を読取るイメージセンサを設けたハンディスキ
ャナ本体を、原稿等の読取り対象面上で副走査方向に手
動で移動することにより、読取り対象面に形成された画
像を2次元的に読取り、その読取り画像をディジタル化
してコンピュータ等の処理装置に入力するように構成さ
れている。
一方、据置型の画像入力装置はハンディ型と同様のイ
メージセンサおよびその結像光学系を副走査方向にパル
スモータ等を備えた移動機構によって移動させ、イメー
ジセンサの読取り窓下方に置いた読取り対象面の画像を
2次元的に読取り、その読取り画像をディジタル化して
コンピュータ等の処理装置に入力するように構成されて
いる。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、ハンディ型の画像入力装置においては
手動で読取り対象面を副走査方向に走査するため、移動
速度のばらつきに起因して副走査方向の読取り速度がば
らついてしまい、高精度の読取り結果が得られないとい
う問題がある。また、写真等の中間調の画像を読取る場
合には、白基準となる基準面を予め読取らせなければな
らず、操作が面倒になるといった問題がある。
これに対し、据置型の画像入力装置は、ステップモー
タ等の移動機構を用いているため、高精度の読取り結果
が得られる。また、白基準面を読取り開始位置に設けて
おけば、改めて白基準面を読取らせる操作も不要であ
る。しかしながら、イメージセンサとその結像光学系が
移動する2次元の面積によって装置自体の2次元的な外
形形状が一義的に決定されてしまい、外形形状を小形化
できないという問題がある。
本考案は、このような問題を解決するためになされた
もので、その目的はハンディ型の簡便さを保持しつつ、
据置型の読取り精度を有する小形化が可能な画像入力装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するためこの考案では、読取
り対象面の画像を読取る読取り部と、この読取り部を収
納位置と読取り動作位置との間で移動自在に支持する収
納部と、前記読取り動作位置において前記読取り部を読
取り対象面に沿って移動自在に支持した移動機構とを備
えて成る画像入力装置において、前記収納部の前記収納
位置に固定して設けられ、前記読取り部が読取る読取り
対象面の画像の基準となる白基準面を具備したものであ
る。
[作用] 上記構成によれば、イメージセンサとその結像光学系
等から成る読取り部は、読取り動作を行わない非使用状
態では収納部に収納し、使用状態の時に読取り動作位置
に移動するという使用形態になるため、装置自体は読取
り部を収納可能な程度の外形状態があればよい。これに
より、装置自体を小形化することができる。さらに、収
納部に基準面を設けているので、読取り開始前に読取り
部を収納部に収納した状態で基準面を自動的に簡便に読
取ることができる。
[実施例] 以下、本考案を実施例に従って詳細に説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示す図であり、
第1図は読取り部を読取り動作位置に移動した時の水平
断面図、第2図は読取り部を収納位置に移動した時の水
平断面図、第3図は第2図のA-A断面図である。
これらの図において、原稿等の読取り対象面に載置し
て画像を読取る画像入力装置1は、収納部2,読取り部3,
移動機構4とから構成され、読取り部3は第1図で図示
する状態の読取り位置と第2図で図示する状態の収納位
置の間を移動自在に収納部2に収納されている。
収納部2は箱形であり、その内部に移動機構4とシェ
ーディング補正用の白基準面5とが設けられている。
移動機構4は、支持部材6,7によって両端が支持され
たシャフト8,9と、このシャフト8,9に図示矢印方向Bに
移動自在に取付けられたキャリッジ10と、このキャリッ
ジ10の側方の連絡部11に連絡された環状のワイヤ12と、
このワイヤ12を回動自在に懸架する一対のプーリ13,14
と、プーリ14を回動駆動するパルスモータ15と、キャリ
ッジ10に設けられ、読取り部3を収納位置と読取り位置
に移動させるための軸となる四角柱の回動軸16とを備え
ている。
白基準面5は、収納部2の外壁を構成するハウジング
17の右側面中央部に形成された収納口18の底面部に読取
り部3の読取り窓19を臨むように、印刷あるいはシール
等によって形成されている。
読取り部3は、読取り窓19が下方を向いて形成され、
この読取り窓19の奥部には原稿や白基準面5に光を照射
する光源20と、原稿または白基準面からの反射光を受光
し、その受光光量に比例した振幅を有する画像読取り信
号に変換して出力する光電変換素子例えばライン型のイ
メージセンサ21とから成っている。そして、この読取り
部3の一端には、収納部2の回動軸16に対して回動させ
るために、回動軸16に係合する角穴22と、この角穴22に
連通する丸穴23とが形成されている。
次に、以上の構成に係る動作を説明する。
まず、読取り部3は非使用状態においては、第2図に
示すような状態で収納部2の収容口18に収納されてい
る。この収納状態では、イメージセンサ21の結像軸上に
白基準面5が位置する。そこで、原稿等の読取り対象の
画像を読取るに際しては、まず、図示しないスイッチを
オン操作し、イメージセンサ21に白基準面5を読取ら
せ、その濃度を表すデータを図示しないメモリに記憶さ
せる。
次に、読取り部3を収納部2の収納口18から外へ引き
出し、回動軸16を中心に反時計回りに回動させる。読取
り部3の丸穴23と回動軸16とは収納状態において第4図
(a)に示すような係合状態となっているので、反時計
回りに回動することによって第4図(b)に示すような
係合状態となる。そこで、次に第4図(c)に示すよう
に読取り部3を右方向に引張り、丸穴23に連通する角穴
22と回動軸16とを嵌合させ、第1図に示すように読取り
部3を移動機構4のシャフト8,9とほぼ直角になるよう
にキャリッジ10にロックする。
この状態で、画像入力装置1を読取り対象面上に載置
し、読取り部3の読取り窓19を読取り対象面に密着させ
る。そして、図示ししない読取り開始スイッチをオン操
作する。すると、パルスモータ15が所定速度で回転し始
め、このパルスモータ15にプーリ13,14およびワイヤ12
を介して連結されたキャリッジ10は支持部材6の方向、
すなわち副走査方向に移動する。このようなキャリッジ
10の移動に伴って、キャリッジ10に支持された読取り部
3が一体になって副走査方向に移動する。
読取り部3は副走査方向への移動開始と共に、光源20
を発光させ、読取り対象面からの反射光をイメージセン
サ21で受光し、読取り対象面の画像濃度に比例した電気
信号に変換する。この電気信号は、白基準面5から読取
った基準画像によってシェーディング補正された後、2
値あるいは多値の読取り画像データに変換されて外部に
出力される。
従って、この実施例によれば、読取り動作時のみ読取
り部3を収納部2から引出して副走査方向に走査させる
ことになるため、装置自体は読取り部3を収納できる程
度の外形形状であれば充分なものとなる。この結果、装
置自体を小形化し、かつ据置形と同様の読取り精度を得
ることができる。また、読取り部3を収納して携帯する
ことができるため、ハンディ型と同様の簡便さがあり、
しかも読取り窓19に汚れが付着するのを防止できる。さ
らに白基準面を別に用意しなくても、収納状態で簡単に
白基準を得られるから、中間調画像の読取りに際して極
めて好都合なものとなる。
なお、上記実施例において、読取り部3はパルスモー
タ15を動力源として移動させているが、シャフト8,9に
沿って手動で移動させるようにしてもよい。但し、この
場合には移動速度に比例したクロックパルスを出力する
エンコーダを設ける必要がある。
また、イメージセンサ21の結像光軸上にミラーやレン
ズを有する縮小光学系を必要に応じて設けてもよい。
[考案の効果] 本考案に係る画像入力装置によれば、読取り対象面の
画像を読取る読取り部と、この読取り部を収納位置と読
取り動作位置との間で移動自在に支持する収納部と、前
記読取り動作位置において前記読取り部を読取り対象面
に沿って移動自在に支持した移動機構とを備えて成る画
像入力装置において、前記収納部の前記収納位置に固設
し、読取り対象面の基準となる白基準面を具備したか
ら、前記基準面を操作する格別の構成も必要とせず、ス
ペースもとらず、しかも読取り動作の度に意識的に読取
り基準と照合させると言う煩わしさがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す読取り動作状態の水平
断面図、第2図は読取り部収納状態の水平断面図、第3
図は第2図のA-A断面図、第4図(a)〜(c)は読取
り部を回動自在に支持する部分の動作説明図である。 1……画像入力装置、2……収納部、3……読取り部、
4……移動機構、5……白基準面、10……キャリッジ、
12……ワイヤ、15……パルスモータ、18……収納口、19
……読取り窓、20……光源、21……イメージセンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/64 320 P

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取り対象面の画像を読取る読取り部と、
    この読取り部を収納位置と読取り動作位置との間で移動
    自在に支持する収納部と、前記読取り動作位置において
    前記読取り部を読取り対象面に沿って移動自在に支持し
    た移動機構とを備えて成る画像入力装置において、 前記収納部の前記収納位置に固定して設けられ、前記読
    取り部が読取る読取り対象面の画像の基準となる白基準
    面を具備したことを特徴とする画像入力装置。
JP1990055128U 1990-05-25 1990-05-25 画像入力装置 Expired - Fee Related JPH089969Y2 (ja)

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JP1990055128U JPH089969Y2 (ja) 1990-05-25 1990-05-25 画像入力装置

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JP1990055128U JPH089969Y2 (ja) 1990-05-25 1990-05-25 画像入力装置

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JPH0415350U JPH0415350U (ja) 1992-02-07
JPH089969Y2 true JPH089969Y2 (ja) 1996-03-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6412660A (en) * 1987-07-07 1989-01-17 Canon Kk Original reader
JPH01303863A (ja) * 1988-05-31 1989-12-07 Nec Home Electron Ltd 画像入力装置

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JPH0415350U (ja) 1992-02-07

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