JP3124716B2 - ロールブラインドの昇降装置 - Google Patents

ロールブラインドの昇降装置

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JP3124716B2
JP3124716B2 JP07332155A JP33215595A JP3124716B2 JP 3124716 B2 JP3124716 B2 JP 3124716B2 JP 07332155 A JP07332155 A JP 07332155A JP 33215595 A JP33215595 A JP 33215595A JP 3124716 B2 JP3124716 B2 JP 3124716B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロールブライン
ドの昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ロールブラインドを昇降する昇降
装置の一種類として、スクリーンを巻き取る巻取軸内に
捩じりコイルスプリングを配設し、スクリーンを引き下
げるときにはその捩じりコイルスプリングを蓄勢し、ス
クリーンを引き上げるときには、その蓄勢力で巻取軸を
回転させて、スクリーンを自動的に引き上げるようにし
たものがある。
【0003】このような昇降装置では、捩じりコイルス
プリングの付勢力に抗してスクリーンを所望位置に吊下
支持するために、例えば特公平6−013825号公報
に記載されたクラッチ装置が提案されている。
【0004】このクラッチ装置では、巻取軸内において
回転不能に支持されたブレーキドラムにガイド溝が形成
され、巻取軸の回転にともなって、そのガイド溝内をク
ラッチボールが移動する。
【0005】そして、捩じりコイルスプリングの付勢力
に抗してスクリーンを引き下げるときには、クラッチボ
ールがガイド溝を構成する引き下げ溝内を周回し、捩じ
りコイルスプリングの付勢力によりスクリーンを引き上
げるときには、クラッチボールがガイド溝を構成する引
き上げ溝内を周回する。
【0006】また、スクリーンを引下げて、クラッチボ
ールが引下げ溝内に位置している状態からスクリーンを
放せば、捩じりコイルスプリングの付勢力により、巻取
軸がスクリーン引き上げ方向へ回転されて、クラッチボ
ールがストップ溝内へ移動する。すると、巻取軸の回転
が阻止されて、スクリーンが所望位置に吊下支持され
る。
【0007】スクリーンが所望位置に吊下支持された状
態から、スクリーンを引き下げて、巻取軸を所定角度の
範囲で回転させた後にスクリーンを手放せば、捩じりコ
イルスプリングの付勢力により巻取軸がスクリーン引き
上げ方向に回転されて、クラッチボールが引き上げ溝内
に移動する。そして、巻取軸の回転にともなってクラッ
チボールが引き上げ溝内を周回し、スクリーンが引き上
げられる。
【0008】また、スクリーンが所望位置に吊下支持さ
れた状態から、巻取軸をスクリーン下降方向に所定角度
以上回転させると、クラッチボールは戻り溝から引き下
げ溝に移動するため、この状態でスクリーンを手放す
と、捩じりコイルスプリングの付勢力による巻取軸の回
転により、クラッチボールがストップ溝内に移動して、
スクリーンの引き上げ動作が阻止される。
【0009】従って、スクリーンを引き上げるときに
は、スクリーンを下方へ引いて、巻取軸を所定角度の範
囲で回転させる必要がある。上記公報に記載されたクラ
ッチ装置のガイド溝では、ストップ溝がブレーキドラム
の周方向に2か所形成されている。すると、クラッチボ
ールが引下げ溝内に位置する状態から、ストップ溝内に
移行して、巻取軸の回転が阻止されるまでに、最大18
0度の回転角度が必要となる。
【0010】従って、スクリーンを所望位置まで引き下
げた後に、クラッチ装置を作動させて巻取軸の回転を阻
止するまでに、巻取軸が最大180度逆転されるので、
クラッチ装置を作動させるまでのスクリーンの引き上げ
量が大きくなる。この結果、スクリーンが所望位置に正
確に吊下支持されるようにクラッチ装置を作動させるこ
とが困難となる。
【0011】そこで、このような不具合を解消するため
に、ブレーキドラムに図4に示すようなガイド溝を形成
することが提案された。すなわち、このガイド溝はブレ
ーキドラムの全周に対し、4か所にストップ溝1が形成
されている。そして、スクリーンを引き下げるときは、
クラッチボール2が引き下げ溝3内を矢印A方向に周回
し、その状態からスクリーンを手放せば、巻取軸が逆転
されてクラッチボール2がいずれかのストップ溝1内に
移行して、巻取軸の回転が阻止される。
【0012】また、クラッチボール2がストップ溝1内
にある状態から、スクリーンを下方へ引いて、巻取軸を
許容回転範囲αの範囲内で回転させた後、スクリーンを
手放せば、クラッチボールは戻り溝4から引き上げ溝5
内に移行して、同引き上げ溝5内を矢印B方向に周回可
能となるため、捩じりコイルスプリングの付勢力により
巻取軸が回転されて、スクリーンが引き上げられる。
【0013】このような構成により、ストップ溝がブレ
ーキドラムの全周に対し4か所設けられているので、ク
ラッチボール2が引下げ溝3内に位置する状態からクラ
ッチボール2をストップ溝内に係合させるまでに、巻取
軸を最大で90度逆転させればよいので、スクリーンを
所望位置に吊下支持することが容易となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なガイド溝では、4か所にストップ溝1が形成されてい
ることから、クラッチボール2をストップ溝1から引き
上げ溝5に移行させるための巻取軸の許容回転範囲αが
小さくなる。
【0015】許容回転範囲αを越えて巻取軸を回転させ
ると、クラッチボール2が戻り溝4から引下げ溝3内に
移動してしまい、その状態からスクリーンを手放して
も、クラッチボール2が再びストップ溝1に係合してし
まうため、スクリーンを引き上げることはできない。
【0016】従って、スクリーンを引き上げるときに
は、スクリーンを下方へ引いて、巻取軸を許容回転範囲
αの範囲内で回転させる細かな作業が必要となるため、
引き上げ作業が煩雑となる。
【0017】この発明の目的は、巻取軸の小さな回転角
度で作動しながら、その作動を解除するための巻取軸の
許容回転範囲を十分に確保し得るクラッチ装置を備えた
ロールブラインドの昇降装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】スクリーンを吊下支持す
る巻取軸の両端を取付けブラケットに回転可能に支持
し、前記巻取軸を付勢手段でスクリーン引き上げ方向に
付勢し、前記巻取軸内には、取付けブラケットに対し回
転不能に固定されたブレーキドラムを設けるとともに、
その外周面には周方向にガイド溝を設け、前記巻取軸の
回転によって前記ガイド溝内を摺動する摺動体を設け、
前記ガイド溝は、前記巻取軸をスクリーン引き下げ方向
に回転させたとき前記摺動体が周回する引き下げ溝と、
前記巻取軸をスクリーン引き上げ方向に回転させたとき
前記摺動体が周回する引き上げ溝と、前記巻取軸のスク
リーン引き上げ方向の回転を阻止する複数のストップ溝
とから構成し、前記引き下げ溝とストップ溝とは、前記
巻取軸をスクリーン引き下げ方向に回転させた状態から
スクリーン引き上げ方向に回転させたとき、前記摺動体
を前記引き下げ溝から前記ストップ溝に案内するように
接続し、前記複数のストップ溝には、前記摺動体がスト
ップ溝内に位置する状態から巻取軸をスクリーン引き下
げ方向に回転させたとき前記摺動体が案内される第一の
戻り溝をそれぞれ接続し、前記引き上げ溝は、前記引き
下げ溝の両側に設けられる第一及び第二の引き上げ溝か
ら構成し、前記複数の第一の戻り溝は、前記第一及び第
二の引き上げ溝に交互に接続して、前記摺動体が同第一
の戻り溝内に位置する状態から巻取軸をスクリーン引き
上げ方向に回転させたとき摺動体を前記第一及び第二の
引き上げ溝のいずれかに案内するように構成し、前記第
一及び第二の引き上げ溝には、前記摺動体が第一及び第
二の引き上げ溝内に位置する状態から巻取軸をスクリー
ン引き下げ方向に回転させたとき摺動体が案内される第
二の戻り溝を接続し、前記第二の戻り溝は、前記ストッ
プ溝の数の数より少ない数ずつを、前記第一及び第二の
引き上げ溝に接続し、前記第二の戻り溝は、巻取軸をス
クリーン引き下げ方向に回転させたとき、前記第二の戻
り溝内に位置する摺動体を前記引き下げ溝に案内し、前
記巻取軸をスクリーン引き上げ方向に回転させたとき、
第二の戻り溝内に位置する摺動体を前記引き上げ溝に案
内するように構成した。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を説明する。図3に示すように、ロールブライ
ンド11は窓の上枠等に固定される枠体12の両側に取
付けブラケット13a,13bがネジ止めされる。前記
取付けブラケット13a,13b間には巻取軸14が回
転可能に支持され、その巻取軸14からスクリーン15
が吊下支持される。
【0020】図2に示すように、前記巻取軸14内には
付勢手段としての捩じりコイルスプリング16が配設さ
れ、その捩じりコイルスプリング16の一端はドライブ
プラグ17を介して巻取軸14に固定され、他端は連結
部材(図示しない)を介して前記取付けブラケット3b
に固定されている。
【0021】そして、スクリーン15を引き下げると、
前記捩じりコイルスプリング16が蓄勢され、その付勢
力により同スクリーン15が引き上げられる。前記巻取
軸14の一側には、捩じりコイルスプリング16の付勢
力に抗してスクリーン15を所望位置に吊下支持するた
めのクラッチ装置18と、スクリーン15の引き上げ速
度を適宜に抑えるためのガバナ装置19が設けられてい
る。
【0022】前記クラッチ装置18の構造を詳細に説明
すると、前記取付けブラケット13aの下部には、ブラ
ケットシャフト20がネジ着され、そのブラケットシャ
フト20には側方へ円筒上に突出するシャフト部21が
形成される。
【0023】前記シャフト部21の外周には、ほぼ円筒
状のクラッチキャップ22の基端部が回転可能に支持さ
れ、そのクラッチキャップ22の外周面に前記巻取軸1
4の一端が嵌合固定されている。
【0024】前記ブラケットシャフト20のシャフト部
21の内周には、ブレーキドラム23の基端部が嵌合固
定され、そのブレーキドラム23は前記クラッチキャッ
プ22の内側に僅かな隙間を隔てて位置している。
【0025】前記ブレーキドラム23の外周面には、断
面半円状のガイド溝24が形成されている。前記クラッ
チキャップ22の内周面には、断面半円状のスライド溝
25が同クラッチキャップ22の長手方向に形成され、
そのスライド溝25とガイド溝24との間に摺動体とし
てのクラッチボール26が配設されている。
【0026】そして、クラッチキャップ22が回転され
ると、クラッチボール26はスライド溝25内を、図2
において左右方向に移動しながらガイド溝24内を移動
する。
【0027】前記ガイド溝24を図1に示す展開状態で
説明する。図1において、スクリーン15を引き下げる
とき、クラッチボール26は矢印C方向へ移動し、スク
リーン15を引き上げるとき、クラッチボール26は矢
印D方向へ移動する。
【0028】前記ブレーキドラム23の中央部には、引
き下げ溝27が周方向環状に形成され、その引下げ溝2
7は左右方向に4か所、すなわち2周期にわたって屈曲
されている。
【0029】前記引き下げ溝27の各屈曲部には、スト
ップ溝28a〜28dがそれぞれ連通されている。前記
ストップ溝28a〜28dのうち、ストップ溝28a,
28cは、引下げ溝27の左側に向かって連通され、ス
トップ溝28b,28dは、引下げ溝27の右側に向か
って連通される。従って、前記ストップ溝28a〜28
dは、前記引下げ溝27の両側へ交互に連通され、各ス
トップ溝28a〜28dにはクラッチボール26の矢印
D方向への移動を阻止する係止部29がそれぞれ形成さ
れている。
【0030】このような構成により、クラッチボール2
6が引き下げ溝27内に位置する状態から巻取軸14が
スクリーン引き上げ方向へ回転されると、クラッチボー
ル26が矢印D方向へ移動するため、ストップ溝28a
〜28dのいずれかに移動して、当該ストップ溝の係止
部29に係合する。
【0031】前記ストップ溝28a,28cの係止部2
9は、それぞれ第一の戻り溝30を介して、前記ブレー
キドラム23の先端側に設けられる第一の引き上げ溝3
1に連通される。従って、クラッチボール26がストッ
プ溝28a,28cの係止部29内に位置する状態か
ら、巻取軸14がスクリーン引き下げ方向へ回転される
と、クラッチボール26は係止部29から第一の戻り溝
30を経て、第一の引き上げ溝31に案内される。
【0032】前記ストップ溝28b,28dの係止部2
9は、それぞれ第一の戻り溝30を介して、前記ブレー
キドラム23の基端側に設けられる第二の引き上げ溝3
2に連通される。従って、クラッチボール26がストッ
プ溝28b,28dの係止部29内に位置する状態か
ら、巻取軸14がスクリーン引き下げ方向へ回転される
と、クラッチボール26は係止部29から第一の戻り溝
30を経て、第二の引き上げ溝32に案内される。
【0033】前記第一の引き上げ溝31には、ブレーキ
ドラム23の先端側へ湾曲する湾曲部33が2か所設け
られ、前記クラッチボール26の移動方向において、そ
の湾曲部33の終端側には前記引き下げ溝27と連通す
る第二の戻り溝34aが形成される。その第二の戻り溝
34aは、第一の引き上げ溝31内でクラッチボール2
6が矢印C方向へ移動するときに限り、同クラッチボー
ル26を前記引き下げ溝27へ案内する。
【0034】前記第二の引き上げ溝32には、ブレーキ
ドラム23の基端側へ湾曲する湾曲部35が2か所設け
られ、前記クラッチボール26の移動方向において、そ
の湾曲部35の終端側には前記引き下げ溝27と連通す
る第二の戻り溝34bが形成される。その第二の戻り溝
34bは、第二の引き上げ溝32内でクラッチボール2
6が矢印C方向へ移動するときに限り、同クラッチボー
ル26を前記引き下げ溝27へ案内する。
【0035】前記クラッチキャップ22の先端には遊星
ギヤ機構36が配設される。その遊星ギヤ機構36は、
クラッチキャップ22の回転数を4倍に増速して、ガバ
ナシャフト37に伝達する。そして、前記カバナ装置1
9はガバナシャフト37の回転に基づいて動作し、その
ガバナシャフト37の回転数を一定値以内に抑えるよう
に動作する。従って、捩じりコイルスプリング16の付
勢力によるスクリーン15の引き上げ速度が一定値以下
に抑制される。
【0036】次に、上記のように構成されたロールブラ
インドの昇降装置の作用を説明する。さて、このロール
ブラインドのスクリーン15を捩じりコイルスプリング
16の付勢力に抗して引き下げると、巻取軸14を介し
てクラッチキャップ22が回転される。このとき、クラ
ッチボール26は引き下げ溝27内を矢印C方向へ周回
する。
【0037】スクリーン15を所望位置まで引き下げた
後、同スクリーン15を手放すと、同スクリーン15は
捩じりコイルスプリング16の付勢力により若干引き上
げられた後、その引き上げが停止される。
【0038】すなわち、図1において、スクリーン引き
下げ時には引き下げ溝27内を矢印C方向へ周回してい
たクラッチボール26は、スクリーン15を手放すこと
により引き下げ溝27内を矢印D方向へ移動して、スト
ップ溝28a〜28dのいずれかに案内され、当該スト
ップ溝の係止部29に係止される。
【0039】この状態では、捩じりコイルスプリング1
6の付勢力による巻取軸14及びクラッチキャップ22
のスクリーン引き上げ方向への回転は、クラッチボール
26を介してブレーキドラム23により阻止されるの
で、スクリーン15の引き上げが阻止される。
【0040】このとき、ストップ溝28a〜28dが4
か所設けられているので、巻取軸14が最大で90度回
転するまでに、クラッチボール26がストップ溝28a
〜28dのいずれかに案内されて、係止部29に係合さ
れる。
【0041】従って、スクリーン15を手放してから同
スクリーン15の引き上げが停止するまでのスクリーン
15の引き上げ量を小さくすることができるので、スク
リーン15を所望位置に容易に吊下支持することができ
る。
【0042】クラッチボール26が係止部29に係止さ
れている状態から、スクリーン15を若干引き下げる
と、クラッチボール26は係止部29から第一の戻り溝
30を経て、第一及び第二の引き上げ溝31,32のい
ずれかに案内される。
【0043】このとき、クラッチボール26がストップ
溝28a,28cの係止部29に係止されていれば、ク
ラッチボール26は第一の戻り溝30を経て、第一の引
き上げ溝31に案内され、クラッチボール26がストッ
プ溝28b,28dの係止部29に係止されていれば、
クラッチボール26は第一の戻り溝30を経て、第二の
引き上げ溝32に案内される。
【0044】そして、クラッチボール26が第一及び第
二の引き上げ溝31,32のいずれかに案内された状態
で、スクリーン15を手放せば、クラッチボール26が
第一及び第二の引き上げ溝31,32のいずれかを周回
可能であるので、捩じりコイルスプリング16の付勢力
によりスクリーン15が引き上げられる。
【0045】このようにスクリーン15を若干引き下げ
て、クラッチボール26を第一及び第二の引き上げ溝3
1,32のいずれかに案内するとき、クラッチボール2
6が係止部29から第一の戻り溝30に案内されてか
ら、同クラッチボール26が第一あるいは第二の引き上
げ溝を経て、第二の戻り溝34a,34bから引き下げ
溝27に案内される直前までの範囲にクラッチボール2
6を案内して、スクリーン15を手放せば、クラッチボ
ール26を第一及び第二の引き上げ溝31,32のいず
れかで周回させることができる。
【0046】従って、クラッチボール26を第一及び第
二の引き上げ溝31,32内で周回させるためにスクリ
ーン15を引き下げるとき、巻取軸14の回転許容範囲
βを180度に近い範囲に大きく設定することができ
る。
【0047】これは、第一及び第二の引き上げ溝31,
32には第二の戻り溝34a,34bがそれぞれ180
度の間隔で2か所ずつ設けられていることによる。上記
のようなロールブラインドの昇降装置では、次に示す作
用効果を得ることができる。 (イ)引き下げ溝27の全周に対し、ストップ溝28a
〜28dを等間隔で4か所設けたので、スクリーン15
を所望位置まで引き下げてから同スクリーン15を手放
した後、巻取軸14が最大で90度回転されるまでに、
スクリーン15の引き上げが停止される。従って、スク
リーン15を所望位置に吊下支持することが容易とな
る。 (ロ)引き下げ溝27の両側に第一及び第二の引き上げ
溝31,32が設けられ、クラッチボール26を第一及
び第二の引き上げ溝31,32から引下げ溝27に案内
する第二の戻り溝34a,34bは、各第一及び第二の
引き上げ溝31,32に対し等間隔に2か所設けられ
る。従って、スクリーン15の引き上げが阻止されてい
る状態からスクリーン15の引き上げが可能となるよう
にスクリーン15を引き下げる際の巻取軸14の回転許
容範囲βを十分に確保することができるので、スクリー
ン15の引き上げ操作を容易に行うことができる。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明は巻取軸
の小さな回転角度で作動しながら、その作動を解除する
ための巻取軸の許容回転範囲を十分に確保し得るクラッ
チ装置を備えたロールブラインドの昇降装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ガイド溝の展開図である。
【図2】 ロールブラインドのクラッチ装置を示す断面
図である。
【図3】 ロールブラインドの正面図である。
【図4】 従来例のガイド溝を示す展開図である。
【符号の説明】
13a,13b 取付けブラケット 14 巻取軸 15 スクリーン 16 付勢手段(捩じりコイルスプリング) 23 ブレーキドラム 24 ガイド溝 26 摺動体(クラッチボール) 27 引き下げ溝 28a〜28d ストップ溝 30 第一の戻り溝 31 第一の引き上げ溝 32 第二の引き上げ溝 34a,34b 第二の戻り溝

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーンを吊下支持する巻取軸の両端
    を取付けブラケットに回転可能に支持し、 前記巻取軸を付勢手段でスクリーン引き上げ方向に付勢
    し、 前記巻取軸内には、取付けブラケットに対し回転不能に
    固定されたブレーキドラムを設けるとともに、その外周
    面には周方向にガイド溝を設け、 前記巻取軸の回転によって前記ガイド溝内を摺動する摺
    動体を設け、 前記ガイド溝は、前記巻取軸をスクリーン引き下げ方向
    に回転させたとき前記摺動体が周回する引き下げ溝と、
    前記巻取軸をスクリーン引き上げ方向に回転させたとき
    前記摺動体が周回する引き上げ溝と、前記巻取軸のスク
    リーン引き上げ方向の回転を阻止する複数のストップ溝
    とから構成し、 前記引き下げ溝とストップ溝とは、前記巻取軸をスクリ
    ーン引き下げ方向に回転させた状態からスクリーン引き
    上げ方向に回転させたとき、前記摺動体を前記引き下げ
    溝から前記ストップ溝に案内するように接続し、 前記複数のストップ溝には、前記摺動体がストップ溝内
    に位置する状態から巻取軸をスクリーン引き下げ方向に
    回転させたとき前記摺動体が案内される第一の戻り溝を
    それぞれ接続し、 前記引き上げ溝は、前記引き下げ溝の両側に設けられる
    第一及び第二の引き上げ溝から構成し、 前記複数の第一の戻り溝は、前記第一及び第二の引き上
    げ溝に交互に接続して、前記摺動体が同第一の戻り溝内
    に位置する状態から巻取軸をスクリーン引き下げ方向に
    回転させたとき摺動体を前記第一及び第二の引き上げ溝
    のいずれかに案内するように構成し、 前記第一及び第二の引き上げ溝には、前記摺動体が第一
    及び第二の引き上げ溝内に位置する状態から巻取軸をス
    クリーン引き下げ方向に回転させたとき摺動体が案内さ
    れる第二の戻り溝を接続し、 前記第二の戻り溝は、前記ストップ溝の数より少ない数
    ずつを、前記第一及び第二の引き上げ溝に接続し、 前記第二の戻り溝は、巻取軸をスクリーン引き下げ方向
    に回転させたとき、前記第二の戻り溝内に位置する摺動
    体を前記引き下げ溝に案内し、前記巻取軸をスクリーン
    引き上げ方向に回転させたとき、第二の戻り溝内に位置
    する摺動体を前記引き上げ溝に案内するように構成した
    ことを特徴とするロールブラインドの昇降装置。
  2. 【請求項2】 前記引き下げ溝は、左右方向に複数周期
    にわたって屈曲し、各周期に二つずつのストップ溝を接
    続し、 前記各ストップ溝は、第一の戻り溝を介して第一及び第
    二の引き上げ溝に交互に接続し、 前記第二の戻り溝は、前記引き下げ溝と前記第一及び第
    二の引き上げ溝との間で各周期に二つずつ形成し、かつ
    引き下げ溝から第一及び第二の引き上げ溝に交互に接続
    したことを特徴とする請求項1記載のロールブラインド
    の昇降装置。
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