JP2503477Y2 - 便座のヒンジ軸挿入孔へのヒンジ軸の取付け構造 - Google Patents

便座のヒンジ軸挿入孔へのヒンジ軸の取付け構造

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JP2503477Y2
JP2503477Y2 JP1990060878U JP6087890U JP2503477Y2 JP 2503477 Y2 JP2503477 Y2 JP 2503477Y2 JP 1990060878 U JP1990060878 U JP 1990060878U JP 6087890 U JP6087890 U JP 6087890U JP 2503477 Y2 JP2503477 Y2 JP 2503477Y2
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locking
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勉 尼木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、便座のヒンジ軸挿入孔にヒンジ軸を取り付
けるための技術に関する。
[従来の技術] 従来にあっては、便座を便器やあるいは温水洗浄装置
の軸受けに取り付けるには便座の後部に突設したヒンジ
ボスに穿孔したヒンジ軸挿入孔と軸受けに設けた孔とを
連通させ、ヒンジ軸挿入孔から挿入したヒンジ軸を孔に
挿入してナットにより螺合することで取り付けていた。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記した従来例にあっては、取り付けに当
たってナット締め作業が必要で取り付けが面倒であり、
また、交換、掃除等のために便座を取り外す場合、ナッ
トを外さなければならず、取り外し作業も面倒であり、
特に、水分の付着によりナットの螺合部分が固まってし
まってナットを取り外すのがきわめて大変な作業になる
場合がある。
本考案は上記の従来例の問題点に鑑みて考案したもの
であって、その目的とするところは、ヒンジ軸の取り付
け、取り外しがきわめて簡単にできる便座のヒンジ軸挿
入孔へのヒンジ軸の取付け構造を提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の便座のヒンジ軸挿入孔へのヒンジ軸の取付け
構造は、全体として板状をしたばね材11が環状をした本
体部12と該本体部12の内周に一部が本体部12と一体に連
設したC字状をした係止ばね片4とで構成され、係止ば
ね片4の裏面を本体部12の裏面よりも表面側に凹んで位
置させ、便座1の後部にヒンジ軸挿入孔2を有するヒン
ジボス3を突設し、ヒンジボス3のヒンジ軸挿入孔2の
開口部の周囲に凹溝部10を形成し、該凹溝部10内に全体
として板状をしたばね材11をばね材11の板厚方向がヒン
ジ軸挿入孔2の軸方向と同方向となるように配置して該
凹溝部10の奥面にばね材11の本体部12の裏面を接着する
と共に凹溝部10の奥面と係止ばね片4の裏面との間に隙
間14を形成し、ヒンジ軸5にばね係止部6を設け、ヒン
ジ軸挿入孔2に挿入したヒンジ軸5のばね係止部6に係
止ばね片4を弾性係止して成るものであって、このよう
な構成を採用することで上記した従来例の問題点を解決
して本考案の目的を達成したものである。
[作用] しかして、全体として板状をしたばね材11が環状をし
た本体部12と該本体部12の内周に一部が本体部12と一体
に連設したC字状をした係止ばね片4とで構成され、係
止ばね片4の裏面を本体部12の裏面よりも表面側に凹ん
で位置させ、便座1の後部にヒンジ軸挿入孔2を有する
ヒンジボス3を突設し、ヒンジボス3のヒンジ軸挿入孔
2の開口部の周囲に凹溝部10を形成し、該凹溝部10内に
全体として板状をしたばね材11をばね材11の板厚方向が
ヒンジ軸挿入孔2の軸方向と同方向となるように配置し
て該凹溝部10の奥面にばね材11の本体部12の裏面を接着
すると共に凹溝部10の奥面と係止ばね片4の裏面との間
に隙間14を形成してあるので、ばね材11は板厚方向がヒ
ンジボス3の厚み方向と同方向に組み込まれ、ばね材11
を装着するに当たってヒンジボス3の厚みを厚くする必
要がなく、また、上記のように組み込んで接着剤により
本体部12の裏面を凹溝部10の奥面に接着するに当たり、
隙間14の存在により係止ばね片4が接着されるおそれが
ないものである。また、ヒンジ軸挿入孔2にヒンジ軸5
を挿入してばね係止部6に係止ばね片4を弾性係止する
ことで、ヒンジ軸5をヒンジ軸挿入孔2から抜けないよ
うに取り付けることができ、したがって、便座を便器や
あるいは温水洗浄装置7の軸受け8に取り付けるに当た
っては、従来のようにナットを必要とせず、便座1のヒ
ンジ軸挿入孔2に上記のようにヒンジ軸5を抜けないよ
うに取り付けるとともにヒンジ軸5の先端部を軸受け8
の孔9に挿入するだけでよくなったものであり、また、
取り外しに当たっても、ヒンジ軸5を強く引いてばね係
止部6と係止ばね片4との弾性係止を解除することで引
き抜くことができるようになった。
[実施例] 本考案を以下添付図面に示す実施例に基づいて詳述す
る。
便座1は第2図に示すように環状をしており、後部両
側にヒンジボス3が突設してある。このヒンジボス3に
はヒンジ軸挿入孔2が穿孔してあり、このヒンジボス3
の外側の側面部のヒンジ軸挿入孔2の開口部の周囲に環
状をした凹溝部10が設けてあり、この凹溝部10に第2
図、第4図、第5図に示すようにばね材11がはめ込んで
固着してある。ばね材11は第8図に示すように環状をし
た本体部12の内周に一部が本体部12と一体に連設したC
字状をした係止ばね片4とで構成してある。そして、本
体部12の裏面に嵌合突部16が設けてあり、この嵌合突部
16をヒンジボス3の凹溝部10の奥面13に形成した嵌合孔
(図示せず)に嵌合して位置合わせするともに接着剤に
より本体部12をヒンジボス3に接着固定するものであ
る。ばね片4の裏面側は第4図に示すように本体部12の
裏面側よりも表面側に凹んで位置しており、本体部12の
裏面を凹溝部10の奥面13に接着剤により固着した場合、
ヒンジボス3と係止ばね片4の裏面との間(つまり添付
図面の実施例では本体部12の凹溝部10の奥面13と係止ば
ね片4の裏面との間)に隙間14が形成してある。このよ
うにヒンジボス3と係止ばね片4の裏面との間に隙間14
が形成されるようにばね材11を取り付けることで、接着
剤で本体部12をヒンジボス3に接着する場合でも接着剤
により係止ばね片4が接着されるおそれがなく、係止ば
ね片4のばね変形性を阻害するおそれがないものであ
る。上記のようにばね材11を取り付けた場合、ばね材11
の係止ばね片4の内周部はヒンジ軸挿入孔2の孔縁より
も少し内側に位置するようになっている。つまり、C字
状をした係止ばね片4の内周の径はヒンジ軸挿入孔2の
径よりも少し小さいものである。ところで、本体部12の
裏面の内周付近に第9図に示すように環状に突リブ12a
を設けておくと、接着剤が係止ばね片4側に流れるのを
阻止することができるものである。
図中5はヒンジ軸であり、軸部1の一端部に頭部19が
設けてあり、軸部1の一部に小径部を設けてばね係止部
6が形成してある。
また、便蓋20の後部にも第7図に示すようにはめ込み
孔21が設けてある。
しかして、便器あるいは温水洗浄装置7の一対の軸受
け8間に便座1及び便蓋20の後部を位置させ、ヒンジ軸
挿入孔2とはめ込み孔21と軸受け8の孔9とを連通さ
せ、この状態で、ヒンジ軸挿入孔2からはめ込み孔21、
孔9の順にヒンジ軸5を挿入し、同時にヒンジ軸5のば
ね係止部6に係止ばね片4を弾性係止してヒンジ軸5が
抜けないように取り付けるものである。
一方、便座1や便蓋20を取り外す場合にはヒンジ軸5
を軸方向に強く引くと、係止ばね片4とばね係止部6と
の弾性係止が解除されてヒンジ軸5を引き抜くことがで
きるので、便座1や便蓋20を取り外すことができる。
なお、上記実施例では便座1を便器や温水洗浄装置7
の軸受け8にヒンジ軸5により取り付けるに当たり、便
蓋20も同時に取り付けているが、第6図に示すように便
座1のみを軸受け8にヒンジ軸5により取り付けるよう
にしてもよい。
[考案の効果] 以上のように本考案にあっては、全体として板状をし
たばね材が環状をした本体部と該本体部の内周に一部が
本体部と一体に連設したC字状をした係止ばね片とで構
成され、係止ばね片の裏面を本体部の裏面よりも表面側
に凹んで位置させ、便座の後部にヒンジ軸挿入孔を有す
るヒンジボスを突設し、ヒンジボスのヒンジ軸挿入孔の
開口部の周囲に凹溝部を形成し、該凹溝部内に全体とし
て板状をしたばね材をばね材の板厚方向がヒンジ軸挿入
孔の軸方向と同方向となるように配置して該凹溝部の奥
面にばね材の本体部の裏面を接着すると共に凹溝部の奥
面と係止ばね片の裏面との間に隙間を形成してあるの
で、ばね材は板厚方向がヒンジボスの厚み方向と同方向
に組み込まれ、ばね材を装着するに当たってヒンジボス
の厚みを厚くする必要がなく、また、上記のように組み
込んで接着剤により本体部の裏面を凹溝部の奥面に接着
するに当たり、隙間の存在により係止ばね片が接着され
るおそれがないものである。また、便座の後部にヒンジ
軸挿入孔を有するヒンジボスを突設し、ヒンジボスにヒ
ンジ軸挿入孔の開口部付近に位置し且つ少なくとも一部
がヒンジ軸挿入孔の孔縁よりも少し内側に位置する弾性
を有する係止ばね片を設け、ヒンジ軸にばね係止部を設
け、ヒンジ軸挿入孔に挿入したヒンジ軸のばね係止部に
係止ばね片を弾性係止してあるので、ヒンジ軸挿入孔に
ヒンジ軸を挿入してばね係止部に係止ばね片を弾性係止
するだけで、ヒンジ軸をヒンジ軸挿入孔から抜けないよ
うに取り付けることができて、便座を便器やあるいは温
水洗浄装置の軸受けに取り付けるに当たって、従来のよ
うにナットを必要とせず、便座のヒンジ軸挿入孔にヒン
ジ軸を抜けないように取り付けるとともにヒンジ軸の先
端部を軸受けの孔に挿入するだけで簡単に取り付けるこ
とができ、また、取り外しに当たっても、ヒンジ軸を強
く引いてばね係止部と係止ばね片との弾性係止を解除す
ることで簡単に引き抜くことができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体斜視図、第2図は同上の便座の斜
視図、第3図は同上のヒンジボスとヒンジ軸とを示す分
解斜視図、第4図は同上の分解断面図、第5図は同上の
断面図、第6図は同上の他の実施例の断面図、第7図は
同上の便蓋の斜視図、第8図(a)(b)(c)は同上
の正面図、平面断面図及び側面断面図、第9図は第8図
(b)のイ部分の拡大断面図であって、1は便座、2は
ヒンジ軸挿入孔、3はヒンジボス、4は係止ばね片、5
はヒンジ軸、6はばね係止部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】全体として板状をしたばね材が環状をした
    本体部と該本体部の内周に一部が本体部と一体に連設し
    たC字状をした係止ばね片とで構成され、係止ばね片の
    裏面を本体部の裏面よりも表面側に凹んで位置させ、便
    座の後部にヒンジ軸挿入孔を有するヒンジボスを突設
    し、ヒンジボスのヒンジ軸挿入孔の開口部の周囲に凹溝
    部を形成し、該凹溝部内に全体として板状をしたばね材
    をばね材の板厚方向がヒンジ軸挿入孔の軸方向と同方向
    となるように配置して該凹溝部の奥面にばね材の本体部
    の裏面を接着すると共に凹溝部の奥面と係止ばね片の裏
    面との間に隙間を形成し、ヒンジ軸にばね係止部を設
    け、ヒンジ軸挿入孔に挿入したヒンジ軸のばね係止部に
    係止ばね片を弾性係止して成る便座のヒンジ軸挿入孔へ
    のヒンジ軸の取付け構造。
JP1990060878U 1990-06-09 1990-06-09 便座のヒンジ軸挿入孔へのヒンジ軸の取付け構造 Expired - Lifetime JP2503477Y2 (ja)

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