JPH08881A - 全自動洗濯機 - Google Patents

全自動洗濯機

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Publication number
JPH08881A
JPH08881A JP6144689A JP14468994A JPH08881A JP H08881 A JPH08881 A JP H08881A JP 6144689 A JP6144689 A JP 6144689A JP 14468994 A JP14468994 A JP 14468994A JP H08881 A JPH08881 A JP H08881A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
washing
dehydration
rotation speed
dehydrating
Prior art date
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Pending
Application number
JP6144689A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Kumagai
眞一 熊谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH08881A publication Critical patent/JPH08881A/ja
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗濯し排水した後に脱水行程へ移るとき、脱
水回転数を徐々に高めていく間欠脱水を行った後、連続
脱水を行う全自動洗濯機において、構造が簡単で、かつ
精度よく脱水回転数を検知することにより泡拘束状態を
検知し、これを解消して運転プログラムをスムーズに進
める。 【構成】 制御手段19は、モータ5への通電オン、オ
フを複数回繰り返し脱水回転数を徐々に高めていく間欠
脱水行程において、モータ5への通電をオフとした脱水
惰性回転中に、オフ直後の惰性回転時の電圧検知手段1
5の出力より演算手段16で演算して脱水回転数を検知
し、i回目のモータ5へ通電オン時の脱水回転数Niが
前回のオン時の脱水回転数に対して2回つづけて低下し
たとき、実行中の間欠脱水行程を中止して、すすぎへ移
行し洗いと同水位にてこれを実行した後、再度間欠脱水
行程へ移行する泡拘束修正行程を行うように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯し排水した後に脱
水行程へ移るとき、脱水回転数を徐々に高めていく間欠
脱水を行った後、連続脱水を行う全自動洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、全自動洗濯機においては、洗濯
し排水した後に脱水行程へと移るが、脱水行程はモータ
のオン、オフを繰り返し行いながら洗濯物から水分を少
しずつ出し、脱水回転数をある程度まで徐々に高めてい
く、いわゆる間欠脱水を行った後、連続脱水をおこなう
のが通常である。
【0003】従来の全自動洗濯機においては、モータの
オン、オフの制御を時間で行っていた。つまり、一定時
間モータオンにした後に一定時間モータをオフにする。
つぎに、同じ時間モータをオンにして、同じ時間モータ
をオフにする。これを数回繰り返しながら、脱水回転数
を徐々に高めていくものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、洗濯物の多い、少ない、または水を含みやすい洗
濯物と含みにくい洗濯物、さらに排水径路などの排水条
件の良し悪しなど、洗濯物の条件、排水条件に無関係に
モータのオン、オフ時間が設定されているため、悪条件
の場合に間欠脱水では回転数がなかなか上がらず、逆に
回転数が低下してきて低い回転のまま連続脱水に移って
しまうことがあり得る。つまり、水分と洗剤泡が洗濯兼
脱水槽と水槽の間に充満して、その抵抗により洗濯兼脱
水槽の回転が低下してしまうという、いわゆる泡拘束状
態に陥ったまま連続脱水に移ってしまうことがある。そ
ういう状態に陥ると、モータへの負荷が大きくなり、モ
ータが過熱して臭いがしたり、脱水が充分に行われず、
運転終了後も洗濯物から水がしたたるということにな
る。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、構造
が簡単で、かつ精度よく脱水回転数を検知することによ
り泡拘束状態を検知し、これを解消して運転プログラム
をスムーズに進めることを第1の目的としている。
【0006】また、泡拘束修正行程を所定回数行って
も、脱水回転数が正常に立ち上がらない場合、排水径路
に異常があると判断して、表示手段により異常報知と表
示をした後に電源スイッチをオフして運転を停止して、
安全を確保しその異常を使用者に知らせることを第2の
目的としている。
【0007】また、排水径路に異常があるためつづけて
運転された場合には再び泡拘束状態になることは必然で
あるため、つぎの運転から自動的に運転プログラムを変
更して泡拘束状態になるのを防止することを第3の目的
としている。
【0008】さらに、排水径路の異常に気づきこれを直
した場合に、自動的に変更した運転プログラムを元へ戻
すことができるようにすることを第4の目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、水槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯兼脱水切替機構を介
して駆動するモータと、洗濯兼脱水槽の回転を停止させ
るブレーキを制御するソレノイドと、前記モータの惰性
回転時における逆起電力を検知する電圧検知手段と、前
記電圧検知手段の出力から前記モータの回転数を演算す
る演算手段と、前記電圧検知手段の出力から布量を検知
する布量検知手段と、パワースイッチング手段を介して
前記モータおよびソレノイドの動作を制御する制御手段
とを備え、前記制御手段は、前記モータへの通電オン、
オフを複数回繰り返し脱水回転数を徐々に高めていく間
欠脱水行程において、前記モータへの通電をオフとした
脱水惰性回転中に、オフ直後の惰性回転時の電圧検知手
段の出力より演算手段で演算して脱水回転数を検知し、
i回目のモータ通電オン時の脱水回転数Niが前回のオ
ン時の脱水回転数に対して2回つづけて低下したとき、
実行中の間欠脱水行程を中止して、すすぎへ移行し洗い
と同水位にてこれを実行した後、再度前記間欠脱水行程
へ移行する泡拘束修正行程を行うようにしたことを第1
の課題解決手段としている。
【0010】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、動作状態の表示および報
知をする表示手段と、電源スイッチとを備え、制御手段
は、泡拘束修正行程を所定回数行っても、脱水回転数が
正常に立ち上がらない場合、表示手段により異常報知を
表示した後に電源スイッチをオフするようにしたことを
第2の課題解決手段としている。
【0011】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、動作状態の表示および報
知をする表示手段と、電源スイッチとを備え、制御手段
は、泡拘束修正行程を所定回数行っても、脱水回転数が
正常に立ち上がらない場合、表示手段により異常報知と
表示をした後に電源スイッチをオフするとともに、つぎ
の運転から洗い行程の後に洗いと同水位のすすぎを追加
するようにしたことを第3の課題解決手段としている。
【0012】また、第4の目的を達成するために、上記
第1から第3の課題解決手段に加えて、使用者が操作し
て入力をする操作手段を備え、制御手段は、洗い行程の
後にすすぎを追加したプログラムを、操作手段の特別な
操作により元のプログラムに戻すようにしたことを第4
の課題解決手段としている。
【0013】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
間欠脱水行程において、モータへの通電をオフとした脱
水惰性回転中に、オフ直後の惰性回転時の電圧検知手段
の出力より演算手段で演算し脱水回転数を検知し、i回
目のモータ通電オン時の脱水回転数Ni が前回のオン時
の脱水回転数に対して2回つづけて低下したときに、実
行中の間欠脱水行程を中止して泡拘束修正行程へ移行
し、洗いと同水位のすすぎ行程を行い、洗剤泡を水に溶
かして拡散する。その後、再度間欠脱水行程へ移行し運
転プログラムをスムーズに進行させることができる。
【0014】また、第2の課題解決手段により、泡拘束
修正行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち
上がらない場合、表示手段により異常報知と表示をした
後に電源スイッチをオフして運転を停止し、安全を確保
するとともにその異常を使用者に知らせることができ
る。
【0015】また、第3の課題解決手段により、排水径
路に異常があるためつづけて運転された場合には再び泡
拘束状態になることは必然であるため、つぎの運転から
洗い行程の後に自動的にすすぎ行程を追加して、泡拘束
状態になるのを防止することができる。
【0016】さらに、第4の課題解決手段により、洗い
行程の後にすすぎ行程を追加したプログラムは、操作手
段の非日常的な特別な操作により元のプログラムに戻す
ことができ、排水径路の異常に気づきこれを直した場合
に、自動的に変更した運転プログラムを元へ戻すことが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1から図3を参
照しながら説明する。
【0018】図2に示すように、洗濯兼脱水槽1は、中
央底部にパルセータ2を回転自在に配設している。水槽
3は、洗濯兼脱水槽1を内包するもので、水槽3の外底
部には基板4を固着し、駆動用のモータ5、排水弁6と
ブレーキを制御するソレノイド(図示せず)、洗濯兼脱
水切替機構7(以下、クラッチという)などを配設し、
基板4の外縁部は防振装置8、吊り棒9を介して外枠1
0の上部角隅より垂下支持されている。外枠10の上部
には、上部カバー11が設けられて、給水弁12、電源
スイッチ13、制御装置14などを配設している。
【0019】制御装置14は図1に示すように構成して
おり、電圧検知手段15は、モータ5の惰性回転時の逆
起電力を検知するもので、その出力を演算手段16に入
力する。演算手段16は、電圧検知手段15の出力から
モータ5の回転数を演算する。比較手段17は、演算手
段16の出力と記憶手段18に記憶された値とを比較
し、その出力を制御手段19に入力する。パワースイッ
チング手段20は、制御手段19の出力によりモータ
5、給水弁12、電源スイッチ13、ソレノイド21な
どの通電を制御する。
【0020】操作手段22は使用者が操作して所望の入
力をするもので、図3に示すように、スタート/一時停
止キー22a、コース設定キー22b、行程設定キー2
2cおよび水位設定キー22dにより構成している。表
示手段23は動作状態の表示および各種の報知をするも
ので、コース表示ランプ23a、行程表示ランプ23
b、水位表示ランプ23cおよび残時間表示装置23d
により構成している。水位検知手段24は、洗濯兼脱水
槽1内の水位を検知するものである。布量検知手段25
は、電圧検知手段15の出力を入力し、洗濯兼脱水槽1
内の洗濯物の量を検知するものである。26は交流電源
で、27はモータ5の進相コンデンサである。
【0021】制御手段19は、操作手段22、水位検知
手段24、布量検知手段25などの出力により、洗濯、
すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するとともに、モータ
5への通電オン、オフを繰り返す間欠脱水行程におい
て、モータ5への通電をオフとした脱水惰性回転中に、
オフ直後の惰性回転時の電圧検知手段15の出力より演
算手段16で脱水回転数を演算で演算して脱水回転数を
検知し、i回目のモータ5の通電オン時の脱水回転数N
iが前回のオン時の脱水回転数に対して2回つづけて低
下したとき、実行中の間欠脱水行程を中止して、すすぎ
へ移行し洗いと同水位にてこれを実行した後、再度前記
間欠脱水行程へ移行する泡拘束修正行程を行うようにし
ている。
【0022】上記構成において図4および図5を参照し
ながら動作を説明すると、洗い行程が終了すると第1の
すすぎ行程に移り、まず、すすぎ行程の中の中間脱水行
程に入り、ソレノイド21により排水弁6が開かれて排
水され、水位検知手段24が排水完了を検知すると間欠
脱水に移る。間欠脱水に入ると、制御手段19は、図4
(A)に示すようなモータ5の駆動信号をパワースイッチ
ング手段20に出力する。図4(A)においてハイ期間は
モータ5に通電し、ロー期間は通電停止の命令である。
したがって、通電されていたモータ5が時間Tiで通電
が停止されるので惰性回転し、Ti'になるとまた通電駆
動される。またTi+1で通電が停止されるので惰性回転
し、Ti'+1になるとまた通電駆動される。
【0023】このため、モータ5に接続された電圧検知
手段15に入力される電圧波形は、図4(B)に示すよう
になる。すなわち、Ti'からTi+1の間のようなモータ
5に通電されている間は電源電圧波形が現れ、Tiから
Ti'のようなモータ5のオフの間には惰性回転によりモ
ータ5の回転子の残留磁束が固定子巻線を切ることによ
り発生する逆起電力が現れる。この逆起電力はモータ5
の回転によって生ずるから、この波形からモータ5の回
転数を知ることができる。
【0024】洗濯兼脱水槽1の回転数は、モータ5と洗
濯兼脱水槽1がクラッチ7を介して接続され、クラッチ
7はワンウェイになっているので、モータ5への通電が
停止されると、クラッチ7がすべりを起こし、一般的に
は脱水回転数はモータ5の回転数と一致しない。しか
し、通電停止直後0.1秒以内であればそのすべりは無
視できるので、この期間にモータ5の回転数を検知すれ
ば脱水回転数を検知することができる。
【0025】つまり、モータ5への通電を停止して脱水
惰性運転になった直後、短期間TCのモータ5の巻線の
逆起電力を電圧検知手段15で検知し、図4(C)に示す
ような波形に成形して、そのパルス巾から演算手段16
で回転数を演算する。この動作を間欠脱水中、モータ5
への通電をオフした直後毎回行う。そして、通電オン時
の脱水回転数の変化を検知する。
【0026】図5の曲線aは排水、脱水条件の良好な場
合であり、間欠脱水により脱水回転数が順次上昇してい
る。これに対して曲線bは排水、脱水条件の悪い場合で
あり、間欠脱水の途中から脱水回転数が低下している。
そして、時間T5の回転数に対して、時間T6、T7の回
転数がつづけて低下しているため、泡拘束状態に陥って
いると判断して、時間Tzにて間欠脱水を中止して泡拘
束修正行程へと移行する。
【0027】時間Tz以降の2点鎖線は泡拘束状態が検
知できない従来のやり方の場合の回転数変化を表してお
り、回転数が上がらないまま連続脱水になっている。
【0028】つぎに、図6および図7を参照しながら動
作の詳細を説明する。図6のステップ101で標準コー
スの洗い行程が終了した後、ステップ102からすすぎ
I行程の中間脱水Iがはじまる。ステップ103、10
4でソレノイド21に通電され排水がされた後、ステッ
プ106から間欠脱水が始まる。まず、ステップ106
でモータ5がオンして時間Ti経過後、ステップ108
でモータ5をオフし、洗濯兼脱水槽1は惰性回転を行
う。そして、ステップ109で脱水回転数Niを演算す
る。そして時間Ti'後、ステップ111で再びモータ5
をオンする。ステップ112からステップ117および
ステップ127からステップ132まで7回これを繰り
返し、回転数Nを順次検知して記憶する。
【0029】ステップ109で検知した回転数Niに対
して回転数Ni+1、Ni+2が2回つづけて低下しないとき
は、ステップ118へ移り、モータ5をオンして連続脱
水となる。そして時間Ts後、ステップ120、121
でモータ5、ソレノイド21を順次オフし中間脱水Iが
終了する。その後、ステップ123から126ですすぎ
を行って、すすぎI行程が終了し次行程へと移ってい
く。
【0030】ステップ106からステップ117および
ステップ127からステップ132で、検知した回転数
Niに対して回転数Ni+1、Ni+2 が2回つづけて低下し
たときは、泡拘束状態に陥ったと判断し、図7のステッ
プ133でソレノイド21をオフして主プログラムを中
止し、ステップ134で副プログラムの泡拘束修正行程
へ移行する。そして、ステップ136からステップ13
9で洗いと同水位ですすぎ攪伴を行い、洗剤泡を拡散す
る。その後、図6の主プログラムの中間脱水行程の間欠
脱水へ戻る。
【0031】ステップ135で泡拘束修正行程を3回行
っても脱水回転数が正常に立ち上がらないときは、排水
経路に異常があると判断し、ステップ135からステッ
プ140へ移行し、表示手段25により、ブザーにて異
常報知をし、ステップ141にて、たとえば、「H1
3」のように残時間表示装置23dに表示して使用者に
異常を知らせ、ステップ142で電源スイッチ13をオ
フし運転を中止する。
【0032】その後、使用者が再度電源をオンして運転
を行ったときは、再び泡拘束状態に陥ることは必然であ
るため、ステップ145からステップ149の洗い行程
の後に、ステップ150からステップ154のすすぎ行
程を追加して洗剤泡の拡散を行い、その後すすぎI行程
を行う。
【0033】そして、排水経路の異常を修正した後は上
記の追加したすすぎ行程は不要であるため、フローチャ
ートには記載していないが、操作手段22の非日常的な
特別な操作、たとえば、コース設定キー22bと行程設
定キー22cを同時に押したままで電源スイッチ13を
オンにする操作により、追加したすすぎ行程を中止して
元の主プログラムに戻すことができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明は、水槽内に回転自
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯
兼脱水切替機構を介して駆動するモータと、洗濯兼脱水
槽の回転を停止させるブレーキを制御するソレノイド
と、前記モータの惰性回転時における逆起電力を検知す
る電圧検知手段と、前記電圧検知手段の出力から前記モ
ータの回転数を演算する演算手段と、前記電圧検知手段
の出力から布量を検知する布量検知手段と、パワースイ
ッチング手段を介して前記モータおよびソレノイドの動
作を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記
モータへの通電オン、オフを複数回繰り返し脱水回転数
を徐々に高めていく間欠脱水行程において、前記モータ
への通電をオフとした脱水惰性回転中に、オフ直後の惰
性回転時の電圧検知手段の出力より演算手段で演算して
脱水回転数を検知し、i回目のモータ通電オン時の脱水
回転数Niが前回のオン時の脱水回転数に対して2回つ
づけて低下したとき、実行中の間欠脱水行程を中止し
て、すすぎへ移行し洗いと同水位にてこれを実行した
後、再度前記間欠脱水行程へ移行する泡拘束修正行程を
行うようにしたから、構造が簡単で、かつ精度よく脱水
回転数を検知することにより、水分と洗剤泡が洗濯兼脱
水槽と水槽の間に充満して、その抵抗により洗濯兼脱水
槽の回転が低下してしまうという泡拘束状態を検知し、
これを解消して運転プログラムをスムーズに進めること
ができ、モータが過熱して臭いがしたり、脱水が充分に
行われず運転終了後も洗濯物から水がしたたるというこ
とを防止できる。
【0035】また、動作状態の表示および報知をする表
示手段と、電源スイッチとを備え、制御手段は、泡拘束
修正行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち
上がらない場合、表示手段により異常報知を表示した後
に電源スイッチをオフするようにしたから、泡拘束修正
行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち上が
らない場合、排水径路に異常があると判断して、表示手
段により異常報知と表示をした後に電源スイッチをオフ
して運転を停止することにより、その異常を使用者に知
らせることができ、安全を確保することができる。
【0036】また、動作状態の表示および報知をする表
示手段と、電源スイッチとを備え、制御手段は、泡拘束
修正行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち
上がらない場合、表示手段により異常報知と表示をした
後に電源スイッチをオフするとともに、つぎの運転から
洗い行程の後に洗いと同水位のすすぎを追加するように
したから、排水径路に異常があるためつづけて運転され
た場合には再び泡拘束状態になることは必然であるた
め、つぎぎの運転から自動的に運転プログラムを変更し
て泡拘束状態になることを防止することができる。
【0037】また、使用者が操作して入力をする操作手
段を備え、制御手段は、洗い行程の後にすすぎを追加し
たプログラムを、操作手段の特別な操作により元のプロ
グラムに戻すようにしたから、排水径路の異常に気づき
これを直した場合には、自動的に変更した運転プログラ
ムを元へ戻すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全自動洗濯機のブロック回
路図
【図2】同全自動洗濯機の断面図
【図3】同全自動洗濯機の操作手段および表示手段の正
面図
【図4】同全自動洗濯機の間欠脱水行程の動作タイムチ
ャート
【図5】同全自動洗濯機の間欠脱水行程の特性図
【図6】同全自動洗濯機の正常動作時の動作フローチャ
ート
【図7】同全自動洗濯機の異常動作時の動作フローチャ
ート
【符号の説明】
1 洗濯兼脱水槽 3 水槽 5 モータ 7 洗濯兼脱水切替機構 15 電圧検知手段 16 演算手段 19 制御手段 20 パワースイッチング手段 21 ソレノイド 25 布量検知手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
    槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯兼脱水切替機構を介して
    駆動するモータと、洗濯兼脱水槽の回転を停止させるブ
    レーキを制御するソレノイドと、前記モータの惰性回転
    時における逆起電力を検知する電圧検知手段と、前記電
    圧検知手段の出力から前記モータの回転数を演算する演
    算手段と、前記電圧検知手段の出力から布量を検知する
    布量検知手段と、パワースイッチング手段を介して前記
    モータおよびソレノイドの動作を制御する制御手段とを
    備え、前記制御手段は、前記モータへの通電オン、オフ
    を複数回繰り返し脱水回転数を徐々に高めていく間欠脱
    水行程において、前記モータへの通電をオフとした脱水
    惰性回転中に、オフ直後の惰性回転時の電圧検知手段の
    出力より演算手段で演算して脱水回転数を検知し、i回
    目のモータ通電オン時の脱水回転数Niが前回のオン時
    の脱水回転数に対して2回つづけて低下したとき、実行
    中の間欠脱水行程を中止して、すすぎへ移行し洗いと同
    水位にてこれを実行した後、再度前記間欠脱水行程へ移
    行する泡拘束修正行程を行うようにした全自動洗濯機。
  2. 【請求項2】 動作状態の表示および報知をする表示手
    段と、電源スイッチとを備え、制御手段は、泡拘束修正
    行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち上が
    らない場合、表示手段により異常報知を表示した後に電
    源スイッチをオフするようにした請求項1記載の全自動
    洗濯機。
  3. 【請求項3】 動作状態の表示および報知をする表示手
    段と、電源スイッチとを備え、制御手段は、泡拘束修正
    行程を所定回数行っても、脱水回転数が正常に立ち上が
    らない場合、表示手段により異常報知と表示をした後に
    電源スイッチをオフするとともに、つぎの運転から洗い
    行程の後に洗いと同水位のすすぎを追加するようにした
    請求項1記載の全自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 使用者が操作して入力をする操作手段を
    備え、制御手段は、洗い行程の後にすすぎを追加したプ
    ログラムを、操作手段の特別な操作により元のプログラ
    ムに戻すようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の全自動洗濯機。
JP6144689A 1994-06-27 1994-06-27 全自動洗濯機 Pending JPH08881A (ja)

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JP6144689A JPH08881A (ja) 1994-06-27 1994-06-27 全自動洗濯機

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08299668A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Nippon Kentetsu Co Ltd 洗濯機の運転制御方法
KR100601056B1 (ko) * 1999-06-02 2006-07-19 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 거품 감지방법
JP2008295531A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Sharp Corp 洗濯機

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