JPH05126212A - 減速機構 - Google Patents

減速機構

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JPH05126212A
JPH05126212A JP28847391A JP28847391A JPH05126212A JP H05126212 A JPH05126212 A JP H05126212A JP 28847391 A JP28847391 A JP 28847391A JP 28847391 A JP28847391 A JP 28847391A JP H05126212 A JPH05126212 A JP H05126212A
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JP
Japan
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gear
case member
internal gear
carrier
output
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Application number
JP28847391A
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English (en)
Inventor
Sadamasa Hiyoudou
兵藤禎正
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 公知の減速機構の問題点を解決し、回転数の
精密な制御が可能であるとともに従来品よりも部品点数
が少なくてコストダウンでき、静粛な運転が可能で、且
つ、小型で高い伝達効率の減速機構を提供する 【構成】 本発明の減速機構では、ケース部材の内側で
可動内歯車の外側に外歯車を設けるとともに、該ケース
部材の一部分に出力用の窓を設け、該窓を介して可動内
歯車の回転を該ケース外へ取出せるようにした。また、
キャリヤの公転軸をケースの外側に延長し、該軸に回転
数検出手段を取付けたことにより精度の高い回転制御が
可能となった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型モータに直結する
小型減速機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊星差動減速機構として、たとえ
ば特開平1−316545号乃至特開平316548号
公報には図3のような構成のものが開示されている。
【0003】図3に於て、31は駆動源である小型モー
タ。40はモータの出力軸。32はピニオンギヤで、ギ
ヤ部32aを有し、前記小型モータ31の出力軸に直結
している。34は固定内歯車で、ギヤ部34aを有し、
前記モータに固定されている。35はモータ軸の回りに
回転可能な可動内歯車で、ギヤ部35aを有している。
33は遊星ギヤで、前記固定歯車34のギヤ部34aと
噛み合うギヤ部33bと前記可動歯車35のギヤ部と噛
み合うギヤ部33aを有し、モータ軸の回りに公転する
キャリヤに保持され、軸部33cで自転可能である。前
記キャリヤはキャリヤベース37と遊星ホルダ36より
構成されている。38は出力用外歯車で、前記可動歯車
35の軸部35bに取り付けられている。42は前記モ
ータに固定されたケース部材。39は前記可動内歯車に
穴部39aで保持し、前記ケース部材に凸部39bで嵌
合する蓋である。
【0004】同図に於て、固定内歯車34はケース部材
42に固定されている。遊星歯車33はキャリヤベース
37と遊星ホルダ36によって保持され、前記ピニオン
ギヤと噛み合い、さらに前記固定内歯車34と可動内歯
車35の双方と噛み合っている。可動内歯車35は該可
動内歯車の凸部35cと遊星ホルダ36の中心穴部36
bで嵌合し、且つ蓋39の穴部39aで嵌合し保持され
ている。また、キャリヤはキャリヤベース37の凸部3
7aで固定内歯車の凸部37aと嵌合している。出力ギ
ヤ38は前記可動内歯車35に取り付けられて、その出
力を伝達する働きを有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、出力ギヤ38をケース部材42の外側に設け
ているために、可動内歯車35を遊星ホルダ36と蓋3
9とで保持していたが、この構成では、可動内歯車35
の振れが大きく回転が安定しない上にキャリヤベース3
7及び遊星ホルダ36も出力ギヤ38に保持されている
ので軸芯が振れてしまう。
【0006】従って、その振れにより効率が悪くなり、
音も大きくなってしまうという欠点があった。
【0007】また、上記従来例では、回転数を検出する
ためにケース部材42の外側に突き出している軸10b
に該検出手段を設ける方法が考えられるが、該出力軸は
十分減速されているため、回転速度が遅く、検出分解能
が粗くなってしまう。また、ケース部材42内部のピニ
オンギヤ32に検出手段を設けると、減速機全体が大き
くなってしまうという欠点がある。
【0008】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
もので、高伝達効率、静音性、さらには部品点数の削減
とコストダウン及び減速機構の小型化が実現できる小型
減速機構の提供を目的としている。また、本発明は、分
解能が細かい回転数検出手段を有し、高伝達効率、静音
性、さらには部品点数の削減とコストダウン及び減速機
構の小型化が実現できる小型減速機構の提供を目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ケース
部材の内側且つ前記可動内歯車の外側部に外歯車を設
け、前記ケース部材の一部分に出力用の窓を設け、可動
歯車の出力を取り出せるような構成にすることにより、 ケース部材と蓋でキャリヤを保持するので、回転軸
制度が向上し効率向上や騒音低減が期待できる。 出力形態を変えることにより小型化を実現できる。 キャリヤと出力ギヤ(可動内歯車)が各々個別に保
持されているので、互いの干渉がなく効率の向上が期待
できる。 キャリヤの公転軸をケーシングの外側に延長でき、
比較的回転の速い公転軸に回転数検出手段を設けること
ができ、分解能が細かい回転数検出が可能になる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の特徴を最もよく表す図面であ
り、同図に於て1は駆動源であるところの小型モータで
ある。2はピニオンギヤで、ギヤ部2aを有し、モータ
の出力軸6に取り付けられている。4はケース部材で、
内歯車ギヤ部4aと側面に穴部4bを有し、前記モータ
に固定されている。5は出力用可動内歯車で、内歯車ギ
ヤ部5aと前記ケース部材の穴部4bでケース部材外側
の歯車と噛み合い可能な外歯車ギヤ部5bを有し、蓋7
の中央凸部7aと穴部5cで嵌合し、前記ケース部材4
と外周凸部5cで回転摺動可能である。前記蓋7は穴部
7aで前記可動内歯車5と嵌合し、凸部7bで前記ケー
ス部材4と嵌合している。3は遊星歯車で、前記ピニオ
ンギヤ2のギヤ部2a及び前記固定内歯車のギヤ部4a
と噛み合うギヤ部3aと、前記出力用可動内歯車5の内
歯車ギヤ部5aと噛み合うギヤ部3bを有し、モータ軸
の回りに、凸部8aを有し、前記ケース部材4と嵌合し
公転するキャリヤベース8と遊星ホルダ10によって保
持され、軸部3cで自転可能であり、モータ軸の回りに
少なくとも1個以上配置される。キャリヤベース8と遊
星ホルダ10でキャリヤ9を構成している。11は放射
状に明暗のパターンを有するパルス板で、キャリヤ9の
遊星ホルダ10の公転軸部10aに取り付けられてい
る。12は回転数検出手段で投受光素子からなる光電変
換素子(フォトインタラプタ)である。
【0011】同図に於て、出力ギヤ(可動内歯車)5は
該中央穴部5cで蓋7の凸部7aと嵌合し、且つ前記ケ
ース部材4と外周凸部5cで嵌合し回転摺動可能であ
る。また、キャリヤ9はキャリヤベースの中央凸部8a
でケース部材4の中央穴部4cと嵌合し且つ遊星ホルダ
10の中央凸部10aで蓋7の穴部7bで嵌合し保持さ
れている。
【0012】従って、モータ軸15に取り付けられたピ
ニオンギヤ2が回転すると遊星歯車の下側ギヤ部3aは
ピニオンギヤのギヤ部2aと固定内歯車のギヤ部4aに
噛み合いながら自転と公転を始める。よって出力用可動
内歯車5はこの公転速度と自転速度の両方を受けること
になる。この差によって該可動内歯車5は減速された回
転となる。
【0013】これを数式で表すと以下になる。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、ZA はピニオンギヤの歯数、ZB
は遊星下側ギヤの歯数、ZC は固定内歯車の歯数、ZD
は遊星上側の歯数、ZE は出力用可動内歯車の歯数であ
る。
【0016】ここで、前記キャリヤ9の遊星ホルダ10
の軸部10aを蓋7の穴部7bを貫通することにより、
該軸部10aに回転数検出手段を設けることができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の減速機構
は、ケース部材の内側且つ前記可動内歯車の外周に外歯
車を設け、前記ケース部材の一部分に出力用の窓を設
け、可動歯車の出力を取り出せるような構成にすること
により、ケース部材と蓋でキャリヤを保持するため、回
転精度が向上し、さらに、キャリヤと出力ギヤが各々個
別に保持されるので、互いの干渉がなくなるため、効率
がよく、騒音が少なく、小型で低コストの小型減速機構
を提供できる。さらには、比較的回転速度の速い公転軸
に回転数検出手段を設けることができ、分解能の細かい
回転数検出が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】本発明の一実施例を示すA−A断面図。
【図3】従来の構造を示す断面図。
【符号の説明】
1…小型モータ 2…ピニオンギ
ヤ 3…遊星歯車 4…ケース部材
(固定内歯車) 5…可動内歯車(出力ギヤ) 7…蓋 8…キャリヤベース 9…キャリヤ 10…遊星ホルダ 31…小型モー
タ 32…ピニオンギヤ 33…遊星ギヤ 34…固定内歯車 35…可動内歯
車 36…遊星ホルダ 37…キャリヤ
ベース 38…出力ギヤ 39…蓋 42…ケース部材 43…キャリヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ軸に直結するピニオンギヤと、前
    記ピニオンギヤに噛み合い前記モータ軸のまわりに少な
    くとも1個以上配置されるとともに前記モータ軸の回り
    に公転可能なキャリヤに自転可能に保持され、上側ギヤ
    部と下側ギヤ部から成る遊星歯車と、前記遊星歯車の下
    側ギヤ部に噛み合い、且つ前記モータに固定されている
    固定内歯車と、前記遊星歯車の上側ギヤ部と噛み合い、
    前記モータ軸を中心にして回転可能な可動内歯車と、を
    有して成る遊星差動減速機構に於て、前記各歯車を収納
    するケース部材の内側で且つ前記可動内歯車の外周部に
    外歯車を設けたことを特徴とする減速機構。
  2. 【請求項2】 前記キャリヤを、前記ケース部材と前記
    可動内歯車の中央穴部を通して前記蓋とで保持したこと
    を特徴とする請求項1の減速機構。
  3. 【請求項3】 モータに固定された前記ケース部材の側
    面の一部分に出力用の窓を設け、前記可動内歯車の出力
    を取り出せるようにしたことを特徴とする請求項1の減
    速機構
  4. 【請求項4】 前記可動内歯車をその外周凸部と前記ケ
    ース部材の内周及び前記可動内歯車の中央穴部と蓋の中
    央凸部で保持したことを特徴とする請求項1の減速機
    構。
  5. 【請求項5】 前記キャリヤを前記ケース部材と前記可
    動内歯車の中央穴部を通して前記蓋とで保持し、前記キ
    ャリヤの回転軸を前記蓋から突出せしめて前記キャリヤ
    の回転を検出する手段を設けたことを特徴とする請求項
    1の減速機構。
JP28847391A 1991-11-05 1991-11-05 減速機構 Pending JPH05126212A (ja)

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JP28847391A JPH05126212A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 減速機構

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28847391A JPH05126212A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 減速機構

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JPH05126212A true JPH05126212A (ja) 1993-05-21

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ID=17730665

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JP28847391A Pending JPH05126212A (ja) 1991-11-05 1991-11-05 減速機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705970B2 (en) 2001-07-31 2004-03-16 Ricoh Company, Ltd. Planetary differential gear type reduction device, driving device with a reduction mechanism and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6705970B2 (en) 2001-07-31 2004-03-16 Ricoh Company, Ltd. Planetary differential gear type reduction device, driving device with a reduction mechanism and image forming apparatus
US6878090B2 (en) 2001-07-31 2005-04-12 Ricoh Company, Ltd. Planetary differential gear type reduction device, driving device with a reduction mechanism and image forming apparatus

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