JPH05321987A - 小型遊星差動減速機 - Google Patents

小型遊星差動減速機

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JPH05321987A
JPH05321987A JP12354992A JP12354992A JPH05321987A JP H05321987 A JPH05321987 A JP H05321987A JP 12354992 A JP12354992 A JP 12354992A JP 12354992 A JP12354992 A JP 12354992A JP H05321987 A JPH05321987 A JP H05321987A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
motor
case member
internal gear
fixed
Prior art date
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Pending
Application number
JP12354992A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadamasa Hiyoudou
兵藤禎正
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータの止めビス位置が固定内歯車の歯面と
近い場合に、ケース部材を支障なく、モータに固定する
ことができるようにした小型遊星差動減速機を提供する
ことにある。 【構成】 各歯車を包括するケース部材4の内側で、可
動内歯車5の外周部に外歯車が設けられていて、しか
も、固定内歯車と一体のケース部材4の側面の一部分
に、該ケース部材4をモータ1に固定する止めビス11
用の窓4cが設けられている。 【効果】 固定内歯車の歯先円がモータのビス径に比
べ、小さい場合に、窓からビスを入れてケース部材をモ
ータに固定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型モータに直結する
小型遊星差動減速機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の減速機構は、たとえば、
図3に示すように構成されている。図3において、31
は駆動源である小型モータ、41はモータの出力軸、3
2はピニオンギアで、ギア部32aを有し、小型モータ
31の出力軸41に直結している。34は固定内歯車
で、ギア部34aを有し、前記モータ31に固定されて
いる。35はモータ軸のまわりに回転可能な可動内歯車
で、ギア部35aを有している。33は遊星ギアで、前
記固定内歯車34のギア部34aと噛み合うギア部33
bと、前記可動内歯車35のギア部35aと噛み合うギ
ア部33aを有し、モータ軸のまわりに公転するキャリ
ヤ43に保持され、軸部33cで自転可能である。
【0003】前記キャリヤ43はキャリヤベース37と
遊星ホルダ36から構成されている。38は出力用外歯
車で、前記可動内歯車35の軸部35bに取り付けられ
ている。42は前記モータ31に固定されたケース部
材、39は前記可動内歯車35を穴部39aで保持し、
ケース部材42に凸部39bで嵌合する蓋である。40
は前記ケース部材42をモータ31に固定するための止
めビスである。
【0004】すなわち、固定内歯車34はケース部材4
2に固定されている。遊星ギア33はキャリヤベース3
7と遊星ホルダ36によって保持され、前記ピニオンギ
ア32と噛み合い、さらに前記固定内歯車34と可動内
歯車35の双方と噛み合っている。可動内歯車35は該
歯車35の凸部35cと遊星ホルダ36の中心穴部36
bで嵌合し、かつ、蓋39の穴部39aで嵌合し保持さ
れている。またキャリヤ43はキャリヤベース37の凸
部で固定内歯車34と嵌合している。出力用外歯車38
は前記可動内歯車35に取り付けられ、その出力を伝達
する働きを有している。さらに、前記ケース部材42は
固定内歯車34と別体で、予め、止めビス40によって
前記モータ31に固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、ケース部材42を小型モータ31に固定する
ために、固定内歯車34とケース部材42を別体にしな
ければならないという問題点があった。またケース部材
42と固定内歯車34を一体化しても、固定内歯車34
のモジュールや歯数によって小型モータ31のビス穴と
干渉するという問題点があった。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、モータの止
めビス位置が固定内歯車の歯面と近い場合に、ケース部
材を支障なく、モータに固定することができるようにし
た小型遊星差動減速機を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、モータ軸に直結するピニオンギアと、該
ピニオンギアに噛み合い、モータ軸のまわりに少なくと
も1個以上配置され、前記モータ軸のまわりに公転可能
なキャリヤに自転可能に保持され、上側ギア部と下側ギ
ア部からなる遊星歯車と、前記遊星歯車の下側ギア部に
噛み合い、かつ、前記モータに固定されている固定内歯
車と、前記遊星歯車の上側ギア部と噛み合い、前記モー
タ軸を中心にして回転可能な可動内歯車から構成される
遊星差動減速機において、前記各歯車を包括するケース
部材の内側で、かつ、前記可動内歯車の外周部に外歯車
が設けられていて、しかも、前記固定内歯車と一体のケ
ース部材の側面の一部分に、該ケース部材を前記モータ
に固定する止めビス用の窓が設けられているものとし
た。
【0008】
【作用】本発明によれば、ケース部材の側面の一部分
に、止めビス用の窓が設けられていて、そこからビスを
入れてケース部材をモータに固定するようにしているの
で、固定内歯車の歯先円がモータのビス穴径に比べ、小
さい場合に、支障なく、ケース部材と一体化でき、モー
タにビスで固定することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示した断面図であ
り、図2はその側面図である。同図において、1は駆動
源であるところの小型モータである。2はピニオンギア
で、ギア部2aを有し、該モータ1の出力軸6に取り付
けられている。4はケース部材で、内歯車ギア部4aと
側面に穴部4bと窓4cを有し、前記モータ1に固定さ
れている。5は出力用可動内歯車で、内歯車ギア部5a
とケース部材4の穴部4bでケース部材外側の歯車と噛
み合い可能な外歯車ギア部5bを有し、蓋7の中央凸部
7aと穴部5cで嵌合し、ケース部材4と外周凸部5d
で回転摺動可能である。
【0010】前記蓋7は凸部7aで出力用可動内歯車5
と嵌合し、穴部7bでケース部材4と嵌合している。3
は遊星歯車で、前記ピニオンギア2のギア部2aおよび
前記ギア部4aと噛み合うギア部3aと、出力用可動内
歯車5の内歯車ギア部5aと噛み合うギア部3bを有
し、モータ軸のまわりに凸部8aを有し、前記ケース部
材4と嵌合して公転するキャリヤベース8と遊星ホルダ
10によって保持され、軸部3cで自転可能であり、モ
ータ軸のまわりに少なくとも1個以上配置される。
【0011】ここで、キャリヤベース8と遊星ホルダ1
0でキャリヤを構成している。止めビス11は前記ケー
ス部材4を前記モータ1に固定する役目を有している。
【0012】すなわち、出力用可動内歯車5は中央穴部
5cで蓋7の凸部7aと嵌合し、かつ、ケース部材4と
外周凸部5dで嵌合し、回転摺動可能である。またキャ
リヤはキャリヤベース8の中央凸部8aでケース部材4
の中央穴部と嵌合し、かつ、遊星ホルダ10の中央凸部
10aで蓋7の穴部7bで嵌合し、保持されている。
【0013】したがって、モータの出力軸6に取り付け
られたピニオンギア2が回転すると、遊星歯車3の下側
ギア部3aはピニオンギア2のギア部2aと固定内歯車
ギア部4aに噛み合いながら自転と公転を始める。よっ
て、出力用可動内歯車5はこの公転速度と自転速度の両
方を受けることになる。この差によって該可動内歯車5
は減速された回転となる。これを数式で表わすと、以下
のようになる。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、ZA はピニオンギアの歯数、ZB
は遊星下側ギアの歯数、ZC は固定内歯車の端数、ZD
は遊星上側の歯数、ZE は出力用可動内歯車の歯数であ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ケース部材4の側面の一部分に止めビス11用の窓4c
を設け、該ビス11を入れられるようにしているから、
内歯車5と歯先円がモータ1のビス穴間隔に比べ、小さ
い場合に、支障なく、ケース部材4と一体化でき、モー
タ1に止めビス11を固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】従来の技術の一例を示した断面図である。
【符号の説明】
1…小型モータ 2…ピニオンギア 3遊星歯車 4…ケース部材 4c…窓 5…出力用可動内歯
車 6…モータ出力軸 8…キャリヤベース 10…遊星ホルダ 11止めビス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸に直結するピニオンギアと、該
    ピニオンギアに噛み合い、モータ軸のまわりに少なくと
    も1個以上配置され、前記モータ軸のまわりに公転可能
    なキャリアに自転可能に保持され、上側ギア部と下側ギ
    ア部からなる遊星歯車と、前記遊星歯車の下側ギア部に
    噛み合い、かつ、前記モータに固定されている固定内歯
    車と、前記遊星歯車の上側ギア部と噛み合い、前記モー
    タ軸を中心にして回転可能な可動内歯車から構成される
    遊星差動減速機において、前記各歯車を包括するケース
    部材の内側で、かつ、前記可動内歯車の外周部に外歯車
    が設けられていて、しかも、前記固定内歯車と一体のケ
    ース部材の側面の一部分に、該ケース部材を前記モータ
    に固定する止めビス用の窓が設けられていることを特徴
    とする小型遊星差動減速機。
JP12354992A 1992-05-15 1992-05-15 小型遊星差動減速機 Pending JPH05321987A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998000901A1 (fr) * 1996-07-01 1998-01-08 Seiko Epson Corporation Moteur a engrenage
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JP2021076244A (ja) * 2019-11-13 2021-05-20 チャン,ジェヒョク 高比率差動型減速機

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