JP3739186B2 - 洗濯機 - Google Patents

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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は洗濯機に関し、より詳しくは、脱水槽、パルセータ等の回転部材を回転させるモータの回転数を調節して回転部材の回転数を調節する洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】
脱水槽、パルセータ等の回転部材を回転させるモータの単位時間当たりの回転数の制御に関して、従来より様々な方法が提案されている。起動時の制御については、例えば、特開平3−182294号公報に、出力周波数を調節してモータの回転数を徐々に上昇させて所定の回転数に到達させる技術が示されており、特開平5−115661号公報には、目標とする回転数に対応する通電率に達した時点で、通電率を一定に保持して回転数を検出し、その後目標回転数に近づくように通電率を所定の上昇率、下降率で変化させる技術が示されている。
【0003】
また、特開平4−108496号公報では、モータの回転数が急激に低下する現象、いわゆるモータロックの検出とその対処方法が提案されている。この方法は、目標回転数に対応する駆動電圧を与え始めた後、モータの回転数を検出して目標回転数に応じた基準回転数と比較することを所定の単位時間ごとに行い、検出した回転数が所定の回数連続して基準回転数以下となったときにモータロックが生じたと判断するものである。ロックが生じたと判断したときは、モータを停止させるとともに、警報音を発して使用者に知らせるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平3−182294号公報の方法ではモータの回転数を目標回転数まで上昇させるのに長時間を要し、特開平5−115661号公報の方法では、洗濯物の量が多ければ目標回転数到達までに長時間を要し、洗濯物の量が少なければモータの回転数が一旦目標回転数を大きく超えるいわゆるオーバーシュートを生じるという問題がある。また、槽内の洗濯物のアンバランスによるモータの起動失敗やロックに対応した制御を行うことは開示されていない。
【0005】
特開平4−108496号公報の技術は、モータがある程度回転してから後にロックの有無を判定するものであるから、起動直後にロックが生じたときは対応することができない。しかも、モータロックが生じたときはモータを停止させて使用者の処置を待つから、洗い、すすぎ、脱水等の一連の工程を自動的に完結することはできない。
【0006】
近年では、洗濯機の大容量化と構造のコンパクト化が図られ、1台の洗濯機で1kg程度の少量洗濯物から9kg程度の多量洗濯物までを洗濯することが可能になっている。このような洗濯機では、回転前や回転中に槽内の洗濯物にアンバランスが生じる頻度が高くなり、アンバランスの程度も大きくなる。
【0007】
当然、脱水槽やパルセータを回転させるモータに加わる負荷には、洗濯物の量の差により従来以上に大きな差が生じ、また、洗濯物のアンバランスの有無による負荷の差も大きくなっている。このため、従来の起動方法の不都合が一層顕著になってきた。また、回転中に生じるアンバランスにより負荷が激変してモータロックを生じる可能性も高くなっており、従来のロック検出と対処方法では、能率よく洗濯を行うことは困難である。
【0008】
モータの回転はクラッチやギヤを介して脱水槽やパルセータに伝達されるのが一般的であり、このような伝達機構を有する洗濯機では、モータ起動時にギヤが噛み合う音が生じ易い。特に、大容量の洗濯機では、必然的にモータの駆動力が大きくなってこのギヤ音も大きくなる恐れがあるから、その発生を抑制する配慮も必要である。
【0009】
インバータ回路によってモータを駆動する洗濯機もあり、このインバータ回路に回路構成の簡単なブートストラップ方式の電源回路を採用することもできる。しかし、ブートストラップ方式の電源回路は再充電が必要であるという特性を有しており、この特性を十分に考慮してインバータ回路の動作を制御しなければ、モータに駆動電力を継続して供給することができなくなって、モータの起動に失敗する可能性が高くなる。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、洗濯物の量の多少にかかわらず、脱水槽やパルセータを回転させるモータを確実にかつ静かに起動し、その回転数を速やかに目標回転数まで上昇させて安定させることが可能な洗濯機を提供することを目的とする。特に、ブートストラップ方式の電源回路を備えたインバータ回路によってモータを駆動する洗濯機の、モータの起動を確実にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、回転部材とこの回転部材を回転させるモータを有し、該モータは減速ギヤを介して、前記回転部材を回転させ、モータの回転数を調節して回転部材の回転数を調節する洗濯機において、モータに供給する回転駆動力の大きさを表す制御値を出力する制御手段と、制御手段が出力する制御値に応じた大きさの回転駆動力をモータに供給する駆動手段とを備える構成とし、制御手段は、停止しているモータを起動するために、制御値を次第に増大させるとともに、最初の所定期間における制御値の増大率をその所定期間以後の制御値の増大率よりも小さくすることによって、モータ起動時にギヤが噛み合う音を低減し、前記所定期間はモータ起動時に噛み合っていなかったギヤが噛み合うようになるのに必要な予め定めた一定期間であるものとする。
【0012】
この洗濯機では、制御手段が出力する制御値に応じた回転駆動力が駆動手段から、脱水槽、パルセータ等の回転部材を回転させるためのモータに供給される。モータの回転数は、何も負荷がないときは制御値に応じた回転数となり、負荷が大きいときは、制御値に応じた回転数とはならず、制御値が変化しても遅れて変化する。
【0013】
制御手段は停止しているモータを起動するために、制御値を増大させていく。制御値には初期値があるが、この初期値は小さな値としておく。制御値を少しずつ増大させることで、モータに供給される回転駆動力も次第に増強され、モータはゆっくりと回転を開始する。所定期間経過後、制御手段は制御値の増大率を大きくして、モータの回転を加速させていく。モータの回転をギヤを介して回転部材に伝える構成とするときには、ギヤの遊びを考慮して所定期間を定めておくことで、ギヤはモータがゆっくりと回転している間に静かに噛み合う。
【0014】
上記洗濯機に、モータが回転して所定の位置になった時に検出信号を制御手段に与える検出手段を備え、制御手段は、検出信号に基づいてモータの回転角度および回転数を算出し、上記所定期間経過後モータの回転角度が所定の角度に達するまでは、所定の複数の増大率の中から洗濯物の量に応じて選択した増大率で制御値を増大させるようにするとよい。
【0015】
検出手段はどのような方法でモータの位置を検出するものであってもよいが、例えば、モータの磁気極性の変化に基づいてモータの位置を検出する検出手段を用いれば、1つの検出手段で1回転以下の回転を検出することも可能である。また、検出手段を複数備えれば、より小さな回転角度を検出することもできる。制御手段は、与えられた検出信号の数によってモータが回転した角度を知ることができ、与えられた検出信号の時間間隔からモータの回転数を知ることができる。
【0016】
回転を開始したモータには回転部材からの負荷がかかるが、その負荷の大きさは洗濯物の量によって異なる。制御手段は、所定期間経過後、所定の複数の増大率の中から洗濯物の量に応じて選択した増大率で制御値を増大させるから、負荷が大きいときには大きな駆動力が供給されて、モータが停止することはない。また、過大な駆動力が供給されてモータが加速し過ぎるということもない。制御手段は、選択した増大率で制御値を増大させることを、モータが所定の角度回転した時点で終了する。
【0017】
制御手段は、モータの回転角度が上記所定の角度に達した後モータの回転数が目標回転数に達するまでは、検出信号を与えられるごとにおよび目標回転数に対応する検出信号の周期ごとに、制御値を増大させるものとする。制御手段に検出信号が与えられる時間間隔は、モータの回転数が低いときは長く、モータの回転数が高まるにつれて短くなり、次第に目標回転数に対応する周期に近づいていく。したがって、モータに供給される駆動力は、等時間間隔で増強されるとともに、回転数の増加に応じて短くなる時間間隔でも増強されることになり、モータは回転数が上昇するにつれてより大きく加速されていく。
【0018】
制御手段は、モータの回転数が目標回転数に達したときは、制御値を所定値だけ減少させる。目標回転数に達するまで加速を行うことで、モータの回転数が目標回転数を超えるオーバーシュートが生じるが、目標回転数到達時に制御値を所定値だけ減少させて駆動力を所定量減少させることで、オーバーシュートを低減することができる。
【0019】
制御手段は、連続する2つの検出信号の時間間隔からモータの回転数を算出し、その算出時以後次の検出信号を与えられた時以前に、制御値を上記所定値だけ減少させる。オーバーシュート低減のためには目標回転数到達後できるだけ速やかに制御値を減少させるのが効果的である。検出信号を与えられたタイミングで制御値を変化させる場合には、回転数算出後の直後の検出信号のタイミングで制御値を減少させるとよい。
【0020】
制御手段は、目標回転数が所定回転数を超えるときは、連続する2つの検出信号の時間間隔からモータの回転数を算出し、モータの回転数が目標回転数に達した後モータの回転数が目標回転数と異なるときに、モータの回転数を算出した直後と、その算出に用いた後の方の検出信号が与えられた時からその算出に用いた時間間隔に比例する時間が経過した時に、制御値をそれぞれ所定値だけ変化させるようにする。
【0021】
モータの回転数が目標回転数に到達した後、制御手段はモータの回転数を目標回転数に保つべく制御値を調節するが、モータの目標回転数は必ずしも一定ではなく、例えば、脱水槽を回転させるときとパルセータを回転させるときとで異なる。目標回転数が高く、所定回転数を超えるとき、制御部は、検出信号を与えられた後次の検出信号が与えられるまでの間に、制御値を所定値ずつ2回変化させる。
【0022】
1回目は回転数算出の直後であり、2回目は検出信号を与えられた後、検出信号の最新の時間間隔に比例する時間が経過した時、例えばその時間間隔の1/2の時間が経過した時である。このように2回に分けて制御値を変更することで、モータの回転数を目標回転数に速やかにかつ滑らかに近づけることが可能になり、目標回転数が高い場合でも、モータの回転数を安定させることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した洗濯機の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に、本実施形態の洗濯機1の内部の概略構成を示す。洗濯機1は、一槽式の全自動洗濯機であり、本体11の内部に洗濯槽を兼ねた脱水槽12および水槽13を備えている。水槽13はサスペンション14によって本体11に弾性吊持されており、脱水槽12は水槽13の内側に回転可能に設置されている。また脱水槽12の底部にはパルセータ15が設けられている。本体11は洗濯物を出し入れするための蓋11aを有する。
【0032】
洗濯機1は、水槽13に給水するための給水管16、給水を制御するための給水弁17、水槽13から排水するための排水管18、排水を制御するための排水弁19、および水槽13の水を循環させるための循環ポンプ20を備えている。通常、給水管16は水道に接続されるが、給水管16を不図示の風呂ポンプに接続して、風呂水を水槽13に注入することも可能である。また、循環ポンプ20を動作させることにより空気を水槽13の水に混入させて、洗剤の溶解を促進することや洗いの効果を高めることもできる。
【0033】
水槽13の下部にはモータ21と、回転軸22aを有する伝達機構22が固定されている。モータ21の回転は、その回転軸21aに設けられたプーリー21bと回転軸22aに設けられたプーリー22bの間に掛けられたベルト23を介して、伝達機構22に伝えられる。伝達機構22は減速ギヤおよびクラッチを内蔵しており、モータ21の回転を減速して、脱水槽12およびパルセータ15に伝達する。
【0034】
洗い工程やすすぎ工程においては、モータ21の回転を伝達されたパルセータ15が回転して、水槽13内に回転水流を生じさせる。脱水工程においては、モータ21の回転を伝達された脱水槽12がパルセータ15と同速度で回転し、これにより生じる遠心力で脱水槽12内の洗濯物から水が除去される。なお、脱水槽12には、分離した水を排出するための小孔が多数設けられている。
【0035】
クラッチにより回転軸22aに連結された状態にあるとき、脱水槽12やパルセータ15は、モータ21の回転に同期して回転し、モータ21が停止しているときは停止する。また、回転中の脱水槽12やパルセータ15に加わる負荷は、モータ21の負荷となる。
【0036】
本体11の上部には、操作部24、表示部25、ブザー26、および蓋11aの開閉を検知する蓋センサー27が備えられており、水槽13の側方には水槽13内の水位を検出する水位センサー28が備えられている。また、操作部24の下部には、洗濯機1の動作全体を制御するための、マイクロコンピュータより成る主制御部31が設けられ、モータ21の近傍には、モータ21に回転駆動力を供給するための駆動部32、およびこの駆動部32を介してモータ21の回転を制御するための、マイクロコンピュータより成る副制御部33が設けられている。
【0037】
洗濯機1の動作制御に関する構成の概略を図2に示す。主制御部31は、洗い、すすぎ、脱水等の各工程の動作の内容や、工程の実行順序すなわち処理コースを記したプログラムを記憶しており、このプログラムに従って、給水弁17や排水弁19の開閉、循環ポンプ20の運転、および伝達機構22におけるモータ21の回転の伝達先の切り換えを制御し、また、副制御部33を介してモータ21の回転を制御する。
【0038】
主制御部31は、蓋センサー27の出力に基づいて蓋11aの開閉状態を判断し、蓋11aが開いているときには脱水槽12を高速で回転させる脱水工程を開始しない。また、脱水工程の途中で蓋11aが開けられたときは、モータ21を停止させて脱水槽12の回転を直ちに停止させる。
【0039】
処理コースには、洗い、中間脱水、すすぎ、脱水の各工程をこの順序で行う全自動コースのほかに、途中の工程までで処理を中止したり、途中の工程から処理を開始したりするいくつかのコースがある。使用者は、操作部24を操作することにより、所望のコースを選択することができる。また、任意の1工程のみを行う指示を与えることも可能である。
【0040】
全自動コースでは洗い工程に先だって洗濯物の量の検出を行う。これは水位やモータ21の回転数の適正値を算出するための処理であり、主制御部31は、洗濯物が洗濯槽12に入れられている状態で、水槽13に給水する前にパルセータを少時回転させ、この時モータ21にかかる負荷から洗濯物の量を判断する。主制御部31は、後続の洗い工程やすすぎ工程では、こうして検出した洗濯物の量に応じて、水位センサー28の出力を監視しつつ給水量を制御する。また、モータ21を回転させるときには、検出した洗濯物の量に基づいて目標回転数を定める。
【0041】
使用者は、操作部24を操作することにより、所望の水位を指定することや、洗い、すすぎおよび脱水の強さや時間を指定することも可能である。これらの手動操作による指定は、全自動コース以外のコースを選択したときに有用である。洗い等の強さを指定されたとき、主制御部31は、その指定に基づいてモータ21の目標回転数を設定する。
【0042】
表示部25は、使用者の操作を援助するための情報、進行中の工程、全工程終了までの残り時間等を表示するためのものである。主制御部31は、脱水工程開始時に蓋11aが開いている場合や、何らかの異常が生じた場合には、その旨を表示部25に表示するとともに、ブザー26より警報音を発する。
【0043】
本実施形態の洗濯機1では、モータ21として3相4極DCブラシレスモータを使用し、6個のスイッチング素子を3相全波ブリッジ構成にしたインバータ回路41からモータ21に駆動電力を供給するようにしている。駆動部32は、このインバータ回路41と、副制御部33から与えられる駆動信号に基づいてインバータ回路41のスイッチング素子を駆動する駆動回路45より成る。モータ21の回転を制御するための構成を図3に示す。
【0044】
インバータ回路41は、6個のスイッチング素子42a〜42fおよび6個のダイオード43a〜43fで構成され、モータ21の巻線21a〜21cに接続されている。インバータ回路41には、ダイオードブリッジ37とコンデンサ38で商用電源39の交流100Vを整流平滑した直流電力が与えられる。駆動回路45は、スイッチング素子42a〜42fの駆動用IC46a〜46f、ブートストラップ回路のダイオード47a〜47cおよびコンデンサ48a〜48c、ならびに電源回路49で構成される。スイッチング素子42a〜42fは、駆動用IC46a〜46fから与えられる制御電圧が低レベルの時に動作する。33aは副制御部33の電源である。
【0045】
モータ21には、ロータの位置を検出するために等間隔で配置された3個のホールセンサー50a〜50cと、ホールセンサー50a〜50cの出力を波形成形するためのモータ位置検出回路51が備えられている。モータ位置検出回路51より出力されるモータ位置検出信号は副制御部33に与えられて、モータ21を駆動するための駆動信号の切り換えのタイミングに利用され、また、モータ21の加速や減速の制御の参考にされる。
【0046】
モータ21の正回転時および逆回転時のモータ位置検出信号および駆動信号をそれぞれ図4および図5に示す。これらの図において、Ha〜Hcはそれぞれホールセンサー50a〜50cの波形成形後のモータ位置検出信号であり、La+、La−はそれぞれ副制御部33からスイッチング素子42aの駆動用IC46aおよびスイッチング素子42dの駆動用IC46dに与えられる駆動信号である。同様に、Lb+、Lb−、Lc+およびLc−は、それぞれ駆動用IC46b、46e、46cおよび46fに与えられる駆動信号である。
【0047】
ホールセンサー50a〜50cの出力はロータの磁気極性に応じてレベルが変化し、モータ21が4極であることから、ロータが1回転する間に高レベルおよび低レベルの期間がそれぞれ2回出現する。また、ホールセンサー50a〜50cは30゜の間隔で配置されており、それぞれの出力には60゜の位相差がある。結局、副制御部33に与えられるモータ位置検出信号には、ロータが1回転する間にレベル変化が12回現れることになる。
【0048】
副制御部33は、モータ位置検出信号のレベルが変化するタイミングで、駆動信号のレベルを変化させる。ここで、駆動信号の高レベルの区間は、15kHzのクロック信号でチョッピングされているPWM波形であり、そのデューティによってモータ21の巻線に印加される実効電圧が定まる。モータ21を駆動させるべき回転数は0〜511の512段階の制御値で表され、副制御部33は、ここの制御値に応じたデューティで駆動用IC46a〜46fを動作させて、制御値に応じた実効電圧をインバータ回路41からモータ21に供給させる。
【0049】
図2に示したように、主制御部31はモータ21の回転を制御するために制御信号S1を、そのタイミングを表す2.5kHz程度のクロック信号CLとともに、副制御部33に送信する。一方、副制御部33は、制御信号S1に対する応答やモータ21の回転状況に関する情報を表す信号S2を主制御部31に送信する。副制御部33はクロック信号CLの立ち上がりのタイミングで制御信号S1を読み込む。ところが、このクロック信号CLとチョッピング用の15kHzのクロック信号とは互いに独立したものであるから、インバータ回路41を駆動することにより生じるノイズが読み取りのタイミングと重なることがある。
【0050】
その場合、副制御部33は制御信号S1を正しく読み取ることができなくなり、応答信号を送信しない。制御信号S1に対する応答信号がないとき、主制御部31はクロック信号CLの立ち上がりにノイズが重なったと判断して、クロック信号CLを遅延させる。これにより、副制御部33は制御信号S1を読み込むことが可能になる。
【0051】
なお、主制御部31は脱水工程を行っている間に蓋11aが開かれたときは、クロック信号CLを低レベルに保つ。副制御部33は、クロック信号CLのレベルを常時監視しており、数十mS(ミリ秒)程度の所定の時間継続してクロック信号CLが低レベルのときは、駆動用IC46a〜46fに駆動信号を与えることを停止する。これにより、脱水中に蓋11aが開かれたときは、直ちにモータ21を停止させることができる。
【0052】
モータ21の回転数制御について説明する。本実施形態の洗濯機1では、主制御部31が制御信号S1として副制御部33に前述の512段階の制御値を与え、副制御部33が与えられた制御値に応じたデューティで駆動回路45を駆動させて、モータ21に供給する回転駆動力を調節するようにしている。また、副制御部33はモータ位置検出回路51の3つの出力信号を監視し、いずれかの信号にレベル変化があるごとにモータ位置検出信号S2を主制御部31に与え、主制御部31はこれに基づいて制御値を変化させる。したがって、モータ21の回転数調節は主として主制御部31が行うことになる。
【0053】
主制御部31は、停止しているモータ21を起動するとき、制御値をまず所定の初期値とし、続いて所定の微少な第1の期間、制御値を所定の時間間隔で所定値ずつ増大させる。例えば、初期値を100とし、30mSの間、制御値を1mSごとに1ずつ増大させる。この間、モータ21に供給される回転駆動力は、例えば最大駆動力の約20%程度から、僅かずつ段階的に上昇することになり、モータ21は、伝達機構22のギヤが噛み合って大きな負荷が加わっている場合を除き、回転を開始する。この初期の回転はきわめてゆっくりであり、噛み合っていなかったギヤは静かに噛み合うことになる。
【0054】
第1の期間経過後、モータ21が所定の角度Kだけ回転するまでの第2の期間、主制御部31は制御値を増大させる率を大きくする。この第2の期間の制御値の増大率は、第1の期間と異なり一定ではなく、あらかじめ定められたいくつかの増大率の中から洗濯物の量に応じて選択するものである。例えば、1mSごとに2、3または4ずつ増大させる。
【0055】
所定の角度Kは、モータ21の極数をPとするとき、K=360゜×2/Pとする。モータ21は4極であるから、ここではK=180゜、すなわちモータ半回転となる。第1の期間終了時にモータ21が回転していないときでも、その後回転駆動力はより大きな割合で増強されていくから、過大な負荷が加わった場合を除き、モータ21は回転を開始し、その回転角度は所定の角度Kに達することになる。
【0056】
モータ21が所定の角度Kまで回転した後、モータ21の回転数が目標回転数に達するまでの第3の期間、主制御部31は制御値をさらに増大させる。この第3の期間の制御値の増大は一定の率で行ってもよく、次第に増大率が大きくなるようにしてもよい。増大率を一定にするときは、目標回転数に対応するモータ位置検出信号の時間間隔で制御値を所定値、例えば1ずつ増大させる。増大率を次第に大きくするときは、目標回転数に対応するモータ位置検出信号の時間間隔で制御値を所定値ずつ増大させるとともに、実際にモータ位置検出信号を与えられるごとに制御値を所定値ずつ増大させる。モータ位置検出信号が与えられる時間間隔は、モータの回転数が上昇するにつれて短くなる。
【0057】
このように、主制御部31は、停止しているモータ21を起動してその回転数を目標回転数まで上昇させるまでを第1、第2および第3の期間に分割し、制御値の変化のさせ方をそれぞれの期間で違えている。なお、第1の期間の長さは一定できわめて短く、第2の期間の長さは一定ではないが短く、第3の期間の長さは目標回転数によって大きく変化する。
【0058】
モータ21の回転数が目標回転数に達した時点以降の第4の期間、主制御部31は、モータ21の回転数が目標回転数に一致するように制御信号を変化させる。モータ21は目標回転数到達時まで加速され続けているため、脱水槽12やパルセータ15の慣性も加わり、その回転数は目標回転数を超える。このオーバーシュートを僅かなものとするために、主制御部31は、目標回転数到達時に、制御値を所定値だけ減少させる。
【0059】
制御値を減少させるタイミングは、早ければ早いほど好ましく、回転数を算出した直後から、遅くとも次のモータ位置検出信号を与えられるまでとする。回転数算出直後に減少させるときは、所定値を例えば4とし、次のモータ位置検出信号を与えられた時に減少させるときは、所定値を例えば6としてタイミングが遅れた分だけ大きく減少させる。制御値を所定値だけ減少させることにより、モータ21に供給される回転駆動力は目標回転数を維持するに足る駆動力以下になって、モータ21の回転数は減少し、目標回転数まであるいはそれより低い回転数まで低下する。
【0060】
その後、主制御部31は、回転数が目標回転数に一致しないときは制御値を所定値ずつ増大または減少させる。このとき、目標回転数があらかじめ定めた回転数以下のときは、モータ21の回転数を算出するごとに、その算出の直後に所定値を変更する。逆に目標回転数があらかじめ定めた回転数を超えるときは、モータ21の回転数を算出するごとに、その算出の直後に所定値を変更するとともに、モータ位置検出信号を与えられた時点からその信号とその前のモータ位置検出信号の時間間隔に比例する時間、例えば、その時間間隔に1/3、1/2、2/3等を乗じた時間が経過した時に、制御値に所定値を加える。
【0061】
モータ21を起動した後に目標回転数を変更することも可能である。その場合、主制御部31は、回転数が元の目標回転数に達した後に、新たな目標回転数に近づくように制御値を所定値ずつ変化させる。目標回転数を段階的に上昇させるようにすれば、オーバーシュートの発生は効率よく抑制される。
【0062】
起動開始から所定時間T以内にモータ21が所定の角度Kまで回転しなかったとき、あるいは第3の期間以降にモータロックが生じてモータ21が所定の回転数以下に低下したときは、主制御部31は、制御値を0として回転駆動力の供給を停止して、モータを停止させる。その後、再度第1の期間からの起動を試みる。この再起動の回数を数えるためのカウンターは、主制御部31のプログラムに設けられている。実用上の便宜のために再起動を試みる回数には上限を設定しておき、所定回数、例えば5回再起動を試みてもモータ21を起動することができないときには、制御部31は表示部25にその旨を表示させるとともに、ブザー26を鳴らして使用者に報知する。
【0063】
断続的にモータ21を回転させる場合や、水流を反転させるためにモータ21の正回転と逆回転を交互に行う場合のように、回転と休止を反復する一連の処理を行うときは、休止期間にカウンターをクリアする。これにより、休止期間の前の回転で再起動を行った場合でも、次の回転では設定した上限回数まで再起動を試みることができる。
【0064】
上記所定時間Tは、次のように定める。インバータ回路41の片側のアームの3つのスイッチング素子42a〜42cを駆動するIC46a〜46cは、ダイオード47a〜47cおよびコンデンサ48a〜48cから成るブートストラップ方式の電源回路より電力を供給される。コンデンサ48a〜48cは駆動用IC46a〜46cを動作させるときに放電していくが、スイッチング素子42a〜42cを駆動するに足るだけの充電量がなくなった後にまでモータ21の起動を試みることは無益である。また一般に、コンデンサは年が経つにつれ劣化し、容量が減少していく。
【0065】
そこで、スイッチング素子42a〜42cを駆動するに足るだけの充電量をコンデンサ48a〜48cが保持し得る最悪の条件である駆動用IC46a〜46cをデューティ100%で動作させたときの放電時間に、コンデンサ容量の経年劣化を考慮した安全率を乗じた時間を所定時間Tとする。例えば、スイッチング素子42a〜42cの駆動可能電圧が11.5V、コンデンサ48a〜48cの製造時の容量が47μF、デューティ100%で動作させたときに電圧が11.5Vまで低下する時間が270mS、経年劣化により容量が10年間に1/2に低下するとした場合、所定時間Tは135mSである。
【0066】
モータ21の回転数制御の具体的な処理の流れを、図6〜図22のフローチャートに例示する。図6〜図13は、モータ21を起動して目標回転数で回転させるまでの処理を示すものである。
【0067】
図6において、制御部31は、まず、モータ21が目標回転数で回転した場合のモータ位置検出信号の周期時間T1を算出し(ステップ#2)、制御値Sを100に設定して(#4)、モータの駆動を開始する(#6)。次いで、モータ位置検出信号を計数するカウンターPをクリアし(#8)、モータ位置検出信号の時間間隔を計るためのタイマーA、制御値を更新する時間間隔を計るためのタイマーB、第1の期間の長さを計るためのタイマーCをスタートする(#10、#12、#14)。
【0068】
そして、モータ位置検出信号の有無を判定し(#16)、なければ#32に進む。検出信号があったときはカウンターPに1を加え(#18)、回転数を検出するためには検出信号が2以上必要であるから、カウンターPが2以上であるか否かを判定して(#20)、2以上であればタイマーAの時間から回転数Nを算出する(#22、#24)。次いで、タイマーAをリセットして再スタートする(#26、#28)。
【0069】
算出した回転数Nが目標回転数以上であるか否かを判定し(#30)、回転数Nが目標回転数に達しているときは第4の期間の処理に進む。回転数Nが目標回転数に達していないときは、タイマーBが1mSになったか否かを判定し(図7、#32)、1mS未満のときは#16に戻る。タイマーBが1mSであれば、制御値Sに1を加算し(#34)、タイマーBをリセットして再スタートし(#36、#38)、タイマーCが30mSになったか否か、すなわち第1の期間が終了したか否かを判定する(#40)。タイマーCが30mS未満のときは#16に戻る。
【0070】
タイマーCが30mSになっているときは第2の期間の処理に入る。まず、モータ位置検出信号があったか否かを判定し(#42)、なければ#58に進む。検出信号があったときは、カウンターPに1を加算するとともに(#44)、カウンターPの値により回転数の計算の可否を判定して(#46)、可能であればタイマーAの値から回転数Nを算出する(#48、#50)。次いで、タイマーAをリセットして再スタートする(#52、#54)。そして、回転数Nが目標回転数以上であるか否かを判定して(#56)、目標回転数に達していれば第4の期間の処理に進む。
【0071】
モータの回転数Nが目標回転数未満であれば、タイマーBが1mSになったか否かを判定し(図8、#58)、1mS未満のときは#42に戻る。1mSのときは、制御値Sに所定値Zを加えて(#60)、タイマーBをリセットし再スタートする(#62、#64)。所定値Zは、あらかじめ定められている複数の値の中から洗濯物の量に応じて選択されるものであり、第1の期間の所定値1よりも大きい。次いで、カウンターPの値が6以上であるか否かを判定し(#66)、6未満であれば#42に戻る。
【0072】
カウンターPの値が6以上であれば、モータが回転した角度が所定の角度K以上になったとして、第3の期間の処理に移る。まず、モータ位置検出信号の時間間隔を表すタイマーAの値が、#2で算出した目標回転数に対応する検出信号の周期時間T1以上であるか否かを判定し(#68、#70)、T1未満であれば#68に戻る。タイマーAの値がT1以上になっているときは、制御値Sに上述の所定値Zを加える(#72)。次いで、モータ位置検出信号の有無を判定し(#74)、検出信号がなければ#68に戻る。
【0073】
モータ位置検出信号があったときは、タイマーAの値から回転数Nを算出し(#76、#78)、タイマーAをリセットして再スタートする(#80、#82)。そして、算出した回転数Nが目標回転数以上であるか否かを判定し(#84)、目標回転数未満のときは制御値Sに所定値Zを加えて(#85)、#68に戻る。
【0074】
回転数Nが目標回転数に達しているときは、第4の期間の処理をする。まず、オーバーシュートを低減するために、制御値を所定値だけ減少させるが、これには図9および図10に示した2つの方法がある。図9の方法では、次のモータ位置検出信号を待ち(#86)、検出信号を与えられた時点で制御値Sから所定値Yを引く(#88)。図10の方法では、直ちに制御値Sから所定値Y’を引き(#90)、その後、次のモータ位置検出信号を待つ(#92)。ここで、所定値Y、Y’はあらかじめ定められた一定の値であり、より早く減算を行うことになる図10の所定値Y’の方が多少小さく設定されている。
【0075】
図9または図10の処理の後、タイマーAの値から回転数Nを算出し(図11、#94、#96)、回転数Nが目標回転数に等しいか否かを判定して(#98)、等しければ、制御値Sを変更することなく、タイマーAをリセットして再スタートする(#106、#108)。回転数Nが目標回転数と異なるときは、どちらが大きいかを判定し(#100)、回転数Nの方が大きければ制御値Sから所定値Xを引き(#102)、回転数Nの方が小さければ制御値Sに所定値Xを加えて(#104)、#106に進む。
【0076】
次いで、モータの回転の停止または目標回転数の変更をするか否かを判定し(#110)、いずれかをする場合は#98に戻る。モーター21は、洗濯、脱水等の各工程の終了時のみならず、洗濯工程等において水流の方向を反転させる場合にも、停止される。これらの通常のモーター停止では、非常時の緊急停止の場合と異なり、回転数を徐々に低下させていく。このために目標回転数を段階的に低下させることになり、モータを停止させるためではない目標回転数の変更と同様に処理することができる。
【0077】
目標回転数を変更しないときは、モータ位置検出信号の有無を判定し(#112)、検出信号がなければ#110に戻る。モータ位置検出信号があったときは、#94に戻って、回転数を目標回転数に保つための制御値の調節を繰り返す。
【0078】
図11に示した処理は、目標回転数の高低にかかわらず、モータ位置検出信号があるごとに制御値を変化させるものであるが、目標回転数が高いときにより高頻度で制御値を変更する処理を図12に示す。この処理では、目標回転数到達時に所定値だけ設定値を小さくする図9または図10の処理の後、まず、タイマーAの値から回転数Nを算出するとともに(#114、#118)、タイマーAの値が表す検出信号の時間間隔T2を記憶しておく(#116)。次いで、回転数Nが目標回転数に等しいか否かを判定し(#120)、等しければ、後に参照するフラグFをクリアして(#122)、タイマーAをリセットし再スタートする(#134、#136)。
【0079】
回転数Nが目標回転数と異なるときには、どちらが大きいかを判定し(#124)、回転数Nの方が大きければ制御値Sから所定値Wを引き(#126、#130)、回転数Nの方が小さければ制御値Sに所定値Wを加える(#128、#130)。この所定値Wは、ステップ#102、#104での所定値Xの半分程度の大きさに設定されている。次いで、フラグFに1をセットして(#132)、#134に進む。
【0080】
タイマーAを再スタートさせた後、モータの停止または目標回転数の変更をするか否かを判定し(#138)、いずれかをする場合は#120に戻る。モータの停止も目標回転数の変更もしないときには、モータ位置検出信号の有無を判定して(#140)、検出信号があれば#114に戻る。モータ位置検出信号がないときは、タイマーAの値が記憶しておいた時間間隔T2の1/2以上であるか否かを判定し(#142)、1/2未満のときには#138に戻る。タイマーAの値が時間間隔T2の1/2以上のときには、フラグFが1であるか否かを判定して(#144)、0であれば#138に戻る。フラグFが1に設定されているときは、制御値Sに前述の所定値Wを減算または加算して(#146)、フラグFをクリアした後(#148)、#138に戻る。
【0081】
この処理では、回転数が目標回転数と異なるときには、モータ位置検出信号があった直後(#130)と、その直前の検出信号の時間間隔の半分の時間が経過した時(#146)の2回に分けて、制御信号の変更が行われる。各回の変更量も比較的小さい。したがって、より速やかにかつより滑らかに制御値が調節されて、モータの回転数がより安定することになる。
【0082】
モータの回転数が目標回転数に達した後の第4の期間では、モータ位置検出信号の最新の時間間隔に基づいて回転数を算出することに代えて、連続する複数の時間間隔から回転数を算出するようにしてもよい。この回転数算出処理の流れを図13に示す。
【0083】
図9または図10の処理の後、まず、モータ位置検出信号の数を計るカウンターQに1をセットし(#150)、検出信号の時間間隔の和Rをクリアする(#152)。そして、タイマーAの値を時間間隔和Rに加えて(#154、#156)、カウンターQの値が、所定数nに1を加えた値になったか否かを判定する(#158)。所定値nは任意に設定してよいが、例えば、ホールセンサーの数に等しい数の時間間隔から回転数を算出するときは、ここではセンサー50a〜50cの数が3であるから、所定値nは3とする。
【0084】
カウンターQの値が所定値nに1を加えた値に達しないときは、タイマーAをリセットして再スタートし(#162、#164)、モータ位置検出信号が入力されるのを待って(#166)、カウンターQに1を加えて(#168)、#154に戻る。#158の判定でカウンターQの値が所定値nに1を加えた値に達したとき、すなわち、時間間隔の数が所定値nに等しくなったときは、所定値nを時間間隔和Rで除して、モータの回転数Nを算出する(#160)。そして図11の#98または図12の#120に進む。
【0085】
この方法で回転数を算出するときは、図11の#112の判定や図12の#140の判定の結果が真となったときには、#94や#114に戻るのではなく、本図13の#150に戻ることになる。
【0086】
起動に際しモータ21が所定時間T内に所定の角度Kまで回転せず、再起動を行うときの処理の流れを、図14〜図16に示す。まず、再起動を行った回数を計るためのカウンターEをクリアし(#170)、目標回転数に対応するモータ位置検出信号の周期時間T1を算出し(#172)、制御値Sを100に設定して(#174)、モータの駆動を開始する(#176)。次いで、モータ位置検出信号を計数するカウンターPをクリアし(#178)、モータ位置検出信号の時間間隔を計るためのタイマーA、制御値を更新する時間間隔を計るためのタイマーB、第1の期間の長さを計るためのタイマーC、モータが所定時間T内に所定の角度Kまで回転したか否かの判定に用いる時間を計るためのタイマーDをスタートする(#180、#182、#184、#186)。
【0087】
そして、タイマーDの値が所定時間Tになったか否かを判定し(#188)、なっているときは、所定時間Tまでに所定の角度Kまで回転しなかったのであるから、カウンターEに1を加算し(#190)、カウンターEの値が再起動の回数の上限を定める所定値mになったか否かを判定する(#192)。カウンターEの値が所定値m未満のときは#172に戻って起動を再度行い、所定値mに達していたときは、モータを停止する(#194)。
【0088】
タイマーDの値が所定時間T未満のときは、モータ位置検出信号の有無を判定し(#196)、検出信号がなければ#212に進む。モータ位置検出信号があったときは、カウンターPに1を加算し(#198)、カウンターPの値が2以上であれば(#200)、タイマーAの値から回転数Nを算出して(#202、#204)、タイマーAをクリアし再スタートする(図15、#206、#208)。カウンターPの値が2未満のときは、回転数を算出することなく#206に進む。
【0089】
次いで、回転数Nが目標回転数以上であるか否かを判定し(#210)、目標回転数に達しているときは図9の#86または図10の#90に進む。回転数Nが目標回転数に達していないときは、タイマーBが1mSになったか否かを判定し(#212)、1mS未満であれば#188に戻る。タイマーBが1mSになっているときは、制御値Sに1を加算し(#214)、タイマーBをリセットして再スタートする(#216、#218)。そして、タイマーCが30mSになっているか否かを判定し(#220)、なっていなければ#188に戻る。
【0090】
タイマーCが30mSになっているときは、第1の期間が終了したことになり、第2の期間の処理を行う。まず、タイマーDが所定時間Tになっているか否かを判定し(#222)、なっていれば、カウンターEに1を加算して(#224)、その値を所定値mと比較する(#226)。カウンターEの値が所定値m未満であれば#172に戻って起動処理を行い、所定値mに達していればモータを停止する(#228)。
【0091】
タイマーDが30mS未満のときは、モータ位置検出信号の有無を判定し(#230)、検出信号がなければ#246に進む。モータ位置検出信号があったときは、カウンターPに1を加算し(#232)、その値が2以上であるか否かを判定して(#234)、2以上であればタイマーAの値から回転数Nを算出し(#236、#238)、タイマーAをリセットして再スタートする(図16、#240、#242)。カウンターPが2未満のときは、モータ位置を算出せずに#240に進む。
【0092】
次いで、回転数Nが目標回転数以上であるか否かを判定し(#244)、目標回転数に達していれば図9の#86または図10の#90に進む。回転数Nが目標回転数に達していないときは、タイマーBが1mSになったか否かを判定し(#246)、なっていなければ#222に戻る。タイマーBが1mSになっているときは、洗濯物の量に応じて選択した前述の所定値Zを制御値Sに加算し(#248)、タイマーBをリセットして再スタートする(#250、#252)。
【0093】
そして、カウンターPの値が6以上であるか否かを判定し(#254)、6未満であれば#222に戻る。カウンターPの値が6以上であれば、モータが回転した角度が所定の角度K以上になったとして、図8の#68に進み、第3の期間の処理を行う。
【0094】
モータ21の回転と休止を繰り返して行う一連の処理の途中で、再起動を行うときの処理の流れを図17〜図22に示す。図17は、洗い工程での処理を示したものである。洗い工程では、回転水流の方向を変えるために、モータの正回転と逆回転を交互に行う。まず、処理を再度試みた回数を計るカウンターGをクリアし(#260)、洗い工程の全時間が終了したか否かを判定して(#262)、終了しているときはモータを停止する(#264)。終了していなければ、モータの正回転を開始する(#266)。
【0095】
次いで、正回転の時間が終了したか否かを判定し(#268)、終了していればモータを停止する(#278)。終了前であれば、一連の処理の再試行の回数の上限として定められた所定値g1にカウンターGの値が達しているか否かを判定し(#270)、達していれば、モータを停止し警報音等によって異常を報知する(#272)。カウンターGが所定値g1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#274)、正常に起動しているときは#268に戻る。起動に失敗しているときは、カウンターGに1を加算して(#276)、#278に進む。
【0096】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#280)、カウンターGをクリアし(#282)、モータの逆回転を開始する(#284)。次いで、逆回転の時間が終了したか否かを判定し(#286)、終了していればモータを停止する(#296)。終了前であれば、カウンターGの値が所定値g1に達しているか否かを判定し(#288)、達していれば、モータを停止して異常を報知する(#290)。カウンターGが所定値g1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#292)、正常に起動しているときは#286に戻る。起動に失敗しているときは、カウンターGに1を加算して(#294)、#296に進む。
【0097】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#298)、カウンターGをクリアする(#300)。その後#262に戻って、正回転からの処理を繰り返す。
【0098】
この処理では、モータを正回転させるときまたは逆回転をさせるときは、その都度カウンターGがクリアされる。したがって、各回転で起動に失敗したときは、その前の回転に際して再起動を行った回数に関係なく、所定回数g1まで再起動を試みることになる。
【0099】
図18は脱水工程での再起動の処理を示したものである。ここでは、上述の洗い工程と同じカウンターGを使用し、再試行の回数の上限を定める所定値g1も洗い工程と同じに設定している。
【0100】
まず、カウンターGをクリアし(#302)、モータの駆動を開始する(#304)。そして、脱水工程の時間が終了したか否かを判定し(#306)、終了していればモータを停止する(#308)。終了していなければ、カウンターGの値が所定値g1に達したか否かを判定し(#310)、達していればモータを停止して異常を報知する(#312)。カウンターGが所定値g1に達していないときは、起動に失敗したか否かを判定して(#314)、正常に起動していれば#306に戻る。起動に失敗しているときは、カウンターGに1を加算し(#316)、#304に戻って再起動を行う。
【0101】
図19は、洗い工程での処理を示したものであるが、正回転用と逆回転用に異なるカウンターGおよびHを使用する点で図17の処理と相違する。まず、再試行の回数を計るカウンターGおよびHをクリアし(#320、#322)、洗い工程の全時間が終了したか否かを判定して(#324)、終了しているときはモータを停止する(#326)。終了していなければ、モータの正回転を開始する(#328)。
【0102】
次いで、正回転の時間が終了したか否かを判定し(#330)、終了していればモータを停止する(#340)。終了前であれば、正回転の再試行の回数の上限として定められた所定値g1にカウンターGの値が達しているか否かを判定し(#332)、達していれば、モータを停止して異常を報知する(#334)。カウンターGが所定値g1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#336)、正常に起動しているときは#330に戻る。起動に失敗しているときは、カウンターGに1を加算して(#338)、#340に進む。
【0103】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#342)、カウンターGをクリアし(#344)、モータの逆回転を開始する(#346)。次いで、逆回転の時間が終了したか否かを判定し(#348)、終了していればモータを停止する(#358)。終了前であれば、逆回転の再試行の回数の上限として定められた所定値h1にカウンターHの値が達しているか否かを判定し(#350)、達していれば、モータを停止して異常を報知する(#352)。カウンターHが所定値h1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#354)、正常に起動しているときは#348に戻る。起動に失敗しているときは、カウンターHに1を加算して(#356)、#358に進む。
【0104】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#360)、カウンターHをクリアする(#362)。その後#324に戻って、正回転からの処理を繰り返す。
【0105】
図20は脱水工程での再起動の処理を示したものである。ここでは、上述の図19に示した洗い工程のカウンターG、Hとさらに異なるカウンターJを使用している。再試行の回数の上限を定める所定値j1(#378)が図18の処理での所定値g1と異なるのみで、処理の内容は図18と同じであるから、説明は省略する。
【0106】
図21に、起動したモータの回転数が所定の回転数よりも低下したときに再起動を行う処理の流れを、洗い工程の場合を例にとって示す。まず、再試行の回数を計るカウンターGをクリアし(#390)、洗い工程の全時間が終了したか否かを判定して(#392)、終了しているときはモータを停止する(#394)。終了していなければ、回転数が所定値を下まわったか否かを示すためのフラグF2をクリアしておき(#396)、モータの正回転を開始する処理を行う(#398)。
【0107】
次いで、正回転の時間が終了したか否かを判定し(#400)、終了していればモータを停止する(#424)。終了前であれば、再試行の回数の上限として定められた所定値g1にカウンターGの値が達しているか否かを判定し(#402)、達していれば、モータを停止して異常を報知する(#404)。カウンターGが所定値g1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#406)、失敗していれば、カウンターGに1を加算して(#408)、#424に進む。
【0108】
正常に起動しているときは、フラグF2が1であるか否を判定し(#410)、1でなければ、回転数の許容される下限を表す所定値N2と回転数とを比較する(#412)。回転数が所定値N2に達しているときはフラグF2に1をセットし(#414)、達していないときはフラグF2をクリアしたままにして、#400に戻る。
【0109】
#410の判定でフラグF2が1であったときは、回転数が所定値N2未満であるか否かを判定する(#416)。フラグF2が1にセットされるのは回転数が一旦所定値N2に達したときである(#412、#414)から、ここでは、所定値N2以上であった回転数が所定値N2を下まわったか否かを判定することになる。回転数が所定値N2を下まわっていなければ#400に戻る。回転数が所定値N2を下まわっているときは、カウンターGに1を加算し(#418)、その値が所定値g1に達したか否かを判定して(#420)、達していれなければ#424に進み、達していればモータを停止して異常を報知する(#422)。
【0110】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#426)、カウンターGをクリアし(#428)、フラグF2を再びクリアして(図22、#430)モータの逆回転を開始する処理を行う(#432)。次いで、逆回転の時間が終了したか否かを判定し(#434)、終了していればモータを停止する(#458)。終了前であれば、カウンターGの値が所定値g1に達しているか否かを判定し(#436)、達していれば、モータを停止して異常を報知する(#438)。カウンターGが所定値g1に達していなければ、起動に失敗したか否かを判定し(#440)、失敗していれば、カウンターGに1を加算して(#442)、#458に進む。
【0111】
正常に起動しているときは、フラグF2が1であるか否を判定し(#444)、1でなければ、回転数が所定値N2に達しているか否かを判定する(#446)。回転数が所定値N2に達しているときはフラグF2に1をセットし(#448)、達していないときはフラグF2をクリアしたままにして、#434に戻る。
【0112】
#444の判定でフラグF2が1であったときは、回転数が所定値N2未満であるか否か、すなわち、一旦所定値N2に達した回転数が所定値N2を下まわったか否かを判定し(#450)、下まわっていなければ#434に戻る。回転数が所定値N2を下まわっているときは、カウンターGに1を加算し(#452)、その値が所定値g1に達したか否かを判定して(#454)、達していれなければ#458に進み、達していればモータを停止して異常を報知する(#456)。
【0113】
モータ停止後、所定の休止時間が経過するのを待って(#460)、カウンターGをクリアする(#462)。その後#392に戻って、正回転からの処理を繰り返す。
【0114】
このように、モータの回転数が一旦所定値N2に達した後にその値を下まわったときに、モータを停止して再起動を行うようにすることで、起動に成功した後にモータロックが発生した場合でも、処理を継続することが可能になる。また、起動に失敗した場合とその後に回転数が所定値以下になった場合とで、再試行の回数を数えるカウンターGを共用しているから、起動をあまりに多く試みるという無駄もない。
【0115】
なお、上記実施の形態では具体的な数値を多数掲げて説明したが、本発明はこれらの数値に限定されるものではない。例えば、モータ21を4極ではなく他の極数としてもよいし、制御値を512段階以外としてもよい。また、第1の期間の長さ、起動の成否を判定するための所定の角度、制御値を変化させる所定の値や時間間隔等も、任意に設定してよいものである。
【0116】
【発明の効果】
本発明の洗濯機によるときは、停止しているモータに供給する回転駆動力を急激に大きくしないから、モータは最初ゆっくりと回転を始める。したがって、モータの回転をギヤを介して脱水槽等の回転部材に伝達する構成とするときも、ギヤが静かに噛み合って、大きな音を発することがない。また、ギヤが噛み合った後はモータに供給する駆動力を速やかに大きくすることができるから、負荷が大きい場合でも容易にモータを起動することができる。
【0117】
また、負荷に応じた適切な大きさの回転駆動力をモータに供給することができるため、駆動力が小さすぎてモータが回転しなかったり、過大な駆動力を供給しようとして過電流や規格を超える高調波が流れたりする恐れがない。
【0118】
また、モータを速やかに加速することができて、その回転数を短時間に目標回転数まで上昇させることが可能である。
【0119】
また、起動したモータの回転数が目標回転数を超えるオーバーシュートを容易に低減することができる。
【0120】
また、モータの回転数の調節を速やかに行うことが可能である。
【0121】
また、目標回転数が高いときでもモータの回転数を安定させることが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の洗濯機の内部の概略構成を示す図。
【図2】 洗濯機の動作制御に関する構成の概略を示す図。
【図3】 洗濯機のモータの回転を制御するための構成を示す図。
【図4】 正回転時のモータ位置検出信号および駆動信号を示す図。
【図5】 逆回転時のモータ位置検出信号および駆動信号を示す図。
【図6】 モータを起動して目標回転数で回転させるまでの制御処理の一部を示すフローチャート。
【図7】 図6に続く制御処理を示すフローチャート。
【図8】 図7に続く制御処理を示すフローチャート。
【図9】 目標回転数到達時のモータの制御処理を示すフローチャート。
【図10】 目標回転数到達時のモータの制御処理を示すフローチャート。
【図11】 目標回転数到達後のモータの制御処理を示すフローチャート。
【図12】 目標回転数到達後のモータの制御処理を示すフローチャート。
【図13】 目標回転数到達後のモータの制御処理を示すフローチャート。
【図14】 モータを起動して目標回転数で回転させるまでの、再起動を伴う制御処理の一部を示すフローチャート。
【図15】 図14に続く制御処理を示すフローチャート。
【図16】 図15に続く制御処理を示すフローチャート。
【図17】 洗い工程で再起動を行うときの制御処理を示すフローチャート。
【図18】 脱水工程で再起動を行うときの制御処理を示すフローチャート。
【図19】 洗い工程で再起動を行うときの他の制御処理を示すフローチャート。
【図20】 脱水工程で再起動を行うときの他の制御処理を示すフローチャート。
【図21】 洗い工程で再起動を行うときのさらに他の制御処理を示すフローチャート。
【図22】 図21に続く制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 洗濯機
11 本体
11a 蓋
12 洗濯槽兼脱水槽
13 水槽
15 パルセータ
16 給水管
17 給水弁
18 排水管
19 排水弁
20 循環ポンプ
21 モータ
22 伝達機構
24 操作部
25 表示部
26 ブザー
27 蓋センサー
28 水位センサー
31 主制御部
32 駆動部
33 副制御部
37 ダイオードブリッジ
38 コンデンサ
41 インバータ回路
42a〜42f スイッチング素子
43a〜43f ダイオード
45 駆動回路
46a〜46f 駆動用IC
47a〜47c ダイオード
48a〜48c コンデンサ
49 電源回路
50a〜50c ホールセンサー
51 モータ位置検出回路

Claims (6)

  1. 回転部材と該回転部材を回転させるモータを有し、該モータは減速ギヤを介して、前記回転部材を回転させ、該モータの回転数を調節して前記回転部材の回転数を調節する洗濯機において、前記モータに供給する回転駆動力の大きさを表す制御値を出力する制御手段と、前記制御手段が出力する制御値に応じた大きさの回転駆動力を前記モータに供給する駆動手段とを備え、前記制御手段は、停止している前記モータを起動するために、前記制御値を次第に増大させるとともに、最初の所定期間における前記制御値の増大率を前記所定期間以後の前記制御値の増大率よりも小さくすることによって、モータ起動時にギヤが噛み合う音を低減し、前記所定期間はモータ起動時に噛み合っていなかったギヤが噛み合うようになるのに必要な予め定めた一定期間であることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記モータが回転して所定の位置になった時に検出信号を前記制御手段に与える検出手段を備え、前記制御手段は、前記検出信号に基づいて前記モータの回転角度および回転数を算出し、前記所定期間経過後前記モータの回転角度が所定の角度に達するまでは、所定の複数の増大率の中から洗濯物の量に応じて選択した増大率で前記制御値を増大させることを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記制御手段は、前記モータの回転角度が前記所定の角度に達した後前記モータの回転数が目標回転数に達するまでは、前記検出信号を与えられるごとにおよび前記目標回転数に対応する前記検出信号の周期ごとに、前記制御値を増大させることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機。
  4. 前記制御手段は、前記モータの回転数が前記目標回転数に達したときは、前記制御値を所定値だけ減少させることを特徴とする請求項3に記載の洗濯機。
  5. 前記制御手段は、連続する2つの検出信号の時間間隔から前記モータの回転数を算出し、その算出時以後次の検出信号を与えられた時以前に、前記制御値を前記所定値だけ減少させることを特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
  6. 前記制御手段は、前記目標回転数が所定回転数を超えるときは、連続する2つの検出信号の時間間隔から前記モータの回転数を算出し、前記モータの回転数が前記目標回転数に達した後前記モータの回転数が前記目標回転数と異なるときに、前記モータの回転数を算出した直後と、その算出に用いた後の方の検出信号が与えられた時からその算出に用いた前記時間間隔に比例する時間が経過した時に、前記制御値をそれぞれ所定値だけ変化させることを特徴とする請求項4に記載の洗濯機。
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