JPH0614534Y2 - ハンドセットの締結構造 - Google Patents

ハンドセットの締結構造

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JPH0614534Y2
JPH0614534Y2 JP1985047126U JP4712685U JPH0614534Y2 JP H0614534 Y2 JPH0614534 Y2 JP H0614534Y2 JP 1985047126 U JP1985047126 U JP 1985047126U JP 4712685 U JP4712685 U JP 4712685U JP H0614534 Y2 JPH0614534 Y2 JP H0614534Y2
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JP
Japan
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handset
upper case
hooking
streaks
concave
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JP1985047126U
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正行 高橋
滋 小池
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案はハンドセットの締結構造に関するものである。
[考案の技術的背景] 電話機には、上ケースと下ケースとをねじによって締結
させてハンドセットを形成するようにしたものがある。
このようなハンドセットでは、故意に分解されることを
未然に防止する意味からも、上ケースと下ケースとの締
結のためのねじが目立たないようにする配慮が必要であ
る。
第4図はこのようなハンドセットの従来の締結構造を示
したものである。このハンドセット1は、上ケース2と
下ケース3とからなり、上ケース2の上壁2aには、ね
じ孔4aを有するボス4が突設されている。一方、下ケ
ース3の底壁3aには、前記上ケース2のボス4と対応
する位置に凹部5が形成され、該凹部5の底面中央部に
は孔6が形成されている。
このように形成された上ケース2と下ケース3とは、そ
れぞれ開口側の端面が互いに嵌合され、そして、下ケー
ス3の孔6から挿通されたねじ7が、上ケース2のネジ
孔4aに螺合されてハンドセット1が形成される。ま
た、このハンドセット1では、上記下ケース3の凹部5
内に該凹部5と同径の埋込ブロック8が圧入されてねじ
7が隠される。
[背景技術の問題点] ところで、上記ハンドセットの締結構造では、凹部5と
該凹部5に嵌合した埋込ブロック8との間に僅かな隙間
が形成される。この隙間の周囲、すなわち下ケース3の
底壁3aは第4図からも明らかなように平滑に形成され
ているため、上記隙間は極めて目立つこととなる。よっ
てハンドセットを一見しただけで、ねじを隠している埋
込ブロック8の存在を容易に見付けることができ、この
ために上記埋込ブロック8およびネジ7が取り外され
て、ハンドセット1が故意に分解される虞れがあった。
また、上ケース2と下ケース3とを分離するには、凹部
5から埋込ブロック8を取り外す必要があるが、埋込ブ
ロック8の周面と凹部5との極めて狭い間隙に工具を差
し入れねばならないために、下ケース3や埋込ブロック
8に傷が付く不都合があった。
[考案の目的] 本考案は、上記実状に鑑みて、故意に分解されることを
未然に防止し得るとともに、分解作業に際してハンドセ
ットの外観を不用意に傷付けることのないハンドセット
の締結構造を提供することを目的とする。
[考案の概要] そこで本考案では、ハンドセットを構成する上ケース
に、互いに並行して延びる一対の筋を形成するととも
に、これら一対の筋間に亘り筋の延設方向に沿って所定
のピッチで第1の凹凸部を繰返し形成し、さらに前記筋
の延長域において筋と第1の凹凸部の段部とに囲まれた
部分に収容凹部を形成し、この収容凹部の底部にねじ挿
通孔を設けるとともに、前記収容凹部の一方端面および
他方端面にそれぞれ係止部および引掛部を設ける一方、
ハンドセットを構成する下ケースに、前記上ケースのね
じ挿通孔に挿通されるねじが螺合されるねじ孔と、前記
引掛部に臨む開口部とを形成しており、さらに本考案で
は、前記第1の凹凸部と同一のピッチで繰返し形成され
た第2の凹凸部と、一方端および他方端に各々形成され
た引掛片および爪とを有し、これら引掛片および爪が前
記係止部および引掛部に各々係合されて上ケースの収容
凹部に嵌入され、この状態において前記第1の凹凸部と
第2の凹凸部とが、互いに同一のピッチで連続して配列
される埋込ブロックを具備することによって上記目的を
達成している。
[考案の実施例] 以下、図面に示した一実施例を参照しながら本考案を説
明する。
第1図ないし第3図は、本考案に係るハンドセットの締
結構造を示したものである。
ハンドセット11の上ケース12には、その上壁12a
の外面に、互いに並行する一対の筋13,13が、ハン
ドセット11の長手方向に沿って延びる態様で形成され
ている。これらの筋13は、上ケース12における幅方
向のほぼ中央域に、ハンドセット11の長手方向に沿っ
て延設された凹条の開口縁部により構成されたものであ
る。
上記一対の筋13,13間には、これら筋13間に亘る
凹部と凸部とを備え、かつこれら凹部と凸部とを上記一
対の筋13,13の延設方向に沿って所定のピッチで交
互に配列して成る第1の凹凸部15が繰返し形成されて
いる。
さらに上記上ケース12には、上述した一対の筋13,
13の延長域において、これら一対の筋13,13と、
上記第1の凹凸部15における凹部と凸部との間の段部
とにより囲まれた部分に収容凹部17が形成されてい
る。
この収容凹部17には、第3図にも示したように、その
底壁にねじ挿通孔18が形成されているとともに、一方
端面および他方端面には、それぞれ係止部19および引
掛部20が形成されている。
なお上記引掛部20は、上述した凹条における終端部2
1の下方域において、外部に向けて開放されている。
一方、下ケース22の底壁22aの内面には、上記上ケ
ース12のねじ挿通孔18に対応した位置に、ボス23
が突設されており、該ボス23にはねじ孔24が形成さ
れている。さらに、この下ケース22の底壁22aに
は、ボス23の外方に配設された壁部25に、上記上ケ
ースにおける引掛部20に臨む態様で、スリット状を成
す開口部26が形成されている。
また、上ケース12の収容凹部17に嵌入される埋込ブ
ロック27の外面には、上述した上ケース12における
第1の凹凸部15と同一のピッチで、第2の凹凸部28
が繰返し形成されている。
さらに、上記埋込ブロック27における一方端および他
方端には、それぞれ引掛片29および爪30が形成され
ている。
上述したように、上ケース12、下ケース22、および
埋込ブロック27を備えて成るハンドセット11を組み
立てるには、まず上ケース12と下ケース22とを互い
に開口側の端面を突当てて嵌合させ、次いで、上ケース
12のねじ挿通孔18よりねじ31を挿通し、そのねじ
31を下ケース22のねじ孔24に螺合させて、上ケー
ス12と下ケース22との締結を確実にする。その後、
上ケース12の凹部17内には、後述するように、埋込
ブロック27が嵌入されて、ねじ31が隠される。すな
わち、凹部17内に嵌入される埋込ブロック27は、そ
の引掛片29が上ケース12の係合部19に係止され、
かつ爪30が上ケース12の引掛部20に係合される。
それによって埋込ブロック27が上ケース12に一体に
装着される。
ここで、第2図からも明らかなように、上述した如く埋
込ブロック27が上記収容凹部17が嵌入されることに
より、ねじ31を隠すべく上記収容凹部17の上部開口
が閉塞される。
この状態において、上記収容凹部17に嵌入された埋込
ブロック27と、上ケース12(収容凹部17)との境
界線は、上記収容凹部17を囲う一対の筋13,13
と、第1の凹凸部15における段部と合致しているとと
もに、上記ハンドセット11の外面には、上ケース12
に形成された第1の凹凸部15における凹部および凸部
と、上記埋込ブロック27の外面に形成された第2の凹
凸部28における凹部および凸部とが、互いに同一のピ
ッチで連続して配列されることとなる。
このように、収容凹部17に埋込ブロック27を嵌入し
た状態においては、埋込ブロック27の存在が、上述し
た筋や各凹凸部による紛らわされ、もって上ケース12
に対する埋込ブロック27の装着位置が極めて判別し難
いものとなる。
一方、上記ハンドセット11を、上ケース12と下ケー
ス22および埋込ブロック27とに分解する場合には、
まず埋込ブロック27の爪30の先端部30aを、下ケ
ース22に形成された開口部26を介して、外方より挿
入したピン等の工具により内方へ押し込むことによっ
て、爪30と引掛部20との係合状態を解除させる。そ
して、この埋込ブロック27を上ケース12の内部17
内から取り出し、その後ねじ31を緩めて上下ケース1
2,22間の締結を解除し、上ケース12と下ケース2
2とを互いに分離すればよい。
ここで、上述のようにハンドセット11を分解する場
合、埋込ブロック27を取り外す際に、収容凹部17と
埋込ブロック27と間隙に工具を差し入れる必要がない
ので、埋込ブロック27および該埋込ブロック27周辺
のハンドセット外面を傷付けることがない。
[考案の効果] 以上、詳述した如く、本考案に関わるハンドセットの締
結構造によれば、上ケースにおける一対の筋と第1の凹
凸部における段部とによって囲まれた部位に収容凹部を
形成するとともに、埋込ブロックに上記第1の凹凸部と
同一のピッチで第2の凹凸部を繰返し形成しているの
で、該収容凹部に埋込ブロックを嵌入した状態では、上
ケースと埋込ブロックとの境界が、上記一対の筋および
第1の凹凸部の段部と合致し、しかも上ケースにおける
第1の凹凸部と埋込ブロックにおける第2の凹凸部と
が、互いに同一のピッチで連続して配列されるために、
ハンドセットを一見しただけでは、ねじを隠している埋
込ブロックの装着位置、さらには埋込ブロックの存在自
体をも容易には見付けることができず、もって上記埋込
ブロックが取り外されてハンドセットが故意に分解され
る不都合を未然に防止することが可能となった。
また、本考案によれば、ハンドセットの下ケースに開口
部を形成し、この開口部を介してハンドセットき外部か
らピン等の工具を挿入することによって上ケースと埋込
ブロックとの係合を解除し得るよう構成したので、ハン
ドセットの分解作業に際して、収容凹部と埋込ブロック
と間隙に工具を差し入れることなく上ケースから埋込ブ
ロックを取り外すことができ、もって上ケースおよび埋
込ブロックの表面を不用意に傷付けることがない。
また、上述したようにハンドセットの分解作業時、上ケ
ースおよび埋込ブロックの表面、詳しくは収容凹部と埋
込ブロックとの境界部は何ら傷付かないので、不用意に
付けられた傷によって埋込ブロックの存在が明らかにな
ってしまうといった不都合も生じない。
さらに、本考案によれば、収容凹部が形成され、かつ埋
込ブロックが装着される上ケースに対し、上記埋込ブロ
ックを取り外す際に工具を挿入するための開口部を下ケ
ースに形成しているので、ハンドセットを上方(上ケー
ス)側から観た場合に上記開口部が見え難く、もってハ
ンドセットが故意に分解される事態を未然に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に関わる締結構造を採用したハンドセッ
トの分解斜視図、第2図は本考案に関わる締結構造を採
用したハンドセットの組付け状態を示す要部斜視図、第
3図は本考案に関わる締結構造を採用したハンドセット
の組付け状態を示す要部断面側面図であり、第4図は従
来の締結構造を採用したハンドセットの分解斜視図であ
る。 11……ハンドセット、 12……上ケース、 13……筋、15……第1の凹凸部、 17……収容凹部、18……ねじ挿通孔、 19……係止部、20……引掛部、 22……下ケース、 23……ボス、24……ねじ孔、 27……埋込ブロック、 28……第2の凹凸部、 29……引掛片、30……爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小池 滋 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の1 株 式会社東芝日野工場内 (56)参考文献 特開 昭56−141647(JP,A) 実公 昭52−18006(JP,Y2) 実公 昭59−5214(JP,Y2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに並行して延びる態様で形成される一
    対の筋と、前記一対の筋間に亘り前記筋の延設方向に沿
    って所定のピッチで繰返し形成される第1の凹凸部と、
    前記筋の延長域における前記筋と前記第1の凹凸部の段
    部とによって囲まれた部分に形成される収容凹部と、前
    記収容凹部の底部に形成されるねじ挿通孔と、前記収容
    凹部の一方端面および他方端面に各々設けられる係止部
    および引掛部とを有する上ケースと、 前記上ケースの前記ねじ挿通孔に挿通されるねじが螺合
    されるねじ孔と、前記引掛部に臨む態様で形成される開
    口部とを有する下ケースと、 前記第1の凹凸部と同一のピッチで繰返し形成された第
    2の凹凸部と、一方端および他方端に各々形成された引
    掛片および爪とを有し、前記引掛片および爪が前記係止
    部および引掛部に各々係合されて前記収容凹部に嵌入さ
    れる埋込ブロックとを具備して成り、 前記埋込ブロックが前記収容凹部に嵌入された状態にお
    いて、前記第1の凹凸部と前記第2の凹凸部とが、互い
    に同一のピッチで連続して配列されることを特徴とする
    ハンドセットの締結構造。
JP1985047126U 1985-03-29 1985-03-29 ハンドセットの締結構造 Expired - Lifetime JPH0614534Y2 (ja)

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