JP2005109581A - ワイヤレス通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 優先度の低い通常者用送受話手段の交信中に、優先度の高い特定部内者送受話手段が確実に割り込むことのできるワイヤレス通信装置を提供する。
【解決手段】部外者が部外者と音声を送受話する部外者用送受話手段1と、部内者が部外者と音声を送受話する部内者用送受話手段2と、部外者用送受話手段1と部内者用送受話手段2との間の交信を制御する交信制御手段3とを備え、少なくとも一つの特定部内者用送受話手段21が割り込み信号を生成する割り込み信号生成部を含み、交信制御手段3が通常部内者用送受話手段22と部外者用送受話手段1との間の交信である通常交信を許容しているときに、割り込み信号を受信した場合には、通常交信を中断して特定部内者用送受話手段21と部外者用送受話手段1との間の交信である特定交信を許容する特定交信許容部31を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】部外者が部外者と音声を送受話する部外者用送受話手段1と、部内者が部外者と音声を送受話する部内者用送受話手段2と、部外者用送受話手段1と部内者用送受話手段2との間の交信を制御する交信制御手段3とを備え、少なくとも一つの特定部内者用送受話手段21が割り込み信号を生成する割り込み信号生成部を含み、交信制御手段3が通常部内者用送受話手段22と部外者用送受話手段1との間の交信である通常交信を許容しているときに、割り込み信号を受信した場合には、通常交信を中断して特定部内者用送受話手段21と部外者用送受話手段1との間の交信である特定交信を許容する特定交信許容部31を含む。
【選択図】 図1
Description
本発明はワイヤレス通信装置に係り、特に、割り込み機能を有するワイヤレス通信装置に関する。
従来から、ワイヤレス通信装置は、様々な産業分野で使用されている。例えば、ドライブ・スルー・レストランの店員(マネージャおよびアシスタント)は、接客業務および店員間の連絡のために、ワイヤレス通信装置を使用していることが多い。
そして、マネージャがアシスタントにオン・ザ・ジョブ・トレーニングで接客業務を教授しているときは、アシスタントと顧客との会話中にマネージャが割り込む必要がある場合がある。このため、割り込み機能を具備するワイヤレス通信装置が、既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。
即ち、図11に示すように、従来のワイヤレス通信装置は、子機41Bおよび子機43Bの送信する信号を個別に復調する受信機23Bおよび受信機33Bを具備し、これらの受信機が出力する音声信号を共通のスピーカ11Bを通じて音声に変換するワイヤレス通信装置であって、1台の受信機23Bが音声信号を出力すると、この音声信号出力を検知して、トーンデコーダ30Bおよび遮断手段31Bが、他の受信機33Bの出力を遮断する。
したがって、1台の子機41Bから送信される音声を、他の子機43Bから送信される音声に優先してスピーカ11Bから出力することができる。
特開平06−140987号公報([0014]、図1)
しかしながら、従来のワイヤレス通信装置は、子機41Bから音声の送信が終了すると割り込みは解除されてしまうので、割り込みを継続するためには子機41Bから音声の送信を継続することとなり、必要なときに優先度の低い他の子機が割り込むことができないという課題があった。
本発明は、従来の課題を解決するためになされたものであって、必要なときに優先度の高い特定部内者が確実に割り込むことの可能なワイヤレス通信装置を提供することを目的とする。
本発明のワイヤレス通信装置は、部外者が部内者と音声を送受話する部外者用送受話手段と、前記部内者が前記部外者と前記音声を送受話する部内者用送受話手段と、前記部外者用送受話手段と前記部内者用送受話手段との間の交信を制御する交信制御手段とを備え、前記部内者用送受話手段の中の少なくとも一つが特定部内者用送受話手段であり、該特定部内者用送受話手段は割り込み信号を生成する割り込み信号生成部を含み、前記交信制御手段が、前記特定部内者用送受話手段以外の前記部内者用送受話手段である通常部内者用送受話手段と前記部外者用送受話手段との間の交信である通常交信を許容しているときに、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を受信した場合には、前記通常交信を中断して前記特定部内者用送受話手段と前記部外者用送受話手段との間の交信である特定交信を許容する特定交信許容部を含む構成を有している。
この構成により、通常部内者が部外者と交信中に、特定部内者は特定部内者送受話手段を使用して割り込むことができることとなる。
また、本発明のワイヤレス通信装置は、前記交信制御手段が、前記通常部内者用送受話手段間の交信である部内者間交信を許容しているときに、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を受信した場合には、前記部内者間交信に前記特定部内者用送受話手段を加えた拡張部内者交信を許容する拡張部内者交信許容部を含む構成を有している。
この構成により、通常部内者同士が交信中に、特定部内者は特定部内者送受話手段を使用して割り込むことができることとなる。
また、本発明のワイヤレス通信装置は、前記交信制御手段が、前記特定部内者用送受話手段から前記特定部内者の音声を表す電気信号を受信し、前記特定部内者用送受話手段に前記通常部内者および前記部外者の音声を表す電気信号を送信する特定部内者用送受信部と、前記通常部内者用送受話手段から前記通常部内者の音声を表す電気信号を受信し、前記通常部内者用送受話手段に前記特定部内者および前記部外者の音声を表す電気信号を送信する通常部内者用送受信部とを備える構成を有している。
この構成により、通常部内者送受話手段によりチャンネルが占有されていても、特定部内者送受話手段は確実に割り込みできることとなる。
さらに、本発明のワイヤレス通信装置は、前記特定部内者用送受話手段が、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を、前記特定部内者の音声を表す電気信号に重畳する割り込み信号重畳部を含み、前記特定部内者用送受信部が、前記特定部内者の音声を表す電気信号から前記割り込み信号生成部で生成された前記割り込み信号を分離する割り込み信号分離部を含む構成を有している。
この構成により、特定交信要求信号を音声信号に重畳して送信することができることとなる。
本発明は、特定交信許容部を設けることにより、優先度の高い特定部内者用送受話手段を着装する特定部内者は、部外者と通常部内者の交信中に確実に割り込むことが可能となる。
以下図面を参照して、本発明に係るワイヤレス通信装置の実施の形態を説明する。
即ち、本発明に係るワイヤレス通信装置は、図1に示すように、部外者が部外者と音声を送受話する部外者用送受話手段1と、部内者が部外者と音声を送受話する部内者用送受話手段2と、部外者用送受話手段1と部内者用送受話手段2との間の交信を制御する交信制御手段3とを備え、部内者用送受話手段1の中の少なくとも一つの特定部内者用送受話手段21が割り込み信号を生成する割り込み信号生成部を含み、交信制御手段3が、特定部内者用送受話手段21以外の部内者用送受話手段2である通常部内者用送受話手段22と部外者用送受話手段1との間の交信である通常交信を許容しているときに割り込み信号生成部211で生成された割り込み信号を受信した場合には通常交信を中断して特定部内者用送受話手段21と部外者用送受話手段1との間の交信である特定交信を許容する特定交信許容部31を含む。
図2は、本発明に係るワイヤレス通信装置をドライブ・スルー・レストランに適用した場合の構成図であって、メニューボード4で構成される部外者用送受話手段1には、マイクロフォン42およびスピーカ41が設置されている。
また、ヘッドセット5で構成される部内者用送受話手段2は、店長用ヘッドセット51で構成される特定部内者用送受話手段21と、第1の店員用ヘッドセット521および第2の店員用ヘッドセット522で構成される通常部内者用送受話手段22を含む。
また、交信制御部6で構成される交信制御手段3は、店長用送受信部61、店員用送受信部62、および送受信制御部63から構成されている。
本発明の実施の形態で使用されるヘッドセット5は、図3に示す一体型ヘッドセットであって、一本のヘッドバンド71と、このヘッドバンド71の一端に設置されるエレクトロニクス筐体72と、このエレクトロニクス筐体72から前方に延びるマイクロフォンブーム73とを備える。
また、ヘッドバンド71の他端には、エレクトロニクス筐体72に格納される電子機器に電力を供給するバッテリを格納するバッテリ筐体74が配置されている。
一体型ヘッドセット5は、図4の機能線図に示すように、エレクトロニクス筐体72、バッテリ筐体74、マイクロフォン75、イヤーフォン76、および操作パネルを含む。
エレクトロニクス筐体72の内側面にはイヤーフォン76が、エレクトロニクス筐体72の外側側面には操作パネルが配置されている。また、マイクロフォン75はマイクロフォンブーム73の先端に設置される。
エレクトロニクス筐体72の中には、ヘッドセット5を制御するマイクロコンピュータ721の他に、送信アンテナ722、送信部723および変調部724で構成される送信ユニット、受信アンテナ725、受信部726および復調部727で構成される受信ユニット、ベースバンド回路728、ならびにイヤーフォン増幅器729が格納されている。
マイクロフォン75から出力されるヘッドセット5を装着した店長または店員の音声を表す電気信号は、変調部724で変調され、送信部723および送信アンテナ722から送信される。
受信アンテナ725および受信部726で受信される音声を表す電気信号は、復調部727で復調された後、イヤースピーカ増幅器729で増幅されてイヤーフォン76から音声として出力される。
マイクロコンピュータ721は、操作パネルの操作に基づいて、送信部723、変調部724、受信部726、復調部727、およびイヤーフォン増幅器729の動作を制御する。
また、ベースバンド回路728およびマイクロコンピュータ721は、操作パネルの操作を表す操作情報を符号化して、送信ユニットを介して交信制御手段3に伝送する。
操作パネル上には、電源ボタン・インジケータ77、ボリューム・コントロール・ボタン78、トークボタン79、ページボタン80、およびチャンネル・セレクション・ボタン81が配置されている。
なお、図3には示されていないが、店長用ヘッドセットには、割り込みスイッチ82も配置されており、店長が割り込みスイッチ82を店長(M)側に切り換えると、マイクロコンピュータ721は割り込み信号を生成するようになっている。
なお、割り込みスイッチ82として、スライドスイッチを適用してもよい。
電源ボタン・インジケータ77は、エレクトロニクス筐体72への電力をオン・オフするとともに、オン・オフ状態を表示する。
ボリューム・コントロール・ボタン78は、イヤーフォン76の発生する音声のレベルを調整するものである。
トークボタン(T)79は、第1の店員用ヘッドセット521とメニューボード4との間の交信であるトークモードが選択されたときに押下されるボタンである。
ページボタン(P)80は、第1の店員用ヘッドセット521と第二の店員用ヘッドセット522との間の交信であるページモードが選択されたときに押下されるボタンである。
チャンネル・セレクション・ボタン81は、交信に使用する周波数を切り替えるものであり、二つのレーンを備えるドライブ・スルーにおいて、店員が担当するレーンに応じて交信周波数を切り換えるために使用される。
店長用ヘッドセット51に配置されている割り込みスイッチ82が店長(M)側に切り換えられると、店長用ヘッドセット51は第1の店員用ヘッドセット521とネニューボードの間の交信、または第1の店員用ヘッドセット521と第二のヘッドセット522の間の交信話に割り込むことができ、店員(A)に切り換えられると、割り込みは解除される。
なお、本発明においては、ヘッドセットの操作情報は、ベースバンド回路728において周知のDTMF(Dial Tone Multi Frequency)を適用して音声情報に重畳送信されるように構成されている。
図2に戻り、交信制御手段3の構成を説明する。
店長用送受信部61は、店長の音声を表す電気信号を搬送する電波を受信する店長用受信部611と、店長用ヘッドセット51から出力される音声を表す電波を送信する店長用送信部612で構成される。
店員用送受信部62は、第1の店員の音声を表す電波を受信する店員用受信部621と、第1の店員用ヘッドセット521および第2の店員用ヘッドセット522から出力される音声を表す電波を送信する店員用送信部622で構成される。
送受信制御部63は、店長用分離部631、店長用消音部632、店長用混合部633、店員用分離部634、店員用消音部635、店員用混合部636、ボード消音部637、ボード混合部638および制御部639で構成される。なお、特定交信許容部は、制御部639の中にソフトウエア的に構築される。
店長用分離部631は、店長の音声信号と店長の音声に重畳して送信される店長用ヘッドセット51の操作情報を分離するものであり、店長の音声信号は店長用消音部632に、店長用ヘッドセット51の操作情報は制御部639に導かれる。
店員用分離部634は、店員の音声信号と店員の音声に重畳して送信される店員用ヘッドセット521の操作情報を分離するものであり、店員の音声信号は店員用消音部635に、店員用ヘッドセット521または522の動作状態情報は制御部639に導かれる。
以下、本名発明に係るワイヤレス通信装置の動作を、図5ないし図10を参照しつつ説明する。
図5は、制御部639で実行される制御プログラムのフローチャートである。まず、店長用ヘッドセット51の割り込みスイッチ82が店長(M)側に切り換えられて、店長用ヘッドセット51から割り込み要求が送信されているか否かを判定する(ステップS51)。
制御部639が、ステップS51で割り込み要求が送信されていないと判定したときは、第1の店員用ヘッドセット521のトークボタン(T)79が押下されて、トークモードに設定されているか否かを判定する(ステップS52)。
制御部639が、ステップS52でトークモードに設定されていると判定したときには、店長用消音部632をオンに、店員用消音部635をオフに、ボード消音部637をオフとする(ステップS53)。なお、各消音部は、オンに設定されるとその消音部に入力する音声は消音され、オフに設定されるとその消音部に入力する音声は消音されずにそのまま出力される。
一方、制御部639が、ステップS52でトークモードに設定されていないと判定したときには、第1の店員用ヘッドセット521のページボタン(P)80が押下されてページモードに設定されているとして、店長用消音部632をオンに、店員用消音部635をオフに、ボード消音部637をオンとする(ステップS54)。
また、制御部639が、ステップS51で割り込み要求が送信されていると判定したときは、第1の店員用ヘッドセット521のトークボタン(T)79が押下されて、トークモードに設定されているか否かを判定する(ステップS55)。
制御部639が、ステップS52でトークモードに設定されていると判定したときには、店長用消音部632をオフに、店員用消音部635をオンに、ボード消音部637をオフとする(ステップS56)。
一方、制御部639が、ステップS52でトークモードに設定されていないと判定したときには、ページモードに設定されているとして、店長用消音部632をオフに、店員用消音部635をオフに、ボード消音部637をオンとする(ステップS57)。
図6は、ステップS53の状態、即ち、第1の店員が第1の店員用ヘッドセット521を使用してトークモードで顧客と会話している状態を示している。なお、太線は、その経路が活性状態にあることを示す。
第1の店員用ヘッドセット521からは、第1の店員の音声と第1のヘッドセット521のトークボタン79が押下状態にあることを表す操作情報が送信される。
操作情報は、店員用受信部621で受信され、店員用分離部634で第1の店員の音声から分離され、制御部639に伝送される。
制御部639は、第1のヘッドセット521のトークボタン79が押下状態であるときは、店長用消音部632をオンとして、店長の音声が店員用混合部636およびボード混合部638に伝送されることを禁止する。
第1の店員の音声は、店員用消音部635で消音されることなく、店長用混合部633およびボード混合部638に伝送される。よって、第1の店員の音声は、メニューボード4のスピーカ41から出力される。また、第1の店員の音声は、店長用送信部612から店長用ヘッドセット51に送信されるとともに、第2のヘッドセット522にも送信される。
また、顧客の音声は、メニューボード4のマイクロフォン42で電気信号に変換され、店長用混合部633および店員用混合部636に伝送される。よって、顧客の音声は、店員用送信部622から第1の店員用ヘッドセット521および第2の店員用ヘッドセット522に送信されるとともに、店長用送信部612から店長用ヘッドセット51に送信される。
したがって、この状態において、店長用ヘッドセット51および第2のヘッドセットで、第1の店員と顧客の交信を傍受することは可能である。しかし、店長の音声を表す電気信号は、店長用消音部632がオンに設定されているので、店員用ヘッドセット521および522ならびにメニューボード4に伝達されない。
また、第1のヘッドセット521のトークボタン79が押下されているので、第2の店員は第2のヘッドセット522のトークボタン79を操作して音声を送信することはできない。
図7は、図6の状態で店長用ヘッドセット51の割り込みスイッチ82が店長(M)側に切り換えられて、割り込みが要求された場合を示す。
店長(M)側に切り換えられて、割り込み要求信号が送信されると、割り込み要求信号は店長用受信部611で受信される。
割り込み要求信号は、店長用分離部631で分離され制御部639に伝送されて、店員用消音部635をオンに、ボード消音部637をオフに制御して、図8の状態とする。
制御部639は、店長用消音部632はオフに、店員用消音部635をオンに設定するので、店長の音声はメニューボード4のスピーカ41から出力され、店員の音声は出力されない。
なお、第1の店員用ヘッドセット521および第2の店員用ヘッドセット522は、店長用ヘッドセット51とメニューボード4との間の交信を傍受することは可能である。
また、店長用ヘッドセット51の割り込みスイッチ82が店員(A)側に切り換えられて、割り込みが解除されると、図6の状態に戻り、第1の店員用ヘッドセット521とメニューボード4との間の交信が継続される。
図9は、第1の店員用ヘッドセット521と第2の店員用ヘッドセット522との間でページモードにより交信がなされている場合を示している。店長用消音部632はオフに、店員用消音部635はオンに、ボード消音部637はオンに制御される。この結果、第1の店員用ヘッドセット521と第2の店員用ヘッドセット522の交信は、メニューボード4のスピーカ41から出力されない。
なお、店長用ヘッドセット51によって第1の店員用ヘッドセット521と第2の店員用ヘッドセット522の交信を傍受することは可能であり、メニューボード4に設置されるマイクロフォン42で電気信号に変換される顧客の音声は常時聴取可能である。
この状態で、店長用ヘッドセット51の割り込みスイッチ82が店長(M)側に切り換えられると、図7に示すように、店長用ヘッドセット51から割り込み信号が送信され、制御部639は店長用消音部632をオフに、店員用消音部635をオフに、ボード消音部637をオンに制御する。
図10は、店員用ヘッドセット間でページモードにより交信がなされている間に、店長用ヘッドセットから割り込みがなされた状態を示す。
即ち、制御部639は、店長用消音部632はオフに、店員用消音部635をオフに設定するので、店長用ヘッドセット51は店員用ヘッドセット間の交信に割り込むことがでる。ただし、交信内容がメニューボード4のスピーカ41から出力されることはない。なお、この場合でも、メニューボード4に設置されるマイクロフォン42で電気信号に変換される音声は店長用ヘッドセット51、第1の店員用ヘッドセット521および第2のヘッドセット522で聴取することが可能である。
以上のように、本発明のワイヤレス通信装置は、特定部内者用送受話手段に割り込み信号生成部を設け、交信制御手段に特定交信許容部を設けることにより、必要なときに優先度の高い特定部内者が確実に割り込むことができる。
上記実施の形態においては、ヘッドセットは一体型ヘッドセットであるとしたが、エレクトロニクス筐体およびバッテリ筐体をベルトに装着する別筐体型ヘッドセットにも本発明を適用できることは明らかである。
以上のように、本発明に係るワイヤレス通信装置は、優先度の高い移動局から確実に割り込むことが可能となるという効果を有し、ワイヤレス通信装置等として有効である。
1 部外者用送受話手段
2 部内者用送受話手段
21 特定部内者用送受話手段
22 通常部内者用送受話手段
3 交信制御手段
31 特定交信許容部
5 ヘッドセット
6 交信制御部
2 部内者用送受話手段
21 特定部内者用送受話手段
22 通常部内者用送受話手段
3 交信制御手段
31 特定交信許容部
5 ヘッドセット
6 交信制御部
Claims (4)
- 部外者が部内者と音声を送受話する部外者用送受話手段と、
前記部内者が前記部外者と前記音声を送受話する部内者用送受話手段と、
前記部外者用送受話手段と前記部内者用送受話手段との間の交信を制御する交信制御手段とを備え、
前記部内者用送受話手段の中の少なくとも一つは特定部内者用送受話手段であり、該特定部内者用送受話手段は割り込み信号を生成する割り込み信号生成部を含み、
前記交信制御手段が、前記特定部内者用送受話手段以外の前記部内者用送受話手段である通常部内者用送受話手段と前記部外者用送受話手段との間の交信である通常交信を許容しているときに、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を受信した場合には、前記通常交信を中断して前記特定部内者用送受話手段と前記部外者用送受話手段との間の交信である特定交信を許容する特定交信許容部を含むことを特徴とするワイヤレス通信装置。 - 前記交信制御手段が、前記通常部内者用送受話手段間の交信である部内者間交信を許容しているときに、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を受信した場合には、前記部内者間交信に前記特定部内者用送受話手段を加えた拡張部内者交信を許容する拡張部内者交信許容部を含むことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス通信装置。
- 前記交信制御手段が、前記特定部内者用送受話手段から前記特定部内者の音声を表す電気信号を受信し、前記特定部内者用送受話手段に前記通常部内者および前記部外者の音声を表す電気信号を送信する特定部内者用送受信部と、前記通常部内者用送受話手段から前記通常部内者の音声を表す電気信号を受信し、前記通常部内者用送受話手段に前記特定部内者および前記部外者の音声を表す電気信号を送信する通常部内者用送受信部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のワイヤレス通信装置。
- 前記特定部内者用送受話手段が、前記割り込み信号生成部で生成された割り込み信号を、前記特定部内者の音声を表す電気信号に重畳する割り込み信号重畳部を含み、
前記特定部内者用送受信部が、前記特定部内者の音声を表す電気信号から前記割り込み信号生成部で生成された前記割り込み信号を分離する割り込み信号分離部を含むことを特徴とする請求項3に記載のワイヤレス通信装置。
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