JPH0886668A - 車両用表示装置 - Google Patents

車両用表示装置

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JPH0886668A
JPH0886668A JP22334694A JP22334694A JPH0886668A JP H0886668 A JPH0886668 A JP H0886668A JP 22334694 A JP22334694 A JP 22334694A JP 22334694 A JP22334694 A JP 22334694A JP H0886668 A JPH0886668 A JP H0886668A
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稔正 赤沢
Hideo Shibuya
英雄 渋谷
Toshihiko Hayashi
敏彦 林
Osamu Katsumata
修 勝間田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の状態について、運転者に負担を感じさ
せずに注意を促すことができる。 【構成】 メモリコントローラ17は、予め各種車両デ
ータに対する閾値が設定されており、RAM14に記憶
されている各種車両データに対し、この閾値を越えてい
る車両データを検出する。つまり、メモリコントローラ
17は、予め設定された閾値を越える車両データがあっ
た場合、例えば、車速が閾値を越えた場合には、ビデオ
RAM16から速度計を拡大表示した表示形態を検出し
D/A18を介して送出する。また、メモリコントロー
ラ17は、閾値を越える車両データがない場合には、ビ
デオRAM16から通常の表示形態を検出しD/A18
を介して送出する。スイッチャー30は、メモリコント
ローラ17が出力する車両データの計器表示又はメモリ
コントローラ21が出力するカメラ映像のいずれかに切
換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両内に設置され、走
行車両に必要な車速、走行距離、燃料容量、冷却水温等
に対し、計器表示する車両用表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用表示装置は、TFT(薄膜
トランジスタ)の発達により、走行車両に必要な車速、
走行距離、燃料容量、冷却水温等のグラフィック表示が
可能となった。また、従来の車両表示装置は、カラー表
示も可能となったため、車両の状態の表示、例えば、車
両のドアがきちんとしまっていない場合には、ドアの絵
が赤やオレンジ色に点灯することにより、運転者に対し
車両の状態に関して注意を促すことができるようになっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の車両用表示装置では、車両の状態に対して運転者
に注意を促したい場合、音によって注意を促す方法があ
るが、例えば、車速が閾値を越えた際に音で注意を促す
場合には、車速が閾値を越えている間じゅう、音が鳴り
続けるため、運転者に不快感を与え快適な運転の妨げと
なってしまうという問題を有していた。
【0004】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、車両の状態について、運転者に負担を感じさせずに
注意を促すことができる優れた車両用表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、車両用表示装置に、車両のデータを計器表
示する計器表示部と、この車両の各データに対して計器
表示する計器表示部と、この各データの閾値を予め設定
し、上記検出部が検出した各データがこの閾値を越える
か否かを判定する判定手段と、車両の各データのうち、
任意のひとつデータを上記表示部上で計器を拡大表示し
た表示形態を、各データ毎に記憶する表示形態記憶手段
と、上記判定手段がデータが閾値を越えたと判定する
と、上記表示形態記憶手段からこの閾値を越えたデータ
に対し計器を拡大表示した表示形態を取り出し、上記表
示部にこの取り出した表示形態で表示する制御部とを設
けたものである。
【0006】
【作用】本発明は上記手段により、車両の状態に関する
各種データのうち、閾値を越えたデータについては、計
器の拡大表示を行う。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を用い
て説明する。図1は、本実施例における車両用表示装置
の構成ブロック図である。図1において、液晶部1は、
グラフィック生成部2の車両データ(つまり、車速度、
エンジンの回転数、燃料容量等のデータ)、又はビデオ
信号処理部3のカメラ(車両の後方に設置され、車両後
方を撮像する)映像を表示する。切換え部4は、グラフ
ィック生成部2、又はビデオ信号処理部3のいずれかに
切換えるか、グラフィック生成部2及びビデオ信号処理
部3の両方と接続し、それぞれのデータに対し、液晶部
1を図5のように二分割して表示する。
【0008】次にグラフィック生成部2内の構成につい
て説明する。CPU11は、本実施例の車、両用表示装
置における制御部である。また、CPU11は、I/F
12を介して車両内に設置された他の制御装置と接続し
ている。ROM13は記憶手段であり、図2のような制
御プログラムを記憶している。RAM14は、記憶手段
であり、A/D15を介して車両データを記憶する。ビ
デオRAM16は、RAM14の車両データにおける表
示形態を記憶する。例えば、ビデオRAM16は、通常
の計器表示である図3のような表示形態や、速度計を拡
大表示した図4のような表示形態を記憶する。
【0009】メモリコントローラ17は、予め各種車両
データに対する閾値が設定されており、RAM11に記
憶されている各種車両データに対し、この閾値を越えて
いる車両データを検出する。つまり、メモリコントロー
ラ17は、予め設定された閾値を越える車両データがあ
った場合、例えば、車速が閾値を越えた場合には、ビデ
オRAM16から図4に示すような表示形態を検出しD
/A18を介して送出する。また、メモリコントローラ
17は、予め設定された閾値を越える車両データがない
場合には、ビデオRAM16から図3のような表示形態
を検出しD/A18を介して送出する。なお、この閾値
は、この値を越えたら事故又は車両故障が発生しやすく
なる目安値である。
【0010】次に、ビデオ信号処理部3内の構成につい
て説明する。メモリコントローラ21は、ビデオ信号処
理部3の制御手段であり、カメラが撮像した映像をデコ
ーダ22、A/D23を介して入力される。ビデオRA
M24は、メモリコントローラ21が入力したカメラ映
像を記憶する。
【0011】切換え部4内のスイッチャー30は、メモ
リコントローラ17が出力する車両データの計器表示又
はメモリコントローラ21が出力するカメラ映像のいず
れかに切換えるか、もしくは計器表示及びカメラ映像の
両方において、液晶部1を図5のように二分割して表示
する。スイッチャー30は、運転手のスイッチ(図示せ
ず)による切換え信号を、I/F12、メモリコントロ
ーラ17、D/A18を介して受信し、この切換え信号
により切換えを行う。
【0012】次に、液晶部1内について説明する。ドラ
イバー31、32は、液晶パネル33に対する表示駆動
回路である。コントローラ34はドライバー31、32
に対する制御手段である。コントローラ34は、スイッ
チャー30がグラフィック生成部2の計器表示側に切換
えている場合には、液晶パネル34全てに図3に示すよ
うな車両データの計器を表示し、ビデオ信号処理部3側
に切り替えている場合には、液晶パネル34全てにカメ
ラ映像を表示する。また、コントローラ34は、スイッ
チャー30がグラフィック生成部2及びビデオ信号処理
部3の両方に接続している場合には、図5に示すように
液晶パネル33に車両データの計器表示とカメラ映像の
両方を表示する。なお、通常は、液晶パネル33は、図
3に示すような表示形態を表示しているものとする。
【0013】次に、上記実施例の動作について説明す
る。上記実施例において、CPU11は、車両データを
A/D15を介してRAM14に記憶する(これは一定
時間の間隔で行われる)(ステップ41)。メモリコン
トローラ17は、この車両データに対し、予め設定した
閾値を越えるデータが存在するか否かを判定(ステップ
42)し、閾値を越える車両データを検出する(ステッ
プ43)と、この閾値を越えた車両データに対し、計器
が拡大表示されている表示形態を、ビデオRAM16か
ら検出する(ステップ44)。また、メモリコントロー
ラ17が、閾値を越える車両データを検出できなかった
(ステップ45)場合には、図3に示すような表示形態
をビデオRAM16から検出する(ステップ46)。
【0014】ビデオ信号処理部3において、メモリコン
トローラ21は、車両後方に設置されたカメラ映像をス
イッチャー30に出力する(ステップ48)。スイッチ
ャー30は、ビデオ信号処理部3の計器表示、拡大表示
した計器表示及びビデオ信号処理部3のカメラ映像を入
力する(ステップ49)。スイッチャー30は、グラフ
ィック生成部2を介して、運転手の有無を検出する(ス
テップ51)。運転手のスイッチが押されていない場合
には、ステップ46の表示形態(つまり図3に示すよう
な表示形態)をコントローラ34によって表示パネルに
表示する(ステップ52)。
【0015】また、スイッチャー30が、運転手のスイ
ッチが一回押されていたことを検出する(ステップ5
3)と、コントローラ34は、ステップ44の図3のよ
うな表示形態、及びステップ48のカメラ映像を、図5
のように液晶パネル33を二分割して表示する(ステッ
プ54)。スイッチャー30が、運転手のスイッチが二
回押されていたことを検出する(ステップ53)と、コ
ントローラ34は、液晶パネル33に、ステップ48の
カメラ映像を表示する(ステップ55)。
【0016】このように、上記実施例によれば、車両デ
ータ計器のうち、閾値を越えた計器を拡大表示すること
により、閾値を越えた車両データに対し運転手に注意を
促すことができるという利点を有する。また、計器を表
示する液晶パネルに対し、運転手の選択によってカメラ
映像のみ、又は計器及びカメラ映像の両方を表示するこ
とにより、液晶パネルに車両データ以外のデータを表示
することができるという効果を有する。
【0017】また、本実施例では、液晶パネルにおい
て、車両データ以外に車両後方に設置したカメラ映像の
表示について述べたが、このカメラ映像以外に、カーナ
ビゲーションの映像及びテレビ映像についても表示でき
る。
【0018】また、本実施例の構成に、液晶パネルを可
変色彩型の液晶パネルにし、ビデオRAMに液晶の表示
データを記憶することにより、液晶パネルの色を運転手
の好みに合わせて任意に変えることができる。また、本
実施例では、閾値を越える車両データに対し、液晶パネ
ル上で拡大表示することを述べたが、この可変色彩型の
液晶パネルを用い、閾値を越えた車両データに対し、こ
の車両データの計器の色のみを変化させることにより、
運転手に対して、閾値を越えた車両データに対して注意
を促すことができる。
【0019】また、本実施例では、液晶パネルの計器表
示において、閾値が越えた車両データに対し、拡大表示
して運転手に注意を促すことを述べたが、各種車両デー
タに対して重要度を予め設定し、重要度の高いデータが
計器の拡大表示しているときに、このデータより重要度
の低いデータが閾値を越えた場合に、この重要度の低い
データに対して一定時間、計器を拡大表示した後に、再
び上記重要度の高いデータに対して計器を拡大表示する
ことにより、常に重要度の高い車両データに対し、運転
手に注意を促すことができるという効果を有する。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記実施例より明らかなよう
に、車両用表示装置に、車両のデータを計器表示する計
器表示部と、この車両の各データに対して計器表示する
計器表示部と、この各データの閾値を予め設定し、上記
検出部が検出した各データがこの閾値を越えるか否かを
判定する判定手段と、車両の各データのうち、任意のひ
とつデータを上記表示部上で計器を拡大表示した表示形
態を、各データ毎に記憶する表示形態記憶手段と、上記
判定手段がデータが閾値を越えたと判定すると、上記表
示形態記憶手段からこの閾値を越えたデータに対し計器
を拡大表示した表示形態を取り出し、上記表示部にこの
取り出した表示形態で表示する制御部とを設け、車両の
状態に関する各種データのうち、閾値を越えたデータに
ついては、計器の拡大表示を行うものであり、閾値を越
えた車両データに対し運転手に注意を促すことができる
ため、運転手に快適且つ安全な運転を提供できるという
効果を有する。
【0021】また、本発明は上記実施例より明らかなよ
うに、車両用表示装置が、自動車の各データの重要度を
予め設定し、重要度の高いデータに対し計器を拡大表示
しているときに、このデータより重要度の低いデータが
閾値を越えた場合に、この重要度の低いデータに対して
一定時間、計器を拡大表示した後に、再び上記重要度の
高いデータに対して計器を拡大表示することにより、常
に重要度の高い車両データに対し、運転手に注意を促す
ことができるため、運転手は意識せずに、常に注意をす
べき車両データに注目することができるという効果を有
する。
【0022】また、本発明は上記実施例より明らかなよ
うに、車両用表示装置に、車両の各データに対して計器
表示をカラー表示で行う表示部と、スイッチによって上
記表示部の計器の背景及び計器それぞれの色彩を変える
表示制御部とを設けることにより、運転手の好みに合わ
せて任意に表示部の色を選択できることにより、運転手
の快適な運転を実現することができるという効果を有す
る。
【0023】また、本発明は上記実施例より明らかなよ
うに、車両用表示装置が、判定部が車両のデータが閾値
を越えたと判定すると、表示部に、このデータの計器表
示に対し、色彩を変化させることにより、車両データの
うち、閾値を越えたデータに対し、運転手に視覚的に注
意を促すことができるという効果を有する。
【0024】また、本発明は上記実施例より明らかなよ
うに、車両用表示装置に、自動車運転に必要な情報及
び、他の情報映像を表示する表示部と、上記表示部全て
に上記自動車運転に必要な情報を表示する表示形態又
は、上記表示部全てに上記他の情報映像を表示する表示
形態に切替える表示形態切替え手段と、切替え開始の信
号を入力する切替え入力手段と、この入力手段から切替
え信号を受信すると、現在の表示形態が、自動車運転に
必要な情報及び他の情報映像を表示する表示形態である
と、上記表示部全てに上記自動車運転に必要な情報を表
示する表示形態又は、上記表示部全てに上記他の情報映
像を表示する表示形態に切替え、現在の表示形態が、上
記表示部全てに上記自動車運転に必要な情報を表示する
表示形態であると、上記表示部全てに上記他の情報映像
を表示する表示形態、又は自動車運転に必要な情報及び
他の情報映像を表示する表示形態に切替える制御部とを
設け、車両データ以外の情報映像を表示することができ
るため、表示部を車両データのみを表示する表示手段と
して利用するのではなく、他の様々な情報映像を表示で
きる多目的な表示手段とすることができるという効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における車両用表示装置の構成ブロッ
ク図
【図2】本実施例における制御動作を示す流れ図
【図3】本実施例における計器表示の表示形態である液
晶パネルの正面図
【図4】本実施例における拡大表示の表示形態である液
晶パネルの正面図
【図5】本実施例における計器表示及びカメラ映像の両
方を表示する液晶パネルの正面図
【符号の説明】
11 CPU(制御部) 16 ビデオRAM(表示形態記憶手段) 17 メモリコントローラ(判定手段) 30 スイッチャー(切換え部) 33 液晶パネル(計器表示部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 勝間田 修 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のデータを計器表示する計器表示部
    と、この車両の各データの閾値を予め設定し、上記検出
    部が検出した各データがこの閾値を越えるか否かを判定
    する判定手段と、車両の各データのうち、任意のひとつ
    のデータを上記表示部上で計器を拡大表示した表示形態
    を、各データ毎に記憶する表示形態記憶手段と、上記判
    定手段がデータが閾値を越えたと判定すると、上記表示
    形態記憶手段からこの閾値を越えたデータに対し計器を
    拡大表示した表示形態を取り出し、上記表示部にこの取
    り出した表示形態で表示する制御部とを備えた車両用表
    示装置。
  2. 【請求項2】 自動車の各データの重要度を予め設定
    し、重要度の高いデータに対し計器を拡大表示している
    ときに、このデータより重要度の低いデータが閾値を越
    えた場合に、この重要度の低いデータに対して一定時
    間、計器を拡大表示した後に、再び上記重要度の高いデ
    ータに対して計器を拡大表示することを特徴とする請求
    項1記載の車両用表示装置。
  3. 【請求項3】 車両の各データに対して計器表示をカラ
    ー表示で行う表示部と、スイッチによって上記表示部の
    計器の背景及び計器それぞれの色彩を変える表示制御部
    とを備えた車両用表示装置。
  4. 【請求項4】 判定部が車両のデータが閾値を越えたと
    判定すると、表示部に、このデータの計器表示に対し、
    色彩を変化させることを特徴とした請求項1又は3記載
    の車両用表示装置。
  5. 【請求項5】 自動車運転に必要な情報及び、他の情報
    映像を表示する表示部と、上記表示部全てに上記自動車
    運転に必要な情報を表示する表示形態又は、上記表示部
    全てに上記他の情報映像を表示する表示形態に切替える
    表示形態切替え手段と、切替え開始の信号を入力する切
    替え入力手段と、この入力手段から切替え信号を受信す
    ると、現在の表示形態が、自動車運転に必要な情報及び
    他の情報映像を表示する表示形態であると、上記表示部
    全てに上記自動車運転に必要な情報を表示する表示形態
    又は、上記表示部全てに上記他の情報映像を表示する表
    示形態に切替え、現在の表示形態が、上記表示部全てに
    上記自動車運転に必要な情報を表示する表示形態である
    と、上記表示部全てに上記他の情報映像を表示する表示
    形態、又は自動車運転に必要な情報及び他の情報映像を
    表示する表示形態に切替える制御部とを備えた車両用表
    示装置。
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JP2014222182A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 矢崎総業株式会社 表示装置
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