JPH088865A - 音声データ処理装置 - Google Patents

音声データ処理装置

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Publication number
JPH088865A
JPH088865A JP16597094A JP16597094A JPH088865A JP H088865 A JPH088865 A JP H088865A JP 16597094 A JP16597094 A JP 16597094A JP 16597094 A JP16597094 A JP 16597094A JP H088865 A JPH088865 A JP H088865A
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data
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audio
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JP16597094A
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Ryuzo Nagai
龍三 永井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、音声データ処理装置において、音声
処理に必要なメモリを削減して全体の構成を簡易にし得
るようにする。 【構成】音声データS8をピツチコレクシヨン処理手段
6Aの処理方法に従つて記憶手段12に2重に記憶する
と共に、同一の音声データS8をレートコンバート処理
手段7Aの処理方法に従つて記憶手段12にバス幅を広
げるように記憶するようにした。これにより互いに異な
る2つの処理方法に同一系統の記憶手段12で同時に対
応できる。従つて記憶手段の使用数が従来に比して実際
上半分で済み、全体の構成を簡易にし得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図8) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図2及び図3) 作用(図2及び図3) 実施例(図1〜図7) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は音声データ処理装置に関
し、例えばビデオテープに記録した放送プログラムの画
像情報及び音声情報を全体の放送時間に合わせて可変速
再生して送出する放送用プログラムプレー装置に適用し
得る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の放送用プログラムプレー
装置は、例えば、1時間00分00秒のテレビジヨンプログ
ラムいわゆる完全パツケージから読み出した画像及び音
声情報の一連のブロツクの再生速度を可変することによ
つて、完全パツケージの再生時間を放送時間に合わせて
57分00秒に短縮したり、1時間3分00秒に延長する。
【0004】すなわち図8に示すように、放送用プログ
ラムプレー装置1は、回転数を可変した回転ドラム2上
の再生ヘツドでビデオテープ3に記録された画像及び音
声データS1を読み出す。
【0005】画像及び音声データS1は、ECC(符号
訂正回路)4に入力される。ECC4は、画像及び音声
データS1よりパラレルの画像データS2を得て、これ
をフレームシンクロナイザ5に出力する。フレームシン
クロナイザ5は画像のコマを落としたり追加して、画像
データS2の再生周波数と外部の周波数とを合わせ込だ
画像データS3を出力する。またECC4は、画像及び
音声データS1よりシリアルの音声データS4を得て、
これをピツチコレクシヨンブロツク6及びレートコンバ
ートブロツク7に出力する。
【0006】ピツチコレクシヨンブロツク6は音声デー
タS4をメモリ8に書き込み及び読み出して処理したパ
ラレルの音声データS5を出力切換回路9に出力する。
レートコンバートブロツク7は音声データS4をメモリ
10に書き込み及び読み出して処理したパラレルの音声
データS6を出力切替回路9に出力する。出力切換回路
9は、音声データS5又はS6を切り換えてシリアルの
音声データS7として出力する。
【0007】因みに、音声はチヤンネル1及び2のペア
とチヤンネル3及び4のペアとでステレオ記録されてい
る。このため音声データS4はチヤンネル1〜チヤンネ
ル4のデータでなる。チヤンネル1〜チヤンネル4のデ
ータは、それぞれ20ビツト幅の音声データと4ビツト幅
のミユートフラグやパリテイ等のデータとでなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のピツ
チコレクシヨンブロツク6及びレートコンバートブロツ
ク7は音声データS4を互いに異なる処理方法で処理し
ている。またそれぞれの音声データS4の処理方法には
共通性がない。このため音声処理に必要なメモリ8及び
10は独立した2系統のものが必要であつた。
【0009】従つてそれぞれのメモリ8及び10にアド
レスラインが必要となり、ピン数が増加する等によつて
放送用プログラムプレー装置1の構成が大型化、複雑化
するという問題があつた。
【0010】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、音声処理に必要なメモリを削減して全体の構成を簡
易にし得る音声データ処理装置を提案しようとするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、音声記憶媒体3を再生して得た音
声データS8を記憶する記憶手段12と、記憶手段12
より音声データS8を与えられ、音声記憶媒体3を基準
速度と異なる速度で再生したとき、当該音声データS8
の所定サンプル区間30の所定音声データを単位として
ジヤンプした又はリピートした音声データS5を基準速
度に対応する所定のサンプリング周波数で送出するピツ
チコレクシヨン処理手段6Aと、記憶手段12より音声
データS8を与えられ、音声記憶媒体3を基準速度と異
なる速度で再生したとき、当該音声データS8から所定
のサンプリング周波数を有する音声データS6に変換し
て出力するレートコンバート処理手段7Aとを設ける。
【0012】
【作用】音声データS8をピツチコレクシヨン処理手段
6Aの処理方法に従つて記憶手段12に2重に記憶する
と共に、同一の音声データS8をレートコンバート処理
手段7Aの処理方法に従つて記憶手段12にバス幅を広
げるように記憶するようにしたことにより、互いに異な
る2つの処理方法に同一系統の記憶手段12で同時に対
応できる。従つて記憶手段の使用数が従来に比して実際
上半分で済み、全体の構成を簡易にし得る。
【0013】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0014】図8との対応部分に同一符号を付して示す
図1において、11は全体としてデイジタルビデオテー
プより再生した画像データS2及び音声データS4の再
生時間を放送時間に合わせて短縮したり延長する放送用
プログラムプレー装置を示す。
【0015】放送用プログラムプレー装置11は、従来
の放送用プログラムプレー装置1の構成のうちメモリ8
及び10に代えて、メモリ12を配している。ピツチコ
レクシヨンブロツク6及びレートコンバートブロツク7
は音声データS4をパラレルデータに変換したものをメ
モリ12内のそれぞれ所定のバンクに所定の形式で書き
込み及び読み出して処理する。
【0016】図2に示すように、シリアルの音声データ
S4は、シリアルパラレル回路13に入力される。シリ
アルパラレル回路13は、音声データS4をパラレル変
換してパラレルの音声データS8を発生する。このとき
シリアルパラレル回路13は、ピツチコレクシヨンブロ
ツク6内のピツチコレクシヨン回路6Aで使用するもの
が所定の配列状態となるよう並べ換える。
【0017】すなわち図3に示すように、シリアルパラ
レル回路13は、音声データS4の24ビツトのデータ列
のうちチヤンネル1及び2のそれぞれ1サンプルのペア
のデータ列14及び15をそれぞれMSB側から8ビツ
トづつに3分割する。続いて、シリアルパラレル回路1
3は、それぞれMSB側、中央部、LSB側の8ビツト
同士をつなぎ合わせて16ビツト幅のデータ列16〜18
に変換する。
【0018】同様にして、シリアルパラレル回路13
は、チヤンネル3及び4のそれぞれ1サンプルのデータ
列のそれぞれMSB側、中央部、LSB側の8ビツト同
士をつなぎ合わせて16ビツト幅に変換する。シリアルパ
ラレル回路13は、レートコンバートブロツク7内のレ
ートコンバート回路7Aで使用する音声データS4をそ
のままパラレル変換する。
【0019】メモリ12は1系統の64〔K〕×16〔bit
〕のSRAM(以下メモリという)12A及び12B
で構成されている。図4に示すように、メモリ12A及
び12Bは、第1〜第10バンク19A〜28A及び1
9B〜28Bにそれぞれバンク分けされている。メモリ
12Aの第1〜第6バンク19A〜24Aは、それぞれ
アドレスA15〜A13として「000」、「00
1」、「010」、「011」、「100」及び「10
1」を与えられている。メモリ12Bの第1〜第6バン
ク19B〜24Bは、メモリ12Aの第1〜第6バンク
19A〜24Aと同一のアドレスが与えられている。
【0020】メモリ12Aの第7〜第10バンク25A
〜28Aは、それぞれアドレスA15〜A12として
「1100」、「1101」、「1110」及び「11
11」を与えられている。メモリ12Bの第7〜第10
バンク25B〜28Bは、メモリ12Aの第7〜第10
バンク25A〜28Aと同一のアドレスが与えられてい
る。
【0021】メモリ12Aの第1〜第3バンク19A〜
21Aには、ピツチコレクシヨン回路6A用音声データ
S8のうちチヤンネル1及び2のペア(以下X系とい
う)の音声データS8のMSB側、中央部及びLSB側
の16ビツト[23:16 ]、[15:8]及び[7:0 ]がそれぞ
れ書き込まれる。メモリ12Bの第1〜第3バンク19
B〜21Bには、メモリ12Aと同一のX系の16ビツト
[23:16 ]、[15:8]及び[7:0 ]がそれぞれ書き込ま
れる。
【0022】メモリ12Aの第4〜第6バンク22A〜
24Aには、チヤンネル3及び4のペア(以下Y系とい
う)の音声データS8のMSB側、中央部及びLSB側
のそれぞれの16ビツト[23:16 ]、[15:8]及び[7:0
]がそれぞれ書き込まれる。メモリ12Bの第4〜第
6バンク22B〜24Bには、メモリ12Aと同一のY
系の16ビツト[23:16 ]、[15:8]及び[7:0 ]がそれ
ぞれ書き込まれる。アドレスA12〜A0は、サンプル
データに応じてフリーランでカウントアツプされる。上
述したように、同じサンプルのデータは、ビツトに応じ
たバンクに割り振られる。
【0023】レートコンバート回路7A用音声データS
8は、メモリ12A及び12Bのバス幅を拡張するよう
にして書き込まれる。
【0024】すなわちメモリ12Aの第7〜第10バン
ク25A〜28Aには、レートコンバート回路7A用音
声データS8のうちそれぞれチヤンネル2、4、3及び
1のMSB側の16ビツト[23:8]が書き込まれる。メモ
リ12Bの第7〜第10バンク25B〜28Bには、レ
ートコンバート回路7A用音声データS8のうちそれぞ
れチヤンネル2、4、3及び1のLSB側の8ビツト
[7:0 ]が書き込まれる。アドレスA11〜A0は、サ
ンプルデータに応じてフリーランでカウントアツプさ
れ、同じサンプルのデータはビツトに応じたバンクに割
り振られる。
【0025】図2に示すように、ピツチコレクシヨン回
路6Aは、可変速再生した音声データS4の再生速度が
増加していると、レートが高い音声データS8をメモリ
12A及び12Bより読み出す。これをそのまま音声に
変換すると、図5(A)に示すように、音声信号のそれ
ぞれ特有の基本波(以下ピツチという)29A〜29E
は、標準速度で再生したときに比して単位時間当たりで
増加していることになる。
【0026】このときピツチコレクシヨン回路6Aは、
ピツチを単位として音声データS8を削除する。すなわ
ちピツチコレクシヨン回路6Aは、一旦メモリ12に書
き込まれた音声データS8を標準速度(ここでは48〔K
Hz〕)で再び読み出すときに、ピツチ単位の音声データ
S8(ここではピツチ29Eに対応する音声データ)を
ジヤンプする。
【0027】これにより図5(B)に示すように、音声
信号の周波数のピツチ29A〜29Dが集まつたときの
大きいうねり(ここではそれぞれの最大の山相互の間
隔)は、音声データS4の再生速度を増加させる前と同
一となる。これは音声の全体の周波数が変化しないこと
を意味する。一方、音声データS4の再生速度が減少し
ていると、ピツチコレクシヨン回路6Aは、標準速度で
再び読み出すときに、ピツチを単位として音声データS
8をリピートする。これにより音声の全体の周波数は音
声データS4の再生速度を減少させる前と同一となる。
【0028】ピツチを検出する際、ピツチコレクシヨン
回路6Aは、音声データS8に対して所定数(ここでは
1024)のサンプル毎に区切つたサーチ区間を設ける。ま
たピツチコレクシヨン回路6Aは、メモリ12に書き込
まれた音声データS8をサーチ区間の中で2つのサンプ
ルブロツクづつ同時に読み出し、乗算、加算を繰り返
す。
【0029】すなわち図6(A)に示すように、ピツチ
コレクシヨン回路6Aは、あるサーチ区間30のスター
トポイントから 512サンプルをベースデータ列30Aと
して読み出す。同時に、ピツチコレクシヨン回路6A
は、 512サンプルの同じデータ列をベースデータ列30
Aに対する計算対象のデータ列(以下ラグという)30
Bとして読み出し、ベースデータ列30Aとラグ30B
との乗算、加算を実行する。
【0030】続いて、ピツチコレクシヨン回路6Aは、
サーチ区間30からサンプル数を所定数(ここでは4)
ずらして 512サンプルのラグ30Cを読み出し、ベース
データ列30Aとラグ30Cとを計算する。同様にし
て、ピツチコレクシヨン回路6Aは、ベースデータ列3
0Aとサンプル数を順次ずらしたラグ30D、30E…
…とを計算することによつて、ピツチを検出するための
それぞれの要素データを得る。やがて 114番目のラグま
で計算が終了したとき、ピツチコレクシヨン回路6A
は、そのサーチ区間30のピツチ幅を確定する。
【0031】図2に示すように、レートコンバート回路
7Aは、可変速再生された音声データS4の再生速度に
応じてレートが変化した(ここでは高い)音声データS
8をメモリ12A及び12Bより与えられ、これのサン
プルレートを音声データS6の出力周波数である48〔K
Hz〕に変換して出力する。
【0032】すなわち図7(A)に示すように、メモリ
12A及び12Bより与えられた音声データS8は再生
速度が変化(ここでは増加)している。このためこの時
点の音声データS8(サンプル34A〜34F)のサン
プリングレートは、出力周波数である48〔KHz〕から可
変された速度に応じた周波数に変化(ここでは増加)し
ている。このままではこの時点の音声データS8を音声
データS6として出力できない。
【0033】レートコンバート回路7Aは、メモリ12
A及び12Bに書き込まれている音声データS8をオー
バーサンプリングし、そのデータからサンプル間を補間
することによつて図7(B)に示すような48〔KHz〕の
音声データS6(サンプル35A〜35E)を発生す
る。音声データS6の1サンプルを補間する計算のと
き、レートコンバート回路7Aは、補間する1サンプル
に対応する前後のいくつかの音声データS8のサンプル
をメモリ12A及び12Bからフルビツトで読み出す。
【0034】因みに、この補間の計算は1サンプル周期
(以下FSという)の間に音声データS4のチヤンネル
数だけ実行される。このためFSの間はチヤンネル数だ
けバンク分けされる。従つて補間の計算回数はFSのチ
ヤンネルバンク数に応じて制限される。可変速再生され
た音声をレートコンバート処理すると、周波数が変化し
たデータをそのまま出力することになる。このため48
〔KHz〕に変換後の音声の周波数特性は再生速度に応じ
て変化した(ここでは高くなつた)ままとなる。
【0035】図2に示すように、データ書き込みのとき
は、ライトアドレスジエネレータ31でピツチコレクシ
ヨン回路6A及びレートコンバート回路7Aに共通にパ
ラレルのライトアドレスデータS9を発生する。アドレ
スセレクタ32は、ライトアドレスデータS9に応じた
パラレルのアドレスデータS10をメモリ12A及び1
2Bに与える。
【0036】またFSの中には特定の書き込み可能な区
間が設けられており、その区間の前半6クロツク及び後
半4クロツクでそれぞれピツチコレクシヨン回路6A用
及びレートコンバート回路7A用データが書き込まれ
る。可変速再生された音声データS4は、その区間がイ
ネーブルとなるまでシリアルパラレル変換及び並換えさ
れ、書き込み待ちの状態まで処理される。
【0037】データ読み出しのときは、その時のモード
に合わせてパラレルのリードアドレスデータS11及び
S12をピツチコレクシヨン回路6Aとレートコンバー
ト回路7Aとでそれぞれ発生する。アドレスセレクタ3
2はその時のモードに合わせてリードアドレスデータS
11又はS12を選択し、リードアドレスデータS11
又はS12に応じたアドレスデータS10をメモリ12
A及び12Bに与える。出力切換回路9は音声データS
7をクロスフエード及びパラレルシリアル回路33に送
出し、リニアな(切り替わり目での音声の途切れがな
い)状態で切替えたシリアルの音声データS13を出力
させる。
【0038】以上の構成において、ピツチコレクシヨン
回路6Aは、ピツチを検出するとき、アドレスA15〜
A13をそれぞれ「000」及び「011」として、メ
モリ12A及び12Bの第1及び第4バンク19A及び
19Bと、22A及び22Bとに同時にアクセスする。
【0039】これによりピツチコレクシヨン回路6A
は、第1及び第4バンク19A及び22Aよりそれぞれ
読み出したX系及びY系のMSB側の16ビツト[23:16
]をチヤンネル1〜4のそれぞれの8ビツトに分割す
る。ピツチコレクシヨン回路6Aは、分割したそれぞれ
の8ビツトをチヤンネル1〜4のそれぞれのベースデー
タ列30Aの1FS毎のサンプルとすることによつて、
チヤンネル1〜4のそれぞれのベースデータ列30Aを
得る。
【0040】またピツチコレクシヨン回路6Aは、第1
及び第4バンク19B及び22Bよりそれぞれ読み出し
たX系及びY系のMSB側の16ビツト[23:16 ]をチヤ
ンネル1〜4のそれぞれの8ビツトに分割する。ピツチ
コレクシヨン回路6Aは、分割したそれぞれの8ビツト
をチヤンネル1〜4のそれぞれのラグ30Bの1FS毎
のサンプルとすることによつて、チヤンネル1〜4のそ
れぞれのラグ30Bを得る。同様にしてピツチコレクシ
ヨン回路6Aは、ラグ30C、30D、30E……を順
次得る。
【0041】ピツチコレクシヨン回路6Aは、サーチ区
間30のベースデータ列30Aと、ラグ30B、30
C、30D、30E……との計算をチヤンネル1〜4の
それぞれで同時に実行する。やがてピツチ幅を決定する
と、ピツチコレクシヨン回路6Aは、第1〜第6バンク
19A〜24Aに書き込まれた音声データS8を標準速
度で読み出して、出力切換回路9に送出する。このとき
ピツチコレクシヨン回路6Aは、決定したピツチ単位の
音声データS8を再生速度に応じてジヤンプ又はリピー
トする(ここではピツチ29Eをジヤンプする)。
【0042】一方、レートコンバート回路7Aは、アド
レスA15〜A12をそれぞれ「1100」、「110
1」、「1110」及び「1111」として、メモリ1
2A及び12Bの第7〜第10バンク25A〜28A
と、25B〜28Bとに同時にアクセスする。
【0043】これによりレートコンバート回路7Aは、
チヤンネル1〜4のそれぞれの20ビツト幅の音声データ
S8をそのまま20ビツト幅で読み出し、それぞれオーバ
ーサンプリングしたチヤンネル1〜4の音声データS6
を出力切換回路9に送出する。
【0044】以上の構成によれば、音声データS8をピ
ツチコレクシヨン処理回路6Aの処理方法に従つてメモ
リ12に2重に記憶すると共に、同一の音声データS8
をレートコンバート処理回路7Aの処理方法に従つてメ
モリ12にバス幅を広げるように記憶するようにしたこ
とにより、互いに異なる2つの処理方法に同一系統のメ
モリ12で同時に対応できる。従つてメモリの使用数が
従来に比して実際上半分で済み、全体の構成を簡易にす
ることができる。
【0045】またピツチコレクシヨン回路6A及びレー
トコンバート回路7Aを集積回路構成とする場合に、メ
モリ12A及び12Bを同一形式の共通の構成とするこ
とができる。これによりアドレスラインのピンを半分に
削減することができる。従つてこれによつても全体の構
成を簡易にすることができる。
【0046】さらにピツチコレクシヨン処理回路6Aで
処理する音声データS8が所定のビツト幅の複数のデー
タ列16〜18に分けてそれぞれ別個のバンク19A〜
24A及び19B〜24Bに記憶されると共に、ピツチ
を計算するときチヤンネル1〜4の計4つのMSB側の
8ビツトのデータ列のみが1クロツクアクセスで同時に
読み出される。これによりピツチコレクシヨン回路6A
は、ピツチ検出に実際上必要かつ十分なデータのみで計
算することになり、チヤンネル1〜4の計算量を向上さ
せることができる。
【0047】さらにピツチコレクシヨン処理モード及び
レートコンバート処理モードのデータがメモリへ共に書
き込まれているため、一時的に2モードで同時に読み出
すことができる。これにより動作中のピツチコレクシヨ
ン処理モードとレートコンバート処理モードとの切替え
においてクロスフエードを掛けてリニアに切替えること
ができる。
【0048】なお上述の実施例においては、画像データ
S2及び音声データS4の再生時間を放送時間に合わせ
て短縮したり延長する放送用プログラムプレー装置11
に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、音声データの再生時間のみを放送時間に合
わせて短縮したり延長するものにも適用できる。この場
合にも上述と同様の効果を得ることができる。
【0049】また上述の実施例においては、チヤンネル
1〜チヤンネル4のデータでなる音声データS4を可変
速再生して処理する場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、任意のチヤンネル数でなる音声データを可
変速再生して処理する場合にも適用できる。
【0050】さらに上述の実施例においては、ビデオ信
号及び音声信号をビデオテープレコーダより再生する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、磁気記録
媒体や光磁気記録媒体、半導体メモリ等任意の記録媒体
に記録された音声情報を再生して送出時間を調節する場
合にも広く適用し得る。
【0051】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、音声デー
タをピツチコレクシヨン処理手段の処理方法に従つて記
憶手段に2重に記憶すると共に、同一の音声データをレ
ートコンバート処理手段の処理方法に従つて記憶手段に
バス幅を広げるように記憶するようにしたことにより、
互いに異なる2つの処理方法に同一系統の記憶手段で同
時に対応できる。従つて記憶手段の使用数が従来に比し
て実際上半分で済み、全体の構成を簡易にし得る音声デ
ータ処理装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による音声データ処理装置の一実施例に
よる放送用プログラムプレー装置の構成を示す接続図で
ある。
【図2】メモリ周辺の構成を示す接続図である。
【図3】ピツチコレクシヨン用データの並び換え順序の
説明に供する略線図である。
【図4】メモリ内のデータの配置状態の説明に供するデ
ータ配置図である。
【図5】ピツチコレクシヨン処理の説明に供する波形図
である。
【図6】ピツチコレクシヨン処理のピツチ計算の際のデ
ータの読み出し方法を示す略線図である。
【図7】レートコンバート処理の説明に供する波形図で
ある。
【図8】従来の放送用プログラムプレー装置の説明に供
する接続図である。
【符号の説明】
1、11……放送用プログラムプレー装置、2……回転
ドラム、3……ビデオテープ、4……ECC、5……フ
レームシンクロナイザ、6……ピツチコレクシヨンブロ
ツク、6A……ピツチコレクシヨン回路、7……レート
コンバートブロツク、7A……レートコンバート回路、
8、10、12、12A、12B……メモリ、9……出
力切換回路、13……シリアルパラレル回路、14、1
5……24ビツトのデータ、16〜18……16ビツト幅の
データ列、19A〜28A及び19B〜28B……第1
〜第10バンク、29A〜29E……ピツチ、30……
サーチ区間、31……ライトアドレスジエネレータ、3
2……アドレスセレクタ、33……クロスフエード及び
パラレルシリアル回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】音声記憶媒体を再生して得た音声データを
    記憶する記憶手段と、 上記記憶手段より上記音声データを与えられ、上記音声
    記憶媒体を基準速度と異なる速度で再生したとき、当該
    音声データの所定サンプル区間の所定音声データを単位
    としてジヤンプした又はリピートした音声データを上記
    基準速度に対応する所定のサンプリング周波数で送出す
    るピツチコレクシヨン処理手段と、 上記記憶手段より上記音声データを与えられ、上記音声
    記憶媒体を基準速度と異なる速度で再生したとき、当該
    音声データから上記所定のサンプリング周波数を有する
    音声データに変換して出力するレートコンバート処理手
    段とを具えることを特徴とする音声データ処理装置。
  2. 【請求項2】上記記憶手段は、複数のバンクにバンク分
    けされた第1の記憶部と、当該複数のバンクに与えたア
    ドレスとそれぞれ同一のアドレスを与えた複数のバンク
    にバンク分けされた第2の記憶部とでなり、 上記ピツチコレクシヨン処理手段に与える上記音声デー
    タは、所定ビツト幅の複数の音声データ列に分けて、上
    記第1の記憶部の複数のバンクにそれぞれ記憶され、か
    つ当該記憶した複数のバンクとそれぞれ同一アドレスの
    上記第2の記憶部の複数のバンクにそれぞれ記憶され、 上記レートコンバート処理手段に与える上記音声データ
    は、上記第1及び第2の記憶部の同一アドレスのバンク
    にバス幅を広げるように記憶されることを特徴とする請
    求項1に記載の音声データ処理装置。
  3. 【請求項3】上記音声記憶媒体を再生して得た音声デー
    タは、複数チヤンネルの音声データでなり、 上記ピツチコレクシヨン処理手段に与える上記複数チヤ
    ンネルの音声データは、最上位又は最下位のビツト側よ
    り見たときの同一位置のビツト同士で組み合わせて上記
    所定ビツト幅の音声データ列に分けられ、 上記レートコンバート処理手段に与える上記複数チヤン
    ネルの音声データは、上記第1及び第2の記憶部の複数
    の同一アドレスのバンクにバス幅を広げるようにそれぞ
    れ書き込まれることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の音声データ処理装置。
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