JPH089356Y2 - ロールブラインドの調速・停止装置 - Google Patents

ロールブラインドの調速・停止装置

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JPH089356Y2
JPH089356Y2 JP5181989U JP5181989U JPH089356Y2 JP H089356 Y2 JPH089356 Y2 JP H089356Y2 JP 5181989 U JP5181989 U JP 5181989U JP 5181989 U JP5181989 U JP 5181989U JP H089356 Y2 JPH089356 Y2 JP H089356Y2
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はロールブラインドの調速・停止装置、詳しく
はそのスクリーンの上昇速度を規制するガバナ装置に使
用される増速歯車の支持構造に関するものである。
[従来の技術] 従来、この種のロールブラインドの調速・停止装置と
しては、第4図に示すように、スクリーン4を巻き上げ
る巻取軸3に捩りコイルスプリング5を内装し、スクリ
ーン4を引き下げるときにはこのコイルスプリング5を
蓄勢し、スクリーン4を引き上げるときにはその蓄勢力
を利用して自動的に引き上げるようにしたものがある。
このような調速・停止装置においてはロールブライン
ドの騒音の防止及び品質の向上を目的として、ガバナ装
置8によってスクリーン4の上昇速度を規制している。
このガバナ装置8を説明すると、巻取軸3内において回
転不能に設けられた筒状のブレーキドラム11の内周面に
内歯車31を形成し、この巻取軸3と一体に回転する回転
プレート32には一対の増速歯車17を回転可能に支持し、
両増速歯車17を前記内歯車31にそれぞれ噛合させてい
る。内歯車31の中央から突出する主軸33にはガバナシャ
フト20を回転可能に支持するとともに、ガバナシャフト
20の基端部に形成された従動歯車21を前記各増速歯車17
に噛合されている。さらに、前記ガバナシャフト20には
ガバナウエイト22が設けられ、同ウエイト22は主軸33の
先端に支持されたカップ状のガバナドラム23に内装され
ている。
そして、引き下げられたスクリーン4を上昇させるた
めに捩りコイルスプリング5によって巻取軸3が所定の
速度以上で回転すると、この巻取軸3とともに前記増速
歯車17が内歯車31と噛合しながら従動歯車21の周囲を周
回し、この従動歯車21とともにガバナシャフト20が巻取
軸3と同方向へ増速回転する。このためガバナウエイト
22は遠心力で外方へ付勢されてガバナドラム23の内周面
に摺動し、その抵抗によって巻取軸3の回転速度が規制
されるようになっている。
一方、以前からロールブラインドの美観を良くするた
めに巻取軸3の小径化が要望されており、そのためには
上記したガバナ装置8も小型化する必要がある。しか
し、上記したガバナ装置8においては径の大きい内歯車
31によって小型化が制限されるため、この内歯車31の代
わりに外歯を有する小径の固定歯車18を前記従動歯車21
と同一軸心に配設して増速歯車17に噛合させることが考
えられる。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記したように内歯車31の代わりに固定歯
車18を使用すると、今まで内歯車31と従動歯車21との間
に挟まれていた増速歯車17がこの従動歯車21と固定歯車
18の周囲を取り囲むようになり、それぞれの歯車18,21
との噛合により外方へと付勢されることになる。そのた
め、増速歯車17を片持ち支持するだけでは付勢力で支持
箇所が撓み、歯車同士の噛合が正常に行なわれず異音を
発したり空転したりしてしまうことが予想される。
そこで、第5図に示すように、各増速歯車17の両側を
正規の軸受34で支持することも考えられるが、軸受34に
要するスペースで固定歯車18や従動歯車21と増速歯車17
との間の軸間距離が広がるためガバナ装置8が大型化
し、当初の目的である巻取軸3の小径化を充分に達成で
きなくなってしまう。
本考案の目的は、スクリーンの上昇速度を規制するた
めのガバナ装置を小型化して巻取軸を小径化することが
できるロールブラインドの調速・停止装置を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、スクリーンの巻き上げ速度を調整するため
のガバナ装置を増速歯車を使用したロールブラインドに
おいて、前記増速歯車の周回経路の中心に互いに同一軸
心の固定歯車及び従動歯車を配設するとともに、固定歯
車に設けられた断面円形状の摺接部に軸受リングを回転
可能に嵌め込み、その軸受リングの内周に凹部を形成
し、前記増速歯車を、前記従動歯車と噛合する大径部、
前記固定歯車と噛合する小径部、及び前記凹部に挿入支
持される受けピンから構成したロールブラインドの調速
・停止装置をその要旨とするものである。
[作用] 増速歯車に形成された受けピンは、軸受リング内周に
形成された凹部に挿入支持されており、この増速歯車が
摺接部の近傍に配設されることになる。このため増速歯
車と固定歯車や従動歯車との軸間距離を狭くしてこれら
の機能をコンパクトにすることができる。
[実施例] 以下、この考案を具体化した一実施例を第1〜4図に
従って説明すると、第2図に示すように、ロールブライ
ンドは窓等の上枠に固定される枠体1の両側に取付ブラ
ケット2がネジ止めされ、その取付ブラケット2間に巻
取軸3が回転可能に支持され、巻取軸3からは布製のス
クリーン4が吊下支持されている。第1図に示すよう
に、巻取軸3内には付勢手段としての捩りコイルスプリ
ング5が配設され、その一端は巻上げ部材6を介して巻
取軸3に固定され、図示しない他端は固定部材を介して
取付ブラケット2に固定されている。そして、スクリー
ン4が引き下げられて巻取軸3が回転すると前記捩りコ
イルスプリング5が蓄勢され、その蓄勢力により巻取軸
3が逆方向へ回転してスクリーン4を巻き上げるように
なっている。
前記巻取軸3の一側には捩りコイルスプリング5の蓄
勢力に抗してスクリーン4を所望位置に吊下支持するた
めのクラッチ装置7とスクリーン4の巻き上げ速度を適
宜規制するためのガバナ装置8とが設けられている。そ
の構造を説明すると、取付ブラケット2の一側には円筒
状の支持筒部2aが突設され、その支持筒部2aの外周には
ほぼ円筒状のクラッチキャップ10の基端部が回転可能に
支持され、その外周面に前記巻取軸3の一端が嵌合固定
されている。
前記支持筒部2aの内周にはブレーキドラム11の基端部
が嵌合固定され、僅かな隙間を隔てて対向するクラッチ
キャップ10の内周面とブレーキドラム11の外周面とには
それぞれガイド溝10a,11aが形成され、その間にはクラ
ッチボール12が配設されている。そして、クラッチボー
ル12はスクリーン4の引き降ろし方向のクラッチキャッ
プ10の回転を許容するとともに、引き上げ方向のクラッ
チキャップ10の回転を一旦阻止するようになっており、
そのために引き降したスクリーン4を所望の位置で一旦
停止保持することができるようになっている。
第1,3図に示すように、前記クラッチキャップ10の先
端部にはリング状の軸受リング13が嵌合固定され、この
軸受リング13のガイド孔13aにはブレーキドラム11の先
端側に形成された断面円形状の摺接部14が回転可能に嵌
挿され、この摺接部14に案内されながらクラッチキャッ
プ10が回転するようになっている。軸受リング13の先端
側にはギアハウジング15が嵌合固定され、摺接部14を中
心としてギアハウジング15内の対向位置には一対の歯車
軸16が突設されるとともに、それぞれの歯車軸16には増
速歯車17が回転可能に支持されている。増速歯車17には
歯数の多い大径部17a、歯数の少ない小径部17b、及び断
面円形状の受けピン17cが形成され、その小径部17bは摺
接部14の先端側に形成された固定歯車18と噛合してい
る。
また、前記軸受リング13のガイド孔13aの内周面には
半円状の一対の凹部19が対向位置に形成されており、両
凹部19とブレーキドラム11の摺接部14との間には増速歯
車17の受けピン17cがそれぞれ回転可能に挿入支持され
ている。
前記増速歯車17の間には固定歯車18と同一軸心となる
ようにガバナシャフト20の基端が配設され、この基端に
形成された従動歯車21は増速歯車17の大径部17aとそれ
ぞれ噛合している。このガバナシャフト20はギアハウジ
ング15の軸受孔15aを経てハウジング15外に突出し、そ
の先端部にはガバナウエイト22が設けられている。ま
た、ギアハウジング15の先端側にはカップ状のガバナド
ラム23がガバナウエイト22を覆うように固着されてい
る。
そして、スクリーン4の引き上げ時において捩りコイ
ルスプリング5の蓄勢力によって巻取軸3が回転する
と、これに伴いクラッチキャップ10、軸受リング13、ギ
アハウジング15、及びガバナドラム23が一体で回転する
とともに、固定歯車18と噛合しながらその周囲を両増速
歯車17が周回する。それぞれの増速歯車17は一方で噛合
している従動歯車21を巻取軸3とは逆方向へ増速回転さ
せる。これに伴い前記ガバナシャフト20も回転してその
遠心力によりガバナウエイト22が外方へ付勢されガバナ
ドラム23の内周面に摺動する。このようにして巻取軸3
の回転速度は規制され、スクリーン4は所定の速度以下
で上昇する。
以上のように本実施例のロールブラインドの調速・停
止装置においては、増速歯車17を支持するための摺接部
14の外周を利用しているため、この摺接部14の近傍に増
速歯車17を配設することができる。従って、この増速歯
車17と固定歯車18や従動歯車21との軸間距離を狭くして
ガバナ装置8自体をコンパクトにすることができ、巻取
軸3の外径を小さくしてロールブラインドの美観を高め
ることができる。
また、本実施例のロールブラインドの調速・停止装置
によれば、それぞれの増速歯車17の両側を支持している
ため、ガバナ装置8の作動に伴って増速歯車17が他の歯
車と噛合しているとき、この増速歯車17の位置がずれて
噛合が正常に行なわれず異音を発したり空転したりする
ことがない。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案のロールブラインドの調
速・停止装置によれば、スクリーンの上昇速度を規制す
るためのガバナ装置を小型化して巻取軸を小径化するこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を具体化した一実施例のロールブライン
ドの調速・停止装置を示す縦断面図、第2図はロールブ
ラインドの正面図、第3図は第1図のA−A線断面図、
第4図は従来のロールブラインドの調速・停止装置を示
す縦断面図、第5図は別の従来のロールブラインドの調
速・停止装置を示す側断面図である。 軸受リング13、摺接部14、増速歯車17、大径部17a、小
径部17b、受けピン17c、固定歯車18、凹部19、ガバナシ
ャフト20、従動歯車21。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スクリーンの巻き上げ速度を調整するため
    のガバナ装置に増速歯車を使用したロールブラインドに
    おいて、 前記増速歯車(17)の周回経路の中心に互いに同一軸心
    の固定歯車(18)及び従動歯車(21)を配設するととも
    に、固定歯車(18)に設けられた断面円形状の摺接部
    (14)に軸受リング(13)を回転可能に嵌め込み、その
    軸受リング(13)の内周に凹部(19)を形成し、前記増
    速歯車(17)を、前記従動歯車(21)と噛合する大径部
    (17a)、前記固定歯車(18)と噛合する小径部(17
    b)、及び前記凹部(19)に挿入支持される受けピン(1
    7c)から構成したことを特徴とするロールブラインドの
    調速・停止装置。
JP5181989U 1989-05-01 1989-05-01 ロールブラインドの調速・停止装置 Expired - Fee Related JPH089356Y2 (ja)

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