JPH0898612A - 水田作業機 - Google Patents
水田作業機Info
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- JPH0898612A JPH0898612A JP23873594A JP23873594A JPH0898612A JP H0898612 A JPH0898612 A JP H0898612A JP 23873594 A JP23873594 A JP 23873594A JP 23873594 A JP23873594 A JP 23873594A JP H0898612 A JPH0898612 A JP H0898612A
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- Japan
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- paddy field
- working machine
- horizontal
- horizontal sensor
- paddy
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自動ロ−リング装置を有する水田作業機の生産
や修理作業の最終調整において、水田作業装置の水平と
水平センサの水平とをたやすく合致させる。 【構成】走行車体とこれに前後方向のロ−リング軸5で
左右に揺動自在に取付けられた水田作業装置1との間に
水田作業装置1をそのロ−リング軸5の回りに回動させ
る駆動装置Aが設けられ、水田作業装置1に水平センサ
15がその横方向の傾斜角度が調節できるように設けら
れ、水平センサ15と駆動装置Aとは水田作業装置1が
横方向に傾斜すると水平センサ15からの信号で駆動装
置Aが水田作業装置1を反対方向に回動してこれを水平
にする制御装置Bを介して接続され、水平センサ15の
信号が出力されていることを表示する表示器37を有
し、この制御装置Bには駆動装置Aが作動する作動モ−
ドと駆動装置Aが作動しない調整モ−ドとが選択自在に
設けられていることを特徴とする水田作業機。
や修理作業の最終調整において、水田作業装置の水平と
水平センサの水平とをたやすく合致させる。 【構成】走行車体とこれに前後方向のロ−リング軸5で
左右に揺動自在に取付けられた水田作業装置1との間に
水田作業装置1をそのロ−リング軸5の回りに回動させ
る駆動装置Aが設けられ、水田作業装置1に水平センサ
15がその横方向の傾斜角度が調節できるように設けら
れ、水平センサ15と駆動装置Aとは水田作業装置1が
横方向に傾斜すると水平センサ15からの信号で駆動装
置Aが水田作業装置1を反対方向に回動してこれを水平
にする制御装置Bを介して接続され、水平センサ15の
信号が出力されていることを表示する表示器37を有
し、この制御装置Bには駆動装置Aが作動する作動モ−
ドと駆動装置Aが作動しない調整モ−ドとが選択自在に
設けられていることを特徴とする水田作業機。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水田作業装置が左右
に(横方向に)傾斜すると、駆動装置で水田作業装置を
逆方向に揺動させて常に水田作業装置を水平に保つこと
ができる自動ロ−リング装置を備えた水田作業機(苗植
機・播種機など)に用いるものである。
に(横方向に)傾斜すると、駆動装置で水田作業装置を
逆方向に揺動させて常に水田作業装置を水平に保つこと
ができる自動ロ−リング装置を備えた水田作業機(苗植
機・播種機など)に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5−252806号公報に示され
ているように、水田作業装置(苗植付部)に水平センサ
(スロ−プセンサ)を取り付け、水田作業装置が左右に
傾斜すると、水平センサが信号を発し、その信号で駆動
装置が水田作業装置を逆方向に揺動させて常に水田作業
装置が水平に保たれるように出来ている。
ているように、水田作業装置(苗植付部)に水平センサ
(スロ−プセンサ)を取り付け、水田作業装置が左右に
傾斜すると、水平センサが信号を発し、その信号で駆動
装置が水田作業装置を逆方向に揺動させて常に水田作業
装置が水平に保たれるように出来ている。
【0003】そして、上記従来機において、水平センサ
の左右取付け角度の調整(左右水平状態と検出している
時の水平センサの取付け状態が水田作業装置に対して平
行状態となるよう調整)を行なうときは、以下のように
行なわれていた。即ち、まず、駆動装置の伝動を断ち
(上記公報の実施例においては、ロ−リングモ−タ39
によって駆動回転するピニオンギヤ40とロ−リングア
−ム35の下部の扇形ギヤ37との噛み合いを外す)、
次に水田作業装置を左右水平状態に支持し、水平センサ
が左右水平状態となるよう左右取付け角度の調整を行な
う。この調整のときは、水平センサの取付け角度を左右
に変えてみて、駆動装置の駆動部(前記ロ−リングモ−
タ39)が左右駆動回転せず中立に停止したら、その状
態のとき左右水平状態に支持された水田作業装置に水平
センサが左右水平状態を検出するように取付けられた状
態に調整されたことになる。ところで、この調整の際、
前述のように駆動装置の伝動を断っておかないと、水平
センサの取付け角度を変えたとき駆動装置が駆動して水
田作業装置が左右揺動しようとし、事前に左右水平状態
に支持されていた水田作業装置が左右に傾いてしまって
水平センサの左右取付け角度の調整が正確にできなくな
ってしまうのである。
の左右取付け角度の調整(左右水平状態と検出している
時の水平センサの取付け状態が水田作業装置に対して平
行状態となるよう調整)を行なうときは、以下のように
行なわれていた。即ち、まず、駆動装置の伝動を断ち
(上記公報の実施例においては、ロ−リングモ−タ39
によって駆動回転するピニオンギヤ40とロ−リングア
−ム35の下部の扇形ギヤ37との噛み合いを外す)、
次に水田作業装置を左右水平状態に支持し、水平センサ
が左右水平状態となるよう左右取付け角度の調整を行な
う。この調整のときは、水平センサの取付け角度を左右
に変えてみて、駆動装置の駆動部(前記ロ−リングモ−
タ39)が左右駆動回転せず中立に停止したら、その状
態のとき左右水平状態に支持された水田作業装置に水平
センサが左右水平状態を検出するように取付けられた状
態に調整されたことになる。ところで、この調整の際、
前述のように駆動装置の伝動を断っておかないと、水平
センサの取付け角度を変えたとき駆動装置が駆動して水
田作業装置が左右揺動しようとし、事前に左右水平状態
に支持されていた水田作業装置が左右に傾いてしまって
水平センサの左右取付け角度の調整が正確にできなくな
ってしまうのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、従来の水平セ
ンサの左右取付け角度の調整では、調整前に駆動装置の
伝動を断ち、調整後は再びその伝動を繋ぐ必要が有り、
その分、調整のための作業工数が多くかかっていた。
ンサの左右取付け角度の調整では、調整前に駆動装置の
伝動を断ち、調整後は再びその伝動を繋ぐ必要が有り、
その分、調整のための作業工数が多くかかっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するため、走行車体とこれに前後方向のロ−リン
グ軸5で左右に揺動自在に取付けられた水田作業装置1
との間に水田作業装置1をそのロ−リング軸5の回りに
回動させる駆動装置Aが設けられ、水田作業装置1に水
平センサ15がその横方向の傾斜角度が調節できるよう
に設けられ、水平センサ15と駆動装置Aとは水田作業
装置1が横方向に傾斜すると水平センサ15からの信号
で駆動装置Aが水田作業装置1を反対方向に回動してこ
れを水平にする制御装置Bを介して接続され、水平セン
サ15の信号が出力されていることを表示する表示器3
7を有し、この制御装置Bには駆動装置Aが作動する作
動モ−ドと駆動装置Aが作動しない調整モ−ドとが選択
自在に設けられていることを特徴とする水田作業機とし
た。
を解決するため、走行車体とこれに前後方向のロ−リン
グ軸5で左右に揺動自在に取付けられた水田作業装置1
との間に水田作業装置1をそのロ−リング軸5の回りに
回動させる駆動装置Aが設けられ、水田作業装置1に水
平センサ15がその横方向の傾斜角度が調節できるよう
に設けられ、水平センサ15と駆動装置Aとは水田作業
装置1が横方向に傾斜すると水平センサ15からの信号
で駆動装置Aが水田作業装置1を反対方向に回動してこ
れを水平にする制御装置Bを介して接続され、水平セン
サ15の信号が出力されていることを表示する表示器3
7を有し、この制御装置Bには駆動装置Aが作動する作
動モ−ドと駆動装置Aが作動しない調整モ−ドとが選択
自在に設けられていることを特徴とする水田作業機とし
た。
【0006】
【発明の作用及び効果】この発明の水田作業機におい
て、水平センサ15の左右取付け角度の調整を行なうと
きは、まず、制御装置Bを作動モ−ドから調整モ−ドに
切り替え、次に水田作業装置1を左右水平状態に支持
し、そして水平センサ15の左右水平状態となるよう左
右取付け角度の調整を行なう。この調整のときは、水平
センサ15の取付け角度を左右に変えてみて、表示器3
7が水平センサ15からの信号が発していないことを表
示する状態となったら、その状態のとき左右水平状態に
支持された水田作業装置1に水平センサ15が左右水平
状態を検出するように取付けられた状態に調整されたこ
とになる。よって、これにより、水平センサ15の左右
取付け角度の調整が正確に行われ、制御装置Bの切り替
えを調整モ−ドから作動モ−ドに戻して、調整が終了す
る。
て、水平センサ15の左右取付け角度の調整を行なうと
きは、まず、制御装置Bを作動モ−ドから調整モ−ドに
切り替え、次に水田作業装置1を左右水平状態に支持
し、そして水平センサ15の左右水平状態となるよう左
右取付け角度の調整を行なう。この調整のときは、水平
センサ15の取付け角度を左右に変えてみて、表示器3
7が水平センサ15からの信号が発していないことを表
示する状態となったら、その状態のとき左右水平状態に
支持された水田作業装置1に水平センサ15が左右水平
状態を検出するように取付けられた状態に調整されたこ
とになる。よって、これにより、水平センサ15の左右
取付け角度の調整が正確に行われ、制御装置Bの切り替
えを調整モ−ドから作動モ−ドに戻して、調整が終了す
る。
【0007】よって、この発明により、水平センサ15
の左右取付け角度の調整において、その調整前後に駆動
装置の伝動を断ったり繋げたりする作業が、スイッチ操
作などの簡単な切り替えですみ、調整のための作業工数
を著しく低減することができた。
の左右取付け角度の調整において、その調整前後に駆動
装置の伝動を断ったり繋げたりする作業が、スイッチ操
作などの簡単な切り替えですみ、調整のための作業工数
を著しく低減することができた。
【0008】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を説明する。図1
のように、水田作業装置の1つである苗植装置1が走行
車体(図示していない)の後部にリンク2,2で連結さ
れて苗植機となっている。すなわち、走行車体の機台か
ら上下1対のリンク2,2が後に伸び、それぞれの後端
が取付枠3に回動自在に取付けられている。苗植装置1
がつぎのように構成されている。歯車箱4が前後方向の
ロ−リング軸5で取付枠3の下部に揺動自在に取付られ
ている。前上りに傾斜した苗載台6が歯車箱4の上に配
置され、走行車体のエンジンで左右に往復駆動されるよ
うに出来ている。なお、図の苗植装置1は、6条植えに
構成され、横巾が30cm程度の6枚のマット苗がその
苗載台6に横並びに載せられる。3本の伝動ケ−ス7が
歯車箱4から等間隔で後に突出し、それぞれの後端の両
横に小判形の回転ケ−ス8が設けられている。それぞれ
の回転ケ−ス8の両端に1対の植込み装置9,9が設け
られ、上下方向の円形軌道で同じような姿勢を保って旋
回し、苗載台6上の下端を通って下降する際に交互に1
株分の苗を欠ぎ取り、軌道の下端でその苗を泥面に移植
するようになっている。なお、左右の伝動ケ−ス7,7
は、図2のように、歯車箱4から左右に突出したスリ−
ブ4a,4aの外端から後に伸びる。
のように、水田作業装置の1つである苗植装置1が走行
車体(図示していない)の後部にリンク2,2で連結さ
れて苗植機となっている。すなわち、走行車体の機台か
ら上下1対のリンク2,2が後に伸び、それぞれの後端
が取付枠3に回動自在に取付けられている。苗植装置1
がつぎのように構成されている。歯車箱4が前後方向の
ロ−リング軸5で取付枠3の下部に揺動自在に取付られ
ている。前上りに傾斜した苗載台6が歯車箱4の上に配
置され、走行車体のエンジンで左右に往復駆動されるよ
うに出来ている。なお、図の苗植装置1は、6条植えに
構成され、横巾が30cm程度の6枚のマット苗がその
苗載台6に横並びに載せられる。3本の伝動ケ−ス7が
歯車箱4から等間隔で後に突出し、それぞれの後端の両
横に小判形の回転ケ−ス8が設けられている。それぞれ
の回転ケ−ス8の両端に1対の植込み装置9,9が設け
られ、上下方向の円形軌道で同じような姿勢を保って旋
回し、苗載台6上の下端を通って下降する際に交互に1
株分の苗を欠ぎ取り、軌道の下端でその苗を泥面に移植
するようになっている。なお、左右の伝動ケ−ス7,7
は、図2のように、歯車箱4から左右に突出したスリ−
ブ4a,4aの外端から後に伸びる。
【0009】3個のフロ−ト10が歯車箱4の下方に設
けられ、泥面を滑走して植込み装置9,9……が苗を移
植する泥面を予め整地するようになっている。なお、レ
バ−11の操作で回動する横軸12が歯車箱4の下腹部
に設けられ、これから後方に突出するア−ム13の後端
にそれぞれのフロ−ト10の上部が揺動自在に取付けら
れ、レバ−11の操作でフロ−ト10が上下に移動し、
苗の植込み深さが調節できる。
けられ、泥面を滑走して植込み装置9,9……が苗を移
植する泥面を予め整地するようになっている。なお、レ
バ−11の操作で回動する横軸12が歯車箱4の下腹部
に設けられ、これから後方に突出するア−ム13の後端
にそれぞれのフロ−ト10の上部が揺動自在に取付けら
れ、レバ−11の操作でフロ−ト10が上下に移動し、
苗の植込み深さが調節できる。
【0010】図2のように、板ばねをU字形に曲げて作
った受座14が歯車箱4の上部に横向に固定され、その
上面に固定された水平センサ15が、U字形の開放部に
設けたねじ16を回すと、左右に傾斜するようになって
いる。苗植装置1をロ−リング軸5の回りに揺動させる
駆動装置Aがつぎのように構成されている。図2及び図
3のように、モ−タ17が取付枠3の後面に取付けら
れ、そのピニオン歯車17aが扇形歯車18に咬み合っ
ている。扇形歯車18が回動中心の軸19で取付枠3に
取付けられ、これと1体のア−ム18aが上に伸びてい
る。左右1対の支柱20,20が左右の伝動ケ−ス7,
7から上に伸び、1対のばね21,21の両端がア−ム
18aと支柱20,20とに掛けられている。なお、支
柱20,20の上端が横杆22で連続され、この横杆2
2で苗載台6の上部を左右に摺動自在に支持している。
った受座14が歯車箱4の上部に横向に固定され、その
上面に固定された水平センサ15が、U字形の開放部に
設けたねじ16を回すと、左右に傾斜するようになって
いる。苗植装置1をロ−リング軸5の回りに揺動させる
駆動装置Aがつぎのように構成されている。図2及び図
3のように、モ−タ17が取付枠3の後面に取付けら
れ、そのピニオン歯車17aが扇形歯車18に咬み合っ
ている。扇形歯車18が回動中心の軸19で取付枠3に
取付けられ、これと1体のア−ム18aが上に伸びてい
る。左右1対の支柱20,20が左右の伝動ケ−ス7,
7から上に伸び、1対のばね21,21の両端がア−ム
18aと支柱20,20とに掛けられている。なお、支
柱20,20の上端が横杆22で連続され、この横杆2
2で苗載台6の上部を左右に摺動自在に支持している。
【0011】そして、モ−タ17がピニオン歯車17a
を図2で時計方向に回すと、扇形歯車18がア−ム18
aを反時計方向に回し、右のばね21が右の支柱20を
引き、苗植装置1がロ−リング軸5の回りに同方向に揺
動する。これとは逆に、ピニオン歯車17aが反時計方
向に回ると、苗植装置1が時計方向に揺動する。なお、
ばね23,23の両端がア−ム18aと苗載台6の横端
に掛けられ、苗載台6が左右に移動すると苗植装置1の
重心が左右に移動してこれが傾斜しようとするが、その
傾斜をそれぞれのばね23,23が引き戻すように出来
ている。
を図2で時計方向に回すと、扇形歯車18がア−ム18
aを反時計方向に回し、右のばね21が右の支柱20を
引き、苗植装置1がロ−リング軸5の回りに同方向に揺
動する。これとは逆に、ピニオン歯車17aが反時計方
向に回ると、苗植装置1が時計方向に揺動する。なお、
ばね23,23の両端がア−ム18aと苗載台6の横端
に掛けられ、苗載台6が左右に移動すると苗植装置1の
重心が左右に移動してこれが傾斜しようとするが、その
傾斜をそれぞれのばね23,23が引き戻すように出来
ている。
【0012】ピン24がア−ム18aと取付枠3とに抜
き差し自在に設けられ、ピン24を差し込むと、ア−ム
18aが直立した状態で取付枠3に固定されるようにな
っている。図1のように、コントロ−ルボックス25が
取付枠3の上部に固定され、これに組み込まれた制御装
置Bが図4のように構成されている。すなわち、水平セ
ンサ15の左右の傾斜がコンパレ−タ26に入力され、
その値により左右の出力方向が決定されるようになって
いる。上記の左右の出力は、それぞれのフリップフロッ
プ27,27およびアンド回動28,28を経由したの
ち、増巾器29,29を経てリレ−端子30,30に左
右別々に出力される。リレ−端子30,30に別々に出
力された電流は、リレ−スイッチ31,31およびサ−
マルプロテクタ32を経由してモ−タ17に供給され、
ピニオン歯車17aを時計方向又は反時計方向に回動す
る(作動モ−ド)。リレ−スイッチ回路には電流検出用
抵抗33が設けられている。また、このリレ−スイッチ
回路にコンパレ−タ34が設けられ、モ−タ17に流れ
る電流を設定値と比較し、フリップフロップ27,27
にフィ−ドバックするようになっている。それぞれの増
巾器29,29とリレ−端子30,30の間にスイッチ
35,35が設けられ、つまみ36を上に(図1では
下)に移動すると、リレ−端子30,30に流れる電流
が遮断されて水平センサ15が傾斜しても、モ−タ17
が作動しない調整モ−ドが選択できるようになってい
る。増巾器29,29とスイッチ35,35との間に表
示器37,37が設けられ、コンパレ−タ26が出力し
ていると、右又は左の表示器37,37がその旨を表示
するように出来ている。なお、図の表示器37はランプ
であるが、ブザ−その他を用いることができる。
き差し自在に設けられ、ピン24を差し込むと、ア−ム
18aが直立した状態で取付枠3に固定されるようにな
っている。図1のように、コントロ−ルボックス25が
取付枠3の上部に固定され、これに組み込まれた制御装
置Bが図4のように構成されている。すなわち、水平セ
ンサ15の左右の傾斜がコンパレ−タ26に入力され、
その値により左右の出力方向が決定されるようになって
いる。上記の左右の出力は、それぞれのフリップフロッ
プ27,27およびアンド回動28,28を経由したの
ち、増巾器29,29を経てリレ−端子30,30に左
右別々に出力される。リレ−端子30,30に別々に出
力された電流は、リレ−スイッチ31,31およびサ−
マルプロテクタ32を経由してモ−タ17に供給され、
ピニオン歯車17aを時計方向又は反時計方向に回動す
る(作動モ−ド)。リレ−スイッチ回路には電流検出用
抵抗33が設けられている。また、このリレ−スイッチ
回路にコンパレ−タ34が設けられ、モ−タ17に流れ
る電流を設定値と比較し、フリップフロップ27,27
にフィ−ドバックするようになっている。それぞれの増
巾器29,29とリレ−端子30,30の間にスイッチ
35,35が設けられ、つまみ36を上に(図1では
下)に移動すると、リレ−端子30,30に流れる電流
が遮断されて水平センサ15が傾斜しても、モ−タ17
が作動しない調整モ−ドが選択できるようになってい
る。増巾器29,29とスイッチ35,35との間に表
示器37,37が設けられ、コンパレ−タ26が出力し
ていると、右又は左の表示器37,37がその旨を表示
するように出来ている。なお、図の表示器37はランプ
であるが、ブザ−その他を用いることができる。
【0013】従って、組み上った苗植機を水平な地面に
置き、リンク2,2の後端を下げ、左右のフロ−ト1
0,10を接地させて苗植装置1を水平にする。ア−ム
18aを直立させてピン24で取付枠3に固定する。つ
まみ36でスイッチ35,35をOFF(調整モ−ドを
選択)したのち、制御装置Bの電源を入れる。すると、
水平センサ15が左又は右に傾斜していると、右又は左
の表示器37が表示する。ここに、ねじ16を回して水
平センサ15の傾斜を調整し、これが水平になると、コ
ンパレ−タ26からの出力が停止して表示器37,37
が表示しなくなる。このとき、苗植装置1の水平と、水
平センサ15の水平とが合致する。こののち、ピン24
を引き抜いてア−ム18aが取付枠3に対して回動し得
る状態にし、つまみ36を図4で下に引いてスイッチ3
5,35をONし、作動モ−ドに切替える。そのため、
田植作業中、苗植装置1が例えば右下りに傾斜すると、
水平センサ15が右に傾斜してコンパレ−タ26が出力
し、リレ−スイッチ31が作動してモ−タ17がピニオ
ン歯車17aを回し、ア−ム18aが反時計方向に回動
して右のばね21が右の支柱20を引き、苗植装置1が
ロ−リング軸5の回りに反時計方向に回って水平に引き
戻される。
置き、リンク2,2の後端を下げ、左右のフロ−ト1
0,10を接地させて苗植装置1を水平にする。ア−ム
18aを直立させてピン24で取付枠3に固定する。つ
まみ36でスイッチ35,35をOFF(調整モ−ドを
選択)したのち、制御装置Bの電源を入れる。すると、
水平センサ15が左又は右に傾斜していると、右又は左
の表示器37が表示する。ここに、ねじ16を回して水
平センサ15の傾斜を調整し、これが水平になると、コ
ンパレ−タ26からの出力が停止して表示器37,37
が表示しなくなる。このとき、苗植装置1の水平と、水
平センサ15の水平とが合致する。こののち、ピン24
を引き抜いてア−ム18aが取付枠3に対して回動し得
る状態にし、つまみ36を図4で下に引いてスイッチ3
5,35をONし、作動モ−ドに切替える。そのため、
田植作業中、苗植装置1が例えば右下りに傾斜すると、
水平センサ15が右に傾斜してコンパレ−タ26が出力
し、リレ−スイッチ31が作動してモ−タ17がピニオ
ン歯車17aを回し、ア−ム18aが反時計方向に回動
して右のばね21が右の支柱20を引き、苗植装置1が
ロ−リング軸5の回りに反時計方向に回って水平に引き
戻される。
【0014】植込み装置9が図5のように構成されてい
る。すなわち、植込みケ−ス41が回転ケ−ス8の外側
に配置されている。回転ケ−ス8内には、周知のよう
に、伝動ケ−ス7に固定された太陽歯車と、これに中間
歯車を介して咬み合った遊星歯車が収納され、この遊星
歯車に植込みケ−ス41が固定されるとともに、それぞ
れの歯車の歯数が同数に構成されることにより、回転ケ
−ス8がその中央の横軸の回りに回転するとき、植込み
ケ−ス41がその先端部で同じような姿勢を保って旋回
するようになっている。左右1対の棒で出来た分離針4
2が植込みケ−ス41の前面に上下方向に固定されてい
る。押出棒43が分離針42と並行に軸方向に摺動自在
に設けられ、植込みケ−ス41の上下の2個所でブッシ
ュ44,45で支えられ、下端に押出具43aが固定さ
れている(上のブッシュ45は、植込みケ−ス41のカ
バ−41aに設ける。)。回動ケ−ス8に固定されたカ
ム46が植込みケ−ス41内に収納され、植込みケ−ス
41が上記のようにして1回旋回すると、これに対して
相対的に1回転するようになっている。レバ−47が軸
48で植込ケ−ス41に揺動自在に取付けられ、その先
端47aが押出棒43に係合するとともに、その下向の
突子47bがカム46に対向し、ばね49で押し当てら
れている。そして、植込み装置9がその旋回中で苗載台
6よりも上に位置するとき、カム46が突子47bを押
してレバ−47が押出棒43および押出具43aを引き
上げ、旋回中の下端において、突子47bがカム46の
大径部から外れてばね49が押出棒43および押出具4
3aを押し下げ、苗載台6の端を通過するときに欠ぎ取
った苗を泥土に移植するようになっている。また、植込
みケ−ス41における押出棒43の突出部にフォ−クシ
−ル50が設けられている。すなわち、従来は押出棒4
3が下部のみで植付ケ−ス41に支持されていたが、上
記のものは、上下の2個所で支持されているので、下端
のフォ−クシ−ル50の位置が上って耐水性が向上し、
押出棒43が両側支持となって耐久性にもすぐれてい
る。
る。すなわち、植込みケ−ス41が回転ケ−ス8の外側
に配置されている。回転ケ−ス8内には、周知のよう
に、伝動ケ−ス7に固定された太陽歯車と、これに中間
歯車を介して咬み合った遊星歯車が収納され、この遊星
歯車に植込みケ−ス41が固定されるとともに、それぞ
れの歯車の歯数が同数に構成されることにより、回転ケ
−ス8がその中央の横軸の回りに回転するとき、植込み
ケ−ス41がその先端部で同じような姿勢を保って旋回
するようになっている。左右1対の棒で出来た分離針4
2が植込みケ−ス41の前面に上下方向に固定されてい
る。押出棒43が分離針42と並行に軸方向に摺動自在
に設けられ、植込みケ−ス41の上下の2個所でブッシ
ュ44,45で支えられ、下端に押出具43aが固定さ
れている(上のブッシュ45は、植込みケ−ス41のカ
バ−41aに設ける。)。回動ケ−ス8に固定されたカ
ム46が植込みケ−ス41内に収納され、植込みケ−ス
41が上記のようにして1回旋回すると、これに対して
相対的に1回転するようになっている。レバ−47が軸
48で植込ケ−ス41に揺動自在に取付けられ、その先
端47aが押出棒43に係合するとともに、その下向の
突子47bがカム46に対向し、ばね49で押し当てら
れている。そして、植込み装置9がその旋回中で苗載台
6よりも上に位置するとき、カム46が突子47bを押
してレバ−47が押出棒43および押出具43aを引き
上げ、旋回中の下端において、突子47bがカム46の
大径部から外れてばね49が押出棒43および押出具4
3aを押し下げ、苗載台6の端を通過するときに欠ぎ取
った苗を泥土に移植するようになっている。また、植込
みケ−ス41における押出棒43の突出部にフォ−クシ
−ル50が設けられている。すなわち、従来は押出棒4
3が下部のみで植付ケ−ス41に支持されていたが、上
記のものは、上下の2個所で支持されているので、下端
のフォ−クシ−ル50の位置が上って耐水性が向上し、
押出棒43が両側支持となって耐久性にもすぐれてい
る。
【図1】この発明を施した水田作業機(苗植機)の1部
の側面図
の側面図
【図2】その1部の正面図
【図3】その1部の拡大した背面図
【図4】その制御装置の回路図
【図5】その植込み装置の切断側面図
1 水田作業装置(苗植装置) 5 ロ−リング軸 15 水平センサ 37 表示器 A 駆動装置 B 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 走行車体とこれに前後方向のロ−リング
軸5で左右に揺動自在に取付けられた水田作業装置1と
の間に水田作業装置1をそのロ−リング軸5の回りに回
動させる駆動装置Aが設けられ、水田作業装置1に水平
センサ15がその横方向の傾斜角度が調節できるように
設けられ、水平センサ15と駆動装置Aとは水田作業装
置1が横方向に傾斜すると水平センサ15からの信号で
駆動装置Aが水田作業装置1を反対方向に回動してこれ
を水平にする制御装置Bを介して接続され、水平センサ
15の信号が出力されていることを表示する表示器37
を有し、この制御装置Bには駆動装置Aが作動する作動
モ−ドと駆動装置Aが作動しない調整モ−ドとが選択自
在に設けられていることを特徴とする水田作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23873594A JPH0898612A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水田作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23873594A JPH0898612A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水田作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0898612A true JPH0898612A (ja) | 1996-04-16 |
Family
ID=17034485
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23873594A Pending JPH0898612A (ja) | 1994-10-03 | 1994-10-03 | 水田作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0898612A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102687666A (zh) * | 2012-06-15 | 2012-09-26 | 中国农业大学 | 一种振动与气流结合式筛分理顺机构 |
-
1994
- 1994-10-03 JP JP23873594A patent/JPH0898612A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102687666A (zh) * | 2012-06-15 | 2012-09-26 | 中国农业大学 | 一种振动与气流结合式筛分理顺机构 |
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