JP2003210889A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2003210889A
JP2003210889A JP2002013881A JP2002013881A JP2003210889A JP 2003210889 A JP2003210889 A JP 2003210889A JP 2002013881 A JP2002013881 A JP 2002013881A JP 2002013881 A JP2002013881 A JP 2002013881A JP 2003210889 A JP2003210889 A JP 2003210889A
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Japan
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washing
laundry
amount
stirring
dehydration
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JP2002013881A
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English (en)
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武人 ▲高▼橋
Taketo Takahashi
Shoichi Matsui
正一 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯兼脱水槽内に投入した洗濯物を洗い、す
すぎ、脱水する洗濯機において、脱水後、洗濯兼脱水槽
に洗濯物がへばりつくのを低減し、すすぎ性能を向上す
るとともに、脱水終了後に洗濯物を容易に取り出せるよ
うにする。 【解決手段】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
の内底部に撹拌翼を回転自在に設け、洗濯兼脱水槽と撹
拌翼の動作をクラッチにより切り換え、洗濯兼脱水槽お
よび撹拌翼をモータにより駆動し、制御手段によりモー
タの回転数を制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を制
御するよう構成し、制御手段は、脱水後に撹拌翼を撹拌
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽内に
投入した洗濯物を洗い、すすぎ、脱水する洗濯機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の洗濯機は図12に示すよ
うに構成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図12に示すように、外槽30は、底部に
撹拌翼31を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽32を内
包し、吊り棒33により洗濯機外枠34に吊り下げてい
る。モータ35は、Vベルト36および減速機構兼クラ
ッチ37を介して、撹拌翼31または洗濯兼脱水槽32
を駆動する。排水弁38は洗濯兼脱水槽32内の洗濯水
を排水し、給水弁39は洗濯兼脱水槽32内に給水する
ものである。洗濯兼脱水槽32には脱水時の振動を低減
させるための流体バランサー40を設け、洗濯兼脱水槽
32の上部には蓋41を配設している。制御装置42
は、モータ35、排水弁38、給水弁39などを制御し
て、洗い、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので
ある。
【0004】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽32に洗濯物と所定の洗剤を投入した後、洗濯
を開始すると制御装置42により給水弁39が制御され
て洗濯兼脱水槽32内に所定量の水が給水され、その
後、制御装置42により、モータ35が制御されて撹拌
翼31を回転する。撹拌翼31の回転によって洗濯兼脱
水槽32内の洗濯物と水とが撹拌される。
【0005】つぎに、洗いが終わると排水弁38を動作
させて洗濯水を排水する。終了後クラッチ37により撹
拌翼31と洗濯兼脱水槽32を同時に動作し徐々に回転
数を上げて脱水を行う。それを繰り返し行い、洗い、す
すぎ、脱水を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の洗濯機の場合、脱水時には、洗濯兼脱水槽32を高
速で回転させているため、洗濯兼脱水槽32に洗濯物が
へばりつくため、すすぎ時の脱水では、洗濯兼脱水槽3
2に洗濯物がへばりついた状態ですすぎを開始するた
め、すすぎ時の撹拌が不十分で、すすぎ性能が悪いとい
う問題を有し、また、最終脱水では、洗濯兼脱水槽32
にへばりついて洗濯物がとりにくいという問題を有して
いた。
【0007】本発明は上記課題を解決するもので、脱水
後、洗濯兼脱水槽に洗濯物がへばりつくのを低減し、す
すぎ性能を向上するとともに、脱水終了後に洗濯物を容
易に取り出せるようにすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽の
内底部に撹拌翼を回転自在に設け、洗濯兼脱水槽と撹拌
翼の動作をクラッチにより切り換え、洗濯兼脱水槽およ
び撹拌翼をモータにより駆動し、制御手段によりモータ
の回転数を制御して洗い、すすぎ、脱水の各行程を制御
するよう構成し、制御手段は、脱水後に撹拌翼を撹拌す
るようにしたものである。
【0009】これにより、脱水後、洗濯兼脱水槽に洗濯
物がへばりつくのを低減することができ、すすぎ性能を
向上できるとともに、脱水終了後に洗濯物を容易に取り
出せるようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、前記洗
濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌翼と、前記
洗濯兼脱水槽と前記撹拌翼の動作を切り換えるクラッチ
と、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆動するモー
タと、前記モータの回転数を制御し洗い、すすぎ、脱水
の各行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段
は、脱水後に撹拌翼を撹拌するようにしたものであり、
脱水後に撹拌翼を撹拌することで洗濯物が洗濯兼脱水槽
にへばりつきを少なくすることができ、すすぎ時の脱水
では、洗濯兼脱水槽にへばりついた洗濯物を剥がすこと
により、すすぎ時の撹拌が容易になってすすぎ性能を向
上することができる。また、最終脱水後に洗濯物を容易
に取り出せるようにすることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を判
定する布量判定手段を備え、制御手段は、前記布量判定
手段により判定した洗濯物の量に応じ脱水後に撹拌翼を
撹拌するようにしたものであり、洗濯物の量が少ないと
きは脱水後に撹拌を行わず、洗濯物の量が多いときだけ
に脱水後に撹拌翼を撹拌することで、洗濯物が洗濯兼脱
水槽にへばりつくのを少なくすることができる。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の発明において、制御手段は、洗濯物の量に応じ脱
水後に撹拌翼を撹拌する周期や回数を変更するようにし
たものであり、洗濯物の傷みを低減できるとともに、時
間短縮を図ることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の発明において、洗濯兼脱水槽内の洗濯物
の布種を判別する布種判定手段を備え、制御手段は、洗
濯物の量と布種に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌する周期や
回数を変更するようにしたものであり、洗濯物が洗濯兼
脱水槽にへばりつくのを少なくすることができ、かつ洗
濯物の傷みを低減できるとともに、時間短縮を図ること
ができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の発明において、周囲温度を検知する温度
検知手段を備え、制御手段は、周囲温度と洗濯物の量に
応じ脱水後に撹拌翼を撹拌する周期や回数を変更するよ
うにしたものであり、洗濯物が洗濯兼脱水槽にへばりつ
くのを少なくすることができ、かつ洗濯物の傷みを低減
できるとともに、時間短縮を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0016】(実施例1)図2に示すように、外槽1
は、洗濯兼脱水槽2を内包し、洗濯兼脱水槽2の底部に
撹拌翼3を回転自在に設けている。そして外槽1は、吊
り棒4により洗濯機外枠5に吊り下げている。動力切換
機構(クラッチ)6は、直流ブラシレスモータで構成し
たモータ7からの駆動力を洗濯時には減速して、例えば
減速比6対1で撹拌翼3に伝達し、脱水時には1対1で
洗濯兼脱水槽2に伝達する。
【0017】すなわち、モータ7が600r/minで
回転したとすれば、洗濯時には撹拌翼3の回転数は10
0r/min、脱水時には洗濯兼脱水槽2の回転数は6
00r/minで回転駆動されることになる。カバー体
8は、外槽1の上部に設けた散水用の吐出部を形成する
ものであり、水位検知手段9は外槽1の下部にある接続
部(トリップ点)10の水圧を電気的な周波数に変換す
ることにより、水位を検知している。
【0018】給水弁(給水手段)11は、洗濯兼脱水槽
2内に水を給水するものであり、排水弁12は外槽1内
の洗濯水を排水するものであり、温度検知手段13は、
外槽1に取付けており、周囲温度を検知するものであ
る。
【0019】制御装置14は、図3に示すように、動力
切換機構6、モータ7、給水弁11、排水弁12などの
動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水などの一連の行程を
逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段1
5などで構成している。
【0020】制御手段15は、運転コース等を設定する
ための入力設定手段16からの情報を入力して、その情
報を基に表示手段17で表示して使用者に知らせるとと
もに、入力設定手段16により運転開始が設定される
と、水位検知手段9等からのデータを入力して負荷駆動
手段18を介して動力切換機構6や給水弁11、排水弁
12の動作を制御して洗濯運転を行う。さらに、制御手
段15は、負荷駆動手段18を介して吸水ポンプ28を
動作させて、風呂水等を洗濯兼脱水槽2内に給水する。
【0021】このとき、回転制御手段19は、位置検出
手段20からの情報に基づいて駆動回路21を介してイ
ンバータ回路22を制御することによりモータ7を回転
制御するようにしている。
【0022】モータ7は直流ブラシレスモータで構成
し、図示していないが、3相巻線を有するステータと、
リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構
成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線7a、
第2の巻線7b、第3の巻線7cをスロットを設けた鉄
心に巻き付けることで構成している。
【0023】インバータ回路22は、パワートランジス
タ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなる
スイッチング素子で構成している。スイッチング素子2
2aとスイッチング素子22bの直列回路と、スイッチ
ング素子22cとスイッチング素子22dの直列回路
と、スイッチング素子22eとスイッチング素子22f
の直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は
並列接続されている。
【0024】ここで、スイッチング素子の直列回路の両
端は入力端子で、直流電源が接続され、スイッチング素
子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続
点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、
3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチ
ング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子
でオン、オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子
をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
【0025】スイッチング素子22a〜22fのオン、
オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段20
a、20b、20cからの情報に基づいて回転制御手段
19により制御される。位置検出手段20a、20b、
20cは電気角で120度の間隔でロータが有する永久
磁石に対向するように、ステータに配設されている。
【0026】図4に示すように、ロータが1回転する間
に、3つの位置検出手段20a、20b、20cは、そ
れぞれ図に示したようなタイミングでパルスを出力す
る。回転制御手段19は、図に示した矢印のタイミング
(3つの位置検出手段のいずれかの信号の状態が変わっ
た時)を検知して、位置検出手段20a、20b、20
cの信号を基に、スイッチング素子22a〜22fのオ
ン、オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W
端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの
第1の巻線7a、第2の巻線7b、第3の巻線7cに通
電して磁界を作り、ロータを回転させる。
【0027】また、スイッチング素子22a、22c、
22eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例
えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比
を制御することで、ロータの回転数を制御するようにし
てあり、回転制御手段18は、3つの位置検出手段20
a、20b、20cのいずれかの信号の状態が変わる度
にその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算
出して、設定回転数になるようにスイッチング素子22
a、22c、22eをPWM制御する。
【0028】抵抗23は電流を検知するもので、抵抗2
3の両端電圧でインバータ回路22の入力電流値を検知
する。商用電源24は、ダイオードブリッジ25、チョ
ークコイル26、平滑用コンデンサ27からなる直流電
源変換装置を介して、インバータ回路22に接続してい
る。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモータ
7の構成、インバータ22の構成等は、これに限定され
るものではない。
【0029】回転制御手段19は、図5に示すように、
位置検出手段20からの信号を入力してモータ7の回転
数を検知する回転数検知手段19aと、モータ7の回転
数を設定する回転数設定手段19bと、回転数設定手段
19bと回転数検知手段19aで検知された回転数とを
比較する回転数比較手段19cと、回転数の変化量を検
知する回転数変化量検知手段19dと、回転数比較手段
19cと回転数変化量検知手段19dからの入力に基づ
きモータ7の回転数を設定回転数に近づけるためにスイ
ッチング素子22a、22c、22eの通電比の操作量
を決定する操作量決定手段19eと、操作量決定手段1
9eにより操作された後のスイッチング素子22a、2
2c、22eの通電比を設定し駆動回路20に出力する
通電比設定手段19fと、モータ7の起動からの経過時
間に応じて徐々に増加したスイッチング素子22a、2
2c、22eの通電比を記憶し駆動回路20に出力する
通電比記憶手段19gとから構成している。
【0030】回転制御手段19では、モータ7の起動時
に、3つの位置検出手段20a、20b、20cのいず
れかの信号の状態が変わる回数が3回まで、すなわちモ
ータ7が1/2回転するまでは、通電比記憶手段19g
の出力信号で、それ以後は通電比設定手段19fの出力
信号で駆動回路21を駆動することにより、スイッチン
グ素子22a、22c、22eの通電比を制御するよう
にしている。
【0031】図6は、洗濯時の、モータ7の回転の様子
を示しており、モータ7が600r/minになるよう
に、すなわち撹拌翼3が100r/minになるように
1.6秒オン1秒オフで、正転反転を繰り返すようにし
ている。
【0032】上記構成において図7の回転数変化と図1
のフロチャートを参照しながら動作を説明する。制御手
段15は、図1のステップ50で、洗濯兼脱水槽2を回
転させるために、動力切換機構6によりモータ7の動力
を洗濯兼脱水槽2に伝えるようにする。そして、ステッ
プ51でモータ7の起動制御を行うことにより洗濯兼脱
水槽2を滑らかに回転起動させ、ステップ52で回転数
制御の設定回転数をN1(たとえば100r/min)
にする。
【0033】ステップ53で洗濯兼脱水槽2の回転数が
N1に達したことを検知して、ステップ54で、設定回
転数をN2(たとえば170r/min)に設定して、
ステップ55で、設定時間t1間で、回転数の傾きを一
定させるように回転数を徐々に上げて洗濯物を洗濯兼脱
水槽2に均一に張り付かせる。つづいて、ステップ56
で回転数制御の設定回転数をN3(たとえば300r/
min)に設定し、ステップ57で、洗濯兼脱水槽2を
N3まで回転させ、洗濯物の水を少し脱水させること
で、洗濯物をより強固に洗濯兼脱水槽2内に張り付かせ
る。ステップ58で、モータ7の駆動を停止して洗濯兼
脱水槽2の回転を減速させる。
【0034】ステップ59で、設定回転数をN4(たと
えば200r/min)に設定し、ステップ60でN4
に安定させる。ステップ61で、制御手段15は、N4
になるモータ出力の平均位相制御角を一定にして洗濯兼
脱水槽2の回転数のばらつきを検知する。ステップ62
で、その回転数のばらつきで洗濯物の偏りの大きさを判
定する。
【0035】このとき、洗濯物の偏りが大きい場合は、
ステップ63で、設定回転数をN5(たとえば700r
/min)に設定する。また、洗濯物の偏りが小さい場
合は、ステップ64で、設定回転数をN6(たとえば9
00r/min)に設定し、ステップ65で、洗濯兼脱
水槽2を設定時間t3回転させる。それにより製品の振
動を少なくして洗濯物を脱水する。
【0036】ステップ66で、モータ7の駆動を停止し
て洗濯兼脱水槽2の回転を減速させ、ステップ67で、
設定時間t4間待機し、ステップ68で、動力切換機構
6でt5内に強制停止させる。
【0037】つぎに、ステップ70で、撹拌翼3を0.
8秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ71
で、撹拌翼3を8往復させる。
【0038】このように本実施例によれば、脱水後に撹
拌翼3を撹拌することにより、すすぎ時の脱水では、脱
水後に洗濯兼脱水槽2にへばりついた洗濯物を剥がすこ
とができ、すすぎ時の撹拌が容易になり、すすぎ性能を
向上することができる。また最終脱水では、へばりつい
た洗濯物をほぐし取り易くすることができる。
【0039】(実施例2)図3に示す制御手段15は、
洗濯開始時に、撹拌翼3を数回撹拌させることにより、
洗濯物の量が多い場合は、モータ7の駆動を停止した後
の撹拌翼3の回転が少なくなり、また、少ない場合は、
逆に回転が多くなることから、モータ7の駆動を停止し
た直後の撹拌翼3の惰性回転角をモータ位置検出手段2
0で検出することにより洗濯物の量を判定するよう構成
し、この布量判定手段により判定した洗濯物の量に応じ
て、脱水後に撹拌翼3を撹拌するようにしている。他の
構成は上記実施例1と同じである。
【0040】上記構成において図8を参照しながら動作
を説明する。なお、図1のステップ50からステップ6
9までの脱水の動作は上記実施例1の動作と同じである
ので説明を省略し、図1のA以降の動作について説明す
る。
【0041】制御手段15は、ステップ72で、洗濯開
始時に判定した布量判定手段の情報から4kg以上の場
合は、ステップ70で、撹拌翼3を0.8秒オン、0.
4秒オフの撹拌を行い、ステップ71で、撹拌を8往復
させる。ステップ72で、4kg以下であれば撹拌翼3
の撹拌をなしで次行程へ移行させる。
【0042】このように本実施例によれば、洗濯物の量
が多い場合のみ撹拌を行い、洗濯物の量の多いときのす
すぎ時の脱水では、脱水後にへばりついた洗濯物を剥が
すことができ、すすぎ時の撹拌が容易になり、洗濯物の
量の多い場合のすすぎ性能を向上することができる。ま
た、最終脱水では、へばりついた洗濯物をほぐし取り易
くすることができる。
【0043】(実施例3)図3に示す制御手段15は、
洗濯物の量に応じ脱水後に撹拌翼3を撹拌する周期や回
数を変更するようにしている。他の構成は上記実施例1
または2と同じである。
【0044】上記構成において図9を参照しながら動作
を説明する。なお、図1のステップ50からステップ6
9までの脱水の動作は上記実施例1の動作と同じである
ので説明を省略し、図1のA以降の動作について説明す
る。
【0045】制御手段15は、ステップ74で洗濯物の
量が6kg以上の場合は、ステップ75で、撹拌翼3を
0.8秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ7
6で撹拌を8往復させる。
【0046】ステップ77で、洗濯物の量が4.5kg
以上の場合は、ステップ78で撹拌翼3を0.6秒オ
ン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ76で、撹拌
を6往復させる。また、ステップ80で、洗濯物の量が
3kg以上の場合は、ステップ81で撹拌翼3を0.4
秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ82で、
撹拌を4往復させる。
【0047】このように本実施例によれば、洗濯物の量
が少なければ、ほぐしやすくなり、ほぐしの回数や周期
の時間を減らすことができる。
【0048】(実施例4)図3に示す制御手段15は、
洗いやすすぎの撹拌の初期(たとえば1分)に、化繊の
多い洗濯物であると水位変動が少なく、また綿の多い洗
濯物であると水位変動が多いことから、布量判定手段に
より判定した洗濯物の量に応じた水位変動から布質を判
定するよう構成し、洗濯物の量と布種に応じて、脱水後
に撹拌翼3を撹拌する周期や回数を変更するようにして
いる。他の構成は上記実施例1〜3と同じである。
【0049】上記構成において図10を参照しながら動
作を説明する。なお、図1のステップ50からステップ
69までの脱水の動作は上記実施例1の動作と同じであ
るので説明を省略し、図1のA以降の動作について説明
する。
【0050】制御手段15は、ステップ83で、洗濯開
始時に判定した洗濯物の量と、洗濯物の量に応じた水位
変動から判定した布質の情報から4kg以上で化繊が2
0%以下であれば、ステップ84で、撹拌翼3を0.8
秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ85で、
撹拌を8往復させる。
【0051】ステップ86で、洗濯物の量が4kg以上
で化繊が50%以下であれば、ステップ87で撹拌翼3
を0.6秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ
88で、撹拌を6往復させる。また、ステップ89で、
洗濯物の量が4kg以上で化繊が80%以上であれば、
ステップ90で撹拌翼3を0.4秒オン、0.4秒オフ
の撹拌を行い、ステップ91で、撹拌を4往復させる。
【0052】このように本実施例によれば、化繊の量が
多ければ、少しの力でほぐせるために、ほぐしの回数や
周期の時間を減らすことができる。
【0053】(実施例5)図3に示す制御手段15は、
温度検知手段13により検知した周囲温度と洗濯物の量
に応じて、脱水後に撹拌翼3を撹拌する周期や回数を変
更するようにしている。他の構成は上記実施例1〜4と
同じである。
【0054】上記構成において図11を参照しながら動
作を説明する。なお、図1のステップ50からステップ
69までの脱水の動作は上記実施例1の動作と同じであ
るので説明を省略し、図1のA以降の動作について説明
する。
【0055】制御手段15は、ステップ92で、スター
ト時に温度検知手段13からの情報から5℃以下であれ
ば、ステップ93で、撹拌翼3を0.8秒オン、0.4
秒オフの撹拌を行い、ステップ94で、撹拌を8往復さ
せる。
【0056】ステップ95で、スタート時の周囲温度が
10℃以下であれば、ステップ96で撹拌翼3を0.6
秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ステップ97で、
撹拌を6往復させる。また、ステップ98で、スタート
時の周囲温度が15℃以下であれば、ステップ99で撹
拌翼3を0.4秒オン、0.4秒オフの撹拌を行い、ス
テップ100で、撹拌を4往復させる。
【0057】このように本実施例によれば、周囲温度が
高ければ洗濯物がやわらかくほぐしやすいために、ほぐ
しの回数や周期の時間を減らすことができる。
【0058】なお、上記各実施例の組み合わせや、撹拌
翼3の回転数の変更などが実施可能である。また、一例
として数値を記載しているが、これに限定されるもので
はない。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
翼と、前記洗濯兼脱水槽と前記撹拌翼の動作を切り換え
るクラッチと、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆
動するモータと、前記モータの回転数を制御し洗い、す
すぎ、脱水の各行程を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、脱水後に撹拌翼を撹拌するようにしたか
ら、すすぎ時の脱水では、洗濯兼脱水槽にへばりついた
洗濯物を剥がすことにより、すすぎ時の撹拌が容易にな
ってすすぎ性能を向上することができ、また、最終脱水
後に洗濯物をほぐし容易に取り出せるようにすることが
できる。
【0060】また、請求項2に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽内の洗濯物の量を判定する布量判定手段を備
え、制御手段は、前記布量判定手段により判定した洗濯
物の量に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌するようにしたか
ら、洗濯物の量が少ないときは脱水後に撹拌を行わず、
洗濯物の量が多いときだけに脱水後に撹拌翼を撹拌する
ことで、洗濯物が洗濯兼脱水槽にへばりつくのを少なく
することができる。
【0061】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御手段は、洗濯物の量に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌する
周期や回数を変更するようにしたから、布量が少ないと
きに周期や回数を減らすことにより、すすぎ時の脱水で
は脱水後にへばりついた洗濯物を剥がすことができてす
すぎ時の撹拌が容易になり、すすぎ性能を向上すること
ができ、また最終脱水で、へばりついた洗濯物をほぐし
取り易くすることができて、洗濯物の傷みを低減できる
とともに、時間短縮を図ることができる。
【0062】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽内の洗濯物の布種を判別する布種判定手段を
備え、制御手段は、洗濯物の量と布種に応じ脱水後に撹
拌翼を撹拌する周期や回数を変更するようにしたから、
化繊の量が多ければ、少しの力でほぐせるために、ほぐ
しの回数や周期の時間を減らすことにより、すすぎ時の
脱水では、脱水後にへばりついた洗濯物を剥がすことが
できてすすぎ時の撹拌が容易になり、すすぎ性能を向上
することができ、また最終脱水で、へばりついた洗濯物
をほぐし取り易くすることができて、洗濯物の傷みを低
減できるとともに、時間短縮を図ることができる。
【0063】また、請求項5に記載の発明によれば、周
囲温度を検知する温度検知手段を備え、制御手段は、周
囲温度と洗濯物の量に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌する周
期や回数を変更するようにしたから、周囲温度が高けれ
ば洗濯物がやわらかくほぐしやすいために、ほぐしの回
数や周期の時間を減らすことにより、すすぎ時の脱水で
は、脱水後にへばりついた洗濯物を剥がすことができて
すすぎ時の撹拌が容易になり、すすぎ性能を向上するこ
とができ、また最終脱水で、へばりついた洗濯物をほぐ
し取り易くすることができて、洗濯物の傷みを低減でき
るとともに、時間短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の動作フロチャ
ート
【図2】同洗濯機の縦断面図
【図3】同洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図4】同洗濯機の要部タイミングチャート
【図5】同洗濯機の回転制御手段のブロック回路図
【図6】同洗濯機の洗濯時の要部タイミングチャート
【図7】同洗濯機の脱水時の要部タイミングチャート
【図8】本発明の第2の実施例の洗濯機の要部動作フロ
チャート
【図9】本発明の第3の実施例の洗濯機の要部動作フロ
チャート
【図10】本発明の第4の実施例の洗濯機の要部動作フ
ロチャート
【図11】本発明の第5の実施例の洗濯機の要部動作フ
ロチャート
【図12】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽 2 洗濯兼脱水槽 3 撹拌翼 6 動力切換機構(クラッチ) 7 モータ 15 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B155 AA03 AA06 AA25 BA08 BB02 BB09 BB16 CB06 KA02 KA27 LA11 LB01 LB16 LC15 MA02 MA06 MA07 MA08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
    と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた撹拌
    翼と、前記洗濯兼脱水槽と前記撹拌翼の動作を切り換え
    るクラッチと、前記洗濯兼脱水槽および前記撹拌翼を駆
    動するモータと、前記モータの回転数を制御し洗い、す
    すぎ、脱水の各行程を制御する制御手段とを備え、前記
    制御手段は、脱水後に撹拌翼を撹拌するようにした洗濯
    機。
  2. 【請求項2】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物の量を判定する
    布量判定手段を備え、制御手段は、前記布量判定手段に
    より判定した洗濯物の量に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌す
    るようにした請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、洗濯物の量に応じ脱水後に
    撹拌翼を撹拌する周期や回数を変更するようにした請求
    項2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯兼脱水槽内の洗濯物の布種を判別す
    る布種判定手段を備え、制御手段は、洗濯物の量と布種
    に応じ脱水後に撹拌翼を撹拌する周期や回数を変更する
    ようにした請求項2または3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 周囲温度を検知する温度検知手段を備
    え、制御手段は、周囲温度と洗濯物の量に応じ脱水後に
    撹拌翼を撹拌する周期や回数を変更するようにした請求
    項2または3記載の洗濯機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015217248A (ja) * 2014-05-21 2015-12-07 株式会社東芝 洗濯機
JP2017189271A (ja) * 2016-04-12 2017-10-19 日立アプライアンス株式会社 洗濯乾燥機
JP2018175039A (ja) * 2017-04-05 2018-11-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 洗濯機

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