JP2000014959A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000014959A
JP2000014959A JP10187268A JP18726898A JP2000014959A JP 2000014959 A JP2000014959 A JP 2000014959A JP 10187268 A JP10187268 A JP 10187268A JP 18726898 A JP18726898 A JP 18726898A JP 2000014959 A JP2000014959 A JP 2000014959A
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JP
Japan
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washing
water
dewatering tub
water level
rotation speed
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Application number
JP10187268A
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English (en)
Inventor
Shoichi Matsui
正一 松井
Takeru Kawasaki
長 川▲崎▼
Sadayuki Tamae
貞之 玉江
Hisashi Hagiwara
久 萩原
Hiroyuki Fujii
裕幸 藤井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗濯時の機械力による衣類の損傷や絡みを極
力少なくするとともに、洗濯水の効果的な作用によって
汚れの除去を効率的に行う洗濯機において、攪拌翼を回
転させることなく給水開始と同時に洗剤を溶解し、ま
た、溶解した洗濯水を攪拌翼を回転させることなくまん
べんに洗濯物へと散水することで洗濯時間の有効活用、
および洗浄力の確保や洗いむらの低減を行うとともに、
洗濯物に加える摩擦力を少なくすることで洗濯物の損傷
や絡みを低減する。 【解決手段】 給水しながら洗濯兼脱水槽2を第1の回
転数で回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽2を第1
の回転数より高い第2の回転数で回転させて外槽1と洗
濯兼脱水槽2との間から洗濯兼脱水槽2内へ洗濯水を散
水する第2の行程とを有し、第1の行程中に所定の水位
を検知すれば、第2の行程を行うようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯時の機械力に
よる衣類の損傷や絡みを極力少なくするとともに、洗濯
水の効果的な作用によって汚れの除去を効率的に行う洗
濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からの代表的な洗濯方式の一つであ
るパルセーター式洗濯機の構成を図13を参照しながら
説明する。
【0003】図13に示すように、外槽80は、底部に
攪拌翼81を回転自在に配設した洗濯兼脱水槽82を内
包し、吊り棒83により洗濯機外枠84に吊り下げてい
る。モータ85は、Vベルト86および減速機構兼クラ
ッチ87を介して、攪拌翼81または洗濯兼脱水槽82
を駆動する。排水弁88は洗濯兼脱水槽82内の洗濯水
を排水し、給水弁89は洗濯兼脱水槽82内に給水する
ものである。
【0004】洗濯兼脱水槽82には脱水時の振動を低減
させるための流体バランサー90を設け、洗濯兼脱水槽
82の上部には蓋91を配設している。制御装置92
は、モータ85、排水弁88、給水弁89などを制御し
て、洗濯、すすぎ、脱水の各行程を逐次制御するもので
ある。
【0005】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽82に洗濯物と所定量の洗剤を投入した後、洗
濯を開始すると制御装置92により給水弁89が制御さ
れて洗濯兼脱水槽82内に所定量の水が給水され、その
後制御装置92により、モータ85が制御されて攪拌翼
81が回転する。攪拌翼81の回転によって洗濯兼脱水
槽82内の洗濯物と水とが攪拌され、この撹拌によって
洗剤が徐々に溶解して洗濯水となり、洗濯物の汚れに作
用することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この構
成の洗濯機の場合、投入された洗剤を溶解するために、
攪拌翼81を高速で回転させて洗濯物や水を撹拌するの
が一般的であり、この場合、洗濯物に過度の機械力が加
わらないようにするため、洗濯兼脱水槽82に所定量の
水を給水してから攪拌翼81による撹拌を行っていた。
【0007】つまり、所定量の水が給水されるまでは攪
拌翼81を撹拌させないため、この給水時間は洗濯物の
汚れ除去の観点からは、意味を持たないものとなってい
た。また、給水された水は洗濯物にそのまましみ込むこ
とになり、この場合、撹拌開始によって溶解しはじめた
洗剤が、洗濯物全体に浸透し、汚れ除去に必要な濃度に
均一化されるまで所定の時間が必要となり、この場合も
汚れ除去の観点からすると無駄な時間となっていた。
【0008】また、洗剤が洗濯物に十分に作用していな
い状態から攪拌翼81による撹拌を開始することは、洗
濯物の傷みという観点からも、非効率である。つまり、
洗濯物に洗剤がしみ込んでいない状態で洗濯物を撹拌す
ると大きな摩擦力が洗濯物表面に加わることになり、そ
の結果として洗濯物表面に毛羽立ちなどの傷みが生じて
まうという問題があった。
【0009】本発明は上記課題を解決するもので、攪拌
翼を回転させることなく給水開始と同時に洗剤を溶解
し、また、溶解した洗濯水を攪拌翼を回転させることな
くまんべんに洗濯物へと散水することで洗濯時間の有効
活用、および洗浄力の確保や洗いむらの低減を行うとと
もに、洗濯物に加える摩擦力を少なくすることで洗濯物
の損傷や絡みを低減することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、給水しながら洗濯兼脱水槽を第1の回転数
で回転させる第1の行程と、洗濯兼脱水槽を第1の回転
数より高い第2の回転数で回転させて外槽と洗濯兼脱水
槽との間から洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第2の
行程とを有し、第1の行程中に所定の水位を検知すれ
ば、第2の行程を行うようにしたものである。
【0011】これにより、給水行程の開始段階から洗濯
水を洗濯物の汚れに作用させることが可能となり、ま
た、洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水させて汚れに作
用させることにより洗濯物の洗いむらを少なくすること
ができる。また、洗濯水を洗濯物に十分に散水した後に
撹拌翼を回転させることが可能となるため、洗濯物表面
の摩擦力が少なくなり洗濯物の傷みを少なくすることが
できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、給水しながら洗濯兼脱水槽を第1の回転数で回転さ
せる第1の行程と、前記洗濯兼脱水槽を前記第1の回転
数より高い第2の回転数で回転させて前記外槽と前記洗
濯兼脱水槽との間から前記洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散
水する第2の行程とを有し、第1の行程中に所定の水位
を検知すれば、第2の行程を行うようにしたものであ
り、給水行程の開始段階から洗濯水を洗濯物の汚れに作
用させることが可能となり、また、洗濯水を洗濯物にま
んべんなく散水させて汚れに作用させることにより洗濯
物の洗いむらを少なくすることができる。また以後の行
程で、洗濯水を洗濯物に十分に散水した後に撹拌翼を回
転させることが可能となるため、洗濯物表面の摩擦力が
少なくなり洗濯物の傷みを少なくすることができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、外槽内に回転自
在に設けた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の内底部
に回転自在に設けた攪拌翼と、前記洗濯兼脱水槽内に給
水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽および前記攪拌翼
を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内の水位を検知
する水位検知手段と、前記水位検知手段からの出力信号
を入力し前記給水手段および前記モータの回転数を制御
し行程を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、
給水しながら前記洗濯兼脱水槽を第1の回転数で回転さ
せる第1の行程中に所定の水位を検知すれば、前記洗濯
兼脱水槽を前記第1の回転数より高い第2の回転数で回
転させて前記外槽と前記洗濯兼脱水槽との間から前記洗
濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第2の行程を行うよう
にしたものであり、給水行程の開始段階から洗濯水を洗
濯物の汚れに作用させることが可能となり、また、洗濯
水を洗濯物にまんべんなく散水させて汚れに作用させる
ことにより洗濯物の洗いむらを少なくすることができ
る。また以後の行程で、洗濯水を洗濯物に十分に散水し
た後に撹拌翼を回転させることが可能となるため、洗濯
物表面の摩擦力が少なくなり洗濯物の傷みを少なくする
ことができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、第1の行程で所定の水位
より低い第2の水位を検知するまでは第1の回転数より
低い第3の回転数で洗濯兼脱水槽を回転させるようにし
たものであり、洗濯物が十分に湿った状態ではじめて洗
濯兼脱水槽を第1の回転数に上げるので、洗濯物が十分
に湿る前までは第3の回転数で洗濯兼脱水槽を回転させ
ることになり、洗濯物と内蓋などとの摩擦力が少なくな
り、洗濯物の傷みを少なくすることができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、第1の行程の洗濯兼脱水槽の
回転起動時に、略第1の回転数または略第3の回転数に
安定するまでは前記洗濯兼脱水槽内に給水しないように
したものであり、洗濯兼脱水槽の回転起動から第1の回
転数または第3の回転数までの回転上昇中のモータにと
っての負荷状態は安定であるので、回転制御の安定化を
図ることができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、第1の回転数を洗濯兼脱水槽
などの振動共振点に対応する回転数よりも高くしたもの
であり、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で偏っている場合でも
異常振動を起こすことなく給水しながら洗濯兼脱水槽を
第1の回転数で回転させて、給水行程の開始段階から洗
濯水を洗濯物の汚れに作用させることが可能となり、洗
いむらを少なくすることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、第3の回転数を洗濯兼脱水槽
などの振動共振点に対応する回転数よりも低くしたもの
であり、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で偏っている場合でも
異常振動を起こすことなく給水しながら洗濯兼脱水槽を
第3の回転数で回転させることにより、洗濯物と内蓋な
どとの摩擦力が少なくなり、洗濯物の傷みを少なくする
ことができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、所定の水位または第2の水位
を検知するとき、洗濯兼脱水槽の回転数に応じて水位検
知を補正するようにしたものであり、洗濯兼脱水槽が回
転していても停止しているときと同じ水位を正確に検知
することが可能となり、洗濯兼脱水槽を一旦停止させた
後水位が安定するのを待つ必要がなく、運転時間の短縮
を図ることができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、上記請求項1、
2、3、7に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の回転
周期以上の時間毎に水位を検知するようにしたものであ
る。り、これは、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で偏っている
場合に、洗濯兼脱水槽が回転することにより外槽自体が
水平方向に変動し、それに起因して水位も変動するが、
この水位変動は洗濯兼脱水槽の回転周期に同期するの
で、この回転周期以上の時間で水位を検知することによ
り、洗濯兼脱水槽が回転していても停止しているときと
同じ水位を正確に検知することができる。
【0020】請求項9に記載の発明は、上記請求項2、
3、7、8に記載の発明において、水位検知手段からの
出力信号の所定期間内の最大値と最小値の中間値で水位
を検知するようにしたものである。これは、洗濯物が洗
濯兼脱水槽内で偏っている場合に、洗濯兼脱水槽が回転
することにより外槽自体が水平方向に変動し、それに起
因して水位も変動するが、この水位変動の所定期間内の
最大水位と最小水位の中間水位を検知することにより、
洗濯兼脱水槽が回転していても停止しているときと同じ
水位を正確に検知することができる。
【0021】請求項10に記載の発明は、上記請求項
1、2、3、7、8、9に記載の発明において、洗濯兼
脱水槽内に風呂水等を給水するための吸水ポンプと水道
水を給水するための水道水給水手段とを備え、吸水ポン
プを動作させて風呂水等を給水中に、所定時間で所定の
水位または第2の水位を検知できなければ吸水ポンプの
動作を停止して水道水給水手段を動作させるようにした
ものであり、風呂水等を使用することによる節水効果が
あるだけでなく、風呂水等がなくなったことをすみやか
に検知して水道水による給水に切り替えることができ
る。これにより、洗濯兼脱水槽内の水が少ない状態で長
時間回転し続けることによる洗濯物同士や洗濯兼脱水槽
との摩擦等による洗濯物の傷みを少なくすることができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0023】(実施例1)図1に示すように、外槽1
は、洗濯兼脱水槽2を内包し、洗濯兼脱水槽2の底部に
撹拌翼3を回転自在に設けている。そして外槽1は、吊
り棒4により洗濯機外枠5に吊り下げている。動力切換
機構6は、直流ブラシレスモータで構成したモータ7か
らの駆動力を洗濯時には減速して、例えば減速比6対1
で撹拌翼3に伝達し、脱水時には1対1で洗濯兼脱水槽
2に伝達する。すなわち、モータ7が600r/minで回
転したとすれば、洗濯時には撹拌翼3の回転数は100
r/min、脱水時には洗濯兼脱水槽2の回転数は600r/m
inで回転駆動されることになる。
【0024】カバー体8は、外槽1の上部に設けられた
散水用の吐出部を形成するものであり、水位検知手段9
は外槽1の下部にある接続部(トリップ点)10の水圧
を電気的な周波数に変換することにより、水位を検知し
ている。給水弁(給水手段)11は、洗濯兼脱水槽2内
に水を給水するものであり、排水弁12は外槽1内の洗
濯水を排水するものである。
【0025】制御装置13は、図2に示すように、動力
切換機構6、モータ7、給水弁11、排水弁12などの
動作を制御し、洗濯、すすぎ、脱水などの一連の行程を
逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段1
4等から構成される。制御手段14は、運転コース等を
設定するための入力設定手段15からの情報を入力し
て、その情報を基に表示手段16で表示して使用者に知
らせるとともに、入力設定手段15により運転開始が設
定されると、水位検知手段9等からのデータを入力して
負荷駆動手段17を介して動力切換機構6や給水弁1
1、排水弁12の動作を制御して洗濯運転を行う。
【0026】このとき回転制御手段18は、位置検出手
段19からの情報に基づいて駆動回路20を介してイン
バータ回路21を制御することによりモータ7を回転制
御するようにしている。モータ7は直流ブラシレスモー
タで、図示していないが、3相巻線を有するステータ
と、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータか
ら構成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線7
a、第2の巻線7b、第3の巻線7cをスロットを設け
た鉄心に巻き付けて構成している。
【0027】インバータ回路21は、パワートランジス
タ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなる
スイッチング素子(スイッチング手段)で構成してい
る。第1のスイッチング素子21aと第2のスイッチン
グ素子21bの直列回路と、第3のスイッチング素子2
1cと第4のスイッチング素子21dの直列回路と、第
5のスイッチング素子21eと第6のスイッチング素子
21fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列
回路は並列接続している。
【0028】ここで、スイッチング素子の直列回路の両
端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子
の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点
に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3
相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチン
グ素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の
オン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子を
それぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
【0029】スイッチング素子のオン・オフは、ホール
ICからなる3つの位置検出手段19a、19b、19
cからの情報に基づいて回転制御手段18により制御さ
れる。位置検出手段19a、19b、19cは電気角で
120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するよ
うに、ステータに配設されているものとする。
【0030】図3に示すように、ロータが1回転する間
に、3つの位置検出手段19a、19b、19cは、そ
れぞれ図に示したようなタイミングでパルスを出力す
る。回転制御手段18は、図に示した矢印のタイミング
(3つの位置検出手段のいずれかの信号の状態が変わっ
たとき)を検知して、位置検出手段19a、19b、1
9cの信号を基に、スイッチング素子21a〜21fの
オン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、
W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータ
の第1の巻線7a、第2の巻線7b、第3の巻線7cに
通電して磁界を作り、ロータを回転させるものである。
【0031】また、スイッチング素子21a、21c、
21eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例
えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比
を制御することで、ロータの回転数を制御するようにし
てあり、回転制御手段18は、3つの位置検出手段19
a、19b、19cのいずれかの信号の状態が変わるた
びにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を
算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子2
1a、21c、21eをPWM制御する。
【0032】抵抗22は電流を検知するもので、抵抗2
2の両端電圧でインバータ21の入力電流値を検知する
ものとする。商用電源23は、ダイオードブリッジ2
4、チョークコイル25、平滑用コンデンサ26からな
る直流電源変換装置を介して、インバータ21に接続し
ている。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモ
ータ7の構成、インバータ21の構成等は、これに限定
されるものではない。
【0033】回転制御手段18は、図4に示すように、
位置検出手段19からの信号を入力してモータ7の回転
数を検知する回転数検知手段18aと、モータ7の回転
数を設定する回転数設定手段18bと、回転数設定手段
18bと回転数検知手段18aで検知された回転数とを
比較する回転数比較手段18cと、回転数の変化量を検
知する回転数変化量検知手段18dと、回転数比較手段
18cと回転数変化量検知手段18dからの入力に基づ
き、モータ7の回転数を設定回転数に近づけるためにス
イッチング素子21a、21c、21eの通電比の操作
量を決定する操作量決定手段と18eと、操作量決定手
段と18eにより操作された後のスイッチング素子21
a、21c、21eの通電比を設定し駆動回路20に出
力する通電比設定手段18fと、モータ7の起動からの
経過時間に応じて徐々に増加したスイッチング素子21
a、21c、21eの通電比を記憶し駆動回路20に出
力する通電比記憶手段18gから構成されている。
【0034】回転制御手段18では、モータ7の起動時
に、3つの位置検出手段19a、19b、19cのいず
れかの信号の状態が変わる回数が3回まで、すなわちモ
ータ7が1/2回転するまでは、通電比記憶手段18g
の出力信号で、それ以後は通電比設定手段18fの出力
信号で駆動回路20を駆動することにより、スイッチン
グ素子21a、21c、21eの通電比を制御するよう
にしている。
【0035】図5は、洗濯時のモータ7の回転の様子を
示しており、モータ7が600r/minになるように、す
なわち撹拌翼3が100r/minになるように1.6秒オ
ン1秒オフで、正転反転を繰り返すようにしている。
【0036】上記構成において図6を参照しながら動作
を説明する。洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗剤を投入した
後、制御手段14は給水弁11を作動して洗濯兼脱水槽
2内に給水しながら洗濯兼脱水槽2を回転させる第1の
行程を実行する。このとき図6(a)に示すように、洗濯
兼脱水槽2内の水位が第2の水位H2(例えは、水柱5
0mm)に達する時刻t1までは、図6(b)に示すように、
洗濯兼脱水槽2を第3の回転数N3(例えば、35r/mi
n)で回転させる。
【0037】そして制御手段14は、第2の水位H2を
検知した時刻t1以降第1の水位(所定の水位)H1(例
えは、水柱300mm)を検知する時刻t2までの間、洗
濯兼脱水槽2を第1の回転数N1(例えば、70r/min)
で回転させる。さらに第1の水位H1を検知した時刻t2
からは第2の行程として、給水弁11を停止して洗濯兼
脱水槽2を第2の回転数N2(例えば、150r/min)で
回転させる。
【0038】ここで、洗濯兼脱水槽2などの振動共振回
転数が55r/minである場合、第1の回転数N1を70r/
min、第3の回転数N3を35r/minに設定することによ
り、振動共振回転数をはずして低速回転を実行できるの
で、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物が偏って投入された場合
であっても、外槽1の水平方向の変動が大きくなって外
枠5に当たり、異常音が発生するということもない。
【0039】このように第1の行程では、洗濯兼脱水槽
2を回転しながら給水を行うことにより、図7に示すよ
うに、洗濯兼脱水槽2のゆるやかな回転に伴い、洗濯水
にゆるやかな遠心力がはたらいて中央部が少し下降して
洗濯水の循環を促し、投入された洗剤の溶解性が向上し
て、以後の行程での洗浄性能の向上に寄与する。
【0040】また第2の行程では、洗濯兼脱水槽2の回
転数を第2の回転数N2まで上昇することにより、洗濯
兼脱水槽2の洗濯水を撹拌する力が増大し、洗濯兼脱水
槽2内の水面は、図1に示すように、中央部が下降し、
洗濯兼脱水槽2と外槽1との間が上昇し、ついには洗濯
兼脱水槽2の上端部の高さを越えて、洗濯兼脱水槽2内
部へと散水される。第2の回転数N2は、洗濯兼脱水槽
2が静止時の第1の水位H1において洗濯兼脱水槽2内
に洗濯水が散水される回転数に設定されている。
【0041】このように、洗濯物への洗濯水の供給がま
んべんなく行えるとともに、散水された洗濯水が洗濯兼
脱水槽2の回転による遠心力によって洗濯物の中を繰り
返し通過循環し、この洗濯水の繰り返し通過によって洗
濯物に付着する汚れが除去される。また、第1の行程お
よび第2の行程では、洗濯水の散水、通過時に洗濯物が
直接撹拌されないため、洗濯物を傷めることない。
【0042】上記動作を図8のフロチャートを参照して
説明する。制御手段14はステップ50で、洗濯兼脱水
槽2を回転させるために、動力切換機構6によりモータ
7の動力を洗濯兼脱水槽2に伝えるようにする。そして
ステップ51でモータ7の起動制御をおこなうことによ
り洗濯兼脱水槽2をなめらかに回転起動させ、ステップ
52で回転数制御の設定回転数をN3にする。
【0043】ステップ53で洗濯兼脱水槽2の回転数が
N3に達したことを検知して、ステップ54で給水弁1
1をオンすることにより第1の行程を行うようにする。
続いてステップ55で、水位検知手段9により洗濯兼脱
水槽2内の水位がH2に達したと検知されれば、ステッ
プ56で回転数制御の設定回転数をN1に上げる。
【0044】さらにステップ57で、水位検知手段9に
より洗濯兼脱水槽2内の水位がH1に達したと検知され
れば、ステップ58で給水弁11をオフして第1の行程
を終了するとともに、ステップ59へいって回転数制御
の設定回転数をN2に上げることにより第2の行程を行
う。
【0045】このように本発明によれば、給水行程の開
始段階から洗濯水を洗濯物の汚れに作用させることが可
能となり、また、洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水さ
せて汚れに作用させることにより洗濯物の洗いむらを少
なくすることができる。さらに第1の行程から第2の行
程に移るときに、正確な水位を検知するために洗濯兼脱
水槽2をわざわざ停止させる必要がなく、運転時間を短
縮することができる。
【0046】また、洗濯物が十分に湿って布かさが小さ
くなった状態で、はじめて洗濯兼脱水槽2を第1の回転
数N1に上げるので、洗濯物が十分に湿る前までは第3
の回転数N3で洗濯兼脱水槽2を回転させることにな
り、洗濯物と内蓋などとの摩擦力が少なくなり洗濯物の
傷みを少なくすることができる。
【0047】また、濯兼脱水槽2の回転起動から第3の
回転数N3までの回転上昇中は給水されないので、モー
タ7にとっての負荷状態は安定性が保たれ、回転制御の
安定化を図ることができる。
【0048】また、第1の回転数N1および第3の回転
数N3は、洗濯兼脱水槽2などの振動共振点に対応する
回転数よりはなれているので、異常振動を起こすことな
く給水しながら洗濯兼脱水槽2を第1の回転数N1およ
び第3の回転数N3で回転させて、給水行程の開始段階
から洗濯水を洗濯物の汚れに作用させることが可能とな
り、洗いむらを少なくすることができる。
【0049】(実施例2)図2に示す制御手段14は、
第1の水位(所定の水位)H1または第2の水位H2を検
知するとき、洗濯兼脱水槽2の回転数に応じて水位検知
を補正するようにしている。他の構成は上記実施例1と
同じである。
【0050】上記構成において図9を参照しながら動作
を説明する。図9は、洗濯兼脱水槽2を回転させたとき
の回転数に対する水位検知手段9で検知される水圧であ
り、曲線aは洗濯兼脱水槽2が静止しているときの水位
がH1(例えは、水柱300mm)の場合で、曲線bは洗
濯兼脱水槽2が静止しているときの水位がH2(例え
は、水柱50mm)の場合である。
【0051】静止時の水位がH2の場合、洗濯兼脱水槽
2の回転数が0、N3(例えば、35r/min)、N1(例
えば、70r/min)と上昇するにつれ、水位検知手段9
で検知される水圧はP20、P23、P21と増加する。同様
に、静止時の水位がH1の場合、洗濯兼脱水槽2の回転
数が0、N3、N1と上昇するにつれ、水位検知手段9で
検知される水圧はP10、P13、P11と増加し、回転数を
N2(例えば、150r/min)まで上昇させることによ
り、図1に示すように、中央部が下降し、洗濯兼脱水槽
2と外槽1との間の水位が上昇し、ついには洗濯兼脱水
槽2の上端部の高さを越えて、洗濯兼脱水槽2内部へと
散水される。このときの水位検知手段9で検知される水
圧はPmaxで上限値となる。
【0052】このように、洗濯兼脱水槽2を回転させな
がら水位を検知する場合、洗濯兼脱水槽2の回転数に応
じて水位検知手段9で検知する水圧を補正することによ
り、洗濯兼脱水槽2を一旦停止させた後水位が安定する
のを待つ必要がなく、運転時間を短縮することができ
る。
【0053】(実施例3)図2に示す制御手段14は、
洗濯兼脱水槽2の回転周期以上の時間毎に水位を検知す
るようにし、水位検知手段9からの出力信号の所定期間
内の最大値と最小値の中間値で水位を検知するようにし
ている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0054】上記構成において図10を参照しながら動
作を説明する。図10は、洗濯兼脱水槽2が静止してい
るときの水位がH1(例えば、水柱300mm)のとき
に、洗濯兼脱水槽2内の洗濯物が偏った状態でN1(例
えば70r/min)で回転しているときの水位検知手段9
で検知される水圧の変動であり、P11を中心としてP11
minからP11maxまで変動している。
【0055】ここで、この水位変動の幅は洗濯物の偏り
状態で決まり、また水位変動の周期は洗濯兼脱水槽2の
回転周期Tr(=60/N1)と一致する。そこで、制御
手段14は、例えば回転周期Trを9分割した時間ΔTs
(=Tr/9)毎に水位検知手段9で検知される水圧を
検知し、回転周期Tr以上の時間Thの期間、すなわちT
1、T2、T3、・・・・T10の10回入力した中の最大値と
最小値を検出し、その中間値をこの期間Thの水位デー
タとする。
【0056】このように本発明によれば、洗濯物が洗濯
兼脱水槽2内で偏っている場合でも、洗濯兼脱水槽2を
回転させながら正確に水位を検知することができる。
【0057】(実施例4)図11に示すように、吸水ポ
ンプ27は、洗濯兼脱水槽2内に風呂水等を給水するも
ので、制御手段28は、負荷駆動手段17を介して吸水
ポンプ27を動作させて、風呂水等を洗濯兼脱水槽2内
に給水中に、所定時間で第1の水位(所定の水位)H1
または第2の水位H2を検知できなければ吸水ポンプ2
7の動作を停止して給水弁(水道水給水手段)11を動
作させるようにしている。他の構成は上記実施例1と同
じである。
【0058】上記構成において図12を参照しながら動
作を説明する。制御手段28はステップ60からステッ
プ63までで、図8のステップ50からステップ53ま
でと同じように、洗濯兼脱水槽2をN3で回転させ、ス
テップ64で吸水ポンプ27を負荷駆動手段17を介し
てオンし、ステップ65でタイマー1をクリアーする。
【0059】ステップ66およびステップ67では、タ
イマー1が6分経過するまでに水位検知手段9により洗
濯兼脱水槽2内の水位がH2に達したと検知されなけれ
ば、風呂水等がなくなったと判断してステップ73へと
び、洗濯兼脱水槽2内の水位がH2に達したと検知され
れば、ステップ68でタイマー1をクリアーした後に、
ステップ69で回転数制御の設定回転数をN1に上げ
る。
【0060】そしてステップ70およびステップ71
で、タイマー1が6分経過するまでに水位検知手段9に
より洗濯兼脱水槽2内の水位がH1に達したと検知され
れば、ステップ72で吸水ポンプ27をオフし、ステッ
プ78へいって回転数制御の設定回転数をN2に上げる
ことにより第2の行程を行う。タイマー1が6分経過す
るまでに水位検知手段9により洗濯兼脱水槽2内の水位
がH1に達したと検知されなければ、風呂水等がなくな
ったと判断してステップ73へいく。
【0061】ステップ73およびステップ74では、吸
水ポンプ27をオフして給水弁11をオンし、ステップ
75で洗濯兼脱水槽2の回転を停止し、ステップ76か
らステップ78までで、水位検知手段9により洗濯兼脱
水槽2内の水位がH1に達したと検知されれば、給水弁
11をオフし、回転数制御の設定回転数をN2に上げる
ことにより第2の行程を行う。
【0062】このように本発明によれば、風呂水等がな
くなったことをすみやかに検知して水道水による給水に
切り替えることができ、洗濯兼脱水槽2内の水が少ない
状態で長時間回転し続けることによる洗濯物同士や洗濯
兼脱水槽との摩擦等による洗濯物の傷みを少なくするこ
とができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、給水しながら洗濯兼脱水槽を第1の回転
数で回転させる第1の行程と、前記洗濯兼脱水槽を前記
第1の回転数より高い第2の回転数で回転させて前記外
槽と前記洗濯兼脱水槽との間から前記洗濯兼脱水槽内へ
洗濯水を散水する第2の行程とを有し、第1の行程中に
所定の水位を検知すれば、第2の行程を行うようにした
から、給水行程の開始段階から洗濯水を洗濯物の汚れに
作用させることが可能となり、また、洗濯水を洗濯物に
まんべんなく散水させて汚れに作用させることにより洗
濯物の洗いむらを少なくすることができる。また以後の
行程で、洗濯水を洗濯物に十分に散水した後に撹拌翼を
回転させることが可能となるため、洗濯物表面の摩擦力
が少なくなり洗濯物の傷みを少なくすることができる。
【0064】また、請求項2に記載の発明によれば、外
槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱
水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌翼と、前記洗濯兼
脱水槽内に給水する給水手段と、前記洗濯兼脱水槽およ
び前記攪拌翼を駆動するモータと、前記洗濯兼脱水槽内
の水位を検知する水位検知手段と、前記水位検知手段か
らの出力信号を入力し前記給水手段および前記モータの
回転数を制御し行程を制御する制御手段とを備え、前記
制御手段は、給水しながら前記洗濯兼脱水槽を第1の回
転数で回転させる第1の行程中に所定の水位を検知すれ
ば、前記洗濯兼脱水槽を前記第1の回転数より高い第2
の回転数で回転させて前記外槽と前記洗濯兼脱水槽との
間から前記洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を散水する第2の行
程を行うようにしたから、給水行程の開始段階から洗濯
水を洗濯物の汚れに作用させることが可能となり、ま
た、洗濯水を洗濯物にまんべんなく散水させて汚れに作
用させることにより洗濯物の洗いむらを少なくすること
ができる。また以後の行程で、洗濯水を洗濯物に十分に
散水した後に撹拌翼を回転させることが可能となるた
め、洗濯物表面の摩擦力が少なくなり洗濯物の傷みを少
なくすることができる。
【0065】また、請求項3に記載の発明によれば、第
1の行程で所定の水位より低い第2の水位を検知するま
では第1の回転数より低い第3の回転数で洗濯兼脱水槽
を回転させるようにしたから、洗濯物が十分に湿った状
態ではじめて洗濯兼脱水槽を第1の回転数に上げるの
で、洗濯物が十分に湿る前までは第3の回転数で洗濯兼
脱水槽を回転させることになり、洗濯物と内蓋などとの
摩擦力が少なくなり、洗濯物の傷みを少なくすることが
できる。
【0066】また、請求項4に記載の発明によれば、第
1の行程の洗濯兼脱水槽の回転起動時に、略第1の回転
数または略第3の回転数に安定するまでは前記洗濯兼脱
水槽内に給水しないようにしたから、洗濯兼脱水槽の回
転起動から第1の回転数または第3の回転数までの回転
上昇中のモータにとっての負荷状態は安定であるので、
回転制御の安定化を図ることができる。
【0067】また、請求項5に記載の発明によれば、第
1の回転数を洗濯兼脱水槽などの振動共振点に対応する
回転数よりも高くしたから、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で
偏っている場合でも異常振動を起こすことなく給水しな
がら洗濯兼脱水槽を第1の回転数で回転させて、給水行
程の開始段階から洗濯水を洗濯物の汚れに作用させるこ
とが可能となり、洗いむらを少なくすることができる。
【0068】また、請求項6に記載の発明によれば、第
3の回転数を洗濯兼脱水槽などの振動共振点に対応する
回転数よりも低くしたから、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で
偏っている場合でも異常振動を起こすことなく給水しな
がら洗濯兼脱水槽を第3の回転数で回転させることによ
り、洗濯物と内蓋などとの摩擦力が少なくなり、洗濯物
の傷みを少なくすることができる。
【0069】また、請求項7に記載の発明によれば、所
定の水位または第2の水位を検知するとき、洗濯兼脱水
槽の回転数に応じて水位検知を補正するようにしたか
ら、洗濯兼脱水槽が回転していても停止しているときと
同じ水位を正確に検知することが可能となり、洗濯兼脱
水槽を一旦停止させた後水位が安定するのを待つ必要が
なく、運転時間を短縮することができる。
【0070】また、請求項8に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の回転周期以上の時間毎に水位を検知するよ
うにしたから、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で偏った状態で
洗濯兼脱水槽が回転していても、停止しているときと同
じ水位を正確に検知することができる。
【0071】また、請求項9に記載の発明によれば、水
位検知手段からの出力信号の所定期間内の最大値と最小
値の中間値で水位を検知するようにしたから、洗濯物が
洗濯兼脱水槽内で偏った状態で洗濯兼脱水槽が回転して
いても、停止しているときと同じ水位を正確に検知する
ことができる。
【0072】また、請求項10に記載の発明によれば、
洗濯兼脱水槽内に風呂水等を給水するための吸水ポンプ
と水道水を給水するための水道水給水手段とを備え、吸
水ポンプを動作させて風呂水等を給水中に、所定時間で
所定の水位または第2の水位を検知できなければ吸水ポ
ンプの動作を停止して水道水給水手段を動作させるよう
にしたから、風呂水等を使用することによる節水効果が
あるだけでなく、風呂水等がなくなったことをすみやか
に検知して水道水による給水に切り替えることができ
る。これにより、洗濯兼脱水槽内の水が少ない状態で長
時間回転し続けることによる洗濯物同士や洗濯兼脱水槽
との摩擦等による洗濯物の傷みを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機の一部ブロック化した回路図
【図3】同洗濯機のインバータ回路の動作を示すタイミ
ングチャート
【図4】同洗濯機の回転制御手段のブロック図
【図5】同洗濯機の洗濯時のモータの回転状態を示すタ
イミングチャート
【図6】同洗濯機の動作タイミングチャート
【図7】同洗濯機の動作状態を示す縦断面図
【図8】同洗濯機の動作フロチャート
【図9】本発明の第2の実施例の洗濯機の動作特性図
【図10】本発明の第3の実施例の洗濯機の動作特性図
【図11】本発明の第4の実施例の洗濯機の一部ブロッ
ク化した回路図
【図12】同洗濯機の動作フロチャート
【図13】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
1 外槽 2 洗濯兼脱水槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 玉江 貞之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 萩原 久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 藤井 裕幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3B155 AA10 AA17 AA19 BA04 BA08 CA05 CA16 CB06 CB42 DB13 EA12 FA02 FA07 FA18 FA30 FC03 FD06 FD08 HB10 HB19 HB26 HB29 HC05 KA19 KA34 KB04 KB22 LA12 LA14 LB17 LB31 LC02 LC03 LC07 LC14 LC15 LC28 MA06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水しながら洗濯兼脱水槽を第1の回転
    数で回転させる第1の行程と、前記洗濯兼脱水槽を前記
    第1の回転数より高い第2の回転数で回転させて前記外
    槽と前記洗濯兼脱水槽との間から前記洗濯兼脱水槽内へ
    洗濯水を散水する第2の行程とを有し、第1の行程中に
    所定の水位を検知すれば、第2の行程を行うようにした
    洗濯機。
  2. 【請求項2】 外槽内に回転自在に設けた洗濯兼脱水槽
    と、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に設けた攪拌
    翼と、前記洗濯兼脱水槽内に給水する給水手段と、前記
    洗濯兼脱水槽および前記攪拌翼を駆動するモータと、前
    記洗濯兼脱水槽内の水位を検知する水位検知手段と、前
    記水位検知手段からの出力信号を入力し前記給水手段お
    よび前記モータの回転数を制御し行程を制御する制御手
    段とを備え、前記制御手段は、給水しながら前記洗濯兼
    脱水槽を第1の回転数で回転させる第1の行程中に所定
    の水位を検知すれば、前記洗濯兼脱水槽を前記第1の回
    転数より高い第2の回転数で回転させて前記外槽と前記
    洗濯兼脱水槽との間から前記洗濯兼脱水槽内へ洗濯水を
    散水する第2の行程を行うようにした洗濯機。
  3. 【請求項3】 第1の行程で所定の水位より低い第2の
    水位を検知するまでは第1の回転数より低い第3の回転
    数で洗濯兼脱水槽を回転させるようにした請求項1また
    は2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 第1の行程の洗濯兼脱水槽の回転起動時
    に、略第1の回転数または略第3の回転数に安定するま
    では前記洗濯兼脱水槽内に給水しないようにした請求項
    1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 第1の回転数を洗濯兼脱水槽などの振動
    共振点に対応する回転数よりも高くした請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 第3の回転数を洗濯兼脱水槽などの振動
    共振点に対応する回転数よりも低くした請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 所定の水位または第2の水位を検知する
    とき、洗濯兼脱水槽の回転数に応じて水位検知を補正す
    るようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯
    機。
  8. 【請求項8】 洗濯兼脱水槽の回転周期以上の時間毎に
    水位を検知するようにした請求項1、2、3、7のいず
    れか1項に記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 水位検知手段からの出力信号の所定期間
    内の最大値と最小値の中間値で水位を検知するようにし
    た請求項2、3、7、8のいずれか1項に記載の洗濯
    機。
  10. 【請求項10】 洗濯兼脱水槽内に風呂水等を給水する
    ための吸水ポンプと水道水を給水するための水道水給水
    手段とを備え、吸水ポンプを動作させて風呂水等を給水
    中に、所定時間で所定の水位または第2の水位を検知で
    きなければ吸水ポンプの動作を停止して水道水給水手段
    を動作させるようにした請求項1、2、3、7、8、9
    のいずれか1項に記載の洗濯機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7376997B2 (en) * 2001-01-16 2008-05-27 Lg Electronics Inc. Rinse control method for washing machine
CN106801316A (zh) * 2017-02-22 2017-06-06 无锡小天鹅股份有限公司 基于滚筒洗衣机的洗涤控制方法和装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7376997B2 (en) * 2001-01-16 2008-05-27 Lg Electronics Inc. Rinse control method for washing machine
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