JPH088839A - 送信機及び受信機並びに送受信機 - Google Patents

送信機及び受信機並びに送受信機

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JPH088839A
JPH088839A JP16275194A JP16275194A JPH088839A JP H088839 A JPH088839 A JP H088839A JP 16275194 A JP16275194 A JP 16275194A JP 16275194 A JP16275194 A JP 16275194A JP H088839 A JPH088839 A JP H088839A
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JP
Japan
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signal
frequency
carrier wave
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demodulating
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JP16275194A
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English (en)
Inventor
Masakazu Kikuchi
正和 菊地
Akira Sato
晃 佐藤
Toru Yamamoto
徹 山元
Miyuki Miyagawa
みゆき 宮川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Munekata Co Ltd
Sony Corp
Original Assignee
Munekata Co Ltd
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は送信機及び受信機並びに送受信機に関
し、混信を容易に回避し得る送信機及び受信機並びに送
受信機を実現する。 【構成】搬送波の周波数S2及びローカル信号S4の周
波数を設定する周波数設定手段11と、周波数設定手段
11の設定値に応じた周波数の搬送波S2及びローカル
信号S4を生成する信号生成手段10と、ローカル信号
S4を用いたスーパーヘテロダイン受信によつて変調波
から音声信号S5を復調する復調手段6とを設け、送信
時、搬送波S2の周波数を変えられるようにすると共
に、受信時、送信側で搬送波S2の周波数を変えた場
合、ローカル信号S4の周波数を変えられるようにした
ことにより、ダイバーの音声信号S1を伝送する通話チ
ヤンネルを多チヤンネル化でき、かくして混信を容易に
回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1及び図2) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は送信機及び受信機並びに
送受信機に関し、特にスキユーバダイビングの潜水中に
ダイバー同士の通話を可能にする水中通話機に適用して
好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の水中通話機においては、
超音波信号でなる搬送波を用いて音声信号を伝送するも
のがある。この水中通話機では、レギユレータに取り付
けられたマウスマスクを口の周りに装着固定し、当該マ
ウスマスク内に設けられたマイクロホンによつてダイバ
ーの音声を集音する。この集音された音声はマイクロホ
ンで電気的な音声信号に変換された後、送信回路に送ら
れる。送信回路は音声信号によつて超音波信号でなる搬
送波を振幅変調し、その結果得た変調波を通話相手のダ
イバーに送信する。受信側では、この変調波を受信し、
復調回路で元の音声信号に復調する。その結果得た音声
信号は、ダイバーの耳に装着固定されたスピーカから送
出される。これにより水中でも、音声によるダイバー同
士の通話が可能になる。
【0004】この水中通話機は、例えばダイビングスク
ールにおいて、潜水中にインストラクタと受講者の間で
使用すると、受講者のガイドや危険を回避する場合等に
敏速に対応でき、非常に便利である。通常、スキユーバ
ダイビングでは、手による合図によつてダイバー同士の
会話をするが、この水中通話機を使用すれば、合図に慣
れていない初心者のダイバーでも快適かつ安全にスキユ
ーバダイビングをすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述の水中通
話機では、搬送波として用いられる超音波信号の周波数
が単一であるため、通話範囲内で複数の水中通話機が送
信されると、混信が発生して通話ができなくなる問題が
ある。通常、ダイビングポイントでは、複数のグループ
が潜つており、これら複数のグループがこの水中通話機
の通話範囲内に入ることは多々ある。このためこれら複
数のグループがこの水中通話機を使用すると、混信が頻
繁に発生し、せつかく快適かつ安全にスキユーバダイビ
ングをするために用いた水中通話機が役に立たなくな
る。また水中通話機が役に立たなくなるばかりでなく、
逆に混信による誤報によつて危険を招く恐れもある。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、混信を容易に回避し得る送信機及び受信機並びに送
受信機を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、超音波信号でなる搬送波S2をダ
イバーの音声信号S1によつて振幅変調した変調波を送
信し、水中でダイバーの音声信号S1を伝送する送信機
1において、搬送波S2の周波数を設定する周波数設定
手段11と、周波数設定手段11の設定値に応じた周波
数でなる搬送波S2を生成する信号生成手段10とを設
け、搬送波S2の周波数を変えられるようにした。
【0008】また本発明においては、超音波信号でなる
搬送波S2をダイバーの音声信号S1によつて振幅変調
した変調波を受信して、送信側のダイバーの音声信号S
5を復調する受信機1において、変調波から音声信号S
5を復調する際に用いるローカル信号S4の周波数を設
定する周波数設定手段11と、周波数設定手段11の設
定値に応じた周波数でなるローカル信号S4を生成する
信号生成手段10と、ローカル信号S4を用いてスーパ
ーヘテロダイン受信することによつて変調波から音声信
号S5を復調する復調手段6とを設け、送信側で搬送波
S2の周波数を変えた場合、ローカル信号S4の周波数
を変えられるようにした。
【0009】また本発明においては、送信時、超音波信
号でなる搬送波S2をダイバーの音声信号S1によつて
振幅変調した変調波を送信し、受信時、通話相手から送
信された変調波を受信して送信側のダイバーの音声信号
S5を復調する送受信機1において、搬送波S2の周波
数及び変調波から音声信号S5を復調する際に用いるロ
ーカル信号S4の周波数を設定する周波数設定手段11
と、周波数設定手段11の設定値に応じた周波数でなる
搬送波S2及びローカル信号S4を生成する信号生成手
段10と、ローカル信号S4を用いてスーパーヘテロダ
イン受信することによつて変調波から音声信号S5を復
調する復調手段6とを設け、送信時、搬送波S2の周波
数を変えられるようにすると共に、受信時、送信側で搬
送波S2の周波数を変えた場合、ローカル信号S4の周
波数を変えられるようにした。
【0010】また本発明においては、復調手段6は、ス
ーパーヘテロダイン受信する際の中間周波数を振幅変調
方式の商用ラジオ受信機と同じになるようにした。
【0011】また本発明においては、信号生成手段10
は、フエーズロツクドループ発振回路でなるようにし
た。
【0012】
【作用】音声信号S1によつて振幅変調された変調波を
送信してダイバーの音声信号を伝送する送信機1におい
て、搬送波S2の周波数を設定する周波数設定手段11
と、周波数設定手段11の設定値に応じた周波数でなる
搬送波S2を生成する信号生成手段10とを設け、搬送
波S2の周波数を変えられるようにしたことにより、ダ
イバーの音声信号S1を伝送する通話チヤンネルを多チ
ヤンネル化できる。
【0013】音声信号S1によつて振幅変調された変調
波を受信して音声信号S5を復調する受信機1におい
て、変調波から音声信号S5を復調する際に用いるロー
カル信号S4の周波数を設定する周波数設定手段11
と、周波数設定手段11の設定値に応じた周波数でなる
ローカル信号S4を生成する信号生成手段10と、ロー
カル信号S4を用いてスーパーヘテロダイン受信するこ
とによつて変調波から音声信号S5を復調する復調手段
6とを設け、送信側で搬送波S2の周波数を変えた場
合、ローカル信号S4の周波数を変えられるようにした
ことにより、ダイバーの音声信号S5を伝送する通話チ
ヤンネルが多チヤンネル化された場合にも、音声信号S
5を復調できる。
【0014】送信時、音声信号S1によつて振幅変調さ
れた変調波を送信し、受信時、通話相手から送信された
変調波を受信して音声信号S5を復調する送受信機1に
おいて、搬送波S2の周波数及びローカル信号S4の周
波数を設定する周波数設定手段11と、周波数設定手段
11の設定値に応じた周波数でなる搬送波S2及びロー
カル信号S4を生成する信号生成手段10と、ローカル
信号S4を用いてスーパーヘテロダイン受信することに
よつて変調波から音声信号S5を復調する復調手段6と
を設け、送信時、搬送波S2の周波数を変えられるよう
にすると共に、受信時、送信側で搬送波S2の周波数を
変えた場合、ローカル信号S4の周波数を変えられるよ
うにしたことにより、ダイバーの音声信号S1を伝送す
る通話チヤンネルを多チヤンネル化できると共に、多チ
ヤンネル化した場合にも音声信号S5を復調できる。
【0015】また復調手段6がスーパーヘテロダイン受
信する際、中間周波数を振幅変調方式の商用ラジオ受信
機と同じになるようにしたことにより、市販されている
廉価な回路部品が使用できる。
【0016】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0017】図1において、1は全体として水中通話機
を示し、マイクロホン2によつてダイバーの音声を集音
する。マイクロホン2は集音した音声を電気的な音声信
号S1に変換し、当該音声信号S1をスイツチ3を介し
て振幅変調送信回路4に出力する。振幅変調送信回路4
は音声信号S1によつて超音波信号でなる搬送波S2を
振幅変調し、その結果得た変調波をアンテナを介して送
信する。これに対してアンテナ等でなる受信回路5は、
通話相手から送信された変調波を受信し、その結果得た
受信信号S3を復調回路6に出力する。復調回路6は受
信信号S3とローカル信号S4とを混合して、受信信号
S3を周波数変換した中間周波信号を生成する。復調回
路6はこの中間周波信号を検波して音声信号S5を復調
し、当該音声信号S5をスピーカ7に出力する。すなわ
ち復調回路6はスーパーヘテロダイン受信によつて受信
信号S3から音声信号S5を復調する。スピーカ7は音
声信号S5を音声に復元し、ダイバーの耳に向けて送出
する。
【0018】ここで送受信切換スイツチ8は、水中通話
機1の動作モードを「送信」又は「受信」に切り換える
スイツチである。送受信切換スイツチ8のスイツチ情報
S6はスイツチ3に入力されており、このスイツチ情報
S6が「送信」の場合、スイツチ3はオン状態になり上
述のように音声信号S1が振幅変調送信回路4に入力さ
れる。また送受信切換スイツチ8のスイツチ情報S7は
電源制御回路9に入力されており、電源制御回路9はこ
のスイツチ情報S7に基づいて動作する。電源制御回路
9は、スイツチ情報S7が「送信」の場合、振幅変調送
信回路4をオン状態、復調回路6をオフ状態にし、スイ
ツチ情報S7が「受信」の場合、振幅変調送信回路4を
オフ状態、復調回路6をオン状態にする。この場合、電
源制御回路9は電源制御信号S8によつて振幅変調送信
回路4及び復調回路6の電源をオンオフして動作状態を
制御する。
【0019】フエーズロツクドループ発振回路(PLL
発振回路)10には周波数設定スイツチ11からの設定
値情報S9が入力されており、PLL発振回路10はこ
の設定値情報S9に応じた周波数の搬送波S2及びロー
カル信号S4を生成する。すなわち水中通話機1では、
周波数設定スイツチ11によつて搬送波S2及びローカ
ル信号S4の周波数が変えられるようになされている。
この場合、PLL発振回路10は基準クロツク回路12
からのクロツクS10を基に搬送波S2及びローカル信
号S4を生成する。
【0020】因みに、搬送波S2は超音波信号でなり、
その周波数f1 は例えば50〔KHz 〕前後に設定される。
またローカル信号S4の周波数f2 は、次式
【数1】 に示すように、搬送波S2の周波数f1 よりも 455〔KH
z 〕高く設定される。
【0021】ここで上述の復調回路6では、図2に示す
ように、受信回路4からの受信信号S3は入力アンプ1
3に入力される。入力アンプ13は受信信号S3を増幅
し、その結果得た受信信号S11を混合器14に出力す
る。混合器14は受信信号S11とPLL発振回路10
によつて生成されたローカル信号S4とを混合し、和周
波数成分f2 +f1 と差周波数成分f2 −f1 とを含む
混合信号S12を生成し、当該混合信号S12を中間周
波アンプ15に出力する。中間周波アンプ15は混合信
号S12のうち差周波数成分f2 −f1 を増幅し、その
結果得られる中間周波信号S13を検波器16に出力す
る。
【0022】この実施例の場合、ローカル信号S4の周
波数f2 が(1)式に示すように設定されているため、
差周波数成分f2 −f1 は、次式
【数2】 に示すように、 455〔KHz 〕の周波数成分fになる。す
なわち中間周波アンプ15はこの 455〔KHz 〕の周波数
成分fを増幅して隣接信号を分離し、中間周波信号S1
3を生成する。検波器16は中間周波信号S13を検波
して音声信号S14を復調し、当該音声信号S14を音
声アンプ17に出力する。音声アンプ17はこの音声信
号S14を増幅し、その結果得た音声信号S5を上述の
ようにスピーカ7に出力する。
【0023】このようにして復調回路6では、受信信号
S3を周波数変換して中間周波信号S13を生成し、当
該中間周波信号S13から音声信号S5を復調する(す
なわちスーパーヘテロダイン受信によつて音声信号S5
を復調する)。因みに、受信信号S3を周波数変換した
中間周波信号S13を検波しても、受信信号S3を直接
検波した場合(すなわちストレート受信した場合)と同
じ音声信号S5が得られる。また搬送波S2とローカル
信号S4との関係が(1)式を満足する限り、搬送波S
2の周波数f1 を変えたとしても差周波数成分f2 −f
1 は常に 455〔KHz 〕になるため、この 455〔KHz 〕の
周波数成分fを取り出して復調すれば常に音声信号S5
を復調し得る。
【0024】以上の構成において、同一グループのダイ
バーは、互いに周波数設定スイツチ11の設定値を合わ
せて搬送波S2及びローカル信号S4の周波数を合わ
せ、潜水を開始する。すなわち同一グループのダイバー
は、音声信号を伝送する通話チヤンネルを合わせた水中
通話機1を装着して潜水を開始する。ここでダイバー
は、通話する場合、送受信切換スイツチ8を操作してス
イツチ状態を「送信」にする。これにより水中通話機1
は、スイツチ3がオン状態になると共に、振幅変調送信
回路4がオン状態になる。その結果、ダイバーの音声
は、マイクロホン2によつて電気的な音声信号S1に変
換され、振幅変調送信回路4に送出される。振幅変調送
信回路4は音声信号S1によつて搬送波S2を振幅変調
し、その結果得た変調波をアンテナを介して送信する。
【0025】受信側の水中通話機1では、この変調波を
受信回路4で受信し、その結果得た受信信号S3を復調
回路6に送出する。復調回路6では、入力アンプ13で
受信信号S3を増幅し、その結果得た受信信号S11を
混合器14でローカル信号S4と混合して混合信号S1
2を生成する。この混合信号S12のうち 455〔KHz〕
の周波数成分fは、中間周波アンプ15で増幅され、隣
接信号と分離される。その結果、受信信号S11を周波
数変換した中間周波信号S13が生成される。この中間
周波信号S13は検波器16に入力され、ここで当該中
間周波信号S13から音声信号S14が復調される。音
声信号S14は音声アンプ17で増幅された後、スピー
カ7に送出され、ここで音声に復元される。かくして送
信側のダイバーが発生した音声は受信側のダイバーに聞
こえ、潜水中でもダイバー同士で通話ができる。
【0026】ここで混信が生じた場合、同一グループの
ダイバーは、周波数設定スイツチ11の設定値をそれぞ
れ合わせながら変更する。その結果、周波数設定スイツ
チ11から出力される設定値情報S9が変わり、PLL
発振回路10はこの変更された設定値情報S9に応じた
周波数の搬送波S2及びローカル信号S4を生成する。
すなわち水中通話機1では、周波数設定スイツチ11の
設定値を変更することにより、搬送波S2及びローカル
信号S4の周波数が変更され(通話チヤンネルを変更さ
れる)、これにより他のグループとの混信が容易に避け
られる。
【0027】このようにして水中通話器1では、周波数
設定スイツチ11の設定値を変えるだけで簡単に搬送波
S2及びローカル信号S4が変わるようにしたことによ
り、容易に混信が避けられる。すなわち搬送波S2及び
ローカル信号S4の周波数を設定する周波数設定スイツ
チ11と、当該周波数設定スイツチ11の設定値に応じ
た周波数の搬送波S2及びローカル信号S4を生成する
PLL発振回路10と、ローカル信号S4を用いたスー
パーヘテロダイン受信によつて音声信号S5を復調する
復調回路6とを設けたことにより、水中通話機1の通話
チヤンネルを多チヤンネル化でき、他のグループとの混
信が容易に避けられる。
【0028】この場合、復調回路6はスーパーヘテロダ
イン受信によつて音声信号S5を復調するが、スーパー
ヘテロダイン受信する際の中間周波数を振幅変調方式の
商用ラジオ受信機と同じ 455〔KHz 〕にしたことによ
り、水中通話機1では、市販されている廉価な部品が使
用できる。また水中通話機1では、搬送波S2及びロー
カル信号S4の両方をPLL発振回路10で生成するよ
うにしたことにより、原発振回路(すなわち基準クロツ
ク回路12)が1つで良くなる。
【0029】以上の構成によれば、搬送波S2及びロー
カル信号S4の周波数を設定する周波数設定スイツチ1
1と、当該周波数設定スイツチ11の設定値に応じた周
波数の搬送波S2及びローカル信号S4を生成するPL
L発振回路10と、ローカル信号S4を用いたスーパー
ヘテロダイン受信によつて音声信号S5を復調する復調
回路6とを設け、通話チヤンネルを多チヤンネル化した
ことにより、混信を容易に避けることができる。また搬
送波S2及びローカル信号S4の両方をPLL発振回路
10で生成するようにしたことにより、原発振回路(す
なわち基準クロツク回路12)が1つで良くなり、全体
として構成を簡易にすることができる。
【0030】なお上述の実施例においては、復調された
音声信号S5を単にスピーカ7から出力するようにした
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、音声信
号S5をスピーカ7から出力する際に着信音を出力する
ようにしても良い。この場合、着信音を出力することに
より、ダイバーに注意を促すことができ、聞き逃しを防
止することができる。
【0031】また上述の実施例においては、PLL発振
回路10によつて搬送波S2及びローカル信号S4を生
成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、
搬送波S2及びローカル信号S4の生成手段としては他
の発振回路でも良く、要は周波数設定スイツチ11の設
定値に応じて発振周波数が変わるものであれば上述の場
合と同様の効果を得ることができる。
【0032】また上述の実施例においては、水中通話機
1が送受信機能を持つ場合について述べたが、本発明は
これに限らず、水中通話機1が送信機能のみ又は受信機
能のみを持つようにしても良い。このようにすれば水中
通話機を全体として小型化することができる。
【0033】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、搬送波の
周波数を設定する周波数設定手段と、周波数設定手段の
設定値に応じた周波数の搬送波を生成する信号生成手段
とを設け、搬送波の周波数を変えられるようにしたこと
により、ダイバーの音声信号を伝送する通話チヤンネル
を多チヤンネル化でき、かくして送信機の混信を容易に
回避できる。ローカル信号の周波数を設定する周波数設
定手段と、周波数設定手段の設定値に応じた周波数のロ
ーカル信号を生成する信号生成手段と、ローカル信号を
用いたスーパーヘテロダイン受信によつて変調波から音
声信号を復調する復調手段とを設け、送信側で搬送波の
周波数を変えた場合、ローカル信号の周波数を変えられ
るようにしたことにより、ダイバーの音声信号を伝送す
る通話チヤンネルが多チヤンネル化された場合にも、音
声信号を復調できる。
【0034】搬送波の周波数及びローカル信号の周波数
を設定する周波数設定手段と、周波数設定手段の設定値
に応じた周波数の搬送波及びローカル信号を生成する信
号生成手段と、ローカル信号を用いたスーパーヘテロダ
イン受信によつて変調波から音声信号を復調する復調手
段とを設け、送信時、搬送波の周波数を変えられるよう
にすると共に、受信時、送信側で搬送波の周波数を変え
た場合、ローカル信号の周波数を変えられるようにした
ことにより、ダイバーの音声信号を伝送する通話チヤン
ネルを多チヤンネル化でき、かくして送受信機の混信を
容易に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による水中通話機を示すブロ
ツク図である。
【図2】その水中通話機の復調回路を示すブロツク図で
ある。
【符号の説明】
1……水中通話機、2……マイクロホン、4……振幅変
調送信回路、5……受信回路、6……復調回路、7……
スピーカ、8……送受信切換スイツチ、9……電源制御
回路、10……PLL発振回路、11……周波数設定ス
イツチ、12……基準クロツク回路、13……入力アン
プ、14……混合器、15……中間周波アンプ、16…
…検波器、17……音声アンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山元 徹 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 宮川 みゆき 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超音波信号でなる搬送波をダイバーの音声
    信号によつて振幅変調した変調波を送信し、水中でダイ
    バーの音声信号を伝送する送信機において、 上記搬送波の周波数を設定する周波数設定手段と、 上記周波数設定手段の設定値に応じた周波数でなる上記
    搬送波を生成する信号生成手段とを具え、上記搬送波の
    周波数を変えられるようにしたことを特徴とする送信
    機。
  2. 【請求項2】上記信号生成手段は、フエーズロツクドル
    ープ発振回路でなるようにしたことを特徴とする請求項
    1に記載の送信機。
  3. 【請求項3】超音波信号でなる搬送波をダイバーの音声
    信号によつて振幅変調した変調波を受信して、送信側の
    ダイバーの音声信号を復調する受信機において、 上記変調波から上記音声信号を復調する際に用いるロー
    カル信号の周波数を設定する周波数設定手段と、 上記周波数設定手段の設定値に応じた周波数でなる上記
    ローカル信号を生成する信号生成手段と、 上記ローカル信号を用いてスーパーヘテロダイン受信す
    ることによつて上記変調波から上記音声信号を復調する
    復調手段とを具え、送信側で上記搬送波の周波数を変え
    た場合、上記ローカル信号の周波数を変えられるように
    したことを特徴とする受信機。
  4. 【請求項4】上記復調手段は、スーパーヘテロダイン受
    信する際の中間周波数を振幅変調方式の商用ラジオ受信
    機と同じになるようにしたことを特徴とする請求項3に
    記載の受信機。
  5. 【請求項5】上記信号生成手段は、フエーズロツクドル
    ープ発振回路でなるようにしたことを特徴とする請求項
    3又は請求項4に記載の受信機。
  6. 【請求項6】送信時、超音波信号でなる搬送波をダイバ
    ーの音声信号によつて振幅変調した変調波を送信し、受
    信時、通話相手から送信された上記変調波を受信して送
    信側のダイバーの音声信号を復調する送受信機におい
    て、 上記搬送波の周波数及び上記変調波から上記音声信号を
    復調する際に用いるローカル信号の周波数を設定する周
    波数設定手段と、 上記周波数設定手段の設定値に応じた周波数でなる上記
    搬送波及び上記ローカル信号を生成する信号生成手段
    と、 上記ローカル信号を用いてスーパーヘテロダイン受信す
    ることによつて上記変調波から上記音声信号を復調する
    復調手段とを具え、送信時、上記搬送波の周波数を変え
    られるようにすると共に、受信時、送信側で上記搬送波
    の周波数を変えた場合、上記ローカル信号の周波数を変
    えられるようにしたことを特徴とする送受信機。
  7. 【請求項7】上記復調手段は、スーパーヘテロダイン受
    信する際の中間周波数を振幅変調方式の商用ラジオ受信
    機と同じになるようにしたことを特徴とする請求項6に
    記載の送受信機。
  8. 【請求項8】上記信号生成手段は、フエーズロツクドル
    ープ発振回路でなるようにしたことを特徴とする請求項
    6又は請求項7に記載の送受信機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1328517C (zh) * 2003-08-26 2007-07-25 本田技研工业株式会社 内燃机的离心式离合器的供油装置
JP2008304649A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Toshiba Corp 可視光通信装置及び水中用可視光通信システム
JP2015019234A (ja) * 2013-07-10 2015-01-29 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理装置の制御プログラム、画像処理装置の制御方法及び音波通信装置

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