JPH089048Y2 - 容器高さおよび収容物はみ出し検出装置 - Google Patents

容器高さおよび収容物はみ出し検出装置

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JPH089048Y2
JPH089048Y2 JP11556689U JP11556689U JPH089048Y2 JP H089048 Y2 JPH089048 Y2 JP H089048Y2 JP 11556689 U JP11556689 U JP 11556689U JP 11556689 U JP11556689 U JP 11556689U JP H089048 Y2 JPH089048 Y2 JP H089048Y2
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JP11556689U
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Inventor
雅夫 小西
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は例えば自動倉庫における入出庫装置などに
用いられ、搬送路に沿って搬送される容器の高さおよび
その容器上面からの収容物のはみ出しを検出するための
容器高さおよび収容物はみ出し検出装置に関する。
(従来の技術) 従来、自動倉庫において、複数種類の高さのコンテナ
を扱うものが知られている。この場合、第5図に示すよ
うに、コンテナの高さの情報を含んだバーコード1をコ
ンテナ2の側壁に貼り付け、自動倉庫の入出庫装置に設
けたバーコードリーダーでバーコード1を読み取ること
によりコンテナ2の高さを自動的に検出し、そのコンテ
ナ2の高さに応じた自動倉庫の棚にコンテナ2を収容す
るようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の方法では、自動倉庫で扱う
すべてのコンテナ2にバーコード1を付さなければなら
ず面倒である。また、各コンテナ2の高さは識別できる
ものの、コンテナ2の収容物がコンテナ2の上面よりは
み出しているか否かは検出できず、もしはみ出しておれ
ば、そのはみ出した収容物が自動倉庫の機構と干渉して
損傷を招くという問題点があった。
この考案は上記問題点を解決するためになされたもの
で、容器にバーコードなどを付することなく、搬送路に
沿って搬送される容器の高さを検出できるとともに、容
器上面からの収容物のはみ出しをも検出することができ
る容器高さおよび収容物はみ出し検出装置を得ることを
目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案に係る容器高さおよび収容物はみ出し検出装
置は、搬送路近傍において容器の高さ方向に配列され容
器が横切って通過するのをそれぞれ検知する複数のセン
サと、容器の前端側壁の通過時における複数のセンサの
検知出力から容器の高さを検出するとともに、容器の前
端側壁よりも後の位置の通過時における複数のセンサの
検知出力から収容物のはみ出しを検出する検出手段とを
備えて構成されている。
(作用) この考案における検出手段は、搬送路に沿って搬送さ
れる容器の前端側壁の通過時(すなわち収容物のはみ出
しがないと予想されるタイミング)における複数のセン
サの検知出力から容器の高さを検出し、一方、容器の前
端側壁よりも後の位置の通過時(すなわち収容物のはみ
出しがあるかも知れないと予想されるタイミング)にお
ける複数のセンサの検知出力から収容物のはみ出しを検
出する。
(実施例) 第1図はこの考案による容器高さおよび収容物はみ出
し検出装置の適用対象の一例としての自動倉庫を示す構
成図である。図において、搬送路3は左右1対のレール
3a,3a上にキャリヤー4を走行自在に載架し、この搬送
路3の一方の沿路には複数の自動倉庫5a〜5cが並列に配
置されている。自動倉庫5a〜5cはそれぞれ高さの異なる
コンテナ2a〜2c(第2図参照)を収容する。また、搬送
路3の他方の沿路の2個所にはその搬送方向が搬送路3
の搬送方向と平行になるように2つのローラーコンベア
6a,6bが配置されている。この2つのローラーコンベア6
a,6bに挟まれる中間位置には昇降ローラーコンベア7を
昇降駆動する昇降装置8が配置されるとともに、ローラ
ーコンベア6a,6bの各一端部にはコンテナ入出庫ステー
ション9が形成されている。そして、各ローラーコンベ
ア6a,6bの中ほどにこの考案による容器高さおよび収容
物はみ出し検出装置を構成するセンサゲート10が設けら
れている。
一方、自動倉庫5a〜5cの各々は、搬送路3に直交する
向きに配置された左右1対の収納エリア11,12を有し、
各収納エリア11,12はそれぞれコンテナの保管場所とし
ての棚13を縦横にマトリクス状に配列して構成されてい
る。左右の収納エリア11,12は棚13の開放側が互いに向
き合うように配置され、これら左右の収納エリア11,12
で挟まれる中間の領域にはレール14が設けられ、このレ
ール14に沿ってコラム15が走行自在となるように垂設さ
れている。また、コラム15には、このコラム15に沿って
昇降自在となるようにピッカー16が設けられている。こ
のピッカー16は収納エリア11,12の棚13に対しコンテナ
2を出し入れする機能を持つ。各自動倉庫5a〜5cの一方
の収納エリア11と搬送路3との間には、ピッカー16とキ
ャリヤー4との間でコンテナ2を受け渡しするためのロ
ーラーコンベア17が設けられている。
コンテナ2の入庫動作において、昇降コンベア7によ
り運ばれてきたコンテナ2はローラーコンベア6a(ある
いは6b)によりセンサゲート10を通ってコンテナ入出庫
ステーション9まで運ばれ、そこでキャリヤー4のロー
ラーコンベア4a上に移載されて所望の自動倉庫5a〜5cの
ローラーコンベア17の位置まで運ばれる。なお、センサ
ゲート10通過時に、後に詳述するようにしてコンテナ2
の高さの検出、および収容物のはみ出し検出が自動的に
行われ、行先の自動倉庫5a〜5cがそのコンテナ2の高さ
に対応したものかどうか、および収容物のはみ出しがな
いかどうかが検出される。行先不良あるいははみ出し不
良が検出されたときは、例えばオペレータに対するエラ
ーの合図とともに動作が停止される。
キャリヤー4のローラーコンベア4a上のコンテナ2は
ローラーコンベア17により所望の自動倉庫5a〜5c内に取
り込まれ、ピッカー16により指定の棚13に収納される。
コンテナ2の出庫動作はこの逆である。
第2図はセンサゲート10をローラーコンベア6a(6b)
の搬送方向から見た構成図である。図示のように4対の
投光器・受光器(18a,18b),(19a,19b),(20a,20
b),(21a,21b)から成る4つの光センサがその光軸を
ローラーコンベア6a(6b)の搬送面に平行にして異なる
高さ位置に配列されている。投光器18a,受光器18bから
成る光センサは最高高さのコンテナ2aの上面通過位置よ
りも若干高い位置に設けられ、投光器19a,受光器19bか
ら成る光センサは中間高さのコンテナ2bの上面通過位置
よりも若干高い位置に設けられ、投光器20a,受光器20b
から成る光センサは最低高さのコンテナ2cの上面通過位
置よりも若干高い位置に設けられ、また投光器21a,受光
器21bから成る光センサは最低高さのコンテナ2cの上面
通過位置よりも若干低い位置に設けられている。
第3図はセンサゲート10の動作を説明するための図で
あり、ローラーコンベア6a(6b)の搬送方向に対し横方
向から見た状態を表している。センサゲート10の検知信
号は検出部22に取り込まれ、検出部22はセンサゲート10
を通過するコンテナ2の高さおよびそのコンテナ2から
の収容物のはみ出しの有無を検出する。検出部22は例え
ば第1図の自動倉庫の全体を制御するコンピュータの中
で実現されてもよく、第4図はその場合の動作を示すフ
ローチャートである。以下、第3図に示すように、最低
高さのコンテナ2cの収容物23にはみ出しが有った場合を
想定して、第4図のフローチャートを参照しつつセンサ
ゲート10の動作を説明する。
まずステップS1で投光器21a,受光器21bより成る光セ
ンサがオンになるのを待機する。いずれかのコンテナ2
(2a,2bあるいは2c)が投光器21a,受光器21bより成る光
センサを横切って通過し始めるとその光センサの検知信
号は第3図(D)のタイミングt1に示すようにオンに立
ち上がる。これにより処理はステップS2,S3に進み、投
光器20a,受光器20bより成る光センサあるいは投光器19
a,受光器19bより成る光センサがオンしているかどうか
が判定される。ステップS2で投光器20a,受光器20bより
成る光センサがオフと判定されたときは、ステップS4に
おいて、通過中のコンテナ2は最低高さのコンテナ2cで
あると認定される。ステップS2で投光器20a,受光器20b
より成る光センサがオンと判定され、かつステップS3で
投光器19a,受光器19bより成る光センサがオフと判定さ
れたときは、ステップS5において、通過中のコンテナ2
は中間高さのコンテナ2bであると認定される。またステ
ップS2で投光器20a,受光器20bより成る光センサがオン
と判定され、かつステップS3で投光器19a,受光器19bよ
り成る光センサもオンと判定されたときは、ステップS6
において、通過中のコンテナ2は最高高さのコンテナ2a
であると認定される。今の場合、第3図(B),
(C),(D)に示すように投光器21a,受光器21bより
成る光センサのみオンであるので、ステップS2からステ
ップS4へと進み、最低高さのコンテナ2cであることが検
出される。以上の検出動作は、コンテナ2の前端側壁の
通過時間t1〜t2における各光センサの検知信号に基づい
て行われる。この通過時間t1〜t2の長さはローラーコン
ベア6a(6b)の搬送速度(一定)に応じた一定時間とし
て予め設定される。
時間t1〜t2の経過後、すなわちコンテナ2の前端側壁
よりも後の位置がセンサゲート10を通過し始めると、処
理はステップS7〜S9へ進む。ステップS7では投光器20a,
受光器20bより成る光センサがオンするかどうかを監視
し、ステップS8では投光器19a,受光器19bより成る光セ
ンサがオンするかどうかを監視し、またステップS9では
投光器18a,受光器18bより成る光センサがオンするかど
うかを監視する。以上の監視は投光器21a,受光器21bよ
り成る光センサがオフする第3図(D)のタイミングt5
まで、すなわちコンテナ2がセンサゲート10を通過し終
るまで継続される。そして、この間に一度も光センサの
オンが無ければ、ステップS10で収容物のはみ出し無し
と認定され、一方、一度でも光センサのオンが有ればス
テップS11で収容物のはみ出し有りと認定される。今の
場合、第3図(C)に示すようにタイミングt3〜t4の間
に投光器20a,受光器20bより成る光センサが収容物23の
横切りによりオンしているので、ステップS4からステッ
プS7を経てステップS11へと進み、収容物のはみ出し有
りと認定される。このようにして収容物のはみ出しが検
出される。
また、使用するセンサは投受光式の光センサに限ら
ず、コンテナ2や収容物23が横切って通過するのを検知
できるセンサであればどの様なものであってもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、搬送路近傍
において容器の高さ方向に配列され容器が横切って通過
するのをそれぞれ検知する複数のセンサと、容器の前端
側壁の通過時における複数のセンサの検知出力から容器
の高さを検出するとともに、容器の前端側壁よりも後の
位置の通過時における複数のセンサの検知出力から収容
物のはみ出しを検出する検出手段とを設けたので、容器
にバーコードなどを付することなく、搬送路に沿って搬
送される容器の高さを検出できるとともに、容器上面か
らの収容物のはみ出しをも検出することができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に適用される自動倉庫の構成を示す
図、第2図はこの考案の一実施例におけるセンサゲート
を示す図、第3図はセンサゲートの動作を説明するため
の図、第4図はセンサゲートの動作を示すフローチャー
ト、第5図はコンテナを示す斜視図である。 2a,2b,2c…コンテナ 6a,6b…ローラーコンベア 10…センサゲート 18a,19a,20a,21a…投光器 18b,19b,20b,21b…受光器 22…検出部 23…収容物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の搬送路に沿って搬送される容器の高
    さおよびその容器上面からの収容物のはみ出しを検出す
    るための装置であって、 前記搬送路近傍において前記容器の高さ方向に配列さ
    れ、前記容器が横切って通過するのをそれぞれ検知する
    複数のセンサと、 前記容器の前端側壁の通過時における前記複数のセンサ
    の検知出力から前記容器の高さを検出するとともに、前
    記容器の前端側壁よりも後の位置の通過時における前記
    複数のセンサの検知出力から前記収容物のはみ出しを検
    出する検出手段とを備える、容器高さおよび収容物はみ
    出し検出装置。
JP11556689U 1989-09-29 1989-09-29 容器高さおよび収容物はみ出し検出装置 Expired - Lifetime JPH089048Y2 (ja)

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JP5857638B2 (ja) * 2011-11-07 2016-02-10 株式会社ダイフク 物品投入設備および物品投入設備における集品容器からの物品のはみ出し検出方法
WO2018027045A1 (en) * 2016-08-04 2018-02-08 Opex Corporation Automated storage and retrieval system with detector for detecting items extending beyond dimensional threshold
JP7487724B2 (ja) * 2021-11-19 2024-05-21 株式会社ダイフク 搬送装置

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