JP3043003B2 - 1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法 - Google Patents
1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法Info
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- C07D307/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one oxygen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広範な殺微生物(mic
rocide)作用を有する生成物に関係している、一
般にヒト及び動物の健康に関する。実験動物、家畜、更
にはヒトで、非常に多数のグラム陽性細菌(500菌株
以上)、グラム陰性細菌(1500菌株以上)、真菌
(500菌株以上)、その他の微生物(100菌株以
上)に対して“試験管内”で評価した。
rocide)作用を有する生成物に関係している、一
般にヒト及び動物の健康に関する。実験動物、家畜、更
にはヒトで、非常に多数のグラム陽性細菌(500菌株
以上)、グラム陰性細菌(1500菌株以上)、真菌
(500菌株以上)、その他の微生物(100菌株以
上)に対して“試験管内”で評価した。
【0002】
【従来の技術】この物質は1972年に著者・Z.N.
Nazarovaにより2度国際的な文献に発表され
た。一回目はJournal Khim.Farm.Z
h.、6(10)、5−8(1972)の“潜在的生物
活性を有する若干のフリルニトロオレフィン類の合成
(Synthesis of some furyln
itoroolefins with biologi
cal activity)”なる論文に著者・G.
F.Potemkinとの共著でなされ、2回目はJo
urnal Zh.Org.Khim.、8(2)、4
04−11(1972)の“フリルニトロオレフィン類
の物理化学的性質と反応性(Physicochemi
cal properties and reacti
vity offurylnitoroolefin
e)”なる論文に著者・M.G.Gruntfest、
G.F.Potemkin、Yu.V.Kolodya
zhnyi、V.Zverev及びO.A.Osipo
vとの共著でなされた。
Nazarovaにより2度国際的な文献に発表され
た。一回目はJournal Khim.Farm.Z
h.、6(10)、5−8(1972)の“潜在的生物
活性を有する若干のフリルニトロオレフィン類の合成
(Synthesis of some furyln
itoroolefins with biologi
cal activity)”なる論文に著者・G.
F.Potemkinとの共著でなされ、2回目はJo
urnal Zh.Org.Khim.、8(2)、4
04−11(1972)の“フリルニトロオレフィン類
の物理化学的性質と反応性(Physicochemi
cal properties and reacti
vity offurylnitoroolefin
e)”なる論文に著者・M.G.Gruntfest、
G.F.Potemkin、Yu.V.Kolodya
zhnyi、V.Zverev及びO.A.Osipo
vとの共著でなされた。
【0003】第一の論文は著者らが採用した合成経路に
関するものであり、一方第二の論文は広い一連の置換ニ
トロビニルフラン類に関する物理化学的研究を述べるも
ので、そこでは双極子能率について若干の計算結果が赤
外線と紫外線のスペクトルからの若干のデーターと共に
与えられており、またこれらの系についての理論的研究
が含まれている。
関するものであり、一方第二の論文は広い一連の置換ニ
トロビニルフラン類に関する物理化学的研究を述べるも
ので、そこでは双極子能率について若干の計算結果が赤
外線と紫外線のスペクトルからの若干のデーターと共に
与えられており、またこれらの系についての理論的研究
が含まれている。
【0004】これら2つの刊行論文に生成物の特定の生
物学的作用について報告しているものはない。
物学的作用について報告しているものはない。
【0005】第一の論文に記載されるその生成物を得る
方法は次の通りである:
方法は次の通りである:
【0006】臭素0.03Mをクロロホルム20mLに
溶解し、これを定速撹拌下、温度0℃においてβ−ニト
ロビニルフランのクロロホルム50mL中0.015M
溶液に30分間にわたり添加する。
溶解し、これを定速撹拌下、温度0℃においてβ−ニト
ロビニルフランのクロロホルム50mL中0.015M
溶液に30分間にわたり添加する。
【0007】この溶液を20〜25℃の温度において3
〜4時間静置した。次に、その溶媒を室温で蒸留する。
その残分にβ−(5−ブロモフリル−2)−α,β−ジ
ブロモニトロエテンが、貯蔵又は蒸留すると分解する淡
黄色の油として得られる。
〜4時間静置した。次に、その溶媒を室温で蒸留する。
その残分にβ−(5−ブロモフリル−2)−α,β−ジ
ブロモニトロエテンが、貯蔵又は蒸留すると分解する淡
黄色の油として得られる。
【0008】水50mL中の水酸化カリウム3.4gを
激しい撹拌下、20〜25℃において加えて生成した油
5.3gを得た。
激しい撹拌下、20〜25℃において加えて生成した油
5.3gを得た。
【0009】生成した沈澱を分離し、そして中性媒体が
得られるまで水洗し、乾燥し、そしてヘキサン中で2回
再結晶化する。報告された収量は2.7g(64%)
で、融点94−95℃の黄色結晶であった。
得られるまで水洗し、乾燥し、そしてヘキサン中で2回
再結晶化する。報告された収量は2.7g(64%)
で、融点94−95℃の黄色結晶であった。
【0010】提案された方法の内のもう1つのは次の通
りである:
りである:
【0011】水酸化カリウム0.02モルを水3モルに
溶解し、これを定速撹拌下で5−ブロモフルフラール
0.01モル及びブロモニトロメタン0.01モルのメ
タノール30mL中溶液に30分にわたり滴下し、塩と
氷の混合物により冷却する。この冷混合物を更に30分
間静置し、次いで水30mLを加え、その冷混合物を少
しずつ濃塩酸3.2mLと水12mL中に滴下する。3
0分後に沈澱を分離し、中性媒体が得られるまで水洗
し、水蒸気を導入しながら蒸留、精製し、次いでアルコ
ールを用いて再結晶化する。
溶解し、これを定速撹拌下で5−ブロモフルフラール
0.01モル及びブロモニトロメタン0.01モルのメ
タノール30mL中溶液に30分にわたり滴下し、塩と
氷の混合物により冷却する。この冷混合物を更に30分
間静置し、次いで水30mLを加え、その冷混合物を少
しずつ濃塩酸3.2mLと水12mL中に滴下する。3
0分後に沈澱を分離し、中性媒体が得られるまで水洗
し、水蒸気を導入しながら蒸留、精製し、次いでアルコ
ールを用いて再結晶化する。
【0012】この場合の報告された収率は76.8%
で、融点は88−89℃であった。
で、融点は88−89℃であった。
【0013】その著者らは一方の方法又は他方の方法を
実施して得た生成物は赤外線(IR)スペクトルと紫外
線(UV)スペクトル及び薄層クロマトグラフィーによ
り同定されたと述べている。
実施して得た生成物は赤外線(IR)スペクトルと紫外
線(UV)スペクトル及び薄層クロマトグラフィーによ
り同定されたと述べている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は1−(フル−
2−イル)−2−ニトロエテンをより高い収率とより高
い水準の純度でもたらす方法を提供することを目的とす
る。
2−イル)−2−ニトロエテンをより高い収率とより高
い水準の純度でもたらす方法を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の方法は1−(フル−2−イル)−2−ニトロエテ
ンを臭素と1:2〜1:2.6の間で変動するモル比関
係で、二硫化炭素又は四塩化炭素の様な非極性溶媒を用
い、温度を20〜60℃の範囲に制御して撹拌下で1〜
6時間に及ぶ時間反応させることから成る。
発明の方法は1−(フル−2−イル)−2−ニトロエテ
ンを臭素と1:2〜1:2.6の間で変動するモル比関
係で、二硫化炭素又は四塩化炭素の様な非極性溶媒を用
い、温度を20〜60℃の範囲に制御して撹拌下で1〜
6時間に及ぶ時間反応させることから成る。
【0016】次いで、溶媒を大気圧下での単なる蒸留で
分離すると、この操作中に過剰の臭素が大部分、更には
生成している可能性がある臭化水素の一部が除かれる。
分離すると、この操作中に過剰の臭素が大部分、更には
生成している可能性がある臭化水素の一部が除かれる。
【0017】中和と脱臭化水素反応(de−hydro
−bromination)を第三アミンを用いて同時
に行うと適当な混合物と、20〜70℃の範囲の温度制
御が確実に達成されるようになる。
−bromination)を第三アミンを用いて同時
に行うと適当な混合物と、20〜70℃の範囲の温度制
御が確実に達成されるようになる。
【0018】この工程が終ると、生成物は黄色の物質と
して沈澱するが、これを熱極性溶媒に溶解すると、その
生成物は数時間の静置後にその溶液から沈澱する。
して沈澱するが、これを熱極性溶媒に溶解すると、その
生成物は数時間の静置後にその溶液から沈澱する。
【0019】達成された、Z.N.Nazarovaに
よって報告された規模での収率は90%以上であり、ま
た5.5モルの規模で達成された収率は63%以下には
決してならなかった。より小さい規模で得られる純度は
常に90%以上であり、またより大きな規模でも75%
以下には決してならない。この低下はこの分析がなされ
たときに完全な乾燥法が無かったことに関係している。
よって報告された規模での収率は90%以上であり、ま
た5.5モルの規模で達成された収率は63%以下には
決してならなかった。より小さい規模で得られる純度は
常に90%以上であり、またより大きな規模でも75%
以下には決してならない。この低下はこの分析がなされ
たときに完全な乾燥法が無かったことに関係している。
【0020】粗生成物の純度はガスクロマトグラフィー
とHPLCとで測定された。
とHPLCとで測定された。
【0021】粗大な生成物を精製プロセスに付す。精製
プロセスはその生成物を25〜70℃の温度でエタノー
ル、イソプロパノール又はメタノールのような極性溶媒
に溶解し、それを微粉砕吸収剤に加え、そしてそれを1
0〜60分間撹拌下に置くことから成る。
プロセスはその生成物を25〜70℃の温度でエタノー
ル、イソプロパノール又はメタノールのような極性溶媒
に溶解し、それを微粉砕吸収剤に加え、そしてそれを1
0〜60分間撹拌下に置くことから成る。
【0022】更に、それを濾過し、その溶液を数時間に
わたり静置しておき、最後にその生成物を黄色結晶とし
て結晶化し、その結晶を濾過で分離し、乾燥し、そして
フラスコに入れる。
わたり静置しておき、最後にその生成物を黄色結晶とし
て結晶化し、その結晶を濾過で分離し、乾燥し、そして
フラスコに入れる。
【0023】この純粋な生成物は常に、有効成分を薬剤
として使用する、薬局方で確立された限界である98〜
100%の間で変動する純度を有する。
として使用する、薬局方で確立された限界である98〜
100%の間で変動する純度を有する。
【0024】その合成で認められる主たる不純物は1−
(5−ブロモフル−2−イル)−2−ニトロエテンであ
って、その含量は0.1〜1.99%の間で変動する。
(5−ブロモフル−2−イル)−2−ニトロエテンであ
って、その含量は0.1〜1.99%の間で変動する。
【0025】このようにして得られた生成物は黄色結晶
として現れ、その融点は88〜89℃である。
として現れ、その融点は88〜89℃である。
【0026】この全合成プロセスは有機相中で実施する
ことができるので、この方法には水性相の存在が原因と
なる非常に多数の操作が回避されるか、又は相当に少な
くなると言った幾つかの利点がある。このことは反応の
スケールアップを可能にするもので、Z.N.Naza
rovaが報告する0.015モルの言う規模から始め
て5.5モル、即ち366倍以上の規模まで大規模化す
ることが可能になり、それでもなおかつ良好な結果が得
られた。第三アミンの使用は、同時に、反応媒体のpH
の中和と、樹脂、元々の方法を再現するときに常に生ず
るなにかを生成させることなく脱臭化水素反応の達成を
可能にする。Z.N.Nazarovaは精製後に得ら
れる生成物の純度について報告しなかったが、5−ブロ
モフルフラールとブロモニトロメタンとの縮合反応で達
した収率は76.8%で、報告された融点は88−89
℃であるのに対して、1−(フル−2−イル)−2−ニ
トロメタンの臭素化では、常に2種の化合物の混合物が
得られるにもかかわらず、収率が64%で、融点は94
−95℃であることは注目に値する。この方法を、後者
の方法をZ.N.Nazarovaらが記載する同じ規
模で実施した後、実験室規模で再現しようとしたとき、
達成された収率が非常に低かった外に、本発明者らがこ
こに記載した不純物、即ち1−(5−ブロモフル−2−
イル)−2−ニトロエテンが常に有意濃度で存在するこ
とが見いだされた。本発明者がここに記載している方法
は常に98%より高い純度の再現を保証するものであ
る。上記不純物のレベルは常に2%未満に維持される
が、このことは、良好な製造実施例を観察すると分かる
ように、ヒトに使用される仕上げ形態の薬剤及び家畜用
薬剤の仕上げ用の信頼できる有効成分の供給を可能にす
るものである。
ことができるので、この方法には水性相の存在が原因と
なる非常に多数の操作が回避されるか、又は相当に少な
くなると言った幾つかの利点がある。このことは反応の
スケールアップを可能にするもので、Z.N.Naza
rovaが報告する0.015モルの言う規模から始め
て5.5モル、即ち366倍以上の規模まで大規模化す
ることが可能になり、それでもなおかつ良好な結果が得
られた。第三アミンの使用は、同時に、反応媒体のpH
の中和と、樹脂、元々の方法を再現するときに常に生ず
るなにかを生成させることなく脱臭化水素反応の達成を
可能にする。Z.N.Nazarovaは精製後に得ら
れる生成物の純度について報告しなかったが、5−ブロ
モフルフラールとブロモニトロメタンとの縮合反応で達
した収率は76.8%で、報告された融点は88−89
℃であるのに対して、1−(フル−2−イル)−2−ニ
トロメタンの臭素化では、常に2種の化合物の混合物が
得られるにもかかわらず、収率が64%で、融点は94
−95℃であることは注目に値する。この方法を、後者
の方法をZ.N.Nazarovaらが記載する同じ規
模で実施した後、実験室規模で再現しようとしたとき、
達成された収率が非常に低かった外に、本発明者らがこ
こに記載した不純物、即ち1−(5−ブロモフル−2−
イル)−2−ニトロエテンが常に有意濃度で存在するこ
とが見いだされた。本発明者がここに記載している方法
は常に98%より高い純度の再現を保証するものであ
る。上記不純物のレベルは常に2%未満に維持される
が、このことは、良好な製造実施例を観察すると分かる
ように、ヒトに使用される仕上げ形態の薬剤及び家畜用
薬剤の仕上げ用の信頼できる有効成分の供給を可能にす
るものである。
【0027】本発明に記載される方法により得られる化
合物は、分子イオンに相当する質量/電荷の関係におい
て、297にピークを持つ質量スペクトルを示し、また
分子構造中に2個の臭素原子が存在することの特徴であ
るM+2とM+4と言うピークも示す。このピーク(M
+ =297)は包括的分子式としてのC3 H3 NO3B
r2 に相当し、これはまた窒素に関する要件も満足す
る。
合物は、分子イオンに相当する質量/電荷の関係におい
て、297にピークを持つ質量スペクトルを示し、また
分子構造中に2個の臭素原子が存在することの特徴であ
るM+2とM+4と言うピークも示す。このピーク(M
+ =297)は包括的分子式としてのC3 H3 NO3B
r2 に相当し、これはまた窒素に関する要件も満足す
る。
【0028】固相(KBrディスク)として記録された
この化合物のIRスペクトルにおいては、ニトロ基に相
当する1507cm-1のバンド(非対称性の伸縮振動)
と1306cm-1のバンド(対称性伸縮振動)が顕著で
ある。もう1つの興味あるバンドは1618cm-1に現
れるもので、これは炭素−炭素二重結合の伸縮振動に相
当する。この分子の中に高い電子の共役が存在すること
は、371nmに強い強度のバンドが現れる場合(lg
E=4.09)のUVスペクトルによって確証される。
ただし、この場合スペクトルは生成物のメタノール性溶
液を用いて記録される。このバンドのπ→π*遷移に相
当するとの割り振りは、媒体の誘電率が低下するときに
顕著な浅色シフトが観察される場合に色々な極性を持つ
溶媒を用いてUVスペクトルのレジスターにより行われ
た。
この化合物のIRスペクトルにおいては、ニトロ基に相
当する1507cm-1のバンド(非対称性の伸縮振動)
と1306cm-1のバンド(対称性伸縮振動)が顕著で
ある。もう1つの興味あるバンドは1618cm-1に現
れるもので、これは炭素−炭素二重結合の伸縮振動に相
当する。この分子の中に高い電子の共役が存在すること
は、371nmに強い強度のバンドが現れる場合(lg
E=4.09)のUVスペクトルによって確証される。
ただし、この場合スペクトルは生成物のメタノール性溶
液を用いて記録される。このバンドのπ→π*遷移に相
当するとの割り振りは、媒体の誘電率が低下するときに
顕著な浅色シフトが観察される場合に色々な極性を持つ
溶媒を用いてUVスペクトルのレジスターにより行われ
た。
【0029】1 H−NMRスペクトルは溶媒としてCD
Cl3 を用いて記録された。化学シフトを伴う、それぞ
れ6.63、7.39及び8.50ppm及び包括的分
子式を考慮すると単一のプロトンに相当する同じ相対強
度を持つ3つの信号だけが観察された。
Cl3 を用いて記録された。化学シフトを伴う、それぞ
れ6.63、7.39及び8.50ppm及び包括的分
子式を考慮すると単一のプロトンに相当する同じ相対強
度を持つ3つの信号だけが観察された。
【0030】これら信号の割り振りは化学シフトについ
て追加の増加分を含む表を用いて実現された。これらの
計算値は5位が臭素で置換されているフラン環の4位に
結合されているプロトンについては6.59、そのフラ
ン環の3位の炭素に結合されているプロトンについては
7.36であった。8.50ppmに現れる化学シフト
はエステル性障害を少し有するオレフィン性プロトンの
特徴である。β−位にニトロ基と臭素原子を持つ二重結
合に結合されているプロトンについての化学シフトの計
算から、このプロトンは臭素に対してはトランスの位置
に、ニトロ基に対してはシスの位置に存在し、これは置
換基についてZ配置に相当すると決定することができた
(計算された化学シフトはZについて8.48ppm、
Eについて7.70ppmであった)。
て追加の増加分を含む表を用いて実現された。これらの
計算値は5位が臭素で置換されているフラン環の4位に
結合されているプロトンについては6.59、そのフラ
ン環の3位の炭素に結合されているプロトンについては
7.36であった。8.50ppmに現れる化学シフト
はエステル性障害を少し有するオレフィン性プロトンの
特徴である。β−位にニトロ基と臭素原子を持つ二重結
合に結合されているプロトンについての化学シフトの計
算から、このプロトンは臭素に対してはトランスの位置
に、ニトロ基に対してはシスの位置に存在し、これは置
換基についてZ配置に相当すると決定することができた
(計算された化学シフトはZについて8.48ppm、
Eについて7.70ppmであった)。
【0031】13C−NMRのスペクトルから、分子中の
炭素原子は、以前から判明しているデーターから予想さ
れるように、sp2 タイプのものであることが確証され
た。
炭素原子は、以前から判明しているデーターから予想さ
れるように、sp2 タイプのものであることが確証され
た。
【0032】この化合物について結晶学的研究が行わ
れ、その化合物が斜方晶系構造を示すと決定され、また
以前から確立されているそれら原子の空間配置が確証さ
れた。この完全な構造解析から、当該化合物は(Z)−
1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−
ニトロエテンであると結論される。
れ、その化合物が斜方晶系構造を示すと決定され、また
以前から確立されているそれら原子の空間配置が確証さ
れた。この完全な構造解析から、当該化合物は(Z)−
1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−
ニトロエテンであると結論される。
【0033】この化合物に対する抗微生物感受性を初め
に細菌と酵母菌様の真菌に対する連続希釈法(seri
al dilution method)により試験管
内で評価した。他の種については、寒天中での他の増殖
法で検定した。使用した固体培地と液体培地は、選択さ
れた微生物の増殖要件に従って、ミューラー・ヒントン
(Mueller−Hinton)培地、トリプトン・
ダイズ(Tryptone Soy)培地、サボーラウ
ド・デキストロース(Sabouraud Dextr
ose)培地、サボーラウド・マルトース(Sabou
raud Maltose)培地、その他であった。
に細菌と酵母菌様の真菌に対する連続希釈法(seri
al dilution method)により試験管
内で評価した。他の種については、寒天中での他の増殖
法で検定した。使用した固体培地と液体培地は、選択さ
れた微生物の増殖要件に従って、ミューラー・ヒントン
(Mueller−Hinton)培地、トリプトン・
ダイズ(Tryptone Soy)培地、サボーラウ
ド・デキストロース(Sabouraud Dextr
ose)培地、サボーラウド・マルトース(Sabou
raud Maltose)培地、その他であった。
【0034】温度とインキュベーション時間の長さは個
々の条件と微生物の検定対象の特性に応じて調整され
た。最低阻害濃度(MIC)はMIC50とMIC190 に
関してμg/mLで計算した。
々の条件と微生物の検定対象の特性に応じて調整され
た。最低阻害濃度(MIC)はMIC50とMIC190 に
関してμg/mLで計算した。
【0035】本発明の製造法の性能に関する実施例証拠1 :次の表には、幾つかの合成例が提案された方法
に従って、かつZ.N.Nazarovaによって報告
されたと同じ規模を用いて示される。
に従って、かつZ.N.Nazarovaによって報告
されたと同じ規模を用いて示される。
【0036】
【表1】 時間 温度 収率 純度 モル比関係 (h) ℃ (%) (%) 1:2 4 50 80.4 98.0 1:2.5 3 45 85.0 98.8 1:2.5 4 40 93.0 99.5 1:2.5 5 50 86.2 98.2
【0037】幾つかの結果は、また、文献に示される規
模よりも366倍大きい規模を用いて得られたものであ
る。
模よりも366倍大きい規模を用いて得られたものであ
る。
【0038】証拠2:
【表2】 純度( %) 不純物( %) 合成No. 対原料収率( %) 純生成物 1 63.05 98.34 1.66 2 66.11 98.99 1.01 3 71.01 98.65 1.35 4 66.72 98.81 1.19 5 71.93 99.54 0.46
【0039】注:この定量的純度の測定はガスクロマト
グラフィーを用いて行われた。
グラフィーを用いて行われた。
【0040】証拠3:次の微生物に対して最低阻害濃度
(MIC)の対応する値を用いて行った試験管内検定
(MIC)の対応する値を用いて行った試験管内検定
【0041】1.ヒトと動物の健康に関連
【0042】 MIC50の値 MIC90の値 (μg/mL) (μg/mL) 細菌 1.1.グラム陰性菌 1.1.1.シュードモナス科 緑膿菌 07.84 14.97 シュードモナス・マルト フィラ(maltophila) 29.73 45.06
【0043】 1.1.2.腸内細菌科 大腸菌 07.53 15.26 エンテロバクターspp 05.30 17.16 クレブシェラspp (肺炎杆菌を含む) 10.99 21.34 プロテウス・ ミラビリス(mirabilis) 09.36 24.15 プロテウス・ ブルガリス(vulgaris) 05.95 19.75 プロテウス・ モルガニイ(morganii) 03.13 10.15 プロテウス・ レットゲリ(rettgeri) 02.78 09.92 エンテロバクター・アグロメ ランス(aglomerans) (生体内検定) ネズミチフス菌 07.43 17.68 腸炎菌 06.86 11.50 サルモネラ・ オクスフォード(oxford) 04.42 05.83 サルモネラ・ ダブリン(dublin) 04.38 05.73 ブタコレラ菌 05.57 10.51 チフス菌 02.50 10.00 霊菌 05.03 10.95
【0044】 1.1.3.ブルセラ科 パスツレラ・ハエモリ ティカ(haemolytica) 03.72 05.63 パスツレラ・ ムルトシダ(multocida) 03.59 09.47 インフルエンザ菌 03.51 39.23 モラクセラ・ ボビス(bovis) 02.63 05.08
【0045】 1.1.4.ナイセリア科 髄膜炎菌 01.84 03.47
【0046】 1.2.グラム陽性菌 1.2.1.ミクロコッカス科 黄色ブドウ球菌 05.91 12.94 スタフィロコッカス・ アルバス(albus) 10.25 19.84 サルシナ・ ルテア(lutea) 01.56 04.42
【0047】 1.2.2.乳酸菌科 ストレプトコッカス・アガラク チアエ(agalactiae) 01.99 04.55 化膿連鎖球菌 01.86 04.42
【0048】 1.2.3.コリネバクテリア科 コリネバクテリウム・ パイオゲネス(pyogenes) リステリア菌 03.13 05.44
【0049】 1.2.4.バチルス科 枯草菌 02.27 05.08 バチルス・ アルベイ(alvei) 02.21 05.08
【0050】 1.3.高級細菌(Higher Bacteria) 1.3.1.トレポネーマ科 レプトスピラ・ カニコラ(canicola) 09.36 15.39 レプトスピラ・ ポモナ(pomona) 08.84 11.66 1.3.2.スピリルム科 ビブリオ・コレラエ・セル・イナバ (Vibrio cholerae ser.Inaba) 05.87 17.68
【0051】 1.4.スコトバクテリア(Scotobacteria) 1.4.1.マイコプラズマ科 マイコプラズマ・ボビゲニタリウム (bovigenitalium) 50.00
【0052】真菌 1.5.出芽性単一形真菌 1.5.1.クリプトコッカス科 鳶口瘡カンジダ 03.11 07.95 カンジダ・パラ シロシス(parasilosis) 03.56 06.93 カンジダ・トロピ カリス(tropicalis) 02.78 05.29 カンジダ・シュードトロピカリス (pseudotropicalis)01.92 03.56 カンジダ・ゼイファ ノイド(zeyfanoide) 01.92 03.56 カンジダ・ グラブラタ(glabrata) (生体内検定) カンジダ・ステラ トイデア(stellatoidea)01.92 03.56 カンジダ・グイリエルモンジ (guilliermondi) 01.92 02.84 カンジダ・ クルセイ(krusei) 01.92 02.84 カンジダsp (生体内検定) でん風菌 (生体内検定)
【0053】 1.6.糸状単一形真菌 1.6.1.モニリア科 アスペルギルスsp 16.21 48.30 紅色白癬菌 13.80 24.03 毛瘡白癬菌 17.68 40.61 イヌ小胞子菌 07.91 20.78 石膏状小胞子菌 12.50 有毛表皮菌 12.50
【0054】 1.6.2.ツベルクラリア科 フサリウムsp 50.00
【0055】実験の再現性と数種の実験動物における細
菌感染と真菌感染の治療に関する若干の研究をハムスタ
ー、ラット、マウス、モルモット、ウサギ及びイヌを使
用し、また1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブ
ロモ−2−ニトロエテンを有効成分とする色々な配合剤
を用いて行った。
菌感染と真菌感染の治療に関する若干の研究をハムスタ
ー、ラット、マウス、モルモット、ウサギ及びイヌを使
用し、また1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブ
ロモ−2−ニトロエテンを有効成分とする色々な配合剤
を用いて行った。
【0056】この説明書で参照される有効性に関する研
究を保証するのに必要とされる実験動物に関する毒物学
的研究において、1−(5−ブロモフル−2−イル)−
2−ブロモ−2−ニトロエテンのトラガカントゴムを賦
形剤として使用しての経口投与ルートによる平均致死量
(LD50)は雌のOF1マウスと雄のOF1マウスにお
いてそれぞれ体重1kg当たり1731.4mg及び1
835.8mgであることが確かめられた。スプラグ・
ドーレー(Sprague Dawley)ラットを用
いたときは、これらの数字は雌及び雄についてそれぞれ
体重1kg当たり1515.5mg及び1857.3m
gであった。
究を保証するのに必要とされる実験動物に関する毒物学
的研究において、1−(5−ブロモフル−2−イル)−
2−ブロモ−2−ニトロエテンのトラガカントゴムを賦
形剤として使用しての経口投与ルートによる平均致死量
(LD50)は雌のOF1マウスと雄のOF1マウスにお
いてそれぞれ体重1kg当たり1731.4mg及び1
835.8mgであることが確かめられた。スプラグ・
ドーレー(Sprague Dawley)ラットを用
いたときは、これらの数字は雌及び雄についてそれぞれ
体重1kg当たり1515.5mg及び1857.3m
gであった。
【0057】経皮ルートを調べるために、前記生成物を
OF1マウスについて体重10g当たり0.2mLの量
で肩甲骨間の領域(マウスの約10%をカバーする面
積)に適用した。そのLD50はOF1マウスを使用した
場合雌と雄についてそれぞれ9.8%及び12.1%で
あり、またスプラグ・ドーレーラットを使用した場合は
それぞれ14.7%及び15.8%であった。後者の場
合も生成物は同じ領域に同じ体重当たりの量で適用し
た。更に、これらの実験中に病理解剖学的要素と臨床的
発現が特徴付けられた。
OF1マウスについて体重10g当たり0.2mLの量
で肩甲骨間の領域(マウスの約10%をカバーする面
積)に適用した。そのLD50はOF1マウスを使用した
場合雌と雄についてそれぞれ9.8%及び12.1%で
あり、またスプラグ・ドーレーラットを使用した場合は
それぞれ14.7%及び15.8%であった。後者の場
合も生成物は同じ領域に同じ体重当たりの量で適用し
た。更に、これらの実験中に病理解剖学的要素と臨床的
発現が特徴付けられた。
【0058】眼の被刺激性を調べる研究を行ったとき
は、前記生成物は1.25%未満の濃度では目の構造に
対して刺激を生まないことが確かめられた。
は、前記生成物は1.25%未満の濃度では目の構造に
対して刺激を生まないことが確かめられた。
【0059】1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−
ブロモ−2−ニトロエテンの慢性毒性に関する研究をス
プラグ・ドーレーラットに対して行った。血液学的研
究、血液化学的研究及び組織病理学的研究では、6カ月
間に局所適用した場合、当該生成物はいかなる顕著な血
液学的又は組織病理学的変質も、また血液化学に対して
何らの変化も引き起こさないことが示された。
ブロモ−2−ニトロエテンの慢性毒性に関する研究をス
プラグ・ドーレーラットに対して行った。血液学的研
究、血液化学的研究及び組織病理学的研究では、6カ月
間に局所適用した場合、当該生成物はいかなる顕著な血
液学的又は組織病理学的変質も、また血液化学に対して
何らの変化も引き起こさないことが示された。
【0060】証拠4:1−(5−ブロモフル−2−イ
ル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンの4種の軟膏剤に
ついて生体内での有効さを、親水性軟膏剤中1%、0.
5%、0.25%及び0.125%において評価した。
軟膏剤はモルモットに作られた2cm2の熱傷に塗布さ
れ、続いて緑膿菌を感染させた。この感染性細菌の負荷
量は1×105CFU/mLであった。正及び負の対照
が用いられた。有効平均用量(DE50)は0.125%
の濃度において見いだされた(表3)。
ル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンの4種の軟膏剤に
ついて生体内での有効さを、親水性軟膏剤中1%、0.
5%、0.25%及び0.125%において評価した。
軟膏剤はモルモットに作られた2cm2の熱傷に塗布さ
れ、続いて緑膿菌を感染させた。この感染性細菌の負荷
量は1×105CFU/mLであった。正及び負の対照
が用いられた。有効平均用量(DE50)は0.125%
の濃度において見いだされた(表3)。
【0061】
【表3】表3.緑膿菌による皮膚感染における生成物G
−1の有効さ
−1の有効さ
【0062】注:Conc. =濃度を意味する。
【0063】略号:L=肝臓、S=脾臓、K=腎臓、L
u=肺臓、H=心臓、B=脳 G−1=1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロ
モ−2−ニトロエテンを意味する。 *=接種後の日数。
u=肺臓、H=心臓、B=脳 G−1=1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロ
モ−2−ニトロエテンを意味する。 *=接種後の日数。
【0064】証拠5:本発明者らは、ニュー・ジーラン
ド産ウサギに緑膿菌で引き起こされた眼の感染について
の侵食(erosion)/点眼法による実験的治療に
0.05%の2つの油性溶液が有効なことを確証した。
この治療効果は臨床的かつ微生物学的の両者において確
かめられた。(治療されなかった)対照グループに関し
て有意差が観察された(表4及び5)。
ド産ウサギに緑膿菌で引き起こされた眼の感染について
の侵食(erosion)/点眼法による実験的治療に
0.05%の2つの油性溶液が有効なことを確証した。
この治療効果は臨床的かつ微生物学的の両者において確
かめられた。(治療されなかった)対照グループに関し
て有意差が観察された(表4及び5)。
【0065】
【表4】
【0066】 略号: I−G−1の軟膏剤、0.05%(8日間治療) II−G−1の軟膏剤、0.05%(4日間治療) III−G−1の点眼剤、0.05%(4日間治療) IV−対照(接種したが、治療せず)
【0067】
【表5】表5.治療後の臨床的及び微生物学的評価
【0068】 略号: I−G−1の軟膏剤、0.05%(8日中治療) II−G−1の軟膏剤、0.05%(4日中治療) III−G−1の点眼剤、0.05%(4日中治療) IV−対照(接種したが、治療せず)
【0069】それぞれ0.15%、0.2%及び0.2
5%の3種の油性溶液が有効であることと、偽薬が投与
された対照グループとの比較は実験的に感染せしめられ
たマウスにおいて緑膿菌と黄色ブドウ球菌を用いる“埋
没スポンジ(implanted sponge)”法
により証明された。感染動物の回復は3〜3.4日の治
療期間で起こった(表6及び7)。
5%の3種の油性溶液が有効であることと、偽薬が投与
された対照グループとの比較は実験的に感染せしめられ
たマウスにおいて緑膿菌と黄色ブドウ球菌を用いる“埋
没スポンジ(implanted sponge)”法
により証明された。感染動物の回復は3〜3.4日の治
療期間で起こった(表6及び7)。
【0070】
【表6】表6.黄色ブドウ球菌が接種されたマウスに対
する治療効果
する治療効果
【0071】共通のアルファベットを持たない百分率に
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
【0072】 略号:n−回復した動物の累積数。 Tr−回復時間(日数)の加重平均。 I、II、III:1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ− 2−ニトロエテンにより治療。
【0073】
【表7】表7.緑膿菌が接種されたマウスに対する治療
効果
効果
【0074】共通のアルファベットを持たない百分率に
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
は統計的に有意差がある(p<0.05)。
【0075】 略号:n−回復した動物の累積数。 Tr−回復時間(日数)の加重平均。 I、II、III:1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ− 2−ニトロエテンにより治療。
【0076】証拠6:前記の有効成分が眼の細菌感染に
対して有効なことが角結膜炎に掛かった動物の目943
5個を含む研究で立証された。8093個の目はウシの
ものであり、1342個は他の種(ヒツジ、ウサギ、イ
ヌ、ウマ、ブタ、ネコ、モルモット及び数種の鳥)から
のものであった。結果は臨床回復率が74〜91%の範
囲で、最高89.6%に達することを示した(表8)。
対して有効なことが角結膜炎に掛かった動物の目943
5個を含む研究で立証された。8093個の目はウシの
ものであり、1342個は他の種(ヒツジ、ウサギ、イ
ヌ、ウマ、ブタ、ネコ、モルモット及び数種の鳥)から
のものであった。結果は臨床回復率が74〜91%の範
囲で、最高89.6%に達することを示した(表8)。
【0077】ある場合には、結果を他の現在使用されて
いる薬剤により得られた結果と比較した。
いる薬剤により得られた結果と比較した。
【0078】
【表8】
【0079】共通のアルファベットを持たない百分率に
は統計的に有意差がある(p<0.01)。
は統計的に有意差がある(p<0.01)。
【0080】 略号:1=感染性ウシ角結膜炎 (RS)=規模を小さくした制御された条件での臨床試験 (0)=軟膏剤 (I)=注射薬 n=治療された目の個数 P±=臨床回復率(加重平均)に対する治療の平均 Cr=臨床回復率 2=結膜炎 3=角膜炎 4=角結膜炎 5=眼瞼炎 6=一般の眼の感染症 7=拡張(extension)状態での拡張又は臨床試験 (*)=9種の異なる動物種における医学的検死(therapeut ic inquest)での大量適用(massive ap plication) G−1:1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロ エテンを意味する。
【0081】証拠7:前記の有効成分をパイオシアノシ
ス(pyocyanosis)に掛かった雄ウシ(緑膿
菌により感染)に体重1kg当たり5〜10mgの用量
で筋肉内注射で投与した。これらの動物はこの薬剤に対
していかなるアレルギー反応も示すことなく臨床的に回
復した。幾つかの殺菌レベルが血清において治療後1時
間から24時間までに証明された。精液に対して3日、
7日、14日及び28日の期間に行われた微生物学的分
析はこの細菌の存在に対して負で、この国の人工受精セ
ンターの品質保証として確立されている精液パラメータ
ーに関していかなる変化も検出されなかった。臨床試験
に係わった動物にはアレルギー反応は検出されなかった
(表9)。
ス(pyocyanosis)に掛かった雄ウシ(緑膿
菌により感染)に体重1kg当たり5〜10mgの用量
で筋肉内注射で投与した。これらの動物はこの薬剤に対
していかなるアレルギー反応も示すことなく臨床的に回
復した。幾つかの殺菌レベルが血清において治療後1時
間から24時間までに証明された。精液に対して3日、
7日、14日及び28日の期間に行われた微生物学的分
析はこの細菌の存在に対して負で、この国の人工受精セ
ンターの品質保証として確立されている精液パラメータ
ーに関していかなる変化も検出されなかった。臨床試験
に係わった動物にはアレルギー反応は検出されなかった
(表9)。
【0082】治療された雄ウシから採取した凍結精液に
対して更に行われた研究は細胞毒性も精子の形態変化も
示さなかった。
対して更に行われた研究は細胞毒性も精子の形態変化も
示さなかった。
【0083】
【表9】
【0084】略号:G−1=これは1−(5−ブロモフ
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
【0085】証拠8:前記の有効成分を化膿性及びカタ
ラル化膿性(catharralpurulent)乳
腺炎に冒された雌のウシに毎日乳房内経由で0.1%の
濃度において3日連続で注射した。乳腺炎において単離
された微生物は緑膿菌と黄色ブドウ球球であった。対照
薬剤としてネオマイシンの乳房内注入を用いた。
ラル化膿性(catharralpurulent)乳
腺炎に冒された雌のウシに毎日乳房内経由で0.1%の
濃度において3日連続で注射した。乳腺炎において単離
された微生物は緑膿菌と黄色ブドウ球球であった。対照
薬剤としてネオマイシンの乳房内注入を用いた。
【0086】乳腺の罹患ゾーンの臨床的回復率はG−1
と対照薬剤の注入についてそれぞれ98.25%と10
0%であった(表10)。
と対照薬剤の注入についてそれぞれ98.25%と10
0%であった(表10)。
【0087】
【表10】
【0088】略号:G−1=これは1−(5−ブロモフ
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
【0089】証拠9:前記の有効成分を雌のウシの敗血
性産じょく子宮炎の治療のために1.5%油性溶液とし
て使用した。この治療はこの病気の診断から連続3日間
24時間間隔で子宮内ルートで40mL適用することか
ら成っていた。この治療をテトラサイクリンを使用して
腹部大動脈に注射した場合と比較した。27匹の動物を
治療して、平均17.7日の臨床的回復の治療期間(T
−R)で27匹の内合計20匹(74.1%)の回復を
達成した。テトラサイクリンを使用した場合、19匹の
内13匹が回復し(68.4%)、そのT−Rは39日
であった。新配合薬の使用後に達した受精率は1.09
±0.30日で、統計的に有意差を示す(p<0.0
1)テトラサイクリンの使用後に達した受精率(1.7
8±1.99日)に匹敵するものであった(表11)。
性産じょく子宮炎の治療のために1.5%油性溶液とし
て使用した。この治療はこの病気の診断から連続3日間
24時間間隔で子宮内ルートで40mL適用することか
ら成っていた。この治療をテトラサイクリンを使用して
腹部大動脈に注射した場合と比較した。27匹の動物を
治療して、平均17.7日の臨床的回復の治療期間(T
−R)で27匹の内合計20匹(74.1%)の回復を
達成した。テトラサイクリンを使用した場合、19匹の
内13匹が回復し(68.4%)、そのT−Rは39日
であった。新配合薬の使用後に達した受精率は1.09
±0.30日で、統計的に有意差を示す(p<0.0
1)テトラサイクリンの使用後に達した受精率(1.7
8±1.99日)に匹敵するものであった(表11)。
【0090】
【表11】表11.G−1を使用しての敗血性産じょく
子宮炎の臨床的回復
子宮炎の臨床的回復
【0091】共通のアルファベットを持たない百分率に
は統計的に有意差がある(p<0.01)
は統計的に有意差がある(p<0.01)
【0092】 略号:T−R:臨床的回復の平均治療期間 AIR:人口受精率 G−1:これは1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2− ニトロエテンを意味する。
【0093】証拠10:1つの軟膏薬を開発し、4つの
異なる病院の患者386人の臨床試験段階IIIに供し
た。一次膿皮症(primary pyodermit
is)において、その有効率は89.2%で、ゲンタマ
イシンで得られた有効率に匹敵するものであった。カン
ジダ及び皮膚糸状菌で引き起こされる皮膚カンジダ症、
ひこう疹変色症、皮膚真菌症、爪真菌症においては、有
効率はそれぞれ79.3%、88.0%、76.9%、
32.6%及び42.9%で、ケトコナゾールに匹敵す
るものであった。
異なる病院の患者386人の臨床試験段階IIIに供し
た。一次膿皮症(primary pyodermit
is)において、その有効率は89.2%で、ゲンタマ
イシンで得られた有効率に匹敵するものであった。カン
ジダ及び皮膚糸状菌で引き起こされる皮膚カンジダ症、
ひこう疹変色症、皮膚真菌症、爪真菌症においては、有
効率はそれぞれ79.3%、88.0%、76.9%、
32.6%及び42.9%で、ケトコナゾールに匹敵す
るものであった。
【0094】前記の有効成分及びその製剤形に関する研
究は、広い範囲の強力な抗細菌性と抗真菌性を併せ持つ
こと、及び市販の他の製品より毒性があまり高くないこ
とを明らかにしている(表12及び13)。
究は、広い範囲の強力な抗細菌性と抗真菌性を併せ持つ
こと、及び市販の他の製品より毒性があまり高くないこ
とを明らかにしている(表12及び13)。
【0095】
【表12】表12.治療効果
【0096】 略号:a=研究に含まれた総症例数 b=回復した患者数 G−1:これは1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2− ニトロエテンを意味する。
【0097】
【表13】
【0098】略号:G−1:これは1−(5−ブロモフ
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
ル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを意味
する。
【0099】「1−(5−ブロモフル−2−イル)−2
−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法及びその殺菌作
用」
−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法及びその殺菌作
用」
【0100】従来の研究 本発明は1−(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロ
モ−2−ニトロエテンを得、そして精製する方法及びそ
の殺菌作用に関する。当該生成物はヒト及び動物の健康
に関係しての使用に関して広い範囲の殺菌剤であるの
で、この化合物を高収率、高純度で確実に得、精製する
方法を獲得することは極めて重要なことである。本発明
の方法は上記の要件を満たすものである。
モ−2−ニトロエテンを得、そして精製する方法及びそ
の殺菌作用に関する。当該生成物はヒト及び動物の健康
に関係しての使用に関して広い範囲の殺菌剤であるの
で、この化合物を高収率、高純度で確実に得、精製する
方法を獲得することは極めて重要なことである。本発明
の方法は上記の要件を満たすものである。
【0101】今日までになされた文献調査で見いだされ
た報文は2件だけで、それは本発明の説明において議論
されたZ.N.Nazarovaによるものであるが、
それらにはその生成物の生物学的性質は報告されていな
かった。この文献調査は次のものによった:
た報文は2件だけで、それは本発明の説明において議論
されたZ.N.Nazarovaによるものであるが、
それらにはその生成物の生物学的性質は報告されていな
かった。この文献調査は次のものによった:
【0102】 Chemical Abstracts 1993年12月まで Beilstein 1993年12月まで CAPREVIEWS 1993年12月まで WPINDEX 1993年12月まで IFIPAT 1993年12月まで Veterinary Bulletin Abstracts 1992年まで Current Contents 1992年まで Medline 1992年まで Tropical Post Management 1992年まで Pesticide Index 1992年まで
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラモン ドナト ゴイズエタ ドミンゲ ツ キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,カレテラ ア カマユアニ 48 (72)発明者 オライダ ゴンザレツ ガルシア キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,サンディノ,エントレ 4タ イ 5タ,アプト 4 − エイ,エディフ ィシオ 12 ピー − 2 (72)発明者 ヨルゲ アントニオ ペレツ ドナト キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,エントレ マセオ イ ユニオン, カンデラリア 111 (72)発明者 ジョセファ ゴンザレツ フェイトット キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,カレテラ ア カマユアニ ケイエ ム5,レパルト ユニベルシタリオ 611 (72)発明者 エンリッケ アントニオ シルベイラ プラド キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,サンディノ,エントレ 4タ イ 5タ,アプト 4 − エイ,エディフ ィシオ 12 ピー − 2 (72)発明者 マリオ クエスタ マゾーラ キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ルプト,ビギア スル,シルカンバ ラシオン スル,アプト 11,エディフ ィシオ 328 (72)発明者 アントニオ ラファエル マルティネツ デル ピノ キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ルプト カマチョ,エントレ 12 イ 10,カルレ 9エヌエイ エス/エ ヌ (72)発明者 エステラ ルゴ ファリナース キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ルプト リベルタッド,エントレ 2ダ イ 4タ,カレテラ ア サグア 270(アルトス) (72)発明者 エルネスト エストラダ ロジャー キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ルプト エスカムブレイ,エントレ 3ラ イ 7マ,アプト 25,エスカ レラ 315,カルレ 14 (72)発明者 アナ デル カルメン カルタ フエン テス キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ラス アンティラス,カレテラ ア カマユアニ ケイエム 5 1/2, アプト 38,ブロック エイ (72)発明者 オフェリア ナビア ザラルクィ キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,エントレ ザヤス イ アレマン, アプト シー,エドゥアルド マチャド 114 (72)発明者 マリア ソレダッド デルガド ラスバ ル キューバ国ビラ クララ,サンタ クラ ラ,ルプト ラ ゴメラ,ナンバー 114,カレテラ セントラル ケイエム 294 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 307/56 CA(STN) REGISTRY(STN)
Claims (4)
- 【請求項1】 1−(フル−2−イル)−2−ニトロエ
テンを1:2〜1:2.6のモル比関係にある臭素によ
り非極性溶媒中で20〜60℃の範囲に調整された温度
を用いて1〜6時間直接臭素化し、続いて蒸留により溶
媒を除去し、そして更に20〜70℃の温度において第
三アミンにより中和し、かつ脱臭化水素化し、最後に生
成物を極性溶媒を用いて抽出し、そして吸着剤と極性溶
媒により精製することを特徴とする、1−(5−ブロモ
フル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニトロエテンを得
る方法。 - 【請求項2】 臭素化反応に用いられる非極性溶媒が、
二硫化炭素及び四塩化炭素であることを特徴とする請求
項1に記載の、1−(5−ブロモフル−2−イル)−2
−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法。 - 【請求項3】 中和反応に用いられる第三アミンがピリ
ジンであることを特徴とする請求項1に記載の、1−
(5−ブロモフル−2−イル)−2−ブロモ−2−ニト
ロエテンを得る方法。 - 【請求項4】 使用される極性溶媒がエタノール、イソ
プロパノール及びメタノールであることを特徴とする請
求項1に記載の、1−(5−ブロモフル−2−イル)−
2−ブロモ−2−ニトロエテンを得る方法。
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