JPH0892171A - 1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法及びその殺菌作用 - Google Patents
1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法及びその殺菌作用Info
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Abstract
ロモ−2−ニトロエテンを高収率、高純度で確実に得、
そして精製する方法を提供する。 【構成】 1−(フル−2−イル)−2−ニトロエテン
を溶媒としての二硫化炭素又は四塩化炭素中、撹拌下で
臭素と1:1〜1:2.6のモル比で20〜60℃の温
度において1〜6時間反応させ、続いて溶媒を蒸発させ
る。その反応混合物に対して第三アミン、好ましくはピ
リジンを用いて中和と脱臭化水素反応を同時に遂行す
る。最後に生成物を熱極性溶媒で抽出し、吸着剤を用い
て精製すると、高純度の1−(5−ブロモフル−2−イ
ル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンが高収率で得られ
る。この化合物はグラム陰性細菌、グラム陽性細菌、高
級細菌、スコトバクテリア、出芽性単一形真菌及び糸状
単一形真菌に対して殺微生物活性を有する。
Description
rocide)作用を有する生成物に関係している、一
般にヒト及び動物の健康に関する。実験動物、家畜、更
にはヒトで、非常に多数のグラム陽性細菌(500菌株
以上)、グラム陰性細菌(1500菌株以上)、真菌
(500菌株以上)、その他の微生物(100菌株以
上)に対して“試験管内”で評価した。
Nazarovaにより2度国際的な文献に発表され
た。一回目はJournal Khim.Farm.Z
h.、6(10)、5−8(1972)の“潜在的生物
活性を有する若干のフリルニトロオレフィン類の合成
(Synthesis of some furyln
itoroolefins with biologi
cal activity)”なる論文に著者・G.
F.Potemkinとの共著でなされ、2回目はJo
urnal Zh.Org.Khim.、8(2)、4
04−11(1972)の“フリルニトロオレフィン類
の物理化学的性質と反応性(Physicochemi
cal properties and reacti
vity offurylnitoroolefin
e)”なる論文に著者・M.G.Gruntfest、
G.F.Potemkin、Yu.V.Kolodya
zhnyi、V.Zverev及びO.A.Osipo
vとの共著でなされた。
関するものであり、一方第二の論文は広い一連の置換ニ
トロビニルフラン類に関する物理化学的研究を述べるも
ので、そこでは双極子能率について若干の計算結果が赤
外線と紫外線のスペクトルからの若干のデーターと共に
与えられており、またこれらの系についての理論的研究
が含まれている。
物学的作用について報告しているものはない。
方法は次の通りである:
溶解し、これを定速撹拌下、温度0℃においてβ−ニト
ロビニルフランのクロロホルム50mL中0.015M
溶液に30分間にわたり添加する。
〜4時間静置した。次に、その溶媒を室温で蒸留する。
その残分にβ−(5−ブロモフリル−2)−α,β−ジ
ブロモニトロエテンが、貯蔵又は蒸留すると分解する淡
黄色の油として得られる。
激しい撹拌下、20〜25℃において加えて生成した油
5.3gを得た。
得られるまで水洗し、乾燥し、そしてヘキサン中で2回
再結晶化する。報告された収量は2.7g(64%)
で、融点94−95℃の黄色結晶であった。
りである:
溶解し、これを定速撹拌下で5−ブロモフルフラール
0.01モル及びブロモニトロメタン0.01モルのメ
タノール30mL中溶液に30分にわたり滴下し、塩と
氷の混合物により冷却する。この冷混合物を更に30分
間静置し、次いで水30mLを加え、その冷混合物を少
しずつ濃塩酸3.2mLと水12mL中に滴下する。3
0分後に沈澱を分離し、中性媒体が得られるまで水洗
し、水蒸気を導入しながら蒸留、精製し、次いでアルコ
ールを用いて再結晶化する。
で、融点は88−89℃であった。
実施して得た生成物は赤外線(IR)スペクトルと紫外
線(UV)スペクトル及び薄層クロマトグラフィーによ
り同定されたと述べている。
2−イル)−2−ニトロエテンをより高い収率とより高
い水準の純度でもたらす方法を提供することを目的とす
る。
発明の方法は1−(フル−2−イル)−2−ニトロエテ
ンを臭素と1:2〜1:2.6の間で変動するモル比関
係で、二硫化炭素又は四塩化炭素の様な非極性溶媒を用
い、温度を20〜60℃の範囲に制御して撹拌下で1〜
6時間に及ぶ時間反応させることから成る。
分離すると、この操作中に過剰の臭素が大部分、更には
生成している可能性がある臭化水素の一部が除かれる。
−bromination)を第三アミンを用いて同時
に行うと適当な混合物と、20〜70℃の範囲の温度制
御が確実に達成されるようになる。
して沈澱するが、これを熱極性溶媒に溶解すると、その
生成物は数時間の静置後にその溶液から沈澱する。
よって報告された規模での収率は90%以上であり、ま
た5.5モルの規模で達成された収率は63%以下には
決してならなかった。より小さい規模で得られる純度は
常に90%以上であり、またより大きな規模でも75%
以下には決してならない。この低下はこの分析がなされ
たときに完全な乾燥法が無かったことに関係している。
とHPLCとで測定された。
プロセスはその生成物を25〜70℃の温度でエタノー
ル、イソプロパノール又はメタノールのような極性溶媒
に溶解し、それを微粉砕吸収剤に加え、そしてそれを1
0〜60分間撹拌下に置くことから成る。
わたり静置しておき、最後にその生成物を黄色結晶とし
て結晶化し、その結晶を濾過で分離し、乾燥し、そして
フラスコに入れる。
として使用する、薬局方で確立された限界である98〜
100%の間で変動する純度を有する。
(5−ブロモフル−2−イル)−2−ニトロエテンであ
って、その含量は0.1〜1.99%の間で変動する。
として現れ、その融点は88〜89℃である。
ことができるので、この方法には水性相の存在が原因と
なる非常に多数の操作が回避されるか、又は相当に少な
くなると言った幾つかの利点がある。このことは反応の
スケールアップを可能にするもので、Z.N.Naza
rovaが報告する0.015モルの言う規模から始め
て5.5モル、即ち366倍以上の規模まで大規模化す
ることが可能になり、それでもなおかつ良好な結果が得
られた。第三アミンの使用は、同時に、反応媒体のpH
の中和と、樹脂、元々の方法を再現するときに常に生ず
るなにかを生成させることなく脱臭化水素反応の達成を
可能にする。Z.N.Nazarovaは精製後に得ら
れる生成物の純度について報告しなかったが、5−ブロ
モフルフラールとブロモニトロメタンとの縮合反応で達
した収率は76.8%で、報告された融点は88−89
℃であるのに対して、1−(フル−2−イル)−2−ニ
トロメタンの臭素化では、常に2種の化合物の混合物が
得られるにもかかわらず、収率が64%で、融点は94
−95℃であることは注目に値する。この方法を、後者
の方法をZ.N.Nazarovaらが記載する同じ規
模で実施した後、実験室規模で再現しようとしたとき、
達成された収率が非常に低かった外に、本発明者らがこ
こに記載した不純物、即ち1−(5−ブロモフル−2−
イル)−2−ニトロエテンが常に有意濃度で存在するこ
とが見いだされた。本発明者がここに記載している方法
は常に98%より高い純度の再現を保証するものであ
る。上記不純物のレベルは常に2%未満に維持される
が、このことは、良好な製造実施例を観察すると分かる
ように、ヒトに使用される仕上げ形態の薬剤及び家畜用
薬剤の仕上げ用の信頼できる有効成分の供給を可能にす
るものである。
合物は、分子イオンに相当する質量/電荷の関係におい
て、297にピークを持つ質量スペクトルを示し、また
分子構造中に2個の臭素原子が存在することの特徴であ
るM+2とM+4と言うピークも示す。このピーク(M
+=297)は包括的分子式としてのC3H3NO3B
r2に相当し、これはまた窒素に関する要件も満足す
る。
この化合物のIRスペクトルにおいては、ニトロ基に相
当する1507cm−1のバンド(非対称性の伸縮振
動)と1306cm−1のバンド(対称性伸縮振動)が
顕著である。もう1つの興味あるバンドは1618cm
−1に現れるもので、これは炭素−炭素二重結合の伸縮
振動に相当する。この分子の中に高い電子の共役が存在
することは、371nmに強い強度のバンドが現れる場
合(lgE=4.09)のUVスペクトルによって確証
される。ただし、この場合スペクトルは生成物のメタノ
ール性溶液を用いて記録される。このバンドのπ→π*
遷移に相当するとの割り振りは、媒体の誘電率が低下す
るときに顕著な浅色シフトが観察される場合に色々な極
性を持つ溶媒を用いてUVスペクトルのレジスターによ
り行われた。
Cl3を用いて記録された。化学シフトを伴う、それぞ
れ6.63、7.39及び8.50ppm及び包括的分
子式を考慮すると単一のプロトンに相当する同じ相対強
度を持つ3つの信号だけが観察された。
て追加の増加分を含む表を用いて実現された。これらの
計算値は5位が臭素で置換されているフラン環の4位に
結合されているプロトンについては6.59、そのフラ
ン環の3位の炭素に結合されているプロトンについては
7.36であった。8.50ppmに現れる化学シフト
はエステル性障害を少し有するオレフィン性プロトンの
特徴である。β−位にニトロ基と臭素原子を持つ二重結
合に結合されているプロトンについての化学シフトの計
算から、このプロトンは臭素に対してはトランスの位置
に、ニトロ基に対してはシスの位置に存在し、これは置
換基についてZ配置に相当すると決定することができた
(計算された化学シフトはZについて8.48ppm、
Eについて7.70ppmであった)。
の炭素原子は、以前から判明しているデーターから予想
されるように、sp2タイプのものであることが確証さ
れた。
れ、その化合物が斜方晶系構造を示すと決定され、また
以前から確立されているそれら原子の空間配置が確証さ
れた。この完全な構造解析から、当該化合物は(Z)−
1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−
ニトロエテンであると結論される。
に細菌と酵母菌様の真菌に対する連続希釈法(seri
al dilution method)により試験管
内で評価した。他の種については、寒天中での他の増殖
法で検定した。使用した固体培地と液体培地は、選択さ
れた微生物の増殖要件に従って、ミューラー・ヒントン
(Mueller−Hinton)培地、トリプトン・
ダイズ(Tryptone Soy)培地、サボーラウ
ド・デキストロース(Sabouraud Dextr
ose)培地、サボーラウド・マルトース(Sabou
raud Maltose)培地、その他であった。
々の条件と微生物の検定対象の特性に応じて調整され
た。最低阻害濃度(MIC)はMIC50とMIC
190に関してμg/mLで計算した。
に従って、かつZ.N.Nazarovaによって報告
されたと同じ規模を用いて示される。
模よりも366倍大きい規模を用いて得られたものであ
る。
グラフィーを用いて行われた。
(MIC)の対応する値を用いて行った試験管内検定
菌感染と真菌感染の治療に関する若干の研究をハムスタ
ー、ラット、マウス、モルモット、ウサギ及びイヌを使
用し、また1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブ
ロモ−2−ニトロエテンを有効成分とする色々な配合剤
を用いて行った。
究を保証するのに必要とされる実験動物に関する毒物学
的研究において、1−(5−ブロモフル−2−イル)−
2−ブロモ−2−ニトロエテンのトラガカントゴムを賦
形剤として使用しての経口投与ルートによる平均致死量
(LD50)は雌のOF1マウスと雄のOF1マウスに
おいてそれぞれ体重1kg当たり1731.4mg及び
1835.8mgであることが確かめられた。スプラグ
・ドーレー(Sprague Dawley)ラットを
用いたときは、これらの数字は雌及び雄についてそれぞ
れ体重1kg当たり1515.5mg及び1857.3
mgであった。
OF1マウスについて体重10g当たり0.2mLの量
で肩甲骨間の領域(マウスの約10%をカバーする面
積)に適用した。そのLD50はOF1マウスを使用し
た場合雌と雄についてそれぞれ9.8%及び12.1%
であり、またスプラグ・ドーレーラットを使用した場合
はそれぞれ14.7%及び15.8%であった。後者の
場合も生成物は同じ領域に同じ体重当たりの量で適用し
た。更に、これらの実験中に病理解剖学的要素と臨床的
発現が特徴付けられた。
は、前記生成物は1.25%未満の濃度では目の構造に
対して刺激を生まないことが確かめられた。
ブロモ−2−ニトロエテンの慢性毒性に関する研究をス
プラグ・ドーレーラットに対して行った。血液学的研
究、血液化学的研究及び組織病理学的研究では、6カ月
間に局所適用した場合、当該生成物はいかなる顕著な血
液学的又は組織病理学的変質も、また血液化学に対して
何らの変化も引き起こさないことが示された。
ル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンの4種の軟膏剤に
ついて生体内での有効さを、親水性軟膏剤中1%、0.
5%、0.25%及び0.125%において評価した。
軟膏剤はモルモットに作られた2cm2の熱傷に塗布さ
れ、続いて緑膿菌を感染させた。この感染性細菌の負荷
量は1×105CFU/mLであった。正及び負の対照
が用いられた。有効平均用量(DE50)は0.125
%の濃度において見いだされた(表3)。
u=肺臓、H=心臓、B=脳 G−1=1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロ
モ−2−ニトロエテンを意味する。 *=接種後の日数。
ド産ウサギに緑膿菌で引き起こされた眼の感染について
の侵食(erosion)/点眼法による実験的治療に
0.05%の2つの油性溶液が有効なことを確証した。
この治療効果は臨床的かつ微生物学的の両者において確
かめられた。(治療されなかった)対照グループに関し
て有意差が観察された(表4及び5)。
%(8日間治療) II−G−1の軟膏剤、0.05%(4日間治療) III−G−1の点眼剤、0.05%(4日間治療) IV−対照(接種したが、治療せず)
%(8日中治療) II−G−1の軟膏剤、0.05%(4日中治療) III−G−1の点眼剤、0.05%(4日中治療) IV−対照(接種したが、治療せず)
5%の3種の油性溶液が有効であることと、偽薬が投与
された対照グループとの比較は実験的に感染せしめられ
たマウスにおいて緑膿菌と黄色ブドウ球菌を用いる“埋
没スポンジ(implanted sponge)”法
により証明された。感染動物の回復は3〜3.4日の治
療期間で起こった(表6及び7)。
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
−2−ブロモ−2−ニトロエテンにより治療。
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
−2−ブロモ−2−ニトロエテンにより治療。
対して有効なことが角結膜炎に掛かった動物の目943
5個を含む研究で立証された。8093個の目はウシの
ものであり、1342個は他の種(ヒツジ、ウサギ、イ
ヌ、ウマ、ブタ、ネコ、モルモット及び数種の鳥)から
のものであった。結果は臨床回復率が74〜91%の範
囲で、最高89.6%に達することを示した(表8)。
いる薬剤により得られた結果と比較した。
は統計的に有意差がある(p<0.01)。
験 (0)=軟膏剤 (I)=注射薬 n=治療された目の個数 P±=臨床回復率(加重平均)に対する治療の平均 Cr=臨床回復率 2=結膜炎 3=角膜炎 4=角結膜炎 5=眼瞼炎 6=一般の眼の感染症 7=拡張(extension)状態での拡張又は臨床
試験 (*)=9種の異なる動物種における医学的検死(th
erapeutic inquest)での大量適用
(massive application) G−1:1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロ
モ−2−ニトロエテンを意味する。
ス(pyocyanosis)に掛かった雄ウシ(緑膿
菌により感染)に体重1kg当たり5〜10mgの用量
で筋肉内注射で投与した。これらの動物はこの薬剤に対
していかなるアレルギー反応も示すことなく臨床的に回
復した。幾つかの殺菌レベルが血清において治療後1時
間から24時間までに証明された。精液に対して3日、
7日、14日及び28日の期間に行われた微生物学的分
析はこの細菌の存在に対して負で、この国の人工受精セ
ンターの品質保証として確立されている精液パラメータ
ーに関していかなる変化も検出されなかった。臨床試験
に係わった動物にはアレルギー反応は検出されなかった
(表9)。
対して更に行われた研究は細胞毒性も精子の形態変化も
示さなかった。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
ラル化膿性(catharralpurulent)乳
腺炎に冒された雌のウシに毎日乳房内経由で0.1%の
濃度において3日連続で注射した。乳腺炎において単離
された微生物は緑膿菌と黄色ブドウ球球であった。対照
薬剤としてネオマイシンの乳房内注入を用いた。
と対照薬剤の注入についてそれぞれ98.25%と10
0%であった(表10)。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
性産じょく子宮炎の治療のために1.5%油性溶液とし
て使用した。この治療はこの病気の診断から連続3日間
24時間間隔で子宮内ルートで40mL適用することか
ら成っていた。この治療をテトラサイクリンを使用して
腹部大動脈に注射した場合と比較した。27匹の動物を
治療して、平均17.7日の臨床的回復の治療期間(T
−R)で27匹の内合計20匹(74.1%)の回復を
達成した。テトラサイクリンを使用した場合、19匹の
内13匹が回復し(68.4%)、そのT−Rは39日
であった。新配合薬の使用後に達した受精率は1.09
±0.30日で、統計的に有意差を示す(p<0.0
1)テトラサイクリンの使用後に達した受精率(1.7
8±1.99日)に匹敵するものであった(表11)。
は統計的に有意差がある(p<0.01)
−ブロモ−2−ニトロエテンを意味する。
異なる病院の患者386人の臨床試験段階IIIに供し
た。一次膿皮症(primary pyodermit
is)において、その有効率は89.2%で、ゲンタマ
イシンで得られた有効率に匹敵するものであった。カン
ジダ及び皮膚糸状菌で引き起こされる皮膚カンジダ症、
ひこう疹変色症、皮膚真菌症、爪真菌症においては、有
効率はそれぞれ79.3%、88.0%、76.9%、
32.6%及び42.9%で、ケトコナゾールに匹敵す
るものであった。
究は、広い範囲の強力な抗細菌性と抗真菌性を併せ持つ
こと、及び市販の他の製品より毒性があまり高くないこ
とを明らかにしている(表12及び13)。
−ブロモ−2−ニトロエテンを意味する。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法及びその殺菌作
用」
モ−2−ニトロエテンを得、そして精製する方法及びそ
の殺菌作用に関する。当該生成物はヒト及び動物の健康
に関係しての使用に関して広い範囲の殺菌剤であるの
で、この化合物を高収率、高純度で確実に得、精製する
方法を獲得することは極めて重要なことである。本発明
の方法は上記の要件を満たすものである。
た報文は2件だけで、それは本発明の説明において議論
されたZ.N.Nazarovaによるものであるが、
それらにはその生成物の生物学的性質は報告されていな
かった。この文献調査は次のものによった:
Claims (4)
- 【請求項1】 1−(フル−2−イル)−2−ニトロエ
テンを1:2〜1:2.6のモル比関係にある臭素によ
り非極性溶媒中で20〜60℃の範囲に調整された温度
を用いて1〜6時間直接臭素化し、続いて蒸留により溶
媒を除去し、そして更に20〜70℃の温度において第
三アミンにより中和し、かつ脱臭化水素化し、最後に生
成物を極性溶媒を用いて抽出し、そして吸着剤と極性溶
媒により精製することを特徴とする、1−(5−ブロモ
フル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得
る方法。 - 【請求項2】 臭素化反応に用いられる非極性溶媒が好
ましくは二硫化炭素及び四塩化炭素であることを特徴と
する請求項1に記載の、1−(5−ブロモフル−2−イ
ル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法。 - 【請求項3】 中和反応に好ましく用いられる第三アミ
ンがピリジンであることを特徴とする請求項1に記載
の、1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−
2−ニトロエテンを得る方法。 - 【請求項4】 好ましく使用される極性溶媒がエタノー
ル、イソプロパノール及びメタノールであることを特徴
とする請求項1に記載の、1−(5−ブロモフル−2−
イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CU48/94 | 1994-04-21 | ||
CU1994048A CU22446A1 (es) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | Procedimiento de obtención del 1-(5-bromofur-2-il)-2-bromo-2-nitroeteno y su acción como microcida |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10299858A Division JP3043003B2 (ja) | 1994-04-21 | 1998-10-21 | 1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法 |
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