JPH0222091Y2 - - Google Patents

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JPH0222091Y2
JPH0222091Y2 JP4729085U JP4729085U JPH0222091Y2 JP H0222091 Y2 JPH0222091 Y2 JP H0222091Y2 JP 4729085 U JP4729085 U JP 4729085U JP 4729085 U JP4729085 U JP 4729085U JP H0222091 Y2 JPH0222091 Y2 JP H0222091Y2
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cam
slide
press work
press
shoe
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JP4729085U
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JPS61162330U (ja
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は自動車のフロントピラー等に用いられ
るプレスワークの所定部位に、アンテナ取付穴又
はモール取付穴等を加工処理するための穴明け加
工装置に関するものである。
従来の技術 従来より、自動車のフロントピラー等は、第8
図に示した如きプレスワーク1にベンデイング部
1a,1bが設けてあり、剛性を保ちながら運転
者の視界を広げるような構成となつている外、該
プレスワーク1の所定部位にアンテナ取付穴2又
はモール取付穴3,3を設けて、夫々アンテナ及
びモール材を固定するようになつている。プレス
ワーク1は予じめ成形型によつてインバース加工
してあつて、このようなプレスワーク1上に穿設
する前記アンテナ取付穴2とモール取付穴3は、
開口方向が異なつているため、1工程で同時に穴
明け加工が行えないので、2工程に分けて加工処
理を行うのが通常である。即ち第9図に示した如
く、カムピアス4を用いてモール取付穴を穿設し
た後、第10図に示した如くプレスワーク1の傾
度を変更して、ピアス5によりアンテナ取付穴を
穿設する。上記の工程を採用する理由は、プレス
ワーク1自体が前記したインバース加工、即ち、
第9図の垂線Aの右側に位置する部位の形状1a
で示した如く、内方へ曲折させた形状となつてい
るので、同時加工を施すための金型内にプレスワ
ークをセツトし、且つ脱出させることが困難であ
るという根拠に基づいている。
考案が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来のプレスワークの
穴明け加工装置は、プレスワーク1の傾度を変更
しつつプレス打抜作業を行わなければならないの
で、作業が繁雑であり、作業能率が低下する欠点
がある。又プレスワーク1のバランスが悪化して
作業性が低下する他、上記穴明け工程をトランス
フアプレス工程内に組み込んで作業の自動化をは
かることが困難であるという欠点をも有してい
る。
そこで本考案は上記した従来のプレスワークの
穴明け加工装置が有している欠点を除去して、作
業性が良好でしかもトランスフアプレスシステム
に組込み可能なインバース製品の穴明け加工装置
を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成するために、相対的
に近接、離反する上型シユー及び下型シユーと、
該下型シユーに固定され、同一の傾斜角度を持つ
第1及び第2の斜面を形成したカムベースと、該
カムベースの第1の斜面に沿つて、斜め上下方向
にスライド移動可能なカムスライドロワー及び該
カムスライドロワーに固定されて穴明け加工すべ
きプレスワークを載置する下型ダイと、前記上型
シユーの下面を水平方向にスライド移動自在で、
且つ上型シユーの下降に伴つて、前記カムベース
の第2の斜面に沿つて斜め上下方向にスライド移
動自在なカムスライドアツパと、該カムスライド
アツパの下側に固定され、且つ前記下型ダイに載
置したプレスワークと対峙するように斜設したポ
ンチと、前記上型シユーの上下動をカムスライド
ロワーに伝えて、該カムスライドロワーを斜め上
下方向にスライド移動させるカム機構と、穴明け
加工時にプレスワークを押圧するパツドとを具備
して成るプレスワークの穴明け加工装置を提供す
るものである。
作 用 上記構成としたことによつて、上型シユーを下
降させた際にカムスライドアツパ及びこのカムス
ライドアツパの下側に斜設したポンチが、カムベ
ースに形成した第2の斜面に沿つて斜め下方に降
下すると同時にカム機構を介して上型シユーの動
きがカムスライドロワーに伝えられ、このカムス
ライドロワーがカムベースに形成した第1の斜面
に沿つて斜め上方に上昇する。このカムスライド
ロワーに固定した下型ダイ上に予じめインバース
形状に成形加工したプレスワークを載置しておく
ことによつて、ポンチによる打抜加工が行われプ
レスワークの所定部位に穴明け作業を施すことが
できる。即ち下型ダイ及びポンチが、相互に斜め
方向に作動することが本装置の特徴となつてお
り、それに伴つてプレスワークのセツト及び取外
し作業が容易であるという作用をもたらすもので
ある。
実施例 以下図面に基づいて本考案に係るプレスワーク
の穴明け加工装置の構成及び作用を説明する。第
1図は装置の要部を示しており、図中11は上型
シユーであつて図外のプレス本体に固定されて上
下動する。この上型シユー11の下面に沿つて水
平方向にスライド移動自在なカムスライドアツパ
12を設ける。一方13は下型シユーであつて、
この下型シユーの上面にカムベース14を固定す
る。カムベース14には夫々スライドプレート1
5,16によつて形成した第1の斜面15aと第
2の斜面16aとを設けてある。17は第1の斜
面15aに沿つて斜め上下方向にスライド移動可
能なカムスライドロワーであつて、該カムスライ
ドロワー17上に下型ダイ18を固定してある。
19は下型ダイ18に載置した被加工物たるプレ
スワークを示す。前記カムスライドアツパ12の
下側には、下型ダイ18に載置したプレスワーク
19と対峙するポンチ20を斜設してある。21
はワーク押え用パツト、22は該パツト21に押
え力を付与するスプリングである。カムスライド
アツパ12は前記した如く上型シユー11の下面
に沿つて水平方向にスライド自在であるととも
に、上型シユー11の下降時にはカムベース14
上に形成した第2の斜面16aに沿つて斜め下方
へスライド移動する。一方上型シユー11の他端
にはカムドライバー23が固着してあり、このカ
ムドライバー23の下端にカム片24が固着され
ている。25は下型シユー13に固着したカムベ
ースであり、このカムベース25上に固着したス
ライドプレート25a上をカム26が左右方向へ
移動自在に取り付けてあつて、該カム26の上方
に位置する斜面部26aに、カムスライドロワー
17と固定したスライドプレート17aが摺動可
能に接しており、カム26の水平移動をカムスラ
イドロワー17の斜め方向の移動へ変換するよう
にしてある。31はパツト、32はパツト31に
押え力を付与するスプリングである。
第2図はカム26とカムベース25の摺接状態
を示しており、カムベース25に固定したプレー
ト27,27及びカムベース25とカム26間に
あつて、カム26側に固定されたカムサイドプレ
ート29,29とから成つている。上記プレート
27及びカムサイドプレート29をガイドとして
カム26がカムベース25上摺動する。尚上記の
摺動構造は第1図に示す上型シユー11とカムス
ライドアツパ12との摺接部分、及びカムベース
14とカムスライドロワー17、カムスライドア
ツパ12間の摺接部分も略同一の構成となつてい
る。更に第3図に示した如く、カム26から突出
するバー28はカムベース25を介して挿入した
スプリング29の作用によつて引張り力を受けて
いる。従つてカム26は常時、図示の左方向へ移
動する力が付勢されている。33はカムスライド
ロワー17の戻し用スプリングである。
以下に本考案装置の作用を動作順に説明する。
第4図はプレス開始前で、且つプレスワーク19
を下型ダイ18上にセツトした状態を示してい
る。カムスライドアツパ12、パツト31及びカ
ムドライバー23は何れも上方にあり、カム26
は左方に位置してカムスライドロワー17は最も
下方にある。尚プレスワーク19は完全に下型ダ
イ18にセツトされておらず、一部分が抜けてい
る状態を呈している。次に上型シユー11が下降
動作を開始すると、第5図に示した如くカムスラ
イドアツパ12の斜面部12aがカムベース14
に固定したスライドプレート16上の第2の斜面
16aに当接し、且つ該第2の斜面16aに沿つ
て斜め下方へ摺動移動を開始する。更にカムドラ
イバー23が下降することによつてカム片24が
カム26の左端に接して、カム26を右方へ摺動
移動させる。カム26の動きはスライドプレート
17aを介してカムスライドロワー17に伝えら
れ、該カムスライドロワー17をカムベース14
に固定したスライドプレート15上の第1の斜面
15aに沿つて斜め上方に移動させる。このこと
により下型ダイ18がプレスワーク19にセツト
されることになる。この状態が更に進行すると、
第6図に示した如くワーク押え用パツト21及び
パツト31がプレスワーク19を圧接した状態と
なり、下型ダイ18が完全に上昇した位置に達す
る。そして第7図に示した如くポンチ20の先端
がプレスワーク19に当たつて下型ダイ18との
動作によつてプレスワーク19の穴明け作業を完
了する。上記した如く作業完了後は、上型シユー
11を上方へ戻すことによつて以上の動作と逆の
動作をもたらして、第4図に示した状態に戻るの
で、プレスワーク19の取外し及び未加工のプレ
スワークのセツト作業を行い、再び同様な手段に
よつて穴明け加工処理を継続することができる。
上記した穴明け作業はプレスワーク19に対し
て、アンテナ取付穴又はモール取付穴の何れかを
穿設する場合に関しての説明であるが、下型ダイ
18の形状の変更及びポンチ20の取替交換によ
つて、プレスワーク19の形状変化に対応するこ
とができて、穿設位置の選択及び穿設形状の変更
に応ずることができる。更にこのような穴明け加
工装置を連続的に装備しておけば、複雑な形状を
持つプレスワークに対して、夫々異つた方向に開
口する穴を順次穿設することができて、穴明け加
工処理を自動的に行えるものである。
考案の効果 以上詳細に本考案に係るプレスワークの穴明け
加工装置の構成及び作用を説明したが、本考案装
置を用いることによつて以下に記す作用効果をも
たらすことができる。即ち基本的な構成として、
プレスワーク19に対する穴明け加工が、斜め方
向に移動するポンチ及び下型ダイの作用に基づい
て行われるのでプレスワークが自動車用フロント
ピラーの如く、予じめ成形型によつてインバース
形状に成形加工された部材であつても、プレスワ
ーク自体を傾斜させずに斜め方向からの穴明け加
工を行うことができる。更に下型ダイ自体が傾斜
し、かつ移動するので、プレスワークのセツト及
び取り外し作業が容易となつて作業の自動化をは
かることができる。従つて上記穴明け工程をトラ
ンスフアプレスシステム内に組込むことが可能と
なり、製作時の量産化及びコストダウンをはかり
得るものである。
尚、本考案で開示したプレス装置は、実施例で
示したプレスワーク形状のみに使用するものでは
なく、その他の種々の形状を有するプレスワーク
にも応用可能であることを付記する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る穴明け加工装置の要部構
造を示す断面図、第2図は第1図の−線に沿
う断面図、第3図は同じく第1図の要部断面図、
第4図、第5図、第6図、第7図は本考案装置の
動作状態を工程順に説明する断面図、第8図はプ
レスワークの形状例を示す斜視図、第9図、第1
0図は従来の加工手段の一例を示す概要図であ
る。 11……上型シユー、12……カムスライドア
ツパ、13……下型シユー、14……カムベー
ス、15,16……スライドプレート、15a…
…第1の斜面、16a……第2の斜面、17……
カムスライドロワー、18……下型ダイ、19…
…プレスワーク、20……ポンチ、21,31…
…パツト、23……カムドライバー、24……カ
ム片、25……カムベース、26……カム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相対的に近接、離反する上型シユー及び下型シ
    ユーと、該下型シユーに固定され、同一の傾斜角
    度を持つ第1及び第2の斜面を形成したカムベー
    スと、該カムベースの第1の斜面に沿つて斜め上
    下方向にスライド移動可能なカムスライドロワー
    及び該カムスライドロワーに固定されて、穴明け
    加工すべきプレスワークを載置する下型ダイと、
    前記上型シユーの下面を水平方向にスライド移動
    自在で、且つ上型シユーの下降に伴つて、前記カ
    ムベースの第2の斜面に沿つて斜め上下方向にス
    ライド移動自在なカムスライドアツパと、該カム
    スライドアツパの下側に固定され、且つ前記下型
    ダイに載置したプレスワークと対峙するように斜
    設したポンチと、前記上型シユーの上下動をカム
    スライドロワーに伝えて、該カムスライドロワー
    を斜め上下方向にスライド移動させるカム機構
    と、穴明け加工時にプレスワークを押圧するパツ
    トとを具備して成ることを特徴とするプレスワー
    クの穴明け加工装置。
JP4729085U 1985-03-29 1985-03-29 Expired JPH0222091Y2 (ja)

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JP4729085U JPH0222091Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JP4729085U JPH0222091Y2 (ja) 1985-03-29 1985-03-29

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JPS61162330U JPS61162330U (ja) 1986-10-08
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