JPH089119Y2 - 歩行型フォークリフト - Google Patents

歩行型フォークリフト

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JPH089119Y2
JPH089119Y2 JP9838389U JP9838389U JPH089119Y2 JP H089119 Y2 JPH089119 Y2 JP H089119Y2 JP 9838389 U JP9838389 U JP 9838389U JP 9838389 U JP9838389 U JP 9838389U JP H089119 Y2 JPH089119 Y2 JP H089119Y2
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普之 森下
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セイレイ工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、運転部の操縦ハンドルでステアリング作動
される操向車輪と、無段変速ミッションで駆動される駆
動車輪とによって走行する自走車体の前方部にリフト装
置を装備して構成される歩行型フォークリフトに関す
る。
(ロ)従来の技術 歩行型フォークリフトの多くは、車体後尾の運転部に
オペレータ搭乗用のステップを装設し、必要な時にはこ
のステップにオペレータが乗って操縦ハンドルを握りな
がら運転操作することができるように構成される(例え
ば、実開昭49−111878号公報参照)が、従来のものは、
操縦ハンドルが運転部から一定姿勢で後方に延出して設
けられ、搭乗運転の場合にも上記後延状態の操縦ハンド
ルを握って運転しなければならないものになっており、
また、駆動車輪を駆動する無段変速ミッションの変速
は、搭乗運転時も歩行運転時も同じ変速域で行われるよ
うになっていた。
(ハ)考案が解決しようとする課題 したがって、従来のものでは、ステップを運転部から
後方に張出して装設しなければらず、しかも、歩行運転
時にオペレータの邪魔にならないように格納できる構造
にして設けねばならないので、車体が長大になり構造も
複雑になる欠点があり、また、無段変速ミッションの変
速が搭乗運転時も歩行運転時も同じ変速域で行われるか
ら、歩行運転に都合のよい走行速度にすると搭乗運転時
には遅すぎる走行速度になり、逆に、搭乗運転に都合の
よい走行速度にすると歩行速度が早くなりすぎることに
なる欠点があった。
本考案は、このような欠点に鑑みて実施したもので、
ステップを車体後方に張り出すことのない簡潔コンパク
ト構造にして設けながら、搭乗運転時にも歩行運転時に
も操縦ハンドルを好適な姿勢に保って楽に運転すること
ができ、さらに、車体の走行速度を搭乗運転時には高速
変速域に、歩行運転時には低速変速域に変更して、搭乗
歩行いずれの場合にもそれぞれ好適な歩行速度で運行で
きるように改良した歩行型フォークリフトを提供するも
のである。
(ニ)課題を解決するための手段 すなわち、本考案における歩行型フォークリフトは、
操向車輪(1)と、無段変速ミッション(M)により駆
動される駆動車輪(2)とで支架される自走車体(3)
の前方部にリフト装置(L)を、後部にオペレータが搭
乗できるステップ(4)付の運転部(O)を配設し、運
転部(O)に設置される操縦ハンドル(5)で前記操向
車輪(2)を操向回動するようにしてある歩行型フォー
クリフトにおいて、前記操縦ハンドル(5)を横軸中心
で上下回動可能にステアリング軸(6)に取付けて、略
鉛直姿勢の搭乗運転体勢(A)と後傾姿勢の歩行運転体
勢(B)とに姿勢変更できるように装設し、この操縦ハ
ンドル(5)に前記無段変速ミッション(M)の変速域
を変更設定する規制具(7)を連繋させ、操縦ハンドル
(5)を搭乗運転体勢(A)に移行すると規制具(7)
が高速変速域設定位置に、又、歩行運転体勢(B)に移
行すると規制具(7)が低速変速域設定位置に移動され
るようにしてあることを特徴とする。
(ホ)作用 本考案の歩行型フォークリフトにおいて、操縦ハンド
ル(5)を略鉛直姿勢の搭乗運転体勢(A)に起立させ
ると、それに連れて規制具(7)が高速変速域設定位置
に移動され、無段変速ミッションは高速変速域で変速さ
れる状態になる。故に、オペレータはステップ(4)に
搭乗し、略鉛直姿勢に起立する操縦ハンドル(5)を自
然な体勢で握って車体を高速運行することができる。
また、操縦ハンドル(A)を後傾する歩行運転体勢
(B)に回倒させた時には、それに連れて規制具(7)
が低速変速域設定位置に移動され、無段変速ミッション
は低速変速域で変速される状態となるのであり、したが
って、運転部の後方を歩行するオペレータは後傾姿勢の
操縦ハンドルを楽な体勢で握り、歩行追従に無理のない
低速状態で車体を走行させることができるのである。
(ヘ)実施例 つぎに、本考案の実施例について図面を参照して説明
する。
第1図は本考案が実施される歩行型フォークリフトの
全体側面図、第2図はその平面概略図、第3図は無段変
速ミッションの断面展開図、第4図と第5図は本考案の
要部構造とその作動態様を示す部分図である。
第1図及び第2図において、歩行型フォークリフト
は、車台の下方前部に配設する駆動車輪(2)(2)と
下方後部に配設する操向車輪(1)との接地転動によっ
て走行する自走車体(3)の前方部にリフト装置(L)
を装備するとともに、オペレータが搭乗できるステップ
(4)を備える運転部(O)を車台の後尾部に装設して
構成されている。
そして、車台(1)に搭載するエンジン(8)から無
段変速ミッション(M)を介して車軸に伝達される動力
で上記駆動車輪(2)(2)を強制駆動し、また、上記
リフト装置(L)の昇降部を、自走車体に配設する油圧
装置(9)で昇降及びチルト作動させ得るようになって
おり、それらの運転操作を前記運転部(O)において行
うものとなっている。
運転部(O)には操縦コラム(10)が固定立設される
とともに、その左右両サイド部分の車台上にはオペレー
タが立ち姿勢で搭乗するステップ(4)が設けられ、さ
らに、操縦コラム(10)内には上記操向車輪(1)を下
端に軸支するステアリング軸(6)が鉛直方向に設けら
れ、その上端に操縦ハンドル(5)が装設されている。
ステアリング軸(6)は、車台ないしそれに連設され
る部材に回動自在に軸受支持され、その上端部にステア
リング軸(6)と共に回動するハンドル取付体(11)が
連設されている。
操縦ハンドル(5)は、その下端部に固設する係止板
(12)を水平横軸(13)で取付体(11)に回動自在に枢
着して取付けられ、横軸(13)を中心にして上下方回動
することによって略鉛直姿勢の搭乗運転体勢(A)と、
後方に傾斜する歩行運転体勢(B)とに起立回倒できる
ようになっており、両体勢(A)(B)位置での保持
は、係止板(12)に開設した凹溝に係止ピン(14)を係
合させることによって行えるようになっている。なお、
係合ピン(14)は、取付体(11)側に設けられるロック
レバー(15)に設けられ、ロックレバー(15)の操作で
前記凹溝に係脱するものとなっている。
また、操縦ハンドル(5)は、第2図にみられるよう
に、平面視でT字状を呈するものとなっており、左側の
グリップ部(16)に対応させてクラッチレバー(17)と
アクセルレバー(18)などが設けられるとともに、右側
グリップ部(19)は回転可能に設けられ、この右側グリ
ップ部(19)を回転操作することによって前述無段変速
ミッション(M)を変速できるようになっている。
無段変速ミッション(M)は、駆動車輪(2)(2)
を嵌着した左右車軸(20)(20)を駆動する走行伝動系
を構成するもので、エンジン(8)の動力を入力軸(2
1)側に受動し、その動力を無段変速して出力軸(22)
側にアウトプットする摩擦無段変速機(23)と、摩擦無
段変速機(23)からの出力を正逆転切り替えして伝動す
るギヤ伝動部(24)と、ギヤ伝動部(24)からの動力を
受動して左右車軸(20)(20)に伝達するデフ機構(2
4)などから構成される。
摩擦無段変速機(23)は、俗にリングコーン無段変速
機と呼ばれているもので、入力軸と出力軸に設けられる
入力・出力円板の間に遊星コーンを配し、その遊星コー
ンの円錐面に変速リングを摩擦圧接させて構成され、変
速リングを変速シフタ(25)でもって適宜に動かすこと
により、出力軸側にアウトプットされる動力の回転数を
Oから設定最高速の間で無段階に変速することができる
ようになっているものである。
上記変速シフタ(25)は、変速軸(26)に嵌着固定さ
れ、変速軸の軸心方向の移動で動かされるようになって
おり、ケース(27)の壁部との間に介装される復帰バネ
(28)によって0出力位置に復帰附勢されている。
また、変速軸(26)の一端は、ケース(27)外に突出
させられ、その突出部にピン(29)が植設されて、該ピ
ン(29)に変速レバー(30)の先端部が接当係合されて
いる。
変速レバー(30)は、台座(31)に枢軸(32)で回動
自在に取付けて設けられ、その一方腕部には連動索(3
3)が結合され、その連動系(33)の他端は上述した右
側クリップ(19)に連繋接続されている。なお、変速レ
バー(30)と適宜の固定部材(34)との間には戻しバネ
(35)が介装されて、そのバネ作用で変速レバー(30)
を0出力位置に戻すように助勢させている。
変速レバー(30)には、その移動可能域つまり無段変
速ミッション(M)の変速域を変更設定するための規制
具(7)が関連配設される。
規制具(7)は、第4図と第5図にみられるように、
回動支点軸(36)を中心にして回動できるように設けら
れ、そのアーム先端が、前記変速レバー(30)の一方腕
部の移行経路に位置させられるとともに、他方アームに
は操作索(37)が結合されて、その操作索(37)の他端
が操縦ハンドル基部の作動アーム(38)に連繋接続され
ている。
これによって、操縦ハンドル(5)が歩行運転体勢
(B)位置に移行される時には、規制具(7)が低速変
速域設定位置に移動され、又、操縦ハンドル(5)が搭
乗運転体勢(A)に移行される時には、規制具(7)が
高速変速域設定位置に移動されるのである。
本考案の歩行型フォークリフトにあって、オペレータ
が運転部(O)の後方を歩行しながら運転する場合は、
操縦ハンドル(5)を歩行運転体勢(B)位置に後傾さ
せ、その操縦ハンドルのグリップ部を握って運転するの
であり、その際に、右側グリップ(19)を適宜に回転操
作すれば無段変速ミッション(M)が変速され、車体を
所望の走行速度で進行させることができるのであるが、
この場合には、歩行運転体勢(B)位置への操縦ハンド
ル(5)の移行に連れて操作索(37)により規制具
(7)が低速変速域設定位置に動かされているので、右
側グリップの回転操作による変速が、低速変速域の範囲
内で行われ、車体は走行運転に適合する走行装度で進行
することとなる。
ついで、オペレータが運転部のステップ(4)に乗っ
て運転する場合には、操縦ハンドル(5)を搭乗運転体
勢(A)位置に動かし、略鉛直姿勢となる操縦ハンドル
のグリップを握って運転するのであり、この時にも右側
グリップ(19)を適宜に回転操作することによって走行
速度を無段階に変速設定できるのであるが、この場合に
は搭乗運転体勢(A)位置への操縦ハンドルの移動で規
制具(7)が高速変速域設定位置に動かされているの
で、高速変速域での変速が可能になり、歩行運転の場合
に比べ早い速度で車体を走行させることができるのであ
る。
なお、上述したリフト装置(L)は、支柱の後背部に
固設するブラケットを、車台の前端上部に設けらた水平
横向きのチルト支点軸(39)に回動自在に枢着して装備
され、支柱と車台との間に介装するチルトシリンダ(4
0)の伸縮作動でもって車体前後方向に傾動できるよう
に設けられ、前記支柱に上下動自在に装された昇降枠
(41)を、昇降シリンダ(図示省略)やと滑車ワイヤー
(42)によって昇降し得るように構成されているのであ
る。
(ト)考案の効果 以上に説明したように、本考案における歩行型フォー
クリフトにあつては、操縦ハンドル(5)を搭乗運転体
勢(A)と歩行運転体勢(B)に姿勢変更できるように
して装設し、該操縦ハンドルに無段変速ミッション
(M)の変速域を変更設定する規制具(7)を連繋さ
せ、操縦ハンドル(5)が搭乗運転体勢に移行するとき
には規制具(7)が高速変速域設定位置に移動し、ま
た、操縦ハンドル(5)が歩行運転体勢に移行するとき
には規制具(7)が低速変速域設定位置に移動されるよ
うに構成してあるから、搭乗運転時、歩行運転時のいず
れにおいても操縦ハンドルをオペレータに好適な状態に
して楽に運転操作することができ、操縦ハンドルの姿勢
変更によって自動的に無段変速ミッションの変速域を変
更し、搭乗運転の場合には早い走行速度で、また、歩行
運転の場合には歩行追従に支障のない低速で車体を走行
させることができ好適な運行が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が実施される歩行型フォークリフトの全
体側面図、第2図はその平面概略図、第3図は無段変速
ミッションの断面展開図、第4図と第5図は本考案の要
部構造とその作動説明図である。 (1)……操向車輪、(2)……駆動車輪 (3)……自走車体、(4)……ステップ (5)……操縦ハンドル、(6)……ステアリング軸 (7)……規制具、(O)……運転部 (M)……無段変速ミッション

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向車輪(1)と、無段変速ミッション
    (M)により駆動される駆動車輪(2)とで支持される
    自走車体(3)の前方部にリフト装置(L)を、後部に
    オペレータが搭乗できるステップ(4)付の運転部
    (O)を配設し、運転部(O)に設置される操縦ハンド
    ル(5)で前記操向車輪(2)を操向回動するようにし
    てある歩行型フォークリフトにおいて、前記操縦ハンド
    ル(5)を横軸中心で上下回動可能にステアリング軸
    (6)に取付けて、略鉛直姿勢の搭乗運転体勢(A)と
    後傾姿勢の歩行運転体勢(B)とに姿勢変更できるよう
    に装設し、この操縦ハンドル(5)に前記無段変速ミッ
    ション(M)の変速域を変更する規制具(7)を連繋さ
    せ、操縦ハンドル(5)を搭乗運転体勢(A)に移行す
    ると規制具(7)が高速変速域設定位置に、また、歩行
    運転体勢(B)に移行すると規制具(7)が低速変速域
    設定位置に移動されるようにしてあることを特徴とする
    歩行型フォークリフト。
JP9838389U 1989-08-22 1989-08-22 歩行型フォークリフト Expired - Lifetime JPH089119Y2 (ja)

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JPH0336556U JPH0336556U (ja) 1991-04-09
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