JPH07299278A - 脱水兼用洗濯機 - Google Patents

脱水兼用洗濯機

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JPH07299278A
JPH07299278A JP6093249A JP9324994A JPH07299278A JP H07299278 A JPH07299278 A JP H07299278A JP 6093249 A JP6093249 A JP 6093249A JP 9324994 A JP9324994 A JP 9324994A JP H07299278 A JPH07299278 A JP H07299278A
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JP
Japan
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motor
washing
rotation
brake
solenoid
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Application number
JP6093249A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kumagai
眞一 熊谷
Mitsuhiko Kobayashi
光彦 小林
Katsuya Saito
克哉 齋藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱水運転を終了しモータへの通電を停止して
から所定時間経過後にブレーキをかけるようにした脱水
兼用洗濯機において、構造が簡単で、かつ精度よく脱水
回転数を検知して、時間の無駄のない時間差ブレーキの
制御ができるようにする。 【構成】 洗濯兼脱水槽を洗濯兼脱水切替機構を介して
モータ5により駆動し、洗濯兼脱水槽の回転を停止させ
るブレーキをソレノイド15により制御する。モータ5
の惰性回転時における逆起電力を検知する電圧検知手段
18の出力からモータ5の回転数を演算手段19により
演算する。モータ5およびソレノイド15の動作を制御
する制御手段22は、脱水惰性回転中に複数回モータ5
へ短時間通電し、直後の惰性回転時の電圧検知手段18
の出力より演算手段19で演算した脱水回転数により脱
水惰性回転が終了する時間を演算し、演算した脱水惰性
回転終了後にソレノイド15への通電を停止させてブレ
ーキをかけるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脱水運転を終了しモー
タへの通電を停止してから所定時間経過後にブレーキを
かけるようにした脱水兼用洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の脱水兼用洗濯機では、脱
水運転終了後、モータへの通電を停止してから所定時間
経過後にブレーキをかけるようにした、いわゆる時間差
ブレーキ制御は、脱水定常運転終了後にモータへの通電
を停止してモータを惰性回転させ、つまり洗濯兼脱水切
替機構(以下、クラッチという)を介して駆動される洗
濯兼脱水槽を惰性回転させ回転を徐々に低下させて、モ
ータへの通電停止後所定時間Tが経過した後、通常は脱
水回転停止後ソレノイドをオフさせてブレーキをかけて
いるが、この所定時間は布量検知手段によって検知した
布量により複数段、通常4〜5段にわけていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の脱水
兼用洗濯機では、布量はある幅をもって検知されるた
め、幅の上限と下限では惰性回転の時間は変わる。この
ため、布量幅の上限、最も均一な布片寄り条件で、つま
りその布量幅で条件的に最も長い時間で所定時間Tを設
定しなければならない。このため、布量幅の下限の場合
は、惰性回転が終わり洗濯兼脱水槽の回転が停止してい
るにもかかわらず、決めた所定時間Tが経過するまでソ
レノイドはオフせず次の行程へ進まないため、時間が無
駄になるという問題があった。
【0004】また、ブレーキ構造に異常がある場合、た
とえば、ブレーキ開放中であるにもかかわらずブレーキ
シューがブレーキドラムと擦れる、いわゆる半ブレーキ
状態の場合もその異常を検知することはできないという
安全性に関する問題を有していた。
【0005】また、ブレーキ停止時の脱水回転数によっ
ては、洗濯兼脱水槽の慣性力により水槽が外枠に衝突す
るという問題も有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、構造
が簡単で、かつ精度よく脱水回転数を検知して、時間の
無駄のない時間差ブレーキの制御ができるようにするこ
とを第1の目的としている。
【0007】また、脱水回転数が基準時間に所定値より
低下したとき、つまりブレーキ構造に異常があるとき
は、運転を停止し、安全を確保することを第2の目的と
している。
【0008】また、脱水回転数が基準時間に所定値より
低下したときは、運転を停止し、安全を確保するととも
に、ブレーキ構造の異常を使用者に知らせることを第3
の目的としている。
【0009】また、ブレーキの異常のまま製品が使用さ
れて不安全になることを防止することを第4の目的とし
ている。
【0010】さらに、時間の無駄防止、水槽の外枠への
衝突や耐久性向上をより確実にすることを第5の目的と
している。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、水槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯兼脱水切替機構を介
して駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽の回転を停止
させるブレーキを制御するソレノイドと、前記モータの
惰性回転時における逆起電力を検知する電圧検知手段
と、前記電圧検知手段の出力から前記モータの回転数を
演算する演算手段と、前記電圧検知手段の出力から布量
を検知する布量検知手段と、記憶手段と、パワースイッ
チング手段を介して前記モータおよびソレノイドの動作
を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モ
ータへの通電を停止した脱水惰性回転中に複数回前記モ
ータへ短時間通電し、直後の惰性回転時の電圧検知手段
の出力より演算手段で演算した脱水回転数により脱水惰
性回転が終了する時間を演算し、演算した脱水惰性回転
終了後に前記ソレノイドへの通電を停止させてブレーキ
をかけるようにしたことを第1の課題解決手段としてい
る。
【0012】また、第2の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段の制御手段は、脱水惰性回転中にモ
ータの回転数を演算する演算手段の出力が所定値より低
下した場合は、ソレノイドへの通電を停止させてブレー
キをかけるようにしたことを第2の課題解決手段として
いる。
【0013】また、第3の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、水槽を内包する外枠の上
部に配置された上部カバーに設けた表示手段を備え、制
御手段は、脱水惰性回転中にモータの回転数を演算する
演算手段の出力が所定値より低下した場合は、ソレノイ
ドへの通電を停止させてブレーキをかけるとともに、前
記表示手段により異常報知または異常表示をするように
したことを第3の課題解決手段としている。
【0014】また、第4の目的を達成するために、上記
第1の課題解決手段に加えて、水槽を内包する外枠の上
部に配置された上部カバーに設けた操作手段と表示手段
とを備え、制御手段は、脱水惰性回転中にモータの回転
数を演算する演算手段の出力が所定値より低下した場合
は、ソレノイドへの通電を停止させてブレーキをかけ、
前記表示手段により異常報知または異常表示をした後に
電源スイッチをオフさせ、再度電源スイッチがオンされ
た場合には、異常表示のみを行い、前記操作手段の他の
ボタンを受付ないようにしたことを第4の課題解決手段
としている。
【0015】さらに、第5の目的を達成するために、上
記第2から第4の課題解決手段の制御手段は、記憶手段
に記憶している所定値を布量検知手段で検知した布量に
より変更できるようにしたことを第5の課題解決手段と
している。
【0016】
【作用】本発明は上記した第1の課題解決手段により、
脱水運転中にモータ通電を短時間停止すると、洗濯兼脱
水槽の脱水時の回転数はモータと洗濯兼脱水槽がクラッ
チを介して接続され、クラッチはワンウェイになってい
るので、クラッチがすべりを起こし、一般的にはモータ
の回転数と一致しないが、通電停止直後短時間であれば
そのすべりは無視できるので、この期間にモータの回転
数を検知することにより洗濯兼脱水槽の回転数を検知で
きる。回転数を検知し、脱水回転が停止した後、直ちに
ブレーキをかけることにより、時間の無駄のない時間差
ブレーキを行うことができ、またブレーキ停止時洗濯兼
脱水槽の慣性力により水槽が外枠に衝突することを防止
できるとともに、ブレーキ構造の耐久性を向上させるこ
とができる。
【0017】また、第2の課題解決手段により、脱水運
転中にモータ通電を短時間停止した直後の惰性回転時の
電圧検知手段の出力より演算した演算手段の出力と記憶
手段に記憶された所定値とを比較し、脱水回転中ブレー
キシューの擦れ等により半ブレーキ状態となっているブ
レーキ構造の不良を検知してブレーキをかけ、ブレーキ
シュー擦れによる異常発熱を防止することができる。
【0018】また、第3の課題解決手段により、ブレー
キ構造の不良を使用者に知らせて修理を促すことができ
る。
【0019】また、第4の課題解決手段により、ブレー
キ構造の不良がある場合はつづけて洗濯機を使用するこ
とができないため、拡大被害を防止することができる。
【0020】さらに、第5の課題解決手段により、水槽
の外枠への衝突やブレーキ構造の耐久性向上をより確実
なものにできる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3を参照
しながら説明する。
【0022】図2に示すように、洗濯兼脱水槽1は、中
央底部にパルセータ2を回転自在に配設している。水槽
3は、洗濯兼脱水槽1を内包し、水槽3の外底部には基
板4を固着し、モータ5、排水弁6、洗濯兼脱水切替機
構7(以下、クラッチという)などが配設され、基板4
の外縁部は防振装置8、吊り棒9を介して外枠10の上
部角隅より垂下支持されている。外枠10の上部には、
上部カバー11が設けられて、給水弁12、電源スイッ
チ13、制御装置14などが配設されている。
【0023】制御装置14は、図1に示すように、モー
タ5、給水弁12および排水弁6とブレーキを制御する
ソレノイド15を接続し、電源スイッチ13を介して交
流電源16に接続している。なお、17はモータ5の進
相コンデンサである。
【0024】つぎに、制御装置14の構成を説明する
と、電圧検知手段18は、モータ5の惰性回転時の逆起
電力を検知するもので、その出力を演算手段19に入力
する。演算手段19は、電圧検知手段18の出力からモ
ータ5の回転数を演算する。比較手段20は、演算手段
19の出力と記憶手段21に記憶された所定値とを比較
し、その出力を制御手段22に入力する。パワースイッ
チング手段23は、制御手段22の出力によりモータ
5、ソレノイド15、給水弁12、電源スイッチ13な
どの通電を制御する。
【0025】操作手段24は使用者が操作して所望の入
力をするものであり、図3に示すように、水位スイッチ
24a、行程切換スイッチ22b、コース切換スイッチ
24c、スタート/一時停止スイッチ24dなどで構成
している。表示手段25は動作状態の表示および各種の
報知をするもので、水位表示部25a、行程表示部25
b、残時間表示部25c、コース表示部25dなどで構
成している。水位検知手段26は、洗濯兼脱水槽1内の
水位を検知するものである。布量検知手段27は、電圧
検知手段18の出力を入力し、洗濯兼脱水槽1内の洗濯
物の量を検知する。
【0026】制御手段22は、操作手段24、水位検知
手段26、布量検知手段27などの出力により、洗濯、
すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するとともに、脱水惰
性回転中に、複数回モータ5へ短時間の通電を行う。こ
の通電直後の惰性回転時の電圧検知手段18の出力より
演算手段19で脱水回転数を演算し、脱水回転の低下カ
ーブを推論し、脱水惰性回転が終了する時間を演算す
る。
【0027】また、制御手段22は、脱水惰性回転中に
モータ5の回転数を演算する演算手段19の出力が記憶
手段21に記憶されている所定値より低下した場合は、
ソレノイド15への通電を停止させてブレーキをかけ、
表示手段25により異常報知または異常表示をした後に
電源スイッチ13をオフさせ、再度電源スイッチ13が
オンされた場合には、異常表示のみを行い、操作手段2
4の他のボタンを受付ないようにしている。ここで、所
定値は、布量検知手段27で検知した布量により変更で
きるようにしている。
【0028】上記構成において図4および図5を参照し
ながら、脱水惰性回転が終了する時間を演算する場合の
動作を説明すると、まず、洗濯が終了すると排水弁6が
開かれて排水行程に入り、水位検知手段26が排水完了
を検知すると脱水行程に移る。脱水行程に入ると、制御
手段22は、図4(A)に示すようなモータ5の駆動信号
をパワースイッチング手段23に出力する。図4(A)に
おいてハイ期間はモータ5に通電し、ロー期間は通電停
止の命令である。したがって、通電されていたモータ5
が時刻T0で通電が停止されるので惰性回転し、期間T1
経過後、期間TCになるとまた通電駆動される。
【0029】それ故、モータ5に接続された電圧検知手
段18に入力される電圧波形は、図4(B)に示すように
なる。すなわち、時刻T0までと期間TCは電源電圧波形
が現れ、期間T1には惰性回転によりモータ5の回転子
の残留磁束が固定子巻線を切ることにより発生する逆起
電力が現れる。この逆起電力はモータ5の回転によって
生ずるから、この波形からモータ5の回転数を知ること
ができる。
【0030】一方、洗濯兼脱水槽1の回転数はモータ5
と洗濯兼脱水槽1がクラッチ7を介して接続され、クラ
ッチ7はワンウェイになっているので、モータ5への通
電が停止されると、クラッチ7がすべりを起こし、一般
的には脱水回転数はモータ5の回転数と一致しない。し
かし、通電停止直後0.1秒以内であればそのすべりは
無視できるので、この期間にモータ5の回転数を検知す
れば脱水回転数を検知することができる。
【0031】本実施例では、脱水を開始して基準回転数
で運転をしていた後、時刻T0にてモータ5への通電を
停止して惰性回転中、期間T1経過後の短期間TCだけモ
ータ5に通電し、再びモータ5への通電を停止して惰性
回転を行う。このとき、期間TSのモータ5の巻線の逆
起電力を電圧検知手段18で検知し、図4(C)に示すよ
うな波形に成形して、そのパルス巾から演算手段19で
回転数を演算する。この動作を期間T2後にも行う。
【0032】すなわち、図5に示すように、曲線(a)の
場合には、時刻T0にてモータ5への通電を停止し惰性
回転に入った後、期間T1経過後と期間T2経過後の洗濯
兼脱水槽1の回転数N1aとN2aを演算し、この2つの
値より洗濯兼脱水槽1の惰性回転が自然停止する時間T
a1を演算する。そして、時間Ta1経過後にソレノイド1
5への通電を停止し、クラッチ7を介して、洗濯兼脱水
槽1にブレーキをかける。
【0033】このとき、洗濯兼脱水槽1の惰性回転が自
然停止する時間Ta1は、洗濯物の量によって変わる。す
なわち、図5における曲線(a)は洗濯物が少ないときの
特性を示しており、洗濯物が多いときには、曲線(b)の
ようになり、期間T1経過後と期間T2経過後の洗濯兼脱
水槽1の演算した回転数N1bとN2bとより洗濯兼脱水槽
1の惰性回転が自然停止する時間Ta2を演算する。
【0034】つぎに、図6に示したフローチャートを参
照しながら動作を説明する。このフローチャートは脱水
行程の中のブレーキ行程をあらわしているが、脱水行程
に先立つ洗濯行程において、布量検知手段27により布
量が先に検知されている。ステップ101で行っていた
脱水行程がステップ102で終了し、ステップ103に
てタイマーをスタートさせた後、まず、ステップ104
でモータ5の電源だけがオフし、洗濯兼脱水槽1は惰性
回転を行う。
【0035】そして、ステップ105からステップ11
0までは前述の如く、期間T1経過後と期間T2経過後の
洗濯兼脱水槽1の回転数N1、N2を演算する。ステップ
111で回転数N2を所定値NSと比較し、所定値NSよ
り大きいときはステップ112へ進み、期間T1経過後
と期間T2経過後の洗濯兼脱水槽1の回転数N1、N2よ
り、期間T2から洗濯兼脱水槽1が自然停止するまでの
時間Tαを演算し、ステップ113にて惰性回転開始後
T2+Tα経過すると、ステップ114でソレノイド1
5への通電をオフしブレーキをかける。
【0036】ステップ111で回転数N2が所定値NSよ
り小さいときは惰性回転であるにもかかわらず洗濯兼脱
水槽1の回転数低下が早すぎるため、ブレーキ構造に異
常があると判断する。ここで、所定値NSの値は洗濯行
程で検知した布量によって変わる。そして、ステップ1
15でソレノイド15の通電をオフしてブレーキをか
け、ステップ116で表示手段25によりブザーにて異
常報知をし、ステップ117で表示手段25の残時間表
示部25cにより、たとえば「H12」のように表示し
て使用者に異常を知らせて、ステップ118で電源スイ
ッチ13をオフする。
【0037】その後、ステップ119にて使用者が再度
電源をオンしたときは、ステップ117で表示手段25
の残時間表示部25cにより異常表示「H12」のみ表
示して、使用者に異常を知らせて、他の操作手段24は
受付をしない。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明は、水槽内に回転自
在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯
兼脱水切替機構を介して駆動するモータと、前記洗濯兼
脱水槽の回転を停止させるブレーキを制御するソレノイ
ドと、前記モータの惰性回転時における逆起電力を検知
する電圧検知手段と、前記電圧検知手段の出力から前記
モータの回転数を演算する演算手段と、前記電圧検知手
段の出力から布量を検知する布量検知手段と、記憶手段
と、パワースイッチング手段を介して前記モータおよび
ソレノイドの動作を制御する制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記モータへの通電を停止した脱水惰性回転
中に複数回前記モータへ短時間通電し、直後の惰性回転
時の電圧検知手段の出力より演算手段で演算した脱水回
転数により脱水惰性回転が終了する時間を演算し、演算
した脱水惰性回転終了後に前記ソレノイドへの通電を停
止させてブレーキをかけるようにしたから、時間の無駄
のない時間差ブレーキを行うことができ、またブレーキ
停止時に洗濯兼脱水槽の慣性力により水槽が外枠に衝突
することを防止できるとともに、ブレーキ構造の耐久性
を向上させることができる。
【0039】また、制御手段は、脱水惰性回転中にモー
タの回転数を演算する演算手段の出力が所定値より低下
した場合は、ソレノイドへの通電を停止させてブレーキ
をかけるようにしたから、脱水回転中ブレーキシューの
擦れなどにより半ブレーキ状態となっているブレーキ構
造の異常を検知してブレーキをかけることができ、ブレ
ーキシュー擦れによる異常発熱を防止することができ
る。
【0040】また、水槽を内包する外枠の上部に配置さ
れた上部カバーに設けた表示手段を備え、制御手段は、
脱水惰性回転中にモータの回転数を演算する演算手段の
出力が所定値より低下した場合は、ソレノイドへの通電
を停止させてブレーキをかけるとともに、前記表示手段
により異常報知または異常表示をするようにしたから、
ブレーキ構造の異常を使用者に知らせて修理を促すこと
ができる。
【0041】また、水槽を内包する外枠の上部に配置さ
れた上部カバーに設けた操作手段と表示手段とを備え、
制御手段は、脱水惰性回転中にモータの回転数を演算す
る演算手段の出力が所定値より低下した場合は、ソレノ
イドへの通電を停止させてブレーキをかけ、前記表示手
段により異常報知または異常表示をした後に電源スイッ
チをオフさせ、再度電源スイッチがオンされた場合に
は、異常表示のみを行い、前記操作手段の他のボタンを
受付ないようにしたから、ブレーキ構造の不良がある場
合は続けて洗濯機を使用することができないため、再度
使用者に修理を促すとともに、拡大被害を防止すること
ができる。
【0042】さらに、制御手段は、記憶手段に記憶して
いる所定値を布量検知手段で検知した布量により変更で
きるようにしたから、時間の無駄防止や水槽の外枠への
衝突、ブレーキ構造の耐久性向上をより確実なものにで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の脱水兼用洗濯機のブロック
【図2】同脱水兼用洗濯機の断面図
【図3】同脱水兼用洗濯機の操作手段と表示手段の上面
【図4】同脱水兼用洗濯機の動作タイムチャート
【図5】同脱水兼用洗濯機の脱水惰性回転特性を示す図
【図6】同脱水兼用洗濯機の要部動作フローチャート
【符号の説明】
1 洗濯兼脱水槽 3 水槽 5 モータ 7 洗濯兼脱水切替機構 15 ソレノイド 18 電圧検知手段 19 演算手段 21 記憶手段 22 制御手段 23 パワースイッチング手段 27 布量検知手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水
    槽と、前記洗濯兼脱水槽を洗濯兼脱水切替機構を介して
    駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽の回転を停止させ
    るブレーキを制御するソレノイドと、前記モータの惰性
    回転時における逆起電力を検知する電圧検知手段と、前
    記電圧検知手段の出力から前記モータの回転数を演算す
    る演算手段と、前記電圧検知手段の出力から布量を検知
    する布量検知手段と、記憶手段と、パワースイッチング
    手段を介して前記モータおよびソレノイドの動作を制御
    する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記モータへ
    の通電を停止した脱水惰性回転中に複数回前記モータへ
    短時間通電し、直後の惰性回転時の電圧検知手段の出力
    より演算手段で演算した脱水回転数により脱水惰性回転
    が終了する時間を演算し、演算した脱水惰性回転終了後
    に前記ソレノイドへの通電を停止させてブレーキをかけ
    るようにした脱水兼用洗濯機。
  2. 【請求項2】 制御手段は、脱水惰性回転中にモータの
    回転数を演算する演算手段の出力が所定値より低下した
    場合は、ソレノイドへの通電を停止させてブレーキをか
    けるようにした請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  3. 【請求項3】 水槽を内包する外枠の上部に配置された
    上部カバーに設けた表示手段を備え、制御手段は、脱水
    惰性回転中にモータの回転数を演算する演算手段の出力
    が所定値より低下した場合は、ソレノイドへの通電を停
    止させてブレーキをかけるとともに、前記表示手段によ
    り異常報知または異常表示をするようにした請求項1記
    載の脱水兼用洗濯機。
  4. 【請求項4】 水槽を内包する外枠の上部に配置された
    上部カバーに設けた操作手段と表示手段とを備え、制御
    手段は、脱水惰性回転中にモータの回転数を演算する演
    算手段の出力が所定値より低下した場合は、ソレノイド
    への通電を停止させてブレーキをかけ、前記表示手段に
    より異常報知または異常表示をした後に電源スイッチを
    オフさせ、再度電源スイッチがオンされた場合には、異
    常表示のみを行い、前記操作手段の他のボタンを受付な
    いようにした請求項1記載の脱水兼用洗濯機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、記憶手段に記憶している所
    定値を布量検知手段で検知した布量により変更できるよ
    うにした請求項2〜4のいずれか1項に記載の脱水兼用
    洗濯機。
JP6093249A 1994-05-02 1994-05-02 脱水兼用洗濯機 Pending JPH07299278A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100499488B1 (ko) * 2002-11-26 2005-07-05 엘지전자 주식회사 드럼세탁기의 제어방법
JP2012090831A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 Panasonic Corp ドラム式洗濯機

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