JPH089065B2 - パネル部品のフランジ成形方法 - Google Patents

パネル部品のフランジ成形方法

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Publication number
JPH089065B2
JPH089065B2 JP21659087A JP21659087A JPH089065B2 JP H089065 B2 JPH089065 B2 JP H089065B2 JP 21659087 A JP21659087 A JP 21659087A JP 21659087 A JP21659087 A JP 21659087A JP H089065 B2 JPH089065 B2 JP H089065B2
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JP
Japan
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die
flange
pad
panel component
tongue
Prior art date
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JP21659087A
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English (en)
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JPS6462223A (en
Inventor
和夫 吉田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プレスによるパネル部品のフランジ成形方
法に関する。
従来の技術 例えば第3図に示すように取付穴Hが形成されたフラ
ンジ部F付きのパネル部品P(例えば、ステアリングコ
ラム取付ブラケットFを備えたダッシュアッパパネル
P)を成形するにあたっては第4図のような成形手順が
とられている。先ず同図(b)の絞り成形工程では、平
板状の素材Wからパネル部品Pが断面略くの字状に絞り
成形され、それに続く同図(c)のトリム・ピアス工程
ではパネル部品Pの周縁部の非製品部Sがトリミングさ
れて除去され、パネル部品Pの端部には第3図に示すフ
ランジ部Fを展開した形状の舌片部Qが一体い形成さ
れ、同時に取付穴Hがピアス加工される。そして、同図
(d)の最後のフランジ成形工程では舌片部Qが所定形
状に折曲されてフランジ部Fとなる。
第5図は上記フランジ成形用のプレス型の構造を示し
たもので、1は下ホルダ、2は下ホルダ1上に弾性体3
を介して上下動可能に弾性支持されたポンチ、4はセク
ショナルダイで、これら三者により下型5を構成してい
る。また6は上ホルダ、7は上ホルダ6に対して弾性体
8を介して弾性支持されて上ホルダ6とともに上型9を
構成しているパッドである。
そして、前工程のトリム・ピアス工程を経たパネル部
品Pをポンチ2上にセットして上型9を下降させると、
先ずポンチ2とパッド7とでパネル部品Pを加圧挾持す
る。その後、なおもパッド7が下降するとパッド7とセ
クショナルダイ4との協働により舌片部Qが徐々に折曲
形成され、最終的に第3図に示す形状のフランジ部Fが
成形されることになる。
発明が解決しようとする問題点 上記のような従来のフランジ成形方法においては、ポ
ンチ2とパッド7とでパネル部品Pを加圧挾持した時点
では、フランジ部Fとなるべき舌片部Qが何ら拘束され
ておらず全くフリーな状態となっている。その上、最終
的に必要とされるフランジ部Fの形状が第3図のように
きわめて複雑で、しかも取付穴Hが形成されていること
から、上記のように舌片部Qが何ら拘束されていない状
態でパッド7とセクショナルダイ4の協働によりフラン
ジ部Fの成形に移行すると、フランジ部Fとなるべき舌
片部Qの挙動が安定せずフランジ部Fおよび取付穴Hの
位置がばらつくことになる。
本発明は、フランジ部となる舌片部のうち根元に近い
部分を予め拘束することで上記のような成形不良を防止
しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明のフランジ成形方法においては、予備成形され
たパネル部品の端部に一体に延設形成されるとともに穴
部が形成された舌片部を所定形状に折曲してフランジ部
を成形する方法であって、前記舌片部を除くパネル部品
をプレス型のポンチとパッドとで加圧拘束し、その後パ
ッドとセクショナルダイとの協働により舌片部を折曲成
形する前に、上記パッドとフローティングダイとで舌片
部のうち根元に近い部分を加圧拘束し、この加圧拘束状
態のもとで上記の折曲成形を行うようにしたものであ
る。
作用 上記のように舌片部の根元に近い部分を予め加圧拘束
することにより、フランジ部Fとなるべき舌片部Qその
ものの動きが規制されることから、フランジ部Fおよび
取付穴Hの成形による位置精度が安定する。
実施例 第1図および第2図(A),(B),(C)は本発明
の一実施例を示す図で、第5図と同様に第3図のフラン
ジ部Fを成形する場合について例示している。
第1図において、セクショナルダイ4の内側のポンチ
2に近い部分にフローティングダイ10が配設されている
点で従来の型構造と異なっている。フローティングダイ
10はウレタン等の弾性体11により下ホルダ1に対し上下
動可能に弾性支持されており、弾性体11の自由長状態で
は第2図(A)に示すようにフローティングダイ10の先
端がセクショナルダイ4とほぼ同一高さとなるように設
定されている。
第2図(a)は上型9が上昇した状態を示しており、
前工程で予備成形されたパネル部品Pをポンチ2上に位
置決めしたのち、同図(B)に示すように上型9を下降
させる。これによりポンチ2とパッド7とでパネル部品
Pを加圧挾持する。この時、フランジ部Fとなるべき舌
片部Qは今だ拘束されていない。
そして、なおも上型9が下降すると、同図(C)に示
すようにフローティングダイ10が舌片部Qのうち根元に
近い部分をパッド7に押し付けるようになり、実質的に
舌片部Qのうち根元に近い部分をパッド7とフローティ
ングダイ10とで加圧拘束する。
こののち、上型9がさらに下降すると、それに併せて
フローティングダイ10も徐々に押し下げられ、第1図に
示すように最終的にはパッド7とセクショナルダイ4お
よびフローティングダイ10の三者の協働により舌片部Q
が所定形状に折曲されて第3図に示すフランジ部Fが成
形される。
つまり、舌片部Qのうち根元に近い部分を予めフロー
ティングダイ10で拘束することにより、成形の進行に伴
う舌片部Qの不安定な動きが規制されることから、最終
的に必要とされるフランジ部Fの位置のばらつきを招く
ことがない。
発明の効果 以上のように本発明のフランジ成形方法においては、
最終的にはフランジ部となる舌片部のうち根元に近い部
分を予めフローティングダイで拘束して折曲成形するよ
うにしたため、成形過程での舌片部の不安定な動きが規
制され、それによってフランジ部および取付穴の位置の
ばらつきをなくして成形品質を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すプレス型の断面図、第
2図(A),(B),(C)は第1図のプレス型の作動
説明図、第3図はパネル部品の一例を示す要部斜視図、
第4図は従来のパネル部品の成形法の工程説明図、第5
図は同じく従来のフランジ成形法を説明するためのプレ
ス型の断面図である。 1…下ホルダ、2…ポンチ、3…弾性体、4…セクショ
ナルダイ、5…下型、6…上ホルダ、7…パッド、9…
上型、10…フローティングダイ、11…弾性体、P…パネ
ル部品、F…フランジ部、Q…舌片部、H…取付穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備成形されたパネル部品の端部に一体に
    延設形成されるとともに穴部が形成された舌片部を所定
    形状に折曲してフランジ部を形成する方法であって、前
    記舌片部を除くパネル部品をプレス型のポンチとパッド
    とで加圧拘束し、その後パッドとセクショナルダイとの
    協働により舌片部を折曲成形する前に、上記パッドとフ
    ローティングダイとで舌片部のうち根元に近い部分を加
    圧拘束し、この加圧拘束状態のもとで上記の折曲成形を
    行なうことを特徴とするパネル部品のフランジ成形方
    法。
JP21659087A 1987-08-31 1987-08-31 パネル部品のフランジ成形方法 Expired - Lifetime JPH089065B2 (ja)

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FR3073433A1 (fr) * 2017-11-14 2019-05-17 Psa Automobiles Sa Outil et procede de formation d’une patte relevee sur une piece en tole.
CN109013909A (zh) * 2018-09-19 2018-12-18 上海晨昌精密模具有限公司 一种回型件空压折弯成型类级进模

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