JPH0898740A - 椅子のアームレスト装置 - Google Patents

椅子のアームレスト装置

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JPH0898740A
JPH0898740A JP23817194A JP23817194A JPH0898740A JP H0898740 A JPH0898740 A JP H0898740A JP 23817194 A JP23817194 A JP 23817194A JP 23817194 A JP23817194 A JP 23817194A JP H0898740 A JPH0898740 A JP H0898740A
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JP
Japan
Prior art keywords
opening
mounting
holes
chair
armrest
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23817194A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichiro Nagashima
宗一郎 永島
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Itoki Crebio Corp
Original Assignee
Itoki Crebio Corp
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Publication date
Application filed by Itoki Crebio Corp filed Critical Itoki Crebio Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アームレスト自体の強度と、座部への取付強
度を確保しつつ、椅子の廃棄処分の際に、合成樹脂と金
属とを容易に分離でき、分別廃棄処理や資源の再利用を
可能とした椅子のアームレスト装置を提供する。 【構成】 椅子の座部両側に取付けるアームレスト1で
あって、合成樹脂製で一体成形したアームレストの取付
部4の座部との接合面5とは反対側に凹陥部6を形成
し、凹陥部の底面7には接合面側に貫通した複数の通孔
8を形成し、凹陥部の底面に嵌合する金属製固定板9
に、通孔に対応する位置に取付孔10を形成し、複数の
取付孔の口縁一部に切欠部11を形成し、凹陥部の開口
部12を覆う樹脂カバー13に固定ネジ14の頭部15
が通過する開口16を通孔と対応させて形成し、該開口
の口縁一部に立設した脚片17の先端であって開口の内
方に向けて、前記取付孔の切欠部に嵌合する固定片18
を一体形成してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、椅子のアームレスト装
置に係わり、更に詳しくは椅子の廃棄処分の際に、合成
樹脂と金属とを分別処理可能となした椅子のアームレス
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、座部両側に合成樹脂製のアームレ
ストを取付けた椅子は、極めて一般的であり、またアー
ムレストを座部に取付ける構造も各種提供されている。
【0003】従来のアームレストの構造は、アームレス
ト自体の強度と座部への取付強度を確保するために、全
体に金属製の補強部材を合成樹脂でインサート成形した
ものが普通である。
【0004】しかし、全体に金属製の補強部材をインサ
ート成形した構造のアームレストは、椅子の廃棄処分の
際に金属補強部材とその他の合成樹脂とを分離すること
は不可能ではないが、非常な困難を伴い、処理コストが
極めて高くなる。そのため、金属製補強部材を内部に有
するまま、アームレストを産業廃棄物として処理業者に
費用をかけて処分していたのである。この廃棄処分の仕
方は、資源の再利用という観点からは好ましくなく、ま
た埋設処分すると環境の破壊につながるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、アームレスト自体の
強度と、座部への取付強度を確保しつつ、椅子の廃棄処
分の際に、合成樹脂と金属とを容易に分離でき、分別廃
棄処理や資源の再利用を可能とした椅子のアームレスト
装置を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題解
決のために、椅子の座部両側に取付けるアームレストで
あって、合成樹脂製で一体成形したアームレストの取付
部の座部との接合面とは反対側に凹陥部を形成するとと
もに、該凹陥部の底面には接合面側に貫通した複数の通
孔を形成し、凹陥部の底面に嵌合する金属製固定板に、
前記通孔に対応する位置に取付孔を形成するとともに、
複数の取付孔の口縁一部に切欠部を形成し、前記凹陥部
の開口部を覆う樹脂カバーに固定ネジの頭部が通過する
開口を前記通孔と対応させて形成するとともに、該開口
の口縁一部に立設した脚片の先端であって開口の内方に
向けて、前記取付孔の切欠部に嵌合する固定片を一体形
成してなり、前記固定板を凹陥部の底面に嵌合し、樹脂
カバーを凹陥部の開口部に嵌合するとともに、固定片を
切欠部に嵌合した状態で、開口より挿入した固定ネジを
取付孔と通孔を通して座部に螺合すると同時に固定片を
頭部で押さえてなる椅子のアームレスト装置を構成し
た。
【0007】
【作用】以上の如き内容からなる本発明の椅子のアーム
レスト装置は、合成樹脂製で一体成形したアームレスト
の取付部に形成した凹陥部の底面に、金属製固定板を嵌
合し、次いで樹脂カバーを凹陥部の開口部に嵌合すると
ともに、樹脂カバーの開口の口縁一部に立設した脚片の
先端であって開口の内方に向けて一体形成した固定片
を、前記取付孔の切欠部に嵌合した状態で、樹脂カバー
の開口より挿入した固定ネジを取付孔と通孔を通して座
部に螺合してアームレストを座部に固定すると同時に、
樹脂カバーの固定片を固定ネジの頭部で押さえて保持す
るのである。また、椅子を廃棄処分する際には、前記固
定ネジを外すだけで、金属製の固定板を合成樹脂製のア
ームレスト本体から分離するのである。
【0008】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
発明の詳細を説明する。図1は、本発明に係る椅子の全
体斜視図を示し、図2〜図9は本発明の要部を示し、図
中1はアームレスト、2は座部をそれぞれ示している。
【0009】前記アームレスト1は、合成樹脂で一体成
形したものであり、上部に肘掛け部3を有し、肘掛け部
3の下端に座部2へ取付けるための取付部4を形成して
いる。前記取付部4は、肘掛け部3の下端から座部2の
下面に沿って湾曲した先端部分に設けられ、座部2との
接合面5とは反対側に凹陥部6を形成するとともに、該
凹陥部6の底面7には接合面5側に貫通した複数の通孔
8,…を形成したものである。
【0010】また、前記凹陥部6の底面7に嵌合する金
属製固定板9は、図3及び図4に詳しく示すように、前
記通孔8,…に対応する位置に取付孔10,…を形成す
るとともに、複数の取付孔10の口縁一部に切欠部11
を形成したものである。
【0011】また、前記凹陥部6の開口部12を覆う樹
脂カバー13は、図3、図5及び図6に詳しく示すよう
に、固定ネジ14の頭部15が通過する開口16,…を
前記通孔8,…と対応させて形成するとともに、該開口
16の口縁一部に立設した脚片17の先端であって該開
口16の内方に向けて、前記取付孔10の切欠部11に
嵌合する固定片18を一体形成したものである。
【0012】そして、前記アームレスト1の凹陥部6の
底面7に前記固定板9を、通孔8,…と取付孔10,…
とを一致させた状態で嵌合し、次いで樹脂カバー13を
凹陥部6の開口部12に嵌合して覆うとともに、図7〜
図9に示すように、各脚片17の先端の固定片18を、
前記取付孔10の口縁一部に形成した切欠部11に嵌合
した状態で、開口16,…より挿入した固定ネジ14,
…を取付孔10,…と通孔8,…を通して座部2に螺合
すると同時に、樹脂カバー13の脚片17,…の先端に
形成した固定片18,…を固定ネジ14の頭部15で押
さえて該樹脂カバー13を固定するのである。
【0013】本実施例の椅子の座部2は、合成樹脂製の
アウターシェル19に、クロス張りのクッション体20
を内装し、アウターシェル19の下面には横方向に延び
た金属製の取付体21を固定し、該取付体21の両側端
部の下面に前記固定ネジ14を螺合するナット22を固
着したものである。尚、本実施例では、アームレスト1
の取付部4の接合面5をフラットに形成し、前記取付体
21の下面に接合する構造のものを例示したが、接合面
5が取付体21の端部に外嵌するような凹部になってい
ても何ら差し支えない。
【0014】また、図示した実施例は、前記取付体21
の内部に配し、ガスシリンダーを操作して前記座部2の
高さを調節するための図示しないレバーを取付部4から
突出させるために、前記取付部4の凹陥部6の中央部に
レバー挿通孔23を形成し、それに応じて固定板9と樹
脂カバー13にもそれぞれレバー挿通孔24,25を形
成したが、レバーを突出させない他側部の取付部4に
は、レバー挿通孔23,24,25は設けず、全ての部
材が閉鎖され、樹脂カバー13も表面がフラットであ
る。
【0015】尚、前記固定板9と樹脂カバー13にそれ
ぞれレバー挿通孔24,25を設けた場合には、樹脂カ
バー13のレバー挿通孔25の口縁であって対向側に外
向きの係合爪26,26を突設し、樹脂カバー13を凹
陥部6の開口部12に嵌合する際に、該係合爪26,2
6を前記固定板9のレバー挿通孔24の対向口縁に係合
するとより好ましいのである。また、この場合、前記ア
ームレスト1の凹陥部6の底面7に設けたレバー挿通孔
23の対向口縁には、前記係合爪26,26の先端部を
受け入れる凹部27,27を形成している。
【0016】
【発明の効果】以上にしてなる本発明の椅子のアームレ
スト装置は、椅子の座部両側に取付けるアームレストで
あって、合成樹脂製で一体成形したアームレストの取付
部の座部との接合面とは反対側に凹陥部を形成するとと
もに、該凹陥部の底面には接合面側に貫通した複数の通
孔を形成し、凹陥部の底面に嵌合する金属製固定板に、
前記通孔に対応する位置に取付孔を形成するとともに、
複数の取付孔の口縁一部に切欠部を形成し、前記凹陥部
の開口部を覆う樹脂カバーに固定ネジの頭部が通過する
開口を前記通孔と対応させて形成するとともに、該開口
の口縁一部に立設した脚片の先端であって開口の内方に
向けて、前記取付孔の切欠部に嵌合する固定片を一体形
成してなるので、合成樹脂製で一体成形したアームレス
トの取付部に形成した凹陥部の底面に、金属製固定板を
嵌合し、次いで樹脂カバーを凹陥部の開口部に嵌合する
とともに、樹脂カバーの開口の口縁一部に立設した脚片
の先端であって開口の内方に向けて一体形成した固定片
を、前記取付孔の切欠部に嵌合した状態で、樹脂カバー
の開口より挿入した固定ネジを取付孔と通孔を通して座
部に螺合してアームレストを座部に固定すると同時に、
樹脂カバーの固定片を固定ネジの頭部で押さえて保持す
ることができ、アームレストの取付作業と同時に樹脂カ
バーを強固に取付けることができる。また、椅子を廃棄
処分する際には、固定ネジを外してアームレストを座部
から取外すだけで、金属製の固定板を合成樹脂製のアー
ムレスト本体から容易に分離することができ、分別廃棄
処理は勿論、資源の再利用も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る椅子の全体斜視図である。
【図2】アームレストと座部の取付構造を簡略化して示
した部分断面図である。
【図3】本発明の要部を示す分解斜視図である。
【図4】固定板の拡大斜視図である。
【図5】樹脂カバーの拡大斜視図である。
【図6】同じく樹脂カバーを下方から見た拡大斜視図で
ある。
【図7】固定板の取付孔及び切欠部と樹脂カバーの脚片
及び固定片との関係を示す部分分解斜視図である。
【図8】同じく切欠部に固定片を嵌合した状態を示す部
分斜視図である。
【図9】同じく固定ネジで固定板と樹脂カバーとを同時
に取付けた状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 アームレスト 2 座部 3 肘掛け部 4 取付部 5 接合面 6 凹陥部 7 底面 8 通孔 9 固定板 10 取付孔 11 切欠部 12 開口部 13 樹脂カバー 14 固定ネジ 15 頭部 16 開口 17 脚片 18 固定片 19 アウターシェル 20 クッション体 21 取付体 22 ナット 23,24,25 レバー挿通孔 26 係合爪 27 凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 椅子の座部両側に取付けるアームレスト
    であって、合成樹脂製で一体成形したアームレストの取
    付部の座部との接合面とは反対側に凹陥部を形成すると
    ともに、該凹陥部の底面には接合面側に貫通した複数の
    通孔を形成し、凹陥部の底面に嵌合する金属製固定板
    に、前記通孔に対応する位置に取付孔を形成するととも
    に、複数の取付孔の口縁一部に切欠部を形成し、前記凹
    陥部の開口部を覆う樹脂カバーに固定ネジの頭部が通過
    する開口を前記通孔と対応させて形成するとともに、該
    開口の口縁一部に立設した脚片の先端であって開口の内
    方に向けて、前記取付孔の切欠部に嵌合する固定片を一
    体形成してなり、前記固定板を凹陥部の底面に嵌合し、
    樹脂カバーを凹陥部の開口部に嵌合するとともに、固定
    片を切欠部に嵌合した状態で、開口より挿入した固定ネ
    ジを取付孔と通孔を通して座部に螺合すると同時に固定
    片を頭部で押さえてなることを特徴とする椅子のアーム
    レスト装置。
JP23817194A 1994-09-30 1994-09-30 椅子のアームレスト装置 Withdrawn JPH0898740A (ja)

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JPH0898740A true JPH0898740A (ja) 1996-04-16

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ID=17026240

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190119A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Okamura Corp 椅子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190119A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 Okamura Corp 椅子

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020115