JPH0887364A - 半導体装置、マイクロコンピュータおよび電子機器 - Google Patents

半導体装置、マイクロコンピュータおよび電子機器

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JPH0887364A
JPH0887364A JP7201318A JP20131895A JPH0887364A JP H0887364 A JPH0887364 A JP H0887364A JP 7201318 A JP7201318 A JP 7201318A JP 20131895 A JP20131895 A JP 20131895A JP H0887364 A JPH0887364 A JP H0887364A
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clock
supply voltage
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置、マイクロコンピュータおよび電
子機器において、高速動作性および信頼性を維持,向上
しつつ、低消費電力性を現状より高めることである。 【解決手段】 少なくとも、半導体装置内の一部の領域
の電源電圧を切り換えることができる半導体装置であっ
て、電源電圧を発生させる定電圧回路(104)は少な
くとも3つのレベルの電圧を発生でき、制御手段(10
3)は、電源電圧の切換にあたっては、各電圧をその絶
対値の大きいもの(あるいは小さいもの)から順に順次
に出力させ、段階的な電源電圧の切換を実現する。した
がって、例えば、電源電圧の切り換えの直後において、
信号ラインの電位シフトがディジタル回路のしきい値の
シフトより遅れても、データの反転は生じず、 回路の
誤動作が生じず、ゆえに信頼性の低下が生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、マイ
クロコンピュータおよび電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電池駆動の電子機器などに使用
されるマイクロコンピュータにおいて、低消費電力を実
現するために、電池の供給電圧より低い電圧を発生させ
る定電圧回路を具備し、この定電圧回路から供給される
電圧を電源電圧(以下、内部電源電圧という)として動
作するものがある。
【0003】そして、さらなる低消費電力性を実現する
ために、上述のマイクロコンピュータにおいて、使用す
るクロックの周波数に応じて、上述の内部電源電圧を切
り換えて使用する場合がある。
【0004】例えば、低周波クロックと高周波クロック
を選択的に使用するツインクロック方式のマイクロコン
ピュータでは、低消費電力を実現するために、低周波ク
ロックの使用時には低レベルの内部電源電圧を使用し、
高周波クロックの使用時には高レベルの内部電源電圧を
使用するものがある。この場合、低レベルの内部電源電
圧の適宜の使用によって電力消費が抑制される。
【0005】なお、クロックの切り換えや、これに伴う
内部電源電圧の切り換え等は、ソフトウエアによる制御
により実行される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子機器の低消
費電力性に対する要求が強まっており、本願発明者は、
この要求に応えるべく、上述した内部電源電圧を切り換
えて使用する、ツインクロック方式のマイクロコンピュ
ータについて、低レベルの内部電源電圧の値をさらに下
げる(つまり、電圧の絶対値を縮小する)ことを試みた
が、その結果、以下の事項が明らかとなった。
【0007】(1)低レベルの内部電源電圧から高レベ
ルの内部電源電圧に切り換えると、その切り換えの直後
に、レジスタ等の記憶回路の保持データが反転して、回
路が誤動作する場合がある。この場合、製品に対する信
頼性が低下する。
【0008】(2)低消費電力性を重視して、上記の絶
対値が圧縮された低レベルの内部電源電圧を使用し、か
つ、上記(1)の不都合を回避するためには、今度は、
高レベルの内部電源電圧のレベルを下げる(電圧の絶対
値を縮小する)必要がある。しかし、この場合には、高
レベルの内部電源電圧の低下に伴い、使用できる高周波
クロックの周波数が著しく制限され、マイクロコンピュ
ータの高速動作が妨げられるという新たな問題が生じ
る。
【0009】(3)したがって、低消費電力性の追求と
回路の高速動作とは、信頼性の確保という点からみて、
両立が非常に困難である。
【0010】上記の事項について図27〜図31を用い
て具体的に説明する。
【0011】図27に例示されるように、マイクロコン
ピュータのCPU(中央処理装置)には、フラグフリッ
プフロップ(フラグF/F)3300や、汎用レジスタ
3000,セグメントレジスタ3500等の記憶回路
(データの一時記憶回路)が多数使用されており、それ
らの記憶回路における保持データは、所定の期間、常に
同じ値(「H」または「L」)に保持されていなければ
ならない。
【0012】図28は、フラグフリップフロップ330
0と汎用レジスタ3000との間のデータ転送のための
インタフェース部分の構成を簡略化して示す図である。
【0013】図28において、定電圧回路4000は、
VDD(グランド)およびVSS(負電源であり、外部
から供給される)間で動作し、端子203に接続された
内部電源ラインL1に、内部電源電圧(V203)を供給
する働きをする。
【0014】また、フラグフリップフロップ3300の
出力バッファならびに汎用レジスタ3000の入力バッ
ファは、図示されるようにCMOSインバータ(MOS
トランジスタM1,M2またはMOSトランジスタM
3,M4で構成される)からなり、その論理しきい値電
圧(スレショルド電圧)は、例えば、VSS/2に設定
されている。
【0015】図29は、図28の構成における、内部電
源電圧の切り換えの様子を示す図である。
【0016】図中、V(A)は、上述の内部電源電圧
(V203)のうち、ローレベル(低レベル)の内部電源
電圧であり、V(C)はハイレベル(高レベル)の内部
電源電圧である。また、Vth(a)はV(A)使用時
のCMOSインバータのスレショルド電圧であり、Vt
h(b)はV(C)使用時のCMOSインバータのスレ
ショルド電圧である。
【0017】また、VOUTは、図28の信号ラインL2
における電位である(「L」データに相当する電位とな
っているのが正常とする)。
【0018】図29において、時刻t2において、内部
電源電圧をV(A)からV(C)に切り換えした場合、
その切換の前後で、「L」データの同一性は確保されて
いる。
【0019】次に、さらなる低消費電力を目的に、低レ
ベル内部電源電圧をさらに圧縮してV(A)からV
(B)に変化(シフト)させた場合の動作を、図30に
示す。
【0020】この場合、スレショルド電圧Vth(b)
が、シフト前のローレベル内部電源電圧V(B)の近傍
に位置することになる。したがって、図示されるよう
に、時刻t2〜時刻t3に「L」データが「H」データ
に反転する場合がある。これは、内部電源電圧の切換に
伴ってスレショルド電圧は即座に変化するものの、信号
ラインL2(図28)の電位の変化は、寄生容量等の影
響を受けて遅延するからである。
【0021】したがって、図30の不都合を回避するに
は、図31に示されるように、高レベルの内部電源電圧
を縮小し、内部電源電圧のシフト量を少なくする必要が
ある。 つまり、図31では、ハイレベルの内部電源電
圧はV(D)となり、これに伴いスレッショルド電圧は
Vth(d)となっている。したがって、図30の場合
は、マイクロコンピュータの高速動作時の電源電圧の絶
対値は「VZ」であったものが、図31の場合は「VH
に縮小されている。
【0022】これにより、内部電源電圧の切換に伴うデ
ータ反転は防止される。しかし、この場合には、電源電
圧の低下に伴い、高速動作時のクロックの周波数をあま
り高くできなくなり、マイクロコンピュータの処理能力
が低下するという不都合が、新たに生じる。
【0023】このように、低消費電力性が要求されるマ
イクロコンピュータ等の電子装置において、低消費電力
性の追求と、動作の高速性および信頼性とを両立するこ
とは現状では困難であることがわかった。
【0024】なお、上述したデータ反転現象は、レジス
タ等の一時記憶回路(ラッチ)やフリップフロップ型の
メモリセルを有するSRAM等の記憶回路において生じ
る恐れがある。また、上述のデータ反転と同様に、動作
クロックが誤って認識され、その結果、分周回路等のク
ロックに同期して動作する回路が誤動作する場合もあり
得る。
【0025】本発明は、上述のような、本発明者によっ
てなされた考察に基づきなされたものであり、その目的
は、半導体装置、マイクロコンピュータおよび電子機器
において、高速動作性および信頼性を維持,向上しつ
つ、低消費電力性を現状より高めることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の構成,
作用および効果を有する。
【0027】(1)請求項1の本発明の半導体装置は、
少なくとも半導体装置内の一部の領域の電源電圧を切り
換えることができる半導体装置であって、前記電源電圧
を発生させる定電圧回路を具備し、この定電圧回路は、
少なくとも第1,第2および第3の電圧値(第1の電圧
値の絶対値は第2の電圧値の絶対値より小さく、第2の
電圧値の絶対値は第3の電圧値の絶対値より小さいもの
とする)をもつ各電圧を発生する電圧発生手段と、前記
第1の電圧値と第3の電圧値との間で発生電圧の切換を
行う場合に、一旦前記第2の電圧値を発生させ、しかる
後、第1または第3の電圧値への切換を行わせ、これに
よって段階的な電圧の切換を実現する電圧発生手段の制
御手段と、を有することを特徴とする。
【0028】制御手段は、電源電圧の切換にあたって各
電圧をその絶対値の大きいもの(あるいは小さいもの)
から順に順次に出力させ、段階的な電源電圧の切換を実
現する。これにより、データ反転が生じない安全な範囲
でのみ、段階的に細かく電源電圧を切り換えていき、最
終的に所望の電源電圧値への切り換えが達成される。
【0029】したがって、例えば、電源電圧の切り換え
の直後において、信号ラインの電位シフトがディジタル
回路のしきい値のシフトより遅れても、データの反転は
生じず、 回路の誤動作が生じず、ゆえに信頼性の低下
が生じない。
【0030】よって、低レベル電源電圧と高レベル電源
電圧との差(電位差)を大きくとることができ、低消費
電力性と高速性(あるいは高駆動能力)の双方を強化す
ることができる。
【0031】(2)請求項2の本発明の半導体装置は、
請求項1において、制御手段が、段階的な電源電圧の切
り換えを行う際、タイマー手段を用いてタイミングの制
御を行う。
【0032】したがって、段階的な電源電圧の切り換え
を確実に行うことができる。また、ハードウエアによる
時間管理の下で一連の切り換えシーケンスが実行される
ため、ソフトウエアの誤命令による急激な電源電圧のシ
フトが生じる危険もない。
【0033】(3)請求項3の本発明の半導体装置は、
請求項1において、定電圧回路が発生できる電圧(電源
電圧)を任意の値に調整するための調整手段を設けたも
のである。
【0034】これにより、半導体装置において使用する
クロック周波数や出力回路の負荷のドライブ能力を広範
囲で選択できるようになり、半導体装置の汎用性を向上
することができる。
【0035】(4)請求項4の本発明の半導体装置で
は、信号伝達路によって相互に接続され、相互に信号
(データ)の授受を行う第1および第2のゲート回路に
ついて電源電圧のシフトを行う場合に、段階的な電源電
圧の切り換えを行うものである。したがって、第1およ
び第2のゲート回路の誤動作(誤ったデータの送受信)
を防止できる。
【0036】(5)請求項5の本発明の半導体装置は、
請求項4において、前記第1および第2のゲート回路は
絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)に
より構成され、かつ、それぞれ電源電圧に依存して変化
するしきい値電圧を有しており、それらのしきい値電圧
の電圧値のうちの少なくとも一つは、前記第1または第
2の電源電圧の電圧値に近似した値となっていることを
特徴とする。
【0037】このような場合は、図30により説明した
ように、電源電圧のシフトに伴ってデータ反転が生じや
すいのであるが、本発明の段階的な電源電圧の切り換え
によれば、図6に例示されるように、データの反転は確
実に防止される。したがって、信頼性が向上する。
【0038】なお、本明細書において、「MOSFE
T」の用語は、ゲート電極ならびにゲート酸化膜の種類
を問わず、広義の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
一般名称として使用する。
【0039】(6)請求項6の本発明の半導体装置は、
請求項4において、低消費電力性が優先される動作モー
ドと、高速あるいは高負荷駆動能力が要求される動作モ
ードに応じて、電源電圧の切り換えを行うものである。
したがって、不必要な電力消費を抑制しながら。必要な
機能(高速な信号処理機能等)を実現できる。
【0040】(7)請求項7の本発明の半導体装置は、
請求項4において、半導体装置が電池(太陽電池および
バッテリーを含む)で駆動される携帯用電子機器の制御
用に使用されるものである。
【0041】携帯用電子機器では、低消費電力性の要求
が強く、かつ多機能,高機能が求められるため、本発明
を現実に適用するのに適している。
【0042】(8)請求項8の本発明のマイクロコンピ
ュータは、第1のクロックと、この第1のクロックより
低い周波数の第2のクロックを出力できるクロック出力
回路と、このクロック出力回路から出力される前記第1
のクロックまたは第2のクロックを用いて動作するCP
U(中央処理装置)と、第1の電源電圧と、この第1の
電源電圧よりも絶対値が小さい第2の電源電圧と、前記
第1の電源電圧と第2の電源電圧の中間の電位の定電圧
とを発生させることができる電圧発生回路と、この電圧
発生回路の動作を制御する制御回路とを具備し、前記制
御回路は、CPUが前記第1のクロックを用いて動作す
る場合には、前記電圧発生回路から前記第1の電源電圧
を発生させ、前記第2のクロックを用いて動作する場合
には、前記電圧発生回路から前記第2の電源電圧を発生
させ、かつ、第1の電源電圧と第2の電源電圧との間の
切り換えに際しては、まず、前記中間の電位の定電圧を
発生させ、しかる後、前記第1または第2の電源電圧を
発生させて段階的な電源電圧の切換が行われるように前
記電圧発生回路の動作を制御することを特徴とする。
【0043】すなわち、CPUが使用するクロックの周
波数に対応させて電源電圧を切り換え、その際、段階的
な電源電圧の切り換えを行うものである。
【0044】例えば、ツインクロック方式のマイクロコ
ンピュータにおいて、使用する動作クロックの周波数が
低いときは必要最小限の低い電源電圧としておき、高周
波数のときは、その周波数に見合った十分な機能が実現
されるように高い電源電圧とすることにより、低消費電
力で、かつ、必要な十分なデータ処理能力をもつマイク
ロコンピュータを実現できる。電圧切り換えの際は、段
階的な切り換えを実行するため、データ反転が生じず、
信頼性を損なうこともない。
【0045】(9)請求項9記載の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項8において、前記制御回路は、発
生させるべき電圧を指定する前記CPUからの指示を設
定するためのレジスタと、このレジスタの出力信号をデ
コードし、そのデコード出力を前記電圧発生回路に供給
するデコーダとを有し、また、前記電圧発生回路は、絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)を用
いた差動回路を具備してなる少なくとも2つの定電圧回
路と、これらの定電圧回路の出力を入力とする少なくと
も2つのバッファ回路とを有し、それらのバッファ回路
の少なくとも一つは入出力にオフセットを持っており、
前記定電圧回路のそれぞれから出力される電圧値が異な
る定電圧を、前記バッファを介してそのまま出力させる
のみならず、前記オフセットを前記定電圧に付加して出
力させることにより、前記定電圧回路の数より多い数の
電圧値が異なる定電圧を発生させ、その各定電圧を、前
記デコーダのデコード出力に対応した電源電圧として選
択的に出力するようになっていることを特徴とする。
【0046】すなわち、制御回路はCPUの命令(指
示)を設定するためのレジスタをもつ。したがって、動
作クロックを切り換えるときは、CPUはこのレジスタ
に命令(指示)を設定するだけでよい。一方、電圧発生
回路は、MOSFETを用いた差動回路を用いた定電圧
回路と、同様の構成のバッファ回路とを有している。M
OSFETのゲート電極およびゲート絶縁膜の種類は問
わない。
【0047】バッファ回路としては、入出力オフセット
が有るものと無いものとを使用する。
【0048】入出力オフセットが有るバッファ回路を通
過させることにより、定電圧回路の出力電圧にさらにオ
フセット電圧を上乗せした電圧を得ることができ、これ
により、定電圧回路の数より多い電源電圧を、容易に発
生できる。
【0049】(10)請求項10の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項8において、前記制御回路はタイ
マー手段を具備しており、この制御回路は、前記CPU
からの電圧の切換の指示を受けると、前記タイマー手段
を利用して、段階的な電圧の切換のための一連のタイミ
ング制御信号を発生させて前記電圧発生回路に出力し、
この電圧発生回路から所定の間隔で所定の電圧を順次に
発生させて段階的な電圧切換を行わせることを特徴とす
る。
【0050】すなわち、制御回路がタイマー手段を具備
し、段階的な電圧切り換えのためのタイミング制御信号
を発生させる。よって、確実に、段階的な電圧切り換え
を行うことができる。また、ハードウエアによる時間管
理の下で一連の切り換えシーケンスが実行されるため、
ソフトウエアの誤命令による急激な電源電圧のシフトが
生じる危険もない。
【0051】(11)請求項11の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項10において、タイマー手段を制
御クロックにより動作するシフトレジスタにより構成し
たことを特徴とする。
【0052】したがって、制御クロックの周期を調整す
ることにより、所望のタイミング制御信号を容易に得る
ことができる。
【0053】(12)請求項12の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項8において、電圧発生回路が発生
できる電圧(電源電圧)を任意の値に調整するための調
整手段を設けたものである。
【0054】これにより、マイクロコンピュータにおい
て使用するクロック周波数や出力回路の負荷のドライブ
能力を広範囲で選択できるようになり、マイクロコンピ
ュータの汎用性を向上することができる。
【0055】(13)請求項13の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項12において、電圧発生回路は、
定電圧回路と、この定電圧回路の出力を入力とする負帰
還増幅回路とを有しており、前記発生電圧の電圧値を調
整するための調整手段は、前記負帰還増幅回路の帰還抵
抗の値を変化させる手段からなることを特徴とする。
【0056】すなわち、帰還抵抗の抵抗値を調整して負
帰還アンプのゲインを調整し、任意電圧を発生させるも
のである。これにより、任意の電源電圧を容易かつ正確
に発生させることができる。
【0057】(14)請求項14の本発明のマイクロコ
ンピュータは、制御回路が、クロックの切り換えおよび
電源電圧の段階的切り換えを、連動させて制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0058】これにより、使用するクロック切り換え
と、電源電圧の切り換えとを一括して行うことができ、
クロックと電源電圧との整合性が確保され、かつ、回路
の小型化も図れる。
【0059】(15)請求項15の本発明は、請求項1
4において、制御回路をシフトレジスタにより構成した
ものである。簡単な回路構成で、必要な制御信号を所望
のタイミングで順次に得ることができる。
【0060】(16)請求項16の本発明は、請求項1
4において、CPUはプログラムの1命令を実行するこ
とによって前記クロック切換を行う旨の指示を前記制御
回路に与え、その後は、前記制御回路が単独で、電圧な
らびにクロックの切換のための一連の動作を実行するこ
とを特徴とする。
【0061】CPUがクロックの切り換えを指示するだ
けで、後は、例えば、専用のハードウエアが、クロック
の切換および電源電圧の段階的な切換に必要な一連の動
作を実行する。
【0062】したがって、CPUがプログラムの1命令
を実行することによって、クロックと電源の双方の切り
換えを実現でき、CPUの負担が小さく、かつソフトウ
エアの誤命令による誤った切換も防止できる。
【0063】(17)請求項17の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項14において、前記制御回路は、
CPUからクロック切換を行う旨の指示を受けると、電
圧発生回路の制御信号とクロック選択信号の他に、さら
に、前記第1の発振回路または第2の発振回路からのク
ロック信号の発生/非発生を制御する発振制御信号を作
成し、出力することを特徴とする。
【0064】すなわち、クロック信号の発生/非発生も
制御回路により制御するようにしたものである。
【0065】不必要な時にはクロックの発生自体を止め
ることで、消費電力をさらに抑制できる。
【0066】(18)請求項18の本発明のマイクロコ
ンピュータは、請求項14において、マイクロコンピュ
ータが電池(太陽電池およびバッテリーを含む)で駆動
される携帯用電子機器の制御用に使用されるものであ
る。
【0067】携帯用電子機器では、低消費電力性の要求
が強く、かつ多機能,高機能が求められるため、本発明
を適用するのに適している。
【0068】(19)請求項19〜請求項22の本発明
の電子機器は、請求項8〜17の半導体装置を内蔵す
る、電池(バッテリーを含む)を電源とする電子機器で
ある。
【0069】きわめて厳しい低消費電力性と高機能,多
機能が求められるこれらの電子機器に本発明の半導体装
置を内蔵させることにより、より高性能な電子機器を提
供することができる。
【0070】(20)請求項23〜請求項26の本発明
の電子機器は、請求項1〜6のマイクロコンピュータを
内蔵する、電池(バッテリー)を電源とする、電子機器
である。請求項19〜請求項22と同様に、より高性能
な電子機器を提供することが可能となる。
【0071】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0072】(1)第1の実施の形態 図1は本発明をマイクロコンピュータに適用した実施形
態の全体構成を示すブロック図である。
【0073】(全体構成)本実施形態のマイクロコンピ
ュータは、全体としてVDD(グランド)とVSS(負
電源)を電源として動作するものであるが、一部の回路
(定電圧系回路112)は、VDD(グランド)と、V
SSより絶対値が小さい電源電位(V203)を電源とし
て動作する。
【0074】つまり、定電圧系回路112は、外部から
供給される外部電源電圧より絶対値が小さい内部電源電
圧によって動作し、これにより、マイクロコンピュータ
のトータルの消費電力を削減できるようになっている。
この定電圧系回路112は、CPU101と、定電圧制
御回路103(定電圧回路102の一部を構成する)
と、分周回路110およびタイマー111とを具備する
回路である。
【0075】以下、各回路について説明する。
【0076】中央処理装置(CPU)101は、発振回
路106から供給される動作クロックにより動作する。
【0077】定電圧回路102は、電源端子201およ
び202に外部から与えられるマイクロコンピュータの
外部電源VDDおよびVSS(例えば、電池の出力電圧
である)を基にして、VSSより絶対値が小さい内部電
源電位V203を端子203に発生させるための回路であ
り、定電圧制御回路103と、定電圧発生回路104と
を具備している。
【0078】定電圧発生回路104は、マイクロコンピ
ュータに外部から供給されるVDDおよびVSSを電源
電位として動作し、内部回路に必要な新たな電源電位
(つまり内部電源電位)V203を発生し、定電圧系回路
112に供給する。定電圧系回路112は、マイクロコ
ンピュータの構成要素のうち、内部電源電圧であるV
203を使用して動作する回路である。
【0079】外部電源電圧より低い内部電源電圧を用い
ることにより、マイクロコンピュータの消費電力の削減
を図ることができる。
【0080】なお、上述のVDDは正極電源であり、V
SSは負極電源である。本実施形態では、VDDはグラ
ンドであり、VSSは0Vより低い電圧となっている。
また、本明細書では、定電圧発生回路104により作成
される、VSSより絶対値が小さい内部電源電位を「V
203」と記す。
【0081】発振回路106は、低速クロックを出力す
る低速モード用発振回路107と、高速クロックを出力
する高速モード用発振回路108と、低速クロックまた
は高速クロックのうちのいずれか一方を選択してCPU
101に供給するCPUクロック制御回路109とを有
している。
【0082】CPUが高速モードで動作するときは高速
クロックが選択され、低速モードで動作するときは低速
クロックが選択される。この場合、低速モードの動作の
ときは、高速モードの動作の場合より使用する内部電源
電位V203の絶対値を小さくして、電源電圧を縮小し、
さらに低消費電力化を図ることができるようになってい
る。
【0083】したがって、定電圧発生回路104は、C
PUが使用するクロックの周波数に応じて、つまり、発
振回路106のモード状態に応じて、出力レベル(V
203)の値を変えなければならないが、これを制御して
いるのが前述の定電圧制御回路103である。
【0084】すなわち、定電圧制御回路103は、CP
U101の命令に従い、内部電源電位V203のレベルを
変えるようになっている(この動作の詳細については後
述する)。
【0085】タイマー111は、分周回路110の出力
クロックを用いて時間を計測する回路であり、CPU1
01はこのタイマー111を随時に利用して所定の処理
を実行する。
【0086】(各部の構成)図2,図3,図4を用い
て、図1の構成の、より具体的な例を説明する。
【0087】図2は、図1の定電圧回路102(定電圧
制御回路103および定電圧発生回路104)の具体的
な構成例を示す図である。
【0088】定電圧制御回路103は、CPU101か
ら発せられる、使用するクロックの変更命令を設定する
ための制御レジスタ302と、この制御レジスタ302
に設定された命令を解読するデコーダ303と、出力信
号の電圧レベルをシフトさせるレベルシフタ304とか
らなっている。
【0089】また、定電圧発生回路104は、第1の基
準電圧回路(出力電圧VA)336と、第2の基準電圧
回路(出力電圧VB)337と、入出力オフセットをも
たない第1のバッファ回路(ボルテージフォロワ)33
8と、入出力オフセット(VOFF)をもち、したがって
レベルシフト機能を有する第2のバッファ回路339と
を有している。
【0090】第1および第2の基準電圧回路336,3
37は、周囲温度に依存しない温度補償された定電圧を
出力する回路であり、例えば、バンドギャップ回路や、
MOSトランジスタの仕事関数差を用いた回路により構
成される。
【0091】第1のバッファ回路338には、第1およ
び第2の基準電圧回路336,337の出力電圧
(VA,VB)が入力され、そのうちのいずれかが、選択
的に出力される。
【0092】また、第2のバッファ回路339には、第
1の基準電圧回路336の出力電圧VAが入力され、こ
の入力電圧(VA)に前述の入出力オフセット電圧(V
OFF)を加えた電圧VC(VC=VA+VOFF)が出力され
るようになっている。したがって、本回路によれば、基
準電圧回路の数より多い、異なる値の定電圧を容易に作
成することができる。
【0093】この定電圧発生回路104の構成をさらに
具体化した例を図3に示す。
【0094】この図3に示されるように、定電圧発生回
路104を構成する第1および第2のバッファ回路33
8,339は、MOSトランジスタを用いた差動対回路
AP1,AP2と、出力段トランジスタ325,333
とにより構成されている。
【0095】また、第1および第2の基準電圧回路33
6,337と第1バッファ回路338との間には、信号
の伝達を制御するためのトランスミッションゲート回路
334,335がぞれぞれ設けられている。
【0096】図3に示される定電圧制御回路103およ
び定電圧発生回路104の、さらに具体的な回路例が図
4に示される。
【0097】定電圧制御回路103において、2個の制
御レジスタ302a,302bが設けられている。この
制御レジスタ302a,302bはリセット端子(C
L)付きのD型フリップフロップにより構成される。こ
の2個の制御レジスタ302a,302bの入力のう
ち、「D0,D1」は設定データを伝達するためのデー
タバスからの信号、「CE」は定電圧レベル制御レジス
タのアドレスを選択するためのレベルセレクト信号、
「WM」は図1〜図3に示されるCPU101からのラ
イトメモリー信号、「SR」はマイクロコンピュータの
システムリセット信号である。各データバスの信号はW
M信号に同期して書き込まれる。
【0098】2個の制御レジスタ302a,302bに
設定されたデータは、デコーダ303においてデコード
され、そのデコード信号のぞれぞれがレベルシフト回路
304a,304b,304cを介して定電圧発生回路
104に与えられる。これらの信号(VREG1,VR
EG2,VREG3)が、定電圧発生回路104から発
生する電圧を指定する(制御する)信号となる。
【0099】なお、レベルシフト回路304a,304
b,304cを介するのは、定電圧制御回路103が内
部電源電位V203により動作している一方、定電圧発生
回路104がVSSを用いて動作しており、ゆえに双方
の回路の「H」レベル,「L」レベルに差があり、した
がって、レベルシフトにより整合をとる必要があるから
である。
【0100】定電圧発生回路104において、第1の基
準電圧回路336は、差動対をなすPMOSトランジス
タ307,308、および、カレントミラー負荷を構成
するNMOSトランジスタ321,322とで構成され
ている。
【0101】また、第2の基準電圧回路337は、差動
対をなすPMOSトランジスタ314,316と、カレ
ントミラー負荷を構成するNMOSトランジスタ32
7,328と、制御用のスイッチングトランジスタ31
3,315,329とで構成されている。
【0102】第1の出力バッファ回路338は、差動対
をなすPMOSトランジスタ311,312と、カレン
トミラー負荷を構成するNMOSトランジスタ323,
324と、差動対に電流を供給する機能をもつPMOS
トランジスタ310と、出力段トランジスタ325と、
制御用のスイッチングトランジスタ309,326とを
有している。
【0103】第2の出力バッファ回路339は、第1の
出力バッファ回路338と同様に、差動対をなすPMO
Sトランジスタ319,320と、カレントミラー負荷
を構成するNMOSトランジスタ330,331と、差
動対に電流を供給する機能をもつPMOSトランジスタ
318と、出力段トランジスタ333と、制御用のスイ
ッチングトランジスタ317,332とを有している。
【0104】なお、参照番号334,335はトランス
ミッションゲートである。
【0105】この図4の回路における、内部電源電位
(V203)の切り換え動作を図5のタイミングチャート
を用いて説明する。
【0106】定電圧制御回路103中の、制御レジスタ
302a,302bのそれぞれに、CPU101がデー
タを設定すると、VREG1,VREG2,VREG3
(定電圧発生回路104から発生する電圧の制御信号)
のレベルは以下の表1のように変化する(なお、表1に
おいて、便宜上、制御レジスタ302aを制御レジスタ
aと表記し、制御レジスタ302bを制御レジスタbと
表記している)。 表1 制御レジスタa 制御レジスタb VREG1 VREG2 VREG3 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 0 0 1 1 1 0 0 1 そして、制御信号VREG1が「1」のときにはV203
=−1.05(V)となり、VREG2が「1」のとき
はV203=−1.55(V)となり、VREG3が
「1」のときは、V203=−2.10(V)となるよう
になっている。
【0107】このような内部電源電位V203は、以下の
ように発生する。
【0108】まず、基準電圧回路336の出力電圧VA
について説明する。
【0109】MOSトランジスタ307,308,32
1,322のそれぞれのスレショルド電圧ならびに電流
増幅率をそれぞれ、(V307,β307),(V30
8,β308),(V321,β321),(V32
2,β322)とすると、出力電圧VAは次式で示され
る。
【0110】 VA=−[V308−V307×{(β307×β322)/β(308×β3 21)}1/2] ・・・(1) また、基準電圧回路336の電流増幅率βは次式で示さ
れる。
【0111】 β={μ×(ε0)×(ε0X)/(t0X)}×(W/L)・・・(2) (2)式において、μはキャリアの移動度、ε0は真空
中の誘電率、ε0Xはゲート酸化膜の比誘電率、Wはト
ランジスタのゲート幅、Lはトランジスタのゲート長で
ある。
【0112】いま、β307=β308,β321=β
322とすると、(1)式は下記(3)式のようにな
り、スレショルド電圧であるV308とV307の差で
表すことができる。
【0113】 VA=−(V308−V307) ・・・(3) 基準電圧回路336では、このスレショルド電圧の差を
仕事関数差に等しくすることにより、温度補償された定
電圧VA(=−1.05V)を出力するようにしてい
る。
【0114】基準電圧発生回路337の出力電圧VB
ついても、基準電圧発生回路336の説明で使用した上
記の(1)式,(2)式,(3)式と同様の式に基づ
き、電流増幅率βも調整し、その結果として温度補償さ
れた出力電圧VB(=−1.55V)を出力するように
している。
【0115】以上のようにして作成された定電圧VA
Bは、次段の第1のバッファ338および第2のバッ
ファ339に供給される。
【0116】第1のバッファ338は入力と出力との間
にオフセットがないバッファであるが、第2のバッファ
339には、入力と出力との間に1.05Vのオフセッ
トが設けられている。
【0117】第1のバッファ338には、上記の定電圧
A(=−1.05V)あるいはVB(=−1.55V)
が入力され、この結果、端子203に、−1.05Vあ
るいは−1.55Vの内部電源電位(V203)が発生す
る。
【0118】また、第2のバッファ339には、定電圧
A(=−1.05V)が入力される。このとき、入出
力に−1.05Vのオフセットが設けられているため、
出力電圧VCは、−(1.05+1.05)V、すなわ
ち、−2.10Vとなる。
【0119】VA(=−1.05V)とVB(=−1.5
5V)の切り換えは、トランスミッションゲート334
および335を用いて行う。
【0120】また、VA(=−1.05V)またはV
B(=−1.55V)の出力時には、NMOSトランジ
スタ326がオフし、一方、NMOSトランジスタ33
2がオンする。よって、この場合は、出力段トランジス
タ325が出力ドライバとして使用される。また、VC
(=−2.10V)の出力時には、NMOSトランジス
タ326がオン、NMOSトランジスタ332がオフと
なり、この場合は、出力段トランジスタ333が出力ド
ライバとして使用される。
【0121】このようにして、定電圧VA,VB,VC
得られる。
【0122】図5に示されるように、制御レジスタ30
2a,302bのデータが共に「0」の状態から、制御
レジスタ302aのデータのみを「1」とし、続いて、
制御レジスタ302bのデータのみを「1」とするよう
に順次に設定を変更すると、これに応じて、内部電源電
位V203は、−1.05Vから−1.55Vへ、そして
−2.10Vへと段階的に切り替わる。VDDはグラン
ドに固定されているため、この段階的な切り換えによっ
て、徐々に内部電源電圧が上昇することになる。
【0123】このような内部電源電位のシフトは、図1
の回路において、CPU101が使用するクロックを変
更するとき(低速クロックから高速クロックに変更する
とき)に、その変更に連動して実行される。
【0124】つまり、図1において、低速モード用発振
回路107を使用している状態から高速モード用発振回
路108を使用する状態に切り換える場合、CPU10
1は、まず、上述のように段階的に内部電源電圧を上昇
させ、最終的な電圧が安定した後に高速モード用発振回
路108をオンさせ、高速発振クロックをCPUクロッ
ク制御回路109を介して自己に入力させる。
【0125】高速クロックから低速クロックに切り換え
る際には、逆の動作を行う。つまり、CPU101は、
図5に示されるように、制御レジスタ302bのみデー
タが「1」の状態から、制御レジスタ302aのデータ
のみを「1」とし、続いて、制御レジスタ302a,3
02bのデータが共に「0」とするように順次に設定を
変更する。これに応じて、内部電源電位V203は、−
2.10Vから−1.55Vへ、そして−1.05Vへ
と順次に段階的に切り替わる。これにより、内部電源電
圧が下がるる。そして、最終的な電圧が安定した後に低
速モード用発振回路107をオンさせ、低速発振クロッ
クをCPUクロック制御回路109を介して自己に入力
させる。
【0126】このような段階的な電源電圧の切り換えに
より、図6に示すように、電源電圧の切り換えに伴う記
憶データの反転が防止される。つまり、図30の場合と
同じ条件で電源電圧のシフトを行っても、記憶データは
ロジック回路のしきい値電圧と交差することがなく、し
たがって、電源電圧の切り換えの前後で記憶データの
「H」,「L」はそのまま維持される。
【0127】このように、本実施の形態によると、マイ
クロコンピュータの信頼性を損なうことなく、高速動作
と低消費電力性とを両立できる。
【0128】なお、本実施の形態では、定電圧回路10
2は電圧レベルとして3レベルを発生し、段階的に電圧
を変化(シフト)させていくようになっているが、これ
に限定されるものではなく、同様に、4レベル以上の電
圧を発生し、段階的に電圧をシフトしていくような例も
容易に実現可能である。
【0129】電源電圧の急激な変化を避けるという観点
からは、中間レベルは多いほうがよい。無段階のアナロ
グ的な変化が望ましい。ただし、中間レベルを多く設定
するためには、回路面積が大きくなるため、無制限に増
やすことはできない。
【0130】また、VSSをGNDとし、VDDを正電
源(0Vより高い電圧源)として使用する場合には、
「H」データが「L」データに変化(反転)してしまう
危険性がある。したがって、この場合にも、3レベル以
上の異なった出力電圧を発生できる定電圧回路から2ス
テップ以上で段階的にレベルを変化させることにより、
異常動作、誤動作防止が同様に可能である。
【0131】(2)第2の実施の形態 次に、図7を用いて第2の実施の形態を説明する。
【0132】本実施形態の特徴は、定電圧回路102に
おいて、専用のタイマー105を設けたことである。定
電圧発生回路104の構成は、図1〜図4と同じであ
る。
【0133】本実施の形態では、CPU101がクロッ
クの切り換え命令を、制御レジスタ(図2〜図4の参照
番号302)に設定すると、その後は、定電圧制御回路
103が専用のタイマー105を用いながら定電圧発生
回路104を制御し、内部電源電位V203を段階的に、
自動的に切り換える。したがって、CPU101の負担
が軽減されると共に、誤命令による内部電源電位の急激
な変化が防止される。
【0134】図8に示されるように、専用のタイマー1
05は、例えば、D型フリップフロップQ1,Q2で構
成することができる。この場合、専用のタイマー105
の経時機能は、動作クロックCLKの周期の変化によっ
て調整することができる。
【0135】なお、参照番号401は制御レジスタであ
り、図2〜図4の参照番号302に相当するものであ
る。本実施の形態では、上述のとおり、クロックの切り
換え命令だけを設定できればよいため、制御レジスタ4
01を1個設けるだけでよい。また、参照番号402は
デコード回路であり、図2〜図4の参照番号303に相
当するものである。
【0136】図9は、図8の回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【0137】図7において、CPU101によって制御
レジスタ401に「H(=1)」が設定されると、その
データは、定電圧制御タイマー105に入力される。そ
のデータはタイマー105のクロック信号CLKと同期
してD型フリップフロップQ1,Q2へとシフトしてい
く。つまり、時刻t10に、D型フリップフロップQ1
の出力が「H」に変化し、続いて、時刻t11に、D型
フリップフロップQ2の出力が「H」に変化する。
【0138】これに伴って、定電圧の制御信号であるV
REG1,VREG2,VREG3のレベルが時刻t1
0,t11に変化する。その結果、図5に示されたのと
同様の制御信号が発生し、これにより、内部電源電位V
203が段階的に切り替わる。
【0139】また、図7において、CPU101によっ
て制御レジスタ401に「L(=0)」が設定された場
合には、同様に、時刻t12,t13に、定電圧の制御
信号であるVREG1,VREG2,VREG3のレベ
ルが順次に変化し、内部電源電位V203が段階的に切り
替わる。
【0140】専用のタイマー105に入力されるクロッ
ク(CLK)の周期(周波数)を適宜に変更することに
より、内部電源電位V203のレベルの段階的な切り換え
に要する時間を調整することができる。なお、クロック
(CLK)としては図1の分周回路110の分周クロッ
クを使用すればよい。
【0141】以上説明した、本実施の形態によれば、C
PU101が定電圧レベルを決めるデータを、逐次に制
御レジスタに設定する必要がなくなり、CPU101の
負荷が軽減されると共に、誤ったレジスタ設定が防止さ
れ、内部電源電圧の急激な変化が防止される。
【0142】なお、専用のタイマーがない場合には、代
わりに、図1に示される汎用のタイマー111を使用す
ることも可能である。
【0143】(3)第3の実施の形態 次に、図10を用いて第3の実施の形態を説明する。
【0144】本実施形態の特徴は、定電圧回路102に
おいて、任意電圧発生回路550を設け、出力電圧のレ
ベルを任意に設定できるようにしたことである。
【0145】図11に示すように、任意電圧発生回路5
50は、例えば、図3の構成におけるバッファ回路33
8,339を、負帰還増幅器551,552により置換
することにより実現できる。
【0146】つまり、図11において、差動回路501
の非反転端子(+)の入力がVAであるとすると、端子
203に発生する内部電源電位V203は、次の(4)式
のように表すことができる。
【0147】 V203=VA・(1+R2/R1) ・・・(4) したがって、負帰還抵抗R1およびR2の抵抗値を外部
から調整することにより、内部電源電位V203のレベル
を任意に設定することができる。
【0148】図12は、図11の負帰還増幅器551
(552)の具体的構成例を示す。差動回路501と、
負帰還抵抗の部分504とを分離し、負帰還抵抗の部分
504を端子203,204に対して外付けする構成に
より、抵抗R1およびR2の抵抗値を外部から調整する
ことが可能となる。
【0149】このように、外付けされる抵抗の抵抗値に
応じて、内部電源電位V203のレベルを任意に設定でき
る。これにより、CPUを高速モードで動作させる際の
発振周波数に適合させて、V203のレベルを適切に決め
ることができる。したがって、マイクロコンピュータが
広範囲の発振周波数に対応することができるようにな
り、マイクロコンピュータの汎用性を向上できる。
【0150】なお、本実施の形態では、外付けする抵抗
の抵抗値を調整しているが、これに限定されるものでは
ない。例えば、内部調整用抵抗を内蔵させ、制御端子を
介して与える制御信号によって、使用する内部調整用抵
抗を選択し、これにより、オペアンプのゲインを調整す
るようにしてもよい。
【0151】(4)第4の実施の形態 次に、図13を用いて第4の実施の形態を説明する。
【0152】本実施形態の特徴は、定電圧回路102に
おいて、定電圧制御回路103’が、内部電源電位V
203の切り換え制御信号VREG1,VREG2,VR
EG3のレベルの段階的な切り換えのみならず、さら
に、高速モード用発振回路108のオン/オフと、CP
Uクロック制御回路109におけるクロック切り換え
を、一括して行うようにしたことである。
【0153】図13において、「OSCC」は高速モー
ド用発振回路108をオン/オフ制御するための制御信
号であり、「CLKCHG」はCPUクロック制御回路
109において低速クロック/高速クロックのいずれか
を選択するための制御信号である。
【0154】VREG1,VREG2,VREG3,O
SCC,CLKCHGの各制御信号を連動して一括して
出力するための定電圧制御回路103’の構成例が図1
4に示される。
【0155】図14に示される定電圧制御回路103’
は、D型フリップフロップQ0〜Q7からなるシフトレ
ジスタと、ゲートG1〜G5からなるデコード回路とを
組み合わせて構成できる。
【0156】D型フリップフロップQ0〜Q7の各出力
電圧の変化ならびに、VREG1,VREG2,VRE
G3,OSCC,CLKCHGの各制御信号の発生のタ
イミングは、図15のようになる。
【0157】図15において、「T1」はV203のレベ
ルが安定するまでに要する時間、「T2」は、高速モー
ド用発振回路108の発振が安定するために要する時間
を意味し、例えば、1msec程度である。
【0158】「T1」は短時間でも、もしくは無くても
問題はないが、「T2」は必ず確保されなければならな
い。
【0159】次に、図13に示される発振回路106’
における、高速モード用発振回路108、ならびにCP
Uクロック制御回路109の具体的な構成例を、図14
を用いて説明する。
【0160】高速モード用発振回路108は、セラミッ
ク振動子601を用いた発振回路であり、端子TAの発
振出力の位相をCMOSインバータ(INV)を用いて
反転し、端子TBを介して振動子601に帰還させる構
成となっている。
【0161】図16中、NMOSトランジスタ602お
よびPMOSトランジスタ603が発振動作のオン/オ
フ制御を行っている。すなわち、NMOSトランジスタ
602のゲートおよびPMOSトランジスタ603のゲ
ートは、上述の制御信号OSCCにより駆動され、そし
て、NMOSトランジスタ602がオンするときは高速
クロックが出力され、一方、PMOSトランジスタ60
3がオンするときは発振が停止され、高速クロックは出
力されない。
【0162】また、図16に示されるCPUクロック制
御回路109は、低速モード用発振回路107からの低
速クロックと高速モード用発振回路108からの高速ク
ロックとを入力とし、上述の制御信号CLKCHGのレ
ベルに応じて、いずれかのクロックを選択して出力する
ように構成されている。この出力クロック(CPUCL
K)は、図13のCPU101に供給される。
【0163】以上の構成により、内部電源電位V203
レベルの段階的な切り換え、高速モード発振の開始/停
止,CPUクロックの切り換えといった一連の制御をす
べて、ハードウエアを用いて自動的に行うことができ
る。
【0164】これにより、使用するクロックと使用する
電源電圧の整合性が常に保たれる。したがって、CPU
101の負担が軽減されると共に、ソフトウェアによる
誤ったシーケンスの実行が生じる危険性がなくなる。
【0165】なお、高速モード用発振回路108として
は、図16のセラミック振動子を用いたもの以外に、図
17に示すようなRC発振回路(抵抗701および容量
702を使用する発振回路)も使用可能である。
【0166】なお、以上の例では、複数の発振回路を有
し、一方の発振回路の電圧を変化させる場合について説
明したが、これに限定されるものではなく、一つの発振
回路で、発振周波数を変化させることにより低速動作モ
ードと高速動作モードを切り替えるようにしてもよい。
【0167】また、上述の例では、低速モード用発振回
路の電源を高速モード用発振回路と共通としてあるが、
これに限定されるものではない。つまり、高電圧印可に
伴う低速モード用発振回路の発振特性が問題になる場合
は、低速モード発振回路には常に一定の電源電圧を供給
すればよい。
【0168】(5)第5の実施の形態 上述した本発明のマイクロコンピュータを内蔵した、各
種の電子機器について、図18,図19,図20,図2
1を用いて説明する。
【0169】図18では、上述した本発明のマイクロコ
ンピュータは、エアコンのリモートコントローラ910
0に内蔵されている。このコントローラ9100は、エ
アコン9000を制御するもので、液晶表示器9200
に動作状態を表示できるようになっている。
【0170】図19では、上述した本発明のマイクロコ
ンピュータは、電卓9300に内蔵されている。この電
卓9300は、入力キー9410および液晶表示器94
00を有している。
【0171】図20では、上述した本発明のマイクロコ
ンピュータは、携帯電話機9500に内蔵されている。
この携帯電話機9500は、入力キー9420および液
晶表示器9600を有している。
【0172】上述の電子機器は、例えば、電池(太陽電
池を含む)を用いた携帯用の電子機器である。
【0173】このような電子機器に内蔵されている、本
発明のマイクロコンピュータの全体構成の概要を図21
に示す。図21のマイクロコンピュータ(MC)は、図
18に示されるエアコンのコントローラに内蔵されるも
のであるが、図19および図20の電子機器にも適用で
きるものである。
【0174】図21に示されるマイクロコンピュータ
(MC)は、図1に図示される機能ブロックの他に、入
力回路9640,出力回路9690,ROM9670,
RAM9680,液晶パネル駆動回路9700,赤外線
出力コントローラ9710等を有している。
【0175】入力回路9640や出力回路9690は、
例えば、入力キー9410等との間の通信インタフェー
ス回路である。また、液晶パネル駆動回路9700は、
液晶表示器9200等を駆動して時計表示や各種の状態
表示を行わせる回路である。また、赤外線出力コントロ
ーラ9710は、スイッチングトランジスタQ100を
介して、赤外発光ダイオードD1をオン/オフ駆動する
回路である。
【0176】本発明のマイクロコンピュータ(MC)で
は、赤外発光ダイオードD1のオン/オフ駆動に際して
はCPU101のクロックとして高速クロック(例え
ば、セラミック振動子Z1を利用して作成される)を使
用し、液晶による表示のみの場合には低速クロック(例
えば、セラミック振動子Z2を利用して作成される)を
使用する。
【0177】そして、高速クロックを用いるときは、高
レベルの電源電圧を使用してCPU101の高速動作を
可能とし、低速クロックを用いるときは、低レベルの電
源電圧を使用して消費電力の削減を図る。そして、電源
電圧のレベルの切り換えに際しては、上述したように、
段階的な切り換えを行って回路の誤動作等を、防止す
る。
【0178】以上は、赤外線による制御の場合である
が、電卓の場合も、同様の効果を得ることができる。
【0179】つまり、電卓において、キー入力無しの場
合には、低速モードの発振クロックを用いて動作させて
おき、キー入力が有った場合に、計算処理を、高速モー
ド用発振器の高速クロックを使用して行う場合がある。
【0180】このような場合、高速クロックを用いると
きは、高レベルの電源電圧を使用してCPU101の高
速動作を可能とし、低速クロックを用いるときは、低レ
ベルの電源電圧を使用して消費電力の削減を図る。そし
て、電源電圧のレベルの切り換えに際しては、上述した
ように、段階的な切り換えを行って回路の誤動作等を、
防止する。
【0181】このように、本発明の各種の電子機器で
は、低消費電力性と高速処理性を、信頼性を確保しつつ
両立できる。
【0182】(6)第6の実施の形態 図21に示したマイクロコンピュータ(MC)は、図2
2に示すように一つの、シリコンチップ9810にCP
U101等を集積した半導体装置として、実現すること
ができる。
【0183】(7)第7の実施の形態 図23は、本発明を適用した、個人用携帯型情報機器1
000の外観を示す図である。
【0184】この情報機器1000は、ICカード11
00、同時通訳システム1200、手書用スクリーン1
300、テレビ会議システム1400a,1400b、
地図情報システム1500、液晶表示画面1660を有
する。
【0185】さらに、情報機器1000は、入出力イン
タフェースユニット1600において、ビデオカメラ1
610,スピーカ1620,マイクロホン1630,入
力用ペン1640,イヤホン1650を有する。
【0186】このような個人用携帯型情報機器1000
には、図24に示すような、DSP(デジタルシグナル
プロセッサ)2100が使用されている。
【0187】このDSP2100を構成する回路のう
ち、レジスタ2201,2205,2206や、SRA
M2202は、電源電圧の切り換えの際に、上述のマイ
クロコンピュータの場合と同様に、記憶データの反転が
発生する危険性がある回路である。
【0188】例えば、図25に示すように、SRAMの
メモリセル2212は、MOSトランジスタM100,
M200により構成されるフリップフロップを有する。
【0189】仮に、内部電源電位V203を切り換える
と、MOSトランジスタM100,M200のスレショ
ルド電圧の切り替わりに対し、ゲート電位の切り替わり
が遅れる可能性があり、この場合には、記憶データの破
壊が生じる。したがって、この場合も、内部電源電位V
203の段階的な切り換えが有効となる。
【0190】図24のDSP2100は、図26の下側
に示すように、シリコンチップ9820に回路を集積し
て、半導体装置として実現できる。そして、例えば、図
22に示した半導体装置化されたマイクロコンピュータ
とバスにより接続して使用される。図26において、内
部電源電圧発生回路9660a,9660bが、順次に
レベルの異なる内部電源電位V203を発生するようにな
っている。
【0191】このように、本発明は、電源電圧を切り換
える機能を有する半導体装置全般に適用できる。
【0192】一般に、半導体装置での素子応答速度は電
源電圧が高いほうが早い。このことから発振回路での発
振周波数を変更しないで、半導体装置内の個別半導体素
子の応答速度をあげるため、特定の動作モードにおい
て、個別半導体素子の応答速度を速くしたい場合のみ電
源電圧を高くする場合がある。この場合においても、電
源電圧が変化する過程で中間電位を設け、段階的に電位
変化をさせることにより異常動作、誤動作を防止するこ
とができる。
【0193】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の、第1の実施の形態(マイクロコンピ
ュータの内部電源電圧を段階的に切り換えるもの)を示
すブロック図である。
【図2】図1のより具体的な構成例を示すブロック図で
ある。
【図3】図2のより具体的な構成例を示すブロック図で
ある。
【図4】図3のより具体的な構成例を示すブロック図で
ある。
【図5】図4の構成の主要な動作を説明するためのタイ
ミングチャートである。
【図6】図1〜図5に示される構成の効果の一例を説明
するための図である。
【図7】本発明の、第2の実施の形態(マイクロコンピ
ュータの制御にタイマーを用いるもの)を示すブロック
図である。
【図8】図7の実施形態の主要部における、具体的な構
成例を示す図である。
【図9】図8の構成の動作を説明するためのタイミング
チャートである。
【図10】本発明の、第3の実施の形態(マイクロコン
ピュータの内部電源電圧を任意の値に可変できるように
したもの)を示すブロック図である。
【図11】図10の実施形態の主要部における、具体的
な構成例を示す図である。
【図12】図11の構成の主要部(出力バッファ)の具
体的な構成例を示す図である。
【図13】本発明の、第4の実施の形態(マイクロコン
ピュータの制御を、制御回路が一括して行うもの)を示
すブロック図である。
【図14】図13の実施形態の主要部における、具体的
な構成例を示す図である。
【図15】図14の構成の動作を説明するためのタイミ
ングチャートである。
【図16】図13の実施形態の発振回路(およびその周
辺の回路)の具体例を示す図である。
【図17】図13の実施形態の発振回路(およびその周
辺の回路)の、他の具体例を示す図である。
【図18】本発明の第5の実施形態(エアコンのコント
ローラ)を示す図である。
【図19】本発明の第6の実施形態(電卓)を示す図で
ある。
【図20】本発明の第7の実施形態(携帯電話機)を示
す図である。
【図21】図18〜図20の各実施形態に使用される制
御用電子回路の具体的構成例を示す図である。
【図22】本発明の第8の実施形態(図21の電子回路
をワンチップ化した半導体装置)を示す図である。
【図23】本発明の第9の実施形態(マルチメデイア情
報端末)を示す図である。
【図24】図23の実施形態に内蔵される、DSP(デ
ジタルシグナルプロセッサ)の構成例を示す図である。
【図25】図24中の、SRAMにおけるのメモリセル
の回路構成を示す図である。
【図26】本発明の第10の実施形態(図23の実施形
態に使用される電子回路を集積した半導体チップを複数
用いて構成される半導体装置)を示す図である。
【図27】マイクロコンピュータのCPUの構成の一例
を示す図である。
【図28】外部から与えられる電源電圧より低い電圧で
動作する回路の一部を示す図である。
【図29】本発明前に本発明者によって検討された技術
内容を説明するための図である。
【図30】本発明前に本発明者によって検討された技術
内容を説明するための図である。
【図31】本発明前に本発明者によって検討された技術
内容を説明するための図である。
【符号の説明】
101 中央演算処理装置(CPU) 102 定電圧回路 103 定電圧制御回路 104 定電圧発生回路 105 定電圧制御タイマー 106 発振回路 107 低速モード用発振回路 108 高速モード用発振回路 109 CPUクロック制御回路 110 分周回路 111 タイマー 112 定電圧系回路 201 正極電源(VDD)端子 202 負極電源(VSS)端子 203 内部電源(VREG) 204 内部電源(VREG)調整用端子 301 定電圧レベル制御レジスタ 302 定電圧レベル制御レジスタ 303 選択回路A 304 レベルシフタ 305 レベルシフタ 306 レベルシフタ 325 Nチャンネル出力ドライバ 333 Nチャンネル出力ドライバ 334 トランスミッションゲート 335 トランスミッションゲート 336 基準電圧発生回路 337 基準電圧発生回路 338 差動増幅回路 339 差動増幅回路 401 定電圧レベル制御レジスタ 402 選択回路 501 差動増幅回路 502 Nチャンネル出力ドライバ 504 負帰還回路 601 セラミック振動子 602 高速モード用発振回路のオン/オフ制御用N型
MOSトランジスタ 603 高速モード用発振回路のオン/オフ制御用P型
MOSトランジスタ 604 低速モード用原振クロック 605 高速モード用原振クロック 701 RC発振用抵抗 702 RC発振用コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/78 510 P

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも半導体装置内の一部の領域の
    電源電圧を切り換えることができる半導体装置であっ
    て、 前記電源電圧を発生させる定電圧回路を具備し、この定
    電圧回路は、 少なくとも第1,第2および第3の電圧値(第1の電圧
    値の絶対値は第2の電圧値の絶対値より小さく、第2の
    電圧値の絶対値は第3の電圧値の絶対値より小さいもの
    とする)をもつ各電圧を発生する電圧発生手段と、 前記第1の電圧値と第3の電圧値との間で発生電圧の切
    換を行う場合に、一旦前記第2の電圧値を発生させ、し
    かる後、第1または第3の電圧値への切換を行わせ、こ
    れによって段階的な電圧の切換を実現する電圧発生手段
    の制御手段と、を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記電圧発生手段の
    制御手段は、タイマー手段を利用して、段階的な電圧の
    切換のためのタイミング制御を行うことを特徴とする半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記定電圧回路にお
    ける前記電圧発生手段は、前記第1,第2および第3の
    電圧値を任意の値に調整するための調整手段を有してい
    ることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 電源電圧として、第1の電源電圧および
    この第1の電源電圧より絶対値が小さい第2の電源電圧
    のいずれかを選択して使用できる半導体装置であって、 前記第1の電源電圧と、前記第2の電源電圧と、前記第
    1の電源電圧と第2の電源電圧の中間の電位の定電圧と
    を発生させることができる電圧発生回路と、 前記第1の電源電圧によっても、また前記第2の電源電
    圧によっても動作可能であり、かつ、信号伝達路によっ
    て相互に接続された第1および第2のゲート回路と、を
    具備し、 前記第1および第2のゲート回路の電源電圧を、前記第
    1および第2の電源電圧の間で切り換える際、前記電圧
    発生回路は、まず、前記中間の電位の定電圧を発生さ
    せ、しかる後、前記第1または第2の電源電圧を発生さ
    せ、これによって段階的な電源電圧の切換が実現される
    ことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記第1および第2
    のゲート回路は絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(M
    OSFET)により構成され、かつ、それぞれ電源電圧
    に依存して変化するしきい値電圧を有しており、 それらのしきい値電圧の電圧値のうちの少なくとも一つ
    は、前記第1または第2の電源電圧の電圧値に近似した
    値となっていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項4において、半導体装置は、低消
    費電力が優先される動作モードと、高速動作または高負
    荷駆動が優先される動作モードとを有し、 低消費電力が優先される動作モードでは、少なくとも半
    導体装置内の一部の領域における電源電圧として前記第
    1の電源電圧を用い、高速動作または高負荷駆動が優先
    される動作モードでは前記第2の電源電圧を用いること
    を特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項4において、半導体装置は、電池
    を用いた携帯用電子機器の制御回路を半導体チップに集
    積してなることを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】 第1のクロックと、この第1のクロック
    より低い周波数の第2のクロックを出力できるクロック
    出力回路と、 このクロック出力回路から出力される前記第1のクロッ
    クまたは第2のクロックを用いて動作するCPU(中央
    処理装置)と、 第1の電源電圧と、この第1の電源電圧よりも絶対値が
    小さい第2の電源電圧と、前記第1の電源電圧と第2の
    電源電圧の中間の電位の定電圧とを発生させることがで
    きる電圧発生回路と、 この電圧発生回路の動作を制御する制御回路とを具備
    し、 前記制御回路は、CPUが前記第1のクロックを用いて
    動作する場合には、前記電圧発生回路から前記第1の電
    源電圧を発生させ、前記第2のクロックを用いて動作す
    る場合には、前記電圧発生回路から前記第2の電源電圧
    を発生させ、かつ、第1の電源電圧と第2の電源電圧と
    の間の切り換えに際しては、まず、前記中間の電位の定
    電圧を発生させ、しかる後、前記第1または第2の電源
    電圧を発生させて段階的な電源電圧の切換が行われるよ
    うに前記電圧発生回路の動作を制御することを特徴とす
    るマイクロコンピュータ。
  9. 【請求項9】 請求項8において、前記制御回路は、発
    生させるべき電圧を指定する前記CPUからの指示を設
    定するためのレジスタと、このレジスタの出力信号をデ
    コードし、そのデコード出力を前記電圧発生回路に供給
    するデコーダとを有し、 また、前記電圧発生回路は、絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタ(MOSFET)を用いた差動回路を具備して
    なる少なくとも2つの定電圧回路と、これらの定電圧回
    路の出力を入力とする少なくとも2つのバッファ回路と
    を有し、 それらのバッファ回路の少なくとも一つは入出力にオフ
    セットを持っており、 前記定電圧回路のそれぞれから出力される電圧値が異な
    る定電圧を、前記バッファを介してそのまま出力させる
    のみならず、前記オフセットを前記定電圧に付加して出
    力させることにより、前記定電圧回路の数より多い数の
    電圧値が異なる定電圧を発生させ、その各定電圧を、前
    記デコーダのデコード出力に対応した電源電圧として選
    択的に出力するようになっていることを特徴とするマイ
    クロコンピュータ。
  10. 【請求項10】 請求項8において、前記制御回路はタ
    イマー手段を具備しており、この制御回路は、前記CP
    Uからの電圧の切換の指示を受けると、前記タイマー手
    段を利用して、段階的な電圧の切換のための一連のタイ
    ミング制御信号を発生させて前記電圧発生回路に出力
    し、この電圧発生回路から所定の間隔で所定の電圧を順
    次に発生させて段階的な電圧切換を行わせることを特徴
    とするマイクロコンピュータ。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記タイマー手
    段は、制御クロックによって動作するシフトレジスタに
    より構成されていることを特徴とするマイクロコンピュ
    ータ。
  12. 【請求項12】 請求項8において、電圧発生回路は、
    発生電圧の電圧値を調整するための調整手段を有するこ
    とを特徴とマイクロコンピュータ。
  13. 【請求項13】 請求項12において、電圧発生回路
    は、定電圧回路と、この定電圧回路の出力を入力とする
    負帰還増幅回路とを有しており、前記発生電圧の電圧値
    を調整するための調整手段は、前記負帰還増幅回路の帰
    還抵抗の値を変化させる手段からなることを特徴とする
    マイクロコンピュータ。
  14. 【請求項14】 第1のクロックを発生する第1の発振
    回路と、前記第1のクロックより低い周波数の第2のク
    ロックを発生する第2の発振回路と、クロック選択信号
    を受けて前記第1および第2のクロックを選択して出力
    するクロック選択回路と、を具備するクロック出力回路
    と、 このクロック出力回路から出力される前記第1のクロッ
    クまたは第2のクロックを用いて動作するCPU(中央
    処理装置)と、 前記第1のクロックを用いた動作のための第1の電源電
    圧と、前記第2のクロックを用いた動作のための、前記
    第1の電源電圧よりも絶対値が小さい第2の電源電圧
    と、前記第1の電源電圧と第2の電源電圧の中間の電位
    の定電圧とを発生させることができる電圧発生回路と、 前記CPUからのクロック切換を行う旨の指示を受け、
    前記電圧発生回路の制御信号および前記クロック選択信
    号を作成し、それぞれの信号を前記電圧発生回路と前記
    クロック選択回路に与えて電源電圧の段階的な切換とク
    ロックの切換とを連動させて制御する制御回路と、を有
    することを特徴とするマイクロコンピュータ。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記制御回路
    は、制御クロックによって動作するシフトレジスタによ
    り構成されていることを特徴とするマイクロコンピュー
    タ。
  16. 【請求項16】 請求項14において、CPUはプログ
    ラムの1命令を実行することによって前記クロック切換
    を行う旨の指示を前記制御回路に与え、その後は、前記
    制御回路が単独で、電圧ならびにクロックの切換のため
    の一連の動作を実行することを特徴とするマイクロコン
    ピュータ。
  17. 【請求項17】 請求項14において、前記制御回路
    は、CPUからクロック切換を行う旨の指示を受ける
    と、電圧発生回路の制御信号とクロック選択信号の他
    に、さらに、前記第1の発振回路または第2の発振回路
    からのクロック信号の発生/非発生を制御する発振制御
    信号を作成し、出力することを特徴とするマイクロコン
    ピュータ。
  18. 【請求項18】 請求項14において、マイクロコンピ
    ュータは、電池を用いた携帯用電子機器の制御に使用さ
    れることを特徴とする、マイクロコンピュータ。
  19. 【請求項19】 請求項1〜6のいずれかに記載の半導
    体装置を内蔵する電子機器。
  20. 【請求項20】 請求項19において、電子機器は、電
    池を電源とする携帯用電子機器であることを特徴とする
    電子機器。
  21. 【請求項21】 請求項19において、電子機器に内蔵
    された半導体装置は、電池の出力電圧よりも低い、電子
    機器の内部で作成された内部電源電圧によって動作する
    ことを特徴とする電子機器。
  22. 【請求項22】 請求項19において、電子機器は、液
    晶表示器を具備する個人用携帯型情報機器であることを
    特徴とする電子機器。
  23. 【請求項23】 請求項8〜17のいずれかに記載のコ
    ンピュータを用いた電子機器。
  24. 【請求項24】 請求項23において、電子機器は、電
    池を電源とする携帯用電子機器であることを特徴とする
    電子機器。
  25. 【請求項25】 請求項23において、電子機器に内蔵
    されたマイクロコンピュータは、電池の出力電圧よりも
    低い、電子機器の内部で作成された内部電源電圧によっ
    て動作することを特徴とする電子機器。
  26. 【請求項26】 請求項23において、電子機器は、液
    晶表示器を具備する個人用携帯型情報機器であることを
    特徴とする電子機器。
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