JPH07262194A - 機械翻訳装置 - Google Patents

機械翻訳装置

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JPH07262194A
JPH07262194A JP6050169A JP5016994A JPH07262194A JP H07262194 A JPH07262194 A JP H07262194A JP 6050169 A JP6050169 A JP 6050169A JP 5016994 A JP5016994 A JP 5016994A JP H07262194 A JPH07262194 A JP H07262194A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 翻訳対象言語の原文を入力するための原文入
力部1と、この原文を記憶する原文記憶部2と、知識情
報を収容した辞書部3と、原文の翻訳処理を実行する翻
訳処理部4と、訳文を記憶する訳文記憶部5と、原文お
よび訳文を表示する表示部6と、原文または訳文の編集
処理を行なう編集制御部7と、理解および編集を容易に
するため原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順
変更部8と、この語順変更部8にユーザの指定を反映す
るためのユーザ指示入力部9を設けたものである。 【効果】 「節」の順序をユーザが、テキストごと、節
の種類ごとにカスタマイズ可能とすることで、慣れたユ
ーザの後編集の効率を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械翻訳装置に関し、
特に複数の節からなる複雑な文を含む文章の翻訳に好適
なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子計算機を用いた機械翻訳装置
が種々開発されている。通常、このような機械翻訳装置
を利用して翻訳を行う場合、機械翻訳装置が出力した訳
文の誤りを訂正したり、より自然な理解しやすい文章に
整える、後編集作業が必須である。特に長い文や複雑な
文が多い場合、原文との照合にも手間がかかり、この後
編集作業が機械翻訳装置を用いた翻訳の効率アップのネ
ックになることが多い。このような翻訳文の後編集作業
を支援する立場から、これまで、翻訳文の理解容易性を
高めるための提案が多数なされている。特に、特開平4
−107769号公報に記載された「機械翻訳装置」で
は、連体修飾文節および連用修飾文節、並列構造などの
訳出順に関して、あいまいな修飾関係を排除して理解容
易な訳文を生成する装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
開公報では翻訳文によっては、理解の容易性,編集の容
易性を大きく低下させる原因となっている、「節」単位
の順序逆転について言及されていない。
【0004】例えば、英日翻訳においては、下記例の訳
文1のように、一般的に、従属節を先、主節を後に訳さ
れることが多い。
【0005】(1)英文: I talked with my wife when my brother called me. He said he was ready. 訳文1(節の順序を保存しない) 私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話した。 彼は準備ができたと言った。 訳文2(節の順序を保存) 私は私の妻と話した。その時、私の兄が私に電話した。 彼は準備ができたと言った。
【0006】(2)英文: The service of the restaurant was poor because it
was shortーhanded. That helped him to get the job as a waiter. 訳文1(節の順序を保存しない) 人手不足だったため、食堂のサービスは悪るかった。 それが彼がウエイターとして仕事を得るのを助けた。 訳文2(節の順序を保存) 食堂のサービスは悪かった。何故なら人手不足だったか
ら。 それが彼がウエイターとして仕事を得るのをたすけた。
【0007】(3)英文: The judge said that this case was difficult and that he would reconsider his decision. 訳文1(節の順序を保存しない) 裁判官は、この仕事が難しいと、そして、彼が決定を再
考するであろうと言った。 訳文2(節の順序を保存) 裁判官は言った。 この事件が難しいと。そして、彼が決定を再考するであ
ろうと。
【0008】以上のように節の順序を保存した訳文2の
方が機械翻訳の出力として好ましい場合がある。
【0009】それは、原文の順序に近い方が、後編集の
際にユーザ(翻訳者)が対応を把握しやすいからであ
る。さらに、1つの文の中に情報が2つあり、次の文で
2つ目の情報が参照されている場合、原文の順序通りに
翻訳した方がユーザ(翻訳者)が理解しやすく、また、
同様に、読者も理解しやすいので、ユーザ(翻訳者)が
完成させるべき訳文にも近い。よって修正量も少なくな
る。尚、完成される翻訳としては、可能な限り原文の語
順を保存した方が、話の流れを自然にする良い翻訳にな
るとされている。これは英日翻訳に限らず、全ての翻訳
に共通する事項である。
【0010】それ故に、本発明の目的(請求項1に対
応)は、「節」単位の順序を調整可能とする機械翻訳装
置を提供することである。また、上記公開公報の例は固
定的であり、訳文の理解容易性,編集容易性は、後編集
の要求レベルやユーザの嗜好,習熟度などによって異な
るという事情を考慮しているとは言えない。
【0011】それ故に、本発明の他の目的(請求項2に
対応)は、「節」の順序をユーザの制御可能とする機械
翻訳装置を提供することである。そして更に本発明の他
の目的(請求項3,4,5に対応)は、各条件下での
「節」の順序をユーザの制御可能とする機械翻訳装置を
提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、請求項1に記載の本装置は、原文の節の順
序を生かした訳文を生成する語順変更手段を含み、規則
に従って原文の分割、翻訳を行うことを特徴とするもの
である。
【0013】請求項2に記載の本装置は、請求項1の機
械翻訳装置において、更にユーザ指示の入力手段を含
み、ユーザ指定に応じた翻訳を行うことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項3に記載の本装置は、請求項2の条
件を満たす英日機械翻訳装置において、更に語順変更手
段によって名詞節に対する特殊処理を行うことを特徴と
するものである。
【0015】請求項4に記載の本装置は、請求項2の条
件を満たす英日機械翻訳装置において、更に語順変更手
段によって形容詞節に対する特殊処理を行うことを特徴
とするものである。
【0016】請求項5に記載の本装置は、請求項2の条
件を満たす英日機械翻訳装置において、更に語順変更手
段によって副詞節に対する特殊処理を行うことを特徴と
するものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明に係る機械翻訳装置にお
いては、原文入力部によって対象言語の原文を入力し、
原文記憶部によって記憶される。そして、その原文は翻
訳処理に利用する知識情報を収容した翻訳辞書の内容を
用いて翻訳処理部によって翻訳処理が実行される。この
翻訳処理の際に、語順変更部によって、節の単位での分
割を行ない、その範囲内で翻訳する。その結果は、訳文
記憶部によって記憶され、表示部によって表示される。
【0018】請求項2に記載の発明に係る機械翻訳装置
においては、請求項1に記載の装置による作用に加えて
さらに、原文の節の順序を保存するかどうかのユーザ指
定を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。
【0019】請求項3に記載の発明に係る英日機械翻訳
装置においては、一般的な節の訳順保存のユーザ指示以
外に名詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定を、
ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。
【0020】請求項4に記載の発明に係る英日機械翻訳
装置においては、一般的な節の訳順保存のユーザ指定以
外に形容詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定
を、ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。
【0021】請求項5に記載の発明に係る英日機械翻訳
装置においては、一般的な節の訳順保存のユーザ指定以
外に副詞節の訳順を保存するかどうかのユーザ指定を、
ユーザ指示入力部を用いて行なわれる。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る機械翻訳装置の一実施例
として、英日翻訳機械装置に適用したものを説明する。
しかし、請求項1の機械翻訳装置については、任意の言
語対に対して適用可能である。実施例の説明の前に、機
械翻訳処理部の概要を簡単に説明する。
【0023】図2は英日機械翻訳処理の概念を模式的に
示すもので、各処理の内容は次の通りである。なお、こ
こでは機械翻訳の典型例としてトランスファ方式と呼ば
れるものを取り上げるが、本発明の適用はトランスファ
方式機械翻訳に限定されるものではない。
【0024】(1)形態素解析処理においては、入力さ
れた文章に対して、形態素が格納された単語辞書を参照
しながら、文頭の単語から順に辞書引きを行い、たとえ
ば、最長一致法などを用いて形態素列に分割する処理が
まず行なわれる。そして、得られた各単語に対する品詞
などの構文情報、訳語などの変換情報を得て、さらに時
制・人称・数などを解析する処理が行なわれる。
【0025】(2)構文解析処理においては、品詞・変
化形などに基づき、単語間のかかり受けなどの文章の構
造(構造解析木)を組立て、決定する処理が行なわれ
る。その際には、辞書部内の構文規則群より選択された
構文規則が適用され、また、単語辞書から得られた構文
情報が利用される。
【0026】(3)変換処理においては、ソース言語
(英語)の構文解析木をターゲット言語(日本語)の構
文解析木に変換する処理が行なわれる。その際には、辞
書部内の変換規則群より選択された変換規則が適用さ
れ、また、単語辞書から得られた変換情報が利用され
る。
【0027】(4)生成処理においては、ターゲット言
語の構文解析木を日本語文字列に変換し、適切な助詞、
助動詞を付加して日本語文を生成する。その際には、辞
書部内の生成規則群より選択された生成規則が適用さ
れ、また、形態素解析で得られた時制などの生成情報が
利用される。
【0028】図1は、本発明の一実施例の英日機械翻訳
装置のブロック回路図である。符号1は対象言語の原文
を入力するための原文入力部であり、2は上記入力部1
から入力された翻訳対象原文を記憶する原文記憶部であ
り、3は翻訳処理に利用する知識情報を収容した辞書部
であり、4は該翻訳辞書部3の内容を用いて上記入力さ
れた原文の翻訳処理を実行する翻訳処理部である。
【0029】また、符号5は上記翻訳処理部4の処理の
結果得られた訳文を記憶する訳文記憶部であり、6は上
記原文および訳文を表示する表示部であり、7は上記表
示部6で表示された原文または訳文の編集処理を行なう
編集制御部であり、8は理解および編集を容易にするた
め原文の節の順序を保存した訳文を生成する語順変更部
であり、9は上記語順変更部8にユーザの指定を反映す
るためのユーザ指示入力部である。
【0030】図3は、本装置の英日機械翻訳処理の流れ
を示す。尚、ここでは節を「名詞節,形容詞節,副詞
節,その他の節」と分類する。
【0031】先ず、ステップS1 において、処理すべき
テキストファイル名をユーザに問い合わせる。(ここで
は省略したが、直接キーボードより文を入力する方法も
ある。また、複数のテキストファイルを一括して指定す
る方法もある。)次に、ステップS2 において、語順変
換指定をユーザに問い合わせる。ステップS3 におい
て、翻訳処理を行なう。
【0032】ステップS4 において、語順変更を再度行
なうかユーザに問い合わせる。「yes」なら上記ステ
ップS2 に戻り、「No」ならステップS5 に進む。上
記ステップS5 において、他のテキストファイルを翻訳
するかどうかユーザに問い合わせる。「yes」ならス
テップS1 に戻り、「No」なら処理を終了する。
【0033】図4は、本装置の上記した語順変更指定
(ステップS2)を行なう流れを示す。ステップS6
おいて、フラグの初期化を行なう。具体的にはall_fla
g,nn_flag,aj_flag,av_flagに0を代入する。ステッ
プS7 において、節の順序を保存するかどうかユーザに
問い合わせる。「yes」ならステップS8 に進み、
「No」ならこの処理(ステップS2)を終了する。
【0034】ステップS8 において、節保存の条件を指
定するかどうかユーザに問い合わせる。「yes」なら
ステップS10 に進み、「No」ならステップS9 に進
む。上記ステップS9 において、all_flagに1を代入
し、処理(ステップS2 )を終了する。
【0035】上記ステップS10 において、名詞節の順
序保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「ye
s」ならステップS11 に進み、「No」ならステップ
12 に進む。上記ステップS11 において、nn_flagに
1を代入する。
【0036】上記ステップS12 において、形容詞節の
順序保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「ye
s」ならステップS13 に進み 「No」ならステップ
14に進む。上記ステップS13 において、aj_flagに1
を代入する。
【0037】上記ステップS14 において、副詞節の順
序保存を行うかどうかユーザに問い合わせる。「ye
s」ならステップS15 に進み、「No」なら処理(ス
テップS2 )を終了する。上記ステップS15 におい
て、av_flagに1を代入する。
【0038】図5は、本装置の上記した翻訳処理(ステ
ップS3 )を行う流れを示す。本実施例の英日機械翻訳
装置に入力した原文と、この装置から出力された訳文
は、次に示す訳文の例の通りである。 原文:I talked with my wife when my brother called
me. 訳文1:私の兄が私に電話した時、私は私の妻と話し
た。 訳文2:私は私の妻と話した/その時、私の兄が私に電
話した。 上記訳文1は通常の翻訳結果、訳文2は節の順序を保存
した翻訳結果の例である。
【0039】ステップS16 において、形態素解析処理
を行う。文頭の単語から順に辞書引きを行ない、得られ
た各単語に対する品詞などの情報を付与する。形態素解
析処理の詳細は、本発明にとって本質的でないので省略
するが、その結果のデータは例えば図6のようになる。
【0040】ステップS17 において、構文解析処理を
行なう。ステップS18 において、変換・生成処理を行
なう。
【0041】図7,図8は、本装置の構文解析処理(ス
テップS17 )の流れを示す。図9は、上記構文解析処
理の際に使用した構文規則の例である。なお、例えば、
「動詞句→動詞、名詞句」は、「動詞句とは動詞と名詞
句からできている」ということを表している。
【0042】ステップS19 において、構文解析規則群
に適用可能な規則があるかどうかチェックする。あれば
適用してステップS26 へ進み、なければ構文解析処理
(ステップS17 )を終了する。ステップS20 におい
て、適用した上記規則の右辺に名詞節があればステップ
21 に進み、そうでなければステップS26 に進む。
【0043】ステップS21 において、名詞節が原文分
割記号で囲まれているかどうかチェックする。囲まれて
いればステップS22 に進み、囲まれていなければステ
ップS26 に進む。ステップS22 において、名詞節が規
則の右辺の右側にあるかどうかをチェックする。「ye
s」ならステップS23 に進み、「No」ならステップ
24 に進む。ステップS23 において、名詞節が規則の
右辺の左側にあるかどうかをチェックする。「yes」
ならステップS26 に進み、「No」ならステップS25
に進む。
【0044】ステップS24 において、名詞節の後の原
文分割記号の後に「it」を挿入する。ステップS25
において、名詞節の前の原文分割記号の前に「it」を
挿入する。ステップS26 において、適用した規則の左
辺が名詞節であればステップS27に進み、そうでなけれ
ばステップS29 に進む。
【0045】ステップS27 において、all_flag または
nn_flag が1であればステップS28に進み、そうでなけ
ればステップS19 に戻る。ステップS28 において、規
則を適用して構成された名詞節の前後に原文分割記号を
挿入する。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が
付与されている場合は、その位置を名詞節の前後に移動
させる。ステップS29 において、適用した規則の左辺
が形容詞節であればステップS30 に進み、そうでなけ
ればステップS32 に進む。
【0046】ステップS30 において、all_flag.または
aj_flag が1であればs31 に進み、そうでなければs
19 に戻る。ステップS231 において、規則を適用して
構成された形容詞節の前後に原文分割記号を挿入する。
規則の右辺にある節の前後に原文分割記号が付与されて
いる場合は、その位置を形容詞節の前後に移動させる。
ステップS32 において、適用した規則の左辺が副詞節
であればステップS33に進み、そうでなければステップ
19 に戻る。
【0047】ステップS33 において、all−flag また
はav−flag が1であればステップs34 に進み、そう
でなければステップs19 に戻る。ステップS34 におい
て、規則を適用して構成された節の前後に原文分割記号
を挿入する。規則の右辺にある節の前後に原文分割記号
が付与されている場合は、その位置を副詞節の前後移動
させる。ステップS35 において、適用した規則の左辺
が節であればステップS36 に進み、そうでなければス
テップS19 に戻る。
【0048】ステップS36 において、all_flag が1で
あればステップS37 に進み、そうでなければステップ
19 に戻る。ステップS37 において、規則を適用して
構成された副詞節の前後に原文分割記号を挿入する。こ
こで仮に原文分割記号は//であるとする。結果のデー
タは、例えば、図10に示す分割記号が挿入されていな
い例から、図11に示す分割記号が挿入されている例の
ようになる。原文分割記号は、本来、原文に使用されな
い記号が区別のため望ましいが、ここでは説明を簡単に
するため\\で表した。図12は、本装置の変換・生成
処理(ステップS18 )の流れを示す。ステップS38
おいて、変数nに1を代入する。ステップS39 におい
て、変数nが文の長さより大きければ上記処理(ステッ
プS18 )を終了し、そうでなければステップS40 に進
む。
【0049】ステップS40 において、n,n+1文字
目が原文分割記号であるかどうかをチェックし、「ye
s」ならステップS41 に進み、「No」ならステップ
43に進む。ステップS41 において、訳文バッファに
訳文分割記号を書き込む。ステップS42 において、n
に原文分割記号の文字数を加える。原文分割記号が連続
している場合は、その全ての文字数を加える。
【0050】ステップS43 において、n文字目から次
の原文分割記号まで(分割記号がない場合は文の最後ま
で)を変換生成単位とする。ステップS44 において、
変換生成単位が形容詞節であるかどうかをチェックし、
「yes」ならステップS45 に進み、「No」ならス
テップS46 に進む。ステップS45 において、該当する
関係代名詞・関係副詞に対して図13のような置換えを
行い、接続詞的に訳し下せるようにする。
【0051】ステップS46 において、変換生成処理を
行う。変換生成処理そのものは従来技術を用いるが、不
完全な文であっても処理を中断せず結果を得ることので
きるものでなければならない。ステップS47 におい
て、変換生成結果を訳文バッファに書き込む。ステップ
48 において、nに処理した原文の長さを加える。訳
文バッファの内容は例えば上記の訳文1,訳文2のよう
になる。訳文分割記号は、本来、訳文に使用されない記
号が区別のため望ましいが、ここでは説明を簡単にする
ため/で表した。
【0052】他の実施例として、 (1)上記実施例では名詞節に対してステップS20〜S
25 、形容詞節に対してステップS44〜S45 の特殊処理
を行ったが、この特殊処理をするかどうかをユーザ選択
可能にすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提供
できる。 (2)本発明は特に長い文、複雑な文章に対して有効で
あるから、長い文、節の数が多い文のみに対して適用さ
れるようにユーザ指定可能とすれば、よりユーザフレン
ドリなシステムを適用できる。
【0053】(3)翻訳単位を区切る区切り記
号(「,」や「;」など)の種類をユーザが予め指定可
能とすれば、よりユーザフレンドリなシステムを提供で
きる。 (4)翻訳単位を区切る単語や連語をユーザが予め登録
可能とすれば、よりユーザフレンドリなどシステムを提
供できる。
【0054】(5)図12で示したような形容詞節内の
関係代名詞、関係副詞に対する置換えを、ユーザが登録
・修正可能にすればよりユーザフレンドリなシステムを
提供できる。 (6)ユーザが予め前編集記号を挿入することによっ
て、適用する文がどれかを指定可能とすれば、より効率
的なシステムを提供できる。
【0055】(7)ユーザが予め前編集記号を挿入する
ことによって、どの部分が節であるかを指定可能とすれ
ば、より効率的なシステムを提供できる。 (8)日本語については読点や接続助詞を翻訳単位の区
切りとして使用できる。
【0056】
【発明の効果】本発明による機械翻訳装置は叙上のよう
な構成であるから、 (1)「節」単位の順序を調整可能な本機械翻訳装置で
は、原文の順序に近い訳文を出力することで理解を容易
にし、しかも、後修正量を減らすことが可能となる。
【0057】(2)「節」の順序をユーザが制御可能な
本機械翻訳装置はユーザごと、テキストごと、節の種類
ごとに節の順序をカスタマイズ可能とすることで、慣れ
たユーザの後編集効率を向上させることが可能になる。 (3)名詞節の訳順を調整可能な本機械翻訳装置では名
詞節に関して、原文の順序に近い訳文を出力することで
理解を容易にし、しかも、後修正量を減らすことが可能
となる。
【0058】(4)副詞節の訳順を調整可能な本機械翻
訳装置では副詞節に関して、原文の順序に近い訳文を出
力することで理解を容易にし、しかも、後修正量を減ら
すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の英日機械翻訳装置のブロッ
ク回路図である。
【図2】英日機械翻訳処理の概念を模式的に示す図であ
る。
【図3】本装置の英日機械翻訳処理の流れを示す図であ
る。
【図4】本装置における語順変更処理指定(S2)の流
れを示す図である。
【図5】本装置における翻訳処理(S3)の流れを示す
図である。
【図6】本装置における形態素解析処理(S16)の結果
のデータ例を示す図である。
【図7】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。
【図8】本装置における構文解析処理(S17)の流れを
示す図である。
【図9】本装置における構文解析処理(S17)で使用す
る構文規則の例を示す図である。
【図10】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されていないデータ例を示す図であ
る。
【図11】本装置における構文解析処理(S17)での結
果の分割記号が挿入されているデータ例を示す図であ
る。
【図12】本装置における変換・生成処理(S18)の流
れを示す図である。
【図13】本装置による形態詞節内の関係代名詞、関係
副詞に対する置換え例を示す図である。
【符号の説明】
1 原文入力部 2 原文記憶部 3 辞書部 4 翻訳処理部 5 訳文記憶部 6 表示部 7 編集制御部 8 語順変更部 9 ユーザ指示入力部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象言語の原文を入力するための原文入
    力部と、該原文入力部から入力された翻訳対象原文を記
    憶する原文記憶部と、翻訳処理に利用する知識情報を収
    容した辞書部と、該辞書部の内容を用いて入力された該
    翻訳対象原文の翻訳処理を実行する翻訳処理部と、該翻
    訳処理部の結果得られた訳文を記憶する訳文記憶部と、
    上記翻訳対象原文および訳文を表示する表示部と、該表
    示部で表示された該翻訳対象原文または訳文の編集処理
    を行う編集制御部と、理解および編集を容易にするため
    該翻訳対象原文の節の順序を保存した訳文を生成する語
    順変更部とを設けたことを特徴とする機械翻訳装置。
  2. 【請求項2】 上記語順変更部に、ユーザの指定を反映
    するためのユーザ指示入力部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の機械翻訳装置。
  3. 【請求項3】 上記語順変更部で名詞節の訳順を調整す
    ることを特徴とする、請求項2に記載の英日機械翻訳装
    置。
  4. 【請求項4】 上記語順変更部で形容詞節の訳順を調整
    することを特徴とする、請求項2に記載の英日機械翻訳
    装置。
  5. 【請求項5】 上記語順変更部で副詞節の訳順を調整す
    ることを特徴とする、請求項2に記載の英日機械翻訳装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111652004A (zh) * 2020-05-09 2020-09-11 清华大学 一种用于机器翻译系统的融合方法及装置

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