JPH0887507A - 機械翻訳装置 - Google Patents
機械翻訳装置Info
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- JPH0887507A JPH0887507A JP6247074A JP24707494A JPH0887507A JP H0887507 A JPH0887507 A JP H0887507A JP 6247074 A JP6247074 A JP 6247074A JP 24707494 A JP24707494 A JP 24707494A JP H0887507 A JPH0887507 A JP H0887507A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 利用者から指定された別訳語で訳文を修正す
る処理を効率化する。 【構成】 翻訳部2で翻訳された訳文に対し別訳語の表
示が要求されると、別訳語辞書引き部5は指示された原
語の表層語で辞書1を引き、全ての訳語を表示装置9に
表示する。訳語の1つが選択されると、再翻訳方法判断
部6は、置換前後の訳語の辞書情報とそれらが辞書1中
で関連付けられている原語側辞書情報とを総合的に判断
して最も効率の良い再翻訳方法を決定する。再翻訳指示
部7は、原文解析処理からの再翻訳方法の場合、使用す
べき訳語を指定して翻訳部2に原文解析処理から再翻訳
させ、訳文生成処理からの再翻訳方法の場合、使用すべ
き訳語を指定して翻訳部2に訳文生成処理から再翻訳さ
せ、訳語置換および活用処理だけを実行する再翻訳方法
の場合、置換すべき訳語を指定して翻訳部2に訳語置換
および活用処理だけを実行させる。
る処理を効率化する。 【構成】 翻訳部2で翻訳された訳文に対し別訳語の表
示が要求されると、別訳語辞書引き部5は指示された原
語の表層語で辞書1を引き、全ての訳語を表示装置9に
表示する。訳語の1つが選択されると、再翻訳方法判断
部6は、置換前後の訳語の辞書情報とそれらが辞書1中
で関連付けられている原語側辞書情報とを総合的に判断
して最も効率の良い再翻訳方法を決定する。再翻訳指示
部7は、原文解析処理からの再翻訳方法の場合、使用す
べき訳語を指定して翻訳部2に原文解析処理から再翻訳
させ、訳文生成処理からの再翻訳方法の場合、使用すべ
き訳語を指定して翻訳部2に訳文生成処理から再翻訳さ
せ、訳語置換および活用処理だけを実行する再翻訳方法
の場合、置換すべき訳語を指定して翻訳部2に訳語置換
および活用処理だけを実行させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は日本語から英語への翻訳
など異言語間の翻訳を行う機械翻訳装置に関し、特に利
用者によって指定された別訳語で訳文を修正する訳文修
正機能を有する機械翻訳装置の改良に関する。
など異言語間の翻訳を行う機械翻訳装置に関し、特に利
用者によって指定された別訳語で訳文を修正する訳文修
正機能を有する機械翻訳装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】現状の機械翻訳装置は翻訳精度に限界が
あり、翻訳専門家並みの能力を期待することは困難であ
る。このため、機械翻訳の不完全さを補う作業が必要で
ある。翻訳の結果得られた訳文中の不適切な訳語を利用
者が適切な訳語に置き換える作業もその一つであり、こ
の作業を支援するために、訳文中の訳語を別訳語に変更
するよう指示された場合、訳文中の指定訳語の別訳語へ
の置換と活用処理だけを行って修正訳文を得るようにし
た機械翻訳装置がある。
あり、翻訳専門家並みの能力を期待することは困難であ
る。このため、機械翻訳の不完全さを補う作業が必要で
ある。翻訳の結果得られた訳文中の不適切な訳語を利用
者が適切な訳語に置き換える作業もその一つであり、こ
の作業を支援するために、訳文中の訳語を別訳語に変更
するよう指示された場合、訳文中の指定訳語の別訳語へ
の置換と活用処理だけを行って修正訳文を得るようにし
た機械翻訳装置がある。
【0003】しかし、この機械翻訳装置では、訳語の置
換により文法的に不正な訳文が得られる場合がある。例
えば、原文「予定がある人に決まった。」に対し訳文
「Itwas decided on the per
son who has aplan.」が生成された
とき、原語「ある」に対応する「has」の別訳語とし
て、「some」を選択すると、修正後の訳文は「It
was decided on the perso
n who some a plan.」となり、文法
的に不正となる。
換により文法的に不正な訳文が得られる場合がある。例
えば、原文「予定がある人に決まった。」に対し訳文
「Itwas decided on the per
son who has aplan.」が生成された
とき、原語「ある」に対応する「has」の別訳語とし
て、「some」を選択すると、修正後の訳文は「It
was decided on the perso
n who some a plan.」となり、文法
的に不正となる。
【0004】そこで、文法的に不正な訳文の生成を防止
しつつ訳文中の訳語の別訳語への置き換えを実現したも
のとして、例えば特開昭64−78375号公報に見ら
れる機械翻訳装置(以下、従来装置と称す)がある。
しつつ訳文中の訳語の別訳語への置き換えを実現したも
のとして、例えば特開昭64−78375号公報に見ら
れる機械翻訳装置(以下、従来装置と称す)がある。
【0005】この従来装置では、指定された別訳語の辞
書情報と置換前の訳語の辞書情報とを比較し、訳語置換
により文法的な変更が必要となるか否かを判定し、訳語
の置換により訳文の文構造や助詞なども変更する必要が
生じるような格情報,品詞や属性の情報の違いがあると
きは、指定の別訳語を用いて原文の構文解析処理から翻
訳を再度実行し、それ以外は訳文中の指定訳語の別訳語
への置換および活用処理だけを行うようにしている。こ
の結果、上の例文の場合、原語「ある」に対応する別訳
語「some」を指定すると、元の訳語「has」の辞
書情報と訳語「some」の辞書情報との比較により構
文解析からの処理が必要と判断され、指定の別訳語「s
ome」を用いて構文解析処理から再翻訳される。従っ
て、別訳語の置換および活用処理だけでなく、置換に伴
う他の部分の文法処理も施した、例えば「The pl
an was decided on some pe
rson.」なる訳文が生成される。
書情報と置換前の訳語の辞書情報とを比較し、訳語置換
により文法的な変更が必要となるか否かを判定し、訳語
の置換により訳文の文構造や助詞なども変更する必要が
生じるような格情報,品詞や属性の情報の違いがあると
きは、指定の別訳語を用いて原文の構文解析処理から翻
訳を再度実行し、それ以外は訳文中の指定訳語の別訳語
への置換および活用処理だけを行うようにしている。こ
の結果、上の例文の場合、原語「ある」に対応する別訳
語「some」を指定すると、元の訳語「has」の辞
書情報と訳語「some」の辞書情報との比較により構
文解析からの処理が必要と判断され、指定の別訳語「s
ome」を用いて構文解析処理から再翻訳される。従っ
て、別訳語の置換および活用処理だけでなく、置換に伴
う他の部分の文法処理も施した、例えば「The pl
an was decided on some pe
rson.」なる訳文が生成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来装置では、指定された別訳語の辞書情報と置換前の
訳語の辞書情報との比較により、再翻訳方法を構文解析
処理からの再翻訳と訳語置換および活用処理との二通り
に切り分けているに過ぎないので、訳文生成処理から再
翻訳すれば済むような場合であっても構文解析処理から
再翻訳され、構文解析処理を再度行うだけ時間を無駄に
している場合があった。即ち、上記の従来装置は、訳文
生成処理からの再翻訳で対処し得る訳語置換のケースを
判別する機能および訳文生成処理から再翻訳する機能を
有していないため、無駄な構文解析処理が行われる場合
があるという問題点があった。
従来装置では、指定された別訳語の辞書情報と置換前の
訳語の辞書情報との比較により、再翻訳方法を構文解析
処理からの再翻訳と訳語置換および活用処理との二通り
に切り分けているに過ぎないので、訳文生成処理から再
翻訳すれば済むような場合であっても構文解析処理から
再翻訳され、構文解析処理を再度行うだけ時間を無駄に
している場合があった。即ち、上記の従来装置は、訳文
生成処理からの再翻訳で対処し得る訳語置換のケースを
判別する機能および訳文生成処理から再翻訳する機能を
有していないため、無駄な構文解析処理が行われる場合
があるという問題点があった。
【0007】そこで本発明の第1の目的は、再翻訳方法
を、構文解析からの再翻訳と、訳文生成からの再翻訳
と、訳語置換および活用処理だけを行う再翻訳という合
計3通りの方法を採用することにより、再翻訳に必要な
処理時間を短縮し得るようにした機械翻訳装置を提供す
ることにある。
を、構文解析からの再翻訳と、訳文生成からの再翻訳
と、訳語置換および活用処理だけを行う再翻訳という合
計3通りの方法を採用することにより、再翻訳に必要な
処理時間を短縮し得るようにした機械翻訳装置を提供す
ることにある。
【0008】また従来の機械翻訳では、例えば「物体の
回転」を「rotating ofthe objec
t」と訳すか、「object rotating」と
訳すかといった訳出形態の指定自体は可能であったが、
訳語の置換を必要とし且つその置換後の訳語について訳
出形態を指定したい場合、一度訳語の置換を指示して再
翻訳した後、訳出形態を指定して再翻訳するという作業
が必要であり、訳語置換指示時に同時にその訳出形態も
指定することができず、訳文の修正に手間取っていた。
回転」を「rotating ofthe objec
t」と訳すか、「object rotating」と
訳すかといった訳出形態の指定自体は可能であったが、
訳語の置換を必要とし且つその置換後の訳語について訳
出形態を指定したい場合、一度訳語の置換を指示して再
翻訳した後、訳出形態を指定して再翻訳するという作業
が必要であり、訳語置換指示時に同時にその訳出形態も
指定することができず、訳文の修正に手間取っていた。
【0009】そこで本発明の第2の目的は、訳語の置換
指示時に同時に訳出形態の指定も行えるようにした機械
翻訳装置を提供することにある。
指示時に同時に訳出形態の指定も行えるようにした機械
翻訳装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の機械翻訳装置は
上記の第1の目的を達成するために、表示装置および入
力装置と、原語の各見出し語毎に各文法属性毎の原語側
辞書情報を保持し、各原語側辞書情報に関連付けて対応
する訳語についての生成側辞書情報を保持する翻訳用の
辞書と、前記入力装置から入力された原文を前記辞書の
内容および別途入力された指示情報がある場合はその指
示情報も参照して翻訳する翻訳手段と、該翻訳手段の翻
訳結果を前記表示装置に表示する翻訳結果出力手段と、
別訳語表示要求時、原文中の原語の表層語で前記辞書を
引き、引けた辞書情報の全ての訳語を前記表示装置に表
示する別訳語辞書引き手段と、元の訳語と置換すべき訳
語が選択された場合、置換前の訳語の生成側辞書情報と
置換後の訳語の生成側辞書情報とそれらが関連している
原語側辞書情報とを総合的に判断して、原文の解析処理
から再翻訳するか、訳文の生成処理から再翻訳するか、
訳語置換および活用処理だけを実行するかを判断する再
翻訳方法判断手段と、該再翻訳方法判断手段で原文の解
析処理から再翻訳すると判断されたときは前記選択され
た訳語に基づく原文解析指示情報を生成して前記翻訳手
段に原文の解析処理からの再翻訳を指示し、訳文の生成
処理から再翻訳すると判断されたときは前記選択された
訳語に基づく訳文生成指示情報を生成して前記翻訳手段
に訳文の生成処理からの再翻訳を指示し、訳語置換およ
び活用処理だけを実行すると判断されたときは前記訳語
への置換を指示する訳語置換指示情報を生成して前記翻
訳手段に訳語置換および活用処理だけを実行させる再翻
訳指示手段とを備えている。
上記の第1の目的を達成するために、表示装置および入
力装置と、原語の各見出し語毎に各文法属性毎の原語側
辞書情報を保持し、各原語側辞書情報に関連付けて対応
する訳語についての生成側辞書情報を保持する翻訳用の
辞書と、前記入力装置から入力された原文を前記辞書の
内容および別途入力された指示情報がある場合はその指
示情報も参照して翻訳する翻訳手段と、該翻訳手段の翻
訳結果を前記表示装置に表示する翻訳結果出力手段と、
別訳語表示要求時、原文中の原語の表層語で前記辞書を
引き、引けた辞書情報の全ての訳語を前記表示装置に表
示する別訳語辞書引き手段と、元の訳語と置換すべき訳
語が選択された場合、置換前の訳語の生成側辞書情報と
置換後の訳語の生成側辞書情報とそれらが関連している
原語側辞書情報とを総合的に判断して、原文の解析処理
から再翻訳するか、訳文の生成処理から再翻訳するか、
訳語置換および活用処理だけを実行するかを判断する再
翻訳方法判断手段と、該再翻訳方法判断手段で原文の解
析処理から再翻訳すると判断されたときは前記選択され
た訳語に基づく原文解析指示情報を生成して前記翻訳手
段に原文の解析処理からの再翻訳を指示し、訳文の生成
処理から再翻訳すると判断されたときは前記選択された
訳語に基づく訳文生成指示情報を生成して前記翻訳手段
に訳文の生成処理からの再翻訳を指示し、訳語置換およ
び活用処理だけを実行すると判断されたときは前記訳語
への置換を指示する訳語置換指示情報を生成して前記翻
訳手段に訳語置換および活用処理だけを実行させる再翻
訳指示手段とを備えている。
【0011】また、上記の第2の目的をも達成するため
に、元の訳語と置換すべき訳語が選択されたとき、その
置換後の訳語の訳出形態候補を前記表示装置に表示して
何れかを選択させ、その選択された訳出形態候補で訳出
するよう前記翻訳手段に指示を与える訳出形態指示情報
を生成する訳出形態候補表示手段を備えている。
に、元の訳語と置換すべき訳語が選択されたとき、その
置換後の訳語の訳出形態候補を前記表示装置に表示して
何れかを選択させ、その選択された訳出形態候補で訳出
するよう前記翻訳手段に指示を与える訳出形態指示情報
を生成する訳出形態候補表示手段を備えている。
【0012】
【作用】本発明の機械翻訳装置においては、翻訳用の辞
書が、原語の各見出し語毎に各文法属性毎の原語側辞書
情報を保持すると共に、各原語側辞書情報に関連付けて
対応する訳語についての生成側辞書情報を保持してお
り、入力装置から原文が入力されると、翻訳手段がその
原文を前記辞書の内容および別途入力された指示情報が
ある場合はその指示情報も参照して翻訳し、翻訳結果出
力手段がその翻訳結果を表示装置に表示する。利用者か
らの別訳語表示要求時、別訳語辞書引き手段が、例えば
利用者から指示された訳文中の訳語に対応する原語の表
層語で前記辞書を引き、引けた辞書情報の全ての訳語を
表示装置に表示し、利用者が元の訳語と置換すべき訳語
を選択すると、再翻訳方法判断手段が、置換前の訳語の
生成側辞書情報と置換後の訳語の生成側辞書情報とそれ
らが関連している原語側辞書情報とを総合的に判断し
て、原文の解析処理から再翻訳するか、訳文の生成処理
から再翻訳するか、訳語置換および活用処理だけを実行
するかを判断する。そして、再翻訳指示手段が、再翻訳
方法判断手段で原文の解析処理から再翻訳すると判断さ
れたときは前記選択された訳語に基づく原文解析指示情
報を生成して翻訳手段に原文の解析処理からの再翻訳を
指示し、訳文の生成処理から再翻訳すると判断されたと
きは前記選択された訳語に基づく訳文生成指示情報を生
成して翻訳手段に訳文の生成処理からの再翻訳を指示
し、訳語置換および活用処理だけを実行すると判断され
たときは前記訳語への置換を指示する訳語置換指示情報
を生成して翻訳手段に訳語置換および活用処理だけを実
行させる。
書が、原語の各見出し語毎に各文法属性毎の原語側辞書
情報を保持すると共に、各原語側辞書情報に関連付けて
対応する訳語についての生成側辞書情報を保持してお
り、入力装置から原文が入力されると、翻訳手段がその
原文を前記辞書の内容および別途入力された指示情報が
ある場合はその指示情報も参照して翻訳し、翻訳結果出
力手段がその翻訳結果を表示装置に表示する。利用者か
らの別訳語表示要求時、別訳語辞書引き手段が、例えば
利用者から指示された訳文中の訳語に対応する原語の表
層語で前記辞書を引き、引けた辞書情報の全ての訳語を
表示装置に表示し、利用者が元の訳語と置換すべき訳語
を選択すると、再翻訳方法判断手段が、置換前の訳語の
生成側辞書情報と置換後の訳語の生成側辞書情報とそれ
らが関連している原語側辞書情報とを総合的に判断し
て、原文の解析処理から再翻訳するか、訳文の生成処理
から再翻訳するか、訳語置換および活用処理だけを実行
するかを判断する。そして、再翻訳指示手段が、再翻訳
方法判断手段で原文の解析処理から再翻訳すると判断さ
れたときは前記選択された訳語に基づく原文解析指示情
報を生成して翻訳手段に原文の解析処理からの再翻訳を
指示し、訳文の生成処理から再翻訳すると判断されたと
きは前記選択された訳語に基づく訳文生成指示情報を生
成して翻訳手段に訳文の生成処理からの再翻訳を指示
し、訳語置換および活用処理だけを実行すると判断され
たときは前記訳語への置換を指示する訳語置換指示情報
を生成して翻訳手段に訳語置換および活用処理だけを実
行させる。
【0013】また、訳出形態候補表示手段を備える構成
では、元の訳語と置換すべき訳語が選択されたとき、そ
の置換後の訳語の訳出形態候補を表示装置に表示して何
れかを選択させ、その選択された訳出形態候補で訳出す
るよう翻訳手段に指示を与える訳出形態指示情報が作成
される。
では、元の訳語と置換すべき訳語が選択されたとき、そ
の置換後の訳語の訳出形態候補を表示装置に表示して何
れかを選択させ、その選択された訳出形態候補で訳出す
るよう翻訳手段に指示を与える訳出形態指示情報が作成
される。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0015】図1を参照すると、本発明の機械翻訳装置
の一実施例は、日本語を英語に翻訳する機械翻訳装置で
あり、辞書1と、翻訳部2と、メモリ3と、翻訳結果出
力部4と、別訳語辞書引き部5と、再翻訳方法判断部6
と、再翻訳指示部7と、指示情報保持部8と、表示装置
9と、入力装置10とで構成されている。
の一実施例は、日本語を英語に翻訳する機械翻訳装置で
あり、辞書1と、翻訳部2と、メモリ3と、翻訳結果出
力部4と、別訳語辞書引き部5と、再翻訳方法判断部6
と、再翻訳指示部7と、指示情報保持部8と、表示装置
9と、入力装置10とで構成されている。
【0016】辞書1は翻訳用の辞書であり、原言語であ
る日本語の各見出し語毎に、各文法属性毎の原語側辞書
情報を保持し、各原語側辞書情報に関連付けて対応する
訳語についての生成側辞書情報を保持している。他方、
指示情報保持部8は、翻訳部2に対する指示情報を保持
する部分である。本実施例では、この指示情報保持部8
に後述する再翻訳時に原文解析指示情報,訳文生成指示
情報,訳語置換指示情報の何れかが設定される。
る日本語の各見出し語毎に、各文法属性毎の原語側辞書
情報を保持し、各原語側辞書情報に関連付けて対応する
訳語についての生成側辞書情報を保持している。他方、
指示情報保持部8は、翻訳部2に対する指示情報を保持
する部分である。本実施例では、この指示情報保持部8
に後述する再翻訳時に原文解析指示情報,訳文生成指示
情報,訳語置換指示情報の何れかが設定される。
【0017】図2および図3は辞書1に格納されている
辞書情報の例を示す。図2に示す例は、原語「ある」に
関する辞書情報を示し、101は原語見出し、102−
1〜102−3は原語側辞書情報、103−1〜103
−5は生成側辞書情報である。原語「ある」には、「有
る」,「在る」という動詞のものと、「或」という連体
詞のものとが存在し、更に動詞のものは格パターンで2
つにわけられる。つまり、合計3つの異なる文法属性の
ものがあるので、各々の文法属性毎に原語側辞書情報1
02−1〜102−3が保持されている。他方、図3に
示す例は、原語「回転」に関する辞書情報を示し、10
4は原語見出し、105は原語側辞書情報、106−1
〜106−4は生成側辞書情報である。原語「回転」は
サ変動詞語幹としてのみ解釈されるので、それに対応す
る唯一の原語側辞書情報105のみが格納されている。
これらの原語側辞書情報102−1〜102−3,10
5には品詞,格パターンなどの文法属性と意味分類など
の意味属性などが格納される。
辞書情報の例を示す。図2に示す例は、原語「ある」に
関する辞書情報を示し、101は原語見出し、102−
1〜102−3は原語側辞書情報、103−1〜103
−5は生成側辞書情報である。原語「ある」には、「有
る」,「在る」という動詞のものと、「或」という連体
詞のものとが存在し、更に動詞のものは格パターンで2
つにわけられる。つまり、合計3つの異なる文法属性の
ものがあるので、各々の文法属性毎に原語側辞書情報1
02−1〜102−3が保持されている。他方、図3に
示す例は、原語「回転」に関する辞書情報を示し、10
4は原語見出し、105は原語側辞書情報、106−1
〜106−4は生成側辞書情報である。原語「回転」は
サ変動詞語幹としてのみ解釈されるので、それに対応す
る唯一の原語側辞書情報105のみが格納されている。
これらの原語側辞書情報102−1〜102−3,10
5には品詞,格パターンなどの文法属性と意味分類など
の意味属性などが格納される。
【0018】他方、訳語の情報については、同じ文法属
性を持つ原語に対応する訳語をまとめて分類し、原語側
の対応する原語側辞書情報につなげて生成側辞書情報と
して登録してある。即ち、原語「有る」の原語側辞書情
報102−1には、訳語「have」の生成側辞書情報
103−1がつなげられ、原語「在る」の原語側辞書情
報102−2には、訳語「be」,「exist」の生
成側辞書情報103−2,103−3がつなげられ、原
語「或」の原語側辞書情報102−3には、訳語「so
me」,「certain」の生成側辞書情報103−
4,103−5がつなげられている。また、原語「回
転」の原語側辞書情報105には、名詞としての訳語
「rotation」,「spin」の生成側辞書情報
106−1,106−2,動詞としての訳語「rota
te」,「spin」の生成側辞書情報106−3,1
06−4がつなげられている。これらの生成側辞書情報
103−1〜103−5,106−1〜106−4には
品詞,格パターンなどの文法属性が登録されている。な
お、翻訳部2には、訳語の各文法属性(品詞,格パター
ン等)毎にどのような訳出形態が可能であるかを示す訳
出形態バリエーション情報が登録されている。このよう
な訳出形態バリエーション情報の登録に加え、同じ原語
側辞書情報について品詞の異なる複数の訳語の生成側辞
書情報が登録されていることから、翻訳部2では様々な
品詞,用法での訳出が可能になっている。
性を持つ原語に対応する訳語をまとめて分類し、原語側
の対応する原語側辞書情報につなげて生成側辞書情報と
して登録してある。即ち、原語「有る」の原語側辞書情
報102−1には、訳語「have」の生成側辞書情報
103−1がつなげられ、原語「在る」の原語側辞書情
報102−2には、訳語「be」,「exist」の生
成側辞書情報103−2,103−3がつなげられ、原
語「或」の原語側辞書情報102−3には、訳語「so
me」,「certain」の生成側辞書情報103−
4,103−5がつなげられている。また、原語「回
転」の原語側辞書情報105には、名詞としての訳語
「rotation」,「spin」の生成側辞書情報
106−1,106−2,動詞としての訳語「rota
te」,「spin」の生成側辞書情報106−3,1
06−4がつなげられている。これらの生成側辞書情報
103−1〜103−5,106−1〜106−4には
品詞,格パターンなどの文法属性が登録されている。な
お、翻訳部2には、訳語の各文法属性(品詞,格パター
ン等)毎にどのような訳出形態が可能であるかを示す訳
出形態バリエーション情報が登録されている。このよう
な訳出形態バリエーション情報の登録に加え、同じ原語
側辞書情報について品詞の異なる複数の訳語の生成側辞
書情報が登録されていることから、翻訳部2では様々な
品詞,用法での訳出が可能になっている。
【0019】図4は図1に示した機械翻訳装置の動作の
一例を示すフローチャートである。利用者が日本語の原
文をキーボード等の入力装置10から入力すると、翻訳
部2はこの原文を入力し(S1)、翻訳処理を行う(S
2〜S5)。即ち、入力した原文中の各原語について辞
書1を引いて辞書内容をロードし(S2)、次にその辞
書内容と予め組み込まれている解析ルールを使用して原
文に対して構文解析処理を行い(S3)、原文の構造を
解析する。このとき、翻訳部2は指示情報保持部8に原
文解析指示情報が設定されている場合にはその指示に従
って構文解析を進めるが、設定されていないときは解析
ルールにのみ従って動作する。次に、解析結果に従っ
て、訳文生成に必要な生成側辞書情報について辞書1を
引いて辞書内容をロードし(S4)、その辞書内容と予
め組み込まれている生成ルールを使用して訳文を生成す
る(S5)。このときも翻訳部2は指示情報保持部8を
参照し、訳文生成指示情報が設定されている場合にはそ
の指示に従って訳文生成を進めるが、設定されていない
ときは生成ルールにのみ従って動作する。そして、翻訳
部2は、生成した訳文と、元の原文と、原文中の全ての
原語と訳文中の訳語との対応関係を示す対訳情報とを翻
訳結果としてメモリ3に出力する(S8)。また、メモ
リ3にはステップS2,S4で辞書引きされた結果の辞
書情報や構文解析結果なども格納される。なお、訳文生
成後の処理において、翻訳部2は指示情報保持部8に訳
語置換指示情報が設定されている場合、その指示に従っ
て訳語置換を行い、必要に応じて活用処理を行う(S
6,S7)。
一例を示すフローチャートである。利用者が日本語の原
文をキーボード等の入力装置10から入力すると、翻訳
部2はこの原文を入力し(S1)、翻訳処理を行う(S
2〜S5)。即ち、入力した原文中の各原語について辞
書1を引いて辞書内容をロードし(S2)、次にその辞
書内容と予め組み込まれている解析ルールを使用して原
文に対して構文解析処理を行い(S3)、原文の構造を
解析する。このとき、翻訳部2は指示情報保持部8に原
文解析指示情報が設定されている場合にはその指示に従
って構文解析を進めるが、設定されていないときは解析
ルールにのみ従って動作する。次に、解析結果に従っ
て、訳文生成に必要な生成側辞書情報について辞書1を
引いて辞書内容をロードし(S4)、その辞書内容と予
め組み込まれている生成ルールを使用して訳文を生成す
る(S5)。このときも翻訳部2は指示情報保持部8を
参照し、訳文生成指示情報が設定されている場合にはそ
の指示に従って訳文生成を進めるが、設定されていない
ときは生成ルールにのみ従って動作する。そして、翻訳
部2は、生成した訳文と、元の原文と、原文中の全ての
原語と訳文中の訳語との対応関係を示す対訳情報とを翻
訳結果としてメモリ3に出力する(S8)。また、メモ
リ3にはステップS2,S4で辞書引きされた結果の辞
書情報や構文解析結果なども格納される。なお、訳文生
成後の処理において、翻訳部2は指示情報保持部8に訳
語置換指示情報が設定されている場合、その指示に従っ
て訳語置換を行い、必要に応じて活用処理を行う(S
6,S7)。
【0020】訳文を含む翻訳結果が翻訳部2からメモリ
3に出力されると、翻訳結果出力部4は、生成された訳
文を表示装置9に表示して利用者に提示する(S9)。
このとき、本実施例では元の原文も表示装置9に表示し
ている。
3に出力されると、翻訳結果出力部4は、生成された訳
文を表示装置9に表示して利用者に提示する(S9)。
このとき、本実施例では元の原文も表示装置9に表示し
ている。
【0021】表示装置9に表示された訳文を見た利用者
が、或る訳語が不適切であると判断し、その訳語に対応
する原語を指示して入力装置10から別訳語の表示を要
求すると、これが別訳語辞書引き部5で検出され(S1
0)、別訳語辞書引き部5は、翻訳結果の原語,訳語そ
れぞれの文法属性にかかわらず、指示された原語の表層
語で辞書1を引いて得られる全ての訳語を表示装置9に
表示する(S11)。なお、別訳語辞書引き部5は引い
た辞書内容をメモリ3に格納する。
が、或る訳語が不適切であると判断し、その訳語に対応
する原語を指示して入力装置10から別訳語の表示を要
求すると、これが別訳語辞書引き部5で検出され(S1
0)、別訳語辞書引き部5は、翻訳結果の原語,訳語そ
れぞれの文法属性にかかわらず、指示された原語の表層
語で辞書1を引いて得られる全ての訳語を表示装置9に
表示する(S11)。なお、別訳語辞書引き部5は引い
た辞書内容をメモリ3に格納する。
【0022】次に表示装置9に表示された訳語の候補に
対し、利用者が入力装置10の操作でその1つを選択す
ると(S12でYES)、別訳語辞書引き部5は選択さ
れた別訳語(置換後の訳語)と元の訳語(置換前の訳
語)とを再翻訳方法判断部6に通知し、再翻訳方法判断
部6は再翻訳方法の判断を開始する。
対し、利用者が入力装置10の操作でその1つを選択す
ると(S12でYES)、別訳語辞書引き部5は選択さ
れた別訳語(置換後の訳語)と元の訳語(置換前の訳
語)とを再翻訳方法判断部6に通知し、再翻訳方法判断
部6は再翻訳方法の判断を開始する。
【0023】先ず、再翻訳方法判断部6は、メモリ3か
ら置換前後の訳語の生成側辞書情報を読み出し、それら
の文法属性が同じか否かを調べる(S13)。同じ場合
(S13でNO)は、訳語置換および活用処理だけで対
処可能なので、その旨を再翻訳指示部7に通知し、再翻
訳指示部7は置換前後の訳語を指定した訳語置換指示情
報を指示情報保持部8にセットし(S15)、翻訳部2
に図4のステップS6の時点から再度翻訳を行わせる。
これにより、翻訳部2は、訳文(これはメモリ3に格納
されている)中の上記訳語置換指示情報で指示された置
換前の訳語を置換後の訳語に置き換え、必要に応じて活
用処理を行う。この結果、メモリ3中の訳文および対訳
情報が修正され、修正後の訳文が翻訳結果出力部4によ
り表示装置9に表示されることになる。
ら置換前後の訳語の生成側辞書情報を読み出し、それら
の文法属性が同じか否かを調べる(S13)。同じ場合
(S13でNO)は、訳語置換および活用処理だけで対
処可能なので、その旨を再翻訳指示部7に通知し、再翻
訳指示部7は置換前後の訳語を指定した訳語置換指示情
報を指示情報保持部8にセットし(S15)、翻訳部2
に図4のステップS6の時点から再度翻訳を行わせる。
これにより、翻訳部2は、訳文(これはメモリ3に格納
されている)中の上記訳語置換指示情報で指示された置
換前の訳語を置換後の訳語に置き換え、必要に応じて活
用処理を行う。この結果、メモリ3中の訳文および対訳
情報が修正され、修正後の訳文が翻訳結果出力部4によ
り表示装置9に表示されることになる。
【0024】また、置換前後の訳語の文法属性が異なる
場合(S13でYES)、再翻訳方法判断部6は、置換
前後の訳語の生成側辞書情報が異なる原語側辞書情報に
つながっているか否か、つまり原語側の文法属性が異な
るか否かを調べ(S14)、原語側の文法属性が異なる
場合(S14でYES)、訳語置換により原文の解析構
造が変わり構文解析処理から再翻訳する必要があるの
で、その旨を再翻訳指示部7に通知し、再翻訳指示部7
は置換前後の訳語を指定した原文解析指示情報を指示情
報保持部8にセットし(S17)、翻訳部2に図4のス
テップS3の時点から再度翻訳を行わせる。これによ
り、翻訳部2は、元の原文(これはメモリ3に格納され
ている)に対する構文解析処理から再度翻訳処理を実行
するが、今回は指示情報保持部8に原文解析指示情報が
設定されているので、構文解析に際してはその指示に従
って原文を解析し、次いでその後の処理を実行して、新
たな訳文を含む翻訳結果をメモリ3に出力し、修正後の
訳文が翻訳結果出力部4により表示装置9に表示され
る。
場合(S13でYES)、再翻訳方法判断部6は、置換
前後の訳語の生成側辞書情報が異なる原語側辞書情報に
つながっているか否か、つまり原語側の文法属性が異な
るか否かを調べ(S14)、原語側の文法属性が異なる
場合(S14でYES)、訳語置換により原文の解析構
造が変わり構文解析処理から再翻訳する必要があるの
で、その旨を再翻訳指示部7に通知し、再翻訳指示部7
は置換前後の訳語を指定した原文解析指示情報を指示情
報保持部8にセットし(S17)、翻訳部2に図4のス
テップS3の時点から再度翻訳を行わせる。これによ
り、翻訳部2は、元の原文(これはメモリ3に格納され
ている)に対する構文解析処理から再度翻訳処理を実行
するが、今回は指示情報保持部8に原文解析指示情報が
設定されているので、構文解析に際してはその指示に従
って原文を解析し、次いでその後の処理を実行して、新
たな訳文を含む翻訳結果をメモリ3に出力し、修正後の
訳文が翻訳結果出力部4により表示装置9に表示され
る。
【0025】更に、原語側の文法属性が同じ場合(S1
4でNO)、訳語置換により原文の解析構造に変化がな
く訳文生成から再翻訳することで対処できるので、再翻
訳方法判断部6はその旨を再翻訳指示部7に通知し、再
翻訳指示部7は置換前後の訳語を指定した訳文生成指示
情報を指示情報保持部8にセットし(S16)、翻訳部
2に図4のステップS5の時点から再度翻訳を行わせ
る。これにより、翻訳部2は、元の原文解析結果および
それに基づく辞書引き情報(これらはメモリ3に格納さ
れている)に基づき訳文生成から再度翻訳処理を実行す
るが、今回は指示情報保持部8に訳文生成指示情報が設
定されているので、訳文生成に際してはその指示に従っ
て訳文を生成し、新たな訳文を含む翻訳結果をメモリ3
に出力し、修正後の訳文が翻訳結果出力部4により表示
装置9に表示される。
4でNO)、訳語置換により原文の解析構造に変化がな
く訳文生成から再翻訳することで対処できるので、再翻
訳方法判断部6はその旨を再翻訳指示部7に通知し、再
翻訳指示部7は置換前後の訳語を指定した訳文生成指示
情報を指示情報保持部8にセットし(S16)、翻訳部
2に図4のステップS5の時点から再度翻訳を行わせ
る。これにより、翻訳部2は、元の原文解析結果および
それに基づく辞書引き情報(これらはメモリ3に格納さ
れている)に基づき訳文生成から再度翻訳処理を実行す
るが、今回は指示情報保持部8に訳文生成指示情報が設
定されているので、訳文生成に際してはその指示に従っ
て訳文を生成し、新たな訳文を含む翻訳結果をメモリ3
に出力し、修正後の訳文が翻訳結果出力部4により表示
装置9に表示される。
【0026】なお、再翻訳の実行終了後、指示情報保持
部8の情報はクリアされる。
部8の情報はクリアされる。
【0027】次に具体的な原文を例にして本実施例の機
械翻訳装置の動作を説明する。先ず、図5の符号501
に示す原文「予定がある人に決まった」を取り上げる。
なお、この原文中の原語「ある」には品詞について曖昧
性がある。
械翻訳装置の動作を説明する。先ず、図5の符号501
に示す原文「予定がある人に決まった」を取り上げる。
なお、この原文中の原語「ある」には品詞について曖昧
性がある。
【0028】利用者が上記の原文501を入力装置10
から入力すると、翻訳部2はこの原文を入力し(図4の
S1)、翻訳処理を行う(S2〜S5)。この時点で
は、指示情報保持部8には何も情報が設定されていない
ので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従っ
て構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結果、
図5の符号502に示すような訳文「It was d
ecided on the person who
has a plan.」が得られたとすると、この訳
文が原文と共に表示装置9に表示される。
から入力すると、翻訳部2はこの原文を入力し(図4の
S1)、翻訳処理を行う(S2〜S5)。この時点で
は、指示情報保持部8には何も情報が設定されていない
ので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従っ
て構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結果、
図5の符号502に示すような訳文「It was d
ecided on the person who
has a plan.」が得られたとすると、この訳
文が原文と共に表示装置9に表示される。
【0029】利用者が表示装置9に表示された訳文を見
て、正しい訳でないことから、原文中の原語「ある」の
別訳語の表示を入力装置10から要求すると、別訳語辞
書引き部5が原語「ある」で辞書1を引き、例えば図6
に示すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示す
る。図6の内容は図2の内容に対応しており、動詞「有
る」の訳語「have」と、動詞「在る」の訳語「b
e」,「exist」と、連体詞「或」の訳語「som
e」,「certain」とが表示されている。
て、正しい訳でないことから、原文中の原語「ある」の
別訳語の表示を入力装置10から要求すると、別訳語辞
書引き部5が原語「ある」で辞書1を引き、例えば図6
に示すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示す
る。図6の内容は図2の内容に対応しており、動詞「有
る」の訳語「have」と、動詞「在る」の訳語「b
e」,「exist」と、連体詞「或」の訳語「som
e」,「certain」とが表示されている。
【0030】次に利用者が表示装置9に表示された訳語
の候補の中から訳語「some」を選択して、元の訳語
「has」を「some」に置き換えるよう指示する
と、再翻訳方法判断部6は、置換前の訳語「has」の
生成側辞書情報103−1と置換後の訳語「some」
の生成側辞書情報103−4とそれらが関連する原語側
辞書情報102−1,102−3とを総合的に判断し
て、再翻訳方法を決定する。今の場合、「has」は動
詞「有る」の訳語であり、「some」は連体詞「或」
の訳語であり、関連する原語側辞書情報が相違すること
から構文解析の解釈に影響すると判断し、構文解析から
の再翻訳方法に決定する。この結果、再翻訳指示部7
で、「ある」として訳語「some」を使用すべきこと
を指示した原文解析指示情報が生成されて指示情報保持
部8にセットされ、翻訳部2で構文解析処理から再翻訳
される。この結果、図5の符号503に示すような訳文
「Theplan was decided on s
ome person.」に修正される。
の候補の中から訳語「some」を選択して、元の訳語
「has」を「some」に置き換えるよう指示する
と、再翻訳方法判断部6は、置換前の訳語「has」の
生成側辞書情報103−1と置換後の訳語「some」
の生成側辞書情報103−4とそれらが関連する原語側
辞書情報102−1,102−3とを総合的に判断し
て、再翻訳方法を決定する。今の場合、「has」は動
詞「有る」の訳語であり、「some」は連体詞「或」
の訳語であり、関連する原語側辞書情報が相違すること
から構文解析の解釈に影響すると判断し、構文解析から
の再翻訳方法に決定する。この結果、再翻訳指示部7
で、「ある」として訳語「some」を使用すべきこと
を指示した原文解析指示情報が生成されて指示情報保持
部8にセットされ、翻訳部2で構文解析処理から再翻訳
される。この結果、図5の符号503に示すような訳文
「Theplan was decided on s
ome person.」に修正される。
【0031】次に、図7の符号701に示す原文「物体
の回転によりエネルギーが得られる」を取り上げる。
の回転によりエネルギーが得られる」を取り上げる。
【0032】利用者が上記の原文701を入力装置10
から入力すると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処理
を行う。この時点では、指示情報保持部8には何も情報
が設定されていないので、翻訳部2は辞書1の辞書内容
と解析ルールに従って構文解析を進め、また訳文生成を
進める。この結果、図7の符号702に示すような訳文
「Energy is generated by t
he rotation of the objec
t.」が得られたとすると、この訳文が原文と共に表示
装置9に表示される。
から入力すると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処理
を行う。この時点では、指示情報保持部8には何も情報
が設定されていないので、翻訳部2は辞書1の辞書内容
と解析ルールに従って構文解析を進め、また訳文生成を
進める。この結果、図7の符号702に示すような訳文
「Energy is generated by t
he rotation of the objec
t.」が得られたとすると、この訳文が原文と共に表示
装置9に表示される。
【0033】利用者が表示装置9に表示された訳文を見
て、文法的には誤りでないが、訳語「rotatio
n」の代わりに「rotate」を使用したいため、原
語「回転」の別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引
き部5が原語「回転」で辞書1を引き、例えば図8に示
すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示する。図
8の内容は図3の内容に対応しており、サ変動詞語幹
「回転」の訳語として、名詞のrotation,sp
inと、動詞のrotate,spinとが表示されて
いる。
て、文法的には誤りでないが、訳語「rotatio
n」の代わりに「rotate」を使用したいため、原
語「回転」の別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引
き部5が原語「回転」で辞書1を引き、例えば図8に示
すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示する。図
8の内容は図3の内容に対応しており、サ変動詞語幹
「回転」の訳語として、名詞のrotation,sp
inと、動詞のrotate,spinとが表示されて
いる。
【0034】次に利用者が表示装置9に表示された訳語
の候補の中から訳語「rotate」を選択して、元の
訳語「rotation」を「rotate」に置き換
えるよう指示すると、再翻訳方法判断部6は、置換前の
訳語「rotation」の生成側辞書情報106−1
と置換後の訳語「rotate」の生成側辞書情報10
6−3とそれらが関連する原語側辞書情報105とを総
合的に判断して、再翻訳方法を決定する。今の場合、置
換前後の訳語の文法属性は異なるが、同じ原語側辞書情
報105につながっているので、構文解析結果には影響
を与えないと判断し、訳文生成からの再翻訳方法に決定
する。この結果、再翻訳指示部7で、「回転」として訳
語「rotate」を使用すべきことを指示した訳文生
成指示情報が生成されて指示情報保持部8にセットさ
れ、翻訳部2で訳文生成処理から再翻訳される。この結
果、図7の符号703〜705の何れかに示すような訳
出形態の訳文に修正される。ここで、703〜705の
うちの何れに修正されるかは、本実施例の場合は翻訳部
2の生成ルールに従う。
の候補の中から訳語「rotate」を選択して、元の
訳語「rotation」を「rotate」に置き換
えるよう指示すると、再翻訳方法判断部6は、置換前の
訳語「rotation」の生成側辞書情報106−1
と置換後の訳語「rotate」の生成側辞書情報10
6−3とそれらが関連する原語側辞書情報105とを総
合的に判断して、再翻訳方法を決定する。今の場合、置
換前後の訳語の文法属性は異なるが、同じ原語側辞書情
報105につながっているので、構文解析結果には影響
を与えないと判断し、訳文生成からの再翻訳方法に決定
する。この結果、再翻訳指示部7で、「回転」として訳
語「rotate」を使用すべきことを指示した訳文生
成指示情報が生成されて指示情報保持部8にセットさ
れ、翻訳部2で訳文生成処理から再翻訳される。この結
果、図7の符号703〜705の何れかに示すような訳
出形態の訳文に修正される。ここで、703〜705の
うちの何れに修正されるかは、本実施例の場合は翻訳部
2の生成ルールに従う。
【0035】これに対し従来装置では、置換前後の訳語
の文法属性が相違することから構文解析処理から再翻訳
されてしまう。しかし、原語側の「回転」の品詞は「サ
変動詞語幹」であり、原文の解析結果に変わりがないた
め、構文解析処理を再度行うことは無駄になる。なお、
訳語の置換のみを行う機械翻訳装置では、図7の符号7
06に示すような文法的に誤った訳文が生成される。
の文法属性が相違することから構文解析処理から再翻訳
されてしまう。しかし、原語側の「回転」の品詞は「サ
変動詞語幹」であり、原文の解析結果に変わりがないた
め、構文解析処理を再度行うことは無駄になる。なお、
訳語の置換のみを行う機械翻訳装置では、図7の符号7
06に示すような文法的に誤った訳文が生成される。
【0036】図9は本発明の機械翻訳装置の別の実施例
の構成図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、1
1は訳出形態候補表示部、12は訳出形態指示情報保持
部である。また、図10は図9の機械翻訳装置の動作例
を示すフローチャートであり、図4と同一符号は同一ス
テップを示し、S21〜S24は新たに追加されたステ
ップを示す。この実施例の機械翻訳装置は、訳語の置換
指示時にその訳出形態も同時に指定することができるよ
うにしたものである。以下、図1に示した実施例との相
違部分を中心に本実施例の機械翻訳装置の動作を説明す
る。
の構成図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、1
1は訳出形態候補表示部、12は訳出形態指示情報保持
部である。また、図10は図9の機械翻訳装置の動作例
を示すフローチャートであり、図4と同一符号は同一ス
テップを示し、S21〜S24は新たに追加されたステ
ップを示す。この実施例の機械翻訳装置は、訳語の置換
指示時にその訳出形態も同時に指定することができるよ
うにしたものである。以下、図1に示した実施例との相
違部分を中心に本実施例の機械翻訳装置の動作を説明す
る。
【0037】利用者が日本語の原文をキーボード等の入
力装置10から入力すると、翻訳部2は先の実施例と同
様にこの原文を入力して翻訳処理を行い(S1〜S
5)、生成した訳文と、元の原文と、原文中の全ての原
語と訳文中の訳語との対応関係を示す対訳情報とを翻訳
結果としてメモリ3に出力する(S8)。このとき、先
の実施例と同様に指示情報保持部8に指示情報があれば
それに従うと共に、訳出形態指示情報保持部12に指示
情報があればその指示に従って訳出する。なお、メモリ
3にはステップS2,S4で辞書引きされた結果の辞書
情報や原文解析結果も格納される。訳文を含む翻訳結果
が翻訳部2からメモリ3に出力されると、翻訳結果出力
部4は、生成された訳文と元の原文を表示装置9に表示
して利用者に提示する(S9)。表示装置9に表示され
た訳文を見た利用者が、或る訳語が不適切であると判断
し、その訳語に対応する原語を指示して入力装置10か
ら別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引き部5は、
指示された原語の表層語で辞書1を引いて得られる全て
の訳語を表示装置9に表示し(S11)、利用者の選択
を待つ。
力装置10から入力すると、翻訳部2は先の実施例と同
様にこの原文を入力して翻訳処理を行い(S1〜S
5)、生成した訳文と、元の原文と、原文中の全ての原
語と訳文中の訳語との対応関係を示す対訳情報とを翻訳
結果としてメモリ3に出力する(S8)。このとき、先
の実施例と同様に指示情報保持部8に指示情報があれば
それに従うと共に、訳出形態指示情報保持部12に指示
情報があればその指示に従って訳出する。なお、メモリ
3にはステップS2,S4で辞書引きされた結果の辞書
情報や原文解析結果も格納される。訳文を含む翻訳結果
が翻訳部2からメモリ3に出力されると、翻訳結果出力
部4は、生成された訳文と元の原文を表示装置9に表示
して利用者に提示する(S9)。表示装置9に表示され
た訳文を見た利用者が、或る訳語が不適切であると判断
し、その訳語に対応する原語を指示して入力装置10か
ら別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引き部5は、
指示された原語の表層語で辞書1を引いて得られる全て
の訳語を表示装置9に表示し(S11)、利用者の選択
を待つ。
【0038】表示装置9に表示された訳語の候補に対
し、利用者が入力装置10の操作でその1つの訳語を選
択すると(S12でYES)、別訳語辞書引き部5は選
択された別訳語(置換後の訳語)と元の訳語(置換前の
訳語)とを再翻訳方法判断部6に通知し、且つ、置換後
の訳語の生成側辞書情報を訳出形態候補表示部11に通
知する。
し、利用者が入力装置10の操作でその1つの訳語を選
択すると(S12でYES)、別訳語辞書引き部5は選
択された別訳語(置換後の訳語)と元の訳語(置換前の
訳語)とを再翻訳方法判断部6に通知し、且つ、置換後
の訳語の生成側辞書情報を訳出形態候補表示部11に通
知する。
【0039】訳出形態候補表示部11は、通知された置
換後の訳語の生成側辞書情報からその訳語の文法属性を
認識し、翻訳部2に登録されている当該文法属性対応の
訳出形態バリエーション情報に基づいて複数の訳出形態
が可能か否かを調べ、可能な場合には、その訳出形態の
候補を表示装置9に表示し(S21)、利用者の選択を
待つ。訳出形態の候補とは、用法,語順などの違いによ
る訳出の形態のバリエーションを意味する。利用者がそ
のうちの1つの訳出形態候補を選択すると(S22でY
ES)、訳出形態候補表示部11は、その選択された訳
出形態候補で訳出するよう翻訳部2に指示するための訳
出形態指示情報を生成し、これを訳出形態指示情報保持
部8に設定する(S23)。なお、利用者から訳出形態
の候補が選択されなかった場合、訳出形態指示情報は作
成しない。また、訳出形態の指定があった場合、その旨
を再翻訳方法判断部6に通知する。
換後の訳語の生成側辞書情報からその訳語の文法属性を
認識し、翻訳部2に登録されている当該文法属性対応の
訳出形態バリエーション情報に基づいて複数の訳出形態
が可能か否かを調べ、可能な場合には、その訳出形態の
候補を表示装置9に表示し(S21)、利用者の選択を
待つ。訳出形態の候補とは、用法,語順などの違いによ
る訳出の形態のバリエーションを意味する。利用者がそ
のうちの1つの訳出形態候補を選択すると(S22でY
ES)、訳出形態候補表示部11は、その選択された訳
出形態候補で訳出するよう翻訳部2に指示するための訳
出形態指示情報を生成し、これを訳出形態指示情報保持
部8に設定する(S23)。なお、利用者から訳出形態
の候補が選択されなかった場合、訳出形態指示情報は作
成しない。また、訳出形態の指定があった場合、その旨
を再翻訳方法判断部6に通知する。
【0040】再翻訳方法判断部6では先の実施例とほぼ
同様の論理で再翻訳方法を判断する。但し、置換前後の
訳語の文法属性が同じであっても訳出形態が指定されて
いる場合には訳文生成からの再翻訳に決定する点が相違
している(S24)。再翻訳指示部7は再翻訳方法判断
部6で決定された再翻訳方法に従い、訳語置換および活
用処理だけで対処可能な場合は置換前後の訳語を指定し
た訳語置換指示情報を指示情報保持部8にセットし(S
15)、翻訳部2に図10のステップS6の時点から再
度翻訳を行わせる。また、構文解析処理から再翻訳する
場合は、置換前後の訳語を指定した原文解析指示情報を
指示情報保持部8にセットし(S17)、翻訳部2に図
10のステップS3の時点から再度翻訳を行わせる。更
に、訳文生成から再翻訳する場合には置換前後の訳語を
指定した訳文生成指示情報を指示情報保持部8にセット
し(S16)、翻訳部2に図10のステップS5の時点
から再度翻訳を行わせる。
同様の論理で再翻訳方法を判断する。但し、置換前後の
訳語の文法属性が同じであっても訳出形態が指定されて
いる場合には訳文生成からの再翻訳に決定する点が相違
している(S24)。再翻訳指示部7は再翻訳方法判断
部6で決定された再翻訳方法に従い、訳語置換および活
用処理だけで対処可能な場合は置換前後の訳語を指定し
た訳語置換指示情報を指示情報保持部8にセットし(S
15)、翻訳部2に図10のステップS6の時点から再
度翻訳を行わせる。また、構文解析処理から再翻訳する
場合は、置換前後の訳語を指定した原文解析指示情報を
指示情報保持部8にセットし(S17)、翻訳部2に図
10のステップS3の時点から再度翻訳を行わせる。更
に、訳文生成から再翻訳する場合には置換前後の訳語を
指定した訳文生成指示情報を指示情報保持部8にセット
し(S16)、翻訳部2に図10のステップS5の時点
から再度翻訳を行わせる。
【0041】次に、図7の符号701に示した原文「物
体の回転によりエネルギーが得られる」を例にして図9
の実施例の動作を説明する。
体の回転によりエネルギーが得られる」を例にして図9
の実施例の動作を説明する。
【0042】利用者が上記の原文701を入力装置10
から入力すると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処理
を行う。この時点では、指示情報保持部8および訳出形
態指示情報保持部12には何も情報が設定されていない
ので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従っ
て構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結果、
図7の符号702に示すような訳文「Energy i
s generated by the rotati
on of the object.」が得られたとす
ると、この訳文が原文と共に表示装置9に表示される。
から入力すると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処理
を行う。この時点では、指示情報保持部8および訳出形
態指示情報保持部12には何も情報が設定されていない
ので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従っ
て構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結果、
図7の符号702に示すような訳文「Energy i
s generated by the rotati
on of the object.」が得られたとす
ると、この訳文が原文と共に表示装置9に表示される。
【0043】利用者が表示装置9に表示された訳文を見
て、文法的には誤りでないが、訳語「rotatio
n」の代わりに「rotate」を使用したいため、原
語「回転」の別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引
き部5が原語「回転」で辞書1を引き、前述と同様に例
えば図8に示したような形式で全ての訳語を表示装置9
に表示する。
て、文法的には誤りでないが、訳語「rotatio
n」の代わりに「rotate」を使用したいため、原
語「回転」の別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引
き部5が原語「回転」で辞書1を引き、前述と同様に例
えば図8に示したような形式で全ての訳語を表示装置9
に表示する。
【0044】次に利用者が表示装置9に表示された訳語
の候補の中から訳語「rotate」を選択して、元の
訳語「rotation」を「rotate」に置き換
えるように指示すると、訳出形態候補表示部11は、置
換後の訳語「rotate」の文法属性に対応する訳出
形態バリエーション情報に基づき例えば図11に示すよ
うな訳出形態の候補を表示装置9に表示する。この訳出
形態の候補は、「rotate」の他動詞か自動詞の違
いと訳出位置の違いによる訳出の形態に対応する。
の候補の中から訳語「rotate」を選択して、元の
訳語「rotation」を「rotate」に置き換
えるように指示すると、訳出形態候補表示部11は、置
換後の訳語「rotate」の文法属性に対応する訳出
形態バリエーション情報に基づき例えば図11に示すよ
うな訳出形態の候補を表示装置9に表示する。この訳出
形態の候補は、「rotate」の他動詞か自動詞の違
いと訳出位置の違いによる訳出の形態に対応する。
【0045】次に利用者が表示装置9に表示された訳出
形態候補のうちから例えば「rotating of
…」を選択すると、訳出形態候補表示部11は、「ro
tate」の訳出形態として「rotating of
…」を使用すべきことを指示する訳出形態指示情報を
生成して訳出形態指示情報保持部12に設定すると共
に、訳出形態の指定があった旨を再翻訳方法判断部6に
通知する。
形態候補のうちから例えば「rotating of
…」を選択すると、訳出形態候補表示部11は、「ro
tate」の訳出形態として「rotating of
…」を使用すべきことを指示する訳出形態指示情報を
生成して訳出形態指示情報保持部12に設定すると共
に、訳出形態の指定があった旨を再翻訳方法判断部6に
通知する。
【0046】他方、再翻訳方法判断部6は、置換前の訳
語「rotation」の生成側辞書情報106−1と
置換後の訳語「rotate」の生成側辞書情報103
−3とそれらが関連する原語側辞書情報105と訳出形
態の指定の有無とを総合的に判断して、再翻訳方法とし
て、訳文生成からの再翻訳方法に決定する。従って、再
翻訳指示部7で、「回転」として訳語「rotate」
を使用すべきことを指示した訳文生成指示情報が生成さ
れて指示情報保持部8にセットされ、翻訳部2で訳文生
成処理から再翻訳される。この結果、本実施例では図7
の符号703〜705のうち、訳出形態指示情報で指定
された訳出形態に対応する符号703の訳文に修正され
ることになる。即ち、図1の実施例の機械翻訳装置で
は、符号703〜705の何れの訳出形態で訳出される
かは装置に任されていたが、本実施例の機械翻訳装置で
は、その何れかを利用者が指定することができ、更にそ
の訳出形態の指定を訳語の置換指定と同時に行うことが
可能である。
語「rotation」の生成側辞書情報106−1と
置換後の訳語「rotate」の生成側辞書情報103
−3とそれらが関連する原語側辞書情報105と訳出形
態の指定の有無とを総合的に判断して、再翻訳方法とし
て、訳文生成からの再翻訳方法に決定する。従って、再
翻訳指示部7で、「回転」として訳語「rotate」
を使用すべきことを指示した訳文生成指示情報が生成さ
れて指示情報保持部8にセットされ、翻訳部2で訳文生
成処理から再翻訳される。この結果、本実施例では図7
の符号703〜705のうち、訳出形態指示情報で指定
された訳出形態に対応する符号703の訳文に修正され
ることになる。即ち、図1の実施例の機械翻訳装置で
は、符号703〜705の何れの訳出形態で訳出される
かは装置に任されていたが、本実施例の機械翻訳装置で
は、その何れかを利用者が指定することができ、更にそ
の訳出形態の指定を訳語の置換指定と同時に行うことが
可能である。
【0047】以上の実施例では日英翻訳を取り上げた
が、本発明は他の異言語間の翻訳に対しても勿論適用可
能である。最後に、図9の実施例の機械翻訳装置を英日
翻訳に適用した場合の動作を例文をあげて説明する。
が、本発明は他の異言語間の翻訳に対しても勿論適用可
能である。最後に、図9の実施例の機械翻訳装置を英日
翻訳に適用した場合の動作を例文をあげて説明する。
【0048】図12に示す英文1201が入力装置10
から入力されると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処
理を行う。この時点では、指示情報保持部8および訳出
形態指示情報保持部12には何も情報が設定されていな
いので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従
って構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結
果、図12の符号1202に示すような訳文「帆走ボー
トはおもしろい。」が得られたとすると、この訳文が原
文と共に表示装置9に表示される。この訳では、原語の
「sailing」は名詞で、訳語として名詞の「帆
走」が対応している。
から入力されると、翻訳部2はこの原文に対して翻訳処
理を行う。この時点では、指示情報保持部8および訳出
形態指示情報保持部12には何も情報が設定されていな
いので、翻訳部2は辞書1の辞書内容と解析ルールに従
って構文解析を進め、また訳文生成を進める。この結
果、図12の符号1202に示すような訳文「帆走ボー
トはおもしろい。」が得られたとすると、この訳文が原
文と共に表示装置9に表示される。この訳では、原語の
「sailing」は名詞で、訳語として名詞の「帆
走」が対応している。
【0049】利用者が表示装置9に表示された訳文を見
て、訳語「帆走」に対応する原語「sailing」の
別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引き部5が原語
「sailing」で辞書1を引き、例えば図13に示
すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示する。図
13には、「帆走」,「航海」といった名詞の訳語と、
「帆走する」,「帆走させる」,「航海する」といった
動詞の訳語とが表示され、更に自動詞,他動詞を区別し
て表示させている。
て、訳語「帆走」に対応する原語「sailing」の
別訳語の表示を要求すると、別訳語辞書引き部5が原語
「sailing」で辞書1を引き、例えば図13に示
すような形式で全ての訳語を表示装置9に表示する。図
13には、「帆走」,「航海」といった名詞の訳語と、
「帆走する」,「帆走させる」,「航海する」といった
動詞の訳語とが表示され、更に自動詞,他動詞を区別し
て表示させている。
【0050】利用者が表示装置9に表示された訳語の候
補の中から訳語「帆走させる」を選択して、元の訳語
「帆走」を「帆走させる」に置き換えるように指示する
と、訳出形態候補表示部11は、置換後の訳語「帆走さ
せる」の文法属性に対応する訳出形態バリエーション情
報に基づいて複数の訳出形態の候補、例えば「帆走させ
る(ボート)」,「帆走させている(ボート)」,
「(ボート)を帆走させること」を、図14に示す形式
で表示装置9に表示する。
補の中から訳語「帆走させる」を選択して、元の訳語
「帆走」を「帆走させる」に置き換えるように指示する
と、訳出形態候補表示部11は、置換後の訳語「帆走さ
せる」の文法属性に対応する訳出形態バリエーション情
報に基づいて複数の訳出形態の候補、例えば「帆走させ
る(ボート)」,「帆走させている(ボート)」,
「(ボート)を帆走させること」を、図14に示す形式
で表示装置9に表示する。
【0051】次に利用者が表示装置9に表示された訳出
形態候補のうちから例えば「を帆走させること」を選択
すると、訳出形態候補表示部11は、「sailin
g」の訳出形態として「を帆走させること」を使用すべ
きことを指示する訳出形態指示情報を生成して訳出形態
指示情報保持部12に設定する。
形態候補のうちから例えば「を帆走させること」を選択
すると、訳出形態候補表示部11は、「sailin
g」の訳出形態として「を帆走させること」を使用すべ
きことを指示する訳出形態指示情報を生成して訳出形態
指示情報保持部12に設定する。
【0052】他方、再翻訳方法判断部6は、置換前の訳
語「帆走」の生成側辞書情報と置換後の訳語「帆走させ
ること」の生成側辞書情報とそれらが関連する原語側辞
書情報と訳出形態の指定の有無とを総合的に判断して、
再翻訳方法を決定する。今の場合、置換前の訳語「帆
走」は名詞,置換後の訳語「帆走させる」は他動詞であ
って両者は文法属性を異にし、且つ、それらの原語側辞
書情報の文法属性は前者が名詞,後者が他動詞で相違す
るので、構文解析処理からの再翻訳方法に決定する。こ
の結果、再翻訳指示部7で、「sailing」として
訳語「帆走させる」を使用すべきことを指示した原文解
析指示情報が生成されて指示情報保持部8にセットさ
れ、翻訳部2で構文解析処理から再翻訳される。この結
果、図12の符号1203に示すような訳文に修正され
ることになる。なお、訳出形態「帆走させる(ボー
ト)」を選択したときは図12の符号1204に示すよ
うな訳文が生成され、訳出形態「帆走させている(ボー
ト)」を選択したときは符号1205に示すような訳文
が生成される。また、訳出形態を指定しない場合には、
符号1203〜1205のうちの何れか1つが出力され
る。
語「帆走」の生成側辞書情報と置換後の訳語「帆走させ
ること」の生成側辞書情報とそれらが関連する原語側辞
書情報と訳出形態の指定の有無とを総合的に判断して、
再翻訳方法を決定する。今の場合、置換前の訳語「帆
走」は名詞,置換後の訳語「帆走させる」は他動詞であ
って両者は文法属性を異にし、且つ、それらの原語側辞
書情報の文法属性は前者が名詞,後者が他動詞で相違す
るので、構文解析処理からの再翻訳方法に決定する。こ
の結果、再翻訳指示部7で、「sailing」として
訳語「帆走させる」を使用すべきことを指示した原文解
析指示情報が生成されて指示情報保持部8にセットさ
れ、翻訳部2で構文解析処理から再翻訳される。この結
果、図12の符号1203に示すような訳文に修正され
ることになる。なお、訳出形態「帆走させる(ボー
ト)」を選択したときは図12の符号1204に示すよ
うな訳文が生成され、訳出形態「帆走させている(ボー
ト)」を選択したときは符号1205に示すような訳文
が生成される。また、訳出形態を指定しない場合には、
符号1203〜1205のうちの何れか1つが出力され
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明した本発明の機械翻訳装置によ
れば、以下のような効果を得ることができる。
れば、以下のような効果を得ることができる。
【0054】置換前後の訳語の生成側辞書情報のみなら
ず、それらが関連している原語側辞書情報も参照して原
文解釈への影響を調べ、原文解釈に影響する場合には構
文解析から再翻訳し、原文解釈に影響しないが単なる訳
語置換と活用処理だけでは対処できない場合には訳文生
成から再翻訳し、残りは訳語置換および活用処理だけを
行うようにしたので、置換前後の訳語に応じた最適な再
翻訳方法によって、文法的に正しい訳文を効率良く得る
ことができる効果がある。
ず、それらが関連している原語側辞書情報も参照して原
文解釈への影響を調べ、原文解釈に影響する場合には構
文解析から再翻訳し、原文解釈に影響しないが単なる訳
語置換と活用処理だけでは対処できない場合には訳文生
成から再翻訳し、残りは訳語置換および活用処理だけを
行うようにしたので、置換前後の訳語に応じた最適な再
翻訳方法によって、文法的に正しい訳文を効率良く得る
ことができる効果がある。
【0055】訳出形態候補表示手段を備える構成では、
利用者は訳語指定時にその訳語の訳出形態も同時に指定
できるので、より適切な訳文への修正作業を効率良く行
うことができる。
利用者は訳語指定時にその訳語の訳出形態も同時に指定
できるので、より適切な訳文への修正作業を効率良く行
うことができる。
【図1】本発明の機械翻訳装置の一実施例の構成図であ
る。
る。
【図2】辞書に格納されている辞書情報の例を示す図で
ある。
ある。
【図3】辞書に格納されている辞書情報の別の例を示す
図である。
図である。
【図4】図1の実施例の機械翻訳装置の動作例を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図5】原文と訳文の例を示す図である。
【図6】訳語候補の表示例を示す図である。
【図7】原文と訳文の別の例を示す図である。
【図8】訳語候補の別の表示例を示す図である。
【図9】本発明の機械翻訳装置の別の実施例の構成図で
ある。
ある。
【図10】図9の実施例の機械翻訳装置の動作例を示す
フローチャートである。
フローチャートである。
【図11】訳出形態候補の表示例を示す図である。
【図12】原文と訳文の他の例を示す図である。
【図13】訳語候補の他の表示例を示す図である。
【図14】訳出形態候補の別の表示例を示す図である。
1…翻訳用の辞書 2…翻訳部 3…メモリ 4…翻訳結果出力部 5…別訳語辞書引き部 6…再翻訳方法判断部 7…再翻訳指示部 8…指示情報保持部 9…表示装置 10…入力装置 11…訳出形態候補表示部 12…訳出形態指示情報保持部
Claims (3)
- 【請求項1】 異言語間の翻訳を行う機械翻訳装置にお
いて、 表示装置および入力装置と、 原語の各見出し語毎に各文法属性毎の原語側辞書情報を
保持し、各原語側辞書情報に関連付けて対応する訳語に
ついての生成側辞書情報を保持する翻訳用の辞書と、 前記入力装置から入力された原文を前記辞書の内容およ
び別途入力された指示情報がある場合はその指示情報も
参照して翻訳する翻訳手段と、 該翻訳手段の翻訳結果を前記表示装置に表示する翻訳結
果出力手段と、 別訳語表示要求時、原文中の原語の表層語で前記辞書を
引き、引けた辞書情報の全ての訳語を前記表示装置に表
示する別訳語辞書引き手段と、 元の訳語と置換すべき訳語が選択された場合、置換前の
訳語の生成側辞書情報と置換後の訳語の生成側辞書情報
とそれらが関連している原語側辞書情報とを総合的に判
断して、原文の解析処理から再翻訳するか、訳文の生成
処理から再翻訳するか、訳語置換および活用処理だけを
実行するかを判断する再翻訳方法判断手段と、 該再翻訳方法判断手段で原文の解析処理から再翻訳する
と判断されたときは前記選択された訳語に基づく原文解
析指示情報を生成して前記翻訳手段に原文の解析処理か
らの再翻訳を指示し、訳文の生成処理から再翻訳すると
判断されたときは前記選択された訳語に基づく訳文生成
指示情報を生成して前記翻訳手段に訳文の生成処理から
の再翻訳を指示し、訳語置換および活用処理だけを実行
すると判断されたときは前記訳語への置換を指示する訳
語置換指示情報を生成して前記翻訳手段に訳語置換およ
び活用処理だけを実行させる再翻訳指示手段とを備えた
ことを特徴とする機械翻訳装置。 - 【請求項2】 前記再翻訳方法判断手段は、置換前後の
訳語の生成側辞書情報から認識される置換前後の訳語の
文法属性が同じであるときは訳語置換および活用処理だ
けの再翻訳方法に決定し、置換前後の訳語の文法属性が
異なるがそれらが同一の原語側辞書情報と関連している
ときは訳文の生成処理からの再翻訳方法に決定し、異な
る原語側辞書情報と関連しているときは原文の解析処理
からの再翻訳方法に決定する請求項1記載の機械翻訳装
置。 - 【請求項3】 元の訳語と置換すべき訳語が選択された
とき、その置換後の訳語の訳出形態候補を前記表示装置
に表示して何れかを選択させ、その選択された訳出形態
候補で訳出するよう前記翻訳手段に指示を与える訳出形
態指示情報を生成する訳出形態候補表示手段を備えるこ
とを特徴とする請求項2記載の機械翻訳装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247074A JP2737665B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 機械翻訳装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6247074A JP2737665B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 機械翻訳装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0887507A true JPH0887507A (ja) | 1996-04-02 |
JP2737665B2 JP2737665B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=17158049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6247074A Expired - Fee Related JP2737665B2 (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | 機械翻訳装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2737665B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6789057B1 (en) | 1997-01-07 | 2004-09-07 | Hitachi, Ltd. | Dictionary management method and apparatus |
US6996518B2 (en) | 2001-01-03 | 2006-02-07 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for automated measurement of quality for machine translation |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP6247074A patent/JP2737665B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6789057B1 (en) | 1997-01-07 | 2004-09-07 | Hitachi, Ltd. | Dictionary management method and apparatus |
US6996518B2 (en) | 2001-01-03 | 2006-02-07 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for automated measurement of quality for machine translation |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2737665B2 (ja) | 1998-04-08 |
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