JPH089947Y2 - 線路極性検知回路 - Google Patents

線路極性検知回路

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JPH089947Y2
JPH089947Y2 JP1989147107U JP14710789U JPH089947Y2 JP H089947 Y2 JPH089947 Y2 JP H089947Y2 JP 1989147107 U JP1989147107 U JP 1989147107U JP 14710789 U JP14710789 U JP 14710789U JP H089947 Y2 JPH089947 Y2 JP H089947Y2
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line
telephone
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勝美 吉村
和夫 浅田
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株式会社田村電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電話回線の極性を検出し、転極パルス等の
検出を行う線路極性検知回路に関するものである。
[従来の技術] 従来の線路極性検知回路は、例えば実開昭63-7841号
公報に開示されているように、この回路を公衆電話機に
適用したものがあり、この回路を第3図に示す。同図に
おいて、1は電源回路、2はループ閉成,ダイヤル発信
および通話等を行う電話機回路、3,4はバッファ、L1,L2
は電話回線端子、DBはダイオードブリッジ、Q1,Q2はト
ランジスタ、D1〜D3はダイオード、ZD1は定電圧ダイオ
ード、Cはコンデンサ、R1〜R6は抵抗、SD1,SD2は極性
検知出力信号である。
次に、この線路極性検知回路の動作を説明する。ま
ず、オフフックしてダイヤル発信中は、電話回線端子L1
側が正極性となっている。そしてこのときは、トランジ
スタQ1はオフしており、この出力は「L」レベルの電位
となり、従ってバッファ3の反転出力、すなわち極性検
知出力SD1は「H」となっているのに対して、電話回線
端子L2側は負極性のため、ダイオードD3を介してトラン
ジスタQ2のベースの順方向バイアスが与えられ、これが
オンしてこの出力は「H」レベルの電位となり、従って
バッファ3の反転出力、すなわち極性検知出力SD2は
「L」となる。
このような状態のときに、相手側の応答により、また
は、単位通話時間の経過に応じて転極パルスが到来する
と、電話回線端子L1側が負極性、同端子L2側が正極性と
なり、これにしたがって今度はトランジスタQ1がオン、
トランジスタQ2がオフし、この結果極性検知出力SD1が
「L」、同出力SD2が「H」となり、従って転極パルス
の到来を検出できる。そして、この転極パルスを検出し
て通話料金の収納を行うものとなっている。
[考案が解決しようとする課題] 上述した従来の線路極性検知装置は、ノイズマージン
が少ないために、回線ノイズが到来中に収納硬貨がなく
なって電話機側において回線を強切して開放したとき、
この回線断信号を検出することが困難になるとともに、
回線電流の異常低下状態を検出できないという問題があ
った。また、回線ノイズによりバッファ3,4の出力、す
なわち極性検知出力SD1,SD2が発振するため、転極パル
スの検出ができなくなり、誤動作を招くという問題もあ
った。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために、本考案は、一対の
電話線路と第1及び第2のトランジスタのベース間にそ
れぞれ接続された第1及び第2の定電圧ダイオードと、
一対の電話線路を介して生成される電源を第1及び第2
のトランジスタの電源としてそれぞれ供給すると共に電
話線路の強制切断時の信号及びこの電話線路に出力され
るダイヤルパルス信号の何れか一方の入力に基づきオフ
となる第3及び第4のトランジスタとを設けたものであ
る。
[作用] 電話線路からノイズが到来すると、第1および第2の
定電圧ダイオードによりノイズが除去される。この結
果、回線断,回線電流の異常低下状態および転極パルス
の正確な検知ができる。
[実施例] 次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案に係る線路極性検知回路の一実施例を
示す回路図である。同図において、第3図の従来の線路
極性検知回路と同等部分は同一符号を付してその説明を
省略する。第1図において、D4,D5はダイオード、ZD2、
ZD3は定電圧ダイオードである。このように本考案の線
路極性検知回路は、トランジスタQ1,Q2の各ベースにそ
れぞれ抵抗R1,R2を介して定電圧ダイオードZD2,ZD3を接
続してノイズマージンを上げて回線断を検出できるよう
にするとともに、ダイオードD4,D5をそれぞれトランジ
スタQ1,Q2のコレクタに接続してコレクタからベースへ
の逆電流を防止するようにしたものである。
次に、以上のように構成された線路極性検知回路の動
作を説明する。電話回線端子L1側が正極性、同端子L2側
が負極性になっているものとすると、電源電圧VDDの電
位は電話回線端子L1側の電位より低く、同端子L2側より
高い電位となっている。まず、オフフックしてダイヤル
発信中は、電話回線端子L1側が正極性となっているの
で、トランジスタQ1はオフしており、この出力は「L」
レベルの電位となり、従ってバッファ3の反転出力、す
なわち極性検知出力SD1は「H」となっている。また、
電話回線端子L2側は負極性のため、ダイオードD3、定電
圧ダイオードZD2を介してトランジスタQ2のベースの順
方向バイアスが与えられ、これがオンしてこの出力は
「H」レベルの電位となり、従ってバッファ3の反転出
力、すなわち極性検知出力SD2は「L」となる。
このような状態のときに、相手側の応答により、また
は、単位通話時間の経過に応じて転極パルスが到来する
と、電話回線端子L1側が負極性、同端子L2側が正極性と
なり、これにしたがって今度はトランジスタQ1がオン、
トランジスタQ2がオフし、この結果極性検知出力SD1が
「L」、同出力SD2が「H」となり、従って転極パルス
の到来を検出できる。そして、この検出された転極パル
スに基づいて制御部(図示せず)により通話料金に相当
する硬貨が収納されるが、この硬貨がなくなって制御部
により強切され回線断となったときには、トランジスタ
Q1,Q2がともにオフし、この結果極性検知出力SD1,SD2が
ともに「H」となることにより、回線断が検知され精算
処理が行われる。この間約10秒を要し、この間の電源電
圧VDDは、電源用のコンデンサCにより供給される。
しかしながら、電話回線端子L1,L2には電話回線が接
続されているので、これがアンテナとなってトランジス
タQ1,Q2のベースに周波数50Hzのノイズが到来すること
になる。従来は、各ダイオードD2,D3の順方向電圧0.6V
以上の電圧のノイズが到来すると、トランジスタQ1,Q2
は、50Hzの周波数で発振することになり極性検知出力SD
1,SD2も発振する。従って、電話機においては、強切さ
れたとき回線断を検出できないまま、約10秒後には電圧
降下により電源リセットがかかり、その機能を停止して
その後の処理が続行できなくなる。従って、本考案の線
路極性検知回路は、各トランジスタQ1,Q2のベースに抵
抗R1,R4を介して、それぞれ定電圧ダイオードZD2,ZD3を
接続してノイズマージンを大きくし、このような発振を
停止させるようにしている。なお、本実施例の場合、こ
の定電圧ダイオードZD2,ZD3の電圧を5.6Vに設定してい
て、5.6V以下のノイズは除去できるものとなっている。
また、この定電圧ダイオードZD2,ZD3を接続すること
により、回線断とならなくとも電話回線端子L1,L2間の
電圧が降下して5.6V以下になると、トランジスタQ1,Q2
がともにオフし、この結果極性検知出力SD1,SD2がとも
に「H」となることにより、回線電流が電話機の動作可
能最小値以下になったことが検知され(回線のインピー
ダンスと回線の電圧とからそのときの電流値を求めるこ
とができる)、その後この最小電力に対応する電話機の
処理を行うことが可能となる。
次に、第2図はこの線路極性検知回路の他の実施例を
示す回路図である。同図は、第1図の回路図にトランジ
スタQ3,Q4を付加したものである。そして、常時はオン
していて、各トランジスタQ1,Q2に電源電圧VDDを供給し
ているトランジスタQ3,Q4を上記したような強切時にお
ける回線断およびダイヤルパルス送出時に、強切信号a
およびダイヤルパルス信号によりオフさせることによ
り、強切時およびダイヤルパルス送出時のインピーダン
スを高くしてこのときの各トランジスタQ1,Q2を介する
電源回路1の電源電流の流出を阻止し、低消費電力化を
図っている。
[考案の効果] 以上説明したことから明らかなように、本考案に係る線
路極性検知回路は、一対の電話線路と第1及び第2のト
ランジスタのベース間にそれぞれ第1及び第2の定電圧
ダイオードを接続したため、電話線路からノイズが到来
しても、第1および第2の定電圧ダイオードによりノイ
ズが除去され、回線断,回線電流の異常低下状態および
転極パルスの正確な検知ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る線路極性検知回路の一実施例を示
す回路図、第2図はこの回路の他の実施例を示す回路
図、第3図は従来の線路極性検知回路の回路図である。 1……電源回路、2……電話機回路、3,4……バッフ
ァ、L1,L2……電話回線端子、DB……ダイオードブリッ
ジ、Q1〜Q4……トランジスタ、D1〜D5……ダイオード、
ZD1〜ZD3……定電圧ダイオード、C……コンデンサ、R1
〜R6……抵抗、SD1,SD2……極性検知出力信号。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の電話線路のそれぞれに対してベース
    が接続された第1及び第2のトランジスタを備え、前記
    第1及び第2のトランジスタからの出力に基づき前記電
    話線路の極性を検出する線路極性検知回路において、 前記一対の電話線路と第1及び第2のトランジスタのベ
    ース間にそれぞれ接続された第1及び第2の定電圧ダイ
    オードと、前記一対の電話線路を介して生成される電源
    を前記第1及び第2のトランジスタの電源としてそれぞ
    れ供給すると共に前記電話線路の強制切断時の信号及び
    この電話線路に出力されるダイヤルパルス信号の何れか
    一方の入力に基づきオフとなる第3及び第4のトランジ
    スタとを備えたことを特徴とする線路極性検知回路。
JP1989147107U 1989-12-22 1989-12-22 線路極性検知回路 Expired - Fee Related JPH089947Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58207755A (ja) * 1982-02-09 1983-12-03 Iwatsu Electric Co Ltd 極性反転検知回路
JPS61131948A (ja) * 1984-11-30 1986-06-19 Toshiba Corp ベル着信回路

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