JPH0735477Y2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JPH0735477Y2
JPH0735477Y2 JP1989088929U JP8892989U JPH0735477Y2 JP H0735477 Y2 JPH0735477 Y2 JP H0735477Y2 JP 1989088929 U JP1989088929 U JP 1989088929U JP 8892989 U JP8892989 U JP 8892989U JP H0735477 Y2 JPH0735477 Y2 JP H0735477Y2
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JP
Japan
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line
telephone
signal
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filter
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JP1989088929U
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JPH0328848U (ja
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力 富田
広明 上岡
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案は電話機の本体部と送受話器との信号通信を無線
(コードレス)で行うコードレス電話機に関し、電話回
線の一部をアンテナとして使用して送受話器との通信を
行うことで、アンテナから出力する電波の強度を大きく
することなく、送受話器との通信領域を拡大するもので
ある。
〔産業上の利用分野〕
本考案は電話機に係り、詳しくは電話機の本体部と送受
話器との間で微弱電波による無線通信を行うコードレス
電話機に関する。
〔従来の技術〕
従来より電話機の多くは、送受話器と本体部がコードで
接続されているが、近年では送受話器と本体部とを微弱
電波等の無線回線で接続するコードレス電話機が普及し
始めている。
このコードレス電話機は本体部と送受話器とにそれぞれ
アンテナが設けられており、本体部を移動させなくて
も、送受話器を持ち運ぶだけで室内の自由な場所で通話
できるという利点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようなコードレス電話機はアンテナから出力する電
波の強度が規制されており、前述の如く本体部と送受話
器とが10〜15m以上離れると電界強度が低下するため通
話が困難になる。
本考案はこのような問題を解決するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案は無線通信機能を
有する送受話器と、電話回線からの回線信号を前記送受
話器に無線送信すると共に、前記送受話器からの無線信
号を受信し、前記電話回線に送出する本体部からなるコ
ードレス電話機において、 前記本体部の無線信号入出力端子と電話回線上の接続点
間に接続され前記無線信号の周波数を通過させ且つ前記
回線信号の周波数を遮断する第1のフィルタと、 前記接続点と前記本体部の回線信号入出力端子との間に
介在して、回線信号の周波数を通過させ且つ前記無線信
号の周波数を遮断する第2のフィルタと、 前記電話回線の前記接続点より前記本体部に対して遠方
側に設けられ、前記回線信号の周波数を通過させ且つ前
記無線信号の周波数を遮断する第3のフィルタとを設
け、 該第2のフィルタと第3のフィルタとの間の前記電話回
線を前記本体部のアンテナとして機能するようにしたこ
とを特徴とするものである。
〔作用〕
無線信号入出力端子から第1のフィルタを介して電話回
線の接続点へ無線信号を与えることで、電話回線が本体
部のアンテナとなる。
従って、電話回線が配設されている場所から所定の距離
の範囲が通話可能範囲になるため、従来と同一の電波の
強度であっても通話可能範囲を拡大することができる。
尚、無線信号は第2のフィルタと第3のフィルタによっ
て本体部の音声信号入出力端子や電話回線へ与えられる
ことはなく、また、音声信号は第1のフィルタによって
無線信号入出力端子へ与えられることはないため、電話
器本体や電話回線への影響はない。
〔考案の実施例〕
以下、図面を用いて本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の実施例を示すブロック図である。
本体部1と電話局の交換器3とは電話機から延びる電話
機側回線1、ローパスフィルタ4、ローゼット5、電
話局から配設された電話局側回線l2を介して接続されて
いる。尚、電話機側回線1と電話局側回線l2とによっ
て電話回線が構成されている。
本体部1は無線機11と、無線機11へダイヤル操作信号等
を与えるダイヤル操作部12と、ハイパスフィルタ14、ロ
ーパスフィルタ13、クランパ15、コンデンサC1からなっ
ている。また送受話器2はアンテナ21、無線機22、マイ
ク23、スピーカ24からなっている。
本体部1は交換機3からの回線信号を電話機側回線1
から入力し、ローパスフィルタ13を介して無線機11の回
線信号入出力端子T1へ与える。
無線機11は交換機3からの回線信号に応答して呼び出し
ベルを鳴らしたり、回線信号をFM変調した無線信号を無
線信号入出力端子T2から接続点Xを介して電話機側回線
1へ与えたり、また電話機側回線1上の無線信号を
接続点Xを介して無線信号入出力端子T2から取り込んで
復調し、端子1を介して電話機側回線1へ送出するも
のである。尚、無線機11はダイヤル操作部12が操作され
ると無線機11は交換機3へダイヤル信号を送出すること
も行っている。
この無線機11とダイヤル操作部12は一般のコードレス電
話機と同一であり、詳細な説明は省略する。
第2図は電話機側回線1上の信号の周波数分布を示す
図である。
交換器3と本体部1間で伝送される回線信号は300Hzか
ら3KHzの音声帯域に分布しており、一方、無線機11の無
線信号入出力端子T2から出力される無線信号は40MHzの
搬送波周波数を中心に分布しており、これらの信号はフ
ィルタによって容易に分割することができる。
ローパスフィルタ13は無線機11の無線信号入出力端子T2
からの無線信号が回線信号入出力端子T1へ回り込むこと
を防止するためのものであり、またハイパスフィルタ14
は電話機側回線1上の回線信号が無線機11の無線信号
入出力端子T2へ回り込むことを防止するものである。ま
た、コンデンサC1はハイパスフィルタ14によって電話機
側回線1の低周波信号が接地されないようにするため
のカップリングコンデンサである。
尚、前述の回線信号は数十Vのパルス電圧信号を含んで
おり、そのパルス信号がハイパスフィルタ14を通過して
無線機11の無線信号入出力端子T2ヘ与えられないように
するために、クランパ15を設けてそのパルス電圧信号の
振幅をラインl3上で制限している。
ハイパスフィルタ4は電話機側回線1上の無線信号が
電話局側回線l2を介して交換器3へ与えられることを防
止するものである。
一方、送受話器2はアンテナ21と、アンテナ21から入来
した無線信号をFM復調してスピーカ24へ与えると共に、
マイク23からの音声信号をFM変調してアンテナ21から送
出する無線機22からなっており、詳細な説明は省略す
る。
次に、本実施例の動作を説明する。
電話局の交換機3からの回線信号が電話局側回線l2、ロ
ーゼット5、ローパスフィルタ4、電話機側回線1、
ローパスフィルタ13を介して無線機11の回線信号入出力
端子T1へ与えられると、無線機11はその回線信号をFM変
調して無線信号を無線信号入出力端子T2から出力する。
その無線信号はハイパスフィルタ14、コンデンサC1を介
して電話機側回線1へ与えられて、その電話機側回線
1から無線信号が送出される。
その送出された無線信号は送受話器2のアンテナ21へ入
来し、無線機22へ与えられる。無線機22は入来した無線
信号を復調し、スピーカ24から音声として出力する。
また、マイク23から取り込まれた音声は無線機22で変調
された後、無線信号としてアンテナ21から送出される。
その送出された無線信号は電話機側回線1に入来し、
コンデンサC1、ハイパスフィルタ14を介して無線機11の
無線信号入出力端子T2へ与えられる。無線機11は無線信
号入出力端子T2へ与えられた無線信号を復調して回線信
号入出力端子T1から出力し、ローパスフィルタ13、電話
機側回線1、ローパスフィルタ4、ローゼット5、電
話局側回線l2を介して交換機3へ与えられる。
第3図は本実施例の受信領域を示す図である。Zは通話
可能領域を示しており、電話機側回線1から距離A
(例えば、15m)の範囲を占めている。
本実施例では電話局の交換器3と本体部1とを接続する
為に設けられる電話機側回線1をアンテナとして使用
しているため、電話機側回線1から距離Aが通話可能
領域Zとなり、通話可能領域を拡大することができる。
また、電話機側回線1をアンテナとして利用している
ため、新たにアンテナとして信号線を配設する必要がな
く、コストダウンを図ることができる。
尚、ローパスフィルタ4はローゼット5に対して電話局
側回線l2側に設けてもよい。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように本考案では電話局と本体部と
を接続する為に設けられる電話回線の一部をアンテナと
して使用しているため、その電話回線の一部から所定の
距離の領域までが通話可能領域となり、通話可能領域を
拡大することができる。
また、電話回線をアンテナとして利用しているため、新
たにアンテナとして信号線を配設する必要がなく、コス
トダウンを図ることができる。
尚、無線信号は第2のフィルタと第3のフィルタによっ
て本体部の回線信号入出力端子や電話局へ与えられるこ
とはなく、また、音声信号は第1のフィルタによって無
線信号入出力端子へ与えられることはないため、電話器
本体や電話局への影響はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すブロック図、第2図は電
話機側回線1上の信号の周波数分布を示す図、第3図
は第1図に示した実施例の受信領域を示す図である。 図中、1:本体部、2:送受話器、3:交換機、1:電話機側
回線、l2:電話局側回線、4,13:LPF、14:HPF

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線通信機能を有する送受話器と、電話回
    線からの回線信号を前記送受話器に無線送信すると共
    に、前記送受話器からの無線信号を受信し、前記電話回
    線に送出する本体部からなるコードレス電話機におい
    て、 前記本体部の無線信号入出力端子と電話回線上の接続点
    間に接続され前記無線信号の周波数を通過させ且つ前記
    回線信号の周波数を遮断する第1のフィルタと、 前記接続点と前記本体部の回線信号入出力端子との間に
    介在して、回線信号の周波数を通過させ且つ前記無線信
    号の周波数を遮断する第2のフィルタと、 前記電話回線の前記接続点より前記本体部に対して遠方
    側に設けられ、前記回線信号の周波数を通過させ且つ前
    記無線信号の周波数を遮断する第3のフィルタとを設
    け、 該第2のフィルタと第3のフィルタとの間の前記電話回
    線を前記本体部のアンテナとして機能するようにしたこ
    とを特徴とするコードレス電話機。
JP1989088929U 1989-07-27 1989-07-27 コードレス電話機 Expired - Lifetime JPH0735477Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989088929U JPH0735477Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 コードレス電話機

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JP1989088929U JPH0735477Y2 (ja) 1989-07-27 1989-07-27 コードレス電話機

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Publication Number Publication Date
JPH0328848U JPH0328848U (ja) 1991-03-22
JPH0735477Y2 true JPH0735477Y2 (ja) 1995-08-09

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ID=31638522

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