JPH0893737A - 頭部樹脂付着ねじ - Google Patents

頭部樹脂付着ねじ

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Publication number
JPH0893737A
JPH0893737A JP6263036A JP26303694A JPH0893737A JP H0893737 A JPH0893737 A JP H0893737A JP 6263036 A JP6263036 A JP 6263036A JP 26303694 A JP26303694 A JP 26303694A JP H0893737 A JPH0893737 A JP H0893737A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
screw
top surface
head
head part
Prior art date
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Pending
Application number
JP6263036A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuichi Otsuki
隆一 大槻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Seiko Co Ltd
Original Assignee
Nitto Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Seiko Co Ltd filed Critical Nitto Seiko Co Ltd
Priority to JP6263036A priority Critical patent/JPH0893737A/ja
Publication of JPH0893737A publication Critical patent/JPH0893737A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装飾効果の優れたねじを得る。 【構成】頭部2とねじ山5を有する脚部4とからなるね
じ1において、頭部2の頂面3に透明な液体状の光硬化
性樹脂10を塗布し、これを硬化させた頭部樹脂付着ね
じ。 【効果】樹脂の硬化時間が短時間であるとともに硬化時
に樹脂が収縮したり、皺が発生することがない。また、
ねじ素材の頂面に色彩あるいは模様を付け、樹脂を塗布
するだけで優れた装飾効果が得られる。更に、この樹脂
が硬化するまでの時間が短いので、生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部頂面に透明な樹脂
を塗布し、装飾効果を付加した頭部樹脂付着ねじに関す
る。
【0002】
【従来の枝術】従来からねじの頭部の頂面に装飾効果を
施し、組立て製品に合わせて種々の色を付けて使用され
ているねじがある。このようなねじで、一般的に代表さ
れるものに実公昭48−30764号公報に示すような
ものがある。これは水栓金具用の表示ねじであり、湯あ
るいは水が選択できるように、湯は赤、水は青で夫々表
示してあるものである。この色表示は通常ねじの頭部の
頂面に凹欠孔をこの頂面より孔周縁が末広がりとなるよ
う形成し、この凹欠孔に色付きの合成樹脂を流入してこ
れを硬化させ、しかも硬化後の合成樹脂がこの孔から脱
落あるいは動かないようにこの合成樹脂の他にエポキシ
樹脂等を用いて凹欠孔に接着されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな合成樹脂をねじの頂面に接着する場合、この合成樹
脂を加熱し、流動性をよくしてから凹欠孔に流し込むも
のであるため、この合成樹脂の硬化時に時間の経過とと
もに合成樹脂が収縮するため、孔に隙間が生じたり、皺
が発生することもある。また、ねじの頂面に色彩を付け
る場合、合成樹脂に種々の色素を調合する必要があり、
手間がかかっていた。更に、この合成樹脂が硬化するま
でに時間がかかり、この待ち時間が必要等生産性が悪い
等の課題を生じている。
【0004】本発明の第1の目的は、このような課題を
解消するとともに液体状の光硬化性樹脂をねじの頭部頂
面に塗布し、紫外線を吸収させてこれを硬化し、装飾性
の優れたねじを得ることであり、第2の目的は、模様等
の装飾硬化をより拡大することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
頭部2とねじ山5を有する脚部4とからなるねじ1にお
いて、頭部2の頂面3に透明な液体状の光硬化性樹脂1
0を塗布し、これを硬化させることにより達成される。
また、第2の目的は、頭部2の頂面3を僅か球面状に突
出して形成することで達成される。
【0006】
【作用】あらかじめねじ山5が形成された脚部4を有す
るねじ1の頭部2の頂面3に紫外線等を吸収することに
より硬化する光硬化性樹脂10を滴下塗布する。これに
よりこの樹脂10は頭部2の頂面3上で表面張力により
球面状になり、続いてこれに紫外線を照射することによ
って短時間に球面状を保ったまま硬化される。この樹脂
10は透明であるので、ねじ1の頂面3に色を付けてお
くと、その色が樹脂10の表面に浮き上がって表れた
り、頭部2の頂面3に模様6が刻んであると、この模様
6も大きく表れる。また、この頂面3が球面状に突出し
て形成されていると、模様6が更に拡大され優れた装飾
効果が得られる。
【0007】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図4に基づ
き説明する。図1及び図2において、2は金属製のねじ
1を構成する頭部であり、この頭部2の座面にはこの座
面から先端にかけてねじ山5を有する脚部4が設けられ
ている。一方、このねじ1の頭部2には図3に示すよう
に、僅かに球面状を有する頂面3が形成されている。こ
の頂面3には紫外線が照射されると、短時間で硬化する
透明な液体状の光硬化性樹脂10が滴下塗布してあり、
その表面は表面張力により、球面状になっている。
【0008】また、図2に示すように、前記金属製のね
じ1の頭部2の頂面3には適当な模様6が刻んであり、
前記樹脂10はこの模様6を覆っている。このため、こ
の模様6は樹脂10の表面において拡大されて表れてい
る。
【0009】このような樹脂付着ねじの製造は、図3及
び図4に示すように、あらかじめねじ山5を形成した脚
部4を有する金属製のねじ1の頭部2の頂面3に光硬化
性樹脂10を滴下塗布する。この後、塗布された樹脂1
0に太陽光線あるいは紫外線照射器20から紫外線を照
射すると、照射された樹脂10はこの状態で硬化され、
樹脂10の表面は球面状になる。このため、樹脂10に
はレンズ効果が生じて頭部2の頂面3が拡大されて表れ
る。これにより、前記頭部2の頂面3に模様6を刻んで
おくと、この模様6が浮き上がって拡大表示され、優れ
た装飾効果が得られる。
【0010】また、前記光硬化性樹脂10に色素を混入
させると、透過性のある色彩を得ることも可能であり、
これに代え、頭部2の頂面3に色を塗布し、この後、こ
の上に透明な光硬化製樹脂10を塗布することで、樹脂
10の表面にこの色が浮き上がり、装飾性が極めて良好
である。
【0011】更に、この実施例では、ねじ1の頭部2の
頂面3を僅かに球面状に突出させて形成し、その表面に
光硬化性樹脂10を塗布しているが、これは拡大効果を
よくするために施したものであり、この頭部2の頂面3
が平であっても装飾効果は充分に得られるものである。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施例から明らか
なように、頭部2とねじ山5を有する脚部4とからなる
ねじ1において、頭部2の頂面3に透明な光硬化性樹脂
10を滴下塗布してこれを硬化させたものであるから、
この樹脂の硬化時間が短時間であるとともに硬化時に樹
脂が収縮したり、皺が発生することがない。また、ねじ
素材の頂面に色彩あるいは模様を付け、樹脂を塗布する
だけで優れた装飾効果が得られる。更に、この樹脂が硬
化するまでの時間が短いので、生産性が向上する。しか
も、頭部頂面を僅か球面状に突出させることで、模様が
拡大されて優れた装飾性がある等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2のA−A線拡大断面図である。
【図4】本発明の製造過程を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ねじ 2 頭部 3 頂面 4 脚部 5 ねじ山 6 模様 10 光効果性樹脂 20 紫外線照射器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部2とねじ山5を有する脚部4とから
    なるねじ1において、頭部2の頂面3に透明な液体状の
    光硬化性樹脂10を塗布し、これを硬化させたことを特
    徴とする頭部樹脂付着ねじ。
  2. 【請求項2】 頭部の頂面は僅か球面状に突出している
    ことを特徴とする請求項1記載の頭部樹脂付着ねじ。
JP6263036A 1994-09-19 1994-09-19 頭部樹脂付着ねじ Pending JPH0893737A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016518271A (ja) * 2013-04-15 2016-06-23 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 半透明シールキャップ
JP2019166610A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社荏原製作所 フランジ分解用押しボルト

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5586111U (ja) * 1978-12-11 1980-06-13
JPS61196008A (ja) * 1985-02-25 1986-08-30 株式会社スリーボンド 突起危険物の被覆方法
JPH0441109U (ja) * 1990-08-08 1992-04-08

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